JPH08292262A - 光波距離計 - Google Patents
光波距離計Info
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- JPH08292262A JPH08292262A JP7123099A JP12309995A JPH08292262A JP H08292262 A JPH08292262 A JP H08292262A JP 7123099 A JP7123099 A JP 7123099A JP 12309995 A JP12309995 A JP 12309995A JP H08292262 A JPH08292262 A JP H08292262A
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- JP
- Japan
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- light
- optical
- measurement
- lightwave
- distance
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の距離計よりN倍高速に距離を計測する。
また、目標物を自動的に追尾して、追尾光軸に合わせて
秘密通信をする。 【構成】負帰還回路に分周器を接続したフェーズロック
ループ回路A1,A2,A3,4を備えて、各回路が入
力周波数のN倍の周波数のパルス列を位相を合わせて出
力して、位相差による距離測定を行う。発光軸の軸線を
X方向又はY方向に走査させる反射ミラーを用いて、目
標物からの応答光線によって、目標物を捕捉し自動追尾
する制御回路を備える。反射ミラーの代わりに順次点灯
し得る十字状又はマトリックス状の受光素子配列を用い
る。
また、目標物を自動的に追尾して、追尾光軸に合わせて
秘密通信をする。 【構成】負帰還回路に分周器を接続したフェーズロック
ループ回路A1,A2,A3,4を備えて、各回路が入
力周波数のN倍の周波数のパルス列を位相を合わせて出
力して、位相差による距離測定を行う。発光軸の軸線を
X方向又はY方向に走査させる反射ミラーを用いて、目
標物からの応答光線によって、目標物を捕捉し自動追尾
する制御回路を備える。反射ミラーの代わりに順次点灯
し得る十字状又はマトリックス状の受光素子配列を用い
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来の距離測定を1回
実施する間に、N回距離測定を実施して例えば加算平均
した測定値を求める光波距離計に関する。
実施する間に、N回距離測定を実施して例えば加算平均
した測定値を求める光波距離計に関する。
【0002】
【従来の技術】反射器までの距離を測定する光波距離計
は現在土木測量に多く使用されている。最近は測定精度
の高い光波距離計をセンサとして工業用の用途が進んで
いる。これらの光波距離計は、特願昭63−26489
9号に示されるように例えば固定位置に設置して、反射
器又は反射シート等が取付けられた移動物体を追跡しな
がら距離又は軌跡を測定したり、自動車又は無人搬送車
等の移動体に取付けて前を走行する自動車又は障害物と
の追突を防止するのに用いられる。
は現在土木測量に多く使用されている。最近は測定精度
の高い光波距離計をセンサとして工業用の用途が進んで
いる。これらの光波距離計は、特願昭63−26489
9号に示されるように例えば固定位置に設置して、反射
器又は反射シート等が取付けられた移動物体を追跡しな
がら距離又は軌跡を測定したり、自動車又は無人搬送車
等の移動体に取付けて前を走行する自動車又は障害物と
の追突を防止するのに用いられる。
【0003】このような光波距離計は、移動体の移動す
る速度が速くなる程、距離を高精度に測定するに必要と
する時間が誤差に対して無視できなくなる。特願平2−
305571には、現在まで日本において最も計測が速
いと考えられた位相差検出方式を備えた光波距離計が記
載されている。
る速度が速くなる程、距離を高精度に測定するに必要と
する時間が誤差に対して無視できなくなる。特願平2−
305571には、現在まで日本において最も計測が速
いと考えられた位相差検出方式を備えた光波距離計が記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この位
相差検出方式も最近の技術の発展に追いつかず、さらに
高速に距離を測定する光波距離計が求められている。短
時間に多数の距離測定を実施するためには位相計に高い
周波数を入力することが好ましい。しかしながら、位相
形に高い周波数を用いれば用いる程回路に使用する電気
部品に制約をうける。
相差検出方式も最近の技術の発展に追いつかず、さらに
高速に距離を測定する光波距離計が求められている。短
時間に多数の距離測定を実施するためには位相計に高い
周波数を入力することが好ましい。しかしながら、位相
形に高い周波数を用いれば用いる程回路に使用する電気
部品に制約をうける。
【0005】例えば、高速追尾に要求される性能は、自
動追尾無人測量又は無人運転等に用いられるが、現状で
は水平方向又は高度(垂直)方向の追尾角速度が12度
/秒即ち2rpmであるが、高速追尾では60度/秒即
ち10rpmが目標としている。これは、油圧ショベル
の施角速度に追尾させる為に最低限要求される。また、
光波距離計の計測時間は、現状で0.24秒であるが、
これを略5分の1の0.05秒に短縮すると、時速36
Km即ち10m/秒の速度で走行している車輌では、距
離計測可能な間隔が2.4mから0.5mに改善するこ
とが可能になる。更に、時速36Kmで走行時に、光波
距離計の計測時間が2ミリ秒になれば、20mmの寸法
の障害物を検出可能となる。
動追尾無人測量又は無人運転等に用いられるが、現状で
は水平方向又は高度(垂直)方向の追尾角速度が12度
/秒即ち2rpmであるが、高速追尾では60度/秒即
ち10rpmが目標としている。これは、油圧ショベル
の施角速度に追尾させる為に最低限要求される。また、
光波距離計の計測時間は、現状で0.24秒であるが、
これを略5分の1の0.05秒に短縮すると、時速36
Km即ち10m/秒の速度で走行している車輌では、距
離計測可能な間隔が2.4mから0.5mに改善するこ
とが可能になる。更に、時速36Kmで走行時に、光波
距離計の計測時間が2ミリ秒になれば、20mmの寸法
の障害物を検出可能となる。
【0006】位相計に入力する周波数を150kHzと
した時には、現在入手可能なOPAMP例えばバーブラ
ウン製のOPA648のGB積が1GHzであるので、
f=150kHzの信号を20倍に増幅しようとする
と、その利得余裕は、1Gz/150kHz*20=1
GHz/3MHz=333倍(50dB)であり、従っ
て、一応増幅可能である。この時生ずる位相誤差の目安
としては約1/333となると考えれば、10mの距離
計測(f=15MHz時)においては、約30mmの距
離に相当する位相遅れ誤差になると考えられる。この程
度が実用上の限界と思われる。結局、市販のOPAMP
は誤差が多く、使用するには測定精度をある程度犠牲に
しなくてはならない。
した時には、現在入手可能なOPAMP例えばバーブラ
ウン製のOPA648のGB積が1GHzであるので、
f=150kHzの信号を20倍に増幅しようとする
と、その利得余裕は、1Gz/150kHz*20=1
GHz/3MHz=333倍(50dB)であり、従っ
て、一応増幅可能である。この時生ずる位相誤差の目安
としては約1/333となると考えれば、10mの距離
計測(f=15MHz時)においては、約30mmの距
離に相当する位相遅れ誤差になると考えられる。この程
度が実用上の限界と思われる。結局、市販のOPAMP
は誤差が多く、使用するには測定精度をある程度犠牲に
しなくてはならない。
【0007】また、低周波の位相測定を行う場合には、
測定の精度を高めるために測定回数を多くして平均する
と測定時間が長くなる。例えば1kHz(1ミリ秒)の
測定周期の場合に、1000回の測定結果を加算平均す
ると、1000ミリ秒=1秒の測定時間が必要となり、
測定精度を更に高めるために10000回の測定を加算
平均すると10秒の時間を必要とする。従って、目標物
までの距離が最大測定距離の1/10以下であっても、
それらの測定値を1万回加算平均した時に外部距離測定
のみで10秒かかり、千回でも1秒かかる。内部校正
は、通常外部測定と交互に実施されるが、最大測定距離
の1/100にも殆ど満たない距離で実施する内部校正
を千回繰り返しても1秒、従って外部測定及び校正両方
を千回程度加算平均した場合でも2秒の時間を必要とす
る。周波数がさらに低くなるとさらに長時間の測定時間
を必要とする。移動体の移動速度が速い測定の場合は、
回転シャッタを連続して回転させて測定すると、1回転
につき約3ミリ秒の校正時間の間に移動体が移動して、
測定が間欠する現象が起きる。
測定の精度を高めるために測定回数を多くして平均する
と測定時間が長くなる。例えば1kHz(1ミリ秒)の
測定周期の場合に、1000回の測定結果を加算平均す
ると、1000ミリ秒=1秒の測定時間が必要となり、
測定精度を更に高めるために10000回の測定を加算
平均すると10秒の時間を必要とする。従って、目標物
までの距離が最大測定距離の1/10以下であっても、
それらの測定値を1万回加算平均した時に外部距離測定
のみで10秒かかり、千回でも1秒かかる。内部校正
は、通常外部測定と交互に実施されるが、最大測定距離
の1/100にも殆ど満たない距離で実施する内部校正
を千回繰り返しても1秒、従って外部測定及び校正両方
を千回程度加算平均した場合でも2秒の時間を必要とす
る。周波数がさらに低くなるとさらに長時間の測定時間
を必要とする。移動体の移動速度が速い測定の場合は、
回転シャッタを連続して回転させて測定すると、1回転
につき約3ミリ秒の校正時間の間に移動体が移動して、
測定が間欠する現象が起きる。
【0008】
【課題を解決するための手段】これらを解決するため
に、本発明によれば、負帰還回路に分周器を接続したフ
ェーズロックループ(PLL)回路を有する位相計が提
供されている。このPLL回路は、入力周波数のN倍の
周波数のパルス列を入力周波数と位相を合わせて出力
し、但しNは2以上の正の整数である。また、この位相
計は光波距離計の位相差検出部に用いられる。従って、
負帰還回路に分周回路を備えたPLL回路は、外部測定
又は校正に用いる基本入力周波数の位相を合わせた状態
で基本入力周波数をデジタル的に逓倍することができ
る。
に、本発明によれば、負帰還回路に分周器を接続したフ
ェーズロックループ(PLL)回路を有する位相計が提
供されている。このPLL回路は、入力周波数のN倍の
周波数のパルス列を入力周波数と位相を合わせて出力
し、但しNは2以上の正の整数である。また、この位相
計は光波距離計の位相差検出部に用いられる。従って、
負帰還回路に分周回路を備えたPLL回路は、外部測定
又は校正に用いる基本入力周波数の位相を合わせた状態
で基本入力周波数をデジタル的に逓倍することができ
る。
【0009】従って、従来の距離測定で用いられた変調
波の周波数を位相を保持しながら10倍にすれば、従来
の距離測定で必要とする期間内で10回の測定が可能と
なり、内部校正の場合では10回の校正が可能となっ
て、全体の計測時間を短縮する事ができる。基本変調波
の1周期に対しN逓倍された周期はN回になる。デジタ
ル的に逓倍された周期Nは基本変調波の位相を保持した
状態で周期がN倍になっている。従って1周期の時間は
1/Nになったので短時間で位相の測定が行える。しか
しながら、周期がN倍(10倍)になっているので基本
周期の360度の、どの位置の位相を測定しているのか
わからない。この問題を解決する為に基本周期を測定す
る必要がある。一般に測定精度を高めるためには測定回
数を多くして平均値を求める方法が用いられている。従
って距離測定時には基本周期を1回測定する時間で逓倍
数が10ならば10回の周期測定の平均値となり、基本
周期1回のみの測定より精度を高める事が出来る。
波の周波数を位相を保持しながら10倍にすれば、従来
