JPH08294676A - 流動層式分級機 - Google Patents
流動層式分級機Info
- Publication number
- JPH08294676A JPH08294676A JP10278795A JP10278795A JPH08294676A JP H08294676 A JPH08294676 A JP H08294676A JP 10278795 A JP10278795 A JP 10278795A JP 10278795 A JP10278795 A JP 10278795A JP H08294676 A JPH08294676 A JP H08294676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluidized bed
- discharge port
- container
- floor plate
- classification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩耗によるメンテナンスの労力があまりかか
らず、しかも効率良く分級処理を進めることのできる流
動層式分級機を提供する。 【構成】 原料投入口３から内部に分級対象の粉粒体４
が投入される分級容器２と、該分級容器２の床板５から
エアを吹き上げることで分級容器２内に粉粒体４の流動
層４Ｒを形成するエア吹き込み装置６と、分級容器２の
流動層４Ｒの上層部に設けた細粒排出口７と、分級容器
２の流動層４Ｒの下層部に設けた粗粒排出口９と、分級
容器２の床板５の直上で駆動されることで流動層４Ｒの
下層部に溜まる粗粒４Ｌを粗粒排出口９に導くスクレー
パ１１とを備えた。
らず、しかも効率良く分級処理を進めることのできる流
動層式分級機を提供する。 【構成】 原料投入口３から内部に分級対象の粉粒体４
が投入される分級容器２と、該分級容器２の床板５から
エアを吹き上げることで分級容器２内に粉粒体４の流動
層４Ｒを形成するエア吹き込み装置６と、分級容器２の
流動層４Ｒの上層部に設けた細粒排出口７と、分級容器
２の流動層４Ｒの下層部に設けた粗粒排出口９と、分級
容器２の床板５の直上で駆動されることで流動層４Ｒの
下層部に溜まる粗粒４Ｌを粗粒排出口９に導くスクレー
パ１１とを備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、セメント関連の設備と
して利用される流動層式分級機に関する。
して利用される流動層式分級機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、セメント関連の予備粉砕機の後段
の分級機としては、多段振動篩が用いられている。この
多段振動篩は粒度別のスクリーン上に原料を供給し、ス
クリーンを振動させることで、スクリーンの目の大きさ
により粒度別に粉粒体を振り分けるものである。
の分級機としては、多段振動篩が用いられている。この
多段振動篩は粒度別のスクリーン上に原料を供給し、ス
クリーンを振動させることで、スクリーンの目の大きさ
により粒度別に粉粒体を振り分けるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の多段
振動篩式の分級機は、スクリーンの摩耗が激しく、寿命
が短いため、メンテナンスが面倒であった。
振動篩式の分級機は、スクリーンの摩耗が激しく、寿命
が短いため、メンテナンスが面倒であった。
【０００４】本発明は、上記事情を考慮し、メンテナン
スの労力があまりかからず、しかも効率良く分級処理を
進めることのできる流動層式分級機を提供することを目
的とする。
スの労力があまりかからず、しかも効率良く分級処理を
進めることのできる流動層式分級機を提供することを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明の流動層
式分級機は、原料投入口から内部に分級対象の粉粒体が
投入される分級容器と、該分級容器の床板からエアを吹
き上げることで分級容器内に粉粒体の流動層を形成する
エア吹き込み装置と、前記分級容器の流動層の上層部に
設けた細粒排出口と、前記分級容器の流動層の下層部に
設けた粗粒排出口と、前記分級容器の床板の直上で駆動
されることで流動層の下層部に溜まる粗粒を前記粗粒排
出口に導くスクレーパとを備えたことを特徴とする。
