JPH0829671A - 自動焦点調節装置及びカメラ - Google Patents

自動焦点調節装置及びカメラ

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JPH0829671A
JPH0829671A JP18794994A JP18794994A JPH0829671A JP H0829671 A JPH0829671 A JP H0829671A JP 18794994 A JP18794994 A JP 18794994A JP 18794994 A JP18794994 A JP 18794994A JP H0829671 A JPH0829671 A JP H0829671A
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lens
image plane
control
time
focus
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JP18794994A
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Masaki Higashihara
正樹 東原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焦点調節を行うべき対象物の移動方向が途中
で切り換わるような場合においても、高い追従性を持っ
たレンズ位置制御(焦点調節制御)を可能とする。 【構成】 焦点調節を行うべき対象物の像面移動の速度
及び加速度によって、該対象物の移動状態を複数のパタ
ーンに分類し、それぞれの移動パターンに応じたアルゴ
リズム及びパラメータを用いて所定時間後の像面位置を
予測する予測演算手段PRSを設け、対象物の移動パタ
ーンそれぞれに応じてアルゴリズム及びパラメータを用
いて、所定時間後の像面位置を予測するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焦点検出結果に基づい
てレンズ駆動動作を繰返し行わせ、過去の複数回の焦点
調節結果に基づいて所定の時間後の像面位置を予測し、
所定時間後の対象物の像面位置とレンズの像面位置を一
致させるべくレンズ駆動を行わせる予測制御手段を備え
た自動焦点調節装置及びカメラの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体の移動に起因する像面位置
の変化によって発生する焦点調節の追従遅れを防止する
ため、この像面位置の変化を検知し、追従遅れに相当す
る追従補正を加えた焦点調節を可能とする自動焦点調節
装置が特開昭63−148218号や特開平2−152
09号等によって開示されている。
【0003】上記従来例では、被写体が近づいているの
か、遠ざかっているのかを検知し、この情報に基づいて
補正量を変え、それぞれの移動方向の追従性能を改善す
ることが記載されている。
【0004】これは、被写体が近づいてくるときには、
補正量が時間とともに増加して補正不足となってしまう
ので補正量を増やし、被写体が遠ざかるときには、補正
量が時間とともに減少して過剰補正となってしまうの
で、補正量を減少させるというものであり、このように
してそれぞれの移動方向の追従性能を改善している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す様に、最初近づいてきた被写体が、その後遠ざか
っていく場合には、その移動方向が切り換る前後の領域
では、被写体が近づいてきているにもかかわらず像面位
置の変化量が減少し、あるいは被写体が遠ざかっている
にもかかわらず像面位置の変化量が増加している。
【0006】このような被写体の移動方向が切り換る前
後の領域で、上記従来例を適用すると、被写体が近づい
てきているにもかかわらず像面位置の変化量が減少して
いる領域で従来のように補正量を増やすと、大幅な過剰
補正となってしまい、また、被写体が遠ざかっているに
もかかわらず像面位置の変化量が増加している領域で従
来のように補正量を減少させると、大幅な補正不足とな
ってしまい、追従性能が低下するという問題があった。
【0007】(発明の目的)本発明の目的は、焦点調節
を行うべき対象物の移動方向が途中で切り換わるような
場合においても、高い追従性を持ったレンズ位置制御を
行うことのできる自動焦点調節装置及びカメラを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、焦点調節を行うべき対象物の像面移動
の速度及び加速度によって、該対象物の移動状態を複数
のパターンに分類し、それぞれの移動パターンに応じた
アルゴリズム及びパラメータを用いて所定時間後の像面
位置を予測する予測演算手段を設け、対象物の移動パタ
ーンそれぞれに応じてアルゴリズム及びパラメータを用
いて、所定時間後の像面位置を予測するようにしてい
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図4は、本発明の第1の実施例に係る自動
焦点調節装置を具備したカメラの構成を示すブロック図
である。
【0011】図4において、PRSはカメラの制御装置
で、例えば内部にCPU(中央処理装置)、ROM,R
AM,A/D変換機能を有する1チップマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンと記す)である。マイコンPR
SはROMに格納されたカメラのシーケンスプログラム
に従って、自動露出制御機能,自動焦点調節機能,フィ
ルムの巻上げ等のカメラの一連の動作を行う。そのため
に、マイコンPRSは同期式通信用信号SO,SI,S
CLK,通信選択信号CLCM,CSDR,CDDRを
用いて、カメラ本体内の周辺回路及びレンズと通信し
て、それぞれの回路やレンズの動作を制御する。
【0012】SOはマイコンPRSから出力されるデー
タ信号、SIはマイコンPRSへ入力されるデータ信
号、SCLKは信号SO,SIの同期クロックである。
【0013】LCMはレンズ通信バッファ回路であり、
カメラが動作中のときにはレンズ用電源端子に電力を供
給すると共に、マイコンPRSからの選択信号CLCM
が高電位レベル(以下、‘H’と記す)のときにはカメ
ラとレンズ間通信バッファとなる。すなわち、マイコン
PRSがレンズ通信バッファ回路CLCMを‘H’にし
て、SCLKに同期して所定のデータをSOから送出す
ると、該回路LCMはカメラ・レンズ間接点を介して、
SCLK,SOの各バッファ信号LCK,DCLをレン
ズへ出力する。それと同時にレンズからの信号DLCの
バッファ信号をSIとして出力し、マイコンPRSはS
CLKに同期して上記SIをレンズからのデータとして
入力する。
【0014】SDRはCCD等から構成される焦点検出
用のラインセンサ装置SNSの駆動回路であり、信号S
O,SI,SCLKを用いてマイコンPRSによって制
御される。
【0015】信号CKはCCD駆動用クロックφ1,φ
2を生成するためのクロックであり、信号INTEND
は蓄積動作が終了したことをマイコンPRSへ知らせる
信号である。
【0016】ラインセンサ装置SNSの出力信号OSは
