JPH08293710A - 誘電体共振器の周波数調整機構 - Google Patents

誘電体共振器の周波数調整機構

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Publication number
JPH08293710A
JPH08293710A JP7096860A JP9686095A JPH08293710A JP H08293710 A JPH08293710 A JP H08293710A JP 7096860 A JP7096860 A JP 7096860A JP 9686095 A JP9686095 A JP 9686095A JP H08293710 A JPH08293710 A JP H08293710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
adjusting screw
control screw
dielectric resonator
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP7096860A
Other languages
English (en)
Inventor
Narikazu Ahiko
成和 阿彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yagi Antenna Co Ltd
Original Assignee
Yagi Antenna Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yagi Antenna Co Ltd filed Critical Yagi Antenna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】誘電体共振器の筐体に調整ねじを挿入して共振
周波数の調整を行なう誘電体共振器の周波数調整機構に
あって、筐体と調整ねじとの間のがたつきによりアース
状態の変化を招くことなく、調整周波数の安定化を図る
こと。 【構成】調整ねじ2と筐体1との間に板ばね7を介在
し、該調整ねじ2を筐体1の外側方向へ常時付勢させ
て、調整ねじ2の筐体1に対する挿入状態を安定維持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体共振器の周波数
調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は誘電体共振器の従来の周波数調整
機構を示す側断面図である。図4において、1は筐体、
2は調整ねじ、3は基板、4はマイクロストリップ線
路、5は誘電体共振器、6は接着剤である。
【0003】すなわち、前記誘電体共振器の従来の周波
数調整機構における周波数の調整作業は、筐体1に調整
ねじ2を入れて所定の共振周波数にセットした後、接着
剤6を調整ねじ2の回りに充填して、該調整ねじ2を完
全に筐体1に固定して行なわれる。この場合、前記誘電
体共振器を所定の共振周波数に安定的にセットするため
には、筐体1と調整ねじ2との間のアース状態を常に一
定に維持する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記誘
電体共振器の従来の周波数調整機構では、筐体1と調整
ねじ2との間には、多少なりともがたつきが生じるた
め、その相互間のアース状態を一定に維持するのは困難
であり、所定の共振周波数に安定的にセットできない問
題がある。
【0005】さらに、前記調整ねじ2の回りに接着剤6
を充填して該調整ねじ2の固定を図った際にも、筐体1
と調整ねじ2との隙間に接着剤6が浸入することにより
そのアース状態が変化するため、接着剤6を充填する前
後で共振周波数が異なってしまい、再度調整が必要にな
る問題がある。
【0006】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、筐体と調整ねじとの間のがたつきによりアー
ス状態の変化を招くことなく、調整周波数の安定化を図
ることが可能になる誘電体共振器の周波数調整機構を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る誘電体共振器の周波数調整機構は、誘電体共振器の筐
体に調整ねじを挿入して共振周波数の調整を行なうもの
であって、前記調整ねじと筐体との間に板ばねを介在
し、該調整ねじを筐体の外側方向へ常時付勢させて、調
整ねじの筐体に対する挿入状態を安定維持することを特
徴とする。
【0008】
【作用】つまり、前記誘電体共振器の周波数調整機構で
は、調整ねじと筐体との間に板ばねを介在することで、
該調整ねじが筐体の外側方向へ常時付勢されて、調整ね
じの筐体に対する挿入状態が安定維持されるので、調整
ねじと筐体とのアース状態が一定に保たれ、調整周波数
が安定化されることになる。
【0009】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は誘電体共振器の周波数調整機構を示す側断
面図である。図1において、1は筐体、2は調整ねじ、
3は基板、4はマイクロストリップ線路、5は誘電体共
振器、6は接着剤、7は山型の板ばねである。
【0010】この誘電体共振器の周波数調整機構は、調
整ねじ2を筐体1の表面との間に山型の板ばね7を介在
して該筐体1に挿入することにより、筐体1に挿入され
た調整ねじ2がその挿入方向と逆の方向に常時付勢され
るようにして構成する。
【0011】そして、前記筐体1に挿入された調整ねじ
2の挿入部周囲には、必要に応じて接着剤6を充填して
構成する。図2は前記誘電体共振器の周波数調整機構に
用いられる山型の板ばね7の外観構成を示す図であり、
同図(A)はその正面図、同図(B)はその斜視図であ
る。
【0012】ここで、前記山型の板ばね7は、例えばベ
リリウム銅、リン青銅等を材料として構成される。すな
わち、前記構成による誘電体共振器の周波数調整機構に
あっては、筐体1に挿入された調整ねじ2が、該調整ね
じ2と筐体1との間に介在された山型の板ばね7によっ
て、筐体1の外側の方向へ常時付勢された状態で固定保
持されるようになる。
【0013】この場合、調整ねじ2と筐体1との間のが
たつきの発生をなくすことができ、該調整ねじ2と筐体
1とのアース状態を常に安定的に維持できるようにな
る。よって、前記調整ねじの筐体1に対する挿入状態に
よって調整される共振周波数を、所定の周波数に調整し
て安定化することができる。
【0014】また、前記調整ねじ2は、山型の板ばね7
による筐体1の外方向への付勢作用により固定保持され
るので、接着剤6の充填によりさらに調整ねじ2の固定
を図る必要性をなくすことができる。
【0015】そして、前記接着剤6の充填により調整ね
じ2の更なる固定を図った場合でも、該調整ねじ2は山
型の板ばね7により既に固定状態にあり、筐体1に対し
ても充分なアース状態が確保されているので、接着剤6
の充填前後で共振周波数が大きく異なってしまうという
従来の不具合を解消することができる。
【0016】なお、前記実施例では、調整ねじ2と筐体
1との間に山型の板ばね7を介在して、該調整ねじ2の
安定した固定状態を得るように構成したが、例えば図3
に示すように、横U字型の板ばね8を介在して、前記同
様に調整ねじ2の安定した固定状態を得る構成としても
よい。
【0017】図3は前記誘電体共振器の周波数調整機構
に用いられる横U字型の板ばね8の外観構成を示す図で
あり、同図(A)はその正面図、同図(B)はその斜視
図である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、調整ね
じと筐体との間に板ばねを介在することで、該調整ねじ
が筐体の外側方向へ常時付勢されて、調整ねじの筐体に
対する挿入状態が安定維持されるので、調整ねじと筐体
とのアース状態が一定に保たれ、調整周波数が安定化さ
れるようになる。
【0019】よって、筐体と調整ねじとの間のがたつき
によりアース状態の変化を招くことなく、調整周波数の
安定化を図ることが可能になる誘電体共振器の周波数調
整機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる誘電体共振器の周波数
調整機構を示す側断面図。
【図2】前記誘電体共振器の周波数調整機構に用いられ
る山型の板ばねの外観構成を示す図であり、同図(A)
はその正面図、同図(B)はその斜視図。
【図3】前記誘電体共振器の周波数調整機構に用いられ
る横U字型の板ばねの外観構成を示す図であり、同図
(A)はその正面図、同図(B)はその斜視図。
【図4】誘電体共振器の従来の周波数調整機構を示す側
断面図。
【符号の説明】
1…筐体、2…調整ねじ、3…基板、4…マイクロスト
リップ線路、5…誘電体共振器、6…接着剤、7…山型
の板ばね、8…横U字型の板ばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体共振器の筐体に調整ねじを挿入し
    て共振周波数の調整を行なう誘電体共振器の周波数調整
    機構において、 前記調整ねじと筐体との間に板ばねを介在し、該調整ね
    じを筐体の外側方向へ常時付勢させて、調整ねじの筐体
    に対する挿入状態を安定維持することを特徴とする誘電
    体共振器の周波数調整機構。
JP7096860A 1995-04-21 1995-04-21 誘電体共振器の周波数調整機構 Pending JPH08293710A (ja)

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JP7096860A JPH08293710A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 誘電体共振器の周波数調整機構

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JPH08293710A true JPH08293710A (ja) 1996-11-05

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ID=14176222

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JP7096860A Pending JPH08293710A (ja) 1995-04-21 1995-04-21 誘電体共振器の周波数調整機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003069726A1 (fr) * 2002-02-13 2003-08-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Dispositif de fixation par vis, equipement haute frequence utilisant celui-ci et procede de reglage des caracteristiques de l'equipement haute frequence
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