JPH08292463A - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JPH08292463A
JPH08292463A JP7119134A JP11913495A JPH08292463A JP H08292463 A JPH08292463 A JP H08292463A JP 7119134 A JP7119134 A JP 7119134A JP 11913495 A JP11913495 A JP 11913495A JP H08292463 A JPH08292463 A JP H08292463A
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JP
Japan
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strobe
output
flash
light emission
light
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Withdrawn
Application number
JP7119134A
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English (en)
Inventor
Koichi Hirasawa
耕一 平澤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発光不良を正確に検知する発光装置、さらには
検知に基づいて警告を出力してユーザに発光不良を知ら
しめる発光装置を提供することを目的とする。 【構成】発光手段の発光量に応じたデジタル信号を予め
定めたしきい値とデジタル的に比較する発光装置、又は
発光手段の発光量を監視し発光量に応じて適宜所定表示
又は警告を出力する発光装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】発光により被写体を撮像する装置
に関し、特にストロボ発光装置の動作を制御する映像記
録機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ストロボ発光装置の監視機構とし
て電源等の電圧を監視するものがある。
【0003】例えば、実開昭56−110425号公報には、ス
トロボ装置の発光機能を、他の機能(例えばフィルム自
動巻き上げ機能)の最低動作可能電圧で停止させるカメ
ラのストロボ装置が提案されている。
【0004】カメラにおいて、電池による電源電圧が低
下した場合、ストロボ発光可能電圧まで充電されるには
時間がかかるが、充電されれば発光可能である。しか
し、フィルム自動巻き上げ機能は所定電圧以上でなけれ
ば動作しない。従って、ストロボ発光可能でもカメラは
正常に動作しないおそれがある。
【0005】上記実開昭56−110425号公報記載のカメラ
のストロボ装置は、この問題を解決するため、ストロボ
発光前にストロボ発光装置の機能チェックを行い(スト
ロボ電源の電圧監視等)、電圧が低下している場合はス
トロボを不発光とさせることにより、ストロボが正常に
発光しても他の機能の異常により正常な撮影がなされな
い現象を防止する。
【0006】従来の、ストロボ発光装置を備えた映像記
録再生装置において、ストロボ発光を浴びて撮影された
被写体に対応するビデオ信号よりストロボ発光量を検知
する装置として、例えば、図6(A)及び(B)に示す
回路が提案されている。
【0007】図6(A)は、ペデスタルクランプを用い
た2値化回路図、(B)はシンクチップクランプを用い
た2値化回路図である。
【0008】図6(A)を参照して、ペデスタルクラン
プを用いた2値化回路は、ビデオ信号を入力し同期信号
を出力する同期分離回路44と、同期信号を入力しクロッ
クを出力するPLL(Phase Locked Loop;位相ロック
ループ)45と、PLL(PhaseLocked Loop)45のクロッ
クと同期信号とを入力しクランプパルスを出力するクラ
ンプパルス生成回路46と、ビデオ信号とクランプパルス
とを入力するペデスタルクランプ回路50と、ペデスタル
クランプ回路50の出力を逆相入力するアナログコンパレ
ータ42と、アナログコンパレータ42の出力を入力とする
デジタルインバータ43と、からなる。
【0009】この回路は、ペデスタルクランプされた即
ちペデスタルレベルが揃ったビデオ信号を所定の電圧値
と比較することにより、映像の明るさすなわちストロボ
発光量を検知するものである。
【0010】図6(B)を参照して、シンクチップクラ
ンプを用いた簡素な2値化回路は、ビデオ信号を入力
し、同期信号端のレベルが所定値にそろえられたクラン
プ信号を出力するシンクチップクランプ回路47と、クラ
ンプ信号を入力してアナログ比較し、出力するアナログ
コンパレータ48と、アナログコンパレータ48の出力を入
力とするデジタルインバータ49からなる。
【0011】この回路は、シンクチップクランプされ同
期信号端のレベルが揃ったビデオ信号を所定の電圧値と
比較することにより、映像の明るさすなわちストロボ発
光量を検知するものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭56−110425号公報記載のストロボ装置のようなスト
ロボ及びその他の機構の電圧を監視する手法では、スト
ロボ発光直前に行うストロボ発光装置等の機能チェック
が「OK」であれば100%ストロボ発光することを前提
としているため、万が一ストロボ不発光やストロボ光量
不足が起こった際の処置についてまではカバーしきれて
いない。さらに、機能チェック「NG」又はストロボ不
発光を知らせる警告装置を備えておらず、ユーザは機能
チェック「NG」又はストロボ不発光の原因が分らず、
装置全体の信頼性が損なわれるおそれがあった。
【0013】また、上記従来の映像信号をアナログ比較
する方法では微妙なレベル設定を実現するのが困難であ
り又部品点数も多くなる。
【0014】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、発光不良を正確に検知する装置、さら
には発光不良を警告する装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の発光装置は、上
記目的を達成するために、発光手段を備え、発光手段の
発光により撮像時に被写体を照らしてなる装置におい
て、発光手段の発光を入力するセンサと、センサの出力
を入力し、発光手段の発光量と予め定めたしきい値とを
デジタル的に比較する手段と、を備えたことを特徴とす
る。本発明の発光装置は、好ましくは、カメラと、スト
ロボの発光を受けて撮影される映像に応じたアナログ映
像信号をデジタル映像信号に変換するアナログ/デジタ
ル変換回路と、アナログ/デジタル変換回路の出力する
デジタル映像信号を入力し、デジタル映像信号と基準信
号とを比較するデジタルコンパレータと、を備えたこと
を特徴とする。
【0016】本発明の発光装置は、上記目的を達成する
ために、発光手段を備え、発光手段の発光により撮像時
に被写体を照らしてなる装置において、発光手段の発光
を入力するセンサと、センサの出力を入力し、発光手段
の発光量を監視する監視手段と、監視手段の出力に応じ
て適宜所定表示又は警告を出力する手段と、を備えたこ
とを特徴とする。本発明の発光装置は、好ましくは、ス
トロボと、ストロボの発光を入力するカメラと、カメラ
の出力を入力し、ストロボの発光量と予め定めたしきい
値とを比較する手段と、比較する手段の出力に応じて適
宜所定表示又は警告を出力する手段と、ストロボの発光
タイミングを制御すると共に監視手段におけるセンサの
出力信号のサンプリングを制御するタイミング制御部
と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】上記構成のもと、本発明によれば、簡単なデジ
タル回路によりストロボ装置等の発光装置の発光毎に発
光量の判別がデジタル比較により高精度に行なわれるか
ら、不発光や発光量不足が起こった場合についてもこれ
らを検知して、発光異常をユーザに知らせることができ
る。発光を入力するセンサはカメラ等の撮像手段を好適
に用いることができる。
【0018】このように、簡単な回路でストロボの正確
な発光量を判定し監視することが可能であり、又その回
路についてはデジタル回路で構成されるためゲートアレ
イに取り込んだり、マイコンに処理を行わせたりするこ
とが容易であるため部品点数の縮小化やソフトウェアで
対応する場合には低工数での実現が可能となる。
【0019】また、発光量不足が発生したとすると、記
録媒体には光量不足の画像が記録されてしまうが、本発
明の発光装置によれば、発光量の不足等の不良を視覚的
或いは聴覚的にユーザに知らせて、再度撮影をするよう
に促したり、また修理点検をさせるよう促すことによ
り、今撮影したコマがストロボ光量不足により意図した
撮影がなされていないことをユーザ自身に知らせる。こ
れにより、ユーザは撮影不良の原因を正しく把握するこ
とができるから、適切な対処ができ、装置に対する信頼
性は一層向上する。
【0020】さらに、本発明の発光装置をストロボ撮影
した画像を記録再生する映像記録再生装置に適用すれ
ば、ストロボ光量(照度)不足により鮮明な画像を記録
できず、再生時この記録再生された画像の判読を困難な
らしめるような不都合を防止することができる。
【0021】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0022】
【実施例1】本発明の第1の実施例は、発光装置にスト
ロボ装置を適用したものである。図1は本発明の一実施
例に係るストロボ装置の概略機能を説明するブロック図
である。
【0023】図1を参照して、ストロボ装置は、被写体
を照らすストロボ21と、ストロボの発光制御信号をスト
ロボ21とストロボ発光量監視部5とに出力するストロボ
タイミングコントローラ(タイミング制御部)31aと、
ストロボ光を検知するセンサ4と、センサ4の出力を入
力とし検知されたストロボ発光の量を判定するストロボ
発光量監視部5と、ストロボ発光量監視部5の出力を入
力とする監視結果表示・警告部6とからなる。
【0024】このようなストロボ装置は、ストロボ発光
をセンサ4が検知して、ストロボ発光に応じた信号をス
トロボ発光量監視部5に出力し、ストロボ発光量監視部
5はストロボ発光の正常・異常をデジタル比較し、スト
ロボ発光レベルを判定して、判定結果を監視結果表示・
警告部6に出力する。判定結果に係る信号は、発光制御
信号に基づいて切替えられラッチ出力される。また、ス
トロボタイミングコントローラ31aの出力するストロボ
の発光制御信号により、ストロボ発光とセンサ出力との
対応を1対1に取ることができるから、発光不良が発生
した時期を知ることができる。センサ4は、通常のフォ
トダイオードからなるセンサ等でもよく、カメラ等の撮
像手段と共用してもよい。
【0025】
【実施例2】本発明の第2の実施例は、映像磁気記録再
生装置に本発明の第1の実施例に係るストロボ装置を適
用したものである。図2は本発明の第2の実施例に係
り、映像磁気記録再生装置の一部構成を説明するブロッ
ク図であり、図3は本発明の第2の実施例に係り、特に
ストロボ装置の構成を説明する映像磁気記録再生装置の
一部構成を示すブロック図である。
【0026】図2を参照して、ストロボ装置を有する映
像磁気記録再生装置の撮像系と搬送系は、間に帳票であ
る被写体1を搬送し互いに逆回転する2つのリバースロ
ーラ39と、搬送され落下中の被写体1の垂直位置を検知
する紙センサ38と、その間を落下している被写体1が通
過する2枚のガラス40と、ガラス40の間を通過した被写
体1を挟持し搬出する互いに逆回転する搬出ローラ41
と、発光してガラス40を自由落下しながら通過する被写
体1を照らすように設けられたストロボ21と、ストロボ
発光により照らされた被写体1を撮影するレンズ22aを
備えたCCDカメラ(電子撮像カメラ)22と、リバース
ローラ39のモータ駆動装置及び搬出ローラ41のモータ駆
動装置(図示せず)にモータ制御信号を出力し、ストロ
ボ21にストロボ発光制御信号を出力し、CCDカメラ
(電子撮像カメラ)22に撮像制御信号を出力し、紙セン
サ38から被写体検知信号が入力され、CCDカメラ(電
子撮像カメラ)22から撮像信号が入力される搬送メカコ
ントローラ31とを有する。
【0027】映像磁気記録再生装置は、紙センサ38によ
り落下する被写体1の垂直位置を検知し、被写体1が2
枚のガラス40の間の垂直方向の所定位置にある時に、ス
トロボ21を発光させる。ストロボ光に照らされた2枚の
ガラス40の間の被写体1をCCDカメラ(電子撮像カメ
ラ)22が撮像して映像信号を出力する。
【0028】図3を参照して、本実施例の映像記録再生
装置に適用されたストロボ装置は、帳票等である被写体
1にストロボ光を照射するストロボ21と、図2に示す紙
センサ38の出力に応じてストロボ21に発光制御信号を出
力し、デジタルコンパレータ2のラッチ部2aにラッチ
制御信号を出力するストロボタイミングコントローラ31
aと、被写体1を撮像するCCD(電子撮像)カメラよ
りなる撮像部22(図1のセンサ4に相当)と、撮像部22
から出力されるアナログ映像信号とアナログ/デジタル
(A/D)変換用クロック(CLK)生成回路33aから
出力されるアナログ/デジタル変換用のサンプリングク
ロックとを入力し、量子化映像信号を出力するアナログ
/デジタル(A/D)変換回路32と、アナログ/デジタ
ル(A/D)変換回路32とn本の信号線を介して接続
し、アナログ/デジタル(A/D)変換用クロック(C
LK)生成回路33aから出力されるアナログ/デジタル
変換用のサンプリングクロックに基づき画素に応じた所
定のアドレスに映像信号量子化データが書き込まれるメ
モリ26aと、デジタルコンパレータ2とn本の信号線を
介して接続し比較用デジタルデータを供与する比較用デ
ジタルデータ生成部3と、量子化映像信号と比較用デジ
タルデータ信号とを入力し、結果をストロボタイミング
コントローラ31aからのラッチ制御信号に応じてラッチ
出力するラッチ部を有するデジタルコンパレータ2と、
からなる。
【0029】映像磁気記録再生装置は、被写体1の検出
に基づく紙センサ38(図2参照)に応じて所定のタイミ
ングでストロボ21を発光させ、被写体1を撮像し、撮像
に応じたアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換し
て所定のデジタル値と比較し、ストロボ発光量が適切で
あったかを判定して判定結果を出力する。
【0030】図4は、本発明の第2の実施例に係り、ス
トロボ装置を備えた映像磁気記録再生装置(図2及び図
3参照)における各信号の波形及びデジタル値を示す。
(A)〜(C)の縦軸は信号のレベル、(A)〜(G)
の横軸は時間軸であり(A)〜(G)は共通の時間軸上
にある。期間X、Y及びZは、共通の時間軸上の一定期
間を示す。
【0031】図4(A)は、図2の紙センサ38の出力波
形を示す図であり、図4(B)は図3の撮影部22(図1
のセンサ4に相当)の映像信号出力波形(センサ出力波
形)を示す図である。最小レベルは光を検出していない
こと、中間レベルは発光量が低いことを夫々示す。図4
(C)は、図4(B)信号波形を模式的に表した図であ
り、今回は1つの例として図4(B)の信号波形をアナ
ログ的に4値化して示しており、レベルが高い程輝度が
高い。図4(D)は、図4(C)に示す模式的に表した
信号波形をデジタル化した図3のA/D(アナログ/デ
ジタル)変換回路32から出力のデジタル値であり、上側
の数字の行が上位ビット、下側は下位ビットを示す。こ
こでは、1つの例として2ビットで表わしている。図4
(E)は、比較用デジタルデータ生成回路3から出力さ
れたデジタル値であり、ここでは、1つの例として2ビ
ット「10」の一定値であるが、比較基準値は可変にする
ことができる。図4(F)は、図4(D)に示すデジタ
ル値が図4(E)に示すデジタル値以上のとき「1」、
未満のとき「0」を示す。図4(G)は、デジタルコン
パレータ2のラッチ部2aのラッチ出力を示す図であ
り、ストロボが発光すべきストロボ発光期間に、図4
(F)のデジタル値が「0」のときは「0」(ローレベ
ル)を、それ以外は「1」(ハイレベル)をラッチ出力
する。
【0032】図2、図3及び図4を参照して、紙センサ
38の出力波形である図4(A)において、被写体1を検
知開始してから被写体1を検知終了するまでの間(被写
体1が紙センサ38のセンシング領域を通過する間)所定
期間ハイレベルのパルスが出力される。被写体1は周期
的に搬送されているから、パルスの周期は紙センサ38の
間に搬送された帳票である被写体1の搬送(給紙)間隔
と同周期である。
【0033】図2、図3及び図4を参照して、映像信号
出力波形(センサ出力波形)である図4(B)におい
て、期間Xでは、図2の紙センサ38の出力波形である図
4(A)における最初のパルス出力に対応して、ある期
間ハイレベルを出力し、ストロボ21が正常に発光したこ
とを示している。しかし、紙センサ38の2番目のパルス
出力に対応する期間Yでは、外部光検出器の出力はロー
レベルであり、ストロボ21は発光しなかったことを示し
ている。そして、期間Zでは外部光検出器の出力は中間
レベルであり、ストロボ21の発光量が不足していること
を示している。
【0034】図2、図3及び図4を参照して、模式的に
表した信号波形を示す図4(C)において、紙センサ38
の出力波形を示す図4(A)における最初のパルス出力
に対応して、期間Xでは、十分なレベルのカメラ映像信
号が得られている。しかし、紙センサ38の出力波形を示
す図4(A)における2番目のパルス出力に対応する期
間Yでは、ストロボ21が発光されなかったために、カメ
ラ映像信号はローレベルであり、ストロボ21は発光しな
かったことを示している。期間Zでは、中間の不十分な
レベルのカメラ映像信号が出力されている。
【0035】図2、図3及び図4を参照して、図3のA
/D(アナログ/デジタル)変換回路32から出力のデジ
タル値を示す図4(D)において、期間Xでは、輝度に
対応した「11」又は「10」のデジタル値が出力され、期
間Yではストロボが発光されなかったため、「00」が出
力されている。期間Zでは、映像信号のレベルが不十分
であったため、下位ビットのみが「1」になっている。
【0036】図2、図3及び図4を参照して、比較用デ
ジタルデータ生成部3の出力するデジタルデータ(図4
(E)参照)は、「10」で一定である。
【0037】図2、図3及び図4を参照して、図4
(F)は、図4(D)に示すデジタル値が図4(E)に
示すデジタル値以上の場合「1」、未満の場合「0」を
示している。期間Xでは「1」を示し、期間Yでは図4
(D)のデジタル値「00」は図4(E)のデジタル値
「10」未満であるから、図4(F)は「0」を示してい
る。期間Zでは図4(D)のデジタル値「01」は図4
(E)のデジタル値「10」未満であるから、図4(F)
は「0」を示している。
【0038】図2、図3及び図4を参照して、図4
(G)は、ストロボ発光期間Xでは図4(F)の出力値
が1であるから「1」を示し(ラッチ出力はハイレベ
ル)、このラッチ出力に応じてストロボ発光正常である
ことが示される(又は警告される)。同じくストロボ発
光期間である期間Y及びZでは、図4(F)に示すデジ
タル値が「0」でありかつストロボ発光期間であるか
ら、図4(G)は、「0」を示し(ラッチ出力はローレ
ベル)、このラッチ出力に応じてディスプレイにストロ
ボ発光異常であることが示される。期間Xと期間Yとの
間は図4(F)に示すデジタル値は「0」であるがスト
ロボ発光期間ではないから、図4(G)は「1」を示す
(ラッチ出力はハイレベル)。
【0039】ストロボ発光すべき期間以外は、エラー
「0」(ローレベル)がラッチ出力されないように、ス
トロボタイミングコントローラ31a等から制御信号を送
り、デジタルコンパレータ2から常に「1」を出力する
ようにしてもよい。
【0040】A/D(アナログ/デジタル)変換回路32
の分解能、及び比較用デジタルデータのビット数は、要
求される精度に合わせて適宜設定可能であるが、被写体
の判読し易さ(読み取り精度)に合わせて分解能を設定
することができるし、可変にすることも可能である。
【0041】次に、本実施例の発光装置を写真撮影用カ
メラに適用した場合の具体例を示すと次のようになる。
シャッターを押してストロボ撮影をした時にストロボの
光量不足が発生した場合、フイルムには光量不足の画像
が記録されてしまうが、ストロボ発光量監視部5はデジ
タル映像信号よりストロボNGと判定する。そして、ス
トロボ発光量監視部5はカメラ本体に取り付けられた表
示装置或いは警告ブザー等でユーザにもう一度撮影をす
るように促したり、また修理点検をさせるよう促すこと
により、今撮影したコマがストロボ光量不足により意図
した撮影がなされていないことをユーザ自身が知ること
が可能となる。この例で挙げた写真撮影用カメラに限ら
ずストロボ発光装置を備えたあらゆる機器、装置に応用
可能である。
【0042】なお、写真撮影用カメラに適用する場合に
は、ストロボ光量に応じたアナログ信号と所定のしきい
値とをアナログ比較して、その結果を表示又は警告する
ような構成でもよい。
【0043】図5は、本発明の第2の実施例に係る、映
像磁気記録再生装置の全体の概略構成を説明するブロッ
ク図である。
【0044】図5を参照して、映像磁気記録再生装置
は、搬送・撮像系、システム制御系及び磁気記録再生系
からなる。
【0045】搬送・撮像系は、被写体を搬送して撮像範
囲(2枚のガラスの間)に落下させる搬送メカ20と、被
写体が撮像範囲内に位置している時発光するストロボ21
と、ストロボ21の発光タイミングに併せて被写体を撮像
する2台のCCDカメラ22よりなる。
【0046】搬送メカ20は、本図では不図示の紙センサ
38を備え、システムコントロール回路25からの搬送メカ
作動信号により被写体の搬送を開始し、この紙センサ38
(不図示)は搬送による被写体の通過(落下)を検知し
て、所定のタイミング(被写体が撮像範囲内に位置)で
ストロボにストロボ発光信号を出力し、かつCCDカメ
ラにも撮像信号を出力する。こうして、この紙センサ38
の被写体検知から所定時間経過後ストロボ21が発光し、
2台のCCDカメラ22は2枚のガラス間を落下中にスト
ロボ光を照射された被写体の両面を撮像して、電荷とし
て画像を一時蓄える。
【0047】システム制御系は、VSR全体の制御を実
行するシステムコントロール回路25と、システムコント
ロール回路25に作動指令を送る操作パネル23(操作部)
と、システムコントロール回路25と接続し画像データの
一時記憶及び出力可能なメモリ24と、CCDカメラ22の
撮像した電荷による電流をA/D(アナログ/デジタ
ル)変換して、デジタル映像信号を出力するA/D変換
回路32と、デジタル映像信号を入力し画像データとして
記憶する表示用メモリ26と、A/D変換回路32の変換タ
イミング信号とA/D変換回路32から出力されるデジタ
ル映像信号の表示用メモリ26への書き込みタイミング信
号とを生成するSSG33(Sync Signal Generator;同
期信号発生器)と、システムコントロール回路25を介し
て画像メモリ26から画像データ及び再生された画像デー
タを取り込み、画像を再生するLCDディスプレイ27
と、再生画像を印刷する印刷装置36と、からなる。
【0048】システムコントロール回路25は、操作パネ
ル23を介した作動命令が入力されると、搬送メカ20に被
写体搬送開始指令を送り、また表示用メモリ26に記憶さ
れた画像データを取り込み、これら画像データのメモリ
24への一時記憶及びLCDディスプレイ27に出力を制御
し、さらにメモリ24に記憶された画像データ等の記録再
生制御を行なう。
【0049】磁気記録再生系は、記録再生サーボ回路35
と、磁気記録再生メカデッキ28と、磁気記録カセット30
と、表示用メモリに記憶されたデジタル映像信号をアナ
ログ映像信号に、再生されたアナログ映像信号をデジタ
ル映像信号に変換するA/D・D/A(アナログ/デジ
タル・デジタル/アナログ)変換回路34と、磁気記録再
生処理部29と、からなる。
【0050】磁気記録再生メカデッキ28は、システムコ
ントロール回路25からの記録・再生指令を受けて、磁気
記録再生処理部29に磁気記録・再生を指示する。磁気記
録再生処理部29は、記録時は表示用メモリ26からの画像
データをD/A変換して、磁気記録再生メカデッキ28を
介してカセット30に磁気記録し、再生時は磁気記録再生
メカデッキ28を介してカセット30に記録された磁気記録
を再生し、再生されたアナログ映像信号をA/D・D/
A変換回路34に出力する。
【0051】なお、表示用メモリ26は複数画面の画像デ
ータを記憶できる容量を有し、カセット30には、これら
の画像データに対応した磁気記録データが記録される。
【0052】映像磁気記録再生装置は、デジタルコンパ
レータ2を備える搬送メカコントロール(あるいはシス
テムコントロール回路25)において、デジタル映像信号
のデジタル比較により、映像の輝度不足即ちストロボ発
光量不足を判別し、LCD(液晶)ディスプレイ27(あ
るいは印刷装置36)にストロボ発光量不足を表示し、さ
らには不図示の警報装置により聴覚的にユーザに警告を
発する。このため、不鮮明な画像を記録して、再生時に
解読不能となる現象を防止することができる。
【0053】以上、本発明を上記実施例に即して説明し
たが、本発明は、上記態様にのみ限定されるものでな
く、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、発光手段の発光量
を予め定めたしきい値とデジタル的に比較する手段を備
えた本発明によれば、簡単なデジタル回路により発光毎
に発光量の判別を高精度に行なうことができるため、発
光装置の品位を向上させる。
【0055】また、本発明は、簡単な回路で発光装置の
正確な発光量を判定し監視することが可能であり、又そ
の回路についてはデジタル回路で構成されるためゲート
アレイに取り込んだり、マイコンに処理を行わせたりす
ることが容易であるため、部品点数の縮小化やソフトウ
ェアで対応する場合に低工数での実現が可能となる。
【0056】さらに、発光量を監視する監視手段と前記
監視手段の出力に応じて適宜所定表示又は警告を出力す
る手段とを備えた本発明によれば、設定の発光量が得ら
れたか否かをユーザに知らせる。例えば発光量不足が発
生した場合、発光量の不足等の不良を視覚的或いは聴覚
的にユーザに知らせて、再度撮影をするように促した
り、また修理点検をさせるよう促すことにより、今撮影
したコマが発光量不足により意図した撮影がなされてい
ないことをユーザ自身に知らしめる。これにより、ユー
ザは撮影不良の原因を正しく把握して、適切に対処する
ことができ、装置に対する信頼性は一層向上する。
【0057】好ましくは、本発明のストロボ装置をスト
ロボ撮影した画像を記録再生する画像記録再生装置に適
用することにより、ストロボ光量(照度)不足により鮮
明な画像を記録できず、再生時に記録再生された画像の
判読を困難ならしめるような不都合を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るストロボ装置の概
略機能を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るストロボ装置を有
する映像磁気記録再生装置の一部の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係り、特にストロボ装
置の構成を説明する映像磁気記録再生装置の一部構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係るストロボ装置を備
えた映像磁気記録再生装置における各信号の波形及びデ
ジタル値を示す図である。(A)〜(C)の縦軸は信号
のレベル、(D)〜(G)はデジタル値(上段が上位ビ
ット)、(A)〜(G)の横軸は時間軸であり(A)〜
(G)にかけて共通である。
【図5】本発明の第2の実施例に係り、本発明の第2の
実施例の映像磁気記録再生装置の全体の概略構成を示す
ブロック図である。
【図6】従来の、ストロボ発光装置を備えた映像記録再
生装置におけるストロボ発光監視回路を説明するための
図であり、(A)はペデスタルクランプを用いた2値化
回路図、(B)はシンクチップクランプを用いた2値化
回路図である。
【符号の説明】
1 被写体(帳票) 2 デジタルコンパレータ 2a ラッチ部 3 比較用デジタルデータ生成部 4 センサ 5 ストロボ発光量監視部 6 監視結果表示・警告部 20 搬送メカ 21 ストロボ 22 カメラ(撮像手段)(センサ4の一つ) 22a レンズ 23 操作パネル 24 メモリ 25 システムコントロール回路 26 表示用メモリ 26a メモリ 27 LCD(液晶)ディスプレイ 28 磁気記録再生メカデッキ 29 磁気記録再生処理部 30 カセット 31 搬送メカコントローラ 31a ストロボタイミングコントローラ(タイミング制
御部) 32 A/D(アナログ/デジタル)変換回路 33 SSG(Sync Signal Generator;同期信号発生
器) 33a A/D(アナログ/デジタル)用CLK生成回路 34 A/D、D/A変換回路 35 記録再生サーボ回路 36 印刷装置 38 紙センサ 39 リバースローラ 40 ガラス 41 搬出ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光手段を備え、該発光手段の発光により
    撮像時に被写体を照らしてなる装置において、 前記発光手段の発光を入力するセンサと、 前記センサの出力を入力とし、前記発光手段の発光量と
    予め定めたしきい値とをデジタル的に比較する手段と、
    を備えたことを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】カメラと、 ストロボの発光を受けて撮影される映像に応じたアナロ
    グ映像信号をデジタル映像信号に変換するアナログ/デ
    ジタル変換回路と、 アナログ/デジタル変換回路の出力するデジタル映像信
    号を入力とし、該デジタル映像信号と基準信号とを比較
    するデジタルコンパレータと、を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の発光装置。
  3. 【請求項3】発光手段を備え、該発光手段の発光により
    撮像時に被写体を照らしてなる装置において、 前記発光手段の発光を入力するセンサと、 前記センサの出力を入力とし、前記発光手段の発光量を
    監視する監視手段と、 前記監視手段の出力に応じて適宜所定表示又は警告を出
    力する手段と、を備えたことを特徴とする発光装置。
  4. 【請求項4】ストロボと、 前記ストロボの発光を入力するカメラと、 前記カメラの出力を入力とし、前記ストロボの発光量と
    予め定めたしきい値とを比較する手段と、 前記比較する手段の出力に応じて適宜所定表示又は警告
    を出力する手段と、 前記ストロボの発光タイミングを制御すると共に前記監
    視手段における前記センサの出力信号のサンプリングを
    制御するタイミング制御部と、を備えたことを特徴とす
    る請求項3記載の発光装置。
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