JP2011173704A - エレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定方法およびシステム - Google Patents

エレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】エレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数を正確に測定する方法およびシステムを提供する。
【解決手段】先ず、乗りかごを一定速度で走行させるときに誘導電動機の負荷が0となると見積もられたウェイトを乗りかごに積載した状態で、乗りかごを一定速度で走行させている時に、誘導電動機に電力を供給する電力変換器を制御する制御回路における電流指令値を0に切り換え、零電流制御を開始する。この時点における制御回路の出力電圧値をVstartとし、時定数測定の終了の基準となる出力電圧値として、Vstartの1/eの目標電圧値Vendを設定する。次に、制御回路の出力電圧値が目標電圧Vendに達するまで、カウンタの値をインクリメントする。出力電圧値が目標電圧Vendに達した時点におけるカウント値に対応する時間を誘導電動機の2次時定数として求める。
【選択図】図5

Description

本発明は、エレベータを駆動する誘導電動機の制御定数の測定方法およびシステムに関し、特に、エレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数の測定方法およびシステムに関する。
電力変換装置を用いて可変電圧可変周波数で誘導電動機を制御するためには誘導電動機の電気角を把握し、励磁電流およびトルク電流を適切なすべり角で与えるベクトル制御が必要である。ベクトル制御に必要な誘導電動機の制御定数の1つに2次側すなわち回転子の時定数である2次時定数がある。誘導電動機の制御定数を算出するためには1次巻線抵抗測定、無負荷試験、拘束試験を実施して諸特性を測定して算出する必要がある。
誘導電動機の制御定数のうち2次時定数については、上記の方法に代わる方法として、特許文献1に、誘導電動機の負荷が無い状態において一定速度で回転している誘導電動機の電流が0となるようにベクトル制御を行うとその電圧指令値は電動機の端子電圧と同等になることが記載されている。また、特許文献2には、電圧指令値の減衰が1次遅れ系となり、電圧指令値の時定数が2次時定数となることが記載されている。
エレベータシステムのように誘導電動機が巻上機等の負荷に取り付けられた状態においても予め制御定数を算出することができれば問題はないが、可変電圧制御方式または極数切換制御方式のエレベータ制御盤を可変電圧可変周波数制御の制御盤に変更し既存の誘導電動機をそのまま流用するような制御リニューアルを行う場合には、既存の誘導電動機の2次時定数等のベクトル制御のために必要な制御定数を測定していないために、誘導電動機に負荷が取り付けられた状態で制御定数を測定しなければならないという課題があった。
また、誘導電動機の2次時定数の見積が固有の値からずれていても出力電圧の飽和やトルク不足が生じない範囲であればベクトル制御は破綻しないが、固有の値を設定せずに制御上は問題のない値に設定して制御を行うと誘導電動機が本来持つ最適なベクトル制御ができない問題点がある。
特開2003−284380号公報 特許第3265768号公報
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、誘導電動機に負荷が取り付けられた状態でエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数を正確に測定する方法およびシステムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態によるエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定方法およびシステムにおいては、乗りかごと、乗りかごをワイヤロープを介して昇降路内を走行させる巻上機と、巻上機を駆動する誘導電動機と、誘導電動機に電力を供給する電力変換装置と、電力変換装置に入力される直流電圧を測定する直流電圧検出回路と、誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出回路と、誘導電動機の回転状態を表す量を検出する回転検出器と、回転検出器と前記電圧検出回路と前記電流検出回路から入力される信号に基づいて電力変換装置を制御する機能を有する制御装置を具備するエレベータシステムにおいて、乗りかごを一定速度で走行させるときに誘導電動機の負荷が0となると見積もられたウェイトを乗りかごに積載した状態で、乗りかごを一定速度で走行させている時に誘導電動機に流れる電流が0となるように電力変換装置を制御する。制御装置の応答出力の電圧振幅に比例する被測定電圧の振幅を測定し、測定された被測定電圧の1次遅れ時定数を誘導電動機の2次時定数として求める。
