JPH0829196B2 - 洗剤投入装置 - Google Patents

洗剤投入装置

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JPH0829196B2
JPH0829196B2 JP62171396A JP17139687A JPH0829196B2 JP H0829196 B2 JPH0829196 B2 JP H0829196B2 JP 62171396 A JP62171396 A JP 62171396A JP 17139687 A JP17139687 A JP 17139687A JP H0829196 B2 JPH0829196 B2 JP H0829196B2
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detergent
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勝彦 角谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は粉末洗剤を対象とする洗剤投入装置に関する
もので、例えば洗濯機の洗濯槽上部に装備して利用する
ものである。
従来の技術 近年、洗濯・すすぎから脱水までの一連の行程を自動
的に行う全自動形洗濯機が普及してきている。さらに最
近では、センサーにより洗濯物の量を自動的に判断し、
この洗濯物の量に応じた最適の水量を自動的に給水する
全自動形洗濯機が開発されている。しかし、洗剤の投入
だけは通常の洗濯機と同様計量カップ等による計量で手
動で投入している。したがって、洗剤投入という作業が
非能率的なものであるばかりか、洗剤が多すぎたり少な
すぎたりすることがあり、洗剤投入という作業の自動化
が望まれている。
従来考案されている洗剤投入装置としては、特開昭48
-50569公報や特開昭48-60462公報に開示されているもの
がある。これらはいずれも手動操作となっており、洗剤
を貯蔵するホッパーの下部に羽根車やスクリューコンベ
ア等による洗剤投入機構を備えており、この洗剤投入機
構に連動するツマミを手動で回転させることにより洗剤
を計量・投入するものである。
発明が解決しようとする問題点 上記した従来の洗剤投入装置は手動操作によるもので
あり、洗剤投入の自動化という要請に応えられるもので
はない。また、上記構成のものでは装置全体が大形でか
つ複雑なものであり、またこの構成ではホッパー内に貯
蔵した洗剤が吸湿して固形化した場合には洗剤投入がで
きないという問題を有するものであった。
本発明は、これらの問題点を解決し、簡単な構成で洗
剤の自動投入ができる洗剤投入装置を提供することを目
的としたものである。
問題点を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明の洗剤投入装置
は、洗剤を貯蔵する回転自在の円筒状の洗剤容器と、前
記洗剤容器を回転駆動するモータとを備え、前記洗剤容
器はその外周壁に投入口を開口し、この投入口に対向す
る洗剤容器壁面に外方へ突出する突出部を有し、洗剤容
器内には一端が投入口と連通し他端が前記突出部内で開
放しかつ洗剤容器内周面を越えない長さで所定の大きさ
の開口部を有する略パイプ状の計量部材を設け、洗剤容
器は貯蔵した洗剤を前記突出部へ案内する案内手段を有
する構成としたものである。
作用 上記構成とすることにより、洗剤容器が回転して計量
部材の開口部が下方に位置したときに、開口部で一定量
の洗剤が計量され、更に回転して計量部材の投入口が下
方に位置したときに計量された一定量の洗剤を自動的に
投入することができるとともに、洗剤容器中の洗剤が消
費されて少量となっても洗剤容器の回転により外壁に設
けた突出部に洗剤を案内し、この突出部に位置して設け
られた開口部により洗剤を計量することができる。また
この洗剤容器の回転回数を検知・制御することにより洗
剤投入量を管理することができるものである。また洗剤
容器に保存されている洗剤は、案内手段が常に回転して
いるため固形化しにくく、洗剤投入の信頼性も高いもの
とすることができる。
実施例 以下添付図面に基いて本発明の一実施例について説明
する。第1図および第2図において、1は粉末洗剤を貯
蔵するほぼ円筒状の洗剤容器で、ホルダー2に回転自在
でかつ着脱可能に支持されている。洗剤容器1は、その
一側面に設けられた洗剤の補給口3と、外壁に突出して
設けた突出部5と、この突出部5の内底に切欠き部6
(前記開口部の1例)を設けた一端が当接もしくは近接
し、他端が前記突出部5の対面側の外壁外に開口し、洗
剤を投入する投入口4となっているパイプ状の計量部材
7と、回転により洗剤を撹拌しながら突出部5に案内す
る螺旋状の溝で形成された案内手段9とを有している。
ここで、計量部材7の切欠き部6と洗剤容器1の突出
部5との位置関係及び切欠き部6の切欠き方向と洗剤容
器1の回転方向との関係について説明する。
まず、切欠き部6と突出部5との位置関係であるが、
第3図に示すように、計量部材7の切欠き部6を設けた
一端は突出部5の内底面に当接もしくは近接して位置
し、切欠き部6の上端6aは突出部5の上端縁5aとほぼ同
じ高さに設定されている。次に切欠き部6の切欠き方向
であるが、第3図に示すように、洗剤容器1の回転方向
Tと同方向の側がほぼ半分切欠きされている。この切欠
き6により残されたほぼ半分の部分は計量部材7の洗剤
受部6bとなる部分で、洗剤容器1の回転Tにより、突出
部5内の洗剤をこの洗剤受部6bで受け止め計量が行われ
る。
10は洗剤の補給口3を覆う蓋であり、洗剤容器1と螺
着自在となっている。11は洗剤容器1の側面に設けた突
起で、洗剤容器1の回転で突起11がマイクロスイッチ12
を開閉して洗剤容器1の回転が検知でき、この信号を制
御装置(図示せず)等に入力することによりこの回転回
数を制御することができる。13はホルダー2に支持され
た洗剤容器1を回転駆動するモータで、その回転軸は洗
剤容器1の側面に設けたジョイント14と着脱可能に接続
されている。
以上の構成から成る洗剤投入装置の動作について説明
する。補給口3から粉末洗剤を入れて蓋10を螺着した洗
剤容器1をホルダー2にセットすると、ジョイント14に
よりモータ13が洗剤容器1と接続される。この状態でス
イッチ(図示せず)をオンすると、モータ13の回転によ
り洗剤容器1が回転する。洗剤容器1が回転すると、洗
剤容器の案内手段9により内部に貯蔵された粉末洗剤が
撹拌されながら突出部5まで案内される。そして、第3
図に示すように、計量部材7の切欠き部6が下方にくる
と洗剤容器1の外壁に設けた突出部5内に溜った洗剤が
切欠き部6の切欠きの大きさだけ洗剤受部6bで掬い上げ
られる。つまり計量部材7内には切欠き部6の大きさに
応じた一定量の粉末洗剤が計量され、収納されることに
なる。例えば、計量部材7の内径が25mm、切欠き部6の
長さlを15mm、切欠き巾を12mmとした場合は3gの粉末洗
剤が計量部材7内に収納される。その後洗剤容器1が半
回転し、第4図に示す位置、つまり洗剤投入口4が下方
となる位置に達したときに、計量部材7内に計量・収納
された洗剤が重力により落下し、粉末洗剤が先端槽(図
示すぜ)内に自動投入されるものである。
ここで洗剤容器1の外壁に設けた突出部5の作用につ
いて説明する。第5図はこの突出部5が設けられていな
い場合の計量部材7の作用を説明するための図である。
この場合、計量部材7内に収納される粉末洗剤の量は、
切欠き部6で掬われた粉末洗剤Aと、回転中にこの切欠
き部6が掬う粉末洗剤Bの合計(A+B)となる。この
回転中に掬われる粉末洗剤量Bは、切欠き部6が粉末洗
剤の中を移動する距離Lに比例する。すなわち、突出部
5を設けていない場合は計量部材7に収納される粉末洗
剤量は、洗剤容器1内に収納されている洗剤量に大きく
依存している。この実験データを第6図に示している。
第6図からわかるように、本発明の突出部を有する構成
のものは、計量部材7内に収納される粉末洗剤の合計量
(A+B)は洗剤容器1内に収納されている粉末洗剤の
量にかかわらずほぼ一定となっている。つまり第3図に
示す本実施例の構成では、はじめに切欠き部6で掬い取
られる洗剤量Aは、突出部5が設けられていない場合と
同量であるが、洗剤容器1が回転中に掬い取られる洗剤
量Bは突出部5の大きさで決まるL′に相当する量とな
っており、洗剤容器1内に収納された粉末洗剤の量が突
出部5を満たす分量以上ありさえすれば計量部材7内に
計量・収納される粉末洗剤量は一定となるものである。
なお本実施例の場合は、この切欠き部6が回転中に掬い
取る粉末洗剤量Bは約1gである。
このように、本実施例の構成によれば洗剤容器1の1
回転毎に一定量(本実施例では4g)の粉末洗剤が、貯蔵
量にかかわらず洗濯槽内に自動的に投入されることにな
