JPH08293571A - パッケージおよびそれを用いた半導体集積回路装置 - Google Patents

パッケージおよびそれを用いた半導体集積回路装置

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JPH08293571A
JPH08293571A JP9907295A JP9907295A JPH08293571A JP H08293571 A JPH08293571 A JP H08293571A JP 9907295 A JP9907295 A JP 9907295A JP 9907295 A JP9907295 A JP 9907295A JP H08293571 A JPH08293571 A JP H08293571A
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Japan
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integrated circuit
semiconductor integrated
frequency signal
package
circuit chip
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Teruyoshi Hayashi
輝義 林
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Hitachi Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector

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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高性能の高周波信号線を有するパッケージお
よびそれを用いた高速動作ができる半導体集積回路装置
を提供する。 【構成】 パッケージベース1の内部に搭載されている
半導体集積回路チップ2の入出力端子2aと外部電極端
子3が電気接続されている複数の高周波信号線4を含む
電気配線において、互いに隣の関係にある高周波信号線
4は、それらの内角が直角になるように配置されている
と共に直線形状としている。それ故に、互いに隣の関係
にある高周波信号線4の間に発生する相互インダクタン
スが全くなくなると共に電力放出が起こりやすい曲がり
部がなくなり、しかも最短距離の長さとしているので、
高周波信号線4間のクロストークおよび挿入損失が低減
した高性能の高周波信号線4を有するパッケージであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パッケージおよびそれ
を用いた半導体集積回路装置に関し、特に、ギガヘルツ
帯域で動作する半導体素子を備えている半導体集積回路
装置およびそれをパッケージングするのに用いるパッケ
ージに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置は、高集積化と微細
加工化が推進されており、それに伴い配線構造も微細と
なり、高密度の配線構造が要求されてきている。
【0003】また、高集積化および高密度の配線構造を
有する半導体集積回路装置を実装するためのパッケージ
としては、近年、パッケージの四つの側面すべてから外
部電極端子が出ているQFP(Quad Flat Package)など
が使用されている。
【0004】本発明者が検討した半導体集積回路装置を
実装しているパッケージは、次の通りである。
【0005】すなわち、パッケージの四つの側面すべて
から外部電極端子が出ているQFPであり、パッケージ
ベースの内部に設けられている半導体集積回路チップの
搭載領域、パッケージベースの周辺に配置されている複
数の外部電極端子および半導体集積回路チップの入出力
端子と外部電極端子が電気接続されている複数の高周波
信号線を含む電気配線を有するものある。
【0006】なお、半導体集積回路装置を実装するパッ
ケージについて記載されている文献としては、例えば特
開昭57−154861号公報に記載されているものが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した半
導体集積回路装置およびそれを実装しているパッケージ
には、以下に述べるような種々の問題点があることを本
発明者は見い出した。
【0008】すなわち、ギガヘルツ帯域で動作する半導
体素子を備えている半導体集積回路チップを前述したパ
ッケージに実装すると、高速動作ができないという問題
点が発生する。
【0009】その原因を検討した結果、パッケージにお
ける高周波信号線は、通常の低周波信号線と同様な配置
がなされており、互いに隣の関係にある高周波信号線の
内角が45度以下の小さい角度の鋭角となっていること
により、この内角をθとすると、これらの隣合っている
2本の高周波信号線の間に発生する相互インダクタンス