クロックφ1,φ2に同期した時系列の信号であり、駆
動回路SDR内の増幅回路で増幅された後、AOSを通
してマイコンPRSに出力される。マイコンPRSはA
OSをアナログ入力端子から入力し、CKに同期して、
内部のA/D変換機能でA/D変換後、RAMの所定の
アドレスに順次格納する。
【0017】同じくラインセンサ装置SNSの出力信号
であるSAGCは該装置SNS内のAGC(自動利得制
御: Auto Gain Control)用センサの出力であり、駆動
回路SDRに入力されてセンサ装置SNSでの像信号蓄
積制御に用いられる。
【0018】SPCは撮影レンズを介した被写体からの
光を受光する露出制御用の測光センサであり、その出力
SSPCはマイコンPRSのアナログ入力端子に入力さ
れ、A/D変換後、所定のプログラムにしたがって自動
露出制御(AE)に用いられる。
【0019】DDRはスイッチ検知及び表示用回路であ
り、信号CDDRが‘H’のとき選択されて、SO,S
I,SCLKを用いてマイコンPRSから制御される。
すなわち、マイコンPRSから送られてくるデータに基
づいてカメラの表示部材DSPの表示を切替えたり、カ
メラの各種操作部材のオン,オフ状態を通信によってマ
イコンPRSへ報知する。
【0020】LEDは表示部材DSPの一例として合焦
表示または非合焦表示を行う発光ダイオードで、合焦,
非合焦を点灯及び点滅にて表示する。
【0021】SW1,SW2は不図示のレリーズボタン
の操作により状態変化するスイッチであり、レリーズボ
タンの第1段階の押下によりスイッチSW1がオンし、
引続いて第2段階までの押下でSW2がオンする。マイ
コンPRSは後述するように、スイッチSW1のオンで
測光,自動焦点調節動作を行い、スイッチSW2のオン
をトリガとして露出制御とフィルムの巻上げを行う。但
し、スイッチSW2はマイコンPRSの「割込み入力端
子」に接続され、スイッチSW1のオン時のプログラム
実行中でも、スイッチSW2のオンによって割込みがか
かり、直ちに所定の割込みプログラムへ移行することが
出来る。
【0022】MTR1はフィルム給送用の、MTR2は
ミラーアップ・ダウン及びシャッタばねチャージ用のそ
れぞれモータであり、これらは駆動回路MDR1,MD
R2によって正転,逆転の制御が行われる。マイコンP
RSからこれら駆動回路MDR1,MDR2に入力され
ている信号M1F,M1R,M2F,M2Rは、モータ
制御用の信号である。
【0023】MG1,MG2はそれぞれシャッタ先幕,
後幕走行開始用マグネットで、信号SMG1,SMG
2,増幅トランジスタTR1,TR2で通電され、マイ
コンPRSによりシャッタ制御が行われる。
【0024】但し、スイッチ検知及び表示用回路DD
R,モータ駆動回路MDR1,MDR2,シャッタ制御
は、本発明と直接関りがないので、詳しい説明は省略す
る。
【0025】レンズ内マイクロコンピュータ(以下、レ
ンズ内マイコンと記す)LPRSにLCKに同期して入
力される信号DCLは、カメラからレンズFLNSに対
する命令のデータであり、命令に対するレンズの動作が
予め決められている。
【0026】レンズ内マイコンLPRSは所定の手続き
に従ってその命令を解析し、焦点調節や絞り制御の動作
や、出力DLCからのレンズの各種パラメータ(開放F
ナンバー,焦点距離,デフォーカス量対レンズ繰出し量
の係数等)の出力を行う。
【0027】この実施例では、ズームレンズの例を示し
ており、カメラから焦点調節の命令が送られた場合に
は、同時に送られてくる駆動量・方向にしたがって、焦
点調節用モータLMTRを信号LMF,LMRによって
制御して光学系を光軸方向に移動させて焦点調節を行
う。光学系の移動量はエンコーダ回路ENCFのパルス
信号SENCFでモニタして、レンズ内マイコンLPR
Sに具備されたカウンタで計数しており、所定の移動が
完了した時点で、該レンズ内マイコンLPRS自信が信
号LMF,LMRを‘L’にしてモータLMTRを制動
する。
【0028】このため、一旦カメラから焦点調節の命令
が送られた後は、カメラ内のマイコンPRSはレンズの
駆動が終了するまで、レンズ駆動に関して全く関与する
必要がない。
【0029】また、カメラから絞り制御の命令が送られ
た場合には、同時に送られてくる絞り段数に従って、絞
り駆動用としては公知のステッピング・モータDMTR
を駆動する。但し、ステッピング・モータはオープン制
御が可能なため、動作をモニタするためのエンコーダを
必要としない。
【0030】ENCZはズーム光学系に付随したエンコ
ーダ回路であり、レンズ内マイコンLPRSはエンコー
ダ回路ENCZからの信号SENCZを入力してズーム
位置を検出する。レンズ内マイコンLPRSには、各ズ
ーム位置におけるレンズパラメータが格納されており、
カメラ側のマイコンPRSから要求があった場合には、
現在のズーム位置に対応したパラメータをカメラへ送出
する。
【0031】上記の構成において、不図示の電源スイッ
チがオンとなると、マイコンPRSへの給電が開始さ
れ、該マイコンPRSはROMに格納されたシーケンス
プログラムの実行を開始する。
【0032】図5は上記構成のカメラの全体の動作を示
すフローチャートである。
【0033】上記操作にてプログラムの実行が開始され
ると、ステップ(001)を経て、ステップ(002)
に進む。ステップ(002)では、レリーズボタンの第
1段階の押下によりオンとなるスイッチSW1の状態検
知がなされ、該スイッチSW1がオフのときにはステッ
プ(003)へ移行して、マイコンPRS内のRAMに
設定されている制御用のフラグ,変数を全てクリアし、
初期化する。
【0034】上記ステップ(002),(003)はス
イッチSW1がオンとなるか、電源スイッチがオフとな
るまで繰返し実行される。
【0035】その後、スイッチSW1がオンすると、ス
テップ(002)からステップ(005)へ移行する。
【0036】ステップ(005)では、露出制御のため
の「測光」サブルーチンを実行する。マイコンPRSは
図4に示した測光用センサSPCの出力SSPCをアナ
ログ入力端子に入力し、A/D変換を行って、そのディ
ジタル測光値から最適なシャッタ制御値と絞り制御値を
演算して、RAMの所定のアドレスへ格納する。そし
て、レリーズ動作時にはこれらの値に基づいて、シャッ
タ及び絞りの制御を行う。
【0037】続いてステップ(006)では、「像信号
入力」サブルーチンを実行する。このサブルーチンのフ
ローは図6に示しているが、ここでは詳細な説明は後述
する事とし、このステップ(006)ではマイコンPR
Sが焦点検出用ラインセンサ装置SNSから像信号の入
力を行う。
【0038】次のステップ(007)では、入力した像
信号に基づいて撮影レンズのデフォーカス量DFを演算
する。具体的な演算方法は本出願人によって特願昭61
−160824号公報等にて開示されているので、その
詳細は省略する。
【0039】ステップ(008)では、「予測演算」サ
ブルーチンを実行する。この「予測演算」サブルーチン
ではレンズ駆動量の補正を行うものであり、詳細は後述
する。
【0040】次のステップ(009)では、「レンズ駆
動」サブルーチンを実行し、先のステップ(008)で
補正されたレンズ駆動量に基づいてレンズ駆動を行う。
