JPH08294275A - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

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JPH08294275A
JPH08294275A JP12065095A JP12065095A JPH08294275A JP H08294275 A JPH08294275 A JP H08294275A JP 12065095 A JP12065095 A JP 12065095A JP 12065095 A JP12065095 A JP 12065095A JP H08294275 A JPH08294275 A JP H08294275A
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JP
Japan
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capacitor
secondary winding
winding
terminal
switching power
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JP12065095A
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English (en)
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Toshiaki Nobumiya
利昭 信宮
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチングノイズを発生を防止することが
できるスイッチング電源を提供する。 【構成】 一次側巻線2がトランジスタ4に接続される
と共に二次側巻線7の端子間に第1のコンデンサ9が介
装されたトランス1を有するスイッチング電源におい
て、第2のコンデンサ10は二次側巻線7の一方の端子
と電源3側の端子との間に介装される共に、第3のコン
デンサ11は二次側巻線7の他方の端子と電源3側の端
子との間に介装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング電源に関
し、より詳しくはフライバック形スイッチング電源に関
する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源は、半導体スイッチを
スイッチ素子とし、該半導体スイッチのオン・オフの時
比率を制御することによって電力の流れを調整する電源
方式であり、かかるスイッチング電源のうち、フライバ
ック形のスイッチング電源としては、従来より図4に示
すように、トランス51の二次側巻線52の一方の端子
と一次側巻線53に接続されたトランジスタ54のエミ
ッタ55との間にコンデンサ56を配したものが知られ
ている(以下、「第1の従来例」という)。
【0003】また、他のフライバック形スイッチング電
源としては、図5に示すように、前記二次側巻線52の
他方の端子と前記トランジスタ54の前記エミッタ55
との間にコンデンサ57を配したものも従来から知られ
ている(以下、「第2の従来例」という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1及び第2の従来例では、トランス51の一次側巻線5
3と二次側巻線52との間には巻線間容量が存在するた
め、上記従来のスイッチンング電源では一次側巻線53
に負荷される電圧変化が二次側巻線52にも現れ、該電
圧変化がスイッチングノイズとして現れるという問題点
があった。
【0005】すなわち、第1の従来例では、二次側巻線
52の点d′において、例えば図6に示すような電圧波
形が得られる。そして、かかる電圧波形の振幅は一次側
巻線53と二次側巻線52との間の巻線間容量とコンデ
ンサ56との間の分圧により決定されるため、コンデン
サ56の容量を大きくすることにより前記電圧波形の振
幅を減少させることができるが、安全規格上の観点から
前記コンデンサ56の容量を大きくするには限度があ
り、したがってスイッチングノイズの発生は避けられな
い。
【0006】また、第2の従来例では、二次側巻線52
の点d″において、図7に示すような電圧波形が得られ
る。すなわち、この場合はコンデンサ57の容量を適宜
選択することにより、点d″に現れるスイッチングの周
波数成分を減少させることができ、したがって或る程度
はノイズを低減することができるが、未だ不十分であ
り、またトランス51の製造上のバラツキや温度変化等
によって前記巻線間容量が変化した場合はスイッチング
の周波数成分を消すことができず、やはりスイッチング
ノイズの発生を完全には避けることができない。
【0007】このように上記従来のスイッチング電源に
おいては、スイッチングノイズによる悪影響を受けると
いう問題点があった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、スイッチングノイズの発生を大幅に低減
することができるスイッチング電源を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、一次側巻線がスイッチ素子に接続されると
共に二次側巻線の端子間に第1のコンデンサが介装され
たトランスを有するスイッチング電源において、前記一
次側巻線と前記二次側巻線との間に第2及び第3のコン
デンサが介装されていることを特徴とし、具体的には、
前記第2のコンデンサは前記二次側巻線の一方の端子と
前記一次側巻線のいずれかの端子との間に介装される共
に、前記第3のコンデンサは前記二次側巻線の他方の端
子と前記前記一次側巻のいずれかの端子との間に介装さ
れていることを特徴としている。
【0010】また、前記スイッチ素子は、接合形トラン
ジスタ又はパワーMOSFETである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、第3のコンデンサはトラン
スの二次側巻線の電圧変化を逆位相で打ち消すように作
用し、第2のコンデンサはトランスの一次側巻線と二次
側巻線との間で生じる巻線間容量と第2のコンデンサと
の分圧により二次側巻線における電圧変化を減少させる
ように作用する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳説
する。
【0013】図1は本発明に係るスイッチング電源の一
実施例を示す電気回路図である。
【0014】同図において、スイッチング電源は、トラ
ンス1の一次側巻線2の一方の端子には、電源としての
例えば140Vの電池3の一方の端子が接続され、前記
一次側巻線2の他方の端子にはスイッチ素子としてのN
PN形トランジスタ(接合形トランジスタ;以下、単に
「トランジスタ」という)4のコレクタ5が接続されて
いる。また、前記電池3の他方の端子とトランジスタ4
