JPH08290945A - Ａｌｃ廃材の有効利用方法 - Google Patents
Ａｌｃ廃材の有効利用方法Info
- Publication number
- JPH08290945A JPH08290945A JP9373995A JP9373995A JPH08290945A JP H08290945 A JPH08290945 A JP H08290945A JP 9373995 A JP9373995 A JP 9373995A JP 9373995 A JP9373995 A JP 9373995A JP H08290945 A JPH08290945 A JP H08290945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alc
- cement
- waste material
- raw material
- components
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B18/00—Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B18/04—Waste materials; Refuse
- C04B18/16—Waste materials; Refuse from building or ceramic industry
- C04B18/167—Recycled materials, i.e. waste materials reused in the production of the same materials
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＡＬＣ生産工場及びＡＬＣ施工現場から発生
するＡＬＣ廃材を、廃棄埋め立て処分をすることなく、
簡易な破砕を行うだけでセメント原料として有効利用す
る使用すると共に、これまでセメントの製造のために使
用されていた天然鉱物資源の使用量の節減せしめて、採
掘等の環境破壊を低減し、かつ有効な代替原料を提供す
る。 【構成】 本発明は、ＡＬＣ廃材を破砕してセメントの
副原料として使用することである。具体的には、簡易な
方法にて破砕したＡＬＣ廃材に含有される石灰質成分や
珪酸質成分等の含有成分に基づいてセメントの製造に使
用される天然資源原料の石灰質成分や珪酸質成分等の配
合量を調整し、製造しようとするセメントタイプの配合
成分となるように原料配合した後、粉砕、混合、焼成工
程等を経てセメントを製造する。
するＡＬＣ廃材を、廃棄埋め立て処分をすることなく、
簡易な破砕を行うだけでセメント原料として有効利用す
る使用すると共に、これまでセメントの製造のために使
用されていた天然鉱物資源の使用量の節減せしめて、採
掘等の環境破壊を低減し、かつ有効な代替原料を提供す
る。 【構成】 本発明は、ＡＬＣ廃材を破砕してセメントの
副原料として使用することである。具体的には、簡易な
方法にて破砕したＡＬＣ廃材に含有される石灰質成分や
珪酸質成分等の含有成分に基づいてセメントの製造に使
用される天然資源原料の石灰質成分や珪酸質成分等の配
合量を調整し、製造しようとするセメントタイプの配合
成分となるように原料配合した後、粉砕、混合、焼成工
程等を経てセメントを製造する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＡＬＣ廃材の有効利用方
法に関するものである。
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＡＬＣ（軽量気泡コンクリート、本発明
ではＡＬＣという）の生産工場においては表面意匠プレ
カットによる切断や端部加工等により建材としては使用
不可能なＡＬＣ廃材が発生する。これらＡＬＣ廃材の一
部粉体についてはＡＬＣ製造の際に副原料として利用さ
れるものの、近年のＡＬＣの多様化に伴い多量のＡＬＣ
廃材が有効利用できないで廃棄されている。また、ＡＬ
Ｃの施工現場においてはＡＬＣの切断や加工等によりＡ
ＬＣの端材や粉体が発生しガラス陶磁器くずとして廃棄
埋め立て処分されている。さらに、立て替えＡＬＣ建造
物の解体に伴うＡＬＣ建設廃材も今後増加されることが
予想される。このようにＡＬＣ廃材を廃棄処分すること
により、軽量嵩高、不燃物であるというＡＬＣの特性が
埋め立て処分場の不足等の問題を生じている。近年、Ａ
ＬＣ廃材をコンクリート二次製品の原料や骨材に使用で
きないか等の有効利用が検討され始めた。しかし、多孔
質のＡＬＣを使用すると強度が低下する等の問題があ
り、有効な再利用先が確立していないのが現状である。
ではＡＬＣという）の生産工場においては表面意匠プレ
カットによる切断や端部加工等により建材としては使用
不可能なＡＬＣ廃材が発生する。これらＡＬＣ廃材の一
部粉体についてはＡＬＣ製造の際に副原料として利用さ
れるものの、近年のＡＬＣの多様化に伴い多量のＡＬＣ
廃材が有効利用できないで廃棄されている。また、ＡＬ
Ｃの施工現場においてはＡＬＣの切断や加工等によりＡ
ＬＣの端材や粉体が発生しガラス陶磁器くずとして廃棄
埋め立て処分されている。さらに、立て替えＡＬＣ建造
物の解体に伴うＡＬＣ建設廃材も今後増加されることが
予想される。このようにＡＬＣ廃材を廃棄処分すること
により、軽量嵩高、不燃物であるというＡＬＣの特性が
埋め立て処分場の不足等の問題を生じている。近年、Ａ
ＬＣ廃材をコンクリート二次製品の原料や骨材に使用で
きないか等の有効利用が検討され始めた。しかし、多孔
質のＡＬＣを使用すると強度が低下する等の問題があ
り、有効な再利用先が確立していないのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ＡＬＣの性質を保持し
たまま利用しようとすると利用用途が限定され、また利
用用途に応じた微粉砕、分級または乾燥等の処理が必要
となる。そこで本発明は、複雑なあるいは面倒な処理を
必要としないＡＬＣ廃材の有効利用を提供することであ
る。また、本発明の他の目的は、ＡＬＣ廃材の埋め立て
廃棄処分をなくすと共に従来セメント製造に使用されて
いる石灰石、珪石や粘土等の天然資源原料の採掘による
環境破壊を抑制する新たな材料としてＡＬＣ廃材が有効
利用できることを提供することである。
たまま利用しようとすると利用用途が限定され、また利
用用途に応じた微粉砕、分級または乾燥等の処理が必要
となる。そこで本発明は、複雑なあるいは面倒な処理を
必要としないＡＬＣ廃材の有効利用を提供することであ
る。また、本発明の他の目的は、ＡＬＣ廃材の埋め立て
廃棄処分をなくすと共に従来セメント製造に使用されて
いる石灰石、珪石や粘土等の天然資源原料の採掘による
環境破壊を抑制する新たな材料としてＡＬＣ廃材が有効
利用できることを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のＡＬＣ廃材の利
用方法は、ＡＬＣ廃材を破砕してセメントの副原料とし
て使用することであり、さらには、このＡＬＣ廃材がＡ
ＬＣ生産工場、ＡＬＣ施工現場及びＡＬＣ建造物の解体
において発生するＡＬＣの廃棄物であり、これを破砕し
てセメントの副原料として使用することである。
用方法は、ＡＬＣ廃材を破砕してセメントの副原料とし
て使用することであり、さらには、このＡＬＣ廃材がＡ
ＬＣ生産工場、ＡＬＣ施工現場及びＡＬＣ建造物の解体
において発生するＡＬＣの廃棄物であり、これを破砕し
てセメントの副原料として使用することである。
【０００５】本発明のＡＬＣ廃材とは、ＡＬＣの生産工
場、ＡＬＣ施工現場における切削、切断板あるいは不良
板及びＡＬＣ建造物の解体工事の際に発生するＡＬＣか
らなる廃棄物をいう。これらＡＬＣ廃材は形状を問わ
ず、破砕するだけでよい。ＡＬＣは比較的強度が低く容
易に小さく破砕できるため、簡易な方法で破砕できる
が、その破砕機の種類及び破砕方法は特に限定されるも
のではない。
場、ＡＬＣ施工現場における切削、切断板あるいは不良
板及びＡＬＣ建造物の解体工事の際に発生するＡＬＣか
らなる廃棄物をいう。これらＡＬＣ廃材は形状を問わ
ず、破砕するだけでよい。ＡＬＣは比較的強度が低く容
易に小さく破砕できるため、簡易な方法で破砕できる
が、その破砕機の種類及び破砕方法は特に限定されるも
のではない。
【０００６】建築資材に用いられるＡＬＣには鉄筋等の
補強材が使用されているが、切断等により発生したＡＬ
Ｃ廃材中に補強材が含まれている場合にも、破砕するこ
とによりＡＬＣマトリックス部分と補強材部分は容易に
分離される。また、破砕方法によりそれらの分離が困難
な場合は破砕時あるいは破砕後に磁選機等を用いて分離
すればよい。このようにして、公知の簡易な方法で小さ
く破砕されたＡＬＣ廃材は有効なセメント原料として使
用できる。
補強材が使用されているが、切断等により発生したＡＬ
Ｃ廃材中に補強材が含まれている場合にも、破砕するこ
とによりＡＬＣマトリックス部分と補強材部分は容易に
分離される。また、破砕方法によりそれらの分離が困難
な場合は破砕時あるいは破砕後に磁選機等を用いて分離
すればよい。このようにして、公知の簡易な方法で小さ
く破砕されたＡＬＣ廃材は有効なセメント原料として使
用できる。
【０００７】一般にセメントは主成分である石灰質成分
や珪酸質成分として石灰石や珪石等を用いてＣａＯ／Ｓ
ｉＯ2 比等を調整して高温下で焼成して製造されるが、
破砕されたＡＬＣ廃材はそれらの代替原料として容易に
成分調整し使用できる。すなわち、ＡＬＣの主成分はト
バモライトやＣ−Ｓ−Ｈゲルといった石灰質成分や珪酸
質成分となる珪酸カルシウム水和物から構成されてお
り、ＣａＯ／ＳｉＯ2 のモル比が０．４〜０．８程度と
安定していること、またアルミニウム質成分、鉄質成
分、マグネシウム質成分及び硫黄質成分の微量成分を含
有していることから、ＡＬＣ廃材はまさにセメント原料
の主要成分として使用するのに最適な物質であるといえ
る。また、ＡＬＣ廃材は高温高圧反応により水和反応を
終結してあるためそれ自身が湿気水分等により硬化する
ことはなく、取り扱いは容易である。
や珪酸質成分として石灰石や珪石等を用いてＣａＯ／Ｓ
ｉＯ2 比等を調整して高温下で焼成して製造されるが、
破砕されたＡＬＣ廃材はそれらの代替原料として容易に
成分調整し使用できる。すなわち、ＡＬＣの主成分はト
バモライトやＣ−Ｓ−Ｈゲルといった石灰質成分や珪酸
質成分となる珪酸カルシウム水和物から構成されてお
り、ＣａＯ／ＳｉＯ2 のモル比が０．４〜０．８程度と
安定していること、またアルミニウム質成分、鉄質成
分、マグネシウム質成分及び硫黄質成分の微量成分を含
有していることから、ＡＬＣ廃材はまさにセメント原料
の主要成分として使用するのに最適な物質であるといえ
る。また、ＡＬＣ廃材は高温高圧反応により水和反応を
終結してあるためそれ自身が湿気水分等により硬化する
ことはなく、取り扱いは容易である。
【０００８】破砕したＡＬＣに安定的に含有される石灰
質成分と珪酸質成分の主成分とアルミニウム質成分、鉄
質成分、マグネシウム質成分及び硫黄質成分の微量成分
と、セメントの製造に使用される石灰石、珪石、粘土等
の天然資源原料を、これら使用する原料の含有成分の分
析を実施した結果をもとに製造しようとするセメントタ
イプの配合成分となるように原料配合調整を実施した
後、その配合に基づき、破砕したＡＬＣとＡＬＣ廃材か
ら供給される原料分を除いた従来セメント製造に使用さ
れる必要原料とを混合使用し、従来のセメント製造工程
である粉砕、混合、焼成工程等を経るだけでよい。
質成分と珪酸質成分の主成分とアルミニウム質成分、鉄
質成分、マグネシウム質成分及び硫黄質成分の微量成分
と、セメントの製造に使用される石灰石、珪石、粘土等
の天然資源原料を、これら使用する原料の含有成分の分
析を実施した結果をもとに製造しようとするセメントタ
イプの配合成分となるように原料配合調整を実施した
後、その配合に基づき、破砕したＡＬＣとＡＬＣ廃材か
ら供給される原料分を除いた従来セメント製造に使用さ
れる必要原料とを混合使用し、従来のセメント製造工程
である粉砕、混合、焼成工程等を経るだけでよい。
【０００９】本発明でいうＡＬＣ廃材は、例えば普通ポ
ルトランドセメントを製造する場合、ポルトランドセメ
ントに対し、１〜４０％配合することができる。ＡＬＣ
廃材が１％未満の場合には、原料配合調整が負担とな
り、また４０％を越える場合には原料配合調整が困難に
なるという問題がある。また、当然の如くセメント使用
原料を厳密に調整した上でＡＬＣ廃材を使用、製造され
たセメントは品質的には何ら問題なく、普通ポルトラン
ドセメント、早強セメント、アルミナセメント等の各種
セメントを製造する原料としても使用でき得ることは明
らかである。
ルトランドセメントを製造する場合、ポルトランドセメ
ントに対し、１〜４０％配合することができる。ＡＬＣ
廃材が１％未満の場合には、原料配合調整が負担とな
り、また４０％を越える場合には原料配合調整が困難に
なるという問題がある。また、当然の如くセメント使用
原料を厳密に調整した上でＡＬＣ廃材を使用、製造され
たセメントは品質的には何ら問題なく、普通ポルトラン
ドセメント、早強セメント、アルミナセメント等の各種
セメントを製造する原料としても使用でき得ることは明
らかである。
【００１０】ここで破砕されるＡＬＣ廃材の大きさは、
これまでの天然資源原料を貯蔵、移送及び粉砕する既存
の設備に適応するものでよいが、取り扱い上やベルトコ
ンベア等の設備上の許容サイズ等より最大径が５０ｍｍ
以下が好ましい。原料ヤードでの粉塵を抑制するために
も０．５ｍｍ以下の粉体が５０％以上にならないことが
よい。
これまでの天然資源原料を貯蔵、移送及び粉砕する既存
の設備に適応するものでよいが、取り扱い上やベルトコ
ンベア等の設備上の許容サイズ等より最大径が５０ｍｍ
以下が好ましい。原料ヤードでの粉塵を抑制するために
も０．５ｍｍ以下の粉体が５０％以上にならないことが
よい。
【００１１】
【作用】ＡＬＣ廃材を破砕しセメント原料として使用す
ることにより、これまで埋め立て廃棄あるいは有効な再
利用先がなかったＡＬＣ廃材を、簡易な破砕を行うだけ
で有効利用することが可能となる。また、これまでのＡ
ＬＣ廃材の廃棄埋め立て処分をすることなく、かつ、セ
メントの製造のために使用されていた天然鉱物資源の使
用量の節減が採掘等の環境破壊を抑えることができる。
ることにより、これまで埋め立て廃棄あるいは有効な再
利用先がなかったＡＬＣ廃材を、簡易な破砕を行うだけ
で有効利用することが可能となる。また、これまでのＡ
ＬＣ廃材の廃棄埋め立て処分をすることなく、かつ、セ
メントの製造のために使用されていた天然鉱物資源の使
用量の節減が採掘等の環境破壊を抑えることができる。
【００１２】
【実施例】以下に実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。
明する。
【００１３】
【実施例１及び比較例１】ＡＬＣの建築施工現場にて切
削、切断等された不要になったＡＬＣ廃材を空缶や鉄屑
等の他の一般廃材と分別回収し、補強材として鉄筋が含
まれているＡＬＣ廃材や５０ｍｍ以上のＡＬＣ廃材につ
いては二軸破砕機にて破砕した。その結果、すべてのＡ
ＬＣ廃材が５０ｍｍ以下に破砕され、また本破砕により
鉄筋は全て分離できた。このようにして回収されたＡＬ
Ｃ廃材は最大径が５０ｍｍであり、０．５ｍｍ以下の粉
体が約２０％であった。このＡＬＣ破砕物約１００ｔを
セメント工場の原料ヤードに搬入した。ＡＬＣ廃材の化
学成分分析結果を表１に示す。表１から明らかなよう
に、セメント原料として必要な石灰質成分（ＣａＯ）、
珪酸質成分（ＳｉＯ2 ）、アルミニウム質成分（Ａｌ2
Ｏ3 ）、鉄質成分（Ｆｅ 2 Ｏ3 ）、マグネシウム質成分
（ＭｇＯ）及び硫黄質成分（ＳＯ3 ）からなるセメント
構成成分を含有しており、セメント原料として有効な材
料であることがわかる。ＡＬＣ廃材の使用に相当する従
来の石灰質原料、珪酸質原料、アルミニウム質原料、鉄
質原料、マグネシウム質原料及び硫黄質原料を減らすよ
う原料配合調整を行った以外は、焼成、粉砕等の一般の
セメント製造行程を経て普通ポルトランドセメントを２
０００ｔ製造した。また、比較として同条件同設備でＡ
ＬＣ廃材を使用しないで普通ポルトランドセメントを２
０００ｔ製造した。
削、切断等された不要になったＡＬＣ廃材を空缶や鉄屑
等の他の一般廃材と分別回収し、補強材として鉄筋が含
まれているＡＬＣ廃材や５０ｍｍ以上のＡＬＣ廃材につ
いては二軸破砕機にて破砕した。その結果、すべてのＡ
ＬＣ廃材が５０ｍｍ以下に破砕され、また本破砕により
鉄筋は全て分離できた。このようにして回収されたＡＬ
Ｃ廃材は最大径が５０ｍｍであり、０．５ｍｍ以下の粉
体が約２０％であった。このＡＬＣ破砕物約１００ｔを
セメント工場の原料ヤードに搬入した。ＡＬＣ廃材の化
学成分分析結果を表１に示す。表１から明らかなよう
に、セメント原料として必要な石灰質成分（ＣａＯ）、
珪酸質成分（ＳｉＯ2 ）、アルミニウム質成分（Ａｌ2
Ｏ3 ）、鉄質成分（Ｆｅ 2 Ｏ3 ）、マグネシウム質成分
（ＭｇＯ）及び硫黄質成分（ＳＯ3 ）からなるセメント
構成成分を含有しており、セメント原料として有効な材
料であることがわかる。ＡＬＣ廃材の使用に相当する従
来の石灰質原料、珪酸質原料、アルミニウム質原料、鉄
質原料、マグネシウム質原料及び硫黄質原料を減らすよ
う原料配合調整を行った以外は、焼成、粉砕等の一般の
セメント製造行程を経て普通ポルトランドセメントを２
０００ｔ製造した。また、比較として同条件同設備でＡ
ＬＣ廃材を使用しないで普通ポルトランドセメントを２
０００ｔ製造した。
【００１４】ＡＬＣ廃材を原料として使用し製造した普
通ポルトランドセメントの化学分析値を表２に示した。
比較のためにＡＬＣ廃材を原料として使用していない従
来使用している原料を用いて製造した普通ポルトランド
セメントの化学分析値を併せて表２に示した。表２か
ら、原料成分を調整し製造された普通ポルトランドセメ
ントはＡＬＣ廃材の使用に係わらず同一な組成であるこ
とがわかる。尚、両者のＸ線回折測定により結晶成分を
比較した結果も同一な回折パターンとなった。
通ポルトランドセメントの化学分析値を表２に示した。
比較のためにＡＬＣ廃材を原料として使用していない従
来使用している原料を用いて製造した普通ポルトランド
セメントの化学分析値を併せて表２に示した。表２か
ら、原料成分を調整し製造された普通ポルトランドセメ
ントはＡＬＣ廃材の使用に係わらず同一な組成であるこ
とがわかる。尚、両者のＸ線回折測定により結晶成分を
比較した結果も同一な回折パターンとなった。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【表２】
【００１７】
【発明の効果】本発明の構成とすることにより、ＡＬＣ
廃材を容易に破砕することで、有用なセメント製造原料
として提供できるものである。また、これまで埋め立て
廃棄あるいは有効な再利用先がなかったＡＬＣ廃材を、
簡易な破砕を行うだけで有効利用することが可能となる
だけでなく、ＡＬＣ廃材の廃棄埋め立て処分が不要にな
ることやセメントの製造のために使用されていた天然鉱
物資源の使用量の節減が採掘等の抑制につながる等の環
境問題にも寄与することができるものである。
廃材を容易に破砕することで、有用なセメント製造原料
として提供できるものである。また、これまで埋め立て
廃棄あるいは有効な再利用先がなかったＡＬＣ廃材を、
簡易な破砕を行うだけで有効利用することが可能となる
だけでなく、ＡＬＣ廃材の廃棄埋め立て処分が不要にな
ることやセメントの製造のために使用されていた天然鉱
物資源の使用量の節減が採掘等の抑制につながる等の環
境問題にも寄与することができるものである。
Claims (2)
- 【請求項１】 ＡＬＣ廃材を破砕してセメントの副原料
として使用することを特徴とするＡＬＣ廃材の利用方
法。 - 【請求項２】 ＡＬＣ廃材がＡＬＣ生産工場、ＡＬＣ施
工現場及びＡＬＣ建造物の解体において発生するＡＬＣ
の産業廃棄物からなる請求項１記載のＡＬＣ廃材の利用
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9373995A JPH08290945A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | Ａｌｃ廃材の有効利用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9373995A JPH08290945A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | Ａｌｃ廃材の有効利用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08290945A true JPH08290945A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14090788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9373995A Pending JPH08290945A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | Ａｌｃ廃材の有効利用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08290945A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100222318B1 (ko) * | 1997-07-24 | 1999-10-01 | 김헌출 | Alc meal을 함유한 경량단열기포콘크리트 및 그 제조방법 |
| JP2015196629A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | ゴウダ株式会社 | 溶融炉の保温材、溶融炉の保温材の製造方法、および、溶融炉の保温方法 |
-
1995