本発明によれば、誘導電動機に負荷が取り付けられた状態でエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数を正確に測定する方法およびシステムが提供される。
本発明の実施が適用されるエレベータシステムの概略構成例である。 本発明の実施形態が適用される誘導電動機とその電源系統の構成の一例である。 本発明の実施形態における電力変換装置を制御する制御器の構成例を表す図である。 図3に示した本発明の実施形態における制御器の電流指令値が0に切り換えられたときの制御器から出力される電圧の振幅値の応答波形である。 本発明による第1の実施形態における動作の一例を表すフローチャートである。 本発明による第1の実施形態における機能ブロックの構成例を表す図である。 本発明による第2の実施形態における動作の一例を表すフローチャートである。 本発明による第2の実施形態における機能ブロックの構成例を表す図である。 本発明による第3の実施形態における動作の一例を表すフローチャートである。 本発明による第3の実施形態における機能ブロックの構成例を表す図である。 本発明による第4の実施形態における動作の一例を表すフローチャートである。 本発明による第4の実施形態における機能ブロックの構成例を表す図である。
以下、適宜、図面を参照しながら本発明の一例としての実施形態の説明を行う。尚、同一部分については、異なる図であっても、同一の参照符号を付する。図1に本発明の実施形態が適用されるエレベータシステムの概略構成例を示す。誘導電動機1は、巻上機2に機械的に連結され、巻上機2を回動させる。乗りかご3と、乗りかご3の巻上げ効率を向上させるための釣合い重り4は、ワイヤロープ5によって連結されている。ワイヤロープ5は巻上機2のシーブに巻き回され、誘導電動機1のトルクによって、乗りかご3と釣合い重り4を昇降させる。ここで、釣合い重り4の重量は、通常、乗りかご3自体の重量と、乗りかご3の定格積載荷重の45〜50%の重量との和に設定される。
図2に、本発明の実施形態が適用される誘導電動機とその電源系統の構成の一例を示す。交流電源11の電力は、AC/DC変換装置12によって、電圧がVdcFの直流に変換される。AC/DC変換装置12は、整流素子、コンデンサ等から構成される。AC/DC変換装置12の出力電圧VdcFは、電圧検出回路13によって測定される。AC/DC変換装置12の出力は、電力変換装置14に入力され、ゲート信号にしたがって所望の電圧・周波数の交流電力に変換される。電力変換装置14には、例えば、IGBT等のパワー半導体素子が含まれる。電力変換装置14によって所望の電圧・周波数に変換された交流電力は、誘導電動機1に供給される。本実施形態において、電力変換装置14から出力される電力はu、v、w成分からなる3相であり、電力変換装置14から出力される、例えば、uおよびw成分の電流IuF、IwFは、それぞれ電流検出回路15a、15bによって検出される。尚、v成分の電流IvFは、uおよびw成分の電流IuF、IwFの値から求めることができるため、必ずしも検出する必要はない。回転検出器16は、誘導電動機1の回転状態を表す量を検出する。回転検出器16は、例えば、エンコーダ、レゾルバ等によって実装することができる。回転検出器16によって検出される誘導電動機1の回転状態を表す量から、誘導電動機1の回転数を、直接的または間接的に知ることができる。以降、回転検出器16によって検出される誘導電動機1の回転状態を表す量を、例として、誘導電動機1の回転子の回転角であるとして説明を行うが、回転角は例示であって回転角に限定されるものではない。検出された直流電圧VdcF、電流IuF、IwF、回転角θ等は、制御器17に入力される。制御器17は入力された情報に基づいてベクトル制御を行い、ゲート信号を電力変換装置14に出力することによって、電力変換装置14を制御する。制御器17は、例えば、マイクロコンピュータ、ROM、RAMまたは磁気記憶装置等のハードウェア資源と、ベクトル制御に必要なソフトウェアを含む、いわゆる組み込みシステムによって実装される。
