JPH082963Y2 - 避雷器 - Google Patents

避雷器

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JPH082963Y2
JPH082963Y2 JP9766589U JP9766589U JPH082963Y2 JP H082963 Y2 JPH082963 Y2 JP H082963Y2 JP 9766589 U JP9766589 U JP 9766589U JP 9766589 U JP9766589 U JP 9766589U JP H082963 Y2 JPH082963 Y2 JP H082963Y2
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JP
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俊一 成田
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、素子群の外径寸法を小さくすることによっ
て小形化した避雷器に関する。
B.考案の概要 本考案は、素子を段積みして相互に分離しないように
拘束した素子群を略筒形の容器の中に収容して構成され
る避雷器において、 第一支持板に一端をねじ込んだ絶縁ロッドの他端を第
二支持板の挿通孔に挿通し、絶縁ロッドの他端近傍の円
周溝に止め輪等を嵌め込んで段積みした素子を一体に拘
束することにより、 素子群の外径寸法と更には容器の外径寸法を小さくし
て避雷器の小形化と低コスト化を図り、かつ容器の歩留
まりの向上を図ったものである。
C.従来の技術 避雷器は、従来第3図に示すように構成される。
図のように、外周面に複数のひだ1aを有する略筒形状
の碍管(容器)1の内部に、素子2を段積みしてなる素
子群3が収納され、碍管1の両端には碍管1に固着した
フランジ4を介して押え板5及び放圧板押え6が取り付
けられる。押え板5と放圧板押え6とは放圧孔5a,6aを
有し、これらの間には放圧孔5a,6aを塞ぐ薄い放圧板7
が挟まれて碍管1内が気密に保持される。碍管1内の素
子群3は、下部の押え板5の上に中空のディスタンス8
を介して支持されており、上部の押え板5と素子群3と
の間に具えたスプリング9によって保持される。
素子群3は段積みした素子2がズレないようにするた
めにユニット化したものである。段積みされた素子2の
図中の上面と下面とに支持板10a,10bが当てられ、支持
板10a,10bは円周方向へ等間隔に配置した状態でその外
周面近傍を貫通する3本の絶縁ロッド11及びナット12を
介して連結される。段積みする素子2の数が多い場合は
絶縁ロッド11が撓むことから、支持板10a,10bと同一の
支持板10c〜10eが素子2の数枚分毎に素子2間に挟み込
まれる。
D.考案が解決しようとする課題 ところが、第3図(b)からわかるように、3つのナ
ット12に接する円の直径寸法が素子群3の外径寸法であ
り、ナット12を用いることによって素子群3の外径寸法
が大きくなって避雷器の小形化を妨げる結果となってい
る。
また、避雷器の輸送中に振動でナット12がゆるまない
ように、接着剤等で回り止めをしなければならず、組立
工数が多い。
素子を支持するには、FRP円筒内に素子を段積みして
碍管内へ収容することもできるが、短絡事故があった場
合の碍管内の圧力上昇が過大となるため、碍管の強度増
大を必要とし、小形,軽量化に反することになる。
そこで本考案は、斯かる課題を解決した避雷器を提供
することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、複数の
素子を段積みし相互に分離しないように拘束した素子群
とし、当該素子群を略筒形の容器内に収容した避雷器に
おいて、 同一円周上に略等間隔に少なくとも3つのタップ孔を
有する第一支持板と、当該タップ孔と対応する位置に貫
通孔を有する第二支持板とで段積みした複数の素子を挟
み、一端を第一支持板のタップ孔にねじ込むと共に他端
を第二支持板の挿通孔に挿通した絶縁ロッドの他端近傍
の外周面に円周溝を形成し、当該円周溝に止め輪を嵌め
込んだことを特徴とし、あるいは止め輪に代えて止めピ
ンを嵌め込んだことを特徴とする。
F.作用 絶縁ロッドからの第一支持板の抜けを防止するために
ねじ対偶を用い、第二支持板の抜けを防止するために止
め輪や止めピンを用いるので、素子群の外径寸法が第一
支持板,第二支持板の外径寸法となる。従って、素子群
の外径寸法と更には避雷器の外径寸法の縮小化が図れ
る。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。なお、本実施例は従来の避雷器の一部を改良し
たものなので、従来と同一部分には同一符号を付して説
明を省略し、異なる部分のみ説明する。
(a) 実施例の構成 本考案による避雷器の構成を、第1図〜第2図に基づ
いて説明する。
第2図(a),(b)は素子群15を示すものである。
素子群15は、段積みされた素子2と、段積みされた素子
2を上下から挟む第一支持板16,第二支持板17と、第一
支持板16と第二支持板17とを連結する3本の絶縁ロッド
18と、絶縁ロッド18から第二支持板17が抜けるのを防止
する止め輪19とで構成される。
絶縁ロッド18は、FRPで形成され、第1図(a)に示
すように一端におねじ18aが形成され、他端近傍の外周
面に円周溝18bが形成される。第一支持板16,第二支持板
17は第1図(e),(d)に示すように金属板を正三角
形に切断して形成され、第一支持板16,第二支持板17の
三角形の頂点近傍にはタップ孔16a,貫通孔17aが形成さ
れる。タップ孔16a,貫通孔17aは、素子2の外周面より
も少し大きい円の円周を3等分した位置に設けられる。
