JPH08293626A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH08293626A JPH08293626A JP7120617A JP12061795A JPH08293626A JP H08293626 A JPH08293626 A JP H08293626A JP 7120617 A JP7120617 A JP 7120617A JP 12061795 A JP12061795 A JP 12061795A JP H08293626 A JPH08293626 A JP H08293626A
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- lead frame
- silicon resin
- semiconductor element
- semiconductor device
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- H01L24/74—Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
- H01L24/741—Apparatus for manufacturing means for bonding, e.g. connectors
- H01L24/743—Apparatus for manufacturing layer connectors
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
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- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/481—Disposition
- H01L2224/48151—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/48221—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
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- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/74—Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
- H01L2224/741—Apparatus for manufacturing means for bonding, e.g. connectors
- H01L2224/743—Apparatus for manufacturing layer connectors
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リードフレームのアイランド部の面積が小さ
くても、そこにボンディングされている半導体素子をシ
リコン樹脂の流出のない状態で確実にシリコン樹脂層で
覆わせることができるようにする。 【構成】 リードフレーム1に固着材料2によりボンデ
ィングされている半導体素子3の表面を覆うようにリー
ドフレーム1のアイランド部1aに塗布形成するシリコ
ン樹脂層5の周縁部に対応するリードフレーム部分にシ
リコン樹脂流出防止用の溝7を形成している。
くても、そこにボンディングされている半導体素子をシ
リコン樹脂の流出のない状態で確実にシリコン樹脂層で
覆わせることができるようにする。 【構成】 リードフレーム1に固着材料2によりボンデ
ィングされている半導体素子3の表面を覆うようにリー
ドフレーム1のアイランド部1aに塗布形成するシリコ
ン樹脂層5の周縁部に対応するリードフレーム部分にシ
リコン樹脂流出防止用の溝7を形成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば投・受光素子
のような半導体素子をリードフレームに固着し、その半
導体素子の表面および該半導体素子固着リードフレーム
部分に封止樹脂層を被覆形成してなる半導体装置に関す
るものである。
のような半導体素子をリードフレームに固着し、その半
導体素子の表面および該半導体素子固着リードフレーム
部分に封止樹脂層を被覆形成してなる半導体装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の半導体装置においては、封止樹
脂層の熱収縮にともない半導体素子に作用する応力を緩
和する手段として、図8および図9に示すように、リー
ドフレーム20に樹脂系接着剤等の固着材料21により
ボンティングされた半導体素子22の表面を覆うように
シリコン樹脂層23を上記リードフレーム20の素子固
着部に略山状に塗布形成し、このシリコン樹脂層23を
含めて半導体素子22および該半導体素子固着リードフ
レーム部分(以下、アイランド部と称する)20aに封
止樹脂層24を被覆形成する手段が従来から採用されて
いた。図8および図9において、25は接続ワイヤであ
る。
脂層の熱収縮にともない半導体素子に作用する応力を緩
和する手段として、図8および図9に示すように、リー
ドフレーム20に樹脂系接着剤等の固着材料21により
ボンティングされた半導体素子22の表面を覆うように
シリコン樹脂層23を上記リードフレーム20の素子固
着部に略山状に塗布形成し、このシリコン樹脂層23を
含めて半導体素子22および該半導体素子固着リードフ
レーム部分(以下、アイランド部と称する)20aに封
止樹脂層24を被覆形成する手段が従来から採用されて
いた。図8および図9において、25は接続ワイヤであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来の半導体装置においては、一般にアイランド部20a
の面積が小さく、この小面積のアイランド部20aに低
粘度のシリコン樹脂を塗布してシリコン樹脂層23を形
成する場合、シリコン樹脂の多くがリードフレーム20
に伝って流出してしまい、半導体素子22を所定どおり
に覆うようなシリコン樹脂層23を形成することが非常
に難しい上に、製品個々においてシリコン樹脂槽23を
安定した形状に保つことができず、半導体装置としての
特性にばらつきが生じやすいという問題がある。特に、
熱硬化性シリコン樹脂を使用する場合は、塗布後すぐに
加熱昇温してシリコン樹脂を硬化させなければならない
といったように、半導体装置の生産方法そのものが制約
を受ける難点がある。また、樹脂の流出を抑制するため
に、シリコン樹脂の粘度を高くして塗布することが考え
られるが、この場合は、シリコン樹脂層23の塗布形成
作業そのものが困難となり、生産性の低下が避けられな
いという問題がある。
来の半導体装置においては、一般にアイランド部20a
の面積が小さく、この小面積のアイランド部20aに低
粘度のシリコン樹脂を塗布してシリコン樹脂層23を形
成する場合、シリコン樹脂の多くがリードフレーム20
に伝って流出してしまい、半導体素子22を所定どおり
に覆うようなシリコン樹脂層23を形成することが非常
に難しい上に、製品個々においてシリコン樹脂槽23を
安定した形状に保つことができず、半導体装置としての
特性にばらつきが生じやすいという問題がある。特に、
熱硬化性シリコン樹脂を使用する場合は、塗布後すぐに
加熱昇温してシリコン樹脂を硬化させなければならない
といったように、半導体装置の生産方法そのものが制約
を受ける難点がある。また、樹脂の流出を抑制するため
に、シリコン樹脂の粘度を高くして塗布することが考え
られるが、この場合は、シリコン樹脂層23の塗布形成
作業そのものが困難となり、生産性の低下が避けられな
いという問題がある。
【0004】この発明は上記のような実情に鑑みてなさ
れたもので、小面積のアイランド部であっても、半導体
素子を確実に、かつ安定した形状のシリコン樹脂層で覆
わせることができて、特性のばらつきの減少を図り得る
半導体装置を提供することを目的としている。
れたもので、小面積のアイランド部であっても、半導体
素子を確実に、かつ安定した形状のシリコン樹脂層で覆
わせることができて、特性のばらつきの減少を図り得る
半導体装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る半導体装置は、リードフレームに固
着された半導体素子の表面を覆うように上記リードフレ
ームにシリコン樹脂層を塗布形成し、このシリコン樹脂
層を含めて半導体素子および該半導体素子固着リードフ
レーム部分に封止樹脂層を被覆形成してなる半導体装置
において、上記シリコン樹脂層の周縁部に対応するリー
ドフレーム部分にシリコン樹脂流出防止用の溝を形成し
たものである。
に、この発明に係る半導体装置は、リードフレームに固
着された半導体素子の表面を覆うように上記リードフレ
ームにシリコン樹脂層を塗布形成し、このシリコン樹脂
層を含めて半導体素子および該半導体素子固着リードフ
レーム部分に封止樹脂層を被覆形成してなる半導体装置
において、上記シリコン樹脂層の周縁部に対応するリー
ドフレーム部分にシリコン樹脂流出防止用の溝を形成し
たものである。
【0006】上記半導体装置において、上記シリコン樹
脂層の屈折率と上記封止樹脂層の屈折率とを合致させる
ことが望ましい。
脂層の屈折率と上記封止樹脂層の屈折率とを合致させる
ことが望ましい。
【0007】
【作用】この発明によれば、リードフレームに固着の半
導体素子の表面を覆うようにシリコン樹脂をリードフレ
ームのアイランド部に塗布したときのシリコン樹脂の拡
散流動を溝の手前で止めて、リードフレームを伝っての
シリコン樹脂の流出を防止することが可能であるから、
アイランド部の面積が小さくても半導体素子をシリコン
樹脂層で確実に覆わせることができるとともに、そのシ
リコン樹脂層の硬化前の形状を安定させて、製品個々の
特性のばらつきを少なくすることができ、また、塗布直
後に積極的強制的に硬化させる手段も不要で、生産方法
の自由度を増大することが可能となる。
導体素子の表面を覆うようにシリコン樹脂をリードフレ
ームのアイランド部に塗布したときのシリコン樹脂の拡
散流動を溝の手前で止めて、リードフレームを伝っての
シリコン樹脂の流出を防止することが可能であるから、
アイランド部の面積が小さくても半導体素子をシリコン
樹脂層で確実に覆わせることができるとともに、そのシ
リコン樹脂層の硬化前の形状を安定させて、製品個々の
特性のばらつきを少なくすることができ、また、塗布直
後に積極的強制的に硬化させる手段も不要で、生産方法
の自由度を増大することが可能となる。
【0008】また、請求項2のように、シリコン樹脂層
の屈折率と封止樹脂層の屈折率とを合致させることによ
り、例えば投・受光素子に適用した場合、光路の屈折を
無くして、その光学特性を適正、良好なものとすること
ができる。
の屈折率と封止樹脂層の屈折率とを合致させることによ
り、例えば投・受光素子に適用した場合、光路の屈折を
無くして、その光学特性を適正、良好なものとすること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。図1はこの発明の一実施例による半導体装置
としての投受光装置の斜視図、図2は図1の平面図、図
3は図2の III−III 線に沿った縦断面図であり、これ
らの図において、1,1’は端面を互いに間隔を隔てて
対向させて直線状に配置した一対のリードフレームで、
一方のリードフレーム1の先端のアイランド部1aの上
面には樹脂系接着剤等の固着材料2により半導体素子3
がボンティングされているとともに、この半導体素子3
と他方のリードフレーム1’との間に接続ワイヤ4が張
設されている。
説明する。図1はこの発明の一実施例による半導体装置
としての投受光装置の斜視図、図2は図1の平面図、図
3は図2の III−III 線に沿った縦断面図であり、これ
らの図において、1,1’は端面を互いに間隔を隔てて
対向させて直線状に配置した一対のリードフレームで、
一方のリードフレーム1の先端のアイランド部1aの上
面には樹脂系接着剤等の固着材料2により半導体素子3
がボンティングされているとともに、この半導体素子3
と他方のリードフレーム1’との間に接続ワイヤ4が張
設されている。
【0010】5は上記半導体素子3の表面を覆うように
上記リードフレーム1のアイランド部1aに略山状に塗
布形成されたシリコン樹脂層で、該シリコン樹脂層5は
高粘度のシリコン樹脂を使用し、その塗布量を図示省略
した高精度ディスペンサで制御して形成されている。6
は上記シリコン樹脂層5を含めて上記一対のリードフレ
ーム1,1’の先端部分を被覆するように略半球状にモ
ールド成形された透明封止樹脂層であり、この封止樹脂
層6の屈折率n1と上記シリコン樹脂層5の屈折率n2
とは合致させている。
上記リードフレーム1のアイランド部1aに略山状に塗
布形成されたシリコン樹脂層で、該シリコン樹脂層5は
高粘度のシリコン樹脂を使用し、その塗布量を図示省略
した高精度ディスペンサで制御して形成されている。6
は上記シリコン樹脂層5を含めて上記一対のリードフレ
ーム1,1’の先端部分を被覆するように略半球状にモ
ールド成形された透明封止樹脂層であり、この封止樹脂
層6の屈折率n1と上記シリコン樹脂層5の屈折率n2
とは合致させている。
【0011】上記構成の投受光装置において、上記一方
のリードフレーム1の上面で上記シリコン樹脂層5の周
縁部に対応するフレーム部分に該リードフレーム1を幅
方向に横断する状態でシリコン樹脂流出防止用の溝7が
形成されているとともに、上記一対のリードフレーム
1,1’の上記封止樹脂層6の周縁部近くに対応する個
所にはそれぞれ幅方向の両側に突出する状態で抜止め突
片部8,8’が形成されており、上記溝7は、上記リー
ドフレーム1のアイランド部1aにシリコン樹脂層5を
形成するシリコン樹脂を塗布したときのシリコン樹脂の
拡散流動を溝7の手前で止めて、リードフレーム1を伝
ってシリコン樹脂が流出することを防止する働きを有し
ている。また、上記溝7内に上記封止樹脂層6を形成す
る封止樹脂の一部が入り込むことと、上記封止樹脂層6
内に抜止め突片部8,8’がモールドされることとの相
乗によって、リードフレーム1,1’の封止樹脂層6か
らの強い抜止め機能が発揮される。
のリードフレーム1の上面で上記シリコン樹脂層5の周
縁部に対応するフレーム部分に該リードフレーム1を幅
方向に横断する状態でシリコン樹脂流出防止用の溝7が
形成されているとともに、上記一対のリードフレーム
1,1’の上記封止樹脂層6の周縁部近くに対応する個
所にはそれぞれ幅方向の両側に突出する状態で抜止め突
片部8,8’が形成されており、上記溝7は、上記リー
ドフレーム1のアイランド部1aにシリコン樹脂層5を
形成するシリコン樹脂を塗布したときのシリコン樹脂の
拡散流動を溝7の手前で止めて、リードフレーム1を伝
ってシリコン樹脂が流出することを防止する働きを有し
ている。また、上記溝7内に上記封止樹脂層6を形成す
る封止樹脂の一部が入り込むことと、上記封止樹脂層6
内に抜止め突片部8,8’がモールドされることとの相
乗によって、リードフレーム1,1’の封止樹脂層6か
らの強い抜止め機能が発揮される。
【0012】上記のように構成される投受光装置におい
ては、リードフレーム1の溝7の手前でシリコン樹脂の