この「レンズ駆動」サブルーチンは図7にて詳述する。
【0041】レンズ駆動終了後は再びステップ(00
2)へ移行して、スイッチSW1がオフするか不図示の
レリーズボタンの第2段階の押圧によりスイッチSW2
がオンするまで、ステップ(005)〜(009)が繰
返して実行され、動いている被写体に対しても好ましい
焦点調整が行われる。
【0042】さて、レリーズボタンがさらに押込まれて
スイッチSW2がオンすると、割込み機能によって、何
れのステップにあっても直ちにステップ(010)へ移
行してレリーズ動作を開始する。
【0043】ステップ(011)では、レンズ駆動を実
行中かどうかを判断し、駆動中であればステップ(01
2)に移行し、レンズ停止命令を送出してレンズを停止
させ、ステップ(013)に進み、レンズを駆動してい
なければ、直ちにステップ(013)に移行する。
【0044】ステップ(013)では、カメラのクイッ
クリターンミラーのミラーアップを行う。これは、図4
に示したモータ制御用信号M2F,M2Rを制御するこ
とで実行される。次のステップ(014)では、先のス
テップ(005)の「測光」サブルーチンで既に格納さ
れている絞り制御値をSO信号として回路LCMを介し
てレンズ内マイコンLPRSへ送出して絞り制御を行わ
せる。
【0045】上記ステップ(013),(014)のミ
ラーアップと絞り制御が完了したか否かはステップ(0
15)で検知するわけであるが、ミラーアップはミラー
に付随した不図示の検知スイッチにて確認することがで
き、絞り制御は、レンズに対して所定の絞り値まで駆動
したか否かを通信で確認する。何れかが未完了の場合に
は、このステップで待機し、引続き状態検知を行う。両
者の制御終了が確認されるとステップ(016)へ移行
される。
【0046】ステップ(016)では、先のステップ
(005)の「測光」サブルーチンで既に格納されてい
るシャッタ秒時にてシャッタの制御を行い、フィルムを
露光する。
【0047】シャッタの制御が終了すると、次のステッ
プ(017)にてレンズに対して、絞りを開放状態にす
るように命令を前述の通信動作にて送り、引続いてステ
ップ(018)にてミラーダウンを行う。ミラーダウン
はミラーアップと同様にモータ制御用信号M2F,M2
Rを用いてモータMTR2を制御することで実行され
る。
【0048】次のステップ(019)では、上記ステッ
プ(015)と同様にミラーダウンと絞り開放が完了す
るのを待つ。ミラーダウンと絞り開放制御がともに完了
するとステップ(020)へ移行する。
【0049】ステップ(020)では、図4に示したモ
ータ制御信号M1F,M1Rを適正に制御することでフ
ィルム1駒分が巻上げられる。
【0050】以上が、予測AFを実施したカメラの全体
シーケンスである。
【0051】次に、上記図5のステップ(006)にお
いて実行される「像信号入力」サブルーチンについて、
図6のフローチャートにより説明する。
【0052】この「像信号入力」サブルーチンは新たな
焦点検出動作の最初に実行される動作であり、このサブ
ルーチンがコールされると、ステップ(101)を経て
ステップ(102)へ進む。
【0053】ステップ(102)では、マイコンPRS
自身が有している自走タイマのタイマ値TIMERをR
AM上の記憶領域TNに格納することによって、焦点検
出動作の開始時刻を記憶する。
【0054】次のステップ(103)では、レンズ駆動
量の補正式中の時間間隔TM1,TM2を更新する。こ
のステップ(103)を実行する以前には、メモリTM
1,TM2には前々回及び前回の焦点検出動作における
時間間隔が記憶されており、又、TN1には前回の焦点
検出動作を開始した時刻が記憶されている。
【0055】よって、ステップ(103)での「TN1
−TN」は前回から今回までの焦点検出動作の時間間隔
を表し、これがメモリTM2へ格納される。また、メモ
リTM1へは「TM2←TN1−TN」を実行する直前
のデータ、即ち、前々回から前回までの焦点検出時間閣
が格納される。そして、TN1には次回の焦点検出動作
のために今回の焦点検出開始時刻TNが格納される。こ
のステップ(103)にてメモリTM1には常に前々回
の時間間隔データが、また、メモリTM2には前回の時
間間隔データが格納されることとなる。
【0056】さて、次のステップ(104)では、ライ
ンセンサ装置SNSに光像の蓄積を開始させる。具体的
には、マイコンPRSが駆動回路SDRに通信にて「蓄
積開始コマンド」を送出して、これを受けて該駆動回路
SDRはラインセンサ装置SNSの光電変換素子部のク
リア信号CLRを‘L’にして電荷の蓄積を開始させ
る。
【0057】続くステップ(105)では、自走タイマ
のタイマ値を変数TIに格納して現在の時刻を記憶す
る。
【0058】そして、次のステップ(106)では、マ
イコンPRSの入力INTEND端子の状態を検知し、
蓄積が終了したか否かを調べる。駆動回路SDRは蓄積
開始と同時に信号INTENDを‘L’にし、ラインセ
ンサ装置SNSからのAGC信号SAGCをモニタし、
該信号SAGCが所定レベルに達すると、信号INTE
NDを‘H’にし、同時に電荷転送信号SHを所定時間
‘H’にして、光電変換素子部の電荷をCCD部に転送
させる構造を有している。
【0059】ステップ(106)では、INTEND端
子が‘H’か否かを判断し、もし‘H’ならば蓄積が終
了したということでステップ(110)へ移行し、
‘L’ならば未だ蓄積が終了していないということでス
テップ(107)へ移行する。
【0060】ステップ(107)では、自走タイマのタ
イマ値TIMERから、上記ステップ(105)で記憶
した時刻TIを減じて変数TEに格納する。従って、変
数TEには蓄積開始してからここまでの時刻、いわゆる
蓄積時間が格納されることになる。
【0061】次のステップ(108)では、上記の変数
TEと定数MAXINTを比較し、TEがMAXINT
未満ならばステップ(106)へ戻り、再び蓄積終了待
ちとなる。一方、TEがMAXINT以上になるとステ
ップ(109)へ移行して、強制的に蓄積を終了させ
る。強制蓄積終了はマイコンPRSから回路SDRへ
「蓄積終了コマンド」を送出することで実行される。駆
動回路SDRはマイコンPRSから「蓄積終了コマン
ド」が送られると、電荷転送信号SHを所定時間‘H’
にして光電変換部の電荷をCCD部へ転送させる。
【0062】上記のステップ(109)までの動作によ
り、センサの蓄積は終了することになる。
【0063】次のステップ(110)では、ラインセン
サ装置SNSの像信号OSを駆動回路SDRで増幅した
信号AOSのA/D変換及びそのディジタル信号のRA
M格納を行う。
【0064】更に詳しく述べるならば、駆動回路SDR
はマイコンPRSからのクロックCKに同期してCCD
駆動用クロックφ1,φ2を生成し、ラインセンサ装置
SNSはこのクロックφ1,φ2によってそのCCD部
が駆動され、CCD内の電荷は、像信号として出力OS
から時系列的に出力される。この信号は駆動回路SDR
内部の増幅器で増幅された後に、AOSとしてマイコン
PRSのアナログ入力端子へ入力される。マイコンPR
Sは自らが出力しているクロックCKに同期してA/D
