JPH08292013A - 撚り線認識方法 - Google Patents

撚り線認識方法

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JPH08292013A
JPH08292013A JP7100834A JP10083495A JPH08292013A JP H08292013 A JPH08292013 A JP H08292013A JP 7100834 A JP7100834 A JP 7100834A JP 10083495 A JP10083495 A JP 10083495A JP H08292013 A JPH08292013 A JP H08292013A
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scanning line
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Ryosuke Mitaka
良介 三高
Tomoharu Nakahara
智治 中原
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】正確且つ自動的に撚り線の位置、姿勢、形状を
認識する。 【構成】ステージ11上にランダムに載置される撚り線
1を照明装置12で上方より照明し、撮像装置10によ
って撮像する。撮像された画像はA/D変換部13によ
って256階調の濃淡画像に変換されフレームメモリ1
4に格納される。処理装置15では、フレームメモリ1
4から読み出した濃淡画像をエッジ画像及び濃度勾配画
像に変換する。エッジ画像或いは濃度勾配画像には、撚
り線1の表面に現れる撚り模様に伴う特徴が含まれてい
る。したがって、このような撚り線1特有の特徴をエッ
ジ画像或いは濃度勾配画像の少なくとも一方から抽出す
ることにより、ステージ11上における撚り線1の位
置、姿勢、形状を正確且つ自動的に認識することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の金属単線を縄状
に撚って形成された単撚り線あるいは複数の金属単線を
編んで形成された編組線のような撚り線を撮像装置によ
り撮像して得られる濃淡画像にて撚り線の位置、姿勢、
形状を認識する撚り線認識方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像装置により撮像して得られる
濃淡画像にて撚り線の位置、姿勢、形状を認識する方法
として、例えば、特開平2−162469号公報に記載
された線状物体検査装置を用いた方法があった。この線
状物体検査装置は、撚り線のような線状物体を撮像装置
で撮像して得られる濃淡画像を線状物体の長手方向が線
状物体検査装置の表示画面における上下方向と一致する
ように表示させ、表示画面上で1画素幅の走査線を水平
方向に設定して、走査線上の濃淡画像の明度値を切出
し、その明度値の一次微分値と、この一次微分値の勾配
(すなわち、明度値の二次微分値)を求め、一次微分値
の勾配が正から負に転ずる部分、つまり、一次微分値が
ピーク値をとる位置を検出する処理を、走査線を表示画
面上で上方から下方へ移動させながら行うことにより、
線状物体の近傍にその長手方向に沿って生じるエッジを
抽出し、抽出したエッジの連続性に基づいて不要なエッ
ジを除外して、対象となる線状物体の輪郭線を検出して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、抽出されたエッジが線状物体の長手方
向に連続しているか否かを評価することにより、線状物
体の輪郭線を抽出する方法を用いているために、撚り線
のようにその表面に複雑な模様(撚り線を形成する単線
による撚り模様)が生じる線状物体に対しては、模様に
よって生じるエッジが輪郭線のエッジに連続して生じる
場合があり、そのために輪郭線を適切に切り出すことが
できず、線状物体の誤認識を引き起こすという問題があ
った。また、撚り線においては、その輪郭線の近傍で模
様に伴う明度変化が長手方向に沿って生じるため、背景
部分との明度差が小さくなる部分があり、その部分では
輪郭線が得られず、輪郭線の追跡ができない場合も考え
られる。
【0004】また、対象となる線状物体を表示画面上の
上下方向に整列させて配置し、水平方向の走査線で濃淡
画像の明度値を切り出しているから、線状物体が屈曲し
ていたり表示画面に対して傾いていたりすると、線状物
体の長手方向に沿ったエッジを適切に抽出することがで
きなかった。そのため、上記従来例では、ランダムに配
置された線状物体の認識を容易に行うことができないと
いう問題があった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、複雑な模様を有する撚
り線がランダムに配置されたり屈曲している場合にも、
正確且つ自動的に撚り線の位置、姿勢、形状を認識する
ことのできる撚り線認識方法を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、対象とする撚り線を一方向から
照明し且つ略同一の方向から撮像装置により撮像するこ
とで撚り線の濃淡画像を得て、この濃淡画像から作成さ
れるエッジ画像と濃度勾配画像の少なくとも一方を用い
て撚り線の位置、姿勢、形状を認識する撚り線認識方法
であって、撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像及び
濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状の範囲に存
在することを示す特徴をエッジ画像と濃度勾配画像の少
なくとも一方から抽出し、抽出した特徴を予め既知であ
る撚り線の特徴と比較することで撚り線の位置、姿勢、
形状を認識することを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像及び濃度勾
配画像の少なくとも一方の中で略一定の幅を有する帯状
に存在する範囲の、エッジ画像或いは濃度勾配画像中で
の位置を代表する線を抽出することを特徴とする。請求
項3の発明は、請求項1又は2の発明において、撚り線
の長手方向に略一致する基準直線と、この基準直線と略
直交する走査線とをエッジ画像と濃度勾配画像の少なく
とも一方の中で設定し、走査線を基準直線に沿って移動
させながら、撚り線の表面に現れる模様と、この模様が
エッジ画像及び濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する
帯状に存在する範囲の走査線方向の幅とを逐次求めるこ
とを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、走査線上に存在するエッジ画像のエッジ点と基準直
線との距離の分散と、走査線上に存在するエッジ点数か
ら得られるエッジ密度とを、撚り線の表面に現れる模様
がエッジ画像及び濃度勾配画像の中で略一定の幅を有す
る帯状の範囲に存在することを示す特徴量として抽出
し、予め既知である撚り線の特徴量と抽出した特徴量と
を比較することを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、濃度勾配画像の画素ごとの濃度勾配の方向と向きを
走査線に沿って求めるとともに、走査線方向に略一致す
る濃度勾配方向を有する画素が所定の個数以上連続して
存在する範囲が断続して2つ存在し且つこれら2つの範
囲における各画素の濃度勾配の向きが互いに逆向きとな
る部分の幅を求め、求めた幅と予め既知である撚り線の
幅とを比較することを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項3の発明におい
て、走査線上に存在するエッジ点と基準直線との距離の
分散と、走査線上に存在するエッジ点数から得られるエ
ッジ密度とを、撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像
及び濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状の範囲
に存在することを示す特徴量として抽出するとともに、
濃度勾配画像の画素ごとの濃度勾配の方向と向きを走査
線に沿って求め、走査線方向に略一致する濃度勾配方向
を有する画素が所定の個数以上連続して存在する範囲が
断続して2つ存在し且つこれら2つの範囲における各画
素の濃度勾配の向きが互いに逆向きとなる部分の幅を特
徴量として求め、これら2種類の特徴量のうち少なくと
も一方を各々の予め既知である特徴量と比較することを
特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項3の発明におい
て、エッジ画像に対してハフ変換を行うことで基準直線
を検出することを特徴とする。請求項8の発明は、請求
項3の発明において、走査線を、基準直線に沿った方向
に複数画素幅を有する走査ウインドに置き換えたことを
特徴とする。請求項9の発明は、請求項2又は4の発明
において、撚り線の長手方向に略一致する基準直線と、
この基準直線と略直交する走査線とをエッジ画像と濃度
勾配画像の少なくとも一方の中で設定し、走査線上に存
在するエッジ点と基準直線との距離の平均値を求め、求
めた平均値の距離だけ基準直線から離れた位置を撚り線
の中心点とし、走査線を基準直線に沿って移動させなが
ら中心点を逐次求めることで撚り線の中心線を決定する
ことを特徴とする。
【0012】請求項10の発明は、請求項2又は5の発
明において、撚り線の長手方向に略一致する基準直線
と、この基準直線と略直交する走査線とをエッジ画像と
濃度勾配画像の少なくとも一方の中で設定し、走査線上
において検出された撚り線の存在する範囲の中点を撚り
線の中心点として求め、走査線を基準直線に沿って移動
させながら中心点を逐次求めて撚り線の中心線を決定す
ることを特徴とする。
【0013】請求項11の発明は、請求項3の発明にお
いて、走査線上で撚り線の側面部に該当する画素を検出
し、検出した画素の濃度勾配方向の平均を求め、この求
めた平均方向に略直交する方向に現在の走査線の中心位
置から所定量だけ移動した位置を中心位置とし、平均方
向に沿う方向に次の走査線を設定することを特徴とす
る。
【0014】請求項12の発明は、請求項9又は10の
発明において、走査線の移動に伴って基準直線が常に撚
り線の中心点を通るように基準直線を逐次平行移動させ
ることを特徴とする。請求項13の発明は、請求項9又
は10の発明において、現在の走査線の中心位置から撚
り線の中心線の接線方向に所定量だけ移動した位置を中
心位置として接線方向と略直交する方向に次の走査線を
設定することを特徴とする。
【0015】請求項14の発明は、請求項3の発明にお
いて、撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像或いは濃
度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状に存在する範
囲を求めることで複数の撚り線の存在が検出された場合
に、検出された複数の撚り線のうち何れかの撚り線の長
さが所定のしきい値よりも短ければ、検出された撚り線
のうち近接する2つの撚り線の端点を通る直線を新たな
基準直線として設定し、この基準直線に沿って走査線を
移動させて新たな撚り線を探索し、新たに撚り線の存在
が検出されればこの撚り線と基準直線の設定に用いた端
点を含む2つの撚り線とを1つの撚り線として併合する
ことを特徴とする。
【0016】請求項15の発明は、請求項1の発明にお
いて、撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像或いは濃
度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状に存在する範
囲を求めることで複数の撚り線の存在が検出された場合
に、撚り線に対する照明方向に沿った撚り線の高さ情報
を得るとともに、検出された複数の撚り線のうち何れか
の撚り線の長さが所定のしきい値よりも短ければ、端点
が近接する2つの撚り線が存在する範囲の両端点付近の
高さ情報を参照し、両端点近傍での高さ情報が類似して
いれば2つの撚り線の存在範囲を1つの範囲として併合
すること特徴とする。
【0017】請求項16の発明は、請求項1の発明にお
いて、撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像或いは濃
度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状に存在する範
囲を求めることで複数の撚り線の存在が検出された場合
に、撚り線に対する照明方向に沿った撚り線の高さ情報
を得るとともに、検出された複数の撚り線のうち何れか
の撚り線の長さが所定のしきい値よりも長ければ、撚り
線に沿って高さ情報を参照し、高さ情報の不連続がある
箇所で撚り線の存在範囲を2つの撚り線の存在範囲に分
割することを特徴とする。
【0018】請求項17の発明は、請求項14〜16の
発明において、併合或いは分割後のエッジ画像或いは濃
度勾配画像における撚り線の長さが許容範囲内に収まら
ない場合には併合或いは分割を行わないことを特徴とす
る。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、対象とする撚り線を
一方向から照明し且つ略同一の方向から撮像装置により
撮像することで撚り線の濃淡画像を得て、この濃淡画像
から作成されるエッジ画像と濃度勾配画像の少なくとも
一方を用いて撚り線の位置、姿勢、形状を認識する撚り
線認識方法であって、撚り線の表面に現れる模様がエッ
ジ画像及び濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状
の範囲に存在することを示す特徴をエッジ画像と濃度勾
配画像の少なくとも一方から抽出し、抽出した特徴を予
め既知である撚り線の特徴と比較することで撚り線の位
置、姿勢、形状を認識するようにしたので、単純にエッ
ジを検出する方法では認識できないような、撚り線がラ
ンダムに配置されたり屈曲している場合にも、正確且つ
自動的に撚り線の位置、姿勢、形状を認識することがで
きる。
【0020】請求項2の発明によれば、撚り線の表面に
現れる模様がエッジ画像及び濃度勾配画像の少なくとも
一方の中で略一定の幅を有する帯状に存在する範囲の、
エッジ画像或いは濃度勾配画像中での位置を代表する線
を抽出するようにしたので、エッジ画像或いは濃度勾配
画像における撚り線の存在範囲を単一の線で表すことが
でき、撚り線の位置、姿勢、形状の認識するための処理
が容易になる。
【0021】請求項3の発明によれば、撚り線の長手方
向に略一致する基準直線と、この基準直線と略直交する
走査線とをエッジ画像と濃度勾配画像の少なくとも一方
の中で設定し、走査線を基準直線に沿って移動させなが
ら、撚り線の表面に現れる模様と、この模様がエッジ画
像及び濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状に存
在する範囲の走査線方向の幅とを逐次求めるようにした
ので、例えば、エッジ画像或いは濃度勾配画像の全域に
おいて多大な処理時間を要するフィルタ処理を用いずに
済み、撚り線の認識を効率的に行うことができる。
【0022】請求項4の発明によれば、走査線上に存在
するエッジ画像のエッジ点と基準直線との距離の分散
と、走査線上に存在するエッジ点数から得られるエッジ
密度とを、撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像及び
濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状の範囲に存
在することを示す特徴量として抽出し、予め既知である
撚り線の特徴量と抽出した特徴量とを比較するようにし
たので、エッジ画像を用いて行う撚り線の認識のための
特徴を容易に抽出することができ、エッジ画像を用いる
撚り線の認識を効率的に行うことができる。
【0023】請求項5の発明によれば、濃度勾配画像の
画素ごとの濃度勾配の方向と向きを走査線に沿って求め
るとともに、走査線方向に略一致する濃度勾配方向を有
する画素が所定の個数以上連続して存在する範囲が断続
して2つ存在し且つこれら2つの範囲における各画素の
濃度勾配の向きが互いに逆向きとなる部分の幅を求め、
求めた幅と予め既知である撚り線の幅とを比較するよう
にしたので、濃度勾配画像を用いて行う撚り線の認識の
ための特徴を容易に抽出することができ、濃度勾配画像
を用いる撚り線の認識を効率的に行うことができる。
【0024】請求項6の発明によれば、走査線上に存在
するエッジ点と基準直線との距離の分散と、走査線上に
存在するエッジ点数から得られるエッジ密度とを、撚り
線の表面に現れる模様がエッジ画像及び濃度勾配画像の
中で略一定の幅を有する帯状の範囲に存在することを示
す特徴量として抽出するとともに、濃度勾配画像の画素
ごとの濃度勾配の方向と向きを走査線に沿って求め、走
査線方向に略一致する濃度勾配方向を有する画素が所定
の個数以上連続して存在する範囲が断続して2つ存在し
且つこれら2つの範囲における各画素の濃度勾配の向き
が互いに逆向きとなる部分の幅を特徴量として求め、こ
れら2種類の特徴量のうち少なくとも一方を各々の予め
既知である特徴量と比較するようにしたので、エッジ画
像と濃度勾配画像をそれぞれ単独で用いた場合には認識
することができない状況においても、エッジ画像と濃度
勾配画像のそれぞれから抽出される特徴を利用すること
で撚り線を正しく認識することができる。
【0025】請求項7の発明によれば、エッジ画像に対
してハフ変換を行うことで基準直線を検出するようにし
たので、撚り線の姿勢によらずに常に撚り線の長手方向
に沿った基準直線を適切に設定することができる。請求
項8の発明によれば、走査線を、基準直線に沿った方向
に複数画素幅を有する走査ウインドに置き換えたので、
エッジ画像において撚り線の特徴が極狭い範囲で欠落し
ているような場合に、その欠落部分が撚り線の特徴の急
激な変化として現れるのを抑制して、撚り線の誤認識を
防止することができる。
【0026】請求項9の発明によれば、撚り線の長手方
向に略一致する基準直線と、この基準直線と略直交する
走査線とをエッジ画像と濃度勾配画像の少なくとも一方
の中で設定し、走査線上に存在するエッジ点と基準直線
との距離の平均値を求め、求めた平均値の距離だけ基準
直線から離れた位置を撚り線の中心点とし、走査線を基
準直線に沿って移動させながら中心点を逐次求めること
で撚り線の中心線を決定するようにしたので、エッジ画
像或いは濃度勾配画像における撚り線の存在範囲を表す
撚り線の中心線を容易に求めることができる。
【0027】請求項10の発明によれば、撚り線の長手
方向に略一致する基準直線と、この基準直線と略直交す
る走査線とをエッジ画像と濃度勾配画像の少なくとも一
方の中で設定し、走査線上において検出された撚り線の
存在する範囲の中点を撚り線の中心点として求め、走査
線を基準直線に沿って移動させながら中心点を逐次求め
て撚り線の中心線を決定するようにしたので、エッジ画
像或いは濃度勾配画像における撚り線の存在範囲を表す
撚り線の中心線を容易に求めることができる。
【0028】請求項11の発明によれば、走査線上で撚
り線の側面部に該当する画素を検出し、検出した画素の
濃度勾配方向の平均を求め、この求めた平均方向に略直
交する方向に現在の走査線の中心位置から所定量だけ移
動した位置を中心位置とし、平均方向に沿う方向に次の
走査線を設定するようにしたので、撚り線が屈曲してい
る場合にも走査線を撚り線の存在範囲に追随させること
ができ、撚り線が認識されなくなったり誤認識されるの
を防止することができる。
【0029】請求項12の発明によれば、走査線の移動
に伴って基準直線が常に撚り線の中心点を通るように基
準直線を逐次平行移動させるようにしたので、撚り線が
屈曲している場合にも走査線を撚り線の存在範囲に追随
させることができ、撚り線が認識されなくなったり誤認
識されるのを防止することができる。請求項13の発明
によれば、現在の走査線の中心位置から撚り線の中心線
の接線方向に所定量だけ移動した位置を中心位置として
接線方向と略直交する方向に次の走査線を設定するよう
にしたので、撚り線が屈曲している場合にも走査線を撚
り線の存在範囲に追随させることができ、撚り線が認識
されなくなったり誤認識されるのを防止することができ
る。
【0030】請求項14の発明によれば、撚り線の表面
に現れる模様がエッジ画像或いは濃度勾配画像の中で略
一定の幅を有する帯状に存在する範囲を求めることで複
数の撚り線の存在が検出された場合に、検出された複数
の撚り線のうち何れかの撚り線の長さが所定のしきい値
よりも短ければ、検出された撚り線のうち近接する2つ
の撚り線の端点を通る直線を新たな基準直線として設定
し、この基準直線に沿って走査線を移動させて新たな撚
り線を探索し、新たに撚り線の存在が検出されればこの
撚り線と基準直線の設定に用いた端点を含む2つの撚り
線とを1つの撚り線として併合するようにしたので、本
来1本として認識されるべき撚り線を複数本の撚り線と
して誤認識するのを防止することができる。
【0031】請求項15の発明によれば、撚り線の表面
に現れる模様がエッジ画像或いは濃度勾配画像の中で略
一定の幅を有する帯状に存在する範囲を求めることで複
数の撚り線の存在が検出された場合に、撚り線に対する
照明方向に沿った撚り線の高さ情報を得るとともに、検
出された複数の撚り線のうち何れかの撚り線の長さが所
定のしきい値よりも短ければ、端点が近接する2つの撚
り線が存在する範囲の両端点付近の高さ情報を参照し、
両端点近傍での高さ情報が類似していれば2つの撚り線
の存在範囲を1つの範囲として併合するようにしたの
で、本来1本として認識されるべき撚り線を複数本の撚
り線として誤認識するのを防止することができる。
【0032】請求項16の発明によれば、撚り線の表面
に現れる模様がエッジ画像或いは濃度勾配画像の中で略
一定の幅を有する帯状に存在する範囲を求めることで複
数の撚り線の存在が検出された場合に、撚り線に対する
照明方向に沿った撚り線の高さ情報を得るとともに、検
出された複数の撚り線のうち何れかの撚り線の長さが所
定のしきい値よりも長ければ、撚り線に沿って高さ情報
を参照し、高さ情報の不連続がある箇所で撚り線の存在
範囲を2つの撚り線の存在範囲に分割するようにしたの
で、本来別個に認識されるべき複数本の撚り線を1本の
撚り線として誤認識するのを防止することができる。
【0033】請求項17の発明によれば、併合或いは分
割後のエッジ画像或いは濃度勾配画像における撚り線の
長さが許容範囲内に収まらない場合には併合或いは分割
を行わないようにしたので、本来行うべきでない併合や
分割による撚り線の誤認識を防止することができる。
【0034】
【実施例】図1は以下において説明する実施例の撚り線
認識方法を実施するための画像認識装置の構成を示すブ
ロック図である。この画像認識装置は、産業用のロボッ
ト20によって撚り線1を備える部品(ワーク)3を把
持する場合に、ロボット20の位置制御などを行うため
に対象の部品3を画像認識する目的に用いられるもので
ある。すなわち、画像認識装置にて部品の位置、姿勢、
形状を認識し、その結果に基づいてロボット20を制御
して部品3をロボット20に把持させて所定の作業を行
わせることができる。
【0035】部品3は付属部品2の先端部に撚り線1が
接合されて構成されるものである。そして、部品3は平
板状のステージ11の上に載置され、上方より照明装置
12にて照明されている。また、テレビカメラから成る
撮像装置10が同じく上方より部品3の撚り線1を撮像
している。なお、ワークたる部品3は、例えば、撚り線
1を芯線とする被覆電線を付属部品2に接合したもので
あってもよく、特に実施例に限定されることはない。
【0036】撮像装置10の出力(映像信号)はA/D
変換部13において256階調に量子化され、ディジタ
ルの濃淡画像としてフレームメモリ14に格納される。
処理装置15はフレームメモリ14から濃淡画像を読み
出して後述するような処理を行ってロボット制御装置2
1に制御量を与える。ロボット制御装置21では、受け
取った制御量に基づいてロボット20を制御して所定の
作業を行わせる。
【0037】図2は上記画像認識装置を用いてロボット
20に所定の作業を行わせる動作のフローチャートを示
すものであり、このフローチャートを用いて画像認識装
置の動作を詳しく説明する。まず、ステージ11上に載
置された部品3の撚り線1の部分を照明装置12で照明
し撮像装置10により撮像して、取り込んだ画像をA/
D変換部13において量子化して濃淡画像を生成し(S
a1)、フレームメモリ14に格納する。処理装置15
はフレームメモリ14から濃淡画像を読み出して1次微
分処理を行ない(Sa2)、エッジ画像の作成と、濃度
勾配画像の作成とを並行して行う(Sa3,Sa5)。
さらに、作成したエッジ画像に対してハフ(Houg
h)変換を行って基準直線の設定を行う(Sa4)。な
お、このハフ変換の詳細については後述する。そして、
処理装置15において以下に順次説明する認識方法によ
る認識処理を行ない(Sa6)、ステージ11の上に載
置された撚り線1の位置、姿勢、形状を計算し(Sa
7)、得られた撚り線1の認識情報を用いてロボット2
0のハンド位置、アプローチ姿勢などの制御パラメータ
を演算し(Sa8)、各制御パラメータの制御量をロボ
ット制御装置21に送信する(Sa9)。
【0038】ロボット制御装置21は受信した制御量に
基づいてロボット20の動作パスを生成し、ロボット2
0を動作させる。ロボット制御装置21によって制御さ
れるロボット20は、ステージ11上の撚り線1が接合
された部品3をハンドで把持し、その部品3をパレット
22の上に整列させるという所定の作業を行う。ところ
で、本実施例における撚り線1は複数の金属単線を撚り
合わせることにより、太さがほぼ一定で断面形状が略円
形に形成されるもので、図3(a)又は(b)に示すよ
うにその表面には半光沢の撚りによる模様(以下、これ
を「撚り模様」と呼ぶ。)が現れている。なお、図3
(a)は単撚り線を、同図(b)は編組線を示す。この
ような撚り線1を上述の画像認識装置の撮像装置10で
撮像して得られる濃淡画像を図4に示す。
【0039】図4に示すように、撚り線1の周縁部RI
0 では、照明装置12による照明方向と周縁部RI0
面の法線方向が大きく異なり、且つ撚り模様を斜視する
ことになるから、明度が低く一様になる。しかしなが
ら、照明装置12に正対する撚り線1の上面、すなわち
撚り線1の中央部RI1 では、明度が大きい部分Ahと
小さい部分Asが規則的に並んだ、撚り線1に特有の撚
り模様が現れる。しかも、このような撚り模様は撚り線
1が略一定の線幅を有するため、図4の濃淡画像におい
ても略一定の幅を持つ領域となる。また、撚り線1が接
合された付属部品TPや背景(ステージ11)BGで
は、上記のような撚り模様は現れず、明度はほぼ一様と
なる。したがって、略一定の幅を持って撚り模様が現れ
る撚り線1の特徴を抽出すれば、撚り線1を付属部品T
Pや背景BGと分離して認識することが可能となる。な
お、撚り線1を芯線とする被覆電線を用いた場合には、
撚り線1と被覆と背景とを分離して認識できることは言
うまでもない。
【0040】次に、フレームメモリ14に格納された濃
淡画像からエッジ画像及び濃度勾配画像を作成する処理
について説明する。本実施例では、図5に示すソーベル
オペレータ(Sobel Operetor)を用いて濃淡画像からエ
ッジを抽出している。このソーベルオペレータを適用す
る際には、ソーベルオペレータの中心を注目画素に合わ
せ、注目画素の近隣画素の濃度値とソーベルオペレータ
の数値を掛け合わせる。これにより、同図のx,y各方
向の一次微分値Gx,Gyを得て、これら一次微分値G
x,Gyをもとにエッジ強度G及び濃度勾配θを求める
演算を全ての画素に対して行う。いま、任意の座標
(x,y)における画素の濃度をI(x,y) とすると、
x,y各方向の一次微分値Gx,Gyは次式により表さ
れる。
【0041】 Gx(x,y) ={I(x+1,y-1) +2I(x+1,y) +I(x+1,y+1) } −{I(x-1,y-1) +2I(x-1,y) +I(x-1,y+1) } Gy(x,y) ={I(x-1,y-1) +2I(x,y-1) +I(x+1,y-1) } −{I(x-1,y+1) +2I(x,y+1) +I(x+1,y+1) } さらに、上式を用いて、各画素位置でのエッジ強度G及
び濃度勾配θは以下のように求められる。
【0042】G=(Gx2 +Gy2 1/2 θ=tan -1(Gy/Gx) そして、エッジ強度Gに対して所定のしきい値を設定
し、しきい値以下のエッジ強度Gの低い画素のエッジ強
度Gを0とした後、エッジ強度Gがその画素の近傍で最
大となる点、すなわち、エッジ強度の尾根線をエッジ点
として抽出すれば、図6に示すようなエッジ画像を得る
ことができる。このようにして求めたエッジ画像は、エ
ッジの存否を示す2値画像となる。また、濃度勾配θを
各画素に配した画像、すなわち濃度勾配画像を図7に示
す。図8は図7(a)及び(b)における部分A及び部
分Bを拡大し、濃度勾配を矢印で表した模式図である。
なお、図6〜図8において(a)は単撚り線、(b)は
編組線の場合をそれぞれ示している。
【0043】上述のようにして得られるエッジ画像及び
濃度勾配画像中には、撚り線1の位置、姿勢、形状を認
識するのに有用な特徴、すなわち、撚り線1の撚り模様
を表す特徴と、撚り模様が存在する領域(範囲)の幅の
特徴とが含まれている。したがって、これらの特徴をエ
ッジ画像あるいは濃度勾配画像から抽出し、撮像装置1
0からステージ11上に載置された撚り線1までの距離
や部品3の寸法などの関係から予め既知となる上記特徴
と、実際にエッジ画像あるいは濃度勾配画像から抽出さ
れた特徴とを比較することにより、撚り線1を認識する
ことができるのである。なお、撚り線1の位置、姿勢、
形状を認識する場合には、最終的に必要となるデータは
撚り線1の端点座標、全長、撚り線1の屈曲状態などに
関するデータであり、これらのデータは、撚り線1の撚
り模様の中心線や輪郭線のような、撚り線1の位置、姿
勢、形状を代表する線をエッジ画像あるいは濃度勾配画
像から抽出することで得ることができる。
【0044】以下、エッジ画像あるいは濃度勾配画像か
ら上記特徴を抽出し、撚り線1の位置、姿勢、形状を認
識する具体的な方法について詳細に説明する。エッジ画
像あるいは濃度勾配画像から上述のような特徴を抽出す
る方法としては、フィルタリングによる方法が一般的に
行われている。例えば、エッジ密度(単位領域内におけ