式分級機は、原料投入口から内部に分級対象の粉粒体が
投入される分級容器と、該分級容器の床板からエアを吹
き上げることで分級容器内に粉粒体の流動層を形成する
エア吹き込み装置と、前記分級容器の流動層の上層部に
設けた細粒排出口と、前記分級容器の流動層の下層部に
設けた粗粒排出口と、前記分級容器の床板の直上で駆動
されることで流動層の下層部に溜まる粗粒を前記粗粒排
出口に導くスクレーパとを備えたことを特徴とする。
【０００６】請求項２の発明は、請求項１記載の流動層
式分級機において、前記分級容器の上部から集塵するこ
とで極細粒を採集する極細粒採集装置を備えたことを特
徴とする。
式分級機において、前記分級容器の上部から集塵するこ
とで極細粒を採集する極細粒採集装置を備えたことを特
徴とする。
【０００７】請求項３の発明は、請求項１または２記載
の流動層式分級機において、前記スクレーパが前記床板
上で旋回する羽根からなり、前記粗粒排出口が前記床板
の外周部に開口していることを特徴とする。
の流動層式分級機において、前記スクレーパが前記床板
上で旋回する羽根からなり、前記粗粒排出口が前記床板
の外周部に開口していることを特徴とする。
【０００８】
【作用】請求項１の発明では、原料投入口から投入され
た粉粒体に下からエアが吹き込まれることで、分級容器
内に粉粒体の流動層が形成される。流動層内では、上層
部に細粒、下層部に粗粒が分離される。そして、上層部
の細粒は細粒排出口から外部に排出され、粗粒は粗粒排
出口から外部に排出される。特に、粗粒は床板上に滞留
して流動層の形成の妨げになるおそれがあるが、床板の
直上にはスクレーパがあり、このスクレーパで粗粒が粗
粒排出口に強制的に導かれるので、粗粒の排出が円滑に
なり、安定した流動層が形成されて、効率的に分級が行
われる。
た粉粒体に下からエアが吹き込まれることで、分級容器
内に粉粒体の流動層が形成される。流動層内では、上層
部に細粒、下層部に粗粒が分離される。そして、上層部
の細粒は細粒排出口から外部に排出され、粗粒は粗粒排
出口から外部に排出される。特に、粗粒は床板上に滞留
して流動層の形成の妨げになるおそれがあるが、床板の
直上にはスクレーパがあり、このスクレーパで粗粒が粗
粒排出口に強制的に導かれるので、粗粒の排出が円滑に
なり、安定した流動層が形成されて、効率的に分級が行
われる。
【０００９】請求項２の発明では、集塵機により極細粒
を採集することができる。
を採集することができる。
【００１０】請求項３の発明では、スクレーパが回転す
ることで、床板上の粗粒に遠心作用が与えられ、徐々に
外周部に押し出されて、粗粒排出口に導かれる。
ることで、床板上の粗粒に遠心作用が与えられ、徐々に
外周部に押し出されて、粗粒排出口に導かれる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。この流動層式分級機１は、図１に示すように、
ほぼ密閉された円筒状の分級容器２を備えている。分級
容器２の上部には原料投入口３が設けられており、容器
２の内部中央に分級対象の粉粒体４を投入できるように
なっている。分級容器２の下部には、分級容器２の床板
（メッシュあるいは多孔板）５からエアを吹き上げるこ
とで、分級容器２内に粉粒体４の流動層４Ｒを形成する
エア吹き込み装置としてのエアチャンバ６が設けられて
いる。
明する。この流動層式分級機１は、図１に示すように、
ほぼ密閉された円筒状の分級容器２を備えている。分級
容器２の上部には原料投入口３が設けられており、容器
２の内部中央に分級対象の粉粒体４を投入できるように
なっている。分級容器２の下部には、分級容器２の床板
（メッシュあるいは多孔板）５からエアを吹き上げるこ
とで、分級容器２内に粉粒体４の流動層４Ｒを形成する
エア吹き込み装置としてのエアチャンバ６が設けられて
いる。
【００１２】また、分級容器２の周壁部には、流動層４
Ｒの上層部に対応させて細粒排出口７が設けられ、この
細粒排出口７の先端には開閉ゲート８が設けられてい
る。また、分級容器２の床板５の外周部には粗粒排出口
９が開口しており、その粗粒排出口９の先端には開閉ゲ
ート１０が設けられている。さらに、分級容器２の床板
５の直上には、図２に示すように、複数枚の羽根を備え
たスクレーパ１１がモータ１２によって旋回自在に設け
られている。このスクレーパ１１は旋回することで、床
板５上に溜まる粗粒４Ｌを粗粒排出口９に導くものであ
