JPH08292382A - 薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製造方法 - Google Patents

薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製造方法

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JPH08292382A
JPH08292382A JP8084620A JP8462096A JPH08292382A JP H08292382 A JPH08292382 A JP H08292382A JP 8084620 A JP8084620 A JP 8084620A JP 8462096 A JP8462096 A JP 8462096A JP H08292382 A JPH08292382 A JP H08292382A
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Japan
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thin film
layer
array
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actuated mirror
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JP8084620A
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English (en)
Inventor
Myong Gwon Koo
明権 具
Zaihyuku Tei
在▲ひゅく▼ 鄭
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Daiu Denshi Kk
WiniaDaewoo Co Ltd
Original Assignee
Daiu Denshi Kk
Daewoo Electronics Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0858Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting means being moved or deformed by piezoelectric means
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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 すすぎ洗い液の除去の際、弾性部が能動マ
トリックスに貼り付く現象を防止し得る薄膜アクチュエ
ーテッドミラーアレイの製造方法を提供する。 【解決手段】 基板212、M×N個の接続端子21
4のアレイ及びM×N個のトランジスタのアレイを有す
る能動マトリクス210を準備し、能動マトリックス2
10の上に薄膜犠牲層224を形成し、接続端子214
を取り囲むM×N対の空スロットのアレイを形成し、弾
性層230を形成し、M×N個のコンジット226のア
レイを形成し、弾性層230の上に、第2薄膜層24
0、変形可能層250、及び第1薄膜層260を形成
し、第1薄膜層260、変形可能層250、第2薄膜層
240及び弾性層230を、薄膜犠牲層224が露出さ
れるまでパターニングして、各アクチュエーテッドミラ
ーのアレイの上面及び側面を完全に被覆する薄膜保護層
270を形成し、薄膜犠牲層224をエッチング液を用
いて除去し、エッチング液をすすぎ洗い液を用いて洗い
流して、すすぎ洗い液を除去した後、薄膜保護層270
を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光投射システムに
関し、特に、このシステムで用いるM×N個の薄膜アク
チュエーテッドミラーからなる薄膜アクチュエーテッド
ミラーアレイを製造する改善された方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の利用可能な様々な映像表示システ
ムのうちで、光投射システムが大画面で高画質の映像を
表示し得るものとして知られている。このような光投射
システムでは、ランプから発する光が、例えば、M×N
個のアクチュエーテッドミラーからなるアレイ上に一様
に照射される。ここで、各ミラーは各々のアクチュエー
タに接続されている。このアクチュエータは、印加され
た電圧に応じて変形される圧電物質または電歪物質のよ
うな電気的に変形可能な物質で作られる。
【0003】これらの各ミラーから反射された光ビーム
(以下、反射光ビームと称す)は、例えば、光バッフル
の開孔に投射される。電気信号を各アクチュエータに供
給すると、各ミラーにおける入射光ビームの相対的な位
置が変更されることによって、各ミラーから反射される
ビームの光路が偏向(deviation)される。反
射光ビームの光路が偏向される場合、各ミラーから反射
され開孔を通過する光ビームの量が変化することによっ
て光ビームの強度を調節する。開孔を通じて光量が調節
された光ビームは、投射レンズのような適切な光学装置
を介して投射スクリーン上へ伝達され、その上に映像を
表示する。
【0004】図1〜図7は、M×N個の薄膜アクチュエ
ーテッドミラー101からなるアレイ100の製造方法
を概略的に図解するものであって、本特許出願と同一出
願人による係属中の米国特許出願08/430,628
号明細書に、「THIN FILM ACTUATED
MIRROR ARRAY」という名称で開示されて
いる。ここで、M及びNは正の整数である。
【0005】このアレイ100の製造過程は、基板1
2、M×N個のトランジスタのアレイ(図示せず)及び
M×N個の接続端子14のアレイからなり、かつ上面を
有する能動マトリックス10の準備から始まる。
【0006】次に、薄膜犠牲層24が能動マトリックス
10の上面に形成される。この薄膜犠牲層24は金属か
らなる場合には、スパッタリング法、あるいは真空蒸着
法を、燐珪酸ガラス(phosphor−silica
te glass:PSG)からなる場合には、スピン
コーディング法あるいは化学蒸着法(CVD)を、ポリ
シリコンからなる場合には、化学蒸着法を用いて各々形
成される。
【0007】その後、図1に示されているように、薄膜
犠牲層24により取り囲まれたM×N個の支持部22の
アレイを有する支持層20が形成される。この支持層2
0は、薄膜犠牲層24にフォトリソグラフィー法を用い
て各接続端子14の周囲に位置するM×N個の空スロッ
ト(図示せず)のアレイを形成する過程と、スパッタリ
ング法またはCVD法を用いて前記空スロットの各々に
支持部22を形成する過程とによって形成される。この
支持部22は絶縁性物質からなる。
【0008】続けて、支持部22のように絶縁性物質か
らなる弾性層30が、ゾル−ゲル(Sol-Gel)法、スパ
ッタリング法またはCVD法を用いて、支持層20の上
部に形成される。
【0009】次に、図2に示されているように、金属か
らなるコンジット26が各支持部22に形成される。こ
のコンジット26は、最初、エッチング法を用いて弾性
層30の上部から下方に延在して接続端子14の上部ま
で貫通するM×N個の孔(図示せず)のアレイを形成す
る過程と、該孔内に金属を充填する過程とによって形成
される。
【0010】その後、導電性物質からなる第2薄膜層4
0が、スパッタリング法を用いて、コンジット26の露
出部と弾性層30の上に形成される。この第2薄膜層4
0は、支持部22に形成された各コンジット26を通じ
て各トランジスタに電気的に接続されている。
【0011】続けて、図3に示されているように、圧電
物質(例えば、PZT(lead zirconium titanate))か
らなる電気的に変形可能な薄膜層(以下、変形可能層と
称す)50は、ゾル−ゲル法、スパッタリング法、ある
いはCVD法を用いて第2薄膜層40の上に形成され
る。
【0012】その後、変形可能層50は、各M×N個の
電気的に変形可能な薄膜部(以下、変形可能部と称す)
55のアレイに、第2薄膜層40は、M×N個の第2薄
膜電極45のアレイに、弾性層30は、M×N個の弾性
部35のアレイに、フォトリソグラフィー法またはレザ
ー切断法を用いて、図4に示されているように、支持層
20が露出されるまでパターニングされる。各第2薄膜
電極45は、各支持部22に形成されたコンジット26
を通じて各トランジスタに電気的に接続されており、薄
膜アクチュエーテッドミラー101における信号電極と
しての機能をする。
【0013】次に、各変形可能部55は、相転移(phas
e transition)を起こすように熱処理されることによっ
て、M×N個の熱処理された構造(図示せず)のアレイ
を形成する。各変形可能部55は充分に薄いため、各変
形可能部55が圧電物質からなる場合は、薄膜アクチュ
エーテッドミラー101の駆動の際に印加された電気信
号により分極されるので、分極する必要がない。
【0014】次に、導電性で、かつ光反射性の物質から
なるM×N個の第1薄膜電極65のアレイが、変形可能
部55の上部に形成される。この第1薄膜電極65は、
図5に示されているように、最初、スパッタリング法を
用いて電導性及び光反射性の物質からなると共に、露出
された支持層20を含めてM×N個の熱処理された構造