るエッジ点の数)の高い部分を抽出する場合には、所定
の大きさのウインドを各画素に当てはめ、各画素位置で
のウインド内のエッジ点数をカウントし、得られたエッ
ジ点数すなわちエッジ密度を各画素値として代入するフ
ィルタを適用した後、画素値の高い部分を切り出す方法
がある。しかしながら、この方法では計算量が多いため
に相当の処理時間を要し、あまり実用的ではない。そこ
で、本実施例では、予め対象となる撚り線1の長手方向
に沿った基準直線を設定し、その基準直線に沿って上記
特徴の探索を行うことにより、撚り線1の特徴抽出の処
理を効率的に行うようにしている。なお、撚り線1がス
テージ11上で常に略同方向に載置される場合には、予
め既知であるその載置方向に基準直線を設定すればよ
い。本実施例では、撚り線1がステージ11上にランダ
ムに載置される場合に対応するため、エッジ画像に対し
てハフ変換を行ない、それにより抽出される直線を基準
直線としている。
【0045】ハフ変換はパラメータ空間法とも呼ばれる
方法で、画像中で複数の点が直線的に並んでいる部分に
直線を当てはめることができる。この方法について、図
9〜図11を参照して説明する。任意の画素P(x,y) を
通る直線の一般式は次式で表される。 xcos θ+ ysin θ=ρ したがって、任意の画素P(x,y) を通る直線の集合は、
エッジ画像中に存在する各エッジ点P(x,y) に対してそ
のエッジ点を通る直線を表す全ての(θ,ρ)の組み合
わせをθ−ρ平面(アキュムレータ空間)上にプロット
することにより、θ−ρ平面上の曲線に写像される。例
えば、図9に示すようにx−y平面上に存在する多数の
点Pa〜Pgをθ−ρ平面に写像すれば、図10に示す
ような各点Pa〜Pgに対応した曲線La〜Lgが得ら
れる。ここで、ハフ変換においては、複数のエッジ点P
a〜Pgを通る直線はθ−ρ平面上の1点に写像される
特性がある。そこで、エッジ画像をラスタ走査して各エ
ッジ点P(x,y) に対応するθ−ρ平面上の曲線を求め、
θ−ρ平面上の各座標を通る曲線の数を記録する処理を
行う。
【0046】この処理を図11のフローチャートにより
説明すると、エッジ画像をハフ変換した後(Sb1)、
座標値(x,y)を初期化し(Sb2)、エッジ点すな
わちP(x,y) ≠0となる点を探索する(Sb3)。そし
て、エッジ点が存在すればθ−ρ平面上の画素P(θ,
ρ)に1を加算することでθ−ρ平面上の各座標を通る
曲線の数をカウントする(Sb4)。このような処理を
エッジ画像の全画素についてラスタ走査しながら行う
(Sb5〜Sb8)。
【0047】そのあと、θ−ρ平面上の各画素P(θ,
ρ)の値を調べ、その値が所定のしきい値THD以上と
なり(Sb10)、且つその近傍内で最大値をとるθ−
ρ平面上の点P(θ,ρ)を検出し(Sb11)、この
点P(θ,ρ)をx−y平面上に逆写像して、x−y平
面に存在する複数のエッジ点Pa〜Pgを通る直線を求
めている(Sb12〜Sb17)。例えば、図10にお
いて、複数の曲線が通る点P0 (θ0 ,ρ0 )、P
1 (θ1 ,ρ1 )をx−y平面上に逆写像することによ
り、図9のエッジ点Pa〜Pgのうち、点Pa〜Pdを
通る直線と、点Pe〜Pgを通る直線とが基準直線とし
て得られる。
【0048】上述のようにして設定される基準直線を用
いて、撚り線1の位置、姿勢、形状の認識を実際に行う
方法を説明する。ここで、撚り線1の認識方法として
は、エッジ画像を利用する方法と、濃度勾配画像を利用
する方法とがあるので、まず、エッジ画像を利用する方
法から説明する。既に説明したように、撮像装置10で
撮像した撚り線1の濃淡画像から得られるエッジ画像に
おいては、図6に示すように撮像画面内(エッジ画像
内)の撚り線1の存在する部分に撚り線1の表面に現れ
る撚り模様による多くのエッジが発生し、且つそのよう
なエッジの集中した(エッジ密度の高い)領域(範囲)
の幅は、撚り線1の太さが略一定であることから概ね一
定となる特徴がある。また、上記領域内におけるエッジ
密度も略一定となる特徴がある。したがって、これら2
つの特徴を利用すれば撚り線1の認識を行うことができ
る。
【0049】以下、その詳細な処理方法について図12
〜図17を参照して説明する。図13は処理の流れを示
すフローチャートである。まず、上述のようにして設定
された基準直線Ba(図12参照)とエッジ画像の交差
する端点Ps,Peを撚り線1の両端を示す点Las
Lae の初期値として設定する(図13のSc1、以下
同様)とともに、基準直線Ba上の走査線Saの中心点
CSaを上記端点Psに初期設定する(Sc2)。それ
から、基準直線Ba上の中心点CSaを中心として、基
準直線Baに直交し、撚り線1のエッジ画像中での幅よ
りも長い線分Saを走査線として設定し(Sc3)、こ
の走査線Sa上に存在する各エッジ点と基準直線Baと
の距離を求め(Sc4)、図14に示すようなその距離
値の分布からその分散v及び平均値Avを算出する(S
c5)。この分散vは、エッジ画像における撚り線1の
幅を表す特徴量として用いることができる。
【0050】また、走査線Sa上に存在するエッジ点の
個数を算出し(Sc6)、さらに走査線Sa上に存在す
る全画素に占めるエッジ点の割合、すなわち、エッジ密
度Dを求める(Sc7)。このエッジ密度Dがエッジ画
像における撚り模様が存在することを示す特徴量とな
る。ここで、エッジ点から基準直線Baまでの距離(以
下、「エッジ位置」と呼ぶ。)の分散vと、エッジ密度
Dとは、撮像装置10からステージ11上の部品3まで
の距離、撚り線1の線径、撚り線1の撚り模様などから
予め既知となっているので、撚り線1が存在すると判断
する許容範囲〔v max ,vmin 〕、〔Dmax ,Dmin
を定め、走査線Saを基準直線Baに沿って1画素ずつ
走査しながら(Sc15)、実際に算出した分散v及び
エッジ密度Dが上記許容範囲内に収まるから否かを判断
し(Sc8,Sc9)、許容範囲内に収まり始めたとき
の中心点CSaを始点Las(Sc11)、その後許容
範囲内に収まらなくなったときの中心点CSaを終点L
aeとし(Sc12)、始点Lasから終点Laeに至
る、基準直線Baに沿った範囲を抽出することにより、
対象とするエッジ画像において基準直線Baに沿って撚
り線1が存在する範囲Las〜Laeを検出することが
できる(図15及び図16参照)。
【0051】さらに、走査線Saを基準直線Baに沿っ
て走査するときに、基準直線Baから走査線Saに沿っ
てエッジ位置の平均値Avだけ離れた座標を、走査線S
aの中心点CSaが任意の位置にあるときの撚り線1の
中心位置Caとし、この中心位置Caを撚り線1が存在
する上記範囲Las〜Lae内で逐次求める(Sc1
3,Sc14)ことにより、図17に示すように、エッ
ジ画像における撚り線1の中心線Caを得ることができ
る。
【0052】このように、エッジ画像における撚り線1
の存在する範囲Las〜Lae及び撚り線1の中心線C
aは、撚り線1の表面に現れる撚り模様による特徴量を
抽出することで得られ、その結果、撚り線1の存在する
範囲Las〜Lae及び撚り線1の中心線Caに基づい
て撚り線1の位置、姿勢、形状を認識することができ
る。
【0053】次に、濃度勾配画像を利用する方法につい
て説明する。撚り線1を撮像した濃淡画像においては、
図4に示すように撚り線1の周縁部RI0 の明度が低
く、撚り線1の中央部RI1 に近づくほど明度が高くな
るので、周縁部RI0 における濃度勾配の向きは、図8
(a)の周縁部RI0 に対応する領域RG0 では撚り線
1の中心方向に向かう向きとなり、且つ、中央部RI1
では撚り模様のために、その濃度勾配の方向は撚り線1
の長手方向(図中左斜め上から右斜め下の方向)に対し
て所定の角度を持ち、その向きが長手方向に沿って交互
に切り替わっている。また、背景BGの部分では画素の
明度がほぼ一様であるから濃度勾配はランダムになる。
したがって、濃度勾配が長手方向と直交する方向であっ
て、且つ互いに逆向きであるような2つの部分を濃度勾
配画像から抽出することにより、エッジ画像を利用する
場合と同じく撚り線1の認識が可能となる。
【0054】以下、その詳細な処理方法について図18
〜図22を参照して説明する。図19は処理の流れを示
すフローチャートである。まず、上述のようにして設定
された基準直線Bb(図18参照)と濃度勾配画像の交
差する端点Ps,Peを撚り線1の両端を示す点L
s ,Lbe の初期値として設定する(図19のSd
1、以下同様)とともに、基準直線Bb上の走査線Sb
の中心点CSbを上記端点Psに初期設定する(Sd
2)。それから、基準直線Bb上の中心点CSbを中心
として、基準直線Bbに直交し、撚り線1の濃度勾配画
像中での幅よりも長い線分Sbを走査線として設定し
(Sd3)、この走査線Sb上に存在する各画素の濃度
勾配の方向を調べる。具体的には、上述のような撚り線
1の撚り模様を示す特徴を探すために、基準直線Bbの
方向と濃度勾配方向との差がπ/2±δ(δは所定のし
きい値)の許容範囲内に収まるような画素が、図20に
示すようにしきい値Thの個数以上連続する2つの部分
Wl,Wrが存在するとともに、これら2つの部分W
l,Wrに挟まれる範囲では、濃度勾配方向が走査線S
bの方向に一致しないような範囲Wを検出し(Sd4,
Sd5)、2つの部分Wl,Wrのそれぞれ左端Mlと
右端Mrとの距離、すなわち、撚り線1の幅Wを求める
(Sd6)。同じく、左端Mlと右端Mrとの中点を求
めて撚り線1の中心位置Clとする(Sd7)。
【0055】ここで、撚り線1の幅は撮像装置10から
ステージ11上の部品3までの距離、撚り線1の線径な
どから予め既知となっているので、撚り線1が存在する
と判断する許容範囲〔Wmax ,Wmin 〕を定め、走査線
Sbを基準直線Bbに沿って1画素ずつ走査しながら
(Sc14)、実際に算出した幅Wが上記許容範囲内に
収まるから否かを判断し(Sc8)、許容範囲内に収ま
り始めたときの中心点CSbを始点Lbs(Sc10)
とし、その後許容範囲内に収まらなくなったときの中心
点CSbを終点Lbeとし(Sc11)、始点Lbsか
ら終点Lbeに至る、基準直線Bbに沿った範囲を抽出
することにより、対象とする濃度勾配画像において基準
直線Bbに沿って撚り線1が存在する範囲Lbs〜Lb
eを検出することができる(図21参照)。
