JPH08293609A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH08293609A JPH08293609A JP9715295A JP9715295A JPH08293609A JP H08293609 A JPH08293609 A JP H08293609A JP 9715295 A JP9715295 A JP 9715295A JP 9715295 A JP9715295 A JP 9715295A JP H08293609 A JPH08293609 A JP H08293609A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板の透明性を維持することができ、また、
ダストの発生を抑制することができ、しかも、ブロッキ
ング材料の基板へのくっつきもない。 【構成】 透明絶縁性基板200上に不純物拡散防止膜
210として酸化ケイ素膜を成膜し、この酸化ケイ素膜
上に半導体層220を成膜する。このとき、透明絶縁性
基板200の裏面には、従来のようにブロック材を置い
ていないため、当然、半導体膜230が付着している。
この半導体層220上に半導体層表面荒れ防止膜240
を形成した後、半導体層220にレーザ光を照射して結
晶化を行う。次に、この膜240を表面保護膜にして、
半導体膜230をエッチング除去する。これによって、
成膜時の貼り付きやダストの発生を低減し、さらに裏面
半導体膜230をエッチングすることで透過型LCDを
はじめとする装置でも、裏面からの可視光の透過率を低
下させることなく作製できる。
ダストの発生を抑制することができ、しかも、ブロッキ
ング材料の基板へのくっつきもない。 【構成】 透明絶縁性基板200上に不純物拡散防止膜
210として酸化ケイ素膜を成膜し、この酸化ケイ素膜
上に半導体層220を成膜する。このとき、透明絶縁性
基板200の裏面には、従来のようにブロック材を置い
ていないため、当然、半導体膜230が付着している。
この半導体層220上に半導体層表面荒れ防止膜240
を形成した後、半導体層220にレーザ光を照射して結
晶化を行う。次に、この膜240を表面保護膜にして、
半導体膜230をエッチング除去する。これによって、
成膜時の貼り付きやダストの発生を低減し、さらに裏面
半導体膜230をエッチングすることで透過型LCDを
はじめとする装置でも、裏面からの可視光の透過率を低
下させることなく作製できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明絶縁性基板上に設
けられた薄膜トランジスタ(以下TFTという)などを
有する半導体装置の製造方法に関する。
けられた薄膜トランジスタ(以下TFTという)などを
有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスなどの透明絶縁性基板上に
形成されたこの種の半導体装置としては、薄膜トランジ
スタを画素の駆動に用いるアクティブマトリックス型液
晶表示装置やイメージセンサーなどが知られている。こ
れらの装置に用いられる薄膜トランジスタを始めとする
素子には、薄膜状のシリコン半導体を用いるのが一般的
である。この薄膜状のシリコン半導体としては、非晶質
シリコン半導体からなるものと、結晶性を有するシリコ
ン半導体からなるものの2つに大別される。この非晶質
シリコン半導体は、作製温度が低く、気相法で比較的容
易に作製することが可能で量産性に富むため、最も一般
的に用いられているが、電流駆動能力が結晶性を有する
シリコン半導体に比べて劣るため、今後、より高速特性
を得るためには、結晶性を有するシリコン半導体からな
る薄膜トランジスタの製造方法の確立が強く求められて
いた。なお、結晶性を有するシリコン半導体としては、
単結晶シリコン(c−Si)、多結晶シリコン(p−S
i)、微結晶シリコン(μc−Si)、結晶成分を含む
非結晶シリコン、結晶性と非晶質性の中間状態を有する
セミアモルファスシリコンなどが知られている。これら
の結晶性を有する薄膜トランジスタは、非晶質シリコン
薄膜トランジスタに比べて移動度が高い。このため、駆
動能力の向上により、微細化が可能となり、高開口率、
高密度化を実現することができる。
形成されたこの種の半導体装置としては、薄膜トランジ
スタを画素の駆動に用いるアクティブマトリックス型液
晶表示装置やイメージセンサーなどが知られている。こ
れらの装置に用いられる薄膜トランジスタを始めとする
素子には、薄膜状のシリコン半導体を用いるのが一般的
である。この薄膜状のシリコン半導体としては、非晶質
シリコン半導体からなるものと、結晶性を有するシリコ
ン半導体からなるものの2つに大別される。この非晶質
シリコン半導体は、作製温度が低く、気相法で比較的容
易に作製することが可能で量産性に富むため、最も一般
的に用いられているが、電流駆動能力が結晶性を有する
シリコン半導体に比べて劣るため、今後、より高速特性
を得るためには、結晶性を有するシリコン半導体からな
る薄膜トランジスタの製造方法の確立が強く求められて
いた。なお、結晶性を有するシリコン半導体としては、
単結晶シリコン(c−Si)、多結晶シリコン(p−S
i)、微結晶シリコン(μc−Si)、結晶成分を含む
非結晶シリコン、結晶性と非晶質性の中間状態を有する
セミアモルファスシリコンなどが知られている。これら
の結晶性を有する薄膜トランジスタは、非晶質シリコン
薄膜トランジスタに比べて移動度が高い。このため、駆
動能力の向上により、微細化が可能となり、高開口率、
高密度化を実現することができる。
【0003】以下に、結晶性を有するトップゲート型シ
リコン薄膜トランジスタであるp−Si TFTの従来
の製造方法について説明する。
リコン薄膜トランジスタであるp−Si TFTの従来
の製造方法について説明する。
【0004】図8は従来の製造方法によるp−Si T
FTの断面図である。
FTの断面図である。
【0005】まず、図8に示すように、石英、ガラスな
どからなる透明絶縁性基板10上にスパッタリング法な
どでSiO2膜からなるベースコート膜20を形成した
後、裏面にガラス基板などのブロッキング材料(図示せ
ず)を貼り合わせた後、CVD法などにより基板の表面
のみに非晶質シリコン膜を形成する。この後、600℃