る。また、分級容器２の上部には、集塵口１３が設けら
れている。この集塵口１３は、図示しない集塵機に接続
されており、集塵機（極細粒採集装置）のフィルタで極
細粒を採集するようになっている。
Ｒの上層部に対応させて細粒排出口７が設けられ、この
細粒排出口７の先端には開閉ゲート８が設けられてい
る。また、分級容器２の床板５の外周部には粗粒排出口
９が開口しており、その粗粒排出口９の先端には開閉ゲ
ート１０が設けられている。さらに、分級容器２の床板
５の直上には、図２に示すように、複数枚の羽根を備え
たスクレーパ１１がモータ１２によって旋回自在に設け
られている。このスクレーパ１１は旋回することで、床
板５上に溜まる粗粒４Ｌを粗粒排出口９に導くものであ
る。また、分級容器２の上部には、集塵口１３が設けら
れている。この集塵口１３は、図示しない集塵機に接続
されており、集塵機（極細粒採集装置）のフィルタで極
細粒を採集するようになっている。
【００１３】この流動層式分級機１で粉粒体４の分級を
行う場合は、原料投入口３から粉粒体４を投入して、下
からエアを吹き込む。すると、分級容器２内で粉粒体４
の流動層４Ｒが形成される。流動層４Ｒ内では、上層部
に細粒４Ｓ、下層部に粗粒４Ｌが分離され、上層部の細
粒４Ｓは細粒排出口７から外部に排出され、下層部の粗
粒４Ｌは粗粒排出口９から外部に排出される。
行う場合は、原料投入口３から粉粒体４を投入して、下
からエアを吹き込む。すると、分級容器２内で粉粒体４
の流動層４Ｒが形成される。流動層４Ｒ内では、上層部
に細粒４Ｓ、下層部に粗粒４Ｌが分離され、上層部の細
粒４Ｓは細粒排出口７から外部に排出され、下層部の粗
粒４Ｌは粗粒排出口９から外部に排出される。
【００１４】この場合、粗粒４Ｌは床板５上に滞留して
流動層４Ｒの形成の妨げになるおそれがあるが、床板５
の直上のスクレーパ１１を回転駆動することにより、床
板５上の粗粒４Ｌに遠心作用を与えて、強制的に粗粒４
Ｌを外周部の粗粒排出口９に排出することができる。よ
って、床板５上の粗粒４Ｌの排出を円滑にすることがで
き、安定した流動層４Ｒを形成して、効率的に分級を行
うことができる。
流動層４Ｒの形成の妨げになるおそれがあるが、床板５
の直上のスクレーパ１１を回転駆動することにより、床
板５上の粗粒４Ｌに遠心作用を与えて、強制的に粗粒４
Ｌを外周部の粗粒排出口９に排出することができる。よ
って、床板５上の粗粒４Ｌの排出を円滑にすることがで
き、安定した流動層４Ｒを形成して、効率的に分級を行
うことができる。
【００１５】このように、流動層４Ｒを用いて分級する
ことにより、メンテナンスの面倒があまりかからなくな
る上、効率良く分級することができるようになる。ま
た、集塵機により極細粒を採集することができるので、
分級能力が高くなる。
ことにより、メンテナンスの面倒があまりかからなくな
る上、効率良く分級することができるようになる。ま
た、集塵機により極細粒を採集することができるので、
分級能力が高くなる。
【００１６】なお、スクレーパ１１は連続運転してもよ
いし、間欠運転してもよい。また、一旦分級した後で運
転してもよい。
いし、間欠運転してもよい。また、一旦分級した後で運
転してもよい。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、流動層の原理を用いて分級するため、摩耗する
箇所が少なく、メンテナンスの面倒があまりかからな
い。しかも、エアを吹き込む床板の上にスクレーパがあ
り、このスクレーパで粗粒を強制排出するので、安定し
た流動層を形成することができ、効率良く分級すること
ができる。
よれば、流動層の原理を用いて分級するため、摩耗する
箇所が少なく、メンテナンスの面倒があまりかからな
い。しかも、エアを吹き込む床板の上にスクレーパがあ
り、このスクレーパで粗粒を強制排出するので、安定し
た流動層を形成することができ、効率良く分級すること
ができる。
【００１８】請求項２の発明によれば、極細粒も採集で
きるようになり、分級能力を高めることができる。
きるようになり、分級能力を高めることができる。
【００１９】請求項３の発明によれば、スクレーパを回
転することで、粗粒を徐々に外周部の粗粒排出口に導く
ことができ、効率良く粗粒の排出を促すことができる。
転することで、粗粒を徐々に外周部の粗粒排出口に導く
ことができ、効率良く粗粒の排出を促すことができる。