【0056】さらに、エッジ画像を利用する場合と同様
に、走査線Sbを基準直線Bbに沿って走査するとき
に、2つの部分Wl,Wrのそれぞれ左端Mlと右端M
rとの中点Clを求め、その中点Clを走査線Sbの中
心点CSbが任意の位置にあるときの撚り線1の中心位
置Cbとし、この中心位置Cbを撚り線1が存在する上
記範囲Lbs〜Lbe内で逐次求めることにより、図2
2に示すように、濃度勾配画像における撚り線1の中心
線Cbを得ることができる。
【0057】このように、濃度勾配画像における撚り線
1の存在する範囲Lbs〜Lbe及び撚り線1の中心線
Cbは、撚り線1の表面に現れる撚り模様による特徴量
を抽出することで得られ、その結果、撚り線1の存在す
る範囲Lbs〜Lbe及び撚り線1の中心線Cbに基づ
いて撚り線1の位置、姿勢、形状を認識することができ
る。
【0058】ところで、図23に示すように、撚り線1
の撚り模様に伴って現れるエッジは、同図中F1 で示す
部分のように、撚り線1の輪郭線に対応する部分が欠け
ていて一見撚り線1の幅が細く見える場合や、同じく同
図F2 で示す部分のように、撚り線1の屈曲などにより
明度が低下し、中央部付近で充分なエッジ密度が得られ
ない場合がある。また、同図F3 に示す部分のように、
複数の撚り線1が重なっている場合には、エッジを利用
する方法では撚り線1がその部分F3 で急に太くなった
ものと誤認識され、この部分F3 において撚り線1が分
断されてしまうことになる。さらに、図24に示すよう
に、同図のF4 及びF5 に示す部分では、撚り線1の屈
曲によって明度が変化したり、撚りの乱れによって濃度
勾配方向が乱れることが考えられる。あるいは、このよ
うな撚り模様によるエッジ画像や濃度勾配画像の特徴の
局所的な変動の他にも、図25に示すように、撚り線1
がその途中で大きく屈曲しているために、撚り線1の一
部が基準直線Bbから離れてしまい、部分的に検出がさ
れなくなってしまうことが考えられる。
【0059】そこで、上記の各場合において生じる問題
を解決する方法を次に説明する。まず、既に説明したエ
ッジ画像と濃度勾配画像とをそれぞれ利用する方法を併
用することにより、上述したような問題を解決すること
ができる。例えば、図23中F1 で示す部分のように、
撚り線1の輪郭線に対応する部分が欠けていて一見撚り
線1の幅が細く見える場合に、エッジ画像では周縁部の
エッジ画像が欠落しているために誤検出を起こすのであ
るが、撚り線1の長手方向において明度の変化がなけれ
ば濃度勾配は影響を受けないことから、この部分F1
濃度勾配を利用した方法によって検出することができ
る。また、これとは逆に、図24中F 5 で示す部分のよ
うに、濃度勾配に乱れが生じていてもエッジ画像のエッ
ジ強度Gは充分な値が得られるから、エッジ画像を利用
した認識方法であればその影響を受けずに済む場合もあ
る。
【0060】上述のように、エッジ画像から得られる特
徴と、濃度勾配画像から得られる特徴とは相補的に作用
する場合があることから、エッジ画像を利用した方法と
濃度勾配画像を利用した方法とを併用し、少なくとも一
方の方法で撚り線1を認識できるようにすれば、誤認識
の少ないより有効な撚り線認識方法を実現できる。他に
基準直線に沿って走査線を走査する場合の走査方法を改
善することで上述のような誤認識を防止する方法もあ
る。すなわち、図23中F1 で示す部分のような局所的
な特徴量の変動が撚り線1の存在する領域の探索に及ぼ
す影響を軽減するため、1画素分の幅しか持たない走査
線の代わりに、図26に示すように、基準直線Baの方
向に複数画素分の幅を持つ走査ウインドSWを設定し、
この走査ウインドSWを基準直線Baに沿って1画素ず
つずらしながら、つまり、走査ウインドSWをオーバー
ラップさせながら特徴量であるエッジ位置の分散vを求
める方法がある。この方法を用いてエッジ位置の分散v
を算出し撚り線1の存在範囲を抽出した結果を図27
(b)に、既に説明した走査線Saを用いて同じく撚り
線1の存在範囲を抽出した結果を同図(a)にそれぞれ
示す。1画素分の幅しか持たない走査線Saの場合に
は、図26に示すような撚り線1のエッジ画像の周縁部
における欠けによって、図27(a)に示すようにその
欠けた部分でエッジ位置の分散vが急激に小さくなり、
撚り線1の存在する領域は2つの領域L 0 ,L1 に分断
されて誤認識の原因となる。
【0061】これに対して複数画素幅を有する走査ウイ
ンドSWを用いれば、移動平均フィルタを適用した場合
のように、エッジ画像の欠落した周縁部に対して、図2
7(b)に示すように分散vの急激な低下がなく、撚り
線1の存在範囲が分断されてしまうようなことがなく、
撚り線1の誤認識を防止できる。次に、図25に示すよ
うに、撚り線1の屈曲によって撚り線1の存在範囲と基
準直線Bbとがずれてしまい、走査線Sbによる検出が
できなくなる場合の対策方法について説明する。
【0062】すなわち、この方法は、濃度勾配画像にお
いては撚り線1の周縁部における濃度勾配方向が常に撚
り線1の長手方向と略直交する向きであることに着目
し、基準直線Bbに沿って走査線Sbを移動させる走査
過程において、濃度勾配を利用して走査線Sbの移動方
向を変更し、屈曲した撚り線1に沿うように走査線Sb
を移動させるものである。
【0063】さらに、この方法を図30に示すフローチ
ャートに沿って詳細に説明する。まず、図28に示すよ
うに、濃度勾配画像において基準直線Bc上において走
査を開始する始点を中心点CSiに設定し(Se1)、
その中心点CSiにより基準直線Bcに略直交する走査
線Sci を設定する(Se2)。そして、既に説明した
濃度勾配画像を利用する方法と同じく、基準直線Bcの
方向と濃度勾配方向との差がπ/2±δ(δは所定のし
きい値)の許容範囲内に収まるような画素がしきい値T
hの個数以上連続する2つの部分Wl,Wrが存在する
とともに、これら2つの部分Wl,Wrに挟まれる範囲
では、濃度勾配方向が走査線Sci の方向に一致しない
ような範囲Wを検出し(Se3,Se4)、さらに、撚
り線1の側面部に対応する上記2つの部分Wl,Wrに
おける濃度勾配方向の平均値Giを求め(Se5)、そ
の後、撚り線1の幅Wを求める認識処理を行なう(Se
6)。そして、走査線Sci が撚り線1の存在範囲内に
あるか否かを調べ(Se8)、存在範囲内にあるとき
は、濃度勾配方向の平均値Giをもとにして走査線Sc
i を移動させる処理を行う。
【0064】例えば、現在の走査線Sci の位置におけ
る撚り線1の側面部Wl,Wrの濃度勾配方向を図29
に示すような4つの方向0〜3に量子化し、その濃度勾
配方向が同図中に示す方向1であるとすれば、この場合
に、撚り線1の長手方向は濃度勾配方向と直交する方
向、すなわち、同図中に示す方向3であると推測でき
る。したがって、次の走査線Sci+1 は、現在の走査線
Sci の中心点CSiから上記方向3に1画素分だけ進
んだ位置CSi+1を中心として(Se9)、濃度勾配の
平均値Giの方向に移動させて設定する(Se10)。
【0065】上述のように、走査線Sci を濃度勾配の
平均値Giの方向に移動させて設定しながら基準直線B
cに沿って走査することにより、撚り線1が屈曲してい
てもそれに追従して逐次走査線Sci を適切な位置に設
定することができ、撚り線1の誤認識を防止することが
できる。また、既に説明したように撚り線1の中心点を
逐次検出しながら撚り線1を探索する場合には、中心点
を結んでできる撚り線1の中心線を用いて走査線を移動
させ、屈曲した撚り線1にも対応することができる。こ
のように、撚り線1の中心線を利用する方法として、以
下に説明する2つの方法がある。
【0066】まず、第1の方法について図32に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。なお、基準直線Bd
及び走査線Sdi を設定して撚り線1の存在範囲を検出
する処理(Sf1〜Sf4)に関しては既に説明した方
法と共通であるから説明は省略する。この方法では、基
準直線Bd上の点CSiを中心とする現在の走査線Sd
i によって撚り線1の中心点Cci を求め(Sf5)、
この中心点Cci を通るように平行移動した基準直線B
d’を設定して(Sf7)、図31に示すように、この
基準直線Bd’に沿って1画素分だけ移動させた点Cc
i+1 を中心として次の走査線Sdi+1 を設定する(Sf
8)。このように、撚り線1の中心点Cci を求め、基
準直線Bdが求めた中心点Cci を通るように逐次平行
移動させることにより、撚り線1が屈曲している場合に
も走査線Sdi が撚り線1の存在範囲から外れてしまう
ことがなく、撚り線1の誤認識を防止できる。
【0067】撚り線1の中心線を利用する第2の方法
は、撚り線1の中心点を結んでできる中心線の進行ベク
トルを用いる方法である。この第2の方法を図35に示
すフローチャートに基づいて説明する。なお、基準直線
Be及び走査線Sei を設定して撚り線1の存在範囲を
検出する処理(Sg1〜Sg4)に関しては既に説明し
た方法と共通であるから説明は省略する。この第2の方
法では、一つ前の走査線Sdi-1 により求めた撚り線1
の中心点Cci-1 を始点とし、現在の走査線Sd i によ
り求めた中心点Cci を終点とする中心線の進行ベクト
ルを求め(Sg5)、さらに、この進行ベクトルの向き
を図34に示すような8つの向き0〜7に量子化すれ
ば、次の走査線が設定されるべき向きが推定できる。例
えば、図33に示すような場合であれば図34中の向き
4と推測できる。したがって、現在の撚り線1の中心点
Cci から見て図34中の向き4の方向に1画素分だけ
進んだ位置に点CSi+1 を設定し(Sg7)、この点C
i+1 を中心点として、進行ベクトル(点Cci-1 を始
点とし点Cci を終点とするベクトル)に略直交する向
きに次の走査線Sdi+1 を設定する(Sg8)。このよ
うに、撚り線1の中心線の進行ベクトルをもとに撚り線
1の長手方向の変化を調べて走査線Sdi を設定するこ
とにより、撚り線1が屈曲している場合にも走査線Sd
i が撚り線1の存在範囲から外れてしまうことがなく、
撚り線1の誤認識を防止できる。なお、進行ベクトルの
方向が2つの中心点Cci ,CSi+1 の接線方向とな
る。
【0068】ところで、図36は、撚り線1の屈曲によ
り、1本の撚り線1に対して2本の基準直線B1 ,B2
が設定されたため、撚り線1が分断されて検出される誤
検出が発生した状況を示す図である。このように、撚り
線1の誤検出が発生し、1本の撚り線1が複数に分断さ
れて検出された場合には、分断されて検出された複数の
撚り線1を併合することにより、本来検出されるべき1
本の撚り線1を再構成して、誤検出を補正することがで
きる。以下、このような併合方法について図37に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0069】まず、既に説明したいずれかの方法によっ
て撚り線を検出する(Sh1)。ここで、本来1本であ
る撚り線1が図36に示すように分断されて誤検出され
た場合には、誤検出された各領域La0 ,La1 の基準
直線B1 ,B2 に沿った長さは、正しい検出が行われた
場合よりも短くなるはずである。そこで、検出した撚り
線1(実際には撚り線1の存在範囲)の中でその長さが
既定のしきい値より短いもの(領域La0 ,La1 )を
抽出し(Sh2)、これらの領域La0 ,La 1 と各々
の基準直線B1 ,B2 との交点である端点T0 ,T1
求めて直線で結ぶ(Sh3)。そして、2つの端点
0 ,T1 を通る直線を設定し、この直線を新たな基準
直線として再度撚り線の検出を行う(Sh4)。ここ
で、この新たな基準直線の2つの端点T0 ,T1 の間に
撚り線が検出されれば(Sh5)、新たに検出された撚
り線の領域La2 と、基準直線の設定に用いられた分断
された2つの領域La0 ,La1 の長さの合計を所定の
しきい値と比較し(Sh6)、しきい値以下であれば、
新規に検出された撚り線(領域La2 )ともとの2つの
撚り線(領域La0 ,La1 )とを1つの撚り線として
併合する(Sh7)。そして、上記のような既定の長さ
以下の撚り線の全ての組合わせに対して上述の処理を行
う(Sh8)。また、上記合計値がしきい値を越えてい
た場合には最初に選ばれた2つの領域La0 ,La1
うち少なくとも一方は撚り線1を示す領域ではなかった
ことになるので、再度撚り線1の組を探して(Sh
9)、上記の処理を繰り返す。このように、分断されて
検出された2つの撚り線(領域La0 ,La1 )と、こ
れらの撚り線に挟まれた撚り線(領域La2 )とを併合
することによって、本来検出されるべき1本の撚り線1
を正しく検出することができる。
【0070】また、図38に示すように、複数の撚り線
1が交差しているような場合には、その交差した部分で
局所的に撚り線1の特徴を抽出することができず、本来
1本である撚り線1が分断されて複数の撚り線として検
出されてしまう場合がある。図38に示すような場合に
は、本来1本である撚り線1は例え分断されて検出され
ても、分断された両端点においては各々の高さ情報は略
等しいと考えることができる。そこで、このような高さ
情報の近似性を利用すれば、図38のように分断された
撚り線を併合して本来の1本の撚り線1を検出すること
ができる。
【0071】上記の併合方法を図39に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。なお、分断されて検出された
2つの撚り線(領域La0 ,La1 )の端点を結ぶ線分
を新たな基準直線に設定するまでの処理(Sj1〜Sj
3)は上述の方法と同じ処理であるから説明は省略す
る。図38に示すように2本の撚り線の交差による場合
には、分断によって生じる上記端点間の距離(端点を結
ぶ線分の長さ)は、例えば、撚り線の太さ程度に収まる
はずであるから、そのような値をしきい値に設定し、上
記線分長さをしきい値と比較して(Sj4)、しきい値
より大きければ別の撚り線の組み合わせを調べ(Sj
9)、しきい値以下の場合にはそれら両端点の高さ情報
の差の絶対値を求める(Sj5)。ここで、高さ情報を
取得する方法としては、撮像装置10で撚り線1を撮像
する際に、別のもう1台の撮像装置を用いてステレオマ
ッチングを行ない、対象となる撚り線1に対応した高さ
情報を得る方法や、あるいは光切断法などにより得られ
た情報を2次元画像情報と融合させる方法などの周知の
方法を用いることができる。
【0072】図38(b)に示すように、分断されて検
出された2つの領域Lb0 ,Lb1の高さ情報の差の絶
対値を予め設定されたしきい値と比較し(Sj6)、し
きい値より大きければ別の撚り線の組み合わせを調べ
(Sj9)、しきい値以下の場合にはそれら2つの領域
Lb0 ,Lb1 を併合し(Sj7)、分断されて検出さ
れた全ての領域の組み合わせについて上記の処理を繰り
返す(Sj8)。このように、分断されて検出された2
つの撚り線(領域Lb0 ,Lb1 )を、それらの高さ情
報に基づいて併合することによって、本来検出されるべ
き1本の撚り線1を正しく検出することができる。
【0073】また、図40に示すように、複数本の撚り
線1がその先端部で重なっているために、2次元画像の
エッジ画像や濃度勾配画像では1本の撚り線1であると
誤認識される場合も考えられる。そこで、このような場
合にも、各撚り線1を正しく認識できるように、1本で
あるかのように誤認識された撚り線1を分割する方法に
ついて説明する。
【0074】上述の分割方法を図41に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、既に説明したいずれか
の方法によって撚り線を検出する(Sk1)。ここで、
図40に示すような状況であれば、本来2本である撚り
線1がその先端部が重なっているために1本の撚り線1
として誤認識された場合には、誤認識された撚り線1の
領域Lc0 +Lc1 の長さは、正しい認識が行われた場
合よりも長くなるはずである。そこで、認識した撚り線
1(実際には撚り線1の存在範囲)の中でその長さが既
定のしきい値より長いもの(領域Lc0 +Lc1 )を抽
出し(Sk3)、この領域Lc0 +Lc1 に沿って、上
述したような方法で得た高さ情報を参照し(Sk4)、
高さ情報が不連続となる領域Lc0 +Lc1 の中心点間
において、その高さ情報の差が所定のしきい値より大き
いか否かを比較し(Sk5)、しきい値を越えている場
合にはその部分で本来2本である撚り線1が1本に誤認
識されたものと判断して、その高さ情報の不連続部分で
撚り線1を2つに、すなわち、領域Lc0 と領域Lc1
とに分割する(Sk6)。そして、認識された全ての撚
り線の組について上記処理を繰り返す(Sk7)。この
ように、既定の長さ以上の撚り線が認識された場合に、
その高さ情報の不連続点を調べ、その不連続点における
高さ情報の差がしきい値を越えていれば、複数本の撚り
線が1本に誤認識されたものと判断し、そのような誤認
識された撚り線(領域)を分割することにより、複数本
の撚り線1を全て正しく認識することができる。
【0075】上述のように、1本の撚り線が複数本とし
て誤認識されたり、あるいは複数本の撚り線が1本の撚
り線として誤認識されたりした場合に、撚り線(領域)
を併合したり分割することで正しい認識が行えるのであ
るが、何らかの原因で正しく認識された撚り線を誤って
併合したり、分割してしまう場合がないとは限らない。
そこで、このような誤った併合や分割を防止するため、
例えば、上述した第1の併合方法において、新たに検出
された撚り線の領域La2 と、基準直線の設定に用いら
れた分断された2つの領域La0 ,La1 の長さの合計
を所定のしきい値と比較する処理(Sh6)のように、
併合あるいは分割した後の撚り線の長さが所定の許容範
囲内に収まるか否かを調べることにより、その併合ある
いは分割が誤っていないかを判断すればよい。すなわ
ち、上記の第1の併合方法を例にとれば、3つの領域L
2 ,La0 ,La1 の長さの合計が所定のしきい値を
越えているときには併合を行わないようにする。これに
より、誤った併合や分割が行われることを防ぐことがで
きる。
【0076】
【発明の効果】請求項1の発明は、対象とする撚り線を
一方向から照明し且つ略同一の方向から撮像装置により
撮像することで撚り線の濃淡画像を得て、この濃淡画像
から作成されるエッジ画像と濃度勾配画像の少なくとも
一方を用いて撚り線の位置、姿勢、形状を認識する撚り
線認識方法であって、撚り線の表面に現れる模様がエッ
ジ画像及び濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状
の範囲に存在することを示す特徴をエッジ画像と濃度勾
配画像の少なくとも一方から抽出し、抽出した特徴を予
め既知である撚り線の特徴と比較することで撚り線の位
置、姿勢、形状を認識するようにしたので、単純にエッ
ジを検出する方法では認識できないような、撚り線がラ
ンダムに配置されたり屈曲している場合にも、正確且つ
自動的に撚り線の位置、姿勢、形状を認識することがで
きるという効果がある。
【0077】請求項2の発明は、撚り線の表面に現れる
模様がエッジ画像及び濃度勾配画像の少なくとも一方の
中で略一定の幅を有する帯状に存在する範囲の、エッジ
画像或いは濃度勾配画像中での位置を代表する線を抽出
するようにしたので、エッジ画像或いは濃度勾配画像に
おける撚り線の存在範囲を単一の線で表すことができ、
撚り線の位置、姿勢、形状の認識するための処理が容易
になるという効果がある。
【0078】請求項3の発明は、撚り線の長手方向に略
一致する基準直線と、この基準直線と略直交する走査線
とをエッジ画像と濃度勾配画像の少なくとも一方の中で
設定し、走査線を基準直線に沿って移動させながら、撚
り線の表面に現れる模様と、この模様がエッジ画像及び
濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状に存在する
範囲の走査線方向の幅とを逐次求めるようにしたので、
例えば、エッジ画像或いは濃度勾配画像の全域において
多大な処理時間を要するフィルタ処理を用いずに済み、
撚り線の認識を効率的に行うことができるという効果が
ある。
【0079】請求項4の発明は、走査線上に存在するエ
ッジ画像のエッジ点と基準直線との距離の分散と、走査
線上に存在するエッジ点数から得られるエッジ密度と
を、撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像及び濃度勾
配画像の中で略一定の幅を有する帯状の範囲に存在する
ことを示す特徴量として抽出し、予め既知である撚り線
の特徴量と抽出した特徴量とを比較するようにしたの
で、エッジ画像を用いて行う撚り線の認識のための特徴
を容易に抽出することができ、エッジ画像を用いる撚り
線の認識を効率的に行うことができるという効果があ
る。
【0080】請求項5の発明は、濃度勾配画像の画素ご
との濃度勾配の方向と向きを走査線に沿って求めるとと
もに、走査線方向に略一致する濃度勾配方向を有する画
素が所定の個数以上連続して存在する範囲が断続して2
つ存在し且つこれら2つの範囲における各画素の濃度勾
配の向きが互いに逆向きとなる部分の幅を求め、求めた
幅と予め既知である撚り線の幅とを比較するようにした
ので、濃度勾配画像を用いて行う撚り線の認識のための
特徴を容易に抽出することができ、濃度勾配画像を用い
る撚り線の認識を効率的に行うことができるという効果
がある。
【0081】請求項6の発明は、走査線上に存在するエ
ッジ点と基準直線との距離の分散と、走査線上に存在す
るエッジ点数から得られるエッジ密度とを、撚り線の表
面に現れる模様がエッジ画像及び濃度勾配画像の中で略
一定の幅を有する帯状の範囲に存在することを示す特徴
量として抽出するとともに、濃度勾配画像の画素ごとの
濃度勾配の方向と向きを走査線に沿って求め、走査線方
向に略一致する濃度勾配方向を有する画素が所定の個数
以上連続して存在する範囲が断続して2つ存在し且つこ
れら2つの範囲における各画素の濃度勾配の向きが互い
に逆向きとなる部分の幅を特徴量として求め、これら2
種類の特徴量のうち少なくとも一方を各々の予め既知で
ある特徴量と比較するようにしたので、エッジ画像と濃
度勾配画像をそれぞれ単独で用いた場合には認識するこ
とができない状況においても、エッジ画像と濃度勾配画
像のそれぞれから抽出される特徴を利用することで撚り
線を正しく認識することができるという効果がある。
【0082】請求項7の発明は、エッジ画像に対してハ
フ変換を行うことで基準直線を検出するようにしたの
で、撚り線の姿勢によらずに常に撚り線の長手方向に沿
った基準直線を適切に設定することができるという効果
がある。請求項8の発明は、走査線を、基準直線に沿っ
た方向に複数画素幅を有する走査ウインドに置き換えた
ので、エッジ画像において撚り線の特徴が極狭い範囲で
欠落しているような場合に、その欠落部分が撚り線の特
徴の急激な変化として現れるのを抑制して、撚り線の誤
認識を防止することができるという効果がある。
【0083】請求項9の発明は、撚り線の長手方向に略
一致する基準直線と、この基準直線と略直交する走査線
とをエッジ画像と濃度勾配画像の少なくとも一方の中で
設定し、走査線上に存在するエッジ点と基準直線との距
離の平均値を求め、求めた平均値の距離だけ基準直線か
ら離れた位置を撚り線の中心点とし、走査線を基準直線
に沿って移動させながら中心点を逐次求めることで撚り
線の中心線を決定するようにしたので、エッジ画像或い
は濃度勾配画像における撚り線の存在範囲を表す撚り線
の中心線を容易に求めることができるという効果があ
る。
【0084】請求項10の発明は、撚り線の長手方向に
略一致する基準直線と、この基準直線と略直交する走査
線とをエッジ画像と濃度勾配画像の少なくとも一方の中
で設定し、走査線上において検出された撚り線の存在す
る範囲の中点を撚り線の中心点として求め、走査線を基
準直線に沿って移動させながら中心点を逐次求めて撚り
線の中心線を決定するようにしたので、エッジ画像或い
は濃度勾配画像における撚り線の存在範囲を表す撚り線
の中心線を容易に求めることができるという効果があ
る。
【0085】請求項11の発明は、走査線上で撚り線の
側面部に該当する画素を検出し、検出した画素の濃度勾
配方向の平均を求め、この求めた平均方向に略直交する
方向に現在の走査線の中心位置から所定量だけ移動した
位置を中心位置とし、平均方向に沿う方向に次の走査線
を設定するようにしたので、撚り線が屈曲している場合
にも走査線を撚り線の存在範囲に追随させることがで
き、撚り線が認識されなくなったり誤認識されるのを防
止することができるという効果がある。
【0086】請求項12の発明は、走査線の移動に伴っ
て基準直線が常に撚り線の中心点を通るように基準直線
を逐次平行移動させるようにしたので、撚り線が屈曲し
ている場合にも走査線を撚り線の存在範囲に追随させる
ことができ、撚り線が認識されなくなったり誤認識され
るのを防止することができるという効果がある。請求項
13の発明は、現在の走査線の中心位置から撚り線の中
心線の接線方向に所定量だけ移動した位置を中心位置と
して接線方向と略直交する方向に次の走査線を設定する
ようにしたので、撚り線が屈曲している場合にも走査線
を撚り線の存在範囲に追随させることができ、撚り線が
認識されなくなったり誤認識されるのを防止することが
できるという効果がある。
【0087】請求項14の発明は、撚り線の表面に現れ
る模様がエッジ画像或いは濃度勾配画像の中で略一定の
幅を有する帯状に存在する範囲を求めることで複数の撚
り線の存在が検出された場合に、検出された複数の撚り
線のうち何れかの撚り線の長さが所定のしきい値よりも
短ければ、検出された撚り線のうち近接する2つの撚り
線の端点を通る直線を新たな基準直線として設定し、こ
の基準直線に沿って走査線を移動させて新たな撚り線を
探索し、新たに撚り線の存在が検出されればこの撚り線
と基準直線の設定に用いた端点を含む2つの撚り線とを
1つの撚り線として併合するようにしたので、本来1本
として認識されるべき撚り線を複数本の撚り線として誤
認識するのを防止することができるという効果がある。
【0088】請求項15の発明は、撚り線の表面に現れ
る模様がエッジ画像或いは濃度勾配画像の中で略一定の
幅を有する帯状に存在する範囲を求めることで複数の撚
り線の存在が検出された場合に、撚り線に対する照明方
向に沿った撚り線の高さ情報を得るとともに、検出され
た複数の撚り線のうち何れかの撚り線の長さが所定のし
きい値よりも短ければ、端点が近接する2つの撚り線が
存在する範囲の両端点付近の高さ情報を参照し、両端点
近傍での高さ情報が類似していれば2つの撚り線の存在
範囲を1つの範囲として併合するようにしたので、本来
1本として認識されるべき撚り線を複数本の撚り線とし
て誤認識するのを防止することができるという効果があ
る。
【0089】請求項16の発明は、撚り線の表面に現れ
る模様がエッジ画像或いは濃度勾配画像の中で略一定の
幅を有する帯状に存在する範囲を求めることで複数の撚
り線の存在が検出された場合に、撚り線に対する照明方
向に沿った撚り線の高さ情報を得るとともに、検出され
た複数の撚り線のうち何れかの撚り線の長さが所定のし
きい値よりも長ければ、撚り線に沿って高さ情報を参照
し、高さ情報の不連続がある箇所で撚り線の存在範囲を
2つの撚り線の存在範囲に分割するようにしたので、本
来別個に認識されるべき複数本の撚り線を1本の撚り線
として誤認識するのを防止することができるという効果
がある。
【0090】請求項17の発明は、併合或いは分割後の
エッジ画像或いは濃度勾配画像における撚り線の長さが
許容範囲内に収まらない場合には併合或いは分割を行わ
ないようにしたので、本来行うべきでない併合や分割に
よる撚り線の誤認識を防止することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において用いる画像認識装置を示すブロ
ック図である。
【図2】同上の画像認識装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】(a)(b)は同上における認識対象となる撚
り線を示す側面図、(c)(d)は同図(a)(b)の
それぞれ断面図である。
【図4】同上における撚り線の濃淡画像を模式的に示し
た図である。
【図5】同上において用いるソーベルオペレータを説明
するための説明図である。
【図6】同上におけるエッジ画像を模式的に示した図で
あり、(a)は単撚り線、(b)は編組線の場合であ
る。
【図7】同上における濃度勾配画像模式的に示した図で
あり、(a)は単撚り線、(b)は編組線の場合であ
る。
【図8】同上における濃度勾配画像模式的に示した図で
あり、(a)は単撚り線、(b)は編組線の場合であ
る。
【図9】同上における基準直線を求める方法を説明する
図である。
【図10】同上において用いられるハフ変換を説明する
ための図である。
【図11】同上において用いられるハフ変換を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】同上を説明するためのエッジ画像を模式的に
示した図である。
【図13】同上のエッジ画像を用いた撚り線の認識方法
を説明するためのフローチャートである。
【図14】同上におけるエッジ点の分布を示す図であ
る。
【図15】同上におけるエッジ位置の分散の基準直線方
向の変化を表す図である。
【図16】同上におけるエッジ密度の基準直線方向の変
化を表す図である。
【図17】同上において中心線を検出する方法を説明す
るための説明図である。
【図18】同上を説明するための濃度勾配画像を模式的
に示した図である。
【図19】同上の濃度勾配画像を用いた撚り線の認識方
法を説明するためのフローチャートである。
【図20】同上の濃度勾配画像を用いた撚り線の認識方
法を説明するための図である。
【図21】同上の濃度勾配画像を用いた撚り線の認識方
法を説明するための図である。
【図22】同上において中心線を検出する方法を説明す
るための説明図である。
【図23】同上において誤認識が発生する状況を説明す
るためにエッジ画像を模式的に示した図である。
【図24】(a)(b)は同上において誤認識が発生す
る状況を説明するために濃度勾配画像を模式的に示した
図である。
【図25】同上において誤認識が発生する状況を説明す
るために濃度勾配画像を模式的に示した図である。
【図26】同上のエッジ画像を用いた他の撚り線の認識
方法を説明するための図である。
【図27】(a)(b)は同上のエッジ画像を用いた他
の撚り線の認識方法を説明するための図である。
【図28】同上の濃度勾配画像を用いた他の撚り線の認
識方法を説明するための図である。
【図29】同上の濃度勾配画像を用いた他の撚り線の認
識方法を説明するための図である。
【図30】同上の濃度勾配画像を用いた他の撚り線の認
識方法を説明するためのフローチャートである。
【図31】同上の別の撚り線の認識方法を説明するため
の図である。
【図32】同上の別の撚り線の認識方法を説明するため
のフローチャートである。
【図33】同上のさらに別の撚り線の認識方法を説明す
るための図である。
【図34】同上のさらに別の撚り線の認識方法を説明す
るための図である。
【図35】同上のさらに別の撚り線の認識方法を説明す
るためのフローチャートである。
【図36】同上において分断された撚り線を併合する方
法を説明するための図である。
【図37】同上において分断された撚り線を併合する方
法を説明するためのフローチャートである。
【図38】(a)(b)は撚り線の分断による誤認識を
防止する方法を説明するための図である。
【図39】同上における分断による誤認識を防止する方
法を説明するためのフローチャートである。
【図40】(a)(b)は同上における重なりによる誤
認識を防止する方法を説明するための図である。
【図41】同上における重なりによる誤認識を防止する
方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 撚り線 3 部品 10 撮像装置 11 ステージ 12 照明装置 13 A/D変換部 14 フレームメモリ 15 処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9061−5H G06F 15/70 350M

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象とする撚り線を一方向から照明し且
    つ略同一の方向から撮像装置により撮像することで撚り
    線の濃淡画像を得て、この濃淡画像から作成されるエッ
    ジ画像と濃度勾配画像の少なくとも一方を用いて撚り線
    の位置、姿勢、形状を認識する撚り線認識方法であっ
    て、撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像及び濃度勾
    配画像の中で略一定の幅を有する帯状の範囲に存在する
    ことを示す特徴をエッジ画像と濃度勾配画像の少なくと
    も一方から抽出し、抽出した特徴を予め既知である撚り
    線の特徴と比較することで撚り線の位置、姿勢、形状を
    認識することを特徴とする撚り線認識方法。
  2. 【請求項2】 撚り線の表面に現れる模様がエッジ画像
    及び濃度勾配画像の少なくとも一方の中で略一定の幅を
    有する帯状に存在する範囲の、エッジ画像或いは濃度勾
    配画像中での位置を代表する線を抽出することを特徴と
    する請求項1記載の撚り線認識方法。
  3. 【請求項3】 撚り線の長手方向に略一致する基準直線
    と、この基準直線と略直交する走査線とをエッジ画像と
    濃度勾配画像の少なくとも一方の中で設定し、走査線を
    基準直線に沿って移動させながら、撚り線の表面に現れ
    る模様と、この模様がエッジ画像及び濃度勾配画像の中
    で略一定の幅を有する帯状に存在する範囲の走査線方向
    の幅とを逐次求めることを特徴とする請求項1又は2記
    載の撚り線認識方法。
  4. 【請求項4】 走査線上に存在するエッジ画像のエッジ
    点と基準直線との距離の分散と、走査線上に存在するエ
    ッジ点数から得られるエッジ密度とを、撚り線の表面に
    現れる模様がエッジ画像及び濃度勾配画像の中で略一定
    の幅を有する帯状の範囲に存在することを示す特徴量と
    して抽出し、予め既知である撚り線の特徴量と抽出した
    特徴量とを比較することを特徴とする請求項3記載の撚
    り線認識方法。
  5. 【請求項5】 濃度勾配画像の画素ごとの濃度勾配の方
    向と向きを走査線に沿って求めるとともに、走査線方向
    に略一致する濃度勾配方向を有する画素が所定の個数以
    上連続して存在する範囲が断続して2つ存在し且つこれ
    ら2つの範囲における各画素の濃度勾配の向きが互いに
    逆向きとなる部分の幅を求め、求めた幅と予め既知であ
    る撚り線の幅とを比較することを特徴とする請求項3記
    載の撚り線認識方法。
  6. 【請求項6】 走査線上に存在するエッジ点と基準直線
    との距離の分散と、走査線上に存在するエッジ点数から
    得られるエッジ密度とを、撚り線の表面に現れる模様が
    エッジ画像及び濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する
    帯状の範囲に存在することを示す特徴量として抽出する
    とともに、濃度勾配画像の画素ごとの濃度勾配の方向と
    向きを走査線に沿って求め、走査線方向に略一致する濃
    度勾配方向を有する画素が所定の個数以上連続して存在
    する範囲が断続して2つ存在し且つこれら2つの範囲に
    おける各画素の濃度勾配の向きが互いに逆向きとなる部
    分の幅を特徴量として求め、これら2種類の特徴量のう
    ち少なくとも一方を各々の予め既知である特徴量と比較
    することを特徴とする請求項3記載の撚り線認識方法。
  7. 【請求項7】 エッジ画像に対してハフ変換を行うこと
    で基準直線を検出することを特徴とする請求項3記載の
    撚り線認識方法。
  8. 【請求項8】 走査線を、基準直線に沿った方向に複数
    画素幅を有する走査ウインドに置き換えたことを特徴と
    する請求項3記載の撚り線認識方法。
  9. 【請求項9】 撚り線の長手方向に略一致する基準直線
    と、この基準直線と略直交する走査線とをエッジ画像と
    濃度勾配画像の少なくとも一方の中で設定し、走査線上
    に存在するエッジ点と基準直線との距離の平均値を求
    め、求めた平均値の距離だけ基準直線から離れた位置を
    撚り線の中心点とし、走査線を基準直線に沿って移動さ
    せながら中心点を逐次求めることで撚り線の中心線を決
    定することを特徴とする請求項2又は4記載の撚り線認
    識方法。
  10. 【請求項10】 撚り線の長手方向に略一致する基準直
    線と、この基準直線と略直交する走査線とをエッジ画像
    と濃度勾配画像の少なくとも一方の中で設定し、走査線
    上において検出された撚り線の存在する範囲の中点を撚
    り線の中心点として求め、走査線を基準直線に沿って移
    動させながら中心点を逐次求めて撚り線の中心線を決定
    することを特徴とする請求項2又は5記載の撚り線認識
    方法。
  11. 【請求項11】 走査線上で撚り線の側面部に該当する
    画素を検出し、検出した画素の濃度勾配方向の平均を求
    め、この求めた平均方向に略直交する方向に現在の走査
    線の中心位置から所定量だけ移動した位置を中心位置と
    し、平均方向に沿う方向に次の走査線を設定することを
    特徴とする請求項3記載の撚り線認識方法。
  12. 【請求項12】 走査線の移動に伴って基準直線が常に
    撚り線の中心点を通るように基準直線を逐次平行移動さ
    せることを特徴とする請求項9又は10記載の撚り線認
    識方法。
  13. 【請求項13】 現在の走査線の中心位置から撚り線の
    中心線の接線方向に所定量だけ移動した位置を中心位置
    として接線方向と略直交する方向に次の走査線を設定す
    ることを特徴とする請求項9又は10記載の撚り線認識
    方法。
  14. 【請求項14】 撚り線の表面に現れる模様がエッジ画
    像或いは濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状に
    存在する範囲を求めることで複数の撚り線の存在が検出
    された場合に、検出された複数の撚り線のうち何れかの
    撚り線の長さが所定のしきい値よりも短ければ、検出さ
    れた撚り線のうち近接する2つの撚り線の端点を通る直
    線を新たな基準直線として設定し、この基準直線に沿っ
    て走査線を移動させて新たな撚り線を探索し、新たに撚
    り線の存在が検出されればこの撚り線と基準直線の設定
    に用いた端点を含む2つの撚り線とを1つの撚り線とし
    て併合することを特徴とする請求項3記載の撚り線認識
    方法。
  15. 【請求項15】 撚り線の表面に現れる模様がエッジ画
    像或いは濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状に
    存在する範囲を求めることで複数の撚り線の存在が検出
    された場合に、撚り線に対する照明方向に沿った撚り線
    の高さ情報を得るとともに、検出された複数の撚り線の
    うち何れかの撚り線の長さが所定のしきい値よりも短け
    れば、端点が近接する2つの撚り線が存在する範囲の両
    端点付近の高さ情報を参照し、両端点近傍での高さ情報
    が類似していれば2つの撚り線の存在範囲を1つの範囲
    として併合すること特徴とする請求項1記載の撚り線認
    識方法。
  16. 【請求項16】 撚り線の表面に現れる模様がエッジ画
    像或いは濃度勾配画像の中で略一定の幅を有する帯状に
    存在する範囲を求めることで複数の撚り線の存在が検出
    された場合に、撚り線に対する照明方向に沿った撚り線
    の高さ情報を得るとともに、検出された複数の撚り線の
    うち何れかの撚り線の長さが所定のしきい値よりも長け
    れば、撚り線に沿って高さ情報を参照し、高さ情報の不
    連続がある箇所で撚り線の存在範囲を2つの撚り線の存
    在範囲に分割することを特徴とする請求項1記載の撚り
    線認識方法。
  17. 【請求項17】 併合或いは分割後のエッジ画像或いは
    濃度勾配画像における撚り線の長さが許容範囲内に収ま
    らない場合には併合或いは分割を行わないことを特徴と
    する請求項14〜16記載の撚り線認識方法。
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