の距離測定で必要とする期間内で10回の測定が可能と
なり、内部校正の場合では10回の校正が可能となっ
て、全体の計測時間を短縮する事ができる。基本変調波
の1周期に対しN逓倍された周期はN回になる。デジタ
ル的に逓倍された周期Nは基本変調波の位相を保持した
状態で周期がN倍になっている。従って1周期の時間は
1/Nになったので短時間で位相の測定が行える。しか
しながら、周期がN倍(10倍)になっているので基本
周期の360度の、どの位置の位相を測定しているのか
わからない。この問題を解決する為に基本周期を測定す
る必要がある。一般に測定精度を高めるためには測定回
数を多くして平均値を求める方法が用いられている。従
って距離測定時には基本周期を1回測定する時間で逓倍
数が10ならば10回の周期測定の平均値となり、基本
周期1回のみの測定より精度を高める事が出来る。
【0010】即ち位相を保持しながら変調波を10倍し
た時では、1つの基本周期360度に対し10周期での
測定となるから、基本周期360度に対し逓倍された3
60度が10周期挿入されたことになる。また、基本周
期の36度毎に1回逓倍された周期が重なるので、基本
周期に対し何番めの周期であるかを判断する必要があ
り、その目的で基本周期をも測定する。例えば、物差し
の副尺目盛りと同様な考え方で大きな物差しと小さな物
差しとを併用したバーニア目盛りと考えられる。
た時では、1つの基本周期360度に対し10周期での
測定となるから、基本周期360度に対し逓倍された3
60度が10周期挿入されたことになる。また、基本周
期の36度毎に1回逓倍された周期が重なるので、基本
周期に対し何番めの周期であるかを判断する必要があ
り、その目的で基本周期をも測定する。例えば、物差し
の副尺目盛りと同様な考え方で大きな物差しと小さな物
差しとを併用したバーニア目盛りと考えられる。
【0011】基本周期の36度又は72度或は他の倍数
で逓倍された0度、360度が必ず一致した値になると
は限らない。この場合は基本周期の値と逓倍された周期
の値をCPUに読み込み、双方の値の幅が、ある一定の
値の範囲内で桁の突き合わせの処理を行って測定値を整
え出力、又は表示すればよい。又、本出願人が先に確定
した実用新案登録第1271213号を使用してもよ
い。
で逓倍された0度、360度が必ず一致した値になると
は限らない。この場合は基本周期の値と逓倍された周期
の値をCPUに読み込み、双方の値の幅が、ある一定の
値の範囲内で桁の突き合わせの処理を行って測定値を整
え出力、又は表示すればよい。又、本出願人が先に確定
した実用新案登録第1271213号を使用してもよ
い。
【0012】また、測定間欠を防ぐ方法は、以下の通り
である。時間に対して測定距離値の値の変動値をある基
準として、その値を設定し、その設定した値より移時間
あたりの距離値の変化が大きい場合は、内部校正用の光
路測定をやめ測定値のみの変化と値を測定してその値よ
り疑似的に測定値を算出する。移動体の移動が速い場合
は、この追跡方法において時速40Kmにおいて、約2
0cmの移動体の変化を検出することが出来る。この時
間は約2ミリ秒である。さらに、移動体の移動が速い場
合は、ある時間に対する距離値の変化を検出して、ソフ
ト的に設定することができる。この値は、それぞれの作
業状態に合わせて設定値を考慮すれば良い。一例として
はある速度以下になった場合、内部校正と測定光路を切
り替える方式にすれば良い。これをAUTOTRAKI
Nと名称する。これにより全て解決する。
である。時間に対して測定距離値の値の変動値をある基
準として、その値を設定し、その設定した値より移時間
あたりの距離値の変化が大きい場合は、内部校正用の光
路測定をやめ測定値のみの変化と値を測定してその値よ
り疑似的に測定値を算出する。移動体の移動が速い場合
は、この追跡方法において時速40Kmにおいて、約2
0cmの移動体の変化を検出することが出来る。この時
間は約2ミリ秒である。さらに、移動体の移動が速い場
合は、ある時間に対する距離値の変化を検出して、ソフ
ト的に設定することができる。この値は、それぞれの作
業状態に合わせて設定値を考慮すれば良い。一例として
はある速度以下になった場合、内部校正と測定光路を切
り替える方式にすれば良い。これをAUTOTRAKI
Nと名称する。これにより全て解決する。
【0013】本発明の第2の実施態様によれば、光波距
離計又は自動追尾計は、特定範囲に配置されている目標
物を捕捉して追尾するために、発光軸を水平又は垂直に
走査させる反射器を備える。この反射器は、圧電セラミ
ックス(PZT系)、光偏光素子又は多面鏡を用い、或
いはボイスコイルモータに取付けられる。
離計又は自動追尾計は、特定範囲に配置されている目標
物を捕捉して追尾するために、発光軸を水平又は垂直に
走査させる反射器を備える。この反射器は、圧電セラミ
ックス(PZT系)、光偏光素子又は多面鏡を用い、或
いはボイスコイルモータに取付けられる。
【0014】この光波自動追尾計は、本体をX、Y方向
に回動させるX、Y駆動軸と、前記本体に取付けられた
発光素子の送光軸を走査させる手段と、この送光軸に沿
って出力された光を送光軸と同一方向に反射させる反射
器と、この反射器からの反射光を受光する位置検出回路
と、この位置検出回路のX、Y成分の信号によって前記
X、Y駆動軸を前記本体が前記反射器を追尾するように
制御するX、Y軸制御回路とを備え、更に本体外の前記
発光素子の発光軸と一致させられる変調光を別の本体に
出力する変調回路と、前記別の本体から出力される別の
変調光の光軸と一致させられる別の受光素子と、この別
の受光素子からの信号を復調する復調回路とを備えて、
前記変調光と前記別の変調光とによってデータ通信を実
行するモデムを更に備える。
に回動させるX、Y駆動軸と、前記本体に取付けられた
発光素子の送光軸を走査させる手段と、この送光軸に沿
って出力された光を送光軸と同一方向に反射させる反射
器と、この反射器からの反射光を受光する位置検出回路
と、この位置検出回路のX、Y成分の信号によって前記
X、Y駆動軸を前記本体が前記反射器を追尾するように
制御するX、Y軸制御回路とを備え、更に本体外の前記
発光素子の発光軸と一致させられる変調光を別の本体に
出力する変調回路と、前記別の本体から出力される別の
変調光の光軸と一致させられる別の受光素子と、この別
の受光素子からの信号を復調する復調回路とを備えて、
前記変調光と前記別の変調光とによってデータ通信を実
行するモデムを更に備える。
【0015】また、更に別の実施態様では、光波距離計
が対物レンズを光軸中心において2分割し、光を上下又
は左右に反射させる面を視準望遠鏡の見口取付台の一方
の端面に設け、その2面の反射面の頂点から見口方向に
溝を設け、上下、又は左右に分割する光が干渉するのを
防止する仕切板を備えている。他の実施態様では、対物
レンズを光軸中心において2分割し光を上下、又は左右
に反射させる2個のビームスプリッタを設け、2個の合
わせ面を光軸中心にし、その合わせ面に対物レンズ側よ
り見口方向に、上下、又は左右に分割する光が干渉する
のを防止する仕切板を備えている。この光波距離計は、
受光素子の前面に波長可変フイルタを挿入し、内部校正
光路の光で受光したレベルが最大になるように前記波長
可変フイルタを制御することを特徴とする。
が対物レンズを光軸中心において2分割し、光を上下又
は左右に反射させる面を視準望遠鏡の見口取付台の一方
の端面に設け、その2面の反射面の頂点から見口方向に
溝を設け、上下、又は左右に分割する光が干渉するのを
防止する仕切板を備えている。他の実施態様では、対物
レンズを光軸中心において2分割し光を上下、又は左右
に反射させる2個のビームスプリッタを設け、2個の合
わせ面を光軸中心にし、その合わせ面に対物レンズ側よ
り見口方向に、上下、又は左右に分割する光が干渉する
のを防止する仕切板を備えている。この光波距離計は、
受光素子の前面に波長可変フイルタを挿入し、内部校正
光路の光で受光したレベルが最大になるように前記波長
可変フイルタを制御することを特徴とする。
【0016】また、受光素子の前面には可変NDフイル
タが配置され、前記可変NDフイルタは、液晶素子であ
り、この液晶素子がシヤッタと兼用している。このシャ
ッタは回転シャッタであってもよい。更に、自動追尾の
視準サーボ光の発光軸を水平又は垂直に走査させ得るマ
トリックス状に配置されたレーザダイオードアレイを備
え、内部校正及び外部測定光路の切換えシヤッタに磁性
ガーネット単結晶の光アイソレータを用いている。
タが配置され、前記可変NDフイルタは、液晶素子であ
り、この液晶素子がシヤッタと兼用している。このシャ
ッタは回転シャッタであってもよい。更に、自動追尾の
視準サーボ光の発光軸を水平又は垂直に走査させ得るマ
トリックス状に配置されたレーザダイオードアレイを備
え、内部校正及び外部測定光路の切換えシヤッタに磁性
ガーネット単結晶の光アイソレータを用いている。
【0017】
【実施例】図1は、本発明による光波距離計の第1実施
例の回路図である。図において、測定用発振器4は、例
えば1kHzの参照信号を変調波として端子1から外部
或は校正用に出力すると共にPLL回路A1に入力して
いる。このPLL回路A1は、参照信号の入力1と1/
N分周器からの入力2の周波数が等しくなるように出力
の位相(フェーズ)がロックされるループであるので、
出力から1/N分周器の整数倍の周波数が発生される。
1/Nが10又は100の場合には、入力周波数を1k
Hzとすると10kHz又は100kHzの位相が揃っ
た変調波が出力される。
例の回路図である。図において、測定用発振器4は、例
えば1kHzの参照信号を変調波として端子1から外部
或は校正用に出力すると共にPLL回路A1に入力して
いる。このPLL回路A1は、参照信号の入力1と1/
N分周器からの入力2の周波数が等しくなるように出力
の位相(フェーズ)がロックされるループであるので、
出力から1/N分周器の整数倍の周波数が発生される。
1/Nが10又は100の場合には、入力周波数を1k
Hzとすると10kHz又は100kHzの位相が揃っ
た変調波が出力される。
【0018】外部或は校正用の変調光を切換器3及び増
幅器5を経て受信するPLL回路A2はPLL回路A1
と同じ1/N分周器を用いている。
幅器5を経て受信するPLL回路A2はPLL回路A1
と同じ1/N分周器を用いている。
【0019】一方PLL回路A3は、PLL回路A1か
らのN倍された参照信号をさらに100倍又は1000
倍等の高い周波数に変換し、位相測定用のクロック信号
として用いている。従って参照信号の1周期に計数され
得るクロック信号が多い程、位相測定の分解能を上げる
ことができる。また、校正、測定は内部校正と外部測定
の切換えである。
らのN倍された参照信号をさらに100倍又は1000
倍等の高い周波数に変換し、位相測定用のクロック信号
として用いている。従って参照信号の1周期に計数され
得るクロック信号が多い程、位相測定の分解能を上げる
ことができる。また、校正、測定は内部校正と外部測定
の切換えである。
【0020】PLL回路A1の出力は、PLL回路A3
とアンドゲートB1に加えられる。このアンドゲートB
1に印加される測定イネーブル信号が2値論理のHの時
に、フリップフロップF1がセットされて、アンドゲー
トB5の出力がHになって、PLL回路A3からのクロ
ック信号でアップダウンカウンタC1が計数し始める。
とアンドゲートB1に加えられる。このアンドゲートB
1に印加される測定イネーブル信号が2値論理のHの時
に、フリップフロップF1がセットされて、アンドゲー
トB5の出力がHになって、PLL回路A3からのクロ
ック信号でアップダウンカウンタC1が計数し始める。
【0021】次に測定系の信号は、増幅器5で増幅され
て上記PLL回路A2に加えられる。このPLL回路A
2の出力は、アンドゲートB2に加えられてフリップフ
ロップF1をリセットし、従ってアンドゲートB5の出
力がLになって、カウンタC1へのクロック信号がデセ
ーブルされてカウンタC1の計数が停止し、計数値をマ
イクロプロセッサシステム7に出力する。この動作は、
N値設定カウンタD1に設定された回数分繰り返し行わ
れる。
て上記PLL回路A2に加えられる。このPLL回路A
2の出力は、アンドゲートB2に加えられてフリップフ
ロップF1をリセットし、従ってアンドゲートB5の出
力がLになって、カウンタC1へのクロック信号がデセ
ーブルされてカウンタC1の計数が停止し、計数値をマ
イクロプロセッサシステム7に出力する。この動作は、
N値設定カウンタD1に設定された回数分繰り返し行わ
れる。
【0022】一方、基本周期測定は、アンドゲートB
3、B4、フリップフロップF2、アンドゲートB6、
カウンタC2、D2、PLL回路A4に依って前述の様
におこなわれ、基本周期と逓倍された周期との桁突き合
わせ処理が行われる。以上の動作は、校正.測定につい
て行われ校正値から測定値を演算した値が位相値として
出力される。
3、B4、フリップフロップF2、アンドゲートB6、
カウンタC2、D2、PLL回路A4に依って前述の様
におこなわれ、基本周期と逓倍された周期との桁突き合
わせ処理が行われる。以上の動作は、校正.測定につい
て行われ校正値から測定値を演算した値が位相値として
出力される。
【0023】図2は光波距離計によく使用される15k
Hzを10逓倍した時のタイミングチャートでケース1
から4まで異なる位相の入力を示している。
Hzを10逓倍した時のタイミングチャートでケース1
から4まで異なる位相の入力を示している。
【0024】15kHzの測定周波数を持つ距離測定を
1000回繰り返すに必要とする測定時間は、66.6
μ秒×1000=66.6ミリ秒であり、150kHz
の場合ではそれの1/10になる。
1000回繰り返すに必要とする測定時間は、66.6
μ秒×1000=66.6ミリ秒であり、150kHz
の場合ではそれの1/10になる。
【0025】また、15kHzの校正周波数を持つ移動
平均の校正時間は100回繰り返しの場合に6.6ミリ
秒であって、特願平2−305571号に示された例え
ば回転シャッタを用いた時には、1回転で上記測定時間
との合計で約73ミリ秒である。また、回転シャッタの
切換え時間等に余裕を持って100ミリ秒の測定時間で
1000回の測定値を平均した1回の測定と100回の
校正値を平均した校正とを実施することができる。この
場合回転シャッタを回転させるモータの回転速度は、1
秒間に10回転即ち600rpmであり、余裕時間が2
7ミリ秒である。この余裕時間は1/10の2.7ミリ
秒にすることは可能である。
平均の校正時間は100回繰り返しの場合に6.6ミリ
秒であって、特願平2−305571号に示された例え
ば回転シャッタを用いた時には、1回転で上記測定時間
との合計で約73ミリ秒である。また、回転シャッタの
切換え時間等に余裕を持って100ミリ秒の測定時間で
1000回の測定値を平均した1回の測定と100回の
校正値を平均した校正とを実施することができる。この
場合回転シャッタを回転させるモータの回転速度は、1
秒間に10回転即ち600rpmであり、余裕時間が2
7ミリ秒である。この余裕時間は1/10の2.7ミリ
秒にすることは可能である。
【0026】次に位相計に入力する周波数を150kH
zにすると、測定時間は6.6μ秒×1000=6.6
ミリ秒で、内部校正時間は6.6μ秒×100=660
μ秒である。従って、シャッタの1回転の時間を10ミ
リ秒に設定すると、約2.7ミリ秒の余裕時間が設定で
きる。また、回転シャッタ用モータの回転数は6、00
0rpmである。
zにすると、測定時間は6.6μ秒×1000=6.6
ミリ秒で、内部校正時間は6.6μ秒×100=660
μ秒である。従って、シャッタの1回転の時間を10ミ
リ秒に設定すると、約2.7ミリ秒の余裕時間が設定で
きる。また、回転シャッタ用モータの回転数は6、00
0rpmである。
【0027】このモータの耐久性、回転シャッタのバラ
ンス等を考慮すると、回転シャッタに設けられる内部校
正用光路及び測定光路用のスリット又は切欠きを2〜4
等の偶数組設けて、それに合わせてモータの回転数を決
定すれば良い。回転シャッタのモータにはパルスモータ
を含めあらゆる種類のモータを使用する事ができる。
又、距離を測定する周波数15MHzを30MHz、7
5MHz、150MHzにすると、さらに測定精度を増
加させことができる。
ンス等を考慮すると、回転シャッタに設けられる内部校
正用光路及び測定光路用のスリット又は切欠きを2〜4
等の偶数組設けて、それに合わせてモータの回転数を決
定すれば良い。回転シャッタのモータにはパルスモータ
を含めあらゆる種類のモータを使用する事ができる。
又、距離を測定する周波数15MHzを30MHz、7
5MHz、150MHzにすると、さらに測定精度を増
加させことができる。
【0028】図3は、原理的には先に説明した位相計と
同等である本発明による実施例の光波距離計を示してい
る。この図において、先ず各周期の基準時刻を説明す
る。アンドゲートAには1/N分周器17より150k
Hzの基準信号が入力されている。測定イネーブル信号
が2値論理のHになるとアンドゲートAの出力はHレベ
ルになりフリップフロップ(F/F)21をセットして
アンドゲートCの一入力にHにさせる。このアンドゲー
トCの出力が150MHzのクロック信号でアップダウ
ンカウンタ24を動作させる。このアップダウンカウン
タ24は、校正時にダウンモードに設定され、測定時に
アップモードに設定される。
同等である本発明による実施例の光波距離計を示してい
る。この図において、先ず各周期の基準時刻を説明す
る。アンドゲートAには1/N分周器17より150k
Hzの基準信号が入力されている。測定イネーブル信号
が2値論理のHになるとアンドゲートAの出力はHレベ
ルになりフリップフロップ(F/F)21をセットして
アンドゲートCの一入力にHにさせる。このアンドゲー
トCの出力が150MHzのクロック信号でアップダウ
ンカウンタ24を動作させる。このアップダウンカウン
タ24は、校正時にダウンモードに設定され、測定時に
アップモードに設定される。
【0029】次に校正又は測定側の説明をする。発光素
子10から発光された光は内部校正光路を介して受光素
子11に入射される。受光素子11で光電変換された電
気信号は、前置増幅器28、周波数変換器29及び増幅
器30を介してPLL回路18に入力される。このPL
L回路18には1/N分周器が接続されている。このP
LL回路18は、入力周波数が15kHzの時に分周器
が1/10に設定されていると、出力周波数が150k
Hzとなる。測定イネーブル信号がHであるので、PL
L回路18の出力でアンドゲートBの出力がHレベルに
なりフリップフロップ21をリセットする。従って、カ
ウンタ24の計数が停止し、計数値即ち校正値がマイク
ロプロセッサシステム7に出力される。この動作はN値
設定カウンタの設定値になるまで繰り返しおこなわれ
る。これは逓倍した周期の説明である。
子10から発光された光は内部校正光路を介して受光素
子11に入射される。受光素子11で光電変換された電
気信号は、前置増幅器28、周波数変換器29及び増幅
器30を介してPLL回路18に入力される。このPL
L回路18には1/N分周器が接続されている。このP
LL回路18は、入力周波数が15kHzの時に分周器
が1/10に設定されていると、出力周波数が150k
Hzとなる。測定イネーブル信号がHであるので、PL
L回路18の出力でアンドゲートBの出力がHレベルに
なりフリップフロップ21をリセットする。従って、カ
ウンタ24の計数が停止し、計数値即ち校正値がマイク
ロプロセッサシステム7に出力される。この動作はN値
設定カウンタの設定値になるまで繰り返しおこなわれ
る。これは逓倍した周期の説明である。
【0030】一方、基本周期測定は、分周器17、PL
L回路18の出力を分周器19、20でそれぞれ1/1
0の周波数にしてアンドゲートD、Eに入力して形成さ
れる。フリップフロップ22はアンドゲートD、Eの出
力でN値設定カウンタの設定値迄繰り返されこれと共
に、アップダウンカウンタ26も基本周期測定を行い、
基本周期と逓倍された周期との桁突き合わせ処理が行わ
れる。以上の動作は、距離計の内部校正、外部の距離測
定について行われ校正値から測定値を演算した値が距離
値として出力される。
L回路18の出力を分周器19、20でそれぞれ1/1
0の周波数にしてアンドゲートD、Eに入力して形成さ
れる。フリップフロップ22はアンドゲートD、Eの出
力でN値設定カウンタの設定値迄繰り返されこれと共
に、アップダウンカウンタ26も基本周期測定を行い、
基本周期と逓倍された周期との桁突き合わせ処理が行わ
れる。以上の動作は、距離計の内部校正、外部の距離測
定について行われ校正値から測定値を演算した値が距離
値として出力される。
【0031】車輌(自動車、軌道車)により道路、軌道
上又は側面の障害物を検出する場合は、車輌の移動速度
は速い時と遅い場合がある。移動速度が速い場合、内部
校正を行っている時間に障害物を検出できない可能性が
ある。このような場合は移動を開始する前に内部校正と
外部測定を実施し、この値を距離値の根として測定値と
の相対値を検出する。又移動体の速度が遅い場合におい
ては、測定の都度、内部校正を行ってもよい。移動体か
らの速度信号を受けて、ソフト的に内部校正を実施する
か否かを決める。
上又は側面の障害物を検出する場合は、車輌の移動速度
は速い時と遅い場合がある。移動速度が速い場合、内部
校正を行っている時間に障害物を検出できない可能性が
ある。このような場合は移動を開始する前に内部校正と
外部測定を実施し、この値を距離値の根として測定値と
の相対値を検出する。又移動体の速度が遅い場合におい
ては、測定の都度、内部校正を行ってもよい。移動体か
らの速度信号を受けて、ソフト的に内部校正を実施する
か否かを決める。
【0032】相対値の取り方についても根とばかり長く
比較していると、根の値がドリフトするので根の値を基
準として、ある測定値以内は変化なしと考えて、根の値
を移動平均する方法にしても良い。自動車、電車、船舶
等の衝突、追突防止には、発光素子の光軸を水平又は垂
直方向に走査させる反射板を有する光波距離計を用いる
と良い。この反射板は、中心が光軸に位置合わせされる
と共に、圧電セラミックス或いはボイスコイルモータに
取付けられて、光軸を走査する必要のある範囲だけの振
幅分振らされている。
比較していると、根の値がドリフトするので根の値を基
準として、ある測定値以内は変化なしと考えて、根の値
を移動平均する方法にしても良い。自動車、電車、船舶
等の衝突、追突防止には、発光素子の光軸を水平又は垂
直方向に走査させる反射板を有する光波距離計を用いる
と良い。この反射板は、中心が光軸に位置合わせされる
と共に、圧電セラミックス或いはボイスコイルモータに
取付けられて、光軸を走査する必要のある範囲だけの振
幅分振らされている。
【0033】走査方向は、図5に示すように送光軸の水
平方向のみ、図6に示すように送光軸及び受光軸の水平
方向のみ、図7に示すように送光軸の水平及び垂直走査
あるいは図8に示すように送光軸及び受光軸の水平及び
垂直走査等を、その用途により決定すれば良い。水平、
垂直に走査するには、反射器を備えたボイスコイルモー
タを2個用い、まず初めの1個で水平に走査し、次に2
個目の反射器で垂直に走査する。この水平、垂直の順序
は逆であっても良い。これらの反射器を走査する方式
は、本出願人が先に出願した特願平1−31978号の
改良を進めたものであり、高速な走査が行えるものであ
る。発光軸又は受光軸を水平又は垂直方向に走査できる
光波距離計の光学系は、本発明の電気回路の他、公知の
光波距離計においても使用できる。本実施例にはボイス
コイルモータを用いた方式のみを例にしたが音響偏光素
子、回転形ミラー(多面鏡)を用いても構成することが
可能である。
平方向のみ、図6に示すように送光軸及び受光軸の水平
方向のみ、図7に示すように送光軸の水平及び垂直走査
あるいは図8に示すように送光軸及び受光軸の水平及び
垂直走査等を、その用途により決定すれば良い。水平、
垂直に走査するには、反射器を備えたボイスコイルモー
タを2個用い、まず初めの1個で水平に走査し、次に2
個目の反射器で垂直に走査する。この水平、垂直の順序
は逆であっても良い。これらの反射器を走査する方式
は、本出願人が先に出願した特願平1−31978号の
改良を進めたものであり、高速な走査が行えるものであ
る。発光軸又は受光軸を水平又は垂直方向に走査できる
光波距離計の光学系は、本発明の電気回路の他、公知の
光波距離計においても使用できる。本実施例にはボイス
コイルモータを用いた方式のみを例にしたが音響偏光素
子、回転形ミラー(多面鏡)を用いても構成することが
可能である。
【0034】従来の液体の測定においては、液体と光波
距離計の光軸が直角即ち液面に対して光軸が垂直となる
関係にないと、反射率が低下するため測定感度が下がり
測定できる範囲が狭かったが、本発明によれば水平又は
垂直に光軸を走査することにより液体にあたる光の角度
が広がるため測定範囲が広がる。又、川、湖、海のよう
な、水面にゆらぎや波が発生する場所においても、液面
レベルの測定が行える。また、距離を測定する測定光を
走査することにより光軸が傾き反射する面を捉えること
ができるので測定範囲を広げることができる。
距離計の光軸が直角即ち液面に対して光軸が垂直となる
関係にないと、反射率が低下するため測定感度が下がり
測定できる範囲が狭かったが、本発明によれば水平又は
垂直に光軸を走査することにより液体にあたる光の角度
が広がるため測定範囲が広がる。又、川、湖、海のよう
な、水面にゆらぎや波が発生する場所においても、液面
レベルの測定が行える。また、距離を測定する測定光を
走査することにより光軸が傾き反射する面を捉えること
ができるので測定範囲を広げることができる。
【0035】図9は、本発明によるPLL回路を用いた
光波距離計、自動追尾位置検出回路及びX、Y制御回路
を組み合わせた自動追尾光波距離計60の送受光部の構
成図である。図9において、発光素子9からのサーボ光
は、例えば20km以上の距離に届くように対物レンズ
35によって略平行光にして、反射板36、37を振動
させて光軸をX、Y方向に走査させられている。例えば
サーボ光の1度の開口角では1km先の外部反射器53
から戻ってくる光を確認できるが、20km先の場合で
は確認できない場合でも、略平行光のサーボ光を用いれ
ば20km先の反射器からの反射光を確認することがで
きるようになる。
光波距離計、自動追尾位置検出回路及びX、Y制御回路
を組み合わせた自動追尾光波距離計60の送受光部の構
成図である。図9において、発光素子9からのサーボ光
は、例えば20km以上の距離に届くように対物レンズ
35によって略平行光にして、反射板36、37を振動
させて光軸をX、Y方向に走査させられている。例えば
サーボ光の1度の開口角では1km先の外部反射器53
から戻ってくる光を確認できるが、20km先の場合で
は確認できない場合でも、略平行光のサーボ光を用いれ
ば20km先の反射器からの反射光を確認することがで
きるようになる。
【0036】しかしながら、20km先の外部反射器を
略平行光で捕捉することが非常に難しくなるが、略平行
光に所定の追尾範囲で走査できる振動反射板36、37
を設けて、所定の追尾範囲にある外部反射器53から戻
った光を2次元受光素子42で確認した時に、それらの
反射板をその場に維持させるように制御している。次
に、反射板36、37を制御する制御器は、走査モード
から追尾モードに移行して、2次元受光素子42から得
られるX、Y成分の微分或いは差分電圧によって反射板
36、37の位置を制御して、反射器53を常に捕捉追
尾している。
略平行光で捕捉することが非常に難しくなるが、略平行
光に所定の追尾範囲で走査できる振動反射板36、37
を設けて、所定の追尾範囲にある外部反射器53から戻
った光を2次元受光素子42で確認した時に、それらの
反射板をその場に維持させるように制御している。次
に、反射板36、37を制御する制御器は、走査モード
から追尾モードに移行して、2次元受光素子42から得
られるX、Y成分の微分或いは差分電圧によって反射板
36、37の位置を制御して、反射器53を常に捕捉追
尾している。
【0037】また、光波距離計に用いられる送受光用対
物レンズは、追尾用の送受光対物レンズと兼用する事に
より小形になり、さらに送光素子9、10と受光素子1
1、42は、それぞれ同じ光軸となるので光学調整が容
易になり安価に製作することができる。
物レンズは、追尾用の送受光対物レンズと兼用する事に
より小形になり、さらに送光素子9、10と受光素子1
1、42は、それぞれ同じ光軸となるので光学調整が容
易になり安価に製作することができる。
【0038】送光系の発光素子9、10は、それぞれ発
光波長が異なるように選択されて、測距用の光が追尾用
の光と干渉するのを防止している。従って、プリズム又
は2色性ミラー34には、反射面に波長選択特性(図2
1)を持つように、例えば測距光が透過し、他方追尾光
が反射するように材質の成分比が設定され或は光学多層
膜が蒸着されている。受光系についても、反射器53か
ら戻る2波長の反射光を所定の材質又はマルチコーティ
ングされたプリズム又は2色性ミラー34により送光系
と逆に分離して、測距受光素子11及び追尾用受光素子
42に入射させている。
光波長が異なるように選択されて、測距用の光が追尾用
の光と干渉するのを防止している。従って、プリズム又
は2色性ミラー34には、反射面に波長選択特性(図2
1)を持つように、例えば測距光が透過し、他方追尾光
が反射するように材質の成分比が設定され或は光学多層
膜が蒸着されている。受光系についても、反射器53か
ら戻る2波長の反射光を所定の材質又はマルチコーティ
ングされたプリズム又は2色性ミラー34により送光系
と逆に分離して、測距受光素子11及び追尾用受光素子
42に入射させている。
【0039】反射器53が設置された移動体までの距離
を測定するには、一般に自動追尾光波距離計60が見晴
らしの良い場所に設置固定される。移動体の移動速度が
速く距離計の測定速度が遅い場合には、距離を計る間隔
があき、移動体までの正確な距離又は位置の測定が行え
ない。距離計の計測時間が0.24秒で移動体が時速3
6Kmの速度で走行している場合には、得られる距離計
測可能な間隔が2.4mである。計測時間を0.05秒
に短縮すると36Km/hで走行する移動体を0.5m
間隔で計測可能となる。従って距離計の計測時間は短い
程、正確な測定が行える。
を測定するには、一般に自動追尾光波距離計60が見晴
らしの良い場所に設置固定される。移動体の移動速度が
速く距離計の測定速度が遅い場合には、距離を計る間隔
があき、移動体までの正確な距離又は位置の測定が行え
ない。距離計の計測時間が0.24秒で移動体が時速3
6Kmの速度で走行している場合には、得られる距離計
測可能な間隔が2.4mである。計測時間を0.05秒
に短縮すると36Km/hで走行する移動体を0.5m
間隔で計測可能となる。従って距離計の計測時間は短い
程、正確な測定が行える。
【0040】又、移動体の速度が速い場合、自動追尾装
置の性能も向上させなければならない。追尾性能の向上
には追尾に使用する送光側の発光素子の性能に大きく依
存する。理想的には強い光を大きな開口角で放射する発
光素子が望まれるが価格も高く、又入手も難しい。半導
体レーザは発光出力が大きい反面、発光端面が小さいた
め光学系と組み合わせたと対物レンズから放射される開
口角(拡がり角)が小さくなるため、この素子を使用す
るには光学系を工夫し、ある程度、開口角を大きくして
居るが、開口角が大きくなった分、単位面積あたりの放
射出力が小さくなり追尾距離が短くなる。
置の性能も向上させなければならない。追尾性能の向上
には追尾に使用する送光側の発光素子の性能に大きく依
存する。理想的には強い光を大きな開口角で放射する発
光素子が望まれるが価格も高く、又入手も難しい。半導
体レーザは発光出力が大きい反面、発光端面が小さいた
め光学系と組み合わせたと対物レンズから放射される開
口角(拡がり角)が小さくなるため、この素子を使用す
るには光学系を工夫し、ある程度、開口角を大きくして
居るが、開口角が大きくなった分、単位面積あたりの放
射出力が小さくなり追尾距離が短くなる。
【0041】本発明は小さい開口角の半導体レーザの光
をX、Yに走査する反射板を用い、見かけ上、半導体レ
ーザ光の開口角を大きくし、追尾範囲を広げ、追尾距離
を長くする事ができる。また開口角が大きくなったの
で、速い移動体の追尾も可能となる。
をX、Yに走査する反射板を用い、見かけ上、半導体レ
ーザ光の開口角を大きくし、追尾範囲を広げ、追尾距離
を長くする事ができる。また開口角が大きくなったの
で、速い移動体の追尾も可能となる。
【0042】次に図23は、位置検出回路を持つ自動追
尾光波距離計のブロック図である。この図において、送
光レンズ35より送光されたサーボ光は、反射器53に
よって反射され、受光レンズ40を通して、プリズム3
4の反射面で反射され位置検出素子42で受光される。
この位置検出素子42は、例えば光スポットの原点から
の位置を検出する二次元(X、Y平面)の半導体位置検
出素子であってもよい。この素子は方形受光面を持つフ
ォトダイオードの四辺に4つの電極(X、Y二対)を設
けた構造を有し、光スポットが当たった位置に生成され
た電荷が、光電流として各電極までの距離に反比例して
受光面の抵抗層によって電圧分割されて各電極から取り
出されるようになっている。
尾光波距離計のブロック図である。この図において、送
光レンズ35より送光されたサーボ光は、反射器53に
よって反射され、受光レンズ40を通して、プリズム3
4の反射面で反射され位置検出素子42で受光される。
この位置検出素子42は、例えば光スポットの原点から
の位置を検出する二次元(X、Y平面)の半導体位置検
出素子であってもよい。この素子は方形受光面を持つフ
ォトダイオードの四辺に4つの電極(X、Y二対)を設
けた構造を有し、光スポットが当たった位置に生成され
た電荷が、光電流として各電極までの距離に反比例して
受光面の抵抗層によって電圧分割されて各電極から取り
出されるようになっている。
【0043】位置検出素子42の各電極の出力は、同調
回路を有する増幅器70のa、b、c、dを通り、検波
器72a、b、c、dで同期検波されて、受光位置に対
応したレベル値のDCレベル信号に変換される。4局の
検波出力は、上下(U、D)及び左右(L、R)の位置
検出信号として、A/D変換器73でデジタル値に変換
されてから、システムコントローラ65のマイクロコン
ピュータに取り込まれる。
回路を有する増幅器70のa、b、c、dを通り、検波
器72a、b、c、dで同期検波されて、受光位置に対
応したレベル値のDCレベル信号に変換される。4局の
検波出力は、上下(U、D)及び左右(L、R)の位置
検出信号として、A/D変換器73でデジタル値に変換
されてから、システムコントローラ65のマイクロコン
ピュータに取り込まれる。
【0044】マイクロコンピュータ内では、U、D、
L、Rの位置検出データから位置検出素子42の受光面
における受光スポットのX−Y座標位置が演算される。
システムコントローラ65は、この座標位置データに基
いて各軸のモータドライブ回路63、64に駆動パルス
を加え、これによりX軸、Y軸のギヤモータ55、56
がそれぞれ駆動される。位置検出素子42からモータ5
5、56に至るサーボループは、位置検出素子42の受
光スポットが受光面のX、Y座標の原点に位置するよう
に動作する。サーボ系が利いている状態では、反射器5
3と自動追尾光波距離計60は正対する。この状態にお
いて光波距離計81も動作可能となり距離が計測され
る。
L、Rの位置検出データから位置検出素子42の受光面
における受光スポットのX−Y座標位置が演算される。
システムコントローラ65は、この座標位置データに基
いて各軸のモータドライブ回路63、64に駆動パルス
を加え、これによりX軸、Y軸のギヤモータ55、56
がそれぞれ駆動される。位置検出素子42からモータ5
5、56に至るサーボループは、位置検出素子42の受
光スポットが受光面のX、Y座標の原点に位置するよう
に動作する。サーボ系が利いている状態では、反射器5
3と自動追尾光波距離計60は正対する。この状態にお
いて光波距離計81も動作可能となり距離が計測され
る。
【0045】X、Y軸は回転位置を検出するロータリエ
ンコーダを組み込むか、又はモータにエンコーダが組み
込まれているものを採用するか、或いはモータに加えら
れるパルスをカウントして回転位置を検出する。距離と
角度の測定を行う事により移動体の軌跡等を測定する事
ができる。前述の説明では反射器53を移動体に配置す
る説明をしたが、反射器53を固定し自動追尾光波距離
計60を移動体に配置してもよい。
ンコーダを組み込むか、又はモータにエンコーダが組み
込まれているものを採用するか、或いはモータに加えら
れるパルスをカウントして回転位置を検出する。距離と
角度の測定を行う事により移動体の軌跡等を測定する事
ができる。前述の説明では反射器53を移動体に配置す
る説明をしたが、反射器53を固定し自動追尾光波距離
計60を移動体に配置してもよい。
【0046】図16、17は本システムに使用する反射
器の例であり、図18は自動追尾型光波距離計の実施例
である。
器の例であり、図18は自動追尾型光波距離計の実施例
である。
【0047】次に図10は、固定局が発光軸の走査で移
動局を捕捉追尾し、移動局までの距離を測定する本発明
による自動追尾式光波距離計の実施例を示す。この実施
例は、本出願人による特公平5−51109号公報に記
載された発明の性能を大幅に向上させるものある。
動局を捕捉追尾し、移動局までの距離を測定する本発明
による自動追尾式光波距離計の実施例を示す。この実施
例は、本出願人による特公平5−51109号公報に記
載された発明の性能を大幅に向上させるものある。
【0048】まず、その特徴は、第1に、発光素子9よ
り対物送光レンズを通して放射される開口角の小さい光
をミラー36、37で走査することにより、本来開口角
の小さい強い光束を開口角を大きくしたのと同等の効果
を示して、強い光束を送光する事ができるので、広角な
追尾範囲と速い移動体を追尾することが可能となる。
り対物送光レンズを通して放射される開口角の小さい光
をミラー36、37で走査することにより、本来開口角
の小さい強い光束を開口角を大きくしたのと同等の効果
を示して、強い光束を送光する事ができるので、広角な
追尾範囲と速い移動体を追尾することが可能となる。
【0049】第2に、視準サーボ光の変調波を光データ
通信のデータ又は音声でFSK変調する方式を採用した
ので、1個の発光素子でよいことである。以前は、視準
サーボ系に1個の発光素子とデータ通信系に1個、合計
2個使用していた。又発光素子は発光波長の異なる素子
を選択し、プリズムを通して一つの光束として送光レン
ズを経由して送光されていた。本方式はこの目的の為の
プリズムを必要としない。
通信のデータ又は音声でFSK変調する方式を採用した
ので、1個の発光素子でよいことである。以前は、視準
サーボ系に1個の発光素子とデータ通信系に1個、合計
2個使用していた。又発光素子は発光波長の異なる素子
を選択し、プリズムを通して一つの光束として送光レン
ズを経由して送光されていた。本方式はこの目的の為の
プリズムを必要としない。
【0050】図10に示す本発明によるシステムにおい
て、固定局及び移動局は、相互に自動視準で追尾しなが
ら正対させ、正対させた状態を保ちながら、2局間の距
離を測定するのと同時に光データ通信を行っている。勿
論固定局は別の移動局と置換しても良い。
て、固定局及び移動局は、相互に自動視準で追尾しなが
ら正対させ、正対させた状態を保ちながら、2局間の距
離を測定するのと同時に光データ通信を行っている。勿
論固定局は別の移動局と置換しても良い。
【0051】固定局の発光素子9より放射された視準サ
ーボ光は、所定の範囲(開口角)内をミラー36、37
によって走査させられプリズム34の反射面で反射し送
光レンズ35を通して、移動局の受光レンズ40を通し
て所定の面積を持つ位置検出素子42にスポットとして
受光される。一方移動局から放射された別の視準サーボ
光も同様に走査用ミラー36、37を経由して固定局の
位置検出素子42にスポットとして受光される。
ーボ光は、所定の範囲(開口角)内をミラー36、37
によって走査させられプリズム34の反射面で反射し送
光レンズ35を通して、移動局の受光レンズ40を通し
て所定の面積を持つ位置検出素子42にスポットとして
受光される。一方移動局から放射された別の視準サーボ
光も同様に走査用ミラー36、37を経由して固定局の
位置検出素子42にスポットとして受光される。
【0052】この固定局光学系から放射された視準サー
ボ光は、移動局の反射器53で反射されて固定局の受光
系に戻って、移動局からの視準サーボ光と干渉する恐れ
がある。これら視準サーボ光の干渉を防ぐために、固定
局の視準サーボ光は、搬送周波数が例えば200kHz
に設定され、移動局の視準サーボ光のそれが例えば26
0kHzに設定されるように異なっており、固定局は、
200kHzの搬送周波数の戻り光との干渉を防止する
ために260kHzを中心とする急峻なバンドパスフィ
ルタを備えている。
ボ光は、移動局の反射器53で反射されて固定局の受光
系に戻って、移動局からの視準サーボ光と干渉する恐れ
がある。これら視準サーボ光の干渉を防ぐために、固定
局の視準サーボ光は、搬送周波数が例えば200kHz
に設定され、移動局の視準サーボ光のそれが例えば26
0kHzに設定されるように異なっており、固定局は、
200kHzの搬送周波数の戻り光との干渉を防止する
ために260kHzを中心とする急峻なバンドパスフィ
ルタを備えている。
【0053】また固定局及び移動局の視準サーボ光の搬
送波は、光データ通信のデータ、音声等により多重変調
回路76によりFSK変調されている。位置検出素子4
2からの信号は多重復調回路78を通してMODEM
(モデム)79と自動追尾位置検出回路80に入力され
る。自動追尾位置検出回路及びX、Y軸制御回路80
は、動作が前述の自動追尾光波距離計60と同等であ
り、固定局からの視準サーボ光が常に、移動局の位置検
出素子42の電気的中心に集光されるように制御され
る。モデム79は公知の技術であるので詳述しない。
送波は、光データ通信のデータ、音声等により多重変調
回路76によりFSK変調されている。位置検出素子4
2からの信号は多重復調回路78を通してMODEM
(モデム)79と自動追尾位置検出回路80に入力され
る。自動追尾位置検出回路及びX、Y軸制御回路80
は、動作が前述の自動追尾光波距離計60と同等であ
り、固定局からの視準サーボ光が常に、移動局の位置検
出素子42の電気的中心に集光されるように制御され
る。モデム79は公知の技術であるので詳述しない。
【0054】一方移動局の発光素子9からの放射光はミ
ラー36、37で走査され送光レンズ35を通して固定
局の受光レンズ40を介してプリズム34の反射面で反
射され光学フイルタ43を通して位置検出素子42で受
光され、多重復調回路78を通してモデム79、自動追
尾位置検出回路及びX、Y軸制御回路に入力され、X、
Y軸モータを制御して移動局からの視準サーボ光が常に
位置検出素子42の電気的な中心に集光されるようサー
ボ制御され、固定局と移動局が正対する。正対した状態
で距離計により距離を計測する。
ラー36、37で走査され送光レンズ35を通して固定
局の受光レンズ40を介してプリズム34の反射面で反
射され光学フイルタ43を通して位置検出素子42で受
光され、多重復調回路78を通してモデム79、自動追
尾位置検出回路及びX、Y軸制御回路に入力され、X、
Y軸モータを制御して移動局からの視準サーボ光が常に
位置検出素子42の電気的な中心に集光されるようサー
ボ制御され、固定局と移動局が正対する。正対した状態
で距離計により距離を計測する。
【0055】X、Y軸には角度位置を検出するロータリ
エンコーダ等を組み入れてもよい。本システムが正対し
た状態においては、固定局と移動局間、又は移動局と移
動局間の距離を高速で計測する他、リアルタイムであら
ゆるデータ通信を行う事が出来るので、その利用範囲は
広い。
エンコーダ等を組み入れてもよい。本システムが正対し
た状態においては、固定局と移動局間、又は移動局と移
動局間の距離を高速で計測する他、リアルタイムであら
ゆるデータ通信を行う事が出来るので、その利用範囲は
広い。
【0056】図19、20は、本発明による別の実施例
の自動視準光波距離計の固定局及び移動局の正面図であ
り、図24は図19及び20に示す固定局及び移動局の
システム全体のブロック図である。
の自動視準光波距離計の固定局及び移動局の正面図であ
り、図24は図19及び20に示す固定局及び移動局の
システム全体のブロック図である。
【0057】次に図11、25及び26は、固定局及び
移動局が相互に追尾し合う略同等の構成を有する本発明
による更に別の実施例の自動追尾式通信装置のブロック
図を示す。正対して視準サーボする構成は前述の自動視
準光波距離計装置と同じ原理であるので説明を省略す
る。本システムは、固定局と移動局の間、又は移動局と
移動局の間を光多重通信によって、多くのデータをリア
ルタイムで送受する事を目的とするものである。
移動局が相互に追尾し合う略同等の構成を有する本発明
による更に別の実施例の自動追尾式通信装置のブロック
図を示す。正対して視準サーボする構成は前述の自動視
準光波距離計装置と同じ原理であるので説明を省略す
る。本システムは、固定局と移動局の間、又は移動局と
移動局の間を光多重通信によって、多くのデータをリア
ルタイムで送受する事を目的とするものである。
【0058】固定局の発光素子9、10は、発光波長の
異なる2個の発光素子より光を放射させ、発光素子9か
らの光はプリズム34の反射面で反射され、一方発光素
子10からの光は、プリズム34を透過するように、プ
リズム34の反射面に波長選択特性(図21)を持たせ
た光学多層膜を蒸着したプリズム34を通して送光レン
ズ35より送光され、送光され光は移動局の受光レンズ
40を介してプリズム34で波長選択され、位置検出素
子42と受光素子11で受光する。
異なる2個の発光素子より光を放射させ、発光素子9か
らの光はプリズム34の反射面で反射され、一方発光素
子10からの光は、プリズム34を透過するように、プ
リズム34の反射面に波長選択特性(図21)を持たせ
た光学多層膜を蒸着したプリズム34を通して送光レン
ズ35より送光され、送光され光は移動局の受光レンズ
40を介してプリズム34で波長選択され、位置検出素
子42と受光素子11で受光する。
【0059】受光された光は光電変換され復調回路78
を通して、位置検出回路、モデム及びX、Y軸制御回路
で処理され固定局に正対するように制御される。視準サ
ーボ光の搬送波は固定局200kHz、移動局260k
Hz、もう一方のデータ通信専用の搬送波は固定局5M
Hz、移動局5.5MHzを採用し自局内の干渉を防い
でいる。次に移動局の説明をするが、上記固定局の搬送
周波数を除き、発光素子9、10から同等であり、X、
Y軸制御回路で処理され移動局に正対するように制御さ
れる。
を通して、位置検出回路、モデム及びX、Y軸制御回路
で処理され固定局に正対するように制御される。視準サ
ーボ光の搬送波は固定局200kHz、移動局260k
Hz、もう一方のデータ通信専用の搬送波は固定局5M
Hz、移動局5.5MHzを採用し自局内の干渉を防い
でいる。次に移動局の説明をするが、上記固定局の搬送
周波数を除き、発光素子9、10から同等であり、X、
Y軸制御回路で処理され移動局に正対するように制御さ
れる。
【0060】図25は本システムの全体のブロック図で
あり、図26は自動視準光データ伝送装置の固定局、移
動局の正面図である。
あり、図26は自動視準光データ伝送装置の固定局、移
動局の正面図である。
【0061】次に図12は、対物レンズの光軸を通過す
る仕切板を用いて半分を発光系に、残り半分を受光系に
用いた単眼式光波距離計のブロック図である。図13は
仕切板の取付部分の上面図である。従来の光波距離計
は、一つのレンズを2分割し、一方を送光、他の一方を
受光に使用し、それぞれの焦点に発光素子10、受光素
子11を配置している。本発明による図12及び13に
示す光波距離計は、光軸を2分割する方法、視準望遠鏡
の見口の取付け方法及び光路の干渉を防ぐ中仕切板に基
づいている。
る仕切板を用いて半分を発光系に、残り半分を受光系に
用いた単眼式光波距離計のブロック図である。図13は
仕切板の取付部分の上面図である。従来の光波距離計