はノイマンの公式における cosθに比例して増加してい
ることが判明した。
【0010】また、半導体集積回路チップをパッケージ
ベースの中心に配置していることにより、高周波信号線
が長くなっていることにより、高周波信号線とそれと接
触している層間絶縁膜などの絶縁膜との相互関係により
相互インダクタンスが増加するので、高周波信号線間の
クロストークが大きくなると共に高周波信号線における
挿入損失すなわち電気信号の電力放出および電気信号の
変調が大きくなっていることが判明した。
【0011】さらに、パッケージの外部電極端子から半
導体集積回路チップの入出力端子までの高周波信号線が
長くかつ電力放出が起こりやすい曲がり部が多数存在し
ていることにより、高周波信号線における挿入損失すな
わち電気信号の電力放出および電気信号の変調が大きく
なっていることが判明した。
【0012】したがって、ギガヘルツ帯域で動作する半
導体素子を備えている半導体集積回路チップを前述した
パッケージに実装すると、高周波信号線間のクロストー
クが大きくなると共に高周波信号線における挿入損失す
なわち電気信号の電力放出および電気信号の変調が大き
くなっていることにより、高速動作ができないという問
題点が発生する。
【0013】本発明の目的は、高性能の高周波信号線を
有するパッケージを提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、高性能の高周波信号
線を有するパッケージを用いた高速動作ができる半導体
集積回路装置を提供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明において開示され
る発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、以下
の通りである。
【0017】本発明のパッケージは、パッケージベース
の内部に設けられている半導体集積回路チップの搭載領
域、パッケージベースの周辺に配置されている複数の外
部電極端子および半導体集積回路チップの入出力端子と
外部電極端子が電気接続されている複数の高周波信号線
を含む電気配線を有し、互いに隣の関係にある高周波信
号線の内角が直角になるように配置されているものとす
る。
【0018】
【作用】前記した本発明のパッケージによれば、互いに
隣の関係にある高周波信号線の内角が直角になるように
配置されていることにより、互いに隣の関係にある高周
波信号線の間に発生する相互インダクタンスはこの内角
をθとするとノイマンの公式における cosθに比例する
が、この cosθを cosθ= cos90度=0とすることが
できるので、互いに隣の関係にある高周波信号線の間に
発生する相互インダクタンスを全くなくすことができる
ことにより高周波信号線間のクロストークが低減した高
性能なパッケージとすることができる。
【0019】また、前記した本発明のパッケージにおい
て、高周波信号線における外部電極端子と半導体集積回
路チップの入出力端子の間の高周波信号線を直線形状と
することにより、パッケージの外部電極端子から半導体
集積回路チップの入出力端子までの高周波信号線の電力
放出が起こりやすい曲がり部をなくすことができると共
に最短距離の長さにすることができることにより、高周
波信号線における挿入損失すなわち電気信号の電力放出
および電気信号の変調を低減することができるので、高
性能なパッケージとすることができる。
【0020】さらに、例えばギガヘルツ帯域で動作する
半導体素子などを備えている半導体集積回路チップを前
記した本発明のパッケージに実装することにより、高周
波信号線間のクロストークの低減および高周波信号線の
挿入損失の低減ができるので、高速動作ができる半導体
集積回路装置をすることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て同一機能を有するものは同一の符号を付し、重複説明
は省略する。
【0022】(実施例1)図1は、本発明の一実施例で
ある半導体集積回路装置を示す概略平面図であり、 図
2は、その概略断面図である。
【0023】なお、図示上の簡略化のために、図1はパ
ッケージにおけるキャップおよび2点鎖線により配置を
示している枠材を取り除いた状態の概略平面を示してお
り、図2は図1におけるA−A矢視断面を拡大して示す
概略断面図である。同図を用いて、本発明の半導体集積
回路装置およびそれに用いたパッケージを具体的に説明
する。
【0024】図1および図2に示すように、本実施例の
半導体集積回路装置は、四角形のパッケージベース1の
中央部に半導体集積回路チップ2が搭載されている。
【0025】本実施例のパッケージは、例えばアルミ
ナ、ムライトまたは窒化アルミニウムなどを使用してい
るセラミックスなどの絶縁性材料からなるパッケージベ
ース1の四つの側面すべてから外部電極端子3が出てい
るQFPであり、パッケージベース1の内部に設けられ
ている半導体集積回路チップ2の搭載領域1a、パッケ
ージベース1の周辺に配置されている複数の外部電極端
子3および半導体集積回路チップ2の入出力端子2aと
外部電極端子3が電気接続されている高周波信号線4を
有する。
【0026】互いに隣の関係にある高周波信号線4は、
例えばアルミニウム、ニッケル、タングステン、金、銅
またはクロムなどの導電材料が使用されており、それら
の内角が直角になるように配置されている。
【0027】また、高周波信号線4における外部電極端
子3と半導体集積回路チップ2の入出力端子2aの間の
高周波信号線4は、直線形状となっている。
【0028】四角形のパッケージベース1の中央部に半
導体集積回路チップ2の入出力端子2aが高周波信号線
4などの電気配線にフリップチップボンディングされて
いる。入出力端子2aは、例えば金、スズ、鉛、銀、銅
またそれらの合金などの導電材料を使用している。
【0029】パッケージベース1の下部には、多層配線
構造の基準電源配線5および駆動電源配線6が配置され
ており、それらと半導体集積回路チップ2の入出力端子
2aまたは異なる層間の基準電源配線5間などがスルー
ホール配線7により電気接続されている。
【0030】パッケージベース1の主面には、パッケー
ジベース1と同様の絶縁性材料からなる枠材8が設けら
れており、枠材8の内部空間に搭載されている半導体集
積回路チップ2をキャップ9を用いて気密封止してい
る。
【0031】なお、本実施例のパッケージにおける外部
電極端子3には、4本の高周波信号線4以外に複数の低
周波信号線などの電気配線が設けられているが、図示上
の簡略化により図示を省略している。
【0032】本実施例のパッケージは、パッケージベー
ス1の内部に設けられている半導体集積回路チップ2の
搭載領域1a、パッケージベース1の周辺に配置されて
いる複数の外部電極端子3および半導体集積回路チップ
2の入出力端子2aと外部電極端子3が電気接続されて
いる複数の高周波信号線4を含む電気配線を有し、互い
に隣の関係にある高周波信号線4の内角が直角になるよ
うに配置されているものである。
【0033】また、本実施例のパッケージにおいて、高
周波信号線4における外部電極端子3と半導体集積回路
チップ2の入出力端子2aの間の高周波信号線4は、直
線形状となっているものである。
【0034】したがって、本実施例のパッケージによれ
ば、互いに隣の関係にある高周波信号線4の内角が直角
になるように配置されていることにより、互いに隣の関
係にある高周波信号線4の間に発生する相互インダクタ
ンスはこの内角をθとするとノイマンの公式における c
osθに比例するが、この cosθを cosθ= cos90度=
0とすることができるので、互いに隣の関係にある高周
波信号線4の間に発生する相互インダクタンスを全くな
くすことができることにより高周波信号線4間のクロス
トークが低減した高性能なパッケージとすることができ
る。
【0035】なお、電気回路における相互インダクタン
スに関するノイマンの公式は、例えば社団法人電気学会
発行「電気磁気学」(昭和41年4月15日初版発行)
の262頁および263頁に記載されている。
【0036】また、本実施例のパッケージにおいて、高
周波信号線4における外部電極端子3と半導体集積回路
チップ2の入出力端子2aの間の高周波信号線4を直線
形状としていることにより、パッケージの外部電極端子
3から半導体集積回路チップ2の入出力端子2aまでの
高周波信号線4の電力放出が起こりやすい曲がり部をな
くすことができると共に最短距離の長さにすることがで
きることにより、高周波信号線4における挿入損失すな
わち電気信号の電力放出および電気信号の変調を低減す
ることができるので、高性能なパッケージとすることが
できる。
【0037】さらに、本実施例の半導体集積回路装置に
よれば、例えばギガヘルツ帯域で動作する半導体素子な
どを備えている半導体集積回路チップ2を前記した本実
施例のパッケージに実装していることにより、高周波信
号線4間のクロストークの低減および高周波信号線4の
挿入損失の低減ができるので、高速動作ができる半導体
集積回路装置をすることができる。
【0038】(実施例2)図3は、本発明の他の実施例
である半導体集積回路装置を示す概略平面図である。な
お、図示上の簡略化のために、図3はパッケージにおけ
るキャップおよび2点鎖線により配置を示している枠材
を取り除いた状態の概略平面を示している。
【0039】図3に示すように、本実施例の半導体集積
回路装置は、四角形のパッケージベース1の中心から離
間しているパッケージベース1の1角部の近傍に半導体
集積回路チップ2が搭載されている。
【0040】すなわち、本実施例の半導体集積回路装置
において、パッケージベース1の内部に設けられている
半導体集積回路チップ2の搭載領域1aの中心は、パッ
ケージベース1の中心よりパッケージベース1の周辺の
1角部の方向に移行した領域に設置されている本実施例
特有のパッケージを使用して、その半導体集積回路チッ
プの搭載領域1aに半導体集積回路チップ2を搭載し、
半導体集積回路チップ2の入出力端子2aが高周波信号
線4などの電気配線にフリップチップボンディングされ
ている。
【0041】本実施例のパッケージは、例えばアルミ
ナ、ムライトまたは窒化アルミニウムなどを使用してい
るセラミックスなどの絶縁性材料からなるパッケージベ
ース1の四つの側面すべてから外部電極端子3が出てい
るQFPであり、パッケージベース1の内部に設けられ
ている半導体集積回路チップ2の搭載領域1a、パッケ
ージベース1の周辺に配置されている複数の外部電極端
子3および半導体集積回路チップ2の入出力端子2aと
外部電極端子3が電気接続されている高周波信号線4を
有する。
【0042】互いに隣の関係にある高周波信号線4は、
例えばアルミニウム、ニッケル、タングステン、金、銅
またはクロムなどの導電材料が使用されており、それら
の内角が直角になるように配置されている。
【0043】また、高周波信号線4における外部電極端
子3と半導体集積回路チップ2の入出力端子2aの間の
高周波信号線4は、直線形状となっている。
【0044】なお、本実施例のパッケージにおける外部
電極端子3には、2本の高周波信号線4以外に複数の低
周波信号線などの電気配線が設けられているが、図示上
の簡略化により図示を省略している。
【0045】また、本実施例の半導体集積回路装置およ
びそれに用いているパッケージは、前述した実施例1の
半導体集積回路装置およびそれに用いているパッケージ
と同様にパッケージベース1の下部に多層配線構造の基
準電源配線5および駆動電源配線6が配置されており、
パッケージベース1の主面にパッケージベース1と同様
の絶縁性材料からなる枠材8が設けられており、枠材8
の内部空間に搭載されている半導体集積回路チップ2を
キャップ9を用いて気密封止しているが、これらの構造
は前述した実施例1の半導体集積回路装置およびそれに
用いているパッケージと同様であることにより、説明を
省略する。
【0046】本実施例の半導体集積回路装置およびそれ
に用いているパッケージにおいて、パッケージベース1
の内部に設けられている半導体集積回路チップ2の中心
は、パッケージベース1の中心よりパッケージベース1
の周辺の1角部の方向に移行した領域に位置しているこ
とにより、高周波信号線4の長さを最大限に短縮できる
ので、高周波信号線4における外部電極端子3と半導体
集積回路チップ2の入出力端子2aの間の高周波信号線
4を直線形状としていることと相乗して、高周波信号線
4における挿入損失すなわち電気信号の電力放出および
電気信号の変調を最大限に低減することができるので、
高性能なパッケージとすることができる。
【0047】また、本実施例の半導体集積回路装置およ
びそれに用いているパッケージにおいて、互いに隣の関
係にある高周波信号線4の内角が直角になるように配置
されていることにより、互いに隣の関係にある高周波信
号線4の間に発生する相互インダクタンスはこの内角を
θとするとノイマンの公式における cosθに比例する
が、この cosθを cosθ= cos90度=0とすることが
できるので、互いに隣の関係にある高周波信号線4の間
に発生する相互インダクタンスを全くなくすことができ
ることにより高周波信号線4間のクロストークが低減し
た高性能なパッケージとすることができる。
【0048】したがって、本実施例の半導体集積回路装
置およびそれに用いているパッケージにおいて、例えば
高周波信号線4の本数が2本という少ない本数である一
方低周波信号線、基準電源配線および駆動電源配線の本
数が非常に多い信号多重回路または信号分離回路あるい
は高周波アナログ回路などを備えている半導体集積回路
装置に適用することにより、それらのギガヘルツ帯域で
動作する半導体素子などを備えている半導体集積回路装
置において、特に、高周波信号線4間のクロストークの
低減および高周波信号線4の挿入損失の低減ができるの
で、高速動作ができる半導体集積回路装置をすることが
できる。
【0049】以上、発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることは言うまでもない。
【0050】例えば、パッケージの態様としては多層配
線構造の基準電源配線および駆動電源配線がパッケージ
ベースの下部に配置されているもの以外のものとするこ
とができ、半導体集積回路チップをパッケージベースに
電気接続する態様としてはフリップチップボンディング
法以外にワイヤボンディング法などを採用することがで
きる。
【0051】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0052】(1)本発明のパッケージによれば、互い
に隣の関係にある高周波信号線の内角が直角になるよう
に配置されていることにより、互いに隣の関係にある高
周波信号線の間に発生する相互インダクタンスはこの内
角をθとするとノイマンの公式における cosθに比例す
るが、この cosθを cosθ= cos90度=0とすること
ができるので、互いに隣の関係にある高周波信号線の間
に発生する相互インダクタンスを全くなくすことができ
ることにより高周波信号線間のクロストークが低減した
高性能なパッケージとすることができる。
【0053】(2)本発明のパッケージにおいて、高周
波信号線における外部電極端子と半導体集積回路チップ
の入出力端子の間の高周波信号線を直線形状としている
ことにより、パッケージの外部電極端子から半導体集積
回路チップの入出力端子までの高周波信号線の電力放出
が起こりやすい曲がり部をなくすことができると共に最
短距離の長さにすることができることにより、高周波信
号線における挿入損失すなわち電気信号の電力放出およ
び電気信号の変調を低減することができるので、高性能
なパッケージとすることができる。
【0054】(3)本発明の半導体集積回路装置によれ
ば、例えばギガヘルツ帯域で動作する半導体素子などを
備えている半導体集積回路チップを前述したパッケージ
に実装していることにより、高周波信号線間のクロスト
ークの低減および高周波信号線の挿入損失の低減ができ
るので、高速動作ができる半導体集積回路装置とするこ
とができる。
【0055】(4)本発明の半導体集積回路装置および
それに用いているパッケージにおいて、パッケージベー
スの内部に設けられている半導体集積回路チップの中心
は、パッケージベースの中心よりパッケージベースの周
辺の1角部の方向に移行した領域に位置していることに
より、高周波信号線の長さを最大限に短縮できるので、
高周波信号線における外部電極端子と半導体集積回路チ
ップの入出力端子の間の高周波信号線を直線形状として
いることと相乗して、高周波信号線における挿入損失す
なわち電気信号の電力放出および電気信号の変調を最大
限に低減することができるので、高性能なパッケージと
することができる。
【0056】(5)本発明の半導体集積回路装置および
それに用いているパッケージにおいて、例えば高周波信
号線の本数が2本という少ない本数である一方低周波信
号線、基準電源配線および駆動電源配線の本数が非常に
多い信号多重回路または信号分離回路あるいは高周波ア
ナログ回路などを備えている半導体集積回路装置に適用
することにより、それらのギガヘルツ帯域で動作する半
導体素子などを備えている半導体集積回路装置におい
て、特に、高周波信号線間のクロストークの低減および
高周波信号線の挿入損失の低減ができるので、高速動作
ができる半導体集積回路装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体集積回路装置を
示す概略平面図である。
【図2】本発明の一実施例である半導体集積回路装置を
示す概略断面図である。
【図3】本発明の他の実施例である半導体集積回路装置
を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 パッケージベース 1a 搭載領域 2 半導体集積回路チップ 2a 入出力端子 3 外部電極端子 4 高周波信号線 5 基準電源配線 6 駆動電源配線 7 スルーホール配線 8 枠材 9 キャップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージベース、前記パッケージベー
    スの内部に設けられている半導体集積回路チップの搭載
    領域、前記パッケージベースの周辺に配置されている複
    数の外部電極端子および前記半導体集積回路チップの入
    出力端子と前記外部電極端子が電気接続されている複数
    の高周波信号線を含む電気配線を有し、互いに隣の関係
    にある前記高周波信号線の内角が直角になるように配置
    されていることを特徴とするパッケージ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパッケージにおいて、前
    記高周波信号線における外部電極端子と半導体集積回路
    チップの入出力端子の間の前記高周波信号線は、直線形
    状となっていることを特徴とするパッケージ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のパッケージにお
    いて、前記パッケージベースの内部に設けられている半
    導体集積回路チップの搭載領域の中心は、前記パッケー
    ジベースの中心より前記パッケージベースの周辺の1角
    部の方向に移行した領域に設置されていることを特徴と
    するパッケージ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のパッケージ
    における半導体集積回路チップの搭載領域に半導体集積
    回路チップが搭載されており、前記半導体集積回路チッ
    プが封止されていることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記半導体集積回路チップは、ギガヘルツ帯域で
    動作する半導体素子を備えていることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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