のアレイの上部を完全に被覆する層60を形成した後、
エッチング法を用いて該層60を選択的に除去すること
によって形成され、図6に示されているように、M×N
個のアクチュエーテッドミラー構造111のアレイ11
0が形成される。このアクチュエーテッドミラー構造1
11は、各々一つの上面と4つの側面とを有する。各第
1薄膜電極65は、薄膜アクチュエーテッドミラー10
1においてバイアス電極の他に、ミラーとしても働く。
【0015】次に、各アクチュエーテッドミラー構造1
11において1つの上面及び4つの側面が薄膜保護層
(図示せず)にて完全に被覆される。
【0016】その後、支持層20に形成された薄膜犠牲
層24が、ウェットエッチング法を用いて取り除かれ
る。その結果、図7に示されているように、M×N個の
薄膜アクチュエーテッドミラー101のアレイ100が
形成される。
【0017】しかしながら、上記の製造方法において
は、いくつかの問題点がある。一般に、エッチング液ま
たは化学溶剤を用いて薄膜犠牲層24を取り除いた後、
蒸留水やメタノールのようなすすぎ洗い液(rinse)に
て残っているエッチング液を洗い流した後、該すすぎ洗
い液を蒸発させる。しかしながら、このようなすすぎ洗
い液の除去の際、弾性部35と能動マトリックス10と
の間で生じるすすぎ洗い液の表面張力により弾性部35
が下方へ引き寄せられることになって、弾性部35が能
動マトリックス10に貼り付く現象が発生する。その結
果、各薄膜アクチュエーテッドミラー101の駆動性能
が低下することによって、全体的なアレイ100の駆動
性能が低下するという不都合がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、光投射システムで用いられ、すすぎ洗い液の除
去の際、弾性部が能動マトリックスに貼り付く現象を防
止し得るM×N個の薄膜アクチュエーテッドミラーアレ
イの製造方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、光投射システムで用いられるM
×N個の薄膜アクチュエーテッドミラー(M及びNは、
正の整数)からなる薄膜アクチュエーテッドミラーアレ
イの製造方法であって、基板、M×N個のトランジスタ
及び各々が前記トランジスタのアレイにおいて対応する
前記トランジスタに電気的に接続されたM×N個の接続
端子のアレイのアレイを有する能動マトリクスを準備す
る過程と、前記能動マトリックスの上に薄膜犠牲層を形
成する過程と、前記薄膜犠牲層に、各々が対応する前記
接続端子を取り囲むM×N対の空スロットのアレイを形
成する過程と、前記空スロットを含む前記薄膜犠牲層の
上に、絶縁性物質からなる弾性層を形成する過程と、前
記弾性層の上部から前記接続端子の上部まで延在するM
×N個のコンジットのアレイを形成する過程と、前記弾
性層の上に、導電性の第2薄膜層、電気的に変形可能な
変形可能層、及び導電性及び光反射性を有する第1薄膜
層を形成する過程と、前記第1薄膜層、前記変形可能
層、前記第2薄膜層及び前記弾性層を、前記薄膜犠牲層
が露出されるまで、M×N個の第1薄膜電極のアレイ、
M×N個の電気的に変形可能な変形可能部のアレイ、M
×N個の第2薄膜電極のアレイ、M×N個の弾性部のア
レイに各々パターニングすることによって、上面及び側
面を有し、かつ前記第1薄膜電極、前記変形可能部、前
記第2薄膜電極及び前記弾性部を含むM×N個のアクチ
ュエーテッドミラー構造のアレイを形成する過程と、前
記アクチュエーテッドミラーのアレイの各々において、
前記上面及び前記側面を完全に被覆する薄膜保護層を形
成する過程と、前記薄膜犠牲層をエッチング液を用いて
除去する過程と、前記エッチング液を第1のすすぎ洗い
液を用いて洗い流す過程と、前記第1のすすぎ洗い液を
除去する過程と、前記薄膜保護層を除去して、M×N個
のアクチュエーテッドミラーのアレイを形成する過程と
を有することを特徴とする薄膜アクチュエーテッドミラ
ーアレイの製造方法が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。図8〜図13
には、本発明の好適な実施例に基づいて、光投射形シス
テムで用いられるM×N個の薄膜アクチュエーテッドミ
ラー301からなるアレイ300の製造方法を説明する
ための断面図が示されている。ここで、M及びNは正の
整数である。図1〜図7に示した部分に対応する部分は
類似の参照符号を付して示す。
【0021】アレイ300の製造過程は、基板212、
M×N個の接続端子214のアレイ、及びM×N個のト
ランジスタのアレイ(図示せず)を含む能動マトリック
ス210の準備から始まる。ここで、基板212は、例
えば、シリコンウェーハ(si-wafer)でできた絶縁性物
質からなり、各接続端子214は、トランジスタのアレ
イにおいて対応するトランジスタに電気的に接続されて
いる。
【0022】その後、銅(Cu)あるいはニッケル(N
i)のような金属、PSGあるいはポリシリコンからな
る薄膜犠牲層224が、能動マトリックス210の上面
に0.1〜2μmの厚さで形成される。この薄膜犠牲層
224が、金属からなる場合、スパッタリング法または
蒸着法を、PSGからなる場合はスピンコーディング法
または化学蒸着法(CVD)法を、ポリシリコンからな
る場合には、CVD法を用いて形成される。
【0023】次に、M×N対の空スロット(図示せず)
のアレイが、ドライエッチング法若しくはウェットエッ
チング法を用いて薄膜犠牲層224に形成される。1つ
の空スロットは、接続端子214の1つを取り囲む。
【0024】次に、例えば、窒化シリコンのような絶縁
性物質からなり、0.1〜2μmの厚さを有する弾性層
230が、CVD法を用いて、空スロットを含む薄膜犠
牲層224の上に形成される。
【0025】その後、図8に示すように、例えば、タン
グステン(W)のような金属からなるM×N個のコンジ
ット226のアレイが弾性層230に形成される。各コ
ンジット226は最初、エッチング法を用いて、弾性層
230の上部から対応する各接続端子214の上部まで
延在するM×N個の孔のアレイ(図示せず)を形成した
後、その孔内に例えば、リフトオフ(lift-off)法を用
いて金属を充填することによって形成される。
【0026】しかるのち、例えば、アルミニウム(A
l)のような導電性物質からなり、0.1〜2μmの厚
さを有する第2薄膜層240が、スパッタリング法また
は真空蒸着法を用いてコンジット226及び弾性層23
0の上に形成される。
【0027】次に、例えば、PZTのような圧電物質ま
たはPMN(lead magnesium niobate)のような電歪物
質からなる電気的に変形可能な薄膜層(以下、変形可能
層と称す)250がCVD法、真空蒸着法、ゾル−ゲル
法またはスパッタリング法を用いて、0.1〜2μmの
厚さで第2薄膜層240の上に形成される。その後、こ
の変形可能層250は相転移が起こるように熱処理され
る。
【0028】次に、図9に示すように、例えば、アルミ
ニウム(Al)、銀(Ag)のような導電性及び光反射
性物質からなる第1薄膜層260が、スパッタリング法
または真空蒸着法を用いて変形可能層250の上に0.
1〜2μmの厚さで形成される。
【0029】図10に示されたように、第1薄膜層26
0、変形可能層250、第2薄膜層240及び弾性層2
30が、フォトリソグラフィー法またはレーザ切断法を
用いて、M×N個の第1薄膜電極265のアレイ、M×
N個の変形可能部255のアレイ、M×N個の第2薄膜
電極245のアレイ、及びM×N個の弾性部235のア
レイにパターニングされることによって、M×N個のア
クチュエーテッドミラー構造311のアレイ310が形
成される。この各アクチュエーテッドミラー構造311
は上面及び側面を有する。第2薄膜電極245の各々は
コンジット226を通じて対応する接続端子214に電
気的に接続されて、各薄膜アクチュエーテッドミラー3
01の信号電極として機能する。各第1薄膜電極265
は各薄膜アクチュエーテッドミラー301においてバイ
アス電極としてだけでなくミラーとしても機能する。
【0030】変形可能部255が充分に薄いため、圧電
物質からなる場合にその分極は必要でなく、薄膜アクチ
ュエーテッドミラー301の駆動の際、印加される電気
信号によって分極される。
【0031】その後、図11示すように、各アクチュエ
ーテッドミラー構造310において上面及び4つの側面
が、薄膜保護層270により完全に被覆される。
【0032】しかるのち、この薄膜犠牲層224が、例
えば、フッカ水素(hydrogen fluoride)のようなエッ
チング液を用いて除去される。
【0033】この薄膜犠牲層224の除去に用いたエッ
チング液を、例えば、蒸留水またはメタノールのような
すすぎ洗い液を用いて洗い流す。その後、残っているす
すぎ洗い液を、真空乾燥方式または回転乾燥方式を用い
て除去する。
【0034】その後、薄膜保護層270がプラズマエッ
チング法などのエッチング法を用いて除去される。
【0035】次に、図13に示されたように、薄膜保護
層270を除去した後に残っている薄膜保護層270の
残余物が、例えば、ACT(advanced che
mical technology)−CMIのような
化学溶剤を用いて除去される。この薄膜保護層270の
残余物の除去に用いられた化学溶剤は、蒸留水またはメ
タノールのようなすすぎ洗い液を用いて洗い流される。