- 1995-04-19 JP JP9373995A patent/JPH08290945A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100222318B1 (ko) * | 1997-07-24 | 1999-10-01 | 김헌출 | Alc meal을 함유한 경량단열기포콘크리트 및 그 제조방법 |
| JP2015196629A (ja) * | 2014-04-02 | 2015-11-09 | ゴウダ株式会社 | 溶融炉の保温材、溶融炉の保温材の製造方法、および、溶融炉の保温方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Shao et al. | Studies on concrete containing ground waste glass | |
| US7070131B2 (en) | White pozzolan composition and blended cements containing same | |
| Olutoge et al. | Effect of waste glass powder (WGP) on the mechanical properties of concrete | |
| Alabi et al. | Mechanical properties of sustainable concrete made with ceramic and sandcrete block wastes | |
| Lee et al. | Slag–cement mortar made with cement and slag vitrified from MSWI fly-ash/scrubber-ash and glass frit | |
| JPH0986977A (ja) | セメントクリンカー原料、それを用いたセメント、及びその製造方法 | |
| Punthama et al. | Characteristics of Concrete Bricks After Partially Substituting Portland Cement Type 1 with Cement and Seashell Waste and Partially Substituting Sand with Glass Waste. | |
| KR100878665B1 (ko) | 폐콘크리트를 이용한 유해 폐기물 고화용 시멘트 제조방법및 이로부터 제조된 시멘트 | |
| JPH08290945A (ja) | Ａｌｃ廃材の有効利用方法 | |
| JPH0959050A (ja) | セメント用混合材の製造方法 | |
| JP2022135892A (ja) | クリンカ粉末及びその製造方法 | |
| WO2022074518A1 (en) | Method of producing a supplementary cementitious material | |
| EP1373159B1 (en) | White pozzolan composition | |
| JP2004082061A (ja) | 珪酸カルシウム系廃棄物の処理及び再利用方法 | |
| JPH0826794A (ja) | セメントの製造方法 | |
| JP4317391B2 (ja) | エコ石灰セメント及びその製造方法並びにエコ石灰セメント固化体の製造方法 | |
| JP2003277110A (ja) | セメント混和材及びその製造方法、並びに廃材の再利用方法 | |
| JP2000169204A (ja) | 高強度人工骨材の製造方法 | |
| JP7407049B2 (ja) | 水硬性硬化体用材料の製造方法、及びセメント硬化体の製造方法 | |
| JPH08231255A (ja) | クリンカーを骨材に使用したリサイクル可能なセメント硬化物及びリサイクル可能なセメント硬化物の製造方法 | |
| JP2001039746A (ja) | セメント混和材、セメント組成物、及びそれを用いたコンクリート | |
| JP3602588B2 (ja) | コンクリート廃材の処理方法 | |
| JP2005035847A (ja) | 廃焼き物のリサイクル方法 | |
| JPH10114555A (ja) | 低発熱水硬性材料及びその製造方法 | |
| JP2002087890A (ja) | Ａｌｃの製造方法 |