変換を行い、A/D変換後のデジタル像信号を順次RA
Mの所定アドレスに格納していく。
【0065】このようにして像信号の入力を終了する
と、ステップ(111)にてこの「像信号入力」サブル
ーチンをリターンする。
【0066】次に、図5のステップ(009)にて実行
される「レンズ駆動」サブルーチンについて、図7のフ
ローチャートにより説明する。
【0067】このサブルーチンがコールされると、ステ
ップ(202)において、レンズと通信して2つのデー
タ「S」「PTH」を入力する。「S」は撮影レンズ固
有の「デフォーカス量対焦点調節レンズ繰出し量の係
数」であり、全体繰出しの単レンズの場合には、撮影レ
ンズ全体が焦点調節レンズであるから「S=1」であ
り、ズームレンズの場合には、エンコーダENCZにて
各ズーム位置を検出し制御回路LPRSにてズーム位置
に応じたSの値を決定する。「PTH」は焦点調節レン
ズLNSの光軸方向の移動に連動したエンコーダENC
Fからの出力パルス1パルス当りの焦点調節レンズの繰
出し量である。
【0068】従って、焦点調節すべきレンズ駆動量に換
算したデフォーカス量DL、上記S,PTHにより焦点
調節レンズの繰出し量をエンコーダの出力パルス数に換
算した値、いわゆるレンズ駆動量を表すパルス数FPは
次式で与えられることになる。
【0069】FP=DL×S/PTH 次のステップ(203)では、上式をそのまま実行して
いる。
【0070】続くステップ(204)では、上記ステッ
プ(203)で求めた「FP」をレンズに送出して焦点
調節レンズ(全体繰出し型単レンズの場合には撮影レン
ズ全体)の駆動を命令する。
【0071】次のステップ(205)では、レンズと通
信してステップ(204)で命令したレンズ駆動量FP
の駆動が終了したか否かを検知し、駆動が終了するとス
テップ(206)へ移行し、この「レンズ駆動」サブル
ーチンをリターンする。
【0072】このレンズ駆動完了検知は、上述の如くレ
ンズ内マイコンLPRSのカウンタで上記エンコーダE
NCFのパルス信号をカウントしており、該カウント値
が上記レンズ駆動量FPと一致したか否かを上述の通信
にて検知することで実行される。
【0073】次に、図5のステップ(008)にて実行
される「予測演算」サブルーチンについて、図1のフロ
ーチャートにより説明する。
【0074】この「予測演算」サブルーチンは、像面移
動の速度及び加速度から、被写体の移動状態を「反転制
御」,「フォワード制御」,「バックワード制御」の3
種類に分類し、それぞれの状態での最適制御を行うよう
にしたものである。
【0075】ステップ(302)では、予測制御に必要
なデータの蓄積がなされたかどうかを判定するためのカ
ウンタCOUNTをカウントアップするかどうかを判定
する。本実施例では、4回以上の測距データ,レンズ駆
動データが蓄積されている場合、すなわち「COUNT
>3」であれば予測演算可能であり、これ以上のカウン
トアップは必要ないのでステップ(304)へ進む。ま
た、「COUNT≦3」であればステップ(303)へ
進み、ここでCOUNTをカウントアップした後にステ
ップ(304)へ進む。
【0076】ステップ(304)では、今回の予測演算
のためのデータの更新を行っている。そのデータとして
は、今回のデフォーカス量DF3、前回及び前々回、前
々々回のデフォーカス量DF2,DF1,DF0、前
回,前々回のレンズ駆動量DL1,DL0である。ここ
で、レンズ駆動量DLは像面移動量に換算されたもので
ある。
【0077】ステップ(305)では、予測演算に必要
なデータの蓄積がなされているか否かが再度判定され、
「COUNT>3」であれば、予測演算を行うことが可
能なのでステップ(306)に進み、そうでなければ予
測演算を行うことが不可能なのでステップ(312)へ
移行する。
【0078】ステップ(306)では、今回検出された
デフォーカス量が予測制御に適したものであるか否か
を、像面移動の連続性から判定する。この連続性判定の
詳細な説明は後述するが、このサブルーチンにて像面移
動の連続性があり、予測制御に適していると判断される
とステップ(313)へ進み、そうでなければステップ
(307)へと移行する。
【0079】ステップ(307)〜(309)では、上
記ステップ(306)にて今回の焦点検出結果が不適切
と判断されたので再度焦点検出を行う。
【0080】まず、ステップ(307)は「像信号入力
2」サブルーチンであり、そのフローは図3に示してい
るが、ここでは詳細な説明は後述することとし、このス
テップでは、マイコンPRSが焦点検出用ラインセンサ
装置SNSから像信号の入力を行う。次のステップ(3
08)では、図5のステップ(007)と同様に、ステ
ップ(307)で入力した像信号に基づいて撮影レンズ
のデフォーカス量DFを演算する。ステップ(309)
では、上記ステップ(308)で演算されたデフォーカ
ス量DFをDF3に入力してDF3の値を更新する。
【0081】このようにして再度焦点検出を行ったデー
タにDF3を更新すると、次のステップ(310)に
て、上記のステップ(306)と同様に、像面移動の連
続性から再度焦点検出を行ったデータが予測制御に適し
ているか否かを判断し、適していると判断されればステ
ップ(313)へ移行し、適していないと判断されると
ステップ(311)へ進む。
【0082】ステップ(311)では、予測制御を続行
することができないと判断し、予測データの蓄積状態を
示すカウンタCOUNTをリセットして、予測制御を初
期化する。
【0083】ステップ(312)では、予測制御を行わ
ない場合のレンズ駆動量DLを演算するステップであ
り、今回検出されたデフォーカス量DF3のピントズレ
を解消するためレンズ駆動量DLにDF3を入力し、ス
テップ(323)で本サブルーチンをリターンする。
【0084】ステップ(313)では、像面移動の平均
速度VAを用いて最小二乗法によって一次の予測関数を
求めたときの予測関数と現在のレンズ位置とのズレ量D
A(従来の予測制御時のDF3に相当するもの)を演算
する。
【0085】次のステップ(314)では、二次関数予
測演算を行うときの二次の項の係数Aの値を演算し、ス
テップ(315)では、二次関数予測演算を行うときの
一次の項の係数Bを演算する。これらの係数A,Bの演
算方法に関しては本出願人によって開示されているの
で、詳細な説明は省略する。
【0086】ステップ(316)では、像面移動の平均
速度VAと前回の焦点検出から今回の焦点検出までの像
面移動速度V2の差VA−V2が所定の値JAより大き
いか否かが判断され、「VA−V2>JA」であればス
テップ(317)に進み、そうでなければステップ(3
20)へ移行する。
【0087】ここで、「VA−V2」は像面移動速度の
変化量、すなわち像面移動の加速度成分と考えることが
できる。そして、「VA−V2」が正の場合は負の加速
状態であり、又負の場合には正の加速状態であり、平均
速度VAとV2の差を用いているのは、VAの方が安定
した値であり誤差等の影響を受けにくいので、より的確
に判断できるためである。
【0088】そして、図13を見るとわかるように、移
動方向の反転を行っているときには負の加速状態とな
り、「VA−V2」は正の値となり、それ以外の被写体
が近づく、あるいは遠ざかる領域は正の加速状態であ
り、「VA−V2」は負の値となっている。このため、
「VA−V2」が正の場合には被写体の移動方向が反転
していると考えられる。
【0089】そこで、「VA−V2」が所定の値JAよ
り大きいときには移動方向が反転していると判断してス
テップ(317)へ進み、そうでなければステップ(3
20)へ進む。ここで、JAの値としては0.5 mm/s程度
の値とし、誤って移動方向反転時の制御を行わないよう
にしてある。
【0090】ステップ(317)では、前々回のレンズ
駆動量DL1が“0”か否かを判断し、「DL1=0」
であればステップ(320)へ移行し、そうでなければ
ステップ(318)に進む。ステップ(318)では、
上記ステップ(317)と同様に、前回のレンズ駆動量
DL2が“0”か否かが判断され、「DL2=0」であ
ればステップ(320)へ移行し、そうでなければステ
ップ(319)へと進む。
【0091】上記ステップ(317),(318)で
は、二次関数予測演算に必要な3回の焦点検出の間でレ
ンズ駆動が行われていたか否かが判断され、レンズ駆動
が行われた場合にはステップ(319)で反転制御演算
を行い、そうでないときにはステップ(320)に進
む。これは、反転制御演算では二次関数を使った予測演
算を行うので、比較的安定した予測制御を行うためには
各焦点検出を行ったときの時間間隔がある程度広がって
いることが必要であるためであり、更に、連続的に焦点
検出のみを行った場合には、時間間隔が狭く焦点検出誤
差によってステップ(316)で誤判定を行ってしまう
可能性が高くなるためである。
【0092】ステップ(320)では、平均速度VAが
正か負かが判定され、VAが正(VA>0)であれば被
写体が近づいてきていると判断しステップ(321)に
進み、フォワード制御演算を行い、そうでなければステ
ップ(322)へ移行し、遠ざかる被写体に対する制御
を行うためにバックワード制御演算を行う。
【0093】このように、像面移動の速度及び加速度成
分によって3種類の制御モード「反転制御」,「フォワ
ード制御」,「バックワード制御」に分類し、それぞれ
の撮影状態に適した制御を行うようになっている。ここ
で、上記「反転制御演算」,「フォワード制御演算」,
「バックワード制御演算」の詳細な説明は後述するの
で、ここでの説明は省略する。
【0094】ステップ(319),(321),(32
2)のいずれかを実行すると、ステップ(323)にて
このサブルーチンをリターンする。
【0095】次に、図1のステップ(306),(31
0)における「連続性判定」サブルーチンについて、図
2のフローチャートにより説明する。
【0096】このサブルーチンでは、像面移動の連続性
から予測制御に適したデータであるか否かが判断され
る。
【0097】ステップ(402)では、前々々回〜前々
回の焦点検出の間の像面移動速度V0及び前々回〜前回
の焦点検出の間の像面移動速度V1、前回〜今回の像面
移動速度V2を演算する。
【0098】次のステップ(403)では、前々々回〜
前々回の焦点検出の時間間隔TM0、前々回〜前回の焦
点検出の時間間隔TM1、前回〜今回の焦点検出の時間
間隔TM2を用いて像面移動の加重平均値VAを演算す
る。そして、次のステップ(404)では、像面移動速
度V1,V2の変化率を示すパラメータVCXを演算す
る。
【0099】ステップ(405)では、VCXの値が、
正か負かが判定され、VCXの値が負(VCX<0)の
ときはステップ(407)に進み、そうでなければステ
ップ(406)に移行する。
【0100】ステップ(406)では、VCXの値が所
定の値JC1より小さいか否かが判別され、「VCX<
JC1」であれば像面移動の連続性があると判断し、ス
テップ(411)へ進み、そうでなければステップ(4
07)へ移行する。ここで、JC1の値は約 2.7程度の
値が望ましく、VCXの値が2に近いほど像面移動の連
続性が高い。また、ステップ(406)での判定は比較
的像面移動速度が低い場合には、誤判断を行うことがあ
る。
【0101】ステップ(407)では、像面移動速度V
1,V2の差|V1−V2|が所定の値JC2より小さ
いか否かが判断され、「|V1−V2|<JC2」であ
れば、像面移動の連続性が高いと判断され、ステップ
(411)へ移行し、そうでなければステップ(40
8)へ移行する。これは、像面移動速度が比較的小さい
ときに有効である。
【0102】ステップ(408)では、像面移動の平均
速度VAが所定の値JC3より小さいか否かが判断さ
れ、「|VA|<JC3」であればステップ(409)
に進み、そうでなければステップ(410)へ移行す
る。ステップ(409)では、デフォーカス量DF3が
所定値JC4より小さいとき、つまり「|DF3|<J
C4」のとき、像面移動の連続性があると判断し、ステ
ップ(411)へ移行し、そうでなければステップ(4
10)へ進む。
【0103】ステップ(408),409)は、像面移
動速度が非常に小さくレンズ駆動を行わないことの多い
場合(焦点検出の時間々隔が小さい場合)に有効な判定
方法であり、ステップ(408)にて、像面移動の平均
速度VAが小さい場合のみステップ(409)に進み、
JC3の値としては0.2mm/s 程度の値が好ましい。そし
て、ステップ(409)では、デフォーカス量DF3が
小さいときにステップ(411)に進むようになってお
り、JC4の値としては、0.2mm 程度の値が適してい
る。これは、レンズ駆動を行わず焦点検出時間々隔が小
さくなっている場合には、像面移動速度による判定の信
頼性が低くなるのでデフォーカス量を用いた判定方法が
好ましい。
【0104】そして、ステップ(410)に進んだ場合
には像面移動の連続性はないと判断され、ステップ(4
11)へ進んだ場合には像面移動の連続性があると判断
されたことになる。
【0105】次に、図1のステップ(307)における
「像信号入力2」サブルーチンについて、図3のフロー
チャートにより説明する。
【0106】このサブルーチンは、再度焦点検出を行う
ときの像信号の入力を行うものである。
【0107】図3のサブルーチンは、ステップ(50
3),(504)以外は前述の図6の「像信号入力」サ
ブルーチンと同じであり、ここではステップ(50
3),(504)についてのみ説明を行い、他の部分の
説明は省略する。
【0108】ステップ(503)では、前回から今回の
焦点検出時間々隔TM2を算出するステップであるが、
この場合、ステップ(006)での「像信号入力」並び
にステップ(007)での「焦点検出演算」によって得
られた前回のデフォーカス量DF3が予測演算に不適切
と判定されているため、ここでは前々回から今回の焦点
検出の時間々隔をTM2としなければならない。そこ
で、前々回から前回までの焦点検出時間々隔TM2と前
回から今回の測距時間々隔TN1−TNの和をTM2と
する。次のステップ(504)では、今回の焦点検出開
始時刻TNをTN1へ入力し、以下のフローへ移行す
る。
【0109】この後のフローは前記図6の「像信号入
力」サブルーチンと同じであり、前述した様にここでは
説明を省略する。そして、このサブルーチンにて像信号
の取込みを終了すると、このサブルーチンをリターンす
る。