【図１】本発明の一実施例の断面図である。
【図２】同実施例のスクレーパの平面図である。
１ 流動層式分級機 ２ 分級容器 ３ 原料投入口 ４ 粉粒体 ４Ｒ 流動層 ４Ｌ 粗粒 ４Ｓ 細粒 ５ 床板 ６ エアチャンバ（エア吹き込み装置） ７ 細粒排出口 ９ 粗粒排出口 １１ スクレーパ １３ 集塵口（極細粒採集装置）
Claims (3)
- 【請求項１】 原料投入口から内部に分級対象の粉粒体
が投入される分級容器と、該分級容器の床板からエアを
吹き上げることで分級容器内に粉粒体の流動層を形成す
るエア吹き込み装置と、前記分級容器の流動層の上層部
に設けた細粒排出口と、前記分級容器の流動層の下層部
に設けた粗粒排出口と、前記分級容器の床板の直上で駆
動されることで流動層の下層部に溜まる粗粒を前記粗粒
排出口に導くスクレーパとを備えたことを特徴とする流
動層式分級機。 - 【請求項２】 前記分級容器の上部から集塵することで
極細粒を採集する極細粒採集装置を備えたことを特徴と
する請求項１記載の流動層式分級機。 - 【請求項３】 前記スクレーパが前記床板上で旋回する
羽根からなり、前記粗粒排出口が前記床板の外周部に開
口していることを特徴とする請求項１または２記載の流
動層式分級機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10278795A JPH08294676A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 流動層式分級機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10278795A JPH08294676A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 流動層式分級機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08294676A true JPH08294676A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14336846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10278795A Withdrawn JPH08294676A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 流動層式分級機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08294676A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005095827A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 粉砕設備および方法ならびに流動層式分級装置 |
| CN100453161C (zh) * | 2005-09-23 | 2009-01-21 | 中国石油大学(北京) | 气固流态化耦合设备及利用该设备进行颗粒混合分级的耦合方法 |
| KR101298040B1 (ko) * | 2011-05-04 | 2013-08-20 | (주)산수유케미컬 | 송풍을 이용한 재활용 가능한 재료 분리장치 |
-
1995
- 1995-04-26 JP JP10278795A patent/JPH08294676A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005095827A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 粉砕設備および方法ならびに流動層式分級装置 |
| CN100453161C (zh) * | 2005-09-23 | 2009-01-21 | 中国石油大学(北京) | 气固流态化耦合设备及利用该设备进行颗粒混合分级的耦合方法 |
| KR101298040B1 (ko) * | 2011-05-04 | 2013-08-20 | (주)산수유케미컬 | 송풍을 이용한 재활용 가능한 재료 분리장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |