JPH08295465A - リニアモータエレベーターの制御装置 - Google Patents

リニアモータエレベーターの制御装置

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JPH08295465A
JPH08295465A JP7104179A JP10417995A JPH08295465A JP H08295465 A JPH08295465 A JP H08295465A JP 7104179 A JP7104179 A JP 7104179A JP 10417995 A JP10417995 A JP 10417995A JP H08295465 A JPH08295465 A JP H08295465A
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JP
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seam
secondary conductor
primary winding
distance
detector
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JP7104179A
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Inventor
Toshiaki Ishii
敏昭 石井
Aderu Gasuteri
ガステリ・アデル
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平板状の二次導体を使用したリニア誘導モー
タで駆動されるエレベーターが二次導体の継目部分で発
生する推力変動を抑制する。 【構成】 二次導体10の継目10a部分にスリット1
0bを設ける。つり合おもり5に設けられた一次巻線7
の上端7a及び下端7bと一致する光軸を持つ光電装置
からなる継目検出器20、21を設置する。この継目検
出器20、21によりスリット10bを検出して、一次
巻線7の継目10aに対する進入及び脱出を検出し、移
動量検出器(図示しない)により継目10aから一次巻
線7までの距離を算出し、これに対応する等価二次抵抗
値を記憶値から抽出して出力し、リニアモータをベクト
ル制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は平板状の二次導体を用
いたリニア誘導モータで駆動されるエレベーターを制御
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8〜図11は例えば特開平5−856
84号公報に示された従来のリニアモータエレベーター
を示す図で、図8はつり合おもり部分の正面図、図9は
図8のIX−IX線断面図、図10は二次導体の継目部
分の拡大図、図11は推力低下特性図である。
【0003】図8〜図10において、1はエレベーター
のかご、2、3は滑車、4は一端がかご1に結合され滑
車2、3に巻き掛けられた主索、5は主索4の他端に結
合されたつり合おもり、6、7はつり合おもり5に搭載
されたリニア誘導モータの一次巻線、8は昇降路壁、
9、10は昇降路壁8に配置されたリニア誘導モータの
二次導体で、平板状のアルミニウム板が複数板縦方向に
接続して配置されている。9a、10aはそれぞれ二次
導体9、10の継目である。
【0004】11は一端がつり合おもり5に結合されて
昇降路内に懸垂され一次巻線6、7に電力を供給する移
動ケーブル、12は移動ケーブル11の他端が接続され
た中継ターミナル、13は中継ターミナル12に接続さ
れ一次巻線6、7に電力を供給するとともに、リニア誘
導モータを制御する制御回路である。このように、一次
巻線6、7で二次導体9、10を挟んだ形式のリニアモ
ータを平板形両側式リニア誘導モータと呼んでいる。
【0005】従来のリニアモータエレベーターは上記の
ように構成され、一次巻線6、7を三相交流電源で励磁
して移動磁界を発生させると、二次導体9、10に誘起
される二次電流と、上記移動磁界との相互作用で一次巻
線6、7と二次導体9、10の間の上下方向に相対的な
力(以下推力という)が発生する。この推力によりつり
合おもり5が駆動され、主索4を介してかご1は上下方
向へ走行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のリ
ニアモータエレベーターでは、二次導体9、10はそれ
ぞれ継目9a、10aを有しているため、一次巻線6、
7は昇降路底面から高さh1の位置にある継目9a、1
0aを同時に通過することとなり、このとき図11に示
すように高さh1の位置を中心として推力Fが△F1だ
け低下する。このような推力変動は図10に示すよう
に、二次導体9、10の継目9a、10aにそれぞれす
き間があり、そのため二次導体9、10に流れるうず電
流Iが継目9a、10aで断続するために発生する。
【0007】このため、一次巻線6、7が継目9a、1
0aを通過する度に、推力の低下分△F1の影響による
不円滑なかご1の縦振動を発生し、乗心地を悪くして乗
客に不快感を与えるという問題点がある。
【0008】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、二次導体の継目における推力変動を抑制
して、乗心地を良好にできるようにしたリニアモータエ
レベーターの制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
るリニアモータエレベーターの制御装置は、二次導体の
継目を検出する継目検出器と、この継目検出器の出力に
より一次巻線が二次導体の継目に対して進入及び脱出し
たことを検出する進入脱出検出回路と、一次巻線の移動
量を検出する移動量検出器と、二次導体の継目からの距
離に対応するリニア誘導モータの等価二次抵抗値をベク
トル制御の直交座標系に分解した形で記憶する直交軸成
分二次抵抗値記憶装置と、進入脱出検出器の出力と移動
量検出器の出力により二次導体から一次巻線までの距離
を算出し、一次巻線が二次導体の継目と係合している間
は継目位置からの距離に対応する直交軸成分二次抵抗値
を記憶装置から抽出して出力する二次抵抗値出力回路
と、この二次抵抗値出力回路の出力を演算要素の一部と
して制御回路へ供給する係数演算回路とを備えたもので
ある。
【0010】また、第2発明に係るリニアモータエレベ
ーターの制御装置は、第1発明のものにおいて、二次導
体の隣接する継目間の距離を一次巻線の長さよりも長く
設定したものである。
【0011】また、第3発明に係るリニアモータエレベ
ーターの制御装置は、第1発明のものにおいて、継目検
出器をかご又はつり合おもりに設置し、二次導体と係合
してその継目位置を検出する構成としたものである。
【0012】また、第4発明に係るリニアモータエレベ
ーターの制御装置は、第1発明のものにおいて、継目検
出器を、昇降路の所定位置から二次導体の各継目位置ま
での距離を記憶する継目位置記憶装置と、所定位置から
の移動量検出器の出力が継目位置記憶装置に記憶された
距離に等しくなったことを検出する継目検出回路とで構
成したものである。
【0013】また、第5発明に係るリニアモータエレベ
ーターの制御装置は、第1〜第3発明のものにおいて、
二次導体の継目にスリットを設け、このスリットを光電
装置で検出する構成の継目検出器を用いたものである。
【0014】
【作用】この発明の第1発明においては、二次導体の継
目を検出して、この継目位置からの一次巻線の距離を算
出し、一次巻線が二次導体の継目と係合している間は継
目位置からの距離に対応する直交軸成分二次抵抗値を記
憶値から抽出して、ベクトル制御の演算要素の一部とし
て供給するようにしたため、リニアモータは正確な二次
抵抗値で制御される。
【0015】また、第2発明においては、二次導体の隣
接する継目間の距離を一次巻線の長さよりも長く設定し
たため、一次巻線が同時に複数の継目と係合することは
ない。
【0016】また、第3発明においては、継目検出器を
かご又はつり合おもりに設置し、二次導体との係合によ
りその継目を検出するようにしたため、二次導体の継目
は継目検出器によって直接検出される。
【0017】また、第4発明においては、昇降路の所定
位置から二次導体の継目位置までの距離を記憶させ、上
記所定位置から一次巻線までの距離が上記記憶値に等し
くなったことで継目を検出するようにしたため、かご又
はつり合おもりに継目検出器の設置は必要ない。
【0018】また、第5発明においては、二次導体の継
目にスリットを設け、このスリットを光電装置で検出す
るようにしたため、モータという磁気系の中で使用する
際に磁界の影響を受けることがない。
【0019】
【実施例】
実施例1.図1〜図7はこの発明の第1〜第3及び第5
発明の一実施例を示す図で、図1はつり合おもり部分の
正面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は移動
量検出器部分の拡大図、図4は二次導体の継目部分図、
図5は固定座標系と回転座標系のベクトル図、図6は二
次導体の抵抗値変化説明図であり、従来装置と同様の部
分は同一符号で示す。
【0020】図1〜図4において、20はつり合おもり
5に設けられた光電式の継目検出器で、投光器20a及
び受光器20bからなっており、投光器20aからの光
線20cを受光器20bで受光するものである。そし
て、この光線20cの光軸の位置は一次巻線7の上端7
aと一致している。21も同様の継目検出器でそれぞれ
投光器21a、受光器21b及び光線21c(いずれも
図示しない)を有し、その光軸の位置は一次巻線7の下
端7bと一致している。二次導体10の継目10a部分
には、隣接する上下の二次導体10、10をわずかに切
り欠いたスリット10bが形成され、上記光軸はこのス
リット10bを通過するように構成されている。
【0021】22はつり合おもり5に設置された移動量
検出器で、固定台22aを介して固定されたエンコーダ
22bからなり、エンコーダ22bは軸22cとこれに
結合されたローラ22dを有し、ローラ22dは二次導
体9の側面に当接している。
【0022】上記のように構成されたリニアモータエレ
ベーターにおいては、継目検出器20、21で二次導体
10の継目10aを検出し、移動量検出器22でつり合
おもり5、つまり一次巻線6、7の移動距離を検出す
る。すなわち、つり合おもり5が下方へ移動して、継目
検出器21の光軸がスリット10bと一致すると、受光
器21bは投光器21aからの光線21cを受光し、一
次巻線7の下端7bがスリット10bに係合したことを
検出し、一次巻線7が継目10aに進入したことを検出
する。
【0023】更に、つり合おもり5が下方へ移動して、
継目検出器20の光軸がスリット10bと一致すると、
受光器20bは投光器20aからの光線21cを受光
し、一次巻線7の上端7aがスリット10bに係合した
ことを検出し、一次巻線7が継目10aから脱出したこ
とを検出する。左右の一次巻線7、6の上端7a及び下
端7bは、それぞれ水平方向で同じレベルになるように
構成されている。また、左右の二次導体10、9の継目
10a、9aも、水平方向で同じレベルになるように構
成されている。
【0024】また、つり合おもり5が移動すると、ロー
ラ22dは二次導体9上を転動し、エンコーダ22bは
軸22cの回転角度に対応したパルスを発生する。これ
で、エンコーダ22bはつり合おもり5の移動量に応じ
たパルスを発生するため、これをカウントすることによ
り、つり合おもり5、つまり一次巻線6、7の移動量が
検出される。
【0025】次に、この実施例の制御動作を数1及び図
5〜図7を参照して説明する。数1の(1)式はリニア誘
導モータの固定座標系(αβ軸)における電圧方程式で
あり、二次導体6、7の等価二次抵抗を直交αβ軸成分
に分解した形で表現されている。また、(2)式及び(3)
式は(1)式を固定座標系(αβ軸)から回転座標系(d
q軸)に変換した電圧方程式である。
【0026】
【数1】
【0027】ここに、υαs:α軸一次電圧 υβs:β軸一次電圧 υds:d軸一次電圧 υqs:q軸一次電圧 Rs:一次抵抗 Ls:一次インダクタンス M:相互インダクタンス Lr:二次インダクタンス P:微分演算子(d/dt) σ:1−(M2/LsLr) Rαr:α軸二次抵抗 Rβr:β軸二次抵抗 iαs:α軸一次電流 iβs:β軸一次電流 ids:d軸一次電流 iqs:q軸一次電流 ω:一次電圧角速度 ωre:モータ速度 ωs:すべり周波数 λαr:α軸二次磁束 λβr:β軸二次磁束
【0028】図5に固定座標系(αβ軸)と回転座標系
(dq軸)の関係を示す。ここにθは両座標系のある時
刻における位相角(角度・位置)を示し、dθ/dt=
ω(一次電圧の周波数)となる。従来のリニア誘導モー
タの制御では、上記の式(1)(3)において、Rαr=R
βr=Rr(一定値の等価二次抵抗値)としている。しか
し、実際の二次抵抗Rαr、Rβrは、二次導体9、10
の継目9a、10aと一次巻線6、7との相対位置関係
に対応して図6(A)に示すように変化することが知られ
ている。したがって、Rαr=Rβr=Rr(一定値)と
して制御したのでは、精密な制御はできず、図11に示
すような推力変動が発生する。
【0029】実施例1では、使用するリニア誘導モータ
について、あらかじめ二次導体9、10の継目9a、1
0aからの距離χ1〜χnに対応する二次抵抗Rαr、R
βrを測定しておき、図6(A)を図6(B)に示すような
表にして、制御装置の制御コンピュータのメモリによっ
て構成される直交軸成分二次抵抗値記憶装置25に記憶
させてある。
【0030】図7において、30は誘導電動機のベクト
ル制御回路で、例えば特開昭60−128885号公報
に示されているので、詳細な説明は省略する。31は二
次抵抗値補正回路で、実施例1として付加された部分で
あり、以下この部分について説明する。
【0031】31Aは継目検出器20、21に接続され
た進入脱出検出回路、31Bは進入脱出検出回路31A
及び移動量検出器22に接続された二次抵抗値出力回
路、31Cは二次抵抗値出力回路31Bに接続され、
(3)式の係数KRd、KRq、KRdqを演算して出力する係
数演算回路であり、ベクトル制御回路30の二次磁束演
算回路30A及びすべり周波数演算回路30Bに接続さ
れている。
【0032】次に、二次抵抗値補正回路31の動作を説
明する。進入脱出検出回路31Aは継目検出器20、2
1の出力信号によって、一次巻線7が二次導体10の継
目10aに進入したか、継目10aから脱出したかを検
出する。二次抵抗値出力回路31Bは進入脱出検出回路
31Aからの信号と、移動量検出器22からの信号によ
り、二次導体10の継目10aと一次巻線7との相対距
離χ(n)を算出する。そして、二次抵抗記憶装置25か
ら相対距離χ(n)に対応するα軸二次抵抗値Rαr(n)
及びβ軸二次抵抗値Rβr(n)を抽出して出力する。
【0033】係数演算回路31Cは入力された二次抵抗
値Rαr(n)、Rβr(n)により上記(3)式を演算して、
係数KRd、KRdqをベクトル制御回路30の二次磁束演
算回路30Aへ出力し、係数KRd、KRq、KRdqをすべ
り周波数演算回路30Bへ出力する。これで、上記(2)
式に従って従来のベクトル制御と同様に制御される。こ
のようにして、一次巻線7が継目10aと係合している
間は、二次抵抗値Rαr、Rβrは位置によって変化する
実際に近い値で制御されるため、リニア誘導モータは指
令値に正確に追従するように制御される。
【0034】実施例2.この実施例はこの発明の第4発
明の一実施例を示すものであり、図1〜図7を参照す
る。ただし、図1及び図4に示すスリット10bは設け
られていない。実施例1では継目検出器20、21によ
って継目10aのスリット10bを検出するものとした
が、実施例2では距離演算によって継目10aを検出し
ようとするものである。
【0035】すなわち、昇降路の所定位置から二次導体
9、10の各継目9a、10aまでの距離をメモリから
なる継目位置記憶装置(図示しない)に記憶させる。一
方、移動量検出器22によって上記所定位置からの移動
距離を求め、これが継目位置記憶装置に記憶された距離
に等しくなった点を継目位置として検出する継目検出回
路(図示しない)を設けることにより実現できる。この
ようにして、距離演算によって継目9a、10aを検出
しているため、図1及び図4に示すスリット及び光電装
置等の継目検出器20、21は不要となる。
【0036】なお、次のように実施することも可能であ
る。 (1)上記各実施例は、両側式リニア誘導モータとして
説明したが、これを片側式リニア誘導モータに適用す
る。 (2)実施例1では継目検出器20、21として光電式
のものを示したが、これに限らず磁気式のものを用い
る。 (3)移動量検出器22として回転式のエンコーダ22
bを用いるものを示したが、これをリニアエンコーダ、
交差誘導線等を用いるものとする。
【0037】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、二次導体の継目を検出して、この位置からの一次
巻線の距離を算出し、一次巻線が二次導体の継目と係合
している間は継目位置からの距離に対応する直交軸成分
二次抵抗値を記憶値から抽出して、ベクトル制御の演算
要素の一部として供給するようにしたので、リニアモー
タは正確な二次抵抗値で制御され、指令値に正確に追従
して推力変動は小さくなり、乗心地を大幅に改善するこ
とができる効果がある。
【0038】また、第2発明では、二次導体の隣接する
継目間の距離を一次巻線の縦方向の長さよりも長く設定
したので、一次巻線が同時に複数の継目と係合すること
はなく、制御を単純化することができる効果がある。
【0039】また、第3発明では、継目検出器をかご又
はつり合おもりに設置し、二次導体との係合によりその
継目を検出するようにしたので、二次導体の継目は継目
検出器によって直接検出され、正確に継目を検出するこ
とができる効果がある。
【0040】また、第4発明では、昇降路の所定位置か
ら二次導体の継目位置までの距離を記憶させ、上記所定
位置から一次巻線までの距離が、上記記憶値に等しくな
ったことで継目位置を検出するようにしたので、かご又
はつり合おもりに継目検出器の設置は必要なく、継目検
出を安価に実現することができる効果がある。
【0041】また、第5発明では、二次導体の継目にス
リットを設け、このスリットを光電装置で検出するよう
にしたので、モータという磁気系の中で使用する際に磁
界の影響を受けることがなく、誤動作のない継目検出を
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すつり合おもり部分の
正面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図2の移動量検出器部分の拡大図。
【図4】図1の二次導体の継目部分図。
【図5】この発明の実施例1を示すリニア誘導モータの
固定座標系と回転座標系の関係を表すベクトル図。
【図6】この発明の実施例1を示す二次導体の抵抗値変
化説明図で、(A)は抵抗値変化曲線図、(B)は直交軸成
分二次抵抗値記憶装置の内容図。
【図7】この発明の実施例1を示す制御回路のブロック
線図。
【図8】従来のリニアモータエレベーターのつり合おも
り部分の正面図。
【図9】図8のIX−IX線断面図。
【図10】図8の二次導体の継目部分の拡大図。
【図11】図8によるリニアモータエレベーターの推力
低下特性図。
【符号の説明】
1 かご、5 つり合おもり、6,7 一次巻線、8
昇降路壁、9,10二次導体、9a,10a 継目、1
0b スリット、20,21 継目検出器、22 移動
量検出器、25 直交軸成分二次抵抗値記憶装置、30
制御回路、31A 進入脱出検出回路、31B 二次
抵抗値出力回路、31C 係数演算回路。 化学式等を記載した書面 明細書
【数1】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご又はつり合おもりに搭載されたリニ
    ア誘導モータの一次巻線と、昇降路に配置された複数の
    平板が縦方向に接続され上記一次巻線と係合する二次導
    体を有し、この二次導体の抵抗値を演算要素の一部とし
    て上記一次巻線をベクトル制御方式によって制御して上
    記かごを走行させる制御回路を有する装置において、上
    記二次導体の継目を検出する継目検出器と、この継目検
    出器の出力により上記一次巻線が上記二次導体の継目に
    対して進入及び脱出したことを検出する進入脱出検出回
    路と、上記一次巻線の移動量を検出する移動量検出器
    と、上記二次導体の継目からの距離に対応する上記リニ
    ア誘導モータの等価二次抵抗値を上記ベクトル制御の直
    交座標系に分解した形で記憶する直交軸成分二次抵抗値
    記憶装置と、上記進入脱出検出器の出力と移動量検出器
    の出力により上記二次導体の継目と上記一次巻線との相
    対距離を算出し、上記一次巻線が上記二次導体の継目と
    係合している間は上記継目位置からの距離に対応する上
    記直交軸成分二次抵抗値を上記記憶装置から抽出して出
    力する二次抵抗値出力回路と、この二次抵抗値出力回路
    の出力を上記演算要素の一部として上記制御回路へ供給
    する係数演算回路とを備えたことを特徴とするリニアモ
    ータエレベーターの制御装置。
  2. 【請求項2】 二次導体の隣接する継目間の距離を一次
    巻線の長さよりも長く設定したことを特徴とする請求項
    1記載のリニアモータエレベーターの制御装置。
  3. 【請求項3】 継目検出器をかご又はつり合おもりに設
    置し、二次導体と係合してその継目位置を検出する構成
    としたことを特徴とする請求項1記載のリニアモータエ
    レベーターの制御装置。
  4. 【請求項4】 継目検出器を、昇降路の所定位置から二
    次導体の各継目位置までの距離を記憶する継目位置記憶
    装置と、上記所定位置からの移動量検出器の出力が上記
    継目位置記憶装置に記憶された距離に等しくなったこと
    を検出する継目検出回路とで構成したことを特徴とする
    請求項1記載のリニアモータエレベーターの制御装置。
  5. 【請求項5】 二次導体の継目にスリットを設け、この
    スリットを光電装置で検出する構成の継目検出器を用い
    たことを特徴とする請求項1〜請求項3記載のリニアモ
    ータエレベーターの制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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