る。したがって1回の洗濯に60gの粉末洗剤を必要とす
る洗濯に対しては、洗剤容器1の回転回数が15回転とな
るように制御すればよい。この制御は、洗剤容器1に設
けた突起17が1回転毎に開閉するマイクロスイッチの開
閉信号をマイクロコンピュータ等で構成した制御装置
(図示せず)に入力し、所定の回転回数に達した後にモ
ータ3の回転を止める構成として実現できる。
第7図に、本洗剤投入装置を洗濯機に設置した場合の
概略構成図を示す。図中、19は洗濯機の外枠、20は洗濯
槽、21はパルセータでありモータ22により駆動される。
23は蓋であり、洗剤投入装置24は洗濯機上部後方に設置
されている。
なお、洗剤容器1には計量部材7へ向かう螺旋条の案
内手段9を設けているため、洗剤容器1の回転により内
部に収納されている粉末洗剤を確実にかつ連続的に計量
部材7へ送ることができる。更にこの螺旋条9はスイッ
チが入っている間は常に洗剤容器内の粉末洗剤を撹拌し
ており、粉末洗剤が吸湿等で固型化しにくくなってい
る。また固型化したとしても崩すことが可能であり、洗
剤投入の信頼性が非常に高いものである。なおまた、マ
イクロコンピュータ等を使用した制御装置を使用して、
洗濯物の量に応じた水量と、この水量に応じた粉末洗剤
量とを設定し、洗剤容器1の回転回数を制御して洗濯物
の量に応じた最適洗剤量を自動供給することも可能であ
る。
なお、計量部材7は必ずしも洗剤容器1の中央部に設
ける必要はないものである。
発明の効果 上記実施例から明らかなように、本発明の洗剤投入装
置は洗剤容器に収納されている粉末洗剤の量にかかわら
ず一定量の粉末洗剤を自動的に洗濯槽に投入でき、かつ
収納した粉末洗剤が固型化しにくく、固型化しても崩す
ことができるため洗剤供給の信頼性が極めて高い、構成
的にも極めて簡単で小型とできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の洗剤投入装置の一実施例を示す斜視
図、第2図は同縦断面図、第3図および第4図は同動作
を示す要部側断面図、第5図は突出部のない洗剤投入装
置を示す側断面図、第6図は洗剤投入量の比較を示すグ
ラフ、第7図は本発明の洗剤投入装置を設置した洗濯機
の概略構成図である。 1……洗剤容器、4……投入口、5……突出部、6……
切欠き部、7……計量部材、9……案内手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗剤を貯蔵する回転自在の円筒状の洗剤容
    器と、前記洗剤容器を回転駆動するモータとを備え、前
    記洗剤容器はその外周壁に投入口を開口し、この投入口
    に対向する洗剤容器壁面に外方へ突出する突出部を有
    し、洗剤容器内には一端が投入口と連通し他端が前記突
    出部内で開放しかつ洗剤容器内周面を越えない長さで所
    定の大きさの開口部を有する略パイプ状の計量部材を設
    け、洗剤容器は貯蔵した洗剤を前記突出部へ案内する案
    内手段を有する洗剤投入装置。
  2. 【請求項2】容器の回転により、開口部から計量部材に
    入り所定量の洗剤が洗濯槽に投入される回数を計測する
    計測手段を有する特許請求の範囲第1項記載の洗剤投入
    装置。
  3. 【請求項3】洗剤を計量部材へ案内する案内手段は、計
    量部材へ洗剤を移動するよう容器内周壁面に設けられた
    螺旋状の凸部より成る特許請求の範囲第1または第2項
    記載の洗剤投入装置。
JP62171396A 1987-07-09 1987-07-09 洗剤投入装置 Expired - Fee Related JPH0829196B2 (ja)

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JPH055066U (ja) * 1991-07-08 1993-01-26 東陶機器株式会社 汚れ検知センサを具備する食器洗浄器
CN103224315B (zh) * 2013-03-21 2014-05-14 曹玉成 污泥综合处理及转化物的循环利用方法

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JPS6415100A (en) 1989-01-19

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