のエミッタ6とは互いに接続されて接地されている。
【0015】一方、トランス1の二次側巻線7の一方の
端子はダイオード8が接続されると共に、該一方の端子
と他方の端子との間には所定容量(例えば、1000μ
F)の第1のコンデンサ9が介装され、出力電圧Vは例
えば12Vとされている。
【0016】しかして、本スイッチング電源において
は、二次側巻線7の前記他方の端子と前記電池3との間
には所定容量(例えば、2200pF)の第2のコンデ
ンサ10が介装され、二次側巻線7の前記一方の端子と
前記電池3との間には所定容量(例えば、100pF)
の第3のコンデンサ11が介装されている。
【0017】上記スイッチング電源においては、トラン
ジスタ4のベース12に電圧を印加し、ベース12とエ
ミッタ6との間に電流を流すとトランジスタ4はオン状
態となり、コレクタ5とエミッタ6との間にも電流が流
れ、コレクタ5とエミッタ6との間の電圧が降下する。
【0018】図2(a)に示すように、ベース12に印
加されている電圧を低下させてトランジスタ4をオフ状
態とするとトランジスタ4のコレクタ電圧(図1の点b
における電圧)は上昇し、該コレクタ電圧は、トランス
1のインダクタンス及び一次側巻線2と二次側巻線7と
の間の巻線間容量更にはトランジスタ4の接合間容量と
の共振も加わって図2(b)に示すような電圧波形が得
られる。
【0019】二次側巻線7のダイオード8が接続されて
いる一方の端子の第3のコンデンサ11との接続点cは
点bと同位相の電圧波形が得られる。そして、トランジ
スタ4がオフ状態にあるときは、図2(c)に示すよう
に、接続点cの電圧は負になる。すなわち、図2(c)
において、破線は接地電位(0V)を示し、トランジス
タ4がオン状態のときは接続点cの電圧は正となり、電
流はダイオード8を介して出力側に流れる。そして、二
次側巻線7の他方の端子側の点dには、図2(d)に示
すように、点bの電圧波形がトランス1の一次側巻線2
と二次側巻線7との間の巻線間容量を介して現れる。す
なわち、第2のコンデンサ10による分圧効果により点
dの電圧変化は減少させられ、また第3のコンデンサ1
1により点dの電圧変化は逆位相で打ち消される。
【0020】このように本実施例のスイッチング電源に
おいては、第2及び第3のコンデンサ10、11を設け
ることにより、製造上のバラツキや温度変化等の影響を
受けることなく、スイッチングノイズを大幅に低減させ
ることができる。
【0021】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。上記実施例ではスイッチ素子として(接合
形)トランジスタ4を使用しているが、図3に示すよう
に、スイッチ素子としてパワーnチャネルMOSFET
(metal-oxide-semiconductorfield-effect transistor
;以下、単に「パワーMOSFET」という )13を
使用しても同様の作用効果を得ることができる。
【0022】すなわち、本他の実施例では、トランス1
の一次側巻線2の一方の端子には電池3の一方の端子が
接続され、前記一次側巻線2の他方の端子にはパワーM
OSFET13のドレインが接続されている。また、前
記電池3の他方の端子とパワーMOSFET13のソー
スとは互いに接続されて接地されている。そして、上記
実施例(図1参照)と略同様、二次側巻線7の一方の端
子と前記電池3との間には第3のコンデンサ11が介装
され、二次側巻線7の他方の端子と前記電池3との間に
は第2のコンデンサ10が介装されている。
【0023】このように(接合形)トランジスタに代え
て、パワーMOSFET13を使用した場合においても
一次側巻線2と二次側巻線7との間に第2及び第3のコ
ンデンサ10、11を介装することにより、上記実施例
と同様の作用・効果を得ることができるのはいうまでも
ない。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のスイッチン
グ電源は、一次側巻線と二次側巻線との間に第2及び第
3のコンデンサが介装されており、具体的には、前記第
2のコンデンサは前記二次側巻線の一方の端子と前記一
次側巻線のいずれかの端子との間に介装される共に、前
記第3のコンデンサは前記二次側巻線の他方の端子と前
記一次側巻線のいずれかの端子との間に介装されている
ので、第3のコンデンサにより二次側巻線の電圧変化が
逆位相で打ち消され、第2のコンデンサにより一次側巻
線と二次側巻線との間で生じる巻線間容量と第2のコン
デンサとの分圧により二次側巻線における電圧変化が減
少することとなり、従来に比べ出力側に現れるスイッチ
ングノイズを大幅に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチング電源の一実施例を示
す電気回路図である。
【図2】上記スイッチング電源の各点における電圧波形
を示す波形特性図である。
【図3】スイッチング電源の他の実施例を示す電気回路
図である。
【図4】第1の従来例の電気回路図である。
【図5】第2の従来例の電気回路図である。
【図6】第1の従来例の電気波形を示す波形特性図であ
る。
【図7】第2の従来例の電気波形を示す波形特性図であ
る。
【符号の説明】
1 トランス 2 一次側巻線 3 電池(電源) 4 トランジスタ(スイッチ素子) 7 二次側巻線 9 第1のコンデンサ 10 第2のコンデンサ 11 第3のコンデンサ 13 パワーMOSFET(スイッチ素子)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次側巻線がスイッチ素子に接続される
    と共に二次側巻線の端子間に第1のコンデンサが介装さ
    れたトランスを有するスイッチング電源において、 前記一次側巻線と前記二次側巻線との間に第2及び第3
    のコンデンサが介装されていることを特徴とするスイッ
    チング電源。
  2. 【請求項2】 前記第2のコンデンサは前記二次側巻線
    の一方の端子と前記一次側巻線のいずれかの端子との間
    に介装される共に、前記第3のコンデンサは前記二次側
    巻線の他方の端子と前記一次側巻線のいずれかの端子と
    の間に介装されていることを特徴とする請求項1記載の
    スイッチング電源。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ素子が接合形トランジスタ
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のス
    イッチング電源。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ素子がパワーMOSFET
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のス
    イッチング電源。
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