【0110】次に、図1のステップ(321)における
「フォワード制御演算」サブルーチンについて、図8の
フローチャートにより説明する。
【0111】このサブルーチンは、近づいてくる被写体
に対して最適な制御を行うように構成されている。
【0112】ステップ(602)では、予測演算に用い
るタイムラグTLを演算する。ここでは前回の焦点検出
から今回の焦点検出までの時間(AFタイムラグ)TM
2とレリーズタイムラグTRFの和をタイムラグTLに
入力する。このとき、レリーズタイムラグTRFは実際
のレリーズタイムラグより20msec大きな値にしてあ
る。これは、被写体が近づいてくるような撮影シーンで
はレンズ駆動量が増加してくるためにレンズ駆動時間も
増加する。このため、前回よりも焦点調節に要する時間
(AFタイムラグ)が長くなる。これを解消するために
あらかじめレリーズタイムラグに20msec程度加算した
値をTRFに入力してある。
【0113】次のステップ(603)では、予測タイム
ラグTL=0としたときに最小二乗法によって求まるレ
ンズ駆動量DLAを演算するが、これは図1のステップ
(313)によって演算されるDAと等しいのでこの値
を入力する。
【0114】次のステップ(604)では、最小二乗法
によって求まった一次関数を使った予測演算で得られる
レンズ駆動量DLBを演算する。ステップ(605)で
は、従来と同様に一次関数を使った予測演算によってレ
ンズ駆動量DLCを演算する。次のステップ(606)
では、図1のステップ(314),(315)で演算さ
れた二次関数を使った予測演算によってレンズ駆動量D
LDを演算する。
【0115】ステップ(607)では、像面移動の平均
速度VAと所定の値JF1を比較し、「VA>JF1」
であればステップ(608)へ進み、そうでなければス
テップ(609)へ移行する。ここで、JF1の値とし
ては0.8mm/sec 程度の値が好ましい。そして、ステップ
(608)では、二次関数を使った予測演算によって求
まったレンズ駆動量DLDを今回のレンズ駆動量DLに
入力し、ステップ(616)へ進む。
【0116】ステップ(609)では、平均像面移動速
度VAを所定の値JF2と比較し、「VA>JF2」で
あればステップ(610)へ進み、そうでなければステ
ップ(611)へ移行する。ここで、JF2の値として
は0.6mm/sec 程度の値が好ましい。そして、ステップ
(610)に進むのは「JF1≧VA>JF2」のとき
であり、このステップでは、一次関数を使ったレンズ駆
動量DLCと二次関数を使ったレンズ駆動量DLDの間
をVA,JF1,JF2を使って補間して求めた値を今
回のレンズ駆動量DLに入力する。
【0117】ステップ(611)では、平均像面移動速
度VAを所定の値JF3と比較し、「VA>JF3」で
あればステップ(612)へ進み、そうでなければステ
ップ(613)へ移行する。ここで、JF3の値として
は0.4mm/sec 程度の値が好ましい。そして、ステップ
(612)に進むのは「JF2≧VA>JF3」のとき
であり、最小二乗法を使ったレンズ駆動量DLBと一次
関数を使ったレンズ駆動量DLCの間をVA,JF2,
JF3を使って補間して求めた値を今回のレンズ駆動量
DLに入力する。
【0118】ステップ(613)では、平均像面移動速
度VAを所定の値JF4と比較し、「VA>JF4」で
あればステップ(614)へ進み、そうでなければステ
ップ(615)へ移行する。ここで、JF4の値として
は0.2mm/sec 程度の値が好ましい。そしてステップ(6
14)に進むのは「JF3≧VA>JF4」のときであ
り、最小二乗法でタイムラグTL=0のときのレンズ駆
動量DLAと最小二乗法を使ったレンズ駆動量DLBの
間をVA,JF3,JF4を使って補間して求めた値を
今回のレンズ駆動量DLに入力する。
【0119】ステップ(615)へは「JF4≧VA≧
0」のときに進み、このステップでは最小二乗法でタイ
ムラグTL=0のときのレンズ駆動量DLAを今回のレ
ンズ駆動量DLに入力する。
【0120】次のステップ(616)では、前回のレン
ズ駆動方向と今回のレンズ方向が同じか否かが判別さ
れ、駆動方向が同じであればステップ(618)に進
み、駆動方向が反転していればステップ(617)へ移
行する。ステップ(617)では、レンズ駆動量DLの
値を半分にする。これは、焦点検出やレンズ駆動の誤差
によって前回のレンズ駆動が多すぎた場合、次のレンズ
駆動でレンズ駆動方向が反転することがあり、このよう
な場合の多くは次のレンズ駆動で戻り過ぎる傾向があ
る。そこでレンズ駆動方向が反転した場合には、レンズ
駆動を戻し過ぎないように駆動量DLを半分にするよう
にしてある。
【0121】ステップ(618)では、レンズ駆動量D
Lと撮影レンズの開放FナンバーFN及び所定の係数δ
(本実施例では、許容錯乱円径0.035mm)の積「FN・
δ」を比較し、「|DL|<FN・δ」であればステッ
プ(619)へ移行し、そうでなければステップ(62
0)にてリターンする。
【0122】「FN・δ」は像面深度を表し、レンズ駆
動量DLが「FN・δ」より小さいということはレンズ
駆動をしなくても合焦状態を維持できるので、次のステ
ップ(619)では、レンズ駆動の必要がないので「D
L=0」とする。そして、このステップを終了すると次
のステップ(620)にてこのサブルーチンをリターン
する。
【0123】次に、図1のステップ(319)における
「反転制御演算」サブルーチンについて、図9のフロー
チャートにより説明する。
【0124】このサブルーチンは、被写体の移動方向が
反転する際に適した制御を行うように構成されている。
【0125】ステップ(702)では、予測演算に用い
るタイムラグTLを演算する。ここでは、前回の焦点検
出から今回の焦点検出までの時間TM2とレリーズタイ
ムラグTRTの和をタイムラグTLに入力する。このと
きのレリーズタイムラグTRTは実際のレリーズタイム
ラグと同じにしてある。これは、加速領域と減速領域が
反転時にあるので両方の領域でのバランスを考え、とも
に悪影響が少ない値として実際のレリーズタイムラグを
使っている。
【0126】次のステップ(703)では、二次関数を
使った予測演算によってレンズ駆動量DLを演算する。
そして、ステップ(704),(705)にて前回と今
回のレンズ駆動方向が反転していればレンズ駆動量DL
を半分にし、そうでなければそのままステップ(70
6)にてこのサブルーチンをリターンする。
【0127】このサブルーチンでは、常時二次関数を使
った予測演算を行うようにしてあるが、これは像面移動
の加速,減速が大きく非線形成分が大きいため、線形近
似の一次関数では予測誤差が大きくなってしまう。この
ため、非線成分も考慮とした予測演算が可能な二次関数
を用いるようにしてある。
【0128】次に、図1のステップ(322)における
「バックワード制御演算」サブルーチンについて、図1
0のフローチャートにより説明する。
【0129】このサブルーチンは、被写体が遠ざかって
いく場合に適した制御を行うようになっている。ここで
の制御の考え方は「フォワード制御」サブルーチンと同
じだが、パラメータの設定については異なる。
【0130】ステップ(802)では、予測演算に用い