図3に、電力変換装置を制御する制御器の構成例を示す。uvw/dq変換器21は、それぞれ電流検出回路15a、15bによって検出された3相電流のうちのIuFとIwFとから、dq直交座標に変換するdq変換によってd相およびq相の電流値IdF、IqFを求める。uvw/dq変換器21によって求められたd相およびq相の電流値IdF、IqFは、それぞれ比例積分制御器22aおよび22bに入力される。比例積分制御器22aおよび22bには、さらに、比例積分制御の基準値となる電流指令値が入力される。比例積分制御器22aおよび22bは、d相およびq相について電流ループ処理を行う。比例積分制御器22aおよび22bに入力される電流指令値は、それぞれ、電流指令値切換器23aおよび23bによって切り換えられる。本実施形態において、電流指令値切換器23aおよび23bは、電流指令値を0に切り換えることができ、図3には電流指令値が0に切り換えられた状態を示している。比例積分制御器22aおよび22bからは、それぞれ、dq軸の電圧指令値VdCおよびVqCが出力される。dq/uvw変換器24にはdq軸の電圧指令値VdCおよびVqCが入力され、dq/uvw変換器24は、dq軸の電圧指令値を3相の電圧指令値に変換する。dq/uvw変換器24から出力される3相の電圧指令値は、PWM制御器25に入力され、PWM制御器25は入力された3相の電圧指令値をゲート信号に変換する。また、d相の電圧指令値VdCおよびq相の電圧指令値VqCは、誘導電動機1に印加される電圧の振幅に比例する値を算出する電圧算出器26に入力される。電圧算出器26は、(VdC+VqC1/2にしたがって誘導電動機1に印加される電圧の振幅に比例する値VCを算出する。
図1に示したような一般的な機械室ありロープ式のエレベータシステムでは、誘導電動機1には巻上機2を介して乗りかご3および釣合い重り4の負荷が加えられている。前述したように、乗りかご3の重量と釣合い重り4の重量との関係は、乗りかご3の定格積載荷重の、例えば、45〜50%のウェイトを乗りかご3に積載したときに、釣合い重り4と釣り合うように一般的には設計されている。このような釣合い重りの調整は、オーバーバランス調整と呼ばれる。一例として、定格積載荷重が600kgのエレベータシステムの場合には、乗りかご3に270kg〜300kgのウェイトを積載したときに、釣合い重り4と釣り合う。
但し、この状態では巻上機2の伝達損失の分、誘導電動機1の負荷となるため、乗りかご3を上昇させる場合にも、下降させる場合にも、誘導電動機1は同量の負荷を駆動することとなる。そこで上昇または下降のいずれかの方向に限定し、例えば、乗りかご3を上昇させるときに巻上機2の損失に起因する負荷分を相殺できる分だけ乗りかご3に積載するウェイトを減らすことによって、乗りかご3を一定速度で上昇させるときだけ誘導電動機1の負荷がなくなるようにすることができる。巻上機2の損失に起因する負荷分は、ウォームギア構造の巻上機の場合、乗りかご3の定格積載荷重の、例えば、15%程度である。一例として、乗りかご3の定格積載荷重の45%のウェイトを乗りかご3に積載したときに、釣合い重り4と乗りかご3が釣り合う場合、乗りかご3に積載するウェイトを、乗りかご3の定格積載荷重の30%程度にすることによって、乗りかご3を一定速度で上昇させるときの誘導電動機1の負荷がなくなるようにすることができる。
乗りかご3を下降させる場合には、巻上機2の損失に起因する負荷分を相殺できる分だけ乗りかご3に積載するウェイトを増やすことによって、乗りかご3を一定速度で下降させるときの誘導電動機1の負荷がなくなるようにすることができる。上記の数値例を用いると、乗りかご3に積載するウェイトを、乗りかご3の定格積載荷重の60%程度にすることによって、乗りかご3を一定速度で下降させるときの誘導電動機1の負荷がなくなるようにすることができる。
乗りかご3が一定速度で上昇または下降している状態で誘導電動機1に流れる電流が0になるようにする制御を行うと、誘導電動機1のトルクは0となり、負荷がないため、誘導電動機1は同じ回転速度で回転し続けようとする。以降、本明細書において、誘導電動機1に流れる電流が0になるようにする制御を零電流制御と呼ぶ。零電流制御を開始する前の時点では、誘導電動機1の残留磁界と一定回転による誘導起電力によって、誘導電動機1に電流が流れようとする。