その後、すすぎ洗い液はアレイ300を真空で乾燥させ
るかまたは回転乾燥方法により除去されて、M×N個の
薄膜アクチュエーテッドミラー301のアレイ300が
完成する。
【0036】本発明の製造方法による各薄膜アクチュエ
ーテッドミラー301が、ユニモフ構造を有している
が、本発明においては付加的な変形可能層及び電極層を
更に有するバイモフ構造の薄膜アクチュエーテッドミラ
ーの製造にも同様に適用可能であることに注意された
い。
【0037】更に、本発明の製造方法は、異なる幾何学
的構造を有する薄膜アクチュエーテッドミラーのアレイ
を製造するのに適するように変更することもできる。
【0038】上記において、本発明の特定の実施例につ
いて説明したが、本明細書に記載した請求項の範囲を逸
脱することなく、当業者は種々の変更を加え得ることは
勿論である。
【0039】
【発明の効果】従来の製造方法とは異なり、すすぎ洗い
液の除去がアレイ300を真空で乾燥させるか回転乾燥
により行われるため、すすぎ洗い液による表面張力の影
響は最小化され、弾性部が能動マトリックスに貼り付く
現像を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のM×N個の薄膜アクチュエーテッドミラ
ーアレイの製造方法を説明するための概略的な断面図。
【図2】従来のM×N個の薄膜アクチュエーテッドミラ
ーアレイの製造方法を説明するための概略的な断面図。
【図3】従来のM×N個の薄膜アクチュエーテッドミラ
ーアレイの製造方法を説明するための概略的な断面図。
【図4】従来のM×N個の薄膜アクチュエーテッドミラ
ーアレイの製造方法を説明するための概略的な断面図。
【図5】従来のM×N個の薄膜アクチュエーテッドミラ
ーアレイの製造方法を説明するための概略的な断面図。
【図6】従来のM×N個の薄膜アクチュエーテッドミラ
ーアレイの製造方法を説明するための概略的な断面図。
【図7】従来のM×N個の薄膜アクチュエーテッドミラ
ーアレイの製造方法を説明するための概略的な断面図。
【図8】本発明によるM×N個の薄膜アクチュエーテッ
ドミラーアレイの製造方法を説明するための概略的な断
面図。
【図9】本発明によるM×N個の薄膜アクチュエーテッ
ドミラーアレイの製造方法を説明するための概略的な断
面図。
【図10】本発明によるM×N個の薄膜アクチュエーテ
ッドミラーアレイの製造方法を説明するための概略的な
断面図。
【図11】本発明によるM×N個の薄膜アクチュエーテ
ッドミラーアレイの製造方法を説明するための概略的な
断面図。
【図12】本発明によるM×N個の薄膜アクチュエーテ
ッドミラーアレイの製造方法を説明するための概略的な
断面図。
【図13】本発明によるM×N個の薄膜アクチュエーテ
ッドミラーアレイの製造方法を説明するための概略的な
断面図。
【符号の説明】
10 能動マトリックス 12 基板 14 接続端子 20 支持層 22 支持部 24 薄膜犠牲層 26 コンジット 30 弾性層 35 弾性部 40 第2薄膜層 45 第2薄膜電極 50 変形可能層 55 変形可能部 60 第1薄膜層 65 第1薄膜電極 100 薄膜アクチュエーテッドミラーアレイ 101 薄膜アクチュエーテッドミラー 110 アクチュエーテッドミラー構造のアレイ 111 アクチュエーテッドミラー構造 210 能動マトリックス 212 基板 214 接続端子 224 薄膜犠牲層 226 コンジット 230 弾性層 240 第2薄膜層 245 第2薄膜電極 250 変形可能層 255 変形可能部 260 第1薄膜層 265 第1薄膜電極 270 薄膜保護層 300 薄膜アクチュエーテッドミラーアレイ 301 薄膜アクチュエーテッドミラー 310 薄膜アクチュエーテッドミラー構造のアレイ 311 薄膜アクチュエーテッドミラー構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 1995P10582 (32)優先日 1995年4月29日 (33)優先権主張国 韓国(KR) (31)優先権主張番号 1995P18673 (32)優先日 1995年6月30日 (33)優先権主張国 韓国(KR)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光投射システムで用いられるM×N個
    の薄膜アクチュエーテッドミラー(M及びNは、正の整
    数)からなる薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製
    造方法であって、 基板、M×N個のトランジスタ及び各々が前記トランジ
    スタのアレイにおいて対応する前記トランジスタに電気
    的に接続されたM×N個の接続端子のアレイのアレイを
    有する能動マトリクスを準備する過程と、 前記能動マトリックスの上に薄膜犠牲層を形成する過程
    と、 前記薄膜犠牲層に、各々が対応する前記接続端子を取り
    囲むM×N対の空スロットのアレイを形成する過程と、 前記空スロットを含む前記薄膜犠牲層の上に、絶縁性物
    質からなる弾性層を形成する過程と、 前記弾性層の上部から前記接続端子の上部まで延在する
    M×N個のコンジットのアレイを形成する過程と、 前記弾性層の上に、導電性の第2薄膜層、電気的に変形
    可能な変形可能層、及び導電性及び光反射性を有する第
    1薄膜層を形成する過程と、 前記第1薄膜層、前記変形可能層、前記第2薄膜層及び
    前記弾性層を、前記薄膜犠牲層が露出されるまで、M×
    N個の第1薄膜電極のアレイ、M×N個の電気的に変形
    可能な変形可能部のアレイ、M×N個の第2薄膜電極の
    アレイ、M×N個の弾性部のアレイに各々パターニング
    することによって、上面及び側面を有し、かつ前記第1
    薄膜電極、前記変形可能部、前記第2薄膜電極及び前記
    弾性部を含むM×N個のアクチュエーテッドミラー構造
    のアレイを形成する過程と、 前記アクチュエーテッドミラーのアレイの各々におい
    て、前記上面及び前記側面を完全に被覆する薄膜保護層
    を形成する過程と、 前記薄膜犠牲層をエッチング液を用いて除去する過程
    と、 前記エッチング液を第1のすすぎ洗い液を用いて洗い流
    す過程と、 前記第1のすすぎ洗い液を除去する過程と、 前記薄膜保護層を除去して、M×N個のアクチュエーテ
    ッドミラーのアレイを形成する過程とを有することを特
    徴とする薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記薄膜犠牲層の除去に用いられる前
    記エッチング液が、フッ化水素(hydrogen fluoride)
    からなることを特徴とする請求項1に記載の薄膜アクチ
    ュエーテッドミラーアレイの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記薄膜保護層が、プラズマエッチン
    グ法を用いて除去されることを特徴とする請求項1に記
    載の薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記薄膜保護層を除去した後に、 前記薄膜保護層の残余物を化学溶剤を用いて除去する過
    程と、 前記化学溶剤を第2のすすぎ洗い液を用いて洗い流す過
    程と、 前記第2のすすぎ洗い液を除去する過程とを更に含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の薄膜アクチュエーテッ
    ドミラーアレイの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のすすぎ洗い液が、
    蒸留水またはメタノールからなることを特徴とする請求
    項4に記載の薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のすすぎ洗い液が、
    真空中で乾燥させて除去されることを特徴とする請求項
    4に記載の薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2のすすぎ洗い液が、
    回転乾燥法を用いて除去されることを特徴とする請求項
    4に記載の薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記薄膜保護層の残余物の除去に用い
    られた前記化学溶剤がアドバンスト化学テクノロジー
    (ACT;advanced chemical technology)−CMIで
    あることを特徴とする請求項4に記載の薄膜アクチュエ
    ーテッドミラーアレイの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記薄膜アクチュエーテッドミラーの
    各々が、バイモフ構造を有することを特徴とする請求項
    1に記載の薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記電気的に変形可能な薄膜層を形
    成する過程の後に、電極及び電気的に変形可能な薄膜層
    を形成する過程を更に有することを特徴とする請求項1
    に記載の薄膜アクチュエーテッドミラーアレイの製造方
    法。
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