JPH08296169A - 液体漂白剤組成物 - Google Patents
液体漂白剤組成物Info
- Publication number
- JPH08296169A JPH08296169A JP7102062A JP10206295A JPH08296169A JP H08296169 A JPH08296169 A JP H08296169A JP 7102062 A JP7102062 A JP 7102062A JP 10206295 A JP10206295 A JP 10206295A JP H08296169 A JPH08296169 A JP H08296169A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkali metal
- weight
- component
- carbon atoms
- surfactant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
と、(b) アルカリ金属水酸化物 0.1〜5重量%と、(c)
下記一般式(1)で示される界面活性剤0.001〜5重量
%と、(c) 成分の界面活性剤の総量に対して 0.001〜0.
3 重量%の(d)ジオキサンを含有する液体漂白剤組成
物。 RO(AO)n-X (1) 〔式中、R ;炭素数1〜22のアルキル基等を示す A ;分岐していてもよい炭素数1〜3のアルキレン基を
示す n ;1〜20の数を示す X ;H 、-CH2COOM又は-SO3M を示す。ただしM はアルカ
リ金属の陽イオン或いはアルカリ土類金属の陽イオンで
ある。〕 【効果】 優れた漂白力を示し、且つ長期保存後も次亜
塩素酸塩や界面活性剤の分解が抑制され、貯蔵安定性に
も優れる。
Description
のシミ汚れ及び油汚れなどの親油性の汚れの何れに対し
ても高い漂白力を有し、しかも長期に保存しても次亜塩
素酸塩及び界面活性剤の分解が少ない液体漂白剤組成物
に関する。
次亜塩素酸塩は漂白、殺菌、防臭などの目的で広範に使
用されている。また、さらに浸透力や洗浄力を付与する
目的から界面活性剤を配合することが試みられている
(例えば特公昭38−6268号公報、特公昭43−2103号公
報、特公昭45−7976号公報、特公昭51−39966 号公
報)。しかしながら、これらの界面活性剤は組成物中に
十分に溶解せず、その結果、十分な漂白洗浄力が得られ
ないという問題があった。また、これらの界面活性剤を
使用した漂白剤組成物は長期に保存した場合、次亜塩素
酸塩及び界面活性剤の分解が大きく実用に供することが
難しいという欠点があった。さらにこれらの組成物は、
衣料の漂白、台所用の漂白、殺菌あるいは浴室等のかび
の除去などに使用されているが、油汚れなどの親油性汚
れには漂白洗浄力が低いという欠点もあった。
紅茶汚れなどの親水性のシミ汚れ及び油汚れなどの親油
性の汚れいずれにも高い漂白洗浄力を有し、しかも長期
に保存しても次亜塩素酸塩及び界面活性剤の分解が少な
い液体漂白剤組成物を提供することにある。
解決するために鋭意検討した結果、次亜塩素酸塩、アル
カリ金属水酸化物及びジオキサンを含有する特定の界面
活性剤を、それぞれ特定の割合で組み合わせることによ
り、高い漂白洗浄力を有し、長期保存しても次亜塩素酸
塩及び界面活性剤の分解が少ない液体漂白剤組成物が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
2種以上 0.001〜5重量% RO(AO)n-X (1) 〔式中、 R ;直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜22のアルキル基又
はアルケニル基を示すか、又は炭素数1〜20のアルキル
基またはアルケニル基で置換されていてもよいアリール
基を示す。 A ;分岐していてもよい炭素数1〜3のアルキレン基を
示す。 n ;1〜20の数を示す。 X ;H を示すか -CH2COOM 又は-SO3M を示す。ただしM
はアルカリ金属の陽イオンあるいはアルカリ土類金属の
陽イオンである。〕 (d) ジオキサン (c) 成分の界面活性剤の総量に対して
0.001〜0.3 重量%を含有することを特徴とする液体漂
白剤組成物を提供するものである。以下本発明を詳細に
説明する。
は、次亜塩素酸アルカリ金属塩であり、具体的には次亜
塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸リ
チウムなどが挙げられる。これらの中でも経済性の点か
ら次亜塩素酸ナトリウムが好ましい。
はアルカリ金属水酸化物であり、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化リチウムなどが挙げられる。これ
らの中でも特に水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムが
経済性の点から好ましい。
記一般式(1)で示される界面活性剤の1種または2種
以上が使用される。これにより親水性の汚れのみならず
親油性の汚れにも効果を付与できる。 RO(AO)n-X 〔式中、 R ;直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜22、好ましくは10
〜20のアルキル基又はアルケニル基を示すか、又は炭素
数1〜20、好ましくは6〜15のアルキル基またはアルケ
ニル基で置換されていてもよいアリール基を示す。特に
アルキル基が好ましい。 A ;分岐していてもよい炭素数1〜3のアルキレン基を
示す。 n ;1〜20、好ましくは1〜10、更に好ましくは2〜5
の数を示す。 X ;H を示すか-CH2COOM又は-SO3M を示す。中でも-CH2
COOM、-SO3M が好ましく、特に-SO3M が好ましい。ただ
