JPH0829311A - 自動捻回試験装置 - Google Patents

自動捻回試験装置

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JPH0829311A
JPH0829311A JP6164287A JP16428794A JPH0829311A JP H0829311 A JPH0829311 A JP H0829311A JP 6164287 A JP6164287 A JP 6164287A JP 16428794 A JP16428794 A JP 16428794A JP H0829311 A JPH0829311 A JP H0829311A
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cable
weight
holder
container
rod
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JP6164287A
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Yasutake Minato
保武 港
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配電用避雷器のケーブルの捻回試験を自動的
に行うことによって、効率よく正確な試験が実現できる
自動捻回試験装置を提供する。 【構成】 避雷器碍子ホルダー4内に配電用避雷器1に
合わせたガイド21を取り付ける。避雷器碍子ホルダー
4内にロッド5とロッドガイド19をスライド移動可能
に設ける。ロッド5をボルト6側に付勢するスプリング
14を設ける。避雷器碍子ホルダー4の閉塞部4aに管
状部4bを形成する。管状部4bを歯車11、歯車10
を介してモータ15の回転軸に接続する。ロッド5を接
続コード7cを介してシーケンサ25に接続する。おも
り2にケーブル3を通す穴2aを形成する。おもり2に
ケーブル固定用のクランプ24を設け、ケーブル接続用
の接続コード7aを接続する。おもり2を電極板29、
電極27、フレーム30、AC/DC電源26を介して
シーケンサ25に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電用避雷器の品質検
査のために、ケーブルを捻回してその芯線が断線するま
での回転数を測定する自動捻回試験装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】配電用避雷器の品質試験の一つとして、
従来から捻回試験が行われている。この捻回試験とは、
配電用避雷器のケーブルの先端に20kgの荷重をかけ
て回転させ、ケーブル心線が断線するまでに回転した数
を測定するものである。このような捻回試験を行う装置
を、以下に説明する。すなわち、図9に示すように、配
電用避雷器1はその内部要素が取り外され、筒状の避雷
器碍子ホルダー4内に保持される。配電用避雷器1の一
端から引き出されたケーブル3には、その端部に作業者
の手作業により20kgのおもり2が結び付けられてい
る。ケーブル3のケーブル心線17は、接続ケーブル7
aによってテスター13に接続されている。
【0003】ケーブル3の他端は、配電用避雷器1の内
部においてボルト6を介してロッド5に接続されてい
る。このロッド5は、配電用避雷器1の中心軸方向に設
けられた部材で、避雷器碍子ホルダー4におけるケーブ
ル突出側の端部と反対側の端部に回転可能に支持されて
いる。さらに、ロッド5の端部は避雷器碍子ホルダー4
から突出し、カップリング9を介して歯車11に接続さ
れている。歯車11はハンドル12が設けられた歯車1
0に係合している。また、ロッド5には、その回転数を
検出するためのカウンタ20が設けられている。そし
て、ロッド5は接続ケーブル7bによってテスター13
に電気的に接続されている。
【0004】以上のような試験装置による配電用避雷器
の捻回試験は以下のようにおこなう。まず、テスター1
3の電源を入れ、ケーブル心線17が断線していない
か、また配電用避雷器1が正規の位置にセットされてい
るかをテスター13で確認する。その後、ハンドル12
を回し、回転を歯車10から歯車11に伝え、カップリ
ング9を介してロッド5を回転させると、ロッド5に接
続されたケーブル3も回転する。そして、ケーブル3内
部のケーブル心線17が断線するまでハンドルを回し続
け、断線した際のロッド5の回転数をカウンタ20で測
定し、その回転数を強度の値とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような試験装置を用いる捻回試験には次のような問題点
があった。すなわち、作業者はケーブル心線17が断線
するまでハンドル12を回し続ける必要があるので、そ
の間、試験装置についていなければならず作業効率が良
くない。そして、ハンドル12の回転は手動により行う
ので回転速度が一様でない。よって、試験の条件を一定
に保つことが困難である。
【0006】また、配電用避雷器1の碍子は表面に凹凸
が設けられているので、避雷器碍子ホルダー4へのセッ
トが不完全で、配電用避雷器1と避雷器碍子ホルダー4
との回転にずれが発生する場合がある。また、ロッド5
に長さの調整機構がなかったために、配電用避雷器1の
内部構成が異なるものの場合にケーブル3とロッド5と
の間の接続が不完全となり易い。したがって、テスター
13に電流が流れずにケーブル心線17の断線を測定で
きない場合が発生する。
【0007】そして、配電用避雷器1のケーブル3に2
0kgのおもりを結び付ける作業は作業者にとって負担
がかかるとともに、結び目がケーブル3の回転によって
解けやすくテスターによる測定が中断する可能性があ
る。さらに、結び付け作業時や回転時に結び目が解けた
時などに、誤っておもり2を落とす可能性があり、安全
性の点で難がある。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するために提
案されたものであり、その第1の目的は、配電用避雷器
のケーブルの捻回試験を自動的にかつ一定の質を維持し
ながら行うことによって、効率よく正確な試験が実現で
きる自動捻回試験装置を提供することである。
【0009】第2の目的は、配電用避雷器のホルダーへ
のセットを確実に行うことができ、ケーブルとロッドと
の間の接続不備による試験の中断を防止できる自動捻回
試験装置を提供することである。
【0010】第3の目的は、ケーブルをおもりに容易に
取り付けることができ、取り付け不備のために検知用電
流が測定不能となることによる試験の中断を防止できる
自動捻回試験装置を提供することである。
【0011】第4の目的は、ケーブルをおもりに取り付
ける時またはケーブル回転時に、おもりの落下によるの
危険性を防止することができる自動捻回試験装置を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、容器と前記容器の中心線
の延長線上に導出されたケーブルとを有する配電用避雷
器を保持するためのホルダーと、前記ホルダーに保持さ
れた前記容器の中心線上に配置され、前記容器を前記ホ
ルダーとともに回転可能に支持し、前記ケーブルに電気
的に接続されるロッドと、前記ケーブルの端部に取り付
けられるおもりとを有する自動捻回試験装置において、
前記容器を前記ホルダーとともに回転させるための回転
機構を前記ホルダーに接続し、前記配電用避雷器のケー
ブルに断線検知用電源を接続し、前記回転機構により前
記容器および前記ケーブルが回転を開始してから、前記
ケーブルの芯線が断線して前記断線検知用の電流が不通
になるまでの回転数を検出する検出装置と、前記ケーブ
ルの芯線が断線した際に、前記回転機構を停止させる制
御装置を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動捻回試験装置において、前記ホルダー内に、前記容器
の外形に対応させた形状の絶縁性のガイドを設け、前記
容器を前記ガイドを介して前記ホルダー内に保持した際
に、前記ロッドを前記ケーブルとの接続方向に付勢する
付勢手段を設けたことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の自動捻回試験装置において、前記おもりを
導体によって形成し、前記おもりに、前記ケーブルが挿
通可能な中心穴と、前記ケーブルを把持するクランプ
と、前記おもりと前記ケーブルの芯線とを電気的に接続
するコードとを設け、前記断線検知用電源に接続された
電極を、前記おもりの側面に接触可能に設けたことを特
徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1、請求項
2または請求項3記載の自動捻回試験装置において、前
記おもりを下方から支持するテーブルと、前記テーブル
を昇降させる昇降機構とを有することを特徴とする。
【0016】
【作用】以上のような構成を有する本発明の作用は以下
の通りである。すなわち、請求項1記載の発明では、配
電用避雷器1をホルダー4にセットし、ケーブルにおも
りを取り付けた後、回転機構によりロッドを回転させ
る。すると、前記容器と前記ホルダーとが回転するの
で、接続ケーブルがその芯線を軸に回転する。同時に、
断線検知用電源からの電流をケーブルに流す。ケーブル
が回転し続けると、ケーブルの心線が断線し断線検知用
の電流が不通となり、シーケンス制御装置によってモー
タの回転が停止する。そして、検出装置によってケーブ
ルの回転開始から、ケーブル芯線の断線時までの回転数
が検出される。
【0017】請求項2記載の発明では、ガイドは配電用
避雷器の容器の外形に対応した形状なので、ホルダー内
に配電用避雷器を確実に保持することができ、回転時の
ずれを防止することができる。さらに、ロッドは付勢手
段によってケーブルとの接続方向に付勢されているの
で、ロッドとケーブルとの接触不良が発生して試験が中
断することがない。
【0018】請求項3記載の発明では、ケーブルをおも
りの中心穴に挿通してクランプによって把持することが
できるので、おもりの取り付けが容易となる。また、お
もりが導体でケーブルの芯線とを電気的に接続するコー
ドが設けられているので、おもり自体に断線検知用の電
流を流すことができる。また、断線検知用電源に接続さ
れた電極が接しているので、おもりが回転しても断線検
知用の電流を流しつつづけるこができる。したがって、
検知用電流が測定不能となって試験が中断することがな
い。
【0019】請求項4記載の発明では、おもりを下から
支えるテーブルが、昇降機構によって昇降可能に設けら
れているので、ケーブルをおもりに取り付ける時にはテ
ーブルを昇降させることによって行うことができる。し
たがって、作業者の負担が軽減する。また、ケーブル回
転時に、もしおもりが落下しても、テーブルで受けるこ
とができるので、危険防止になる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を図面に従って以下に説明
する。なお、図1の中の実線矢印は避雷器碍子ホルダー
4の回転方向を、図1、図2の中の破線矢印はおもり2
の回転方向をそれぞれ表している。
【0021】(1)第1実施例 (A)第1実施例の構成 請求項1、請求項2および請求項3記載の発明に対応す
る実施例を第1実施例として説明する。なお、請求項1
記載の容器は配電用避雷器の碍子、ホルダーは避雷器碍
子ホルダー、回転機構はモータ、歯車および閉塞部、断
線検知用電源はAC/DC電源、検出装置および制御装
置はシーケンサとする。請求項2記載の付勢手段はスプ
リングとする。
【0022】まず、本実施例の構成を説明する。すなわ
ち、図1に示すように、配電用避雷器1を支持するため
の筒状の避雷器碍子ホルダー4が、水平方向に配置され
ている。避雷器碍子ホルダー4の内周には、配電用避雷
器1との間の隙間を埋めるためのガイド21が配電用避
雷器1の碍子の溝に合わせて取り付けられている。避雷
器碍子ホルダー4は、配電用避雷器1を取り付けるため
に、中心軸方向に分割可能に設けられている。そして、
避雷器碍子ホルダー4には、分割体を合体させた筒状体
を保持するためのクリップ22が設けられている。
【0023】避雷器碍子ホルダー4の内部には、ロッド
5がロッドガイド19を介して避雷器碍子ホルダー4の
軸線上をスライド移動可能に設けられている。ロッド5
は、配電用避雷器1のボルト6と接触して断線検知用の
電流を通電するための部材である。ロッドガイド19は
ロッド5の動きをスムーズにするために設けられた絶縁
性の部材である。ロッド5の一端とロッドガイド19の
一端との間には、ロッド5をボルト6側に付勢し、ロッ
ド5とボルト6との接触を確実にするためのスプリング
14が設けられている。
【0024】ロッドガイド19の他端は、避雷器碍子ホ
ルダー4の一端を閉塞する閉塞部4a側に、スプリング
14によって付勢されている。閉塞部4aには、ロッド
5と同一直線上に管状部4bが形成されている。管状部
4bには、歯車11が設けられている。歯車11には、
モータ15の回転軸に設けられた歯車10に係合してい
る。このモータ15はシーケンサ25からの信号により
定速で回転し、停止信号により瞬時に停止するモータで
ある。シーケンサ25はケーブル心線17の断線を検知
するとともに、モータ15の起動・停止を制御する装置
である。26は断線検知用のACまたはDCの電源であ
り、シーケンサ25の制御により断線検知用の電流を電
極27及びロッド5に供給するものである。
【0025】ロッド5の閉塞部4a側の端部には、接続
コード7cの一端が取付ボルト23によって接続されて
いる。接続コード7cの他端は、管状部4bの端部に設
けられたロータリーコネクタ18を介してシーケンサ2
5に接続されている。このロータリーコネクタ18は、
接続コード7cの電気的接続を維持したまま、避雷器碍
子ホルダー4の回転を可能にするコネクタである。
【0026】ケーブル3に取り付けるためのおもり2
は、導体によって形成された円柱形の部材であり、その
中心軸を貫くようにケーブル3を通すための穴2aが形
成されている。このおもり2の上面の穴2aの近傍に
は、レバー操作によりケーブル3を締め付け固定するク
ランプ24が設けられている。おもり2の下面には、取
付ボルト23によって接続コード7aの一端が接続され
ている。接続コード7aの他端には、ケーブル心線17
に接続するためのワニ口クリップ16が設けられてい
る。
【0027】さらに、おもり2は、正方形の枠状の導体
によって形成されたフレーム30に挿通している。つま
り、フレーム30の枠内には絶縁プレート28が設けら
れ、この絶縁プレート28の中央には筒状の電極板29
が形成されている。そして、この電極板29の内部にお
もり2が挿入され、挿通部30aの内側面にはおもり2
側に突出しておもり2の側面に接触支持する三つの電極
27が設けられている。それぞれの電極27のおもり2
との接触部分は円弧状に形成され、各電極27の間隔は
均等となるように配置されている。電極板29とフレー
ム30の一側面との間は、連結ボルト9によって接続さ
れ、この連結ボルト9には接続コード7bの一端が接続
されている。接続コード7bの他端はAC/DC電源2
6を介してシーケンサ25に接続されている。
【0028】(B)第1実施例の作用 以上のような構成を有する本実施例の作用は以下の通り
である。すなわち、配電用避雷器1を避雷器碍子ホルダ
ー4の内部にセットする。避雷器碍子ホルダー4のガイ
ド21は、配電用避雷器1の碍子の溝に合わせて形成さ
れているので、配電用避雷器1は避雷器碍子ホルダー4
内にずれないようにしっかりと支持される。そして、ケ
ーブル3をおもり2の穴2aに挿入してその端部をおも
り2の下面側から突出させる。レバーを操作してクラン
プ24によってケーブル3を締め付け固定し、ケーブル
3の下端から突出したケーブル3のケーブル心線17に
は、ワニ口クリップ16によって接続コード7aを接続
する。
【0029】シーケンサ25からの信号によりAC/D
C電源26からの電流がモータ15に流れ、モータ15
が作動して歯車10が回転する。すると、歯車11が回
転し、避雷器碍子ホルダー4が閉塞部4aの管状部4b
を軸として回転する。このとき、AC/DC電源26か
らの電流は、シーケンサ25、接続コード7c、ロータ
リーコネクタ18、接続コード7c、ロッド5、ボルト
6、ケーブル心線17、ワニ口クリップ16、接続コー
ド7a、おもり2、電極27、電極板29(図2参
照)、連結ボルト9(図2参照)を介して流れる。回転
が進んでケーブル心線17が断線すると、電流の流れが
断ち切られるので、それをシーケンサ25が検知してモ
ータ15に停止信号を出力し、モータ15の回転を停止
させる。さらに、シーケンサ25が断線検知のために通
電していた電流を遮断し、試験が終了する。
【0030】(C)第1実施例の効果 以上のような本実施例の効果は以下の通りである。すな
わち、モータ15を使うことにより回転速度を一定にし
たので、試験の条件を均一化することができ、試験の正
確さを向上させることができる。また、ケーブル心線1
7が断線した時にシーケンサ25により断線の瞬間を検
出し、検出した信号を使ってモータ15の停止などの制
御が簡単にできるようになり、自動試験が可能となった
ので、作業員が装置につきっきりでいる必要はなく、作
業効率が向上する。
【0031】避雷器碍子ホルダー4には、配電用避雷器
1の碍子の溝に合ったガイド21が取り付けられている
ので、配電用避雷器1が避雷器碍子ホルダー4内にしっ
かりと支持される。また、ロッド5はスプリング14に
よってボルト6側に付勢されているので、配電用避雷器
1の内部構成が異なるものであってもロッド5とボルト
6との接触を確実に行うことができる。したがって、試
験中断がなくなり、作業効率が向上する。
【0032】おもり2に対するケーブルの固定が、クラ
ンプ24を使うことで簡単にしかも確実にできるように
なり、作業者の負担が軽減し安全性が向上する。また、
おもり2の側面に接した電極によって、おもり2が回転
してもおもり2自体に断線検知用の電流を流し続けるこ
とができるので、検知用電流の測定不能による試験の中
断を防止できる。
【0033】(2)第2実施例 請求項4記載の発明に対応する一実施例を第2実施例と
して、図面に従って以下に説明する。なお、第1実施例
と同様の部材は同一の符号を付し、説明は省略する。す
なわち、本実施例は、図4に示すように、車輪を有する
架台37の上部に、避雷器碍子ホルダー4、モータ15
等が搭載されている。避雷器用碍子ホルダー4は、モー
タ15の回転軸に、歯車10、歯車11、シャフト33
を介して接続されている。シャフト33は、架台37の
上部に軸受34によって架台の上面に支持され、シャフ
ト33の端部にはロータリーコネクタ18が設けられて
いる。
【0034】また、架台37の内部には、シーケンサ2
5が設けられていて、このシーケンサ25は、ロータリ
ーコネクタ18、シャフト33を介して避雷器用碍子ホ
ルダー4に接続されている。また、架台37の内部に
は、プリンタ35が設けられている。このプリンタ35
はシーケンサ25に接続され、ケーブル心線17の断線
した回数をシーケンサ25からの信号によりプリントア
ウトするプリンタである。さらに、架台37の内部に
は、おもり2を下方から支えるテーブル31が、昇降機
構32によって上下動可能に設けられている。昇降機構
32はテーブル昇降用モータ32を有している。
【0035】以上のような構成を有する本実施例の作用
効果は以下の通りである。すなわち、おもり2をケーブ
ル3に取り付ける際には、テーブル昇降用モータ32を
作動させてテーブル31を下降することにより、おもり
2を作業者の作業位置にまで下ろす。そして、作業者が
ケーブル3におもり2を取り付けた後に、テーブル31
を上昇させる。このように、おもり2の持ち上げ作業を
自動的に行うことができるために、作業者の負担が軽減
される。また、テーブル31によっておもり2の落下が
防止できるので、危険防止につながる。さらに、シーケ
ンサ25にはプリンタ35が接続されているので、ケー
ブル心線の断線時に、シーケンサ25によって測定され
た断線までの回転数をプリントアウトすることができ
る。したがって、試験データの保管、管理が容易にとな
る。
【0036】(3)その他の実施例 本発明は以上のような実施例に限定されるものではな
く、各部材の大きさ、形状、材質、数等は適宜変更可能
である。すなわち、図5、図6に示すように、おもり2
にセンサ31を内蔵し、このセンサ31に接続コード7
aを介してケーブル心線17を接続する構成にすること
も可能である。かかる構成において、捻回試験時にセン
サ31に断線検知用の電流を供給すると、プレート36
との関係によりセンサ31が動作する。ケーブル17が
断線すると、センサ31への電流の供給が停止されたこ
とがシーケンサ25において検知される。このような実
施例によれば、おもり2と電極27との接触による方法
に比べて、おもり2と電極27との摩擦による影響がな
いためにより質の高い試験を行うことができる。
【0037】また、おもり2の形状を、図7に示すよう
に円錐状にしたり、図9に示すように球形状にすれば、
おもり2の回転時のふらつきを防止して、回転の安定性
を向上することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、配電用避
雷器のケーブルの捻回試験を自動的にかつ一定の質を維
持しながら行うことによって、効率良く正確な試験が実
現可能な自動捻回試験装置を提供することができる。
【0039】配電用避雷器のホルダーへのセットを確実
に行うことができ、ケーブルとロッドとの間の接続不備
による試験の中断を防止可能な自動捻回試験装置を提供
することができる。
【0040】ケーブルをおもりに容易に取り付けること
ができ、取り付け不備のために検知用電流が測定不能と
なることによる試験の中断を防止可能な自動捻回試験装
置を提供することができる。
【0041】ケーブルをおもりに取り付ける時またはケ
ーブル回転時に、おもりの落下による危険を防止可能な
自動捻回試験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動捻回試験装置の第1実施例を
示す側面断面図である。
【図2】図1の実施例におけるおもり部分を示す平面図
である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】本発明による自動捻回試験装置の第2実施例を
示す側面断面図である。
【図5】本発明の他の実施例におけるおもり部分を示す
平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】本発明の他の実施例における円錐状のおもりを
示す側面図である。
【図8】本発明の他の実施例における球状のおもりを示
す側面図である。
【図9】従来の捻回試験装置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1…配電用避雷器 2…おもり 3…ケーブル 4…避雷器碍子ホルダー4 5…ロッド 6…ボルト 7a,7b,7c…接続コード 8…接触子 9…カップリング 10,11…歯車 12…ハンドル 13…テスター 14…スプリング 15…モータ 16…ワニ口クリップ 17…ケーブル心線 18…ロータリーコネクタ 19…ロッドガイド 20…カウンタ 21…ガイド 22…クリップ 23…取り付けボルト 24…クランプ 25…シーケンサ 26…AC/DC電源 27…電極 28…絶縁プレート 29…電極板 30…フレーム 31…テーブル 32…昇降機構 32a…テーブル昇降用モータ 33…シャフト 34…軸受 35…プリンタ 36…プレート 37…架台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と前記容器の中心線の延長線上に導
    出されたケーブルとを有する配電用避雷器を保持するた
    めのホルダーと、前記ホルダーに保持された前記容器の
    中心線上に配置され、前記容器を前記ホルダーとともに
    回転可能に支持し、前記ケーブルに電気的に接続される
    ロッドと、前記ケーブルの端部に取り付けられるおもり
    とを有する自動捻回試験装置において、 前記容器を前記ホルダーとともに回転させるための回転
    機構を前記ホルダーに接続し、 前記配電用避雷器のケーブルに断線検知用電源を接続
    し、 前記回転機構により前記容器および前記ケーブルが回転
    を開始してから、前記ケーブルの芯線が断線して前記断
    線検知用の電流が不通になるまでの回転数を検出する検
    出装置と、 前記ケーブルの芯線が断線した際に、前記回転機構を停
    止させる制御装置を設けたことを特徴とする自動捻回試
    験装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダー内に、前記容器の外形に対
    応させた形状の絶縁性のガイドを設け、 前記容器を前記ガイドを介して前記ホルダー内に保持し
    た際に、前記ロッドを前記ケーブルとの接続方向に付勢
    する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    自動捻回試験装置。
  3. 【請求項3】 前記おもりを導体によって形成し、 前記おもりに、前記ケーブルが挿通可能な中心穴と、前
    記ケーブルを把持するクランプと、前記おもりと前記ケ
    ーブルの芯線とを電気的に接続するコードとを設け、 前記断線検知用電源に接続された電極を、前記おもりの
    側面に接触可能に設けたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の自動捻回試験装置。
  4. 【請求項4】 前記おもりを下方から支持するテーブル
    と、 前記テーブルを昇降させる昇降機構とを有することを特
    徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の自動
    捻回試験装置。
JP6164287A 1994-07-15 1994-07-15 自動捻回試験装置 Pending JPH0829311A (ja)

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JP6164287A JPH0829311A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 自動捻回試験装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020228457A1 (zh) * 2019-05-12 2020-11-19 无锡市华美电缆有限公司 用于电动汽车充电桩的电缆、制备方法及弱电柔性线芯的绞合装置
CN111964885A (zh) * 2020-08-04 2020-11-20 合肥工业大学 一种高压送电线路断线保护器性能测试装置及其测试方法

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