程度の温度で熱アニールする固相成長法(以下SPC法
という)やレーザ結晶化法などにより非晶質シリコン膜
を多結晶シリコン膜に結晶化する。さらに、この多結晶
シリコン膜30を島状パターンにエッチングして形成
し、CVD法などによりSiO2膜からなるゲート絶縁
膜40をベースコート膜20および島状パターン上に形
成する。その後、スパッタリング法などにより、この島
状パターンの上方のゲート絶縁膜40上にAl膜を形成
する。さらに、このAl膜をエッチングしてゲート電極
50を形成した後、ゲート電極50の陽極酸化を行うこ
とで、その表面にAl2O3膜51を形成する。
どからなる透明絶縁性基板10上にスパッタリング法な
どでSiO2膜からなるベースコート膜20を形成した
後、裏面にガラス基板などのブロッキング材料(図示せ
ず)を貼り合わせた後、CVD法などにより基板の表面
のみに非晶質シリコン膜を形成する。この後、600℃
程度の温度で熱アニールする固相成長法(以下SPC法
という)やレーザ結晶化法などにより非晶質シリコン膜
を多結晶シリコン膜に結晶化する。さらに、この多結晶
シリコン膜30を島状パターンにエッチングして形成
し、CVD法などによりSiO2膜からなるゲート絶縁
膜40をベースコート膜20および島状パターン上に形
成する。その後、スパッタリング法などにより、この島
状パターンの上方のゲート絶縁膜40上にAl膜を形成
する。さらに、このAl膜をエッチングしてゲート電極
50を形成した後、ゲート電極50の陽極酸化を行うこ
とで、その表面にAl2O3膜51を形成する。
【0006】次に、島状パターンの多結晶シリコン30
にゲート電極50をマスクとして自己整合的に不純物元
素をドープし、基板表面側からレーザ光を照射して、結
晶化および不純物の活性化を行い、ソース領域30bと
ドレイン領域30cを形成する。これらソース領域30
bとドレイン領域30cの間の多結晶シリコン30は、
ゲート電極50がマスクとなって不純物元素がドープさ
れないチャネル領域30aとなっている。さらに、ゲー
ト絶縁膜40およびAl2O3膜51上にCVD法により
SiO2膜からなる層間絶縁膜60を形成後、この層間
絶縁膜60の該当する位置上にITO膜からなる透明表
示電極70を形成する。さらに、これらソース領域30
bとドレイン領域状30cに至るコンタクトホール8
0,81をそれぞれゲート絶縁膜40および層間絶縁膜
60に形成した後、この層間絶縁膜60およびコンタク
トホール80,81上にスパッタ法などによりAl膜か
らなるソース電極90とドレイン電極91をそれぞれ形
成することでTFT素子が作製される。このとき、ドレ
イン電極91は透明表示電極70の端部に重なって形成
されており、透明表示電極70と接続している。
にゲート電極50をマスクとして自己整合的に不純物元
素をドープし、基板表面側からレーザ光を照射して、結
晶化および不純物の活性化を行い、ソース領域30bと
ドレイン領域30cを形成する。これらソース領域30
bとドレイン領域30cの間の多結晶シリコン30は、
ゲート電極50がマスクとなって不純物元素がドープさ
れないチャネル領域30aとなっている。さらに、ゲー
ト絶縁膜40およびAl2O3膜51上にCVD法により
SiO2膜からなる層間絶縁膜60を形成後、この層間
絶縁膜60の該当する位置上にITO膜からなる透明表
示電極70を形成する。さらに、これらソース領域30
bとドレイン領域状30cに至るコンタクトホール8
0,81をそれぞれゲート絶縁膜40および層間絶縁膜
60に形成した後、この層間絶縁膜60およびコンタク
トホール80,81上にスパッタ法などによりAl膜か
らなるソース電極90とドレイン電極91をそれぞれ形
成することでTFT素子が作製される。このとき、ドレ
イン電極91は透明表示電極70の端部に重なって形成
されており、透明表示電極70と接続している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のLP−CV
D法による非晶質シリコン膜の形成では、その原理上、
基板裏面への非晶質シリコン膜の堆積が基板表面側の非
晶質シリコン膜の形成と同時かつ同様に行われる。この
ため、この基板を透過型LCDに用いた場合、基板裏面
に半導体層としての非晶質シリコン膜が付着したままと
なり、著しい可視光領域での吸収となるため、基板の透
明性が損なわれ、フルカラー表示を行う場合などに色再
現性が悪くなるという問題があった。これによって、従
来は、基板裏面側に半導体層が形成されないように、図
9に示すように、例えば絶縁基板や金属材料などのブロ
ッキング材料11を、半導体層の堆積時に基板10の裏
面に貼り合わせる。しかし、この方法では、ブロッキン
グ材料11からのダストの発生や、素子形成基板である
基板10とブロッキング材料11がくっついてしまって
取れないなどの問題があった。
D法による非晶質シリコン膜の形成では、その原理上、
基板裏面への非晶質シリコン膜の堆積が基板表面側の非
晶質シリコン膜の形成と同時かつ同様に行われる。この
ため、この基板を透過型LCDに用いた場合、基板裏面
に半導体層としての非晶質シリコン膜が付着したままと
なり、著しい可視光領域での吸収となるため、基板の透
明性が損なわれ、フルカラー表示を行う場合などに色再
現性が悪くなるという問題があった。これによって、従
来は、基板裏面側に半導体層が形成されないように、図
9に示すように、例えば絶縁基板や金属材料などのブロ
ッキング材料11を、半導体層の堆積時に基板10の裏
面に貼り合わせる。しかし、この方法では、ブロッキン
グ材料11からのダストの発生や、素子形成基板である
基板10とブロッキング材料11がくっついてしまって
取れないなどの問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、基板の透明性を維持することができ、また、ダスト
の発生を抑制することができ、しかも、ブロッキング材
料が基板にくっつくことがない半導体装置の製造方法を
提供することを目的とする。
で、基板の透明性を維持することができ、また、ダスト
の発生を抑制することができ、しかも、ブロッキング材
料が基板にくっつくことがない半導体装置の製造方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、透明絶縁性基板上または該透明絶縁性基板上