しM はアルカリ金属の陽イオンあるいはアルカリ土類金
属の陽イオンである。〕 かかる化合物の具体例としては以下の化合物が挙げられ
る。各式中、 nは1〜20の数を示す。 C8H17O(C2H4O)n-H C10H21(C2H4O)n-H C12H25O(C2H4O)n-H C14H29(C2H4O)n-H C16H33O(C2H4O)n-H C18H37(C2H4O)n-H
以上を混合して配合してもよい。これらの中でも特にポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩類(一般式
(1)中のX =-SO3M )が特に好ましい。
サンが(c)成分の界面活性剤の総量に対して0.001〜0.3
重量%、好ましくは 0.005〜0.1 重量%、より好ましく
は0.01〜0.1 重量%配合される。ジオキサンを上記範囲
で配合することにより、次亜塩素酸塩の安定性が向上
し、且つ界面活性剤の保存安定性も向上する。なお、ジ
オキサンは別途組成物に添加してもよいが、(c) 成分の
界面活性剤に予め配合して組成物の調製に供するのが組
成物の貯蔵安定性の点からより好ましい。
記した(a) 成分を組成物中に1〜8重量%、好ましくは
2〜7重量%配合する。また(b) 成分は組成物中に 0.1
〜5重量%、好ましくは1〜5重量%、(c) 成分を組成
物中に 0.001〜5重量%、好ましくは 0.005〜3重量%
配合する。また、(d) 成分は(c) 成分の界面活性剤の総
量に対して 0.001〜0.3 重量%配合する。(a) 成分が1
重量%未満では漂白、殺菌、防臭効果が十分ではなく、
8重量%を越える場合は(a) 成分及び(b) 成分の貯蔵安
定性が著しく低下する。また(b)成分の配合量が 0.1重
量%未満では漂白性能及び組成物の貯蔵安定性が十分で
はなく、5重量%を越える場合は、組成物の貯蔵安定性
が低下する。更に、(c) 成分の配合量が 0.001重量%未
満では漂白洗浄効果が十分ではなく、5重量%を越える
場合には貯蔵安定性が低下する。また、(d) 成分のジオ
キサンの量が(c) 成分に対して 0.001〜0.3 重量%の範
囲以外では、次亜塩素酸塩及び界面活性剤の分解が著し
くなる。
囲で含有することにより、貯蔵安定性に優れ、漂白洗浄
力の高い液体漂白剤組成物を得ることができる。
〜(d) 成分に加えて(e) 成分として、アルカリ金属ハロ
ゲン化物を配合することが好ましい。(e) 成分の具体例
としては塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム
などが挙げられる。これらの中でも特に塩化ナトリウム
及び塩化カリウムが好ましい。(e) 成分は組成物中に0.
1〜3.9 重量%、好ましくは 0.1〜2.5 重量%配合す
る。(e) 成分の配合量が0.1重量%未満あるいは 3.9重
量%以上である場合には組成物の貯蔵安定性が低下する
傾向にある。
意成分として次亜塩素酸塩の分解を促進しない物質、例
えば各種着色料、香料、リン酸塩、ケイ酸塩、無機塩な
どを添加することができる。
何れに対しても高い漂白洗浄力を持ち、しかも次亜塩素
酸塩及び界面活性剤の分解を抑制した貯蔵安定性に優れ
た液体漂白剤組成物を提供することができる。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
水酸化ナトリウム、(c) 成分として表1に示す界面活性
剤(c−1)〜(c−4)、(d) 成分としてジオキサン
及び(e) 成分として塩化ナトリウムを使用して表2,3
に示す液体漂白剤組成物を調製し、以下の方法で漂白性
能及び貯蔵安定性を評価した。その結果を表2,3に示
す。
体漂白剤組成物1gを水 299gに溶解させる。この水溶
液に下記の方法で調整した種々汚染布を5枚ずつ入れ、
20℃で30分間浸漬漂白を行い、水洗、乾燥後、式量計に
より460nm における反射率を測定し、下式により漂白率
を算出した。
ルのイオン交換水にて約15分間煮沸後、糊抜きしたサラ
シ木綿でこし、この液に木綿金布#2003布を浸し、約15
分間煮沸した。そのまま火よりおろし、2時間程度放置
後、自然乾燥させ、洗液に色がつかなくなるまで水洗い
し、脱水プレス後、試験片として10×10cmの大きさで実
験に供した。 2.ラー油汚染布 市販のラー油(エスビー食品製)1mlを木綿金布#2003
布10×10cmにできるだけ均一に塗布して、一晩放置乾燥
後実験に供した。
物を40℃にて6カ月間保存した後の有効塩素の残存率
(%)を測定した。
Claims (5)
- 【請求項1】(a) 次亜塩素酸アルカリ金属塩1〜8重量
% (b) アルカリ金属水酸化物 0.1〜5重量% (c) 下記一般式(1)で示される界面活性剤の1種又は
2種以上0.001 〜5重量% RO(AO)n-X (1) 〔式中、 R ;直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜22のアルキル基又
はアルケニル基を示すか、又は炭素数1〜20のアルキル
基またはアルケニル基で置換されていてもよいアリール
基を示す。 A ;分岐していてもよい炭素数1〜3のアルキレン基を
示す。 n ;1〜20の数を示す。 X ;H を示すか -CH2COOM 又は-SO3M を示す。ただしM
はアルカリ金属の陽イオン或いはアルカリ土類金属の陽
イオンである。〕を含有し、 (d) ジオキサン (c) 成分の界面活性剤の総量に対して
0.001〜0.3 重量%を含有することを特徴とする液体漂
白剤組成物。 - 【請求項2】 前記一般式(1)で示される界面活性剤
が、下記一般式(2)で表される界面活性剤である請求
項1記載の液体漂白剤組成物。 R1O(C2H4O)n-SO3M (2) 〔式中、 R1;直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜22のアルキル基又
はアルケニル基を示すか、又は炭素数1〜20のアルキル
基またはアルケニル基で置換されていてもよいアリール
基を示す。 n ;1〜20の数を示す。 M ;アルカリ金属の陽イオン或いはアルカリ土類金属の
陽イオンを示す。〕 - 【請求項3】 (b) 成分が水酸化ナトリウム又は水酸化
カリウムである請求項1または2記載の液体漂白剤組成
物。 - 【請求項4】 更に(e) 成分として、アルカリ金属ハロ
ゲン化物を0.1〜3.9重量%含有する請求項1〜3の何れ
か1項記載の液体漂白剤組成物。 - 【請求項5】 アルカリ金属ハロゲン化物がNaCl又はKC
l である請求項4記載の液体漂白剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206295A JP3436824B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 液体漂白剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206295A JP3436824B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 液体漂白剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296169A true JPH08296169A (ja) | 1996-11-12 |
JP3436824B2 JP3436824B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=14317290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10206295A Expired - Fee Related JP3436824B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 液体漂白剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3436824B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-26 JP JP10206295A patent/JP3436824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3436824B2 (ja) | 2003-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4129423A (en) | Stable liquid abrasive composition suitable for removing manganese-ion derived discolorations from hard surfaces | |
AU716149B2 (en) | Cleaning and disinfecting compositions with electrolytic disinfecting booster | |
EA017243B1 (ru) | Композиция моющего компонента | |
JP2003512413A (ja) | インクを除去するための皮膚洗浄組成物 | |
BRPI0520418B1 (pt) | composição alvejante de oxigênio líquido não-aquosa | |
US3849347A (en) | Composition for pre-washing treatment of textiles | |
US3048546A (en) | Bleaching compositions | |
JPH02212599A (ja) | 液体洗浄漂白剤組成物 | |
JPH11241098A (ja) | 塩素活性物質及び脂肪酸アルキルエステルエトキシレートを含む洗剤、洗浄剤及び消毒剤 | |
JP3436824B2 (ja) | 液体漂白剤組成物 | |
JP2633007B2 (ja) | 着色液体洗浄漂白剤組成物 | |
JP2527472B2 (ja) | 液体洗浄漂白剤組成物 | |
PT1865050T (pt) | Composições de branqueamento | |
JPS6024840B2 (ja) | ドライクリ−ニング用洗浄剤組成物 | |
JP2559062B2 (ja) | 着色剤含有水性アルカリ金属亜塩素酸塩組成物 | |
RU2083651C1 (ru) | Чистящее средство для стекол "секунда" | |
JP3405581B2 (ja) | 発熱発泡型洗浄剤を用いる洗浄方法 | |
JP2534551B2 (ja) | 台所用粉体洗浄剤組成物 | |
JPS61236900A (ja) | 固形洗濯石鹸 | |
JPH06183942A (ja) | 液体義歯洗浄剤及び義歯洗浄方法 | |
KR0137165B1 (ko) | 운동화 세탁용 액체세제 조성물 | |
FR2571756A1 (fr) | Compositions de detergent assouplissant pour cycle de lavage en eau chaude | |
JPH07305095A (ja) | 液体漂白剤組成物 | |
JP3749280B2 (ja) | 洗浄漂白剤組成物 | |
JP3637043B2 (ja) | 液体漂白剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |