JPH08290818A - 切れ目付き環状部材整列方法およびそれに用いる整列装置 - Google Patents

切れ目付き環状部材整列方法およびそれに用いる整列装置

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JPH08290818A
JPH08290818A JP9553395A JP9553395A JPH08290818A JP H08290818 A JPH08290818 A JP H08290818A JP 9553395 A JP9553395 A JP 9553395A JP 9553395 A JP9553395 A JP 9553395A JP H08290818 A JPH08290818 A JP H08290818A
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annular
notched annular
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Application number
JP9553395A
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English (en)
Inventor
Michio Maruki
三千男 丸木
Shigeharu Ikeda
重晴 池田
Takaya Ishigaki
孝也 石垣
Yoshihisa Yamada
喜久 山田
Koji Hashimoto
浩二 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状部材の下方の長手方向に沿って異なる位
相で左右に形成された凹凸形状部により、切れ目付き環
状部材を各々異なる位相で揺動をさせて、容易に切れ目
付き環状部材を分離させて整列すること。 【構成】 不規則に羅列された切れ目付き環状部材Wを
保持する筒状部材27を径方向に往復移動させ、該筒状
部材27の下方の長手方向に沿って異なる位相で左右に
形成された凹凸形状部27aに前記切れ目付き環状部材
Wを当接させることにより、前記該切れ目付き環状部材
Wが容易に分離され整列することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切れ目付き環状部材を
整列する方法およびそれに用いる整列装置に係り、特に
不規則に羅列された複数のスナップリングのような切れ
目付きの環状部材を揺動することにより整列する切れ目
付き環状部材整列方法およびそれに用いる整列装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スナップリングのような切れ目付
き環状部材を整列する手段としては、完全な円筒形状を
した円筒形状部材に前記切れ目付き環状部材を嵌合して
振動を与えることにより整列していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の切れ目付き環状部材を整列する手段においては、
切れ目付き環状部材を完全な円筒形状をした円筒形状部
材において整列するため、該切れ目付き環状部材に振動
を与えても該切れ目付き環状部材が束になって絡み合っ
た状態で同一の揺動をするため相互に分離されず、整列
作業が困難であった。
【0004】また、分離がなされても切れ目付き環状部
材の切れ目の位置にばらつきがあるため、引き続き該切
れ目付き環状部材に振動を与えていると、一度分離した
切れ目付き環状部材が再度絡み合ってしまう不備が生じ
ていた。
【0005】更に、切れ目付き環状部材は防錆油を塗布
されている場合が多く、この場合には該切れ目付き環状
部材が相互に密着し合ってしまい、整列作業が更に困難
であった。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、上記筒状
部材の下方の長手方向に沿って異なる位相で左右に形成
された凹凸形状部により、絡み合った切れ目付き環状部
材を各々異なる揺動をさせて、絡み合った切れ目付き環
状部材を容易に分離させて整列することができる切れ目
付き環状部材整列方法およびそれに用いる整列装置を提
供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、一度分離した切れ
目付き環状部材が再度絡み合う不備を回避するために、
該切れ目付き環状部材の切れ目部が、該切れ目付き環状
部材を保持する筒状部材の頂点位置に長手方向に沿って
設けられた板状部材に、自重で下降して遊挿され該切れ
目付き環状部材の回転を規制することにより、絡み合っ
た切れ目付き環状部材を容易に分離させて整列すること
ができる切れ目付き環状部材整列方法およびそれに用い
る整列装置を提供することにある。
【0008】本発明の第3の目的は、切れ目付き環状部
材が防錆油を塗布されている場合でも、前記板状部材の
上面に複数の凹凸部を形成することにより、相互に密着
し合った該切れ目付き環状部材を容易に分離させて整列
することができる切れ目付き環状部材整列方法およびそ
れに用いる整列装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の事情に
鑑みてなされたものであって、不規則に羅列された切れ
目付き環状部材(W)を揺動させて整列する切れ目付き
環状部材整列方法において、前記切れ目付き環状部材
(W)を、径方向に往復移動可能な筒状部材(27)に
保持させる準備行程と、前記筒状部材を径方向に往復移
動させ、該筒状部材(27)の下方の長手方向に沿って
異なる位相で左右に形成された凹凸形状部(27a)に
前記切れ目付き環状部材(W)を当接させることにより
該切れ目付き環状部材(W)を揺動させる揺動行程と、
前記切れ目付き環状部材(W)が揺動することにより該
切れ目付き環状部材(W)の切れ目部が上方位置になる
ように回転する回転行程と、前記切れ目付き環状部材
(W)の切れ目部が、前記筒状部材が頂点の位置に長手
方向に沿って有している板状部材に自重で下降して遊挿
されることにより該切れ目付き環状部材(W)の回転を
規制する整列行程と、により構成される切れ目付き環状
部材整列方法にある。
【0010】また、不規則に羅列された切れ目付き環状
部材(W)を揺動させて整列する切れ目付き環状部材整
列装置(1)において、前記切れ目付き環状部材(W)
を保持する筒状部材(27)と、前記筒状部材(27)
の下方の長手方向に沿って異なる位相で左右に形成され
た凹凸形状部(27a)と、前記切れ目付き環状部材
(W)を揺動させるために前記筒状部材(27)を径方
向に往復移動させる駆動手段(24)と、前記筒状部材
(27)の頂点の位置に長手方向に沿って設けられた板
状部材(28)と、を備えた切れ目付き環状部材整列装
置(1)にある。
【0011】更に、前記板状部材(28)の上面に複数
の凹凸部(46)を形成すると好ましい。
【0012】また、前記筒状部材(27)が該筒状部材
(27)の端部に開閉自在の遮蔽部材(35)を有し、
前記遮蔽部材(35)の上端が、前記板状部材(28)
の端部に前記筒状部材(27)の長手方向と直交する水
平軸を中心に回動自在に設けられ、前記遮蔽部材(3
5)が前記水平軸を含む垂直な平面よりも前記筒状部材
(27)から遠ざかる方向の回転を規制する規制部材
(35e)を前記板状部材(28)に設けてもよい。
【0013】
【作用】以上の構成に基づき本発明は、不規則に羅列さ
れた切れ目付き環状部材(W)を、径方向に往復移動可
能な筒状部材(27)に保持して、前記筒状部材を径方
向に往復移動させ、該筒状部材(27)の下方の長手方
向に沿って異なる位相で左右に形成された凹凸形状部
(27a)に前記切れ目付き環状部材(W)を当接させ
る。
【0014】上記当接作用によって、前記該切れ目付き
環状部材(W)が異なる位相で揺動することにより該切
れ目付き環状部材(W)の切れ目部が上方位置になるよ
うに回転し、前記切れ目付き環状部材(W)の切れ目部
が、前記筒状部材がその頂点の位置に長手方向に沿って
有している板状部材に自重で下降して遊挿されるため、
該切れ目付き環状部材(W)の回転を規制する。
【0015】従って、一度分離した切れ目付き環状部材
(W)が再度絡み合う不備を回避することができ、絡み
合った切れ目付き環状部材(W)を容易に分離させて整
列することができる。
【0016】また、切れ目付き環状部材(W)が防錆油
を塗布されている場合でも、前記板状部材(28)の上
面に複数の凹凸部(46)を形成することにより、隣接
し合った該切れ目付き環状部材(W)が該複数の凹凸部
(46)の凹部および凸部の上に交互に載置され上下に
ずれ合って、相互に密着し合った該切れ目付き環状部材
(W)が容易に分離させて整列することができる。
【0017】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0018】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明による実施例に
ついて説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例である環状部材
の整列装置1の全体を示している。前記整列装置1は、
基台2、整列される前の切れ目付き環状部材Wをストッ
クした後に該切れ目付き環状部材Wを搬出する搬出部
3、該搬出部3からの切れ目付き環状部材Wを整列する
整列部4および該整列部4により整列された切れ目付き
環状部材Wを集積する集積部5により構成される。
【0020】次に、図1、図2および図3に基づき前記
搬出部3の構成について説明する。
【0021】搬出手段3は、切れ目付き環状部材Wを嵌
合してストックするストックバー6が水平線から15度
の仰角の傾斜で前記基台2に固着されたブラケット7に
設けられている。更に、前記基台2の上面に向かい合っ
て固着された一対のブロック8の間に一対のガイドレー
ル9が横架されている。前記ガイドレール9には、該ガ
イドレール9に摺動自在に嵌合され、かつロッドレスシ
リンダーのごとき駆動手段を内蔵した移動体10が設け
られている。前記移動体10の上面には、該移動体10
が図1に示す矢印Xの方向に移動することにより前記ス
トックバー6に嵌合された切れ目付き環状部材Wを押し
て同矢印Xの方向に移動させるための一対のプッシャー
11が固着されている。
【0022】搬出手段3には、切れ目付き環状部材Wが
前記整列部4に一定の枚数を搬出するための一定の枚数
を検知する検知手段43および図示を省略する制御手段
に連結されたコード44が設けられている(図2)。
【0023】前記ストックバー6には、その上部に保持
された切れ目付き環状部材Wを前記傾斜を利用して下部
に摺動しながら落下させるための加振機51が設けられ
ている(図3)。
【0024】次に、図1、図4および図5に基づき前記
整列手段4の構成について説明する。
【0025】切れ目付き環状部材整列装置1の基台2の
上面には、Y軸方向に延伸したレール部材12が固着さ
れていて、該レール部材12の上部にはキャレッジベー
ス13がY軸方向に摺動自在に設けられている。
【0026】更に、基台2の上面には、Y軸方向に延伸
可能なシリンダー16およびそのロッド15が設けられ
ている。前記ロッド15の先端には、連結部材14を介
して前記キャレッジベース13に連結されている。
【0027】前記キャレッジベース13の上面には、Y
軸方向に延伸したレール部材17が固着されていて、該
レール部材17の上部にはスライダー18がY軸方向に
摺動自在に設けられている。
【0028】スライダー18の一端には、軸19を介し
てコネクティングロッド20が回動自在に設けられてい
る。前記コネクティングロッド20の他端は、前記スラ
イダー18の一端に設けられたモータのごとき駆動手段
24の軸23に固着されたクランク部材21に軸22を
介して回動自在に連結されている。
【0029】更に、前記スライダー18には、X軸方向
に延伸可能なシリンダー25およびそのロッドが設けら
れている。前記シリンダー25のロッドの先端には、X
軸方向に移動可能な板部材29が固着されていて、該板
部材29には、一対の検知器30が設けられている。前
記検知器30には、回動自在のレバー31を介して接触
子32が回転自在に取り付けられている。
【0030】前記板部材29には、一対の案内バー34
が相互に平行に設けられていて、該案内バー34は、前
記スライダー18に形成された穿孔部に嵌合されること
により、該板部材29をX軸方向にガイドしている。
【0031】そして、前記スライダー18には、板部材
26が設けられていて、該板部材26には、本発明の要
部である筒状部材27が固着されている。前記筒状部材
27は、該筒状部材27の下方の長手方向に沿って異な
る位相で左右に波形状の凹凸形状部27aが形成されて
いる(図1、図5)。
【0032】前記筒状部材27の頂点の位置には、長手
方向に沿って板状部材28が固着されている。前記板状
部材28の上面には、絶縁部材45を介して凹凸部材4
6が設けられている(図5)。
【0033】前記凹凸部材46の一端は、前記板部材2
6に絶縁部材33を介して取り付けられた導電板47と
接合している。前記導電板47は、コード48により前
記スライダー18にブラケット49を介して設けられた
検出器50と連結されている(図4)。
【0034】前記板状部材28の一端には、切れ目付き
環状部材Wの移動を規制するための遮蔽部材35が設け
られている。前記遮蔽部材35は、前記板状部材28に
固着された固定側蝶番部材35a、移動側蝶番部材35
b、該移動側蝶番部材35bに固着された遮蔽板35d
および前記筒状部材27の長手方向と直交する水平軸を
中心に回動自在に設けられ前記遮蔽板35dが前記水平
軸を含む垂直な平面よりも前記筒状部材27から遠ざか
る方向の回転を規制する規制部材35eとにより構成さ
れている。更に、前記遮蔽部材35には、前記筒状部材
27の長手方向と直交する水平軸を中心に回動自在に設
けられ前記遮蔽板35dが前記水平軸を含む垂直な平面
よりも前記筒状部材27に接近する方向に該遮蔽板35
dを回転されるように該遮蔽板35dを付勢するコイル
スプリングまたは板ばねのごときの弾性部材35cが設
けられている(図6)。
【0035】次に、図1に基づき前記集積手段5の構成
について説明する。
【0036】前記集積手段5は、前記筒状部材27から
整列がなされた切れ目付き環状部材Wを受け取るレシー
バ38、該レシーバ38をX軸方向に移動させるための
アクチュエータを含んでいるマガジン37および該マガ
ジン37を把持して固定させるための、かつ前記基台2
の上面に設けられたマガジン受け36とにより構成され
ている。
【0037】前記レシーバ38の先端には、略円錐形の
先端部を切り欠いたごとくの形状をした先端部39が形
成されていて、更に、該先端部39と該レシーバ38の
頂点の位置には、長手方向に沿って凸状部材40が形成
されている。
【0038】そして、基台2の上面には、前記レシーバ
38に保持された切れ目付き環状部材Wの摺動を規制す
る規制部材41を有する柱部材42が設けられている。
【0039】以上述べた構成の切れ目付き環状部材整列
装置1の使用に沿って切れ目付き環状部材整列方法につ
いて図1を用いて説明する。
【0040】不規則に羅列された切れ目付き環状部材W
は、図示を省略する搬送手段によりストックバー6に保
持される。次に、シリンダー16がロッド15を収縮さ
せてキャレッジベース13がY方向に移動され、前記整
列手段4の前記筒状部材27がストックバー6の位置に
到達する(図1、図2)。
【0041】図8に示すように、ストックバー6に保持
された切れ目付き環状部材Wは、プッシャー11により
図8において右側に移動することにより、一定数の切れ
目付き環状部材Wを筒状部材27に搬送する(図8
(a))。
【0042】続いて、図3に示す加振機51により前記
筒状部材27を振動させて該ストックバー6の傾斜によ
り余分な切れ目付き環状部材Wbは、図8において左側
に移動することにより筒状部材27に保持された切れ目
付き環状部材Wと分離される(図8(b))。この時、
切れ目付き環状部材Wの内で絡み合った切れ目付き環状
部材Waが存在する場合、検知手段43が前記状態を検
知して図示を省略する制御手段に信号を送り、該制御手
段が前記プッシャー11を再度図8(b)において左右
に往復移動を繰り返すことにより、絡み合った切れ目付
き環状部材Waの絡みを解除する(図8(c))。
【0043】目的の数量の切れ目付き環状部材Wが絡ま
ずに筒状部材27に搬送され保持されると、シリンダー
16が延伸することにより、図1に示す位置、すなわち
集積手段5と隣接する位置に復帰する。そして、駆動手
段24を作動させることにより、筒状部材27が径方向
であるY軸方向に小刻みに往復移動される。
【0044】従って、前記筒状部材を径方向に往復移動
させることにより、該筒状部材27の下方の長手方向に
沿って異なる位相で左右に形成された凹凸形状部27a
に前記切れ目付き環状部材Wを当接させる。
【0045】上記当接作用によって、前記該切れ目付き
環状部材Wが異なる位相で個々の軌跡に基づいて揺動す
ることにより該切れ目付き環状部材Wの切れ目部が上方
位置になるように回転し、前記切れ目付き環状部材Wの
切れ目部が、前記筒状部材27が頂点の位置に長手方向
に沿って有している板状部材28に自重で下降して遊挿
されることにより該切れ目付き環状部材Wの回転を規制
する。
【0046】従って、一度分離した切れ目付き環状部材
Wが再度絡み合う不備を回避することができ、容易に切
れ目付き環状部材Wを分離させて整列することができ
る。
【0047】また、切れ目付き環状部材Wが防錆油を塗
布されている場合でも、前記板状部材28の上面に複数
の凹凸部46を形成することにより、隣接し合った該切
れ目付き環状部材Wが該複数の凹凸部46の凹部および
凸部の上に交互に載置され上下にずれ合って、相互に密
着し合った該切れ目付き環状部材Wが間隙Cだけ離間さ
れ、切れ目付き環状部材Wを容易に分離させて整列する
ことができる(図9)。
【0048】次に、前記レシーバ38の先端部39がX
方向に移動することにより、前記遮蔽板35dに当接
し、更に該遮蔽板35dを開口する。当該開口により前
記筒状部材27に保持されていて、かつ該筒状部材27
から離脱できないように規制されていた切れ目付き環状
部材Wは、前記レシーバ38の先端部39に移動可能と
なる。
【0049】従って、シリンダー25を延伸することに
より、整列された切れ目付き環状部材Wが接触子32に
押されることにより図10において左方向に移動され、
前記レシーバ38の先端部39および該レシーバ38に
保持される。この時、絡んだ切れ目付き環状部材Waが
存在する場合は、シリンダー25の延伸および収縮を繰
り返すことにより当該絡みが解消される(図1、図1
0、図12)。
【0050】そして、切れ目付き環状部材Wの整列が終
了するのである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
筒状部材(27)の下方の長手方向に沿って異なる位相
で左右に形成された凹凸形状部(27a)により、切れ
目付き環状部材(W)を各々異なる位相で揺動させ、絡
み合った切れ目付き環状部材(W)を容易に分離させて
整列することができ、生産性を向上することができる。
【0052】また、一度分離した切れ目付き環状部材
(W)が再度絡み合う不備を回避するために、該切れ目
付き環状部材(W)の切れ目部が、該切れ目付き環状部
材(W)を保持する筒状部材(27)の頂点位置に長手
方向に沿って設けた板状部材(28)に自重で下降して
遊挿され、該切れ目付き環状部材(W)の回転を規制す
ることにより、確実に切れ目付き環状部材(W)を分離
させて整列することができる。
【0053】更に、切れ目付き環状部材(W)が防錆油
を塗布されている場合でも、前記板状部材(28)の上
面に複数の凹凸部(46)を形成することにより、相互
に密着し合った該切れ目付き環状部材(W)を容易に分
離させて整列し、防錆がなされた切れ目付き環状部材
(W)を整列することができるため、整理された切れ目
付き環状部材(W)の品質を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の全体を示す斜視図。
【図2】本発明の準備行程を示す斜視図。
【図3】切れ目付き環状部材を勘合するためのストック
バーの正面図。
【図4】整列手段を示す斜視図。
【図5】筒状部材の詳細を示す(a)正面図および
(b)側面図。
【図6】遮蔽手段の斜視図。
【図7】切れ目付き環状部材の搬送状態を示す斜視図。
【図8】準備行程における切れ目付き環状部材の搬送状
態を示す動作図。
【図9】切れ目付き環状部材が凹凸部により分離される
状態を示す図。
【図10】整列された切れ目付き環状部材が整列手段4
から搬出される状態の平面図。
【図11】絡みついた切れ目付き環状部材の絡みを解消
する状態の平面図。
【図12】切れ目付き環状部材を移動させるための接触
子の動作を示す斜視図。
【符号の説明図】
W 切れ目付き環状部材 1 切れ目付き環状部材整列装置 3 搬出手段 4 整列手段 5 集積手段 24 駆動手段 27 筒状部材 27a 凹凸形状部 28 板状部材 30 検知器 31 レバー 32 接触子 35 遮蔽部材 35e 規制部材 45 絶縁部材 46 凹凸部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 喜久 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 橋本 浩二 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不規則に羅列された切れ目付き環状部材
    を揺動させて整列する切れ目付き環状部材整列方法にお
    いて、 前記切れ目付き環状部材を、径方向に往復移動可能な筒
    状部材に保持させる準備行程と、 前記筒状部材を径方向に往復移動させ、該筒状部材の下
    方の長手方向に沿って異なる位相で左右に形成された凹
    凸形状部に前記切れ目付き環状部材を当接させることに
    より該切れ目付き環状部材を揺動させる揺動行程と、 前記切れ目付き環状部材が揺動することにより該切れ目
    付き環状部材の切れ目部が上方位置になるように回転す
    る回転行程と、 前記切れ目付き環状部材の切れ目部が、前記筒状部材が
    頂点の位置に長手方向に沿って有している板状部材に自
    重で下降して遊挿されることにより該切れ目付き環状部
    材の回転を規制する整列行程と、 により構成されることを特徴とする切れ目付き環状部材
    整列方法。
  2. 【請求項2】 不規則に羅列された切れ目付き環状部材
    を揺動させて整列する切れ目付き環状部材整列装置にお
    いて、 前記切れ目付き環状部材を保持する筒状部材と、 前記筒状部材の下方の長手方向に沿って異なる位相で左
    右に形成された凹凸形状部と、 前記切れ目付き環状部材を揺動させるために前記筒状部
    材を径方向に往復移動させる駆動手段と、 前記筒状部材の頂点の位置に長手方向に沿って設けられ
    た板状部材と、 を備えたことを特徴とする切れ目付き環状部材整列装
    置。
  3. 【請求項3】 前記板状部材の上面に複数の凹凸部を形
    成した、 請求項2記載の切れ目付き環状部材整列装置。
  4. 【請求項4】 前記筒状部材が該筒状部材の端部に開閉
    自在の遮蔽部材を有し、 前記遮蔽部材の上端が、前記板状部材の端部に前記筒状
    部材の長手方向と直交する水平軸を中心に回動自在に設
    けられ、 前記遮蔽部材が前記水平軸を含む垂直な平面よりも前記
    筒状部材から遠ざかる方向の回転を規制する規制部材を
    前記板状部材に設けてなる、 請求項2または3記載の切れ目付き環状部材整列装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003089415A (ja) * 2001-09-19 2003-03-25 Denso Corp リング部品整列装置

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