るタイムラグTLを演算する。ここでは前回の焦点検出
から今回の焦点検出までの時間(AFタイムラグ)TM
2とレリーズタイムラグTRRの和をタイムラグTLに
入力する。このとき、レリーズタイムラグTRRは実際
のレリーズタイムラグより20msec小さな値にしてあ
る。これは被写体が遠ざかるような撮影シーンではレン
ズ駆動量が減少してくるため、レンズ駆動時間も減少す
る。このため前回よりも焦点調節に要する時間(AFタ
イムラグ)が短くなる。そこでこれを解消するためにあ
らかじめレリーズタイムを20msec減算した値をTRR
に入力しておく。
【0131】ステップ(803)〜(806)では、
「フォワード制御演算」サブルーチンと同様にして、予
測タイムラグTL=0としたときに最小二乗法によって
求まるレンズ駆動量DLA、最小二乗法によって求まっ
た一次関数を使った予測演算によるレンズ駆動量DL
B、一次関数を使った予測演算によるレンズ駆動量DL
D、二次関数を使った予測演算によるレンズ駆動量DL
Dを順次演算する。
【0132】次のステップ(807)では、平均像面移
動速度VAを所定の値JR1と比較し、「VA<JR
1」であればステップ(808)へ、そうでなければス
テップ(809)へ移行する。ここで、JR1の値とし
ては−0.9mm/sec 程度の値が好ましい。そして、ステッ
プ(808)では、二次関数を使った予測演算によって
求まったレンズ駆動量DLDを今回のレンズ駆動量DL
に入力する。
【0133】ステップ(809)では、平均像面移動速
度VAの所定の値JR2と比較し、「VA<JR2」で
あればステップ(810)に進み、そうでなければステ
ップ(811)へ移行する。ここで、JR2の値として
は−0.7mm/sec 程度の値が好ましく、ステップ(81
0)では、レンズ駆動量DLD,DLCを補間して今回
のレンズ駆動量DLを演算する。
【0134】ステップ(811)では、平均像面移動速
度VAを所定の値JR3と比較し、「VA<JR3」で
あればステップ(812)へ進み、そうでなければステ
ップ(813)へ移行する。ここで、JR3の値として
は−0.5mm/sec 程度の値が好ましく、ステップ(81
2)では、レンズ駆動量DLC,DLBを補間して今回
のレンズ駆動量DLを演算する。
【0135】ステップ(813)では、平均像面移動速
度VAを所定の値JR4と比較し、「VA<JR4」で
あればステップ(814)へ進み、そうでなければステ
ップ(815)へ移行する。ここで、JR4の値として
は−0.3mm/sec 程度の値が好ましく、ステップ(81
4)では、レンズ駆動量DLB,DLAを補間して今回
のレンズ駆動量DLを演算する。そして、ステップ(8
15)ではDLAを今回のレンズ駆動量DLに入力す
る。
【0136】ステップ(816)〜(820)では「フ
ォワード制御演算」サブルーチンと同じであり、説明は
省略する。そして、ステップ(820)にてこのサブル
ーチンをリターンする。
【0137】このように、像面移動の速度,加速度によ
って被写体の移動パターンを 1)被写体が近づいてくる場合(フォワード制御) 2)写体の移動方向が反転する場合(反転制御) 3)被写体が遠ざかっていく場合(バックワード制御) の3種類に分類し、それぞれ異なる予測タイムラグでレ
ンズ駆動制御を行うとともに、フォワード制御,バック
ワード制御では、低速域では安定性重視、高速域では追
従性重視へと像面移動速度に応じて制御状態を切換える
とともに制御状態が急激に変化することのないように、
各制御状態の間を像面移動速度によって補間することに
よって、制御状態が連続的に変化するようにしてある。
【0138】そして、反転制御では、非線形な変化成分
が多くなるので、このような条件下で高い追従性能を持
つ、二次関数を使った制御を行うようにしてある。
【0139】ここで、最小二乗法による一次関数の求め
方について説明する。
【0140】座標(xi,yi)と一次関数y=ax+
bとの距離Liは次式のように表せる。
【0141】 Li2 =(xi−x)2 +(yi−y)2 =(xi−x)2 +(yi−ax−b)2 ………(1) ここで、Li2 が極小になるのは ∂Li2 /∂x=−2(xi−x)−2a(yi−ax
−b)=0 x=(xi+ayi−ab)/(a2 +1) となる。
【0142】これを上記の(1)式に代入すると Li2 =(axi−yi+b)2 /(a2 +1) となる。
【0143】ここで、aの値として平均速度VAを使
い、n個の点に対する距離Li2 の値が最小となるb
は、次のようになる。
【0144】上記の式を用いて、第1の実施例の最小二
乗法ではbの値を演算している。
【0145】(第2の実施例)図11は本発明の第2の
実施例に係るカメラの主要部分の動作を示すフローチャ
ートであり、該カメラの構成やカメラ全体の動作等は第
1の実施例と同様であるので、ここでは省略する。
【0146】図11はこの第2の実施例における「反転
制御」サブルーチンを示したものであり、反転動作中の
加速領域と減速領域で予測演算に用いるタイムラグTL
の値を適切に補正するものである。
【0147】ステップ(902)にて、像面移動速度V
2が正か負かが判別され、正の場合にはステップ(90
3)へ進み、負の場合はステップ(904)へ進む。
【0148】ステップ(903)に進む場合はV2が正
の場合であり、このときは像面移動速度は減速中であ
り、レンズ駆動は減少してきているので実際のレリーズ
タイムラグから20msec減算した値TRRと前回AFタ
イムラグTM2の和を予測タイムラグTLに入力する。
一方、ステップ(904)では、V2の値は負であり、
このとき像面移動速度は加速(増加)中で、レンズ駆動
量は増加してきている。このため、実際のレリーズタイ
ムラグに20msec加算した値TRFと前回のAFタイム
ラグTM2の和を予測タイムラグTLに入力する。
【0149】ステップ(905)以降のフローは第1の
実施例と同じであり、ここでは説明を省略する。
【0150】このように第2の実施例では、像面移動方
向が反転するときにもその移動方向から像面移動の加減
速を判断し、この加速及び減速によって発生するレンズ
駆動時間の増加を補正するように構成してあるので、第
1の実施例よりも高い精度の予測制御を行うことができ
る。
【0151】(第3の実施例)図12は本発明の第3の
実施例に係るカメラの主要部分の動作を示すフローチャ
ートであり、該カメラの構成やカメラ全体の動作等は第
1の実施例と同様であるので、ここでは省略する。
【0152】図12はこの第3の実施例における「予測
演算」サブルーチンを示したものであり、第1の実施例
と異なるのは、ステップ(1016),(1020)の
みである。
【0153】ここでは、加速度による像面移動の状態判
定としてステップ(1016)では、前々回の焦点検出
から前回の焦点検出の間の像面移動速度V1と前回の焦
点検出から今回の焦点検出までの像面移動速度V2の差
V1−V2が、所定の値JAより大きいか否かによって
反転制御を行うか否かを判定しており、状況の変化に対
するレスポンスを高くすることができる。(第1の実施
例では安定した判定を行うように安定性重視の設定にし
てある。) 他の部分については、第1の実施例と同じなので説明は
省略する。
【0154】(第4の実施例)最小二乗法によって一次
関数y=ax+bを求める場合、aの値が比較的小さけ
れば点(xi,yi)とy=ax+bの距離Liは次式
で近似することができる。
【0155】 Li=y−yi=axi+b−yi ……(2) n個の点との距離が極小となるa,bは次式のようにな
る。 上記(3)式を整理すると となり、上記(4)式を整理すると となり、上記(5),(6)式からa,bを求めると となる。
【0156】このようにして求めた一次関数y=ax+
bを用いて低速域の制御を行うことができる。これが、
本発明の第4の実施例の特徴である。
【0157】以上の各実施例によれば、像面移動の速
度,加速度によって被写体の移動状態を分類し、それぞ
れの状況に応じて予測演算アルゴリズムやパラメータを
変更するようにしてあるので、様々な撮影条件下で高精
度の予測制御を行うことができる効果がある。
【0158】更に詳述すると、像面変化の加速度成分等
によって被写体の移動方向の切り換わりを検知し、この
情報に基づいて、 1)被写体が近づいてくる 2)移動方向反転 3)被写体が遠ざかる の3つの状態を分類し、それぞれの被写体の移動状態に
適した制御を行い、被写体方向が途中で切り換わるよう
な場合にも、高い追従性能を持った追従制御を行うこと
ができるようにしている。
【0159】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、ラインセンサ装置SNS、駆動回路SDR、マイコ
ンPRSが本発明の焦点検出手段に相当し、レンズ内マ
イコンLPRS、焦点調節用モータLMTR、エンコー
ダ回路ENCFが本発明のレンズ駆動手段に相当し、マ
イコンPRSが本発明の予測制御手段,予測演算手段に
相当する。
【0160】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0161】(変形例)本発明は、一眼レフカメラ,レ
ンズシャッタカメラ,ビデオカメラ等のカメラに適用し
た場合を述べているが、その他の光学機器や他の装置、
更には構成ユニットとしても適用することができるもの
である。
【0162】更に、本発明は、以上の各実施例、又はそ
れらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0163】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焦点調節を行うべき対象物の像面移動の速度及び加速度
によって、該対象物の移動状態を複数のパターンに分類
し、それぞれの移動パターンに応じたアルゴリズム及び
パラメータを用いて所定時間後の像面位置を予測する予
測演算手段を設け、対象物の移動パターンそれぞれに応
じてアルゴリズム及びパラメータを用いて、所定時間後
の像面位置を予測するようにしている。
【0164】よって、焦点調節を行うべき対象物の移動
方向が途中で切り換わるような場合においても、高い追
従性を持ったレンズ位置制御(焦点調節制御)を行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における「予測演算」サ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施例における「連続性判定」
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例における「像信号入力
2」サブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例に係るカメラの概略を示
すブロック図である。
【図5】図5のカメラの全体の概略動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の第1の実施例における「像信号入力」
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施例における「レンズ駆動」
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施例における「フォワード制
御演算」サブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施例における「反転制御演
算」サブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施例における「バックワー
ド制御演算」サブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第2の実施例における「反転制御演
算」サブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例における「予測演算」
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】像面移動の状態について説明するための図で
ある。
【符号の説明】
PRS マイコン LPRS レンズ内マイコン SNS 焦点検出用ラインセンサ装置 SDR 駆動回路 LMTR 焦点調節用モータ ENCF エンコーダ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズのデフォーカス量を検出する
    焦点検出手段と、該焦点検出手段の出力に基づいてレン
    ズの駆動を行うレンズ駆動手段と、焦点検出結果に基づ
    いてレンズ駆動動作を繰返し行わせ、過去の複数回の焦
    点調節結果に基づいて所定の時間後の像面位置を予測
    し、所定時間後の対象物の像面位置とレンズの像面位置
    を一致させるべくレンズ駆動を行わせる予測制御手段と
    を備えた自動焦点調節装置において、前記予測制御手段
    内に、焦点調節を行うべき対象物の像面移動の速度及び
    加速度によって、該対象物の移動状態を複数のパターン
    に分類し、それぞれの移動パターンに応じたアルゴリズ
    ム及びパラメータを用いて所定時間後の像面位置を予測
    する予測演算手段を設けたことを特徴とする自動焦点調
    節装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の移動パターンは、対象物の移
    動方向が切り換わる際のパターンと、切り換わる直前の
    パターンと、切り換わる直後のパターンであることを特
    徴とする請求項1記載の自動焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動焦点調節装置を具備
    したことを特徴とするカメラ。
JP18794994A 1994-07-19 1994-07-19 自動焦点調節装置及びカメラ Pending JPH0829671A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317701A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Nikon Corp カメラ

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