流出が防止されるので、アイランド部1aの面積が小さ
くても半導体素子3をシリコン樹脂層5で確実に覆わせ
ることができるとともに、シリコン樹脂の硬化前の形状
を長く安定保持させることが可能で、製品個々の特性の
ばらつきを少なくすることができ、また、塗布直後に積
極的強制的に硬化させる手段も不要であることから、生
産方法の自由度を増大することができる。さらに、完成
した製品(投受光装置)におけるシリコン樹脂層5の屈
折率n2と封止樹脂層6の屈折率n1とが、n2=n1
の関係にあるので、図4の矢印で示すように、光路が両
層5,6の境界面で屈折することがなく、光学特性のば
らつきもなくなり、適正良好な光学性能をもつ投受光装
置を得ることができる。因みに、シリコン樹脂層5の屈
折率n2と封止樹脂層6の屈折率n1とが、n1>n2
の関係にあると、光路が図4の点線に示すように屈折す
ることになって、光学性能の低下は避けられない。
ては、リードフレーム1の溝7の手前でシリコン樹脂の
流出が防止されるので、アイランド部1aの面積が小さ
くても半導体素子3をシリコン樹脂層5で確実に覆わせ
ることができるとともに、シリコン樹脂の硬化前の形状
を長く安定保持させることが可能で、製品個々の特性の
ばらつきを少なくすることができ、また、塗布直後に積
極的強制的に硬化させる手段も不要であることから、生
産方法の自由度を増大することができる。さらに、完成
した製品(投受光装置)におけるシリコン樹脂層5の屈
折率n2と封止樹脂層6の屈折率n1とが、n2=n1
の関係にあるので、図4の矢印で示すように、光路が両
層5,6の境界面で屈折することがなく、光学特性のば
らつきもなくなり、適正良好な光学性能をもつ投受光装
置を得ることができる。因みに、シリコン樹脂層5の屈
折率n2と封止樹脂層6の屈折率n1とが、n1>n2
の関係にあると、光路が図4の点線に示すように屈折す
ることになって、光学性能の低下は避けられない。
【0013】図5はこの発明の他の実施例による半導体
装置としての投受光装置の平面図、図6は図5のVI−VI
線に沿った縦断面図であり、基本的には図1〜図4に示
した実施例と同一であるために、該当部分に同一の符号
を付してそれらの説明を省略する。図1〜図4に示す実
施例と相違する点は、一方のリードフレーム1に形成さ
れたシリコン樹脂流出防止用の溝7に対して、アイラン
ド部1aとは反対方向に適当間隔を置いてもう一つの溝
9を幅方向に横断する状態に形成して、両溝7,9間に
防壁10を設けた点である。
装置としての投受光装置の平面図、図6は図5のVI−VI
線に沿った縦断面図であり、基本的には図1〜図4に示
した実施例と同一であるために、該当部分に同一の符号
を付してそれらの説明を省略する。図1〜図4に示す実
施例と相違する点は、一方のリードフレーム1に形成さ
れたシリコン樹脂流出防止用の溝7に対して、アイラン
ド部1aとは反対方向に適当間隔を置いてもう一つの溝
9を幅方向に横断する状態に形成して、両溝7,9間に
防壁10を設けた点である。
【0014】上記図5および図6の実施例の構成による
場合は、シリコン樹脂層5を形成するシリコン樹脂の粘
度が微妙に異なり、そのためにアイランド部1aに塗布
したシリコン樹脂の一部が溝7を越えて流出することが
あっても、それ以上の流出を溝9の手前で防止させるこ
とを可能としたものであり、半導体素子3を覆う所定の
シリコン樹脂層5を確実に形成することができる。
場合は、シリコン樹脂層5を形成するシリコン樹脂の粘
度が微妙に異なり、そのためにアイランド部1aに塗布
したシリコン樹脂の一部が溝7を越えて流出することが
あっても、それ以上の流出を溝9の手前で防止させるこ
とを可能としたものであり、半導体素子3を覆う所定の
シリコン樹脂層5を確実に形成することができる。
【0015】図7はこの発明のもう一つの実施例による
半導体装置としての投受光装置の完成品の縦断面図であ
り、基本的には図1〜図4に示した実施例と同一である
ために、該当部分に同一の符号を付してそれらの説明を
省略する。図1〜図4に示す実施例と相違する点は、封
止樹脂層6の外表面に反射層11を蒸着形成するととも
に、この反射層11により矢印のように反射される光を
受光する光ファイバー12を設けた点であり、この実施
例の構成においても、光路が両層5,6の境界面で屈折
することがなく、光学特性のばらつきもなくなり、適正
良好な光学性能をもつ装置を得ることができる。
半導体装置としての投受光装置の完成品の縦断面図であ
り、基本的には図1〜図4に示した実施例と同一である
ために、該当部分に同一の符号を付してそれらの説明を
省略する。図1〜図4に示す実施例と相違する点は、封
止樹脂層6の外表面に反射層11を蒸着形成するととも
に、この反射層11により矢印のように反射される光を
受光する光ファイバー12を設けた点であり、この実施
例の構成においても、光路が両層5,6の境界面で屈折
することがなく、光学特性のばらつきもなくなり、適正
良好な光学性能をもつ装置を得ることができる。
【0016】なお、上記各実施例では、投受光装置に適
用したものについて説明したが、これ以外のいかなる半
導体装置に適用してもよい。
用したものについて説明したが、これ以外のいかなる半
導体装置に適用してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、リー
ドフレーム部分に溝を形成するといった簡単な構造改良
を施すだけで、リードフレームに固着の半導体素子の表
面を覆うようにシリコン樹脂をリードフレームのアイラ
ンド部に塗布したときのシリコン樹脂の拡散流動を溝の
手前で止めて、塗布シリコン樹脂の一部がリードフレー
ムを伝って流出することを防止することができるから、
アイランド部の面積が小さくても半導体素子をシリコン
樹脂層で確実に覆わせることができるとともに、そのシ
リコン樹脂層の硬化前の形状を安定させて、製品個々の
特性のばらつきを少なくすることができる。また、塗布
直後に積極的強制的に硬化させる手段も不要で、生産方
法の自由度を増大することができるという効果を奏す
る。
ドフレーム部分に溝を形成するといった簡単な構造改良
を施すだけで、リードフレームに固着の半導体素子の表
面を覆うようにシリコン樹脂をリードフレームのアイラ
ンド部に塗布したときのシリコン樹脂の拡散流動を溝の
手前で止めて、塗布シリコン樹脂の一部がリードフレー
ムを伝って流出することを防止することができるから、
アイランド部の面積が小さくても半導体素子をシリコン
樹脂層で確実に覆わせることができるとともに、そのシ
リコン樹脂層の硬化前の形状を安定させて、製品個々の
特性のばらつきを少なくすることができる。また、塗布
直後に積極的強制的に硬化させる手段も不要で、生産方
法の自由度を増大することができるという効果を奏す
る。
【0018】また、請求項2のように、シリコン樹脂層
の屈折率と封止樹脂層の屈折率とを合致させることによ
り、例えば投・受光素子に適用した場合、光路の屈折を
無くして、その光学特性を適正、良好なものとすること
ができる。
の屈折率と封止樹脂層の屈折率とを合致させることによ
り、例えば投・受光素子に適用した場合、光路の屈折を
無くして、その光学特性を適正、良好なものとすること
ができる。
【図1】この発明の一実施例による半導体装置としての
投受光装置の斜視図である。
投受光装置の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の III−III 線に沿った縦断面図である。
【図4】同上実施例による投受光装置の完成品の縦断面
図である。
図である。
【図5】この発明の他の実施例による半導体装置として
の投受光装置の平面図である。
の投受光装置の平面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿った縦断面図である。
【図7】この発明のもう一つの実施例による半導体装置
としての投受光装置の完成品の縦断面図である。
としての投受光装置の完成品の縦断面図である。
【図8】従来の半導体装置の要部の平面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿った縦断面図である。
1,1’ リードフレーム 1a アイランド部 2 固着材料 3 半導体素子 5 シリコン樹脂層 6 封止樹脂層 7 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/02 H01L 31/02 B
Claims (2)
- 【請求項1】 リードフレームに固着された半導体素子
の表面を覆うように上記リードフレームにシリコン樹脂
層を塗布形成し、このシリコン樹脂層を含めて半導体素
子および該半導体素子固着リードフレーム部分に封止樹
脂層を被覆形成してなる半導体装置において、上記シリ
コン樹脂層の周縁部に対応するリードフレーム部分にシ
リコン樹脂流出防止用の溝を形成したことを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項2】 上記シリコン樹脂層の屈折率と上記封止
樹脂層の屈折率とを合致させている請求項1の半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7120617A JPH08293626A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 半導体装置 |
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JP7120617A JPH08293626A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 半導体装置 |
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JP (1) | JPH08293626A (ja) |
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1995
- 1995-04-20 JP JP7120617A patent/JPH08293626A/ja active Pending
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