に設けられた絶縁膜上に半導体膜を堆積させる半導体膜
堆積工程と、基板表面側に堆積した半導体膜の全部また
は一部を残して、基板裏面に堆積した半導体膜を除去す
る半導体膜除去工程と、該基板表面側の半導体膜を用い
て素子を形成する素子形成工程とを有するものであり、
そのことにより上記目的が達成される。
造方法は、透明絶縁性基板上または該透明絶縁性基板上
に設けられた絶縁膜上に半導体膜を堆積させる半導体膜
堆積工程と、基板表面側に堆積した半導体膜の全部また
は一部を残して、基板裏面に堆積した半導体膜を除去す
る半導体膜除去工程と、該基板表面側の半導体膜を用い
て素子を形成する素子形成工程とを有するものであり、
そのことにより上記目的が達成される。
【0010】また、好ましくは、本発明の半導体装置の
製造方法における半導体膜除去工程は、基板表面側に堆
積した半導体膜上に形成した膜を保護膜として、基板裏
面に堆積した半導体膜を除去し、素子形成工程の前に該
保護膜を除去する。
製造方法における半導体膜除去工程は、基板表面側に堆
積した半導体膜上に形成した膜を保護膜として、基板裏
面に堆積した半導体膜を除去し、素子形成工程の前に該
保護膜を除去する。
【0011】さらに、好ましくは、本発明の半導体装置
の製造方法における保護膜を、レーザ光による半導体膜
の結晶化時の表面荒れ防止膜として用いるか、または、
結晶化を促進するための触媒材料を選択的に添加するた
めの導入マスクとして用いる。
の製造方法における保護膜を、レーザ光による半導体膜
の結晶化時の表面荒れ防止膜として用いるか、または、
結晶化を促進するための触媒材料を選択的に添加するた
めの導入マスクとして用いる。
【0012】さらに、好ましくは、本発明の半導体装置
の製造方法における半導体膜除去工程は、基板裏面の半
導体膜の除去を基板表面側の半導体膜のパターン化と同
時に行う。
の製造方法における半導体膜除去工程は、基板裏面の半
導体膜の除去を基板表面側の半導体膜のパターン化と同
時に行う。
【0013】
【作用】本発明においては、従来のように基板裏面にブ
ロッキング材料を貼り付けず、基板裏面に堆積した半導
体層を例えばエッチングなどで除去するので、基板の透
明性を維持することができるとともに、基板裏面にブロ
ッキング材料が貼りついてしまって取れないという従来
の問題の解決や、ブロッキング材料からのダスト発生が
抑制される。また、基板表面の半導体層上に表面保護膜
を形成して表面へのエッチングやダメージを防ぐ。この
表面保護膜には、レーザ光による結晶化時の半導体層の
表面荒れ防止膜、固相成長時の触媒材料導入マスクとし
て用いることもできる。また、両面の半導体層が同時に
エッチングされる例えばバレル方式のドライエッチング
などで半導体層をエッチングして除去する場合には、半
導体層のパターン化と同時に基板裏面のエッチング除去
を行うことも可能であり、製造工程の簡略化が図られ
る。
ロッキング材料を貼り付けず、基板裏面に堆積した半導
体層を例えばエッチングなどで除去するので、基板の透
明性を維持することができるとともに、基板裏面にブロ
ッキング材料が貼りついてしまって取れないという従来
の問題の解決や、ブロッキング材料からのダスト発生が
抑制される。また、基板表面の半導体層上に表面保護膜
を形成して表面へのエッチングやダメージを防ぐ。この
表面保護膜には、レーザ光による結晶化時の半導体層の
表面荒れ防止膜、固相成長時の触媒材料導入マスクとし
て用いることもできる。また、両面の半導体層が同時に
エッチングされる例えばバレル方式のドライエッチング
などで半導体層をエッチングして除去する場合には、半
導体層のパターン化と同時に基板裏面のエッチング除去
を行うことも可能であり、製造工程の簡略化が図られ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0015】(実施例1)本実施例1は、基板表面側に
堆積した半導体膜上に形成した膜をエッチング保護膜と
して、基板裏面に堆積した半導体膜をエッチング除去
し、素子形成工程の前にこのエッチング保護膜を除去す
る場合であり、このエッチング時の表面保護膜として、
レーザー結晶化時の表面荒れ防止膜を用いた場合であ
る。
堆積した半導体膜上に形成した膜をエッチング保護膜と
して、基板裏面に堆積した半導体膜をエッチング除去
し、素子形成工程の前にこのエッチング保護膜を除去す
る場合であり、このエッチング時の表面保護膜として、
レーザー結晶化時の表面荒れ防止膜を用いた場合であ
る。
【0016】図1および図2は、本発明の実施例1にお
けるアクティブマトリックス形表示装置に用いる能動素
子としてのTFTの各製造工程を示す断面図であって、
図1aは半導体層堆積、結晶化工程を示す断面図、図1
bは半導体膜除去工程を示す断面図、図1cは表面保護
膜除去工程を示す断面図、図1dは半導体層パターン化
工程を示す断面図であり、図2aはゲート電極形成、イ
オンドーピング工程を示す断面図、図2bは電極配線形
成工程を示す断面図である。
けるアクティブマトリックス形表示装置に用いる能動素
子としてのTFTの各製造工程を示す断面図であって、
図1aは半導体層堆積、結晶化工程を示す断面図、図1
bは半導体膜除去工程を示す断面図、図1cは表面保護
膜除去工程を示す断面図、図1dは半導体層パターン化
工程を示す断面図であり、図2aはゲート電極形成、イ
オンドーピング工程を示す断面図、図2bは電極配線形
成工程を示す断面図である。
【0017】まず、図1aに示すように、石英ガラスな
どの透明絶縁性基板(例えば、コーニング社製#705
9)200上に不純物拡散防止膜210としてスパッタ
リング法により300nmの膜厚で酸化ケイ素膜を成膜
する。この酸化ケイ素膜上に半導体層220をLP−C
VD法にて膜厚30〜200nm、例えば50nmの真
性半導体の非晶質ケイ素膜を成膜する。このとき、図3
に示すように透明絶縁性基板200および不純物拡散防
止膜210からなる基板部の両面に半導体膜が堆積する
ことになる。したがって、透明絶縁性基板200の裏面
には、従来のようにブロック材を設けていないため、当
然、透明絶縁性基板200の裏面に半導体膜230が付
着している。この後、レーザ光を照射して半導体層22
0の結晶化を行うのであるが、その前に、半導体層22