は、一つのレンズを2分割し、一方を送光、他の一方を
受光に使用し、それぞれの焦点に発光素子10、受光素
子11を配置している。本発明による図12及び13に
示す光波距離計は、光軸を2分割する方法、視準望遠鏡
の見口の取付け方法及び光路の干渉を防ぐ中仕切板に基
づいている。
【0062】視準望遠鏡の見口46を取り付ける光学台
45の、見口46を取り付ける側の反対側端面を、山の
ような形状にし、その斜面45a、45bを反射面にし
て、45aは発光素子10からの光を送光側レンズ35
に反射して送光レンズ35より送光し、45bは外部の
反射器等により反射された光が受光側レンズ40を通し
て入光した光を反射し、受光素子11に受光させるもの
である。光学台45の反射面45a、45bは機械加工
後、研磨して鏡面にするか、又は視準望遠鏡の見口の光
路に影響を与えない、薄い光学ガラスに波長選択特性を
持たせた光学多層膜を蒸着したものを接着してもよい。
45の、見口46を取り付ける側の反対側端面を、山の
ような形状にし、その斜面45a、45bを反射面にし
て、45aは発光素子10からの光を送光側レンズ35
に反射して送光レンズ35より送光し、45bは外部の
反射器等により反射された光が受光側レンズ40を通し
て入光した光を反射し、受光素子11に受光させるもの
である。光学台45の反射面45a、45bは機械加工
後、研磨して鏡面にするか、又は視準望遠鏡の見口の光
路に影響を与えない、薄い光学ガラスに波長選択特性を
持たせた光学多層膜を蒸着したものを接着してもよい。
【0063】また光学台45は、視準望遠鏡の見口46
を取り付ける穴45d及び光路の干渉を防止する中仕切
板を取り付ける、溝45e、見口の光路用の穴45cを
有する事を特徴とする。この特徴を生かす事により光路
を2分割して、見口46、及び中仕切板を取り付けると
光波距離計の光学部の主要な部分が、1個の部品として
完成するので組立工数、調整工数が大幅に削減できる。
光波距離計の動作は、まずシャッタの切換で内部校正光
路により内部校正を行い、次にシャッタを切換えて外部
測定を行い、その値を内部校正の値と演算して距離値と
して、表示及び出力する。
を取り付ける穴45d及び光路の干渉を防止する中仕切
板を取り付ける、溝45e、見口の光路用の穴45cを
有する事を特徴とする。この特徴を生かす事により光路
を2分割して、見口46、及び中仕切板を取り付けると
光波距離計の光学部の主要な部分が、1個の部品として
完成するので組立工数、調整工数が大幅に削減できる。
光波距離計の動作は、まずシャッタの切換で内部校正光
路により内部校正を行い、次にシャッタを切換えて外部
測定を行い、その値を内部校正の値と演算して距離値と
して、表示及び出力する。
【0064】光学フイルタ43には図21の波長選択特
性をもったもの、又は図22の波長可変フイルタ特性を
持ったものを用いてもよい。
性をもったもの、又は図22の波長可変フイルタ特性を
持ったものを用いてもよい。
【0065】波長可変フイルタを光波距離計に用いる場
合について説明する。産業界の合理化に伴い鉄工所等に
おいては無人でスラブ等の厚みを測定する測定器が求め
られている。これらの場所は1000℃〜1200℃の
高温の環境の場合が多い。これらの厚みを無人で測定す
るには、光波距離計を用い非接触で無人で測定する事が
可能である。しかし、高温の物体から発射されるエネル
ギには多くの熱線が含まれており、この熱線のため通常
用いらる光学フィルタ(図21)例えば20〜30nm
のフイルタでは、熱線の影響を完全に防ぐ事が出来な
い。
合について説明する。産業界の合理化に伴い鉄工所等に
おいては無人でスラブ等の厚みを測定する測定器が求め
られている。これらの場所は1000℃〜1200℃の
高温の環境の場合が多い。これらの厚みを無人で測定す
るには、光波距離計を用い非接触で無人で測定する事が
可能である。しかし、高温の物体から発射されるエネル
ギには多くの熱線が含まれており、この熱線のため通常
用いらる光学フィルタ(図21)例えば20〜30nm
のフイルタでは、熱線の影響を完全に防ぐ事が出来な
い。
【0066】この為、図22に示すように、より光の通
過地域の狭い波長可変フイルタや、エタロンフィルタを
用いる事が考えられる。しかし、波長通過帯域の狭い波
長可変フイルタやエタロンフィルタ等を用いると、発光
素子10は使用温度環境の変化によって発光波長が変化
するので発光素子の光が透過しなくなってしまう。本発
明はこれらの欠点を解決することである。公知の技術で
は発光素子からの光の一部を距離計の内部校正光として
用いている。
過地域の狭い波長可変フイルタや、エタロンフィルタを
用いる事が考えられる。しかし、波長通過帯域の狭い波
長可変フイルタやエタロンフィルタ等を用いると、発光
素子10は使用温度環境の変化によって発光波長が変化
するので発光素子の光が透過しなくなってしまう。本発
明はこれらの欠点を解決することである。公知の技術で
は発光素子からの光の一部を距離計の内部校正光として
用いている。
【0067】まずシャッタ39が内部校正光路側のと
き、発光素子10より発光された光の一部が校正光取り
出しガラスA1で反射されミラーA2を介してシャッタ
39の光通過部分を通りミラーA3、A4で反射され光
学フィルタ43を通って受光素子11に入射され、光電
変換される。
き、発光素子10より発光された光の一部が校正光取り
出しガラスA1で反射されミラーA2を介してシャッタ
39の光通過部分を通りミラーA3、A4で反射され光
学フィルタ43を通って受光素子11に入射され、光電
変換される。
【0068】電気信号に変換された信号は、距離計電気
部において規定の電圧になるように増幅される。電気回
路の増幅度の変化は環境の変化を受けても、変動は少な
いので内部校正時における電気レベルの変化は、無視で
きる程少ないと考えられ、電気レベルの変動があった場
合は、発光素子10の波長が変化した場合か、光学フイ
ルタの特性が変化した可能性があるので、波長可変フイ
ルタ駆動回路44を駆動して内部校正光の電圧が最大に
なるようにする。
部において規定の電圧になるように増幅される。電気回
路の増幅度の変化は環境の変化を受けても、変動は少な
いので内部校正時における電気レベルの変化は、無視で
きる程少ないと考えられ、電気レベルの変動があった場
合は、発光素子10の波長が変化した場合か、光学フイ
ルタの特性が変化した可能性があるので、波長可変フイ
ルタ駆動回路44を駆動して内部校正光の電圧が最大に
なるようにする。
【0069】次にシャッタを測定側にし、測定対象物ま
での距離を測定する。このように光学フイルタ43に波
長可変フイルタやエタロンフィルタ等を採用する事によ
り、外乱光の影響を少なくし、高い精度の測定が可能と
なる。また、光量絞り41はシャッタ39送光側に配置
してもよい。距離計の測定方式は位相差測定方式、又
は、パルス測定方式においても光学フィルタは用いられ
る。
での距離を測定する。このように光学フイルタ43に波
長可変フイルタやエタロンフィルタ等を採用する事によ
り、外乱光の影響を少なくし、高い精度の測定が可能と
なる。また、光量絞り41はシャッタ39送光側に配置
してもよい。距離計の測定方式は位相差測定方式、又
は、パルス測定方式においても光学フィルタは用いられ
る。
【0070】上記説明は単眼2分割対物レンズ方式につ
いて説明したが、複眼方式、同軸方式においても同等の
効果を発揮できる。
いて説明したが、複眼方式、同軸方式においても同等の
効果を発揮できる。
【0071】図14は、図12に示すように、光路を2
分割する本発明による別の実施例の単眼式光波距離計の
概略ブロック図である。図において、光学台49には視
準望遠鏡の見口46を取り付ける穴49dを設け、2個
のビームスプリッタを配置し、2個のビームスプリッタ
48には、反射面に波長選択特性(図21)を持たせた
光学多層膜を蒸着したものを用いる。2個のビームスプ
リッタ48は、2個の合わせ面に光路の干渉を防止する
中仕切板を取り付ける溝49c、見口の取り付け用の穴
49dを有する事を特徴とする光学台49には、視準望
遠鏡の見口46、2個のビームスプリッタ48、中仕切
板47を取り付け、視準望遠鏡の見口46は、2個のビ
ームスプリッタ48を通して送受光レンズ35、40で
視準望遠鏡を構成する。送受光の光は、2個のビームス
ップリッタの反射面48a、48bを反射面にして、4
8aは発光素子10からの光を送光側レンズ35に反射
して送光レンズ35より送光し、48bは外部の反射器
等により反射された光が受光側レンズ40を通して入光
した光を反射し、受光素子11に受光させるものであ
る。上記の特徴を生かす事により光路を2分割して、見
口46、及び中仕切板を取り付けると光波距離計の光学
部の主要な部分が、1個の部品として完成するので組立
工数、調整工数が大幅に削減できる。
分割する本発明による別の実施例の単眼式光波距離計の
概略ブロック図である。図において、光学台49には視
準望遠鏡の見口46を取り付ける穴49dを設け、2個
のビームスプリッタを配置し、2個のビームスプリッタ
48には、反射面に波長選択特性(図21)を持たせた
光学多層膜を蒸着したものを用いる。2個のビームスプ
リッタ48は、2個の合わせ面に光路の干渉を防止する
中仕切板を取り付ける溝49c、見口の取り付け用の穴
49dを有する事を特徴とする光学台49には、視準望
遠鏡の見口46、2個のビームスプリッタ48、中仕切
板47を取り付け、視準望遠鏡の見口46は、2個のビ
ームスプリッタ48を通して送受光レンズ35、40で
視準望遠鏡を構成する。送受光の光は、2個のビームス
ップリッタの反射面48a、48bを反射面にして、4
8aは発光素子10からの光を送光側レンズ35に反射
して送光レンズ35より送光し、48bは外部の反射器
等により反射された光が受光側レンズ40を通して入光
した光を反射し、受光素子11に受光させるものであ
る。上記の特徴を生かす事により光路を2分割して、見
口46、及び中仕切板を取り付けると光波距離計の光学
部の主要な部分が、1個の部品として完成するので組立
工数、調整工数が大幅に削減できる。
【0072】光波距離計の動作は、まずシャッタの切換
で内部校正光路により内部校正を行い、次にシャッタを
切換えて外部測定を行い、その値を内部校正の値と演算
して距離値として、表示及び出力する。光学フイルタ4
3の使用方法については、図12の説明と同じである。
図14は単眼式光波距離計のブロック図であり、図28
は単眼式光波距離計の側面図である。
で内部校正光路により内部校正を行い、次にシャッタを
切換えて外部測定を行い、その値を内部校正の値と演算
して距離値として、表示及び出力する。光学フイルタ4
3の使用方法については、図12の説明と同じである。
図14は単眼式光波距離計のブロック図であり、図28
は単眼式光波距離計の側面図である。
【0073】図27は、発光軸がX、Y方向に走査され
る2つのミラーを持つ単眼式光波距離計の実施例の全体
のブロック図を示している。図28は、図27に示す距
離計の主要部分の側面図である。また、図29は振動ミ
ラーに反射板とボイスコイルモータを用いた一例を示し
ている。まず、発光素子10より放射した光は送光レン
ズ35により、コリメートされA1の内部校正光路取り
出し用ガラスを透過し振動ミラー36、37によりX、
Yに走査されたのちに、送光筒84を通って測定対象物
に送光される。測定対象物で反射された光は、対物レン
ズ40を通して反射ミラー33によって反射され光量調
整フイルタ41、内部校正光路用ガラスA3、光学フイ
ルタ43を介して受光素子11で受光され、光電変換さ
れた後距離計電気回路及び制御回路で処理され距離が測
定される。内部校正、外部測定を行い距離を測定する方
法は前述の光波距離計の原理と同じである。
る2つのミラーを持つ単眼式光波距離計の実施例の全体
のブロック図を示している。図28は、図27に示す距
離計の主要部分の側面図である。また、図29は振動ミ
ラーに反射板とボイスコイルモータを用いた一例を示し
ている。まず、発光素子10より放射した光は送光レン
ズ35により、コリメートされA1の内部校正光路取り
出し用ガラスを透過し振動ミラー36、37によりX、
Yに走査されたのちに、送光筒84を通って測定対象物
に送光される。測定対象物で反射された光は、対物レン
ズ40を通して反射ミラー33によって反射され光量調
整フイルタ41、内部校正光路用ガラスA3、光学フイ
ルタ43を介して受光素子11で受光され、光電変換さ
れた後距離計電気回路及び制御回路で処理され距離が測
定される。内部校正、外部測定を行い距離を測定する方
法は前述の光波距離計の原理と同じである。
【0074】本発明の特徴は発光素子10からの光を、
送光レンズ35により細い光束にし距離を計測する事に
基づくものである。産業界では、光の反射率が悪い距離
測定対象物の小さいスポットを測定する事を求められる
場合がある。本出願人が先に出願した特願平6−602
03号はこの目的の為に発明されたものである。しかし
ながら光のスポットが小さいために、何らかの原因のた
め、送光された光を反射する位置の反射率が、極端に悪
い場合には距離の測定が行えない場合がおこる。製造ラ
インのシステムにおいては重要な問題が発生する。この
問題を解決するために本発明の光波距離計においては、
距離の測定が行えない場合、距離を測定する光のスポッ
トを走査して測定の欠落を防止し、距離情報及び反射レ
ベルを監視しながらX、Yの振動ミラーの走査を制御し
測定している。
送光レンズ35により細い光束にし距離を計測する事に
基づくものである。産業界では、光の反射率が悪い距離
測定対象物の小さいスポットを測定する事を求められる
場合がある。本出願人が先に出願した特願平6−602
03号はこの目的の為に発明されたものである。しかし
ながら光のスポットが小さいために、何らかの原因のた
め、送光された光を反射する位置の反射率が、極端に悪
い場合には距離の測定が行えない場合がおこる。製造ラ
インのシステムにおいては重要な問題が発生する。この
問題を解決するために本発明の光波距離計においては、
距離の測定が行えない場合、距離を測定する光のスポッ
トを走査して測定の欠落を防止し、距離情報及び反射レ
ベルを監視しながらX、Yの振動ミラーの走査を制御し
測定している。
【0075】図30は、液晶シャッタとNDフィルタと
を兼用する本発明による光波距離計の主要部分のブロッ
ク図が示されている。この液晶/ND兼用シャッタは、
印加電圧によって光の透過率が変化するものである。従
って、液晶素子に印加される電圧を適宜調整することに
よって、所定の濃度(透過率)と、透過率ゼロとの間を
切り換えている。この液晶素子41は、対物レンズと発
光又は受光素子との間に配置されている。
を兼用する本発明による光波距離計の主要部分のブロッ
ク図が示されている。この液晶/ND兼用シャッタは、
印加電圧によって光の透過率が変化するものである。従
って、液晶素子に印加される電圧を適宜調整することに
よって、所定の濃度(透過率)と、透過率ゼロとの間を
切り換えている。この液晶素子41は、対物レンズと発
光又は受光素子との間に配置されている。
【0076】図31は、図9に示す光波距離計の変形例
である。この光波距離計は発光素子と、この発光素子の
光軸をX、Y方向に走査する振動ミラーとの代りに、垂
直及び水平方向に配列された十字状又はマトリックス状
に配列されたレーザダイオードアレイを用いている。走
査は、X1から順次X4に、その後Y1からY4に実行
される。走査速度は、追尾機構のサーボ系の追尾速度が
早くても20rpm即ち1回転3秒であるので、追尾サ
ーボ系の数十倍に設定すればよい。従ってレーザダイオ
ードアレイの走査周期又は周波数を追尾サーボ機構の時
定数より早く繰り返しで走査すれば(30mSec)位
置検出素子42に入力される追尾用のサーボ光は、見か
け上、大きな光束と考えられる。よって光束の強い方に
サーボが追従して、中央のレーザダイオードが発光する
ように収束するすことになる。例えばX方向が収束した
時にY方向の走査が始まっても良い。また、マトリック
ス状の発光素子アレイを用いれば、X、Y同時に収束動
作が実施される。これは振動ミラーと同じである。
である。この光波距離計は発光素子と、この発光素子の
光軸をX、Y方向に走査する振動ミラーとの代りに、垂
直及び水平方向に配列された十字状又はマトリックス状
に配列されたレーザダイオードアレイを用いている。走
査は、X1から順次X4に、その後Y1からY4に実行
される。走査速度は、追尾機構のサーボ系の追尾速度が
早くても20rpm即ち1回転3秒であるので、追尾サ
ーボ系の数十倍に設定すればよい。従ってレーザダイオ
ードアレイの走査周期又は周波数を追尾サーボ機構の時
定数より早く繰り返しで走査すれば(30mSec)位
置検出素子42に入力される追尾用のサーボ光は、見か
け上、大きな光束と考えられる。よって光束の強い方に
サーボが追従して、中央のレーザダイオードが発光する
ように収束するすことになる。例えばX方向が収束した
時にY方向の走査が始まっても良い。また、マトリック
ス状の発光素子アレイを用いれば、X、Y同時に収束動
作が実施される。これは振動ミラーと同じである。
【0077】この例ではレーザダイオードアレイはX.
Y軸とも1列であるが、複数列にしてもよい。又中心の
1個は常時発光させていてもよい。この方式は前述のす
べての振動ミラーに置き換える事ができる。また、可変
NDフイルタ41には液晶素子を用いることができる。
図30にその構成図を示してある。
Y軸とも1列であるが、複数列にしてもよい。又中心の
1個は常時発光させていてもよい。この方式は前述のす
べての振動ミラーに置き換える事ができる。また、可変
NDフイルタ41には液晶素子を用いることができる。
図30にその構成図を示してある。
【0078】図32、34は、図12、14の原理と同
じであるが、回転シヤッタ39の代りに液晶シヤッタ9
0、91を用いた例であり、液晶素子を暗くして光を透
さない時をシヤッタとして用い液晶素子に加える電圧を
受光レベルに見合ったレベルになるように制御する場合
は光を透過する可変NDフイルタとして用いる。液晶9
1が暗(内部校正光路)の場合、液晶素子90は受光レ
ベルの基準電圧と受光レベルが等しくなる電圧が印加さ
れ光の透過量を制御する可変NDフイルタとして動作す
る。外部測定が終了すると内部校正になる。この場合は
液晶素子90は暗になり、液晶素子91は規定の電圧が
印加され内部校正光路の光を規定のレベルで透過させ適
正な受光レベルとする。本方式を用いると回転シヤッタ
用のモーター及び可変NDフイルタ用のモータを必要と
せず動的部品がなくなるので機器の信頼性が向上する。
なほ液晶素子90、91の減衰量がさらに必要な場合は
液晶素子を多数重ねる事により大きな減衰をさせること
ができる。
じであるが、回転シヤッタ39の代りに液晶シヤッタ9
0、91を用いた例であり、液晶素子を暗くして光を透
さない時をシヤッタとして用い液晶素子に加える電圧を
受光レベルに見合ったレベルになるように制御する場合
は光を透過する可変NDフイルタとして用いる。液晶9
1が暗(内部校正光路)の場合、液晶素子90は受光レ
ベルの基準電圧と受光レベルが等しくなる電圧が印加さ
れ光の透過量を制御する可変NDフイルタとして動作す
る。外部測定が終了すると内部校正になる。この場合は
液晶素子90は暗になり、液晶素子91は規定の電圧が
印加され内部校正光路の光を規定のレベルで透過させ適
正な受光レベルとする。本方式を用いると回転シヤッタ
用のモーター及び可変NDフイルタ用のモータを必要と
せず動的部品がなくなるので機器の信頼性が向上する。
なほ液晶素子90、91の減衰量がさらに必要な場合は
液晶素子を多数重ねる事により大きな減衰をさせること
ができる。
【0079】図35は、図4の変形例であり、この光波
距離計は、内部校正、外部測定光路の切換えシヤッタに
磁性ガーネット単結晶を用いた光アイソレータを用いて
いる。この光アイソレータは、三菱ガス化学より発売さ
れている磁性ガーネットを用い、93、94にそれぞれ
電圧を印加して使用することにより、光の透過率が変化
して明暗の切換えを行う事ができる。
距離計は、内部校正、外部測定光路の切換えシヤッタに
磁性ガーネット単結晶を用いた光アイソレータを用いて
いる。この光アイソレータは、三菱ガス化学より発売さ
れている磁性ガーネットを用い、93、94にそれぞれ
電圧を印加して使用することにより、光の透過率が変化
して明暗の切換えを行う事ができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負帰還回路に分周器を接続したフェーズロックループ回
路を有して、入力周波数のN倍の周波数のパルス列を位
相を合わせて出力したので、従来の距離計よりN倍高速
に距離を計測することができる。また、発光軸をX、Y
方向に走査するようにしたので、従来より遠くの目標物
までの距離を計測することができ、また自動的に目標物
を追尾するようにしたので、光軸に合わせて秘密通信が
できる利点が得られる。
負帰還回路に分周器を接続したフェーズロックループ回
路を有して、入力周波数のN倍の周波数のパルス列を位
相を合わせて出力したので、従来の距離計よりN倍高速
に距離を計測することができる。また、発光軸をX、Y
方向に走査するようにしたので、従来より遠くの目標物
までの距離を計測することができ、また自動的に目標物
を追尾するようにしたので、光軸に合わせて秘密通信が
できる利点が得られる。
【図1】本発明による光波距離計の第1実施例の回路図
である。
である。
【図2】光波距離計に使用される15kHzを10逓倍
した時のタイミングチャート図であり、ケース1から4
まで異なる位相の入力を示す。
した時のタイミングチャート図であり、ケース1から4
まで異なる位相の入力を示す。
【図3】位相計と原理的に同等である本発明による光波
距離計の一実施例のブロック回路図を示す。
距離計の一実施例のブロック回路図を示す。
【図4】図3に示す電気回路を有する光波距離計の概略
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】発光軸が水平方向のみ走査される本発明による
光波距離計の概略ブロック図である。
光波距離計の概略ブロック図である。
【図6】送光軸及び受光軸が水平方向のみ走査される本
発明による別の実施例の光波距離計の概略ブロック図で
ある。
発明による別の実施例の光波距離計の概略ブロック図で
ある。
【図7】送光軸が水平及び垂直方向に走査される更なる
実施例の光波距離計の概略ブロック図である。
実施例の光波距離計の概略ブロック図である。
【図8】送光軸及び受光軸がそれぞれ水平及び垂直方向
に走査される実施例の光波距離計の概略ブロック図であ
る。
に走査される実施例の光波距離計の概略ブロック図であ
る。
【図9】本発明によるPLL回路を用いた光波距離計、
自動追尾位置検出回路及びX、Y制御回路を組み合わせ
た自動追尾光波距離計の送受光部のブロック図である。
自動追尾位置検出回路及びX、Y制御回路を組み合わせ
た自動追尾光波距離計の送受光部のブロック図である。
【図10】固定局が発光軸の走査で移動局を捕捉追尾
し、移動局までの距離を測定する本発明による自動追尾
式光波距離計の実施例のブロック図を示す。
し、移動局までの距離を測定する本発明による自動追尾
式光波距離計の実施例のブロック図を示す。
【図11】固定局及び移動局が相互に追尾し合う本発明
による更に別の実施例の自動追尾式通信装置のブロック
図を示す。
による更に別の実施例の自動追尾式通信装置のブロック
図を示す。
【図12】対物レンズの光軸を通過する仕切板を用いて
半分を発光系にに残り半分を受光系に用いた単眼式光波
距離計のブロック図である。
半分を発光系にに残り半分を受光系に用いた単眼式光波
距離計のブロック図である。
【図13】仕切板の取付部分の上面図即ち光学台の断面
図である。
図である。
【図14】図12に示すように、光路を2分割する本発
明による別の実施例の単眼式光波距離計の概略ブロック
図である。
明による別の実施例の単眼式光波距離計の概略ブロック
図である。
【図15】複眼式光波距離計の正面図である。
【図16】本システムに使用される反射器の一例であ
る。
る。
【図17】水平方向に無指向性の反射器の斜視図であ
る。
る。
【図18】本発明による自動追尾型光波距離計の実施例
の正面図である。
の正面図である。
【図19】本発明による別の実施例の自動視準光波距離
計の固定局の正面図である。
計の固定局の正面図である。
【図20】本発明による別の実施例の自動視準光波距離
計の移動局の正面図である。
計の移動局の正面図である。
【図21】プリズム又は2色性ミラーの波長選択特性図
である。
である。
【図22】波長可変フイルタの透過率特性図である。
【図23】位置検出回路を持つ自動追尾光波距離計のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図24】図19及び20に示す固定局及び移動局のシ
ステム全体のブロック図である。
ステム全体のブロック図である。
【図25】図11に示すように、固定局及び移動局が相
互に追尾し合う略同等の構成を有する本発明による更に
別の実施例の自動追尾式通信装置の回路図を示す。
互に追尾し合う略同等の構成を有する本発明による更に
別の実施例の自動追尾式通信装置の回路図を示す。
【図26】図11及び図25に示すように、固定局及び
移動局が相互に追尾し合う本発明による更に別の実施例
の自動追尾式通信装置の正面図を示す。
移動局が相互に追尾し合う本発明による更に別の実施例
の自動追尾式通信装置の正面図を示す。
【図27】発光軸がX、Y方向に走査される2つのミラ
ーを持つ単眼式光波距離計の実施例の全体のブロック図
を示す。
ーを持つ単眼式光波距離計の実施例の全体のブロック図
を示す。
【図28】図27に示す単眼式光波距離計の主要部分の
側面図である。
側面図である。
【図29】振動ミラーに反射板とボイスコイルモータを
用いた一例を示す。
用いた一例を示す。
【図30】液晶シャッタとNDフィルタとを兼用する本
発明による光波距離計の主要部分のブロック図である。
発明による光波距離計の主要部分のブロック図である。
【図31】図9に示す光波距離計の変形例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図32】図12の原理と同じであるが回転シヤッタの
代りに液晶シヤッタを用いた単眼式光波距離計のブロッ
ク図である。
代りに液晶シヤッタを用いた単眼式光波距離計のブロッ
ク図である。
【図33】図33に示す仕切板の取付部分の上面図即ち
光学台の断面図である。
光学台の断面図である。
【図34】図14の原理と同じであるが回転シヤッタの
代りに液晶シヤッタを用いた単眼式光波距離計のブロッ
ク図である。
代りに液晶シヤッタを用いた単眼式光波距離計のブロッ
ク図である。
【図35】図4の変形例であり、内部校正、外部測定光
路の切換えシヤッタに磁性ガーネット単結晶を用いた光
アイソレータを持つ光波距離計の概略ブロック図であ
る。
路の切換えシヤッタに磁性ガーネット単結晶を用いた光
アイソレータを持つ光波距離計の概略ブロック図であ
る。
A1 フェーズロックループ回路 A2 フェーズロックループ回路 A3 フェーズロックループ回路 A4 フェーズロックループ回路 C1 カウンタ C2 カウンタ F1 微調用開始/停止フリップフロップ F2 粗調用開始/停止フリップフロップ 7 マイクロプロセッサシステム
Claims (20)
- 【請求項1】負帰還回路に分周器を接続したフェーズロ
ックループ回路を有して、入力周波数のN倍の周波数の
パルス列を位相を合わせて出力し、但しNは2以上の正
の整数であることを特徴とする位相計。 - 【請求項2】光波距離計の位相差検出部に請求項1に記
載の位相計を用いたことを特徴とする光波距離計。 - 【請求項3】内部校正と外部測定を光波距離測定方法に
おいて移動体の移動速度により内部校正を実施するか否
かを決める請求項2に記載の光波距離計。 - 【請求項4】経過時間に対する距離値の監視を実施し経
過時間に対し距離値の変化が少ない場合は内部校正を実
施し、時間に対し距離値の変化が大きい場合は内部校正
を実施しない事を特徴とする請求項2に記載の光波距離
計。 - 【請求項5】発光軸を水平又は垂直に走査させる反射器
を備える請求項2に記載の光波距離計。 - 【請求項6】発光軸を水平及び垂直に走査させる反射器
を備える請求項2に記載の光波距離計。 - 【請求項7】前記反射器は、圧電セラミックス(PZT
系)又は多面鏡を用いることを特徴とする請求項5又は
6に記載の光波距離計。 - 【請求項8】前記反射器に光偏光素子を用いる事を特徴
とする請求項5、6又は7に記載の光波距離形。 - 【請求項9】前記反射器は、ボイスコイルモータに取付
けられる事を特徴とする請求項5、6又は7に記載の光
波距離形。 - 【請求項10】請求項5、6、7、8又は9に記載の光
波距離計を用いた液面、粉面等を計測する面レベル計。 - 【請求項11】本体をX、Y方向に回動させるX、Y駆
動軸と、前記本体に取付けられた発光素子の送光軸を走
査させる手段と、この送光軸に沿って出力された光を送
光軸と同一方向に反射させる反射器と、この反射器から
の反射光を受光する位置検出回路と、この位置検出回路
のX、Y成分の信号によって前記X、Y駆動軸を前記本
体が前記反射器を追尾するように制御するX、Y軸制御
回路とを備えた光波自動追尾計。 - 【請求項12】前記本体外の前記発光素子の発光軸と一
致させられる変調光を別の本体に出力する変調回路と、
前記別の本体から出力される別の変調光の光軸と一致さ
せられる別の受光素子と、この別の受光素子からの信号
を復調する復調回路とを備えた請求項11に記載の自動
追尾計。 - 【請求項13】前記変調光と前記別の変調光とによって
データ通信を実行する手段を更に備えた請求項12に記
載の光波自動視準計。 - 【請求項14】対物レンズを光軸中心において2分割
し、光を上下、又は左右に反射させる面を視準望遠鏡の
見口取付台の一方の端面に設け、その2面の反射面の頂
点から見口方向に溝を設け、上下、又は左右に分割する
光が干渉するのを防止する仕切板を備えた請求項2に記
載の光波距離計。 - 【請求項15】対物レンズを光軸中心において2分割し
光を上下、又は左右に反射させる2個のビームスプリッ
タを設け、2個の合わせ面を光軸中心にし、その合わせ
面に対物レンズ側より見口方向に、上下、又は左右に分
割する光が干渉するのを防止する仕切板を備えた請求項
2に記載の光波距離計。 - 【請求項16】受光素子の前面に波長可変フイルタを挿
入し、内部校正光路の光で受光したレベルが最大になる
ように前記波長可変フイルタを制御する事を特徴とする
請求項2に記載の光波距離計。 - 【請求項17】受光素子の前面に可変NDフイルタを配
置し、この可変NDフイルタが液晶素子であることを特
徴とする請求項2に記載の光波距離計。 - 【請求項18】前記液晶素子は、シヤッタと兼用する請
求項17に記載の光波距離計。 - 【請求項19】自動追尾の視準サーボ光の発光軸を水平
又は垂直に走査させ得るマトリックス状に配置されたレ
ーザダイオードアレイを備える請求項2に記載の光波距
離計。 - 【請求項20】内部校正及び外部測定光路の切換えシヤ
ッタに磁性ガーネット単結晶の光アイソレータを用いた
請求項2に記載の光波距離計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123099A JPH08292262A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 光波距離計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123099A JPH08292262A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 光波距離計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08292262A true JPH08292262A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14852182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7123099A Pending JPH08292262A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 光波距離計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08292262A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009163506A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Honda Motor Co Ltd | 車両周辺監視装置、車両、車両周辺監視用プログラム |
JP2014190934A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 津波検知システム |
CN107769859A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-03-06 | 华中科技大学 | 一种基于相位‑幅度转换的保密光通信系统 |
CN109029246A (zh) * | 2018-09-11 | 2018-12-18 | 哈尔滨工业大学 | 基于光学分频锁相非线性校正的动态扫频干涉测距系统及测距方法 |
CN109188454A (zh) * | 2018-09-11 | 2019-01-11 | 哈尔滨工业大学 | 基于数字锁相非线性校正的动态扫频干涉测距系统及方法 |
CN109188453A (zh) * | 2018-09-11 | 2019-01-11 | 哈尔滨工业大学 | 基于锁相非线性校正的动态扫频干涉测距系统及测距方法 |
JP2019113376A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | パイオニア株式会社 | 光学装置 |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP7123099A patent/JPH08292262A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009163506A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Honda Motor Co Ltd | 車両周辺監視装置、車両、車両周辺監視用プログラム |
JP2014190934A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 津波検知システム |
CN107769859A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-03-06 | 华中科技大学 | 一种基于相位‑幅度转换的保密光通信系统 |
CN107769859B (zh) * | 2017-10-19 | 2019-08-13 | 华中科技大学 | 一种基于相位-幅度转换的保密光通信系统 |
JP2019113376A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | パイオニア株式会社 | 光学装置 |
JP2022093723A (ja) * | 2017-12-22 | 2022-06-23 | パイオニア株式会社 | 光学装置 |
CN109029246A (zh) * | 2018-09-11 | 2018-12-18 | 哈尔滨工业大学 | 基于光学分频锁相非线性校正的动态扫频干涉测距系统及测距方法 |
CN109188454A (zh) * | 2018-09-11 | 2019-01-11 | 哈尔滨工业大学 | 基于数字锁相非线性校正的动态扫频干涉测距系统及方法 |
CN109188453A (zh) * | 2018-09-11 | 2019-01-11 | 哈尔滨工业大学 | 基于锁相非线性校正的动态扫频干涉测距系统及测距方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040317 |