JPH08296092A - プリント基板のメッキ用ハンガー - Google Patents

プリント基板のメッキ用ハンガー

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JPH08296092A
JPH08296092A JP10513695A JP10513695A JPH08296092A JP H08296092 A JPH08296092 A JP H08296092A JP 10513695 A JP10513695 A JP 10513695A JP 10513695 A JP10513695 A JP 10513695A JP H08296092 A JPH08296092 A JP H08296092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
plating
hanger
copper
Prior art date
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Pending
Application number
JP10513695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yokomizo
健治 横溝
Makoto Oba
誠 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08296092A publication Critical patent/JPH08296092A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで製造でき、一部品の交換で繰り返
し使用可能なプリント基板のメッキ用ハンガーの提供。 【構成】 直線状部材11,12を、導電性を有する2
本の銅管31,31’と、銅管31,31’を支持し固
定する絶縁性を有するフレーム30とにより構成し、フ
レーム30に銅管31,31’を配設した際に形成され
る溝33にプリント基板3を差し込み挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板のメッキ
用ハンガーに関し、特に、低コストで製造でき、一部品
の交換で繰り返しの使用ができるプリント基板のメッキ
用ハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板上に、例えば、写真焼付法
等によって配線パターンを描き、配線パターン以外の銅
をエッチング液で溶かして除去する際に、メッキ層にム
ラがあると良好なエッチングがしにくい。このため、プ
リント基板の全面にムラが生じないように均一にメッキ
を施すことが要求される。この要求を実現するために、
実開昭61−182071号公報に示されるようなプリ
ント基板のメッキ用ハンガーが提案されている。図7
は、この従来のプリント基板のメッキ用ハンガーを示
し、(a)は正面図、(b)はその側面図である。
【0003】このプリント基板のメッキ用ハンガーは、
プリント基板3を固定するためのラック部1と、その上
部に設けられた掛止用フック2とから構成されている。
ラック部1は、直線状部材11,12と、直線状部材1
1,12の上端部に設けられた上部接続アーム13,1
4と、直線状部材11,12の下端部に設けられた下部
接続アーム15,16と、上部接続アーム13,14お
よび下部接続アーム15,16のうちいずれか一方、例
えば、上部接続アーム14および下部接続アーム16に
設けられ直線状部材11,12の間の長さを調整するた
めの長穴17,17と、上部接続アーム13,14同志
および下部接続アーム15,16同志をボルト締めする
ボルト18,18とから構成されている。
【0004】直線状部材11,12は、図8に示すよう
に、細長い帯状の金属を順次折り曲げて形成される。こ
の成形は、図9に示すように、まず、左右両側28,2
9を中央に向けて折り返し、その中央部を帯状の支持面
20とし、次に、一側端部21aおよび他側端部21b
を所定間隔tが維持されるように立ち上げる。この立ち
上げにより溝22が形成される。図10は、この溝22
にプリント基板3を差し込んで挟持した状態を示す図で
ある。
【0005】以上のように構成される従来のプリント基
板のメッキ用ハンガーによれば、プリント基板3を溝2
2で挟持するようにしたので、プリント基板3をメッキ
液中に吊るしてメッキを施す際には、電流がプリント基
板3の全面に均一に流れやすくなり、従って、全面にム
ラのない均一なメッキ層を形成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリント基板のメッキ用ハンガーによれば、ラック部を
構成する直線状部材は、細長い銅帯をロールフォーミン
グ等の加工によって製造するものであり、多くのロール
を用いて加工しなければならず、また、ラックとして組
み立てるために、上部接続アーム,下部接続アーム等に
おいても長穴などの加工が必要となる。このため、ラッ
クの製造コストはかなり高くなる。更に、ラックは、プ
リント基板に通電を行なうために導電性のある金属、主
に銅からできているため、メッキを繰り返し行なってい
る間に銅が析出し初期の形状と異なってきて、一定期間
で使用できなくなる。
【0007】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、低コストで製
造できるプリント基板のメッキ用ハンガーを提供するこ
とにある。
【0008】本発明の他の目的は、繰り返し使用可能な
プリント基板のメッキ用ハンガーを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を実現
するために、一方と他方の直線状部材を対向配置し、そ
の間にプリント基板を固定してメッキ液中に吊るすよう
にしたプリント基板のメッキ用ハンガーにおいて、前記
直線状部材は、前記プリント基板を支持し、かつ、前記
プリント基板に電気的に接触する導電部材と、前記導電
部材を支持および固定するための絶縁部材とから構成さ
れることを特徴とするプリント基板のメッキ用ハンガー
を提供するものである。この場合、前記導電部材は、銅
管,銅条あるいは銅棒より構成されることが好ましい。
【0010】
【作用】プリント基板に通電を行なう部分にのみ導電部
材を用い、導電部材を支持・固定する部分を絶縁部材で
成形する。繰り返しのメッキ作業によって導電部材の金
属が析出し形状が変化した場合には導電部材のみを取り
替える。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るプリント基板
のメッキ用ハンガーを添付図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明のプリント基板のメッキ用ハンガー
を示す全体図である。図において、図7と同一の部分に
は同一の引用数字,符号を付したので重複する説明は省
略する。本発明のプリント基板のメッキ用ハンガーで
は、直線状部材11,12を、図2の断面図に示すよう
に、導電性を有する2本の銅管31,31’と、銅管3
1,31’を支持し固定する絶縁性を有するフレーム3
0とにより構成した点において従来のプリント基板のメ
ッキ用ハンガーと異なる。
【0012】図2に示されるように、銅管31,31’
の各々の略半周はフレーム30で支持されており、この
フレーム30には銅管31,31’を固定するための爪
32,32’が設けられている。メッキ作業時に銅管3
1,31’がフレーム30から外れないようにするため
である。ここで使用される銅管31,31’は、比較的
入手可能な銅管であり、特別の仕様を必要としない。
【0013】図3は、プリント基板3を銅管31,3
1’で挟持した状態を示す図である。図2に示したフレ
ーム30に銅管31,31’を配設した際に、銅管31
と銅管31’の接点に溝33が形成される。図3に示さ
れるように、プリント基板3は、この銅管31と銅管3
1’の接点に形成された溝33に差し込まれて挟持され
る。
【0014】以上のように、直線状部材11,12を、
銅管31,31’と、銅管31,31’を支持し固定す
るフレーム30とで構成することにより、例えば、銅管
31,31’が繰り返しのメッキ作業によって金属が析
出し、その形状が変化した場合には、この銅管31,3
1’を交換するだけで良く、直線状部材11,12を使
い捨てにしなくて済む。このため、直線状部材11,1
2を繰り返して使用できる。
【0015】なお、直線状部材11,12を固定するた
めの上部接続アーム13,14および下部接続アーム1
5,16は、直線状部材11,12の間隔を変更できる
ように調整可能なものであれば良く、材質は特に規定さ
れない。
【0016】図4より図6は、直線状部材11,12の
変形例を示す図である。図4は、導電性部材として、2
枚の銅条41,41’を用いた例を示す。絶縁性を有す
るフレーム30には、メッキ作業時に銅条41,41’
がフレーム30から外れないようにするためにフック4
2,42’およびスリット43が設けられており、銅条
41,41’を固定するようにしている。フレーム30
に銅条41,41’を配設した際に、銅条41と銅条4
1’が接する部分に溝33が形成される。図に示すよう
に、プリント基板3はこの溝33に差し込まれて挟持さ
れる。
【0017】図5は、導電性部材として、V字形に成形
された銅条44を用いた例を示す。フレーム30には、
銅条44がフレーム30から外れないようにするために
フック42,42’が設けられており、V字形に成形さ
れた銅条44を固定するようにしている。プリント基板
3は、この銅条44の一片と他片で形成されるV字の溝
33で挟持される。
【0018】図6は、導電性部材として、V字の溝を有
する銅棒45を用いた例を示す。フレーム30には、銅
棒45がフレーム30から外れないようにするために爪
46,46’が設けられており、銅棒45を固定するよ
うにしている。銅棒45のV字の溝33は銅棒45の押
出成形時等に形成され、プリント基板3は、この銅条4
5のV字の溝33で挟持される。
【0019】以上で用いた銅条,銅棒のいずれも、銅管
と同じように汎用性があり、成形加工が容易で、比較的
入手が可能なものを使用しているため、低コストで製造
でき、また、取替が容易である。
【0020】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明のプリント基板
のメッキ用ハンガーによると、直線状部材を、プリント
基板を支持し、かつ、プリント基板に電気的に接触する
導電部材と、導電部材を支持し固定する絶縁部材とから
構成し、また、導電部材に銅管,銅条あるいは銅棒を用
いるようにしたので、低コストで製造することができ、
かつ、繰り返しの使用が可能なプリント基板のメッキ用
ハンガーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント基板のメッキ用ハンガーを示
す図。
【図2】本発明のプリント基板のメッキ用ハンガーに用
いられる直線状部材の断面図。
【図3】本発明のプリント基板のメッキ用ハンガーにお
けるプリント基板の支持状態を示す図。
【図4】本発明のプリント基板のメッキ用ハンガーに用
いられる直線状部材の変形例を示す断面図。
【図5】本発明のプリント基板のメッキ用ハンガーに用
いられる直線状部材の変形例を示す断面図。
【図6】本発明のプリント基板のメッキ用ハンガーに用
いられる直線状部材の変形例を示す断面図。
【図7】従来のプリント基板のメッキ用ハンガーを示す
図。
【図8】従来のプリント基板のメッキ用ハンガーに用い
られる直線状部材の形成前の状態を示す図。
【図9】従来のプリント基板のメッキ用ハンガーに用い
られる直線状部材を形成した後の状態を示す断面図。
【図10】従来のプリント基板のメッキ用ハンガーにお
けるプリント基板の支持状態を示す図。
【符号の説明】
1 ラック 2 掛止用フック 3 プリント基板 11,12 直線状部材 13,14 上部接続アーム 15,16 下部接続アーム 17 長穴 18 ボルト 30 フレーム 31,31’ 銅管 32,32’ 爪 33 溝 41,41’ 銅条 42,42’ フック 43 スリット 44 銅条 45 銅棒 46,46’ 爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方と他方の直線状部材を対向配置し、そ
    の間にプリント基板を固定してメッキ液中に吊るすよう
    にしたプリント基板のメッキ用ハンガーにおいて、 前記直線状部材は、前記プリント基板を支持し、かつ、
    前記プリント基板に電気的に接触する導電部材と、前記
    導電部材を支持および固定するための絶縁部材とから構
    成されることを特徴とするプリント基板のメッキ用ハン
    ガー。
  2. 【請求項2】前記導電部材は、銅管,銅棒あるいは銅条
    より構成されることを特徴とする請求項1記載のプリン
    ト基板のメッキ用ハンガー。
JP10513695A 1995-04-28 1995-04-28 プリント基板のメッキ用ハンガー Pending JPH08296092A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006291337A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Nippon Mektron Ltd プリント基板のめっき方法
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