電流指令値切換器23a、23bによって電流指令値を強制的に0とし、零電流制御を開始すると、IuF、IwFからuvw/dq変換器21で変換されたIdF、IqFが0となるように、比例積分制御器22a、22bによって電圧指令値VdC、VqCが出力される。電圧指令値VdC、VqCはdq/uvw変換器24に入力され、3相の電圧指令値に変換される。3相の電圧指令値はPWM制御器25に入力され、PWM制御器25は3相の電圧指令値に応じてゲート信号を出力する。ゲート信号は電力変換装置14に入力され、を経てゲート信号が出力され電力変換装置14はゲート信号に応じて誘導電動機1に電力を供給する。
比例積分制御器22a、22bから出力される電圧指令値VdC、VqCは、また、電圧算出器26に入力される。電圧算出器26は、d相の電圧指令値VdCとq相の電圧指令値VqCから、式(1)にしたがって、電圧検出器13で検出したAC/DC変換装置12から出力される直流電圧値VdcFで正規化された電圧指令値VCを算出する。
VC=(VdC+VqC1/2 (1)
正規化された電圧指令値VCにAC/DC変換装置12から出力される直流電圧値VdcFを乗算することによって出力電圧の振幅値Voutが得られる。出力電圧値Voutおよび正規化された電圧指令値VCは、1次遅れ系の応答を呈する。出力電圧値Voutは、誘導電動機1の電流を機械的に遮断した場合の誘導電動機1の端子電圧と同等であるため、出力電圧値Voutまたは正規化された電圧指令値VCの1次遅れ系の応答の時定数を測定することによって正確な誘導電動機1の2次時定数として使用することができる。
以下、フローチャートおよび機能ブロック図を参照しながら、本発明の実施形態の動作および機能ブロックを説明する。尚、以降の説明においては、零電流制御の開始時刻を0とし、零電流制御開始時刻からの時間をtで表す。図4に、exp[−t/τ]に比例する出力電圧値Vout(t)の応答波形を示す。また、乗りかご3には、誘導電動機1の負荷が0となると見積もられた、前述したような重量のウェイトが予め積載されているものとする。
(第1の実施形態)
図5および図6に、それぞれ、第1の実施形態における動作の一例を示すフローチャートおよび機能ブロック図を示す。先ずステップS501で、電流指令値IdC、IqCを切り換える電流指令値切換部601における電流指令値IdCおよびIqCを0に切り換える。電流指令値切換部601は、図3に示した切換器23a、23bに対応する。電流指令値IdCおよびIqCを0に切り換えるとともに、時定数を測定するためのカウンタ602のカウント値Tcountをゼロにリセットする。電流指令値IdCおよびIqCを0に切り換えることによって零電流制御が開始される。ステップS502で、出力電圧測定部603によって測定された、零電流制御開始時t=0における出力電圧値Vout(0)をVstartとして記憶部604に保存する。また、ステップS503で、目標電圧値設定・記憶部605は、時定数測定の終了の基準となる出力電圧値Vout(t)の値として目標電圧値Vendを設定し、記憶する。目標電圧値Vendは、例えば、Vstartの1/e(約0.37)倍に設定される。次にステップS504で、電圧比較部606は、出力電圧値Vout(t)が目標電圧Vend以下となったか否かを判定する。ステップS504において出力電圧値Vout(t)が目標電圧Vend以下になっていないと判定されると、ステップS505に進み、カウンタ602のカウント値Tcountをインクリメントする。カウント値Tcountがインクリメントされた後、処理はステップS504に戻り、出力電圧値Vout(t)が目標電圧Vend以下となったと判定されるまで、前述した動作を繰り返す。ステップS504において出力電圧値Vout(t)が目標電圧Vend以下になったと判定されると、ステップS506に進み、その時点におけるカウント値TcountをT2として記憶部607に保存する。ステップS503において、目標電圧値VendがVstartの1/e倍に設定された場合には、T2に対応する時間が誘導電動機の2次時定数として求められる。尚、出力電圧値Vout(0)、目標電圧値Vend、T2を保存する機能は同一の記憶装置に実装することもできる。
