JPH08293686A - システムラック実装用ボードの放熱構造 - Google Patents

システムラック実装用ボードの放熱構造

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JPH08293686A
JPH08293686A JP12317395A JP12317395A JPH08293686A JP H08293686 A JPH08293686 A JP H08293686A JP 12317395 A JP12317395 A JP 12317395A JP 12317395 A JP12317395 A JP 12317395A JP H08293686 A JPH08293686 A JP H08293686A
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JP
Japan
Prior art keywords
board
module
heat dissipation
system rack
heat
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Pending
Application number
JP12317395A
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English (en)
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Minoru Imai
稔 今井
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Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICテスタ等のシステムラックに実装するボ
ード上に搭載されるモジュールの冷却が有効に行える放
熱構造を提供する。 【構成】 システムラック1の上下に設けたボードガイ
ド9で案内しながら挿入することでバックプレーン2に
接触する放熱板7と、モジュール5を搭載して、さらに
当該モジュール5の上面に熱伝導材料を塗布した上で放
熱板7上にネジ等を用いて搭載するボード4と、バック
プレーン2との電気的な接続を行うためにボード4に設
けられたコネクタ3と、で構成する放熱構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICテスタ等のシステ
ムラックに実装するボードの構成において、ボードに搭
載されたモジュールの冷却を有効に行うための放熱構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図2−(A)及び図2−(B)を用いて
本発明にかかわる従来技術について説明する。図2−
(A)に示したように、ICテスタ等の電子計測システ
ム機器の架台内を構成する部分の1つにシステムラック
11と称されるものがある。即ち、電源などを含んだ種
々の電子部品の集積体であるモジュール15が例えば複
数個、プリント配線基板上に搭載されたボード14を、
上記システムラック11内のバックプレーン12にコネ
クタ13を介して実装する。
【0003】図2−(A)に示すように、ボード14上
に複数個の同じモジュール15を搭載してある場合、例
えば底面より上方向への冷却風方向をもつアップフロー
タイプのシステムラック11においては、ボード14の
上方の位置、つまり風下にあるモジュール15の方が、
下方位置即ち風上にあるモジュール15より周囲温度が
高くなる。それは風上にあるモジュール15が発生する
熱によって温度上昇した冷却風が風下にあるモジュール
15に当たる方式であり、冷却風の温度以下にはなり得
ないという理由からである。従ってこのように個別に成
った放熱板17に冷却風を当てる空冷方式で、架台内の
ボード14を冷却するのには、冷却風として送り込める
冷却風の温度である許容吸気温度の上限が生じる。即
ち、それは風下に配置されたモジュール15の正常な動
作が保証できる温度範囲までしか温度上昇させられない
からである。
【0004】そのためには風下に配置されたモジュール
15の放熱特性を良くする必要があった。そこで、図2
−(B)に示すように、一体となった1枚の放熱板27
と、複数のモジュール15を風下である上方位置及び中
央部さらには風上である下方位置に並べて取り付ける構
造の構成がある。この場合には、上方、中間及び下方位
置に配置されたモジュール15間では、1体でできてい
る放熱板27の熱伝導作用により平均化する。このた
め、上方位置の風下にあるモジュール15の平衡温度を
引き下げることが可能であった。
【0005】しかし、この従来技術においてはボード1
4に搭載されたモジュール15の1つを、故障等によっ
てやむを得ず交換しようとする場合、他の搭載モジュー
ル15にかかわる取付ネジ類を取り付ける工数、及び放
熱板27とモジュール15間を密着することで熱伝導を
より良くする為の材料であるシリコンパウンド等の塗り
直しの工数、さらにはプリント配線基板によるボード1
4に搭載されたモジュール15の端子のハンダ付け部分
のハンダの除去が必要であり、それらの工程をやり直す
ための工数即ち作業時間を多く必要とする、という問題
点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ICテスタ等のシステムラックに実装する
ボードの構成において、ボードに搭載されたモジュール
の冷却を有効に行える放熱構造を得ることである。即ち
(1)モジュール個々の間の温度差を少なくすること
で、上方位置の風下にあるモジュールの動作のための温
度マージンを増やす。(2)また、万が一複数個搭載し
たモジュールの1つのみを交換する場合でも、各モジュ
ールごとにプリント配線基板を取り外すためのハンダ付
け部分の吸い取り作業を必要としない。(3)さらには
交換する必要のない他のモジュールに係わるネジ類を取
り付ける工数及び放熱板とモジュール間を密着している
熱伝導材を塗り直す工数をなくすこと、を目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明におけるシステム
ラック実装用ボードに搭載されるモジュールの冷却を有
効に行える放熱構造では、以下に記載するようなものと
した。 (1)従来技術による構造では、1枚のプリント配線板
から成るボード上にモジュールを搭載し、その上に各モ
ジュールに対して放熱板を取り付けるか或いは1体とな
った放熱板を各モジュールに取り付けたものを、コネク
タを介してバックプレーンに接続して実装していたが、
それを逆転した構造とした。つまりボードガイドに接触
させて位置決めしバックプレーンに接続して実装を行っ
ていた従来技術のボードに代えて、1枚の1体となった
放熱板に複数に分割したボードを搭載する構造とした。
【0008】(2)即ち、従来技術のプリント配線基板
を分割して各モジュールを搭載し、各モジュールの上面
に熱伝導材料を塗布してさらに1枚の1体となった放熱
板にネジ等を用いて取り付ける。 (3)バックプレーンとの間は、分割された各プリント
配線基板に設けたコネクタを介して接続し実装を完了さ
せる。
【0009】
【作用】従来技術においてはプリント配線基板によるボ
ードが基本的に存在すべきものとし、それに搭載されて
いるモジュールの冷却を最も効果的に行うために、各モ
ジュールにまたがって1枚の1体となっている放熱板を
取り付ける構造としていた。その構造では放熱効果を高
めることができたがボード上の1部のモジュールに不具
合が発生した場合には極めて多大な工数と諸材料のムダ
が生じてしまうものであった。
【0010】ところが、本発明のようにボードを分割し
てそれぞれにモジュールを搭載し、各モジュール上面に
例えばシリコンコンパウンドや伝導ゴムのような熱伝導
材料を付けて放熱板に取り付け、バックプレーンとは分
割されたボードにそれぞれ設けたコネクタを介して接続
し実装をするという着想の構造としたことで、従来技術
による放熱板が持つ利点を生かしながら、不具合発生時
のムダな対処工数や諸材料のムダを解消することが可能
となった。
【0011】
【実施例】図1−(A)に本発明による実施例の概念図
を示す。図1−(B)はフィンを設けた放熱板を示す。 (1)図2−(B)に示した従来技術のように、複数の
モジュール15を搭載したプリント配線基板によるボー
ド14に、それらボード14上に搭載された各モジュー
ル15にわたって1体となった放熱板27を取り付ける
構造ではなく、本発明による構造においては、図1に示
すように、プリント配線基板を複数に分割したボード4
のそれぞれに、複数の各モジュール5を搭載し、その各
モジュール5の上面に熱伝導材料を付けたものをさらに
放熱板7にネジ等を用いて搭載する構成としたものであ
る。
【0012】(2)即ち本発明の放熱板7は、従来技術
における1枚のプリント配線基板から成るボード14の
場合と同様に、システムラック1の底面部及び上面部に
設けられたボードガイド9に案内されながら挿入されバ
ックプレーン2に接触する。そしてそれぞれのボード4
に設けられたコネクタ3を介してバックプレーン2と電
気的に接続して実装する。
【0013】(3)放熱板7に用いる材質は、熱伝導特
性が良好であり所定の機械的強度を有するものであれば
良く、例えばアルミ及びセラミックス等が通常は適用さ
れる。 (4)また放熱板7は単に平板でも良いが、図1−
(B)に示すように放熱板7にフィン8を設けたものを
適用した場合には、より一層放熱効率が高まり冷却効果
を大きくすることが可能である。
【0014】(5)空冷するためのエアーは冷却用ファ
ン等により送り込まれるが、放熱板7及び各モジュール
5が搭載されたボード4の下方位置を風上とし、上方位
置を風下とした方向でも良いし、その逆の方向でも良
く、エアーフロー6の方向となる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)本発明の放熱板とボードによるシステムラック実
装用ボードの放熱構造としたことで、風上である下方位
置に搭載されたモジュールと風下である上方位置に搭載
されたモジュールとの間の温度差が小さくなり、ボード
全体での温度マージン、つまり吸気最高温度が上昇し
た。 (2)即ち、ボード全体におけるモジュールが持つジャ
ンクションの上限温度に対する温度マージンを格段に増
加させることができた。
【0016】(3)各モジュールを搭載したプリント配
線基板によるボード毎に放熱板から取り外すことができ
るので、不具合が発生したものを交換する場合には、該
当するモジュールのボード1ヶのみをハンダ付け部の吸
い取り作業を必要とせずに行うことが可能となった。 (4)従って、従来技術の場合のように他のモジュール
に係わるネジ類、熱伝導材料のムダが削減され、かつ不
具合ではないものまで取り外し再度取り付ける工数や熱
伝導材料を塗布し直す工数などを大幅に低減することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す概念図である。
【図2】従来技術によるシステムラック実装用ボードの
放熱構造を示す概念図である。
【符号の説明】
1、11 システムラック 2、12 バックプレーン 3、13 コネクタ 4、14 ボード 5、15 モジュール 6、16 エアーフロー 7 放熱板 8 フィン 9 ボードガイド 17 モジュール個別に設けた放熱板 27 上下方向1体化した放熱板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムラック(1)の上下に設けたボ
    ードガイド(9)で案内させながらバックプレーン
    (2)に接触するまで挿入する放熱板(7)と、 モジュール(5)を搭載して、さらに当該モジュール
    (5)の上面に熱伝導材料を付けた上で放熱板(7)上
    にネジ等を用いて搭載するボード(4)と、 バックプレーン(2)との電気的な接続を行うためにボ
    ード(4)に設けたコネクタ(3)と、 を具備することを特徴とするシステムラック実装用ボー
    ドの放熱構造。
  2. 【請求項2】 放熱板(7)に放熱面積を増加させるた
    めのフィン(8)を付加した請求項1記載のシステムラ
    ック実装用ボードの放熱構造。
JP12317395A 1995-04-24 1995-04-24 システムラック実装用ボードの放熱構造 Pending JPH08293686A (ja)

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JPH08293686A true JPH08293686A (ja) 1996-11-05

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ID=14854000

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JP12317395A Pending JPH08293686A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 システムラック実装用ボードの放熱構造

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JP (1) JPH08293686A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7960770B2 (en) 2006-10-16 2011-06-14 Panasonic Corporation Nonvolatile memory element array with storing layer formed by resistance variable layers

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031118