0の表面荒れを防ぐ目的で、半導体層220上に酸化ケ
イ素膜よりなる半導体層表面荒れ防止膜240をスパッ
タリング法にて膜厚30nm以上(例えば本実施例1で
は100nm)成膜する。この半導体層表面荒れ防止膜
240を形成した後、この半導体層表面荒れ防止膜24
0を通して半導体層220にレーザ光を照射して結晶化
を行う。
どの透明絶縁性基板(例えば、コーニング社製#705
9)200上に不純物拡散防止膜210としてスパッタ
リング法により300nmの膜厚で酸化ケイ素膜を成膜
する。この酸化ケイ素膜上に半導体層220をLP−C
VD法にて膜厚30〜200nm、例えば50nmの真
性半導体の非晶質ケイ素膜を成膜する。このとき、図3
に示すように透明絶縁性基板200および不純物拡散防
止膜210からなる基板部の両面に半導体膜が堆積する
ことになる。したがって、透明絶縁性基板200の裏面
には、従来のようにブロック材を設けていないため、当
然、透明絶縁性基板200の裏面に半導体膜230が付
着している。この後、レーザ光を照射して半導体層22
0の結晶化を行うのであるが、その前に、半導体層22
0の表面荒れを防ぐ目的で、半導体層220上に酸化ケ
イ素膜よりなる半導体層表面荒れ防止膜240をスパッ
タリング法にて膜厚30nm以上(例えば本実施例1で
は100nm)成膜する。この半導体層表面荒れ防止膜
240を形成した後、この半導体層表面荒れ防止膜24
0を通して半導体層220にレーザ光を照射して結晶化
を行う。
【0018】次に、半導体層220の結晶化後、図1b
に示すように、この半導体層表面荒れ防止膜240を表
面保護膜として、透明絶縁性基板200の裏面に堆積し
た半導体膜230をエッチング除去する。サンプルとし
て平行平板型の反応性イオンエッチングのドライエッチ
ャーを用いて、CF4/O2のガス流量90sccm/10s
ccm、エッチング時のガス圧力10Pa、RFパワー5
00W、エッチング時間2分30秒の条件にて上記半導
体膜230を除去した。
に示すように、この半導体層表面荒れ防止膜240を表
面保護膜として、透明絶縁性基板200の裏面に堆積し
た半導体膜230をエッチング除去する。サンプルとし
て平行平板型の反応性イオンエッチングのドライエッチ
ャーを用いて、CF4/O2のガス流量90sccm/10s
ccm、エッチング時のガス圧力10Pa、RFパワー5
00W、エッチング時間2分30秒の条件にて上記半導
体膜230を除去した。
【0019】さらに、半導体膜230の除去後、図1c
に示すように、表面保護膜240を10:1のバッファ
ードふっ酸で除去する。さらに、図1dに示すように、
半導体層220を所定形状の島状パターン221にパタ
ーン化する。
に示すように、表面保護膜240を10:1のバッファ
ードふっ酸で除去する。さらに、図1dに示すように、
半導体層220を所定形状の島状パターン221にパタ
ーン化する。
【0020】さらに、図2aに示すように、不純物拡散
防止膜210および島状パターン221上にゲート絶縁
膜300の形成する。このゲート絶縁膜300として、
TEOS−CVDを用いて膜厚50〜200nm(例え
ば本実施例1では100nm)の酸化ケイ素を形成す
る。それに引き続いてスパッタリング法にて、膜厚20
0〜800nm(例えば本実施例1では400nm)の
アルミニウム合金を成膜し、このアルミニウム合金膜を
パターニングして、ゲート電極310を形成する。形成
されたゲート電極310の表面を陽極酸化をして、その
表面に陽極酸化膜320を形成する。この陽極酸化は、
例えば10℃、3%酒石酸アンモニウム水溶液とエチレ
ングリコールを1:9で混合した溶液中で30分間陽極
酸化を行う。ここで得られる酸化膜320は化成電圧8
0Vの場合、膜厚110nmである。また、この酸化膜
320は、後のイオンドーピング工程においてオフセッ
トゲート領域を形成することになり、この酸化膜320
の厚さでオフセットゲート領域の長さを決定することが
できる。それに加えて、後工程でのゲート電極310の
アルミニウムのヒロックを防止するという利点もある。
防止膜210および島状パターン221上にゲート絶縁
膜300の形成する。このゲート絶縁膜300として、
TEOS−CVDを用いて膜厚50〜200nm(例え
ば本実施例1では100nm)の酸化ケイ素を形成す
る。それに引き続いてスパッタリング法にて、膜厚20
0〜800nm(例えば本実施例1では400nm)の
アルミニウム合金を成膜し、このアルミニウム合金膜を
パターニングして、ゲート電極310を形成する。形成
されたゲート電極310の表面を陽極酸化をして、その
表面に陽極酸化膜320を形成する。この陽極酸化は、
例えば10℃、3%酒石酸アンモニウム水溶液とエチレ
ングリコールを1:9で混合した溶液中で30分間陽極
酸化を行う。ここで得られる酸化膜320は化成電圧8
0Vの場合、膜厚110nmである。また、この酸化膜
320は、後のイオンドーピング工程においてオフセッ
トゲート領域を形成することになり、この酸化膜320
の厚さでオフセットゲート領域の長さを決定することが
できる。それに加えて、後工程でのゲート電極310の
アルミニウムのヒロックを防止するという利点もある。
【0021】さらに、イオンドーピング法によって、半
導体層220の活性領域にゲート電極310とその周囲
の陽極酸化膜320をマスクとして不純物金属元素(例
えば燐およびホウ素)を注入してソース領域221bと
ドレイン領域221cとする。ドーピングガスとして、
フォスフィン(PH3)またはジボラン(B2H6)を用
いる。加速電圧は前者の場合、80〜100kV(例え
ば、95kV)、後者では、40〜80kV(例えば、
50kV)とし、ドーズ量は1×1015〜8×10
15(例えば、5×1015)とする。
導体層220の活性領域にゲート電極310とその周囲
の陽極酸化膜320をマスクとして不純物金属元素(例
えば燐およびホウ素)を注入してソース領域221bと
ドレイン領域221cとする。ドーピングガスとして、
フォスフィン(PH3)またはジボラン(B2H6)を用
いる。加速電圧は前者の場合、80〜100kV(例え
ば、95kV)、後者では、40〜80kV(例えば、
50kV)とし、ドーズ量は1×1015〜8×10
15(例えば、5×1015)とする。
【0022】PH3ガスを用いてドーピングした場合、
NチャネルのTFTとなり、B2H6を用いてドーピング
した場合は、PチャネルのTFTとなる。ドーピングの
際、ドーピングが不要な領域にはフォトレジストで覆う
ことによって、それぞれの元素を選択的に注入すること
もでき、NチャネルのTFTとPチャネルのTFTを選
択的に形成できる。また、不純物がドープされたソース
領域221bとドレイン領域221cに挟まれた領域が
TFTのチャンネル領域221aとなる。このようにし
た形成した素子をレーザ光の照射によってアニールを行
い、イオン注入した不純物の活性化を行う。このレーザ
光としてはXeClエキシマレーザ(波長308nm、
パルス幅44nsec)を用いるが、他のレーザ光でも
よい。このレーザ光の照射条件はエネルギー密度が20
0〜400mj/cm2で、例えば本実施例1では5シ
ョット照射する。
NチャネルのTFTとなり、B2H6を用いてドーピング
した場合は、PチャネルのTFTとなる。ドーピングの
際、ドーピングが不要な領域にはフォトレジストで覆う
ことによって、それぞれの元素を選択的に注入すること
もでき、NチャネルのTFTとPチャネルのTFTを選
択的に形成できる。また、不純物がドープされたソース
領域221bとドレイン領域221cに挟まれた領域が
TFTのチャンネル領域221aとなる。このようにし
た形成した素子をレーザ光の照射によってアニールを行
い、イオン注入した不純物の活性化を行う。このレーザ
光としてはXeClエキシマレーザ(波長308nm、
パルス幅44nsec)を用いるが、他のレーザ光でも
よい。このレーザ光の照射条件はエネルギー密度が20
0〜400mj/cm2で、例えば本実施例1では5シ
ョット照射する。
【0023】続いて、図2bに示すように、ゲート絶縁
膜300および酸化膜320上に膜厚400nmの層間
絶縁膜330を形成する。この層間絶縁膜330として
スパッタリング法にて酸化ケイ素を形成する。この後、
LCDの場合、画素部に該当する層間絶縁膜330上に
透明電極340を形成する。ソース領域221bおよび
ドレイン領域221cのコンタクト領域上の層間絶縁膜
330およびゲート絶縁膜300の一部をエッチングし
てコンタクトホール400,410をそれぞれ施し、こ
れらコンタクトホール400,410および層間絶縁膜
330上にスパッタリング法にて金属材料、例えば、ア
ルミニウム合金を堆積させて、ソース電極配線420と
ドレイン電極配線430をそれぞれ形成する。このと
き、ドレイン電極配線430は透明電極340の端部上
にも形成されており、透明電極340と接続されてい
る。これら電極配線形成後、1気圧の水素雰囲気中で3
50℃、30分のアニールを行ってTFT素子350の
作製を完了する。このTFT素子350上にTFT素子
350を保護する保護膜(図示せず)を形成して半導体
装置を完成する。
膜300および酸化膜320上に膜厚400nmの層間
絶縁膜330を形成する。この層間絶縁膜330として
スパッタリング法にて酸化ケイ素を形成する。この後、
LCDの場合、画素部に該当する層間絶縁膜330上に
透明電極340を形成する。ソース領域221bおよび
ドレイン領域221cのコンタクト領域上の層間絶縁膜
330およびゲート絶縁膜300の一部をエッチングし
てコンタクトホール400,410をそれぞれ施し、こ
れらコンタクトホール400,410および層間絶縁膜
330上にスパッタリング法にて金属材料、例えば、ア
ルミニウム合金を堆積させて、ソース電極配線420と
ドレイン電極配線430をそれぞれ形成する。このと
き、ドレイン電極配線430は透明電極340の端部上
にも形成されており、透明電極340と接続されてい
る。これら電極配線形成後、1気圧の水素雰囲気中で3
50℃、30分のアニールを行ってTFT素子350の
作製を完了する。このTFT素子350上にTFT素子
350を保護する保護膜(図示せず)を形成して半導体
装置を完成する。
【0024】このように、基板裏面に堆積した半導体層
230をエッチングなどで除去するので、基板の透明性
を維持することができ、また、従来のブロッキング材料
を用いないので、CVDを用いて半導体層220を形成
する場合でも、半導体層形成時に、基板裏面にブロッキ
ング材料が貼りついてしまって取れないという従来の問
題の解決や、ブロッキング材料からのダスト発生はなく
なる。
230をエッチングなどで除去するので、基板の透明性
を維持することができ、また、従来のブロッキング材料
を用いないので、CVDを用いて半導体層220を形成
する場合でも、半導体層形成時に、基板裏面にブロッキ
ング材料が貼りついてしまって取れないという従来の問
題の解決や、ブロッキング材料からのダスト発生はなく
なる。
【0025】(実施例2)本実施例2は、基板表面側に
堆積した半導体膜上に形成した膜をエッチング保護膜と
して、基板裏面に堆積した半導体膜をエッチング除去
し、素子形成工程の前にこのエッチング保護膜を除去す
る場合であり、このエッチング時の表面保護膜として、
結晶化を促進するための触媒材料(ニッケル、アルミニ
ウムなど)を選択的に導入する際のマスクを利用した場
合である。
堆積した半導体膜上に形成した膜をエッチング保護膜と
して、基板裏面に堆積した半導体膜をエッチング除去
し、素子形成工程の前にこのエッチング保護膜を除去す
る場合であり、このエッチング時の表面保護膜として、
結晶化を促進するための触媒材料(ニッケル、アルミニ
ウムなど)を選択的に導入する際のマスクを利用した場
合である。
【0026】図4は、本発明の実施例2における半導体
装置に用いる能動素子としてのTFTの各製造工程を示
す断面図であって、aは半導体膜除去工程を示す断面
図、bは結晶化触媒導入工程を示す断面図、cは半導体
層パターン化工程を示す断面図である。
装置に用いる能動素子としてのTFTの各製造工程を示
す断面図であって、aは半導体膜除去工程を示す断面
図、bは結晶化触媒導入工程を示す断面図、cは半導体
層パターン化工程を示す断面図である。
【0027】まず、図4aに示すように、ガラスなどの
透明絶縁性基板500を充分洗浄後、この絶縁性基板5
00上に基板500からの不純物拡散防止膜510とし
て、スパッタリング法にて酸化ケイ素を膜厚300nm
で成膜する。この酸化ケイ素の成膜後、不純物拡散防止
膜510上に半導体層520としてLP−CVD法にて
膜厚50nmの非結晶性ケイ素膜を成膜する。このと
き、透明絶縁性基板500の裏面には、従来のようにブ
ロック材を置いていないため、当然、透明絶縁性基板5
00の裏面に半導体膜530が付着している。その後、
半導体層520上に触媒元素導入マスク540として、
膜厚50〜200nm(例えば本実施例2では100n
m)の酸化ケイ素膜をAP−CVD法で形成する。この
触媒元素導入マスク540の形成後、上記実施例1で記
述したエッチング方法と同様の方法および条件で、透明
絶縁性基板500の裏面の半導体層530を除去する。
透明絶縁性基板500を充分洗浄後、この絶縁性基板5
00上に基板500からの不純物拡散防止膜510とし
て、スパッタリング法にて酸化ケイ素を膜厚300nm
で成膜する。この酸化ケイ素の成膜後、不純物拡散防止
膜510上に半導体層520としてLP−CVD法にて
膜厚50nmの非結晶性ケイ素膜を成膜する。このと
き、透明絶縁性基板500の裏面には、従来のようにブ
ロック材を置いていないため、当然、透明絶縁性基板5
00の裏面に半導体膜530が付着している。その後、
半導体層520上に触媒元素導入マスク540として、
膜厚50〜200nm(例えば本実施例2では100n
m)の酸化ケイ素膜をAP−CVD法で形成する。この
触媒元素導入マスク540の形成後、上記実施例1で記
述したエッチング方法と同様の方法および条件で、透明
絶縁性基板500の裏面の半導体層530を除去する。
【0028】この半導体層530の除去の後、図4bに
示すように、触媒元素導入マスク540をパターン化し
て触媒元素導入マスク541とし、これに酢酸ニッケル
水溶液(100ppm)をスピン塗布し、結晶化を促進
するための触媒材料としてニッケルイオンを選択的に導
入する。
示すように、触媒元素導入マスク540をパターン化し
て触媒元素導入マスク541とし、これに酢酸ニッケル
水溶液(100ppm)をスピン塗布し、結晶化を促進
するための触媒材料としてニッケルイオンを選択的に導
入する。
【0029】この結晶化触媒導入後、図4cに示すよう
に、600℃の温度で、8時間のアニールにより半導体
層520としての非晶質ケイ素膜を結晶化する。さら
に、多結晶化した半導体層を島状パターン521にパタ
ーン化する。このパターン化工程以降の工程は、上記実
施例1の図2a以降の製造工程と同様にして行う。
に、600℃の温度で、8時間のアニールにより半導体
層520としての非晶質ケイ素膜を結晶化する。さら
に、多結晶化した半導体層を島状パターン521にパタ
ーン化する。このパターン化工程以降の工程は、上記実
施例1の図2a以降の製造工程と同様にして行う。
【0030】このように、レーザ光による半導体層の結
晶化時の表面保護膜および固相成長を促進させる目的な
どで触媒を選択的に導入するためのマスクをエッチング
時の表面保護膜として利用することで、個別に表面保護
膜の形成および除去を行うことが不要となり、工程の簡
略化が可能となって、スループット増大と良品率アップ
という点からコスト面での削減に結び付けることができ
る。
晶化時の表面保護膜および固相成長を促進させる目的な
どで触媒を選択的に導入するためのマスクをエッチング
時の表面保護膜として利用することで、個別に表面保護
膜の形成および除去を行うことが不要となり、工程の簡
略化が可能となって、スループット増大と良品率アップ
という点からコスト面での削減に結び付けることができ
る。
【0031】(実施例3)本実施例3は、基板表面側に
堆積した半導体膜上に形成したレジストパターンをエッ
チング保護膜として、表面の半導体層のパターン化と裏
面の半導体層の除去とを同時に行う場合である。
堆積した半導体膜上に形成したレジストパターンをエッ
チング保護膜として、表面の半導体層のパターン化と裏
面の半導体層の除去とを同時に行う場合である。
【0032】図5は、本発明の実施例3における半導体
装置に用いる能動素子としてのTFTの各製造工程を示
す断面図であって、aは半導体層堆積、結晶化工程を示
す断面図、bは半導体層除去、半導体層パターン化工程
を示す断面図、cはレジストパターン除去工程を示す断
面図である。
装置に用いる能動素子としてのTFTの各製造工程を示
す断面図であって、aは半導体層堆積、結晶化工程を示
す断面図、bは半導体層除去、半導体層パターン化工程
を示す断面図、cはレジストパターン除去工程を示す断
面図である。
【0033】まず、図5aに示すように、ガラスなどの
透明絶縁性基板600を充分洗浄後、透明絶縁性基板6
00上に、透明絶縁性基板600からの不純物拡散防止
膜610としてAP−CVD法で酸化ケイ素を膜厚30
0nmで成膜する。この酸化ケイ素の成膜後、不純物拡
散防止膜610上に半導体層620としてLP−CVD
法で膜厚50nmの非結晶性ケイ素膜を成膜する。この
とき、透明絶縁性基板600の裏面には、従来のように
ブロック材を置いていないため、当然、半導体膜630
が付着している。この非結晶性ケイ素膜の成膜後、60
0℃の温度で、36時間の固相成長法を行い、非結晶性
ケイ素膜を多結晶化させる。さらに、透明絶縁性基板6
00の表面側の半導体層620をパターン化するための
半導体パターン化用マスクであるレジストパターン64
0を半導体層620上に形成する。
透明絶縁性基板600を充分洗浄後、透明絶縁性基板6
00上に、透明絶縁性基板600からの不純物拡散防止
膜610としてAP−CVD法で酸化ケイ素を膜厚30
0nmで成膜する。この酸化ケイ素の成膜後、不純物拡
散防止膜610上に半導体層620としてLP−CVD
法で膜厚50nmの非結晶性ケイ素膜を成膜する。この
とき、透明絶縁性基板600の裏面には、従来のように
ブロック材を置いていないため、当然、半導体膜630
が付着している。この非結晶性ケイ素膜の成膜後、60
0℃の温度で、36時間の固相成長法を行い、非結晶性
ケイ素膜を多結晶化させる。さらに、透明絶縁性基板6
00の表面側の半導体層620をパターン化するための
半導体パターン化用マスクであるレジストパターン64
0を半導体層620上に形成する。
【0034】次に、図5bに示すように、透明絶縁性基
板600の裏面および表面の不要な半導体層620,6
30を同時にエッチングする。このとき、半導体層62
0はパターン化されて島状パターン621となり、半導
体層630は全て除去される。このエッチング条件は、
バレル形ドライエッチャーを用いて、CF4/O2=16
0sccm/40sccm,RFパワー800W、雰囲気ガス圧
力23Paである。
板600の裏面および表面の不要な半導体層620,6
30を同時にエッチングする。このとき、半導体層62
0はパターン化されて島状パターン621となり、半導
体層630は全て除去される。このエッチング条件は、
バレル形ドライエッチャーを用いて、CF4/O2=16
0sccm/40sccm,RFパワー800W、雰囲気ガス圧
力23Paである。
【0035】この半導体層620のパターン化後、図5
cに示すように、島状パターン621上のレジストマス
ク640を剥離する。以降の工程は、上記実施例1の図
2a以降の製造工程と同様にして行う。
cに示すように、島状パターン621上のレジストマス
ク640を剥離する。以降の工程は、上記実施例1の図
2a以降の製造工程と同様にして行う。
【0036】このように、半導体層620のパターン化
エッチングと裏面の半導体層630のエッチングを同時
に行うことで、工程の簡略化が可能となり、スループッ
ト増大と良品率アップという点からコスト面での削減に
結び付けることができる。
エッチングと裏面の半導体層630のエッチングを同時
に行うことで、工程の簡略化が可能となり、スループッ
ト増大と良品率アップという点からコスト面での削減に
結び付けることができる。
【0037】したがって、上記実施例1〜3において、
LP−CVDで半導体層を形成した後、基板上のダスト
をパーティクルカウンタで測定した結果、下記の(表
1)のデータに示すとおり、ダストの発生が従来のもの
に比べて抑えられていた。即ち、(表1)においては半
導体層のデポ時にパーティクルが低減されていることを
示している。
LP−CVDで半導体層を形成した後、基板上のダスト
をパーティクルカウンタで測定した結果、下記の(表
1)のデータに示すとおり、ダストの発生が従来のもの
に比べて抑えられていた。即ち、(表1)においては半
導体層のデポ時にパーティクルが低減されていることを
示している。
【0038】
【表1】
【0039】また、従来のようなブロッキング材料の基
板への貼りつきという問題も、原理上起こらず、この問
題も解決された。
板への貼りつきという問題も、原理上起こらず、この問
題も解決された。
【0040】さらに、光の透過率の効果については、以
下に説明する。
下に説明する。
【0041】図6は、基板の裏面側に半導体層(50n
m)が付着した状態と付着していない状態を比較する波
長−光透過率の関係を示す図であり、図7は、図6の関
係を測定するための説明図である。
m)が付着した状態と付着していない状態を比較する波
長−光透過率の関係を示す図であり、図7は、図6の関
係を測定するための説明図である。
【0042】図7において、透明絶縁性基板700上に
TFT素子710が設けられており、このTFT素子7
10の一端は、液晶表示素子の画素領域を構成する透明
電極720に接続されている。また、透明絶縁性基板7
00の基板裏面側には、斜線部で示す半導体層(多結晶
シリコン)730が膜厚50nmで付着している状態を
示している。このように、半導体層730が堆積してい
る状態と、半導体層730が堆積していない本発明の製
造方法による状態とにおいて、基板裏面側から可視光
(波長400〜800nm)を照射して基板表面側でそ
の光透過率を波長毎に測定した結果を図6に示してい
る。
TFT素子710が設けられており、このTFT素子7
10の一端は、液晶表示素子の画素領域を構成する透明
電極720に接続されている。また、透明絶縁性基板7
00の基板裏面側には、斜線部で示す半導体層(多結晶
シリコン)730が膜厚50nmで付着している状態を
示している。このように、半導体層730が堆積してい
る状態と、半導体層730が堆積していない本発明の製
造方法による状態とにおいて、基板裏面側から可視光
(波長400〜800nm)を照射して基板表面側でそ
の光透過率を波長毎に測定した結果を図6に示してい
る。
【0043】図6において、半導体層730が膜厚50
nmで付着している場合を△で示し、また、半導体層7
30が付着していない本発明の製造方法による場合を●
で示している。この半導体層730をエッチングして除
去することによって、図6に示すように基板裏面に半導
体層(50nm)が付着した状態では30〜70%程度
であった光の透過率が、91%程度に高まるという結果
が得られた。これは、基板裏面に半導体層を形成しない
場合と同様の値であった。したがって、本発明のよう
に、半導体装置に可視光領域の光を照射した場合の光透
過率が基板裏面側の膜厚50nmの半導体層730を除
去することで大幅に向上することを示すものである。
nmで付着している場合を△で示し、また、半導体層7
30が付着していない本発明の製造方法による場合を●
で示している。この半導体層730をエッチングして除
去することによって、図6に示すように基板裏面に半導
体層(50nm)が付着した状態では30〜70%程度
であった光の透過率が、91%程度に高まるという結果
が得られた。これは、基板裏面に半導体層を形成しない
場合と同様の値であった。したがって、本発明のよう
に、半導体装置に可視光領域の光を照射した場合の光透
過率が基板裏面側の膜厚50nmの半導体層730を除
去することで大幅に向上することを示すものである。
【0044】さらに、製造工程の簡略化による効果が試
作期間および製造コストの点で確認された一方で、さら
に、良品率の向上も見られた。また、良品率のが低下に
つながるような要因は認められなかった。
作期間および製造コストの点で確認された一方で、さら
に、良品率の向上も見られた。また、良品率のが低下に
つながるような要因は認められなかった。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、透明絶縁
性基板の両面に半導体層を堆積した場合においても、基
板裏面に堆積された半導体層のみ例えばエッチングなど
で除去して、従来のようなブロッキング材料を用いない
ため、成膜時の基板へのブロッキング材料の貼り付きは
起こらないのはもちろん、ダストの発生を低減すること
ができ、さらに裏面半導体膜をエッチングすることで透