本実施形態によれば、乗りかご3が一定速度で上昇または下降する際に、誘導電動機1の負荷がなくなるようなウェイトを乗りかご3に積載した状態で零電流制御を実施することにより、通常の無負荷運転時の零電流制御と同じ状態として電圧指令値の1次遅れ時定数を測定することによって、誘導電動機1の2次時定数を求めることができる。
(第2の実施形態)
次に本発明による第2の実施形態を、図7および図8を用いて説明する。エレベータの負荷試験用に使用するウェイトは数十kg単位であるために、乗りかご3が一定速度で上昇または下降する際の誘導電動機1を完全に無負荷の状態にすることができない事態がしばしば発生する。このような場合、第1の実施形態による測定によって得られる2次時定数は不正確なものとなる。本発明による第2の実施形態は、誘導電動機1が完全に無負荷の状態にはないときに、第1の実施形態による測定によって得られる2次時定数の補正を可能とする。本実施形態による補正は、零電流制御中の誘導電動機1で発生する誘導起電力は、残留磁束が同じであれば、誘導電動機1の回転速度に比例する事実を利用する。すなわち、誘導電動機1の負荷により発生する誘導電動機1の回転速度変化を利用して、第1の実施形態によって測定した時定数を補正する。
図7および図8に、それぞれ、第2の実施形態における動作の一例を示すフローチャートおよび機能ブロック図を示す。図7に示すフローチャートには、図5に示したフローチャートに、誘導電動機1の初期回転速度Fstartを算出し、記憶するステップS701と、2次時定数を、出力電圧値Vout(t)が目標電圧Vend以下になったと判定された時点T2における回転速度Fstopと初期回転速度Fstartとを用いて補正するステップS702とが追加されている。ここで、誘導電動機1の回転速度F(t)は、回転検出器16によって検出される誘導電動機1の回転子の回転角θ(t)を用いて、式(2)から求められる。
F(t)=(1/2π)×dθ(t)/dt (2)
したがって、Fstart =F(0)、Fstop =F(T2)である。ステップS501乃至506における動作は、第1の実施形態における動作と同一である。図8に示す機能ブロック図には、図6に示した機能ブロック図に、誘導電動機1の回転速度F(t)を回転検出器16によって検出される誘導電動機1の回転子の回転角θ(t)から算出する回転速度算出部801と、誘導電動機1の回転速度Fstart、Fstopを保存する回転速度記憶部802と、測定されたT2を補正するT2補正部803とが追加されている。参照符号601乃至607で示す機能ブロックの機能は、第1の実施形態における機能と同一である。
第1の実施形態と異なる点について説明を行う。ステップS503で、目標電圧値設定・記憶部605が、時定数測定の終了の基準となる出力電圧値Vout(t)の値として目標電圧値Vendを設定し、記憶した後、処理はステップS701に進む。ステップS701において、回転検出器16で検出される誘導電動機1の回転子の回転角θ(t)から回転速度算出部801によって算出される、零電流制御開始時の誘導電動機1の回転速度Fstartを初期回転速度として回転速度記憶部802に保存する。次いで、ステップS504乃至506の処理を行った後、ステップS506で記憶部607に保存されたT2を、ステップS702において、T2補正部803によってFstart/Fstopを乗じる補正を行う。ここで、回転速度記憶部802には、測定終了時点における誘導電動機1の回転速度Fstopも保存される。尚、誘導電動機1の回転速度を保存する機能は、出力電圧値Vout(0)、目標電圧値Vend、T2を保存する機能とともに、同一の記憶装置に実装することもできる。
このように第2の実施形態によれば、乗りかご3が一定速度で上昇または下降する際の誘導電動機1の負荷が完全に0ではない状態で測定を行った場合でも、誘導電動機1の回転速度の変化に基づいて、測定した2次時定数の補正を行うことによって、より正確な2次時定数を求めることができる。また、乗りかご3が一定速度で上昇または下降する際の誘導電動機1の負荷がなるように、乗りかごに積載するウェイトを微調整し、再度測定を行う労力を省くことができる。
(第3の実施形態)
次に本発明による第3の実施形態を、図9および図10を用いて説明する。零電流制御を行っているときには誘導電動機1はトルクを発生しないため、乗りかご3に積載されたウェイトが適切な値でない場合には、誘導電動機1の回転速度は加速するか、減速した後に逆回転となって加速するかどちらかとなる。このような場合の誘導電動機1の回転速度の変化が小さければ問題はなく、測定結果も第2の実施形態で述べたように補正することによって正確な値を得ることができるが、誘導電動機1の回転速度の変化が許容範囲を超えると、エレベータ機器あるいは昇降路の破損を招いたり、安全性の面で問題を招く虞がある。本発明による第3の実施形態は、測定中における誘導電動機1の回転速度の変化が許容範囲を超えた場合に、第1の実施形態による測定の途中で零電流制御の中止を可能とする。
図9および図10に、それぞれ、第3の実施形態における動作の一例を示すフローチャートおよび機能ブロック図を示す。図9に示すフローチャートには、図5に示したフローチャートに、誘導電動機1の回転速度F(t)の許容範囲を規定する最大回転速度Fmaxと、最小回転速度Fminを設定するステップS901と、測定中の誘導電動機1の回転速度F(t)がステップS901で設定された許容範囲に収まっているか否かを判断するステップS902が追加されている。ステップS501乃至506における動作は、第1の実施形態における動作と同一である。図10に示す機能ブロック図には、図6に示した機能ブロック図に、誘導電動機1の回転速度F(t)を回転検出器16によって検出される誘導電動機1の回転子の回転角θ(t)から算出する回転速度算出部801と、誘導電動機1の回転速度F(t)の許容範囲を設定する回転速度許容範囲設定部1001と、誘導電動機1の回転速度F(t)が設定された許容範囲に収まっているか否かを監視し、判断する回転速度監視部1002とが追加されている。参照符号601乃至607で示す機能ブロックの機能は、第1の実施形態における機能と同一である。
第1の実施形態と異なる点について説明を行う。ステップS503で、目標電圧値設定・記憶部605が、時定数測定の終了の基準となる出力電圧値Vout(t)の値として目標電圧値Vendを設定し、記憶した後、処理はステップS901に進む。ステップS901において、回転検出器16で検出される誘導電動機1の回転子の回転角θ(t)から回転速度算出部801によって算出される、零電流制御開始時の誘導電動機1の初期回転速度Fstart(=F(0))を基準として、回転速度許容範囲設定部1001は、例えば、±10%の回転速度を許容範囲として設定する。すなわち、回転速度許容範囲設定部1001は、最大回転速度Fmax(例えば、1.1×Fstart)と、最小回転速度Fmin(例えば、0.9×Fstart)を設定する。次にステップS902で、誘導電動機1の回転速度F(t)が最小回転速度Fmin以上であって、最大回転速度Fmax以下であるか否かを、回転速度監視部1002が判断する。ステップS902で誘導電動機1の回転速度F(t)が所定の許容範囲に収まっていると判断されると、第1の実施形態の説明において述べたステップS504および505の処理が行われた後、ステップS902に戻り、誘導電動機1の回転速度F(t)が所定の許容範囲に収まっているか否かが判断される。誘導電動機1の回転速度F(t)が所定の許容範囲に収まっており、かつ、出力電圧値Vout(t)が目標電圧Vend以下になっていない限り、ステップS902、ステップS504、ステップS505の処理が繰り返される。ステップS504で出力電圧値Vout(t)が目標電圧Vend以下になっていると判定されると、処理はステップS506に進む。
ステップS902で誘導電動機1の回転速度F(t)が所定の許容範囲に収まっていないと判断された場合には、回転速度監視部1002は、零電流制御の中止を指示する信号を出力し、零電流制御は中止される。
このように本発明の第3の実施形態によれば、誘導電動機1の回転速度F(t)が所定の許容範囲を超えた場合に、零電流制御を中止することによって、安全に2次時定数の測定を行うことができる。零電流制御を行っているときには誘導電動機1の回転速度は制御されず、乗りかご3の走行速度も制御されないため、エレベータ機器あるいは昇降路の破損を招いたり、安全性の面で問題を招く虞がある。零電流制御を中止することによって、エレベータ機器あるいは昇降路の破損の虞を除去し、安全性を確保することができる。
(第4の実施形態)
次に本発明による第3の実施形態を、図11および図12を用いて説明する。本実施形態は、第2の実施形態に、第3の実施形態における誘導電動機1の回転速度F(t)が所定の許容範囲を超えた場合に零電流制御を中止する動作、機能を付加した形態である。
図11および図12に、それぞれ、第4の実施形態における動作の一例を示すフローチャートおよび機能ブロック図を示す。図11に示すフローチャートには、図7に示したフローチャートに、誘導電動機1の回転速度F(t)の許容範囲を規定する最大回転速度Fmaxと、最小回転速度Fminを設定するステップS901と、測定中の誘導電動機1の回転速度F(t)がステップS901で設定された許容範囲に収まっているか否かを判断するステップS902が追加されている。ステップS501乃至506およびステップS701、702における動作は、第2の実施形態における動作と同一である。図12に示す機能ブロック図には、図8に示した機能ブロック図に、誘導電動機1の回転速度F(t)の許容範囲を設定する回転速度許容範囲設定部1001と、誘導電動機1の回転速度F(t)が設定された許容範囲に収まっているか否かを監視し、判断する回転速度監視部1002とが追加されている。参照符号601乃至607および801乃至803で示す機能ブロックの機能は、第2の実施形態における機能と同一である。前述したように、本実施形態は、第2の実施形態に、第3の実施形態における誘導電動機1の回転速度F(t)が所定の許容範囲を超えた場合に零電流制御を中止する動作、機能を付加した形態であるため、第2の実施形態に付加された動作および機能は、前述した第3の実施形態に関する記載から明らかであろう。
尚、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で開示した構成要素を変形して具体化できる。例えば、前述した実施形態の説明においては、電力変換回路の出力電圧の振幅値そのものの過渡応答を測定して時定数を求めた形態について説明を行ったが、電力変換回路の出力電圧に比例する振幅値、例えば、分圧した振幅値を測定して時定数を求めてもよい。電力変換回路の出力電圧の振幅値の過渡応答波形は、一次遅れ系の減衰する波形であることが分かっているためである。また、同じ理由により、電力変換回路の出力電圧振幅値の過渡応答の測定は、零電流制御の開始時点と必ずしも一致する必要はなく、時定数測定の終了の基準となる目標電圧値Vendを測定開始時点の出力電圧値の1/eに設定する必要も必ずしもない。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示した全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1・・・誘導電動機、 2・・・巻上機、 3・・・乗りかご、 4・・・釣合い重り、
5・・・ワイヤロープ 11・・・交流電源、 12・・・AC/DC変換装置、
13・・・電圧検出回路、 14・・・電力変換装置、
15a、15b・・・電流検出回路、 16・・・回転検出器、 17・・・制御器、
21・・・uvw/dq変換器、 22a、22b・・・比例積分制御器、
23a、23b・・・電流指令値切換器、 24・・・dq/uvw変換器、
25・・・PWM制御器、 26・・・電圧算出器、 601・・・電流指令値切換部、
602・・・カウンタ、 603・・・出力電圧測定部、 604・・・Vstart記憶部、
605・・・目標電圧値設定部、 606・・・電圧比較部、
607・・・T2記憶部、 801・・・回転速度算出部、
802・・・回転速度記憶部、 803・・・T2補正部、
1001・・・回転速度許容範囲設定部、 1002・・・回転速度監視部、

Claims (8)

  1. 乗りかごと、この乗りかごをワイヤロープを介して昇降路内を走行させる巻上機と、この巻上機を駆動する誘導電動機と、この誘導電動機に電力を供給する電力変換装置と、この電力変換装置に入力される直流電圧を測定する直流電圧検出回路と、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出回路と、前記誘導電動機の回転状態を表す量を検出する回転検出器と、この回転検出器と前記電圧検出回路と前記電流検出回路から入力される信号に基づいて前記電力変換装置を制御する機能を有する制御装置を具備するエレベータシステムにおいて、
    前記乗りかごを一定速度で走行させるときに前記誘導電動機の負荷が0となると見積もられたウェイトを前記乗りかごに積載した状態で、前記乗りかごを一定速度で走行させている時に前記誘導電動機に流れる電流が0となるように前記電力変換装置を制御するステップと、
    前記制御装置の応答出力の電圧振幅に比例する被測定電圧の振幅を測定する電圧測定ステップと、
    この電圧測定ステップにおいて測定された前記被測定電圧の1次遅れ時定数を前記誘導電動機の2次時定数として求めるステップと
    を含むことを特徴とするエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定方法。
  2. 前記回転検出器によって検出される前記誘導電動機の回転状態を表す量に基づいて、前記誘導電動機の回転速度を求める回転速度特定ステップを、さらに、含むことを特徴とする請求項1に記載のエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定方法。
  3. 前記誘導電動機に流れる電流が0となるように前記制御を開始した時点で前記回転速度特定ステップによって求められた前記誘導電動機の回転速度に対する、前記被測定電圧の1次遅れ時定数測定終了時点で前記回転速度特定ステップによって求められた前記誘導電動機の回転速度の比を、前記求められた前記2次時定数に対して除算して補正するステップを、さらに、含むことを特徴とする請求頂2に記載のエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定方法。
  4. 前記誘導電動機の回転速度の許容範囲を設定するステップと、
    前記回転速度特定ステップにおいて求められる前記誘導電動機の回転速度が前記許容範囲を超えた場合に、前記誘導電動機に流れる電流が0となるようにする前記制御を中止するステップと
    を、さらに、含むことを特徴とする請求頂2または3に記載のエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定方法。
  5. 乗りかごと、この乗りかごをワイヤロープを介して昇降路内を走行させる巻上機と、この巻上機を駆動する誘導電動機と、この誘導電動機に電力を供給する電力変換装置と、この電力変換装置に入力される直流電圧を測定する直流電圧検出回路と、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出回路と、前記誘導電動機の回転状態を表す量を検出する回転検出器と、この回転検出器と前記電圧検出回路と前記電流検出回路から入力される信号に基づいて前記電力変換装置を制御する機能を有する制御装置を具備するエレベータシステムにおいて、
    前記乗りかごを一定速度で走行させるときに前記誘導電動機の負荷が0となると見積もられたウェイトを前記乗りかごに積載した状態で、前記乗りかごを一定速度で走行させている時に前記誘導電動機に流れる電流が0となるように前記電力変換装置を制御する手段と、
    前記制御装置の応答出力の電圧振幅に比例する被測定電圧の振幅を測定する電圧測定手段と、
    この電圧測定手段を用いて測定された前記被測定電圧の1次遅れ時定数を前記誘導電動機の2次時定数として求める手段と
    を備えることを特徴とするエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定システム。
  6. 前記回転検出器によって検出される前記誘導電動機の回転状態を表す量に基づいて、前記誘導電動機の回転速度を算出する回転速度算出手段を、さらに、備えることを特徴とする請求項5に記載のエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定システム。
  7. 前記誘導電動機に流れる電流が0となるように前記制御を開始した時点で前記回転速度算出手段によって求められた前記誘導電動機の回転速度に対する、前記被測定電圧の1次遅れ時定数測定終了時点で前記回転速度算出手段によって求められた前記誘導電動機の回転速度の比を、前記求められた前記2次時定数に対して除算して補正する手段を、さらに、備えることを特徴とする請求頂6に記載のエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定システム。
  8. 前記誘導電動機の回転速度の許容範囲を設定する手段と、
    前記回転速度算出手段によって求められる前記誘導電動機の回転速度が前記許容範囲を超えた場合に、前記誘導電動機に流れる電流が0となるようにする前記制御を中止する手段と
    を、さらに、備えることを特徴とする請求頂6または7に記載のエレベータを駆動する誘導電動機の2次時定数測定システム。
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