JPH08293751A - 表面実装型圧電振動子 - Google Patents

表面実装型圧電振動子

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JPH08293751A
JPH08293751A JP9661095A JP9661095A JPH08293751A JP H08293751 A JPH08293751 A JP H08293751A JP 9661095 A JP9661095 A JP 9661095A JP 9661095 A JP9661095 A JP 9661095A JP H08293751 A JPH08293751 A JP H08293751A
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JP
Japan
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silver
gold
insulator base
air
lid
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Pending
Application number
JP9661095A
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English (en)
Inventor
Yasukazu Sakaguchi
能一 坂口
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 気密シールに用いるメタライズ層4材料とし
て銀を有し、外部電極5材料として銀−パラジウムを有
する絶縁体ベース1と、蓋2とを、金スズ共晶合金3を
用いて、所定の雰囲気内で気密シールする。 【効果】 気密シールに用いるメタライズ材料を銀で形
成することで、銀−パラジウムからなるメタライズ層に
比らべて、銀からなるメタライズ層は金スズ共晶合金の
濡れ性が良いため、リークが少なく、気密シールの歩留
りは高い。したがって、絶縁体ベースの外部電極はハン
ダの濡れ性が良い銀−パラジウムを用いて形成し、気密
シールに用いるメタライズ層は金スズ共晶合金の濡れ性
がよい銀を用いて形成することで、気密シールの歩留り
の高い表面実装型圧電振動子が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面実装型圧電振動子の
絶縁体ベースの構造にに関し、とくに気密シールに用い
るメタライズ材料と外部電極材料とに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】表面実装型圧電振動子の絶縁体ベースに
形成した気密シールに用いるメタライズ材料と、外部電
極材料との従来例を、図2と図3の断面図を用いて説明
する。
【0003】図2に示すように、ガラスセラミックスか
らなる絶縁体ベース1は、気密シールに用いるメタライ
ズ層7の材料を銀(Ag)−パラジウム(Pd)で印刷
し、同様に外部電極5の材料も銀(Ag)−パラジウム
(Pd)で印刷し、形成している。このように、メタラ
イズ層7材料と外部電極5材料とは同一材料である銀
(Ag)−パラジウム(Pd)で構成している。
【0004】このガラスセラミックスからなる絶縁体ベ
ース1と蓋2とを、金(Au)−スズ(Sn)からなる
金スズ共晶合金3を用いて、真空あるいは不活性ガスの
雰囲気内で気密シールしている。そして表面実装型圧電
振動子は、ハンダ6を用いて基板に実装する。
【0005】さらにべつの従来例として図3に示すよう
に、ガラスセラミックスからなる絶縁体ベース1は、気
密シールに用いるメタライズ層4の材料を銀(Ag)で
印刷し、同じように外部電極8の材料も銀(Ag)で印
刷し、形成している。このように、メタライズ層7材料
と外部電極8材料とは同一材料の銀(Ag)で構成して
いる。
【0006】このガラスセラミックスからなる絶縁体ベ
ース1と蓋2とを、金(Au)−スズ(Sn)からなる
金スズ共晶合金3を用いて、真空あるいは不活性ガスの
雰囲気内で気密シールしている。そして表面実装型圧電
振動子は、ハンダ6を用いて基板に実装する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すように、気
密シールに用いるメタライズ層7材料と外部電極5材料
を銀(Ag)−パラジウム(Pd)で形成した絶縁体ベ
ース1は、外部電極5の銀(Ag)−パラジウム(P
d)に対してハンダ6の濡れ性は良好である。
【0008】しかしながら、気密シールに用いる銀(A
g)−パラジウム(Pd)メタライズ7に対して金(A
u)−スズ(Sn)からなる金スズ共晶合金3の濡れ性
がよくないために、リークの原因となり、気密シールに
おける歩留まりが低い。
【0009】さらに、図3に示す構造においては、気密
シールに用いるメタライズ層7材料と外部電極5材料を
銀(Ag)で形成した絶縁体ベース1は、気密シールに
用いる銀(Ag)からなるメタライズ層4に対する金
(Au)−スズ(Sn)からなる金スズ共晶合金3の濡
れ性は良好である。
【0010】しかしながらが、外部電極8の銀(Ag)
に対してハンダ6の濡れ性が悪いという問題点がある。
【0011】本発明の目的は、上記課題を解決して、外
部電極にはハンダの濡れ性が良好な材料で形成し、気密
シールに用いるメタライズ材料は、金スズ共晶合金の濡
れ性が良好な材料で形成する絶縁体ベースを有する表面
実装型圧電振動子を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の表面実装型圧電振動子は、下記記載の構成
を採用する。
【0013】本発明の表面実装型圧電振動子は、気密シ
ールに用いるメタライズ材料としてAgを有し、外部電
極材料として銀(Ag)−パラジウム(Pd)を有する
絶縁体ベース1と蓋2とを、金(Au)−スズ(Sn)
金スズ共晶合金3を用いて、所定の雰囲気内で気密シー
ルすることを特徴とする。
【0014】
【作用】気密シールに用いるメタライズ層材料を銀(A
g)で形成すると、銀(Ag)−パラジウム(Pd)メ
タライズに比らべて、銀(Ag)からなるメタライズ層
は金(Au)−スズ(Sn)からなる金スズ共晶合金と
濡れ性がよい。このために、リークが少なく、気密シー
ルの歩留まりは高い。
【0015】この結果、絶縁体ベースの外部電極はハン
ダの濡れ性がよい銀(Ag)−パラジウム(Pd)を用
いて形成し、気密シールに用いるメタライズ層は金(A
u)−スズ(Sn)からなる金スズ共晶合金の濡れ性が
よい銀(Ag)を用いて形成することで、接合歩留まり
の高い表面実装型圧電振動子が可能である。
【0016】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の表面実装型圧電振動子の構造を示す
断面図である。
【0017】図1に示すように、ガラスセラミックスか
らなる絶縁体ベース1の気密シール面に銀(Ag)を印
刷し、メタライズ層4を形成し、さらに絶縁体ベース1
に銀(Ag)−パラジウム(Pd)からなる外部電極5
を印刷し、形成する。
【0018】この絶縁体ベース1と蓋2とを、金(A
u)−スズ(Sn)からなる金スズ共晶合金3を用い
て、真空雰囲気あるいは不活性雰囲気内で気密シールす
る。
【0019】気密シールに用いるメタライズ層4材料を
銀(Ag)と銀(Ag)−パラジウム(Pd)の2種類
を用いて、気密シールの歩留まりを比較すると、銀(A
g)が90%以上となり、銀(Ag)−パラジウム(P
d)が60%という結果が得られた。
【0020】以上の実施例に説明では、気密シールに用
いる蓋2側のメタライズ層7材料として、銀(Ag)を
用いる実施例で説明した。
【0021】しかしながら、蓋2側のメタライズ層7材
料としてクロム−銀や、チタン−銀や、ニッケル−銀
や、クロム−ニッケル−銀や、あるいはチタン−ニッケ
ル−銀も使用することができる。
【0022】
【発明の効果】上記の説明から明かなように本発明によ
れば、気密シールに用いるメタライズ材料を銀(Ag)
で形成することで、銀(Ag)−パラジウム(Pd)メ
タライズに比らべ、銀(Ag)からなるメタライズ層は
金(Au)−スズ(Sn)からなる金スズ共晶合金の濡
れ性がよい。
【0023】このため、リークが少なく、気密シールの
歩留まりは高い。したがって、絶縁体ベースの外部電極
はハンダの濡れ性がよい銀(Ag)−パラジウム(P
d)を用いて形成し、気密シールに用いるメタライズ層
は金(Au)−スズ(Sn)からなる金スズ共晶合金の
濡れ性がよい銀(Ag)を用いて形成することで、気密
シールの歩留まりの高い表面実装型圧電振動子が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における表面実装型圧電振動子
を示す断面図である。
【図2】従来例における表面実装型圧電振動子の気密シ
ールに用いるメタライズ材料と外部電極材料が銀(A
g)−パラジウム(Pd)からなる絶縁体ベースを有す
る表面実装型圧電振動子を示す断面図である。
【図3】従来例における表面実装型圧電振動子の気密シ
ールに用いるメタライズ材料と外部電極材料が銀(A
g)からなる絶縁体ベースを有する表面実装型圧電振動
子を示す断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁体ベース 2 蓋 3 金スズ共晶合金 4 メタライズ層 5 外部電極 6 ハンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密シールに用いるメタライズ層材料と
    して銀を有し、外部電極材料として銀−パラジウムを有
    する絶縁体ベースと、蓋とを、金スズ共晶合金を用い
    て、所定の雰囲気内で気密シールすることを特徴とする
    表面実装型圧電振動子。
  2. 【請求項2】 絶縁体ベースは、ガラスセラミックスか
    らなることを特徴とする請求項1に記載の表面実装型圧
    電振動子。
  3. 【請求項3】 蓋は、ガラスセラミックスからなり気密
    シールに用いる蓋側のメタライズ材料として銀を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面実装型圧電振動
    子。
  4. 【請求項4】 蓋はガラスからなり、気密シールに用い
    る蓋側のメタライズ層材料としてクロム−銀、チタン−
    銀、ニッケル−銀、クロム−ニッケル−銀、あるいはチ
    タン−ニッケル−銀を用いることを特徴とする請求項1
    に記載の表面実装型圧電振動子。
JP9661095A 1995-04-21 1995-04-21 表面実装型圧電振動子 Pending JPH08293751A (ja)

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JP9661095A JPH08293751A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 表面実装型圧電振動子

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JPH08293751A true JPH08293751A (ja) 1996-11-05

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ID=14169639

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JP (1) JPH08293751A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005175520A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Tokyo Denpa Co Ltd 圧電振動子
JP2012243845A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Tcst Tech Co Ltd 電子部品を封止するために用いる高密度ltccパッケージ構造及びその高密度ltcc材料

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JP2005175520A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Tokyo Denpa Co Ltd 圧電振動子
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