過型LCDをはじめとする装置においても、裏面からの
可視光の透過率を低下させることなく基板の透明性を維
持した状態で作製することができる。また、他工程での
マスクなどを用いることで、半導体装置の製造工程が簡
略化されて、コストの増加をも防ぐことができる。
性基板の両面に半導体層を堆積した場合においても、基
板裏面に堆積された半導体層のみ例えばエッチングなど
で除去して、従来のようなブロッキング材料を用いない
ため、成膜時の基板へのブロッキング材料の貼り付きは
起こらないのはもちろん、ダストの発生を低減すること
ができ、さらに裏面半導体膜をエッチングすることで透
過型LCDをはじめとする装置においても、裏面からの
可視光の透過率を低下させることなく基板の透明性を維
持した状態で作製することができる。また、他工程での
マスクなどを用いることで、半導体装置の製造工程が簡
略化されて、コストの増加をも防ぐことができる。
【図1】本発明の実施例1におけるアクティブマトリッ
クス形表示装置に用いる能動素子としてのTFTの各製
造工程を示す断面図であって、aは半導体層堆積、結晶
化工程を示す断面図、bは半導体膜除去工程を示す断面
図、cは表面保護膜除去工程を示す断面図、dは半導体
層パターン化工程を示す断面図である。
クス形表示装置に用いる能動素子としてのTFTの各製
造工程を示す断面図であって、aは半導体層堆積、結晶
化工程を示す断面図、bは半導体膜除去工程を示す断面
図、cは表面保護膜除去工程を示す断面図、dは半導体
層パターン化工程を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例1における半導体装置としての
アクティブマトリックス形表示装置に用いる能動素子と
してのTFTの各製造工程を示す断面図であって、aは
ゲート電極形成、イオンドーピング工程を示す断面図、
bは電極配線形成工程を示す断面図である。
アクティブマトリックス形表示装置に用いる能動素子と
してのTFTの各製造工程を示す断面図であって、aは
ゲート電極形成、イオンドーピング工程を示す断面図、
bは電極配線形成工程を示す断面図である。
【図3】図1aの半導体層堆積工程において、基板部の
両面に半導体膜が堆積することを示す斜視図である。
両面に半導体膜が堆積することを示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例2における半導体装置に用いる
能動素子としてのTFTの各製造工程を示す断面図であ
って、aは半導体膜除去工程を示す断面図、bは結晶化
触媒導入工程を示す断面図、cは半導体層パターン化工
程を示す断面図である。
能動素子としてのTFTの各製造工程を示す断面図であ
って、aは半導体膜除去工程を示す断面図、bは結晶化
触媒導入工程を示す断面図、cは半導体層パターン化工
程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例3における半導体装置に用いる
能動素子としてのTFTの各製造工程を示す断面図であ
って、aは半導体層堆積、結晶化工程を示す断面図、b
は半導体層除去、半導体層パターン化工程を示す断面
図、cはレジストパターン除去工程を示す断面図であ
る。
能動素子としてのTFTの各製造工程を示す断面図であ
って、aは半導体層堆積、結晶化工程を示す断面図、b
は半導体層除去、半導体層パターン化工程を示す断面
図、cはレジストパターン除去工程を示す断面図であ
る。
【図6】基板の裏面側に半導体層(50nm)が付着し
た状態と付着していない本発明の状態とを比較する波長
−光透過率の関係を示す図である。
た状態と付着していない本発明の状態とを比較する波長
−光透過率の関係を示す図である。
【図7】図6の波長−光透過率の関係を測定するための
説明図である。
説明図である。
【図8】従来の製造方法によるp−Si TFTの断面
図である。
図である。
【図9】ブロッキング材料が裏面に貼り合わされた従来
例としての基板部の両面に半導体膜が堆積することを示
す斜視図である。
例としての基板部の両面に半導体膜が堆積することを示
す斜視図である。
200,500,600,700 透明絶縁性基板 220,230,520,530,620,630,7
30 半導体層 221,521,621 島状パターン 240 半導体層表面荒れ防止膜 350,710 TFT素子 540 触媒元素導入用マスク 640 レジストパターン
30 半導体層 221,521,621 島状パターン 240 半導体層表面荒れ防止膜 350,710 TFT素子 540 触媒元素導入用マスク 640 レジストパターン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/268
Claims (5)
- 【請求項1】 透明絶縁性基板上または該透明絶縁性基
板上に設けられた絶縁膜上に半導体膜を堆積させる半導
体膜堆積工程と、 基板表面側に堆積した半導体膜の全部または一部を残し
て、基板裏面に堆積した半導体膜を除去する半導体膜除
去工程と、 該基板表面側の半導体膜を用いて素子を形成する素子形
成工程とを有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記半導体膜除去工程は、前記基板表面
側に堆積した半導体膜上に形成した膜を保護膜として、
前記基板裏面に堆積した半導体膜を除去し、前記素子形
成工程の前に該保護膜を除去する請求項1記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記保護膜を、レーザ光による前記半導
体膜の結晶化時の表面荒れ防止膜として用いる請求項2
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記保護膜を、結晶化を促進するための
触媒材料を選択的に添加するための導入マスクとして用
いる請求項2記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記半導体膜除去工程は、前記基板裏面
の半導体膜の除去を前記基板表面側の半導体膜のパター
ン化と同時に行う請求項1記載の半導体装置の製造方
法。
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