止め輪19としては第1図(b)に示すようにE形止め輪
が用いられている。なお、止め輪19の代わりに第1図
(c)に示す止めピン20を用いてもよい。
次に、素子群15の組立手順について説明する。まず、
第一支持板16を床面に置き、その上に素子2を段積みし
たあと最上の素子2上に第二支持板17を載せる。次に、
予め円周溝18bに止め輪19を嵌め込んだ3本の絶縁ロッ
ド18の一端を第二支持板17の貫通孔17aへ挿通し、おね
じ18aを第一支持板16のタップ孔16aへ手でねじ込む。こ
の結果、第2図(a)に示す素子群15ができ上がる。こ
のあと、第2図(b)に示すように第一支持板16と第二
支持板17とを相互に反対方向へ約90°位ねじると、第一
支持板16と第二支持板17との距離が小さくなり、段積み
された素子2どうしが締めつけられる。
(b) 実施例の作用 次に、避雷器の作用を説明する。
第一支持板16と第二支持板17とを連結するのにナット
を使用していないことから、素子群15の外径寸法が第一
支持板16,第二支持板17の外接円の直径寸法となる。従
来は絶縁ロッドにねじ込まれるナットの外接円の直径寸
法が素子群の外径寸法であったため素子群の外径寸法が
大きかったが、これを小さくなって容器及び避雷器が小
形,軽量化した。
絶縁ロッド18が第2図(b)に示すようにらせん状に
ねじられるため、振動があっても絶縁ロッド18が軸心ま
わりに回動することはなく、従って絶縁ロッド18の一端
が第一支持板16から外れることはない。また、止め輪19
や止めピン20は半径方向の外力を加えない限り絶縁ロッ
ド18の円周溝18bから外れることはない。
H.考案の効果 以上の説明からわかるように、本考案による避雷器に
よれば以下の効果がある。
(a) 段積みした素子の締めつけにナットを用いず、
第一支持板,第二支持板と絶縁ロッドとをねじ対偶と止
め輪等を用いて結合するので、素子群の外径寸法が小さ
くなり、更には避雷器が小形,軽量化する。
(b) 素子群の締めつけにナットを用いないため、緩
み止めのための部品や作業が不要となる。本考案では止
め輪又は止めピンを外さない限り素子群が分解してしま
うことはない。
(c) 容器の小形化を考えなければ容器の内径寸法の
公差を大きくとれることから、容器の歩留まりが向上
し、避雷器のコストを安くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本考案による避雷器の実施例に係り、
第1図(a)〜(e)は素子群を構成する部品の説明
図、第2図は素子群の外観に係り、第2図(a)は単に
組み付けた状態の説明図、第2図(b)はねじり力を加
えた場合の説明図、第3図は従来の避雷器に係り、第3
図(a)は正面断面図、第3図(b)は第3図(a)の
II-II矢視図である。 1……碍管、2……素子、15……素子群、16……第一支
持板、16a……タップ孔、17……第二支持板、17a……貫
通孔、18……絶縁ロッド、18a……おねじ、18b……円周
溝、19……止め輪、20……止めピン。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の素子を段積みし相互に分離しないよ
    うに拘束した素子群とし、当該素子群を略筒形の容器内
    に収容した避雷器において、 同一円周上に略等間隔に少なくとも3つのタップ孔を有
    する第一支持板と、当該タップ孔と対応する位置に貫通
    孔を有する第二支持板とで段積みした複数の素子を挟
    み、一端を第一支持板のタップ孔にねじ込むと共に他端
    を第二支持板の挿通孔に挿通した絶縁ロッドの他端近傍
    の外周面に円周溝を形成し、当該円周溝に止め輪を嵌め
    込んだことを特徴とする避雷器。
  2. 【請求項2】止め輪に代えて止めピンを嵌め込んだこと
    を特徴とする請求項1に記載の避雷器。
JP9766589U 1989-08-22 1989-08-22 避雷器 Expired - Lifetime JPH082963Y2 (ja)

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JP9766589U JPH082963Y2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 避雷器

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JPH0336101U JPH0336101U (ja) 1991-04-09
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JP2007281353A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Mitsubishi Electric Corp 避雷器

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JP4058995B2 (ja) * 2002-05-10 2008-03-12 株式会社明電舎 避雷器

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JP2007281353A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Mitsubishi Electric Corp 避雷器

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JPH0336101U (ja) 1991-04-09

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