JPH08290803A - 天板搬送ロボット - Google Patents

天板搬送ロボット

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Publication number
JPH08290803A
JPH08290803A JP9725195A JP9725195A JPH08290803A JP H08290803 A JPH08290803 A JP H08290803A JP 9725195 A JP9725195 A JP 9725195A JP 9725195 A JP9725195 A JP 9725195A JP H08290803 A JPH08290803 A JP H08290803A
Authority
JP
Japan
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top plate
arm
top board
motor
transfer robot
Prior art date
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Pending
Application number
JP9725195A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Horibe
哲 堀部
Hideki Takada
高田  秀樹
Yoshiharu Nishi
義治 西
Jinzo Kosaka
甚三 小坂
Kosuke Nakamura
幸介 中村
Tadaaki Niyama
忠昭 二山
Yukio Arakawa
之雄 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GIFU PREF GOV
KYODO KUMIAI HIDA MOKKO RENGOK
KYODO KUMIAI HIDA MOKKO RENGOKAI
Gifu Prefecture
Original Assignee
GIFU PREF GOV
KYODO KUMIAI HIDA MOKKO RENGOK
KYODO KUMIAI HIDA MOKKO RENGOKAI
Gifu Prefecture
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Filing date
Publication date
Application filed by GIFU PREF GOV, KYODO KUMIAI HIDA MOKKO RENGOK, KYODO KUMIAI HIDA MOKKO RENGOKAI, Gifu Prefecture filed Critical GIFU PREF GOV
Priority to JP9725195A priority Critical patent/JPH08290803A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】作業者の省人化を図ること。また、作業者の負
担を軽減できること。さらに、作業効率の向上を図るこ
と。 【構成】天板収納ラック12に収納されている天板Tを
載置するアーム58を設け、同アーム58の高さ位置を
昇降用モータM2を駆動させることにより変更可能とし
た。また、アーム58をアーム伸縮用モータM3を駆動
させることにより伸縮可能とした。さらに、アーム58
の向きを回転用モータM1を駆動させることにより変更
可能とした。天板収納ラック12から天板Tを取り出す
際は、回転用モータM1を駆動させてアーム58と天板
収納ラック12とを対向させるとともに、昇降用モータ
M2を駆動させてアーム58の高さを取り出す天板Tの
高さに対応させる。そして、伸縮用モータM3を駆動さ
せてアーム58を伸長させる。これによりアーム58上
に天板Tが乗り移る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装前の天板及び塗装
後の天板を所定位置に搬送する天板搬送ロボットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
天板を塗装する際は、まず、塗装前の天板を載置する天
板収納ラックから、少なくとも2人の作業者により天板
を1枚降ろし、作業者2人でその天板を作業台上まで運
ぶ。そして、天板を運んだ1人の作業者(又は塗装専用
の作業者)が作業台上の天板に所定の塗料を吹き付け
る。天板の塗装が終了したら、再度2人の作業者により
天板を作業台から元の天板収納ラック位置に戻す。この
ようにして天板の塗装が順次行われていく。
【0003】しかしながら、従来の塗装作業方法では次
のような問題があった。 (1)天板は大重量であることから、天板を運ぶ際は少
なくとも作業者を2人必要とする。しかし、天板に塗料
を吹き付けるのは1人の作業者が行うことから、天板を
運搬した他の1人は天板に塗料の吹き付けが終わるまで
待機しているだけのため、1人の作業者が無駄になると
いう問題があった。
【0004】(2)天板は大重量であることから、作業
者への負担が大きい。また、1人の作業者は天板の搬
送、塗装の両方を行わなければならないことから、特に
負担が大きい。
【0005】(3)1人の作業者は天板の搬送・塗装の
作業を交互に行わなければならないことから、作業効率
が非常に悪いという問題があった。本発明は上記問題点
を解消するためになされたものであって、第1の目的
は、作業者の省人化を図ることが可能な天板搬送ロボッ
トを提供することにある。
【0006】第2の目的は、作業者の負担を軽減可能な
天板搬送ロボットを提供することにある。第3の目的
は、作業効率の向上を図ることが可能な天板搬送ロボッ
トを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、天板収納ラック
に水平状に収納されている天板を取り出す天板取出手段
と、前記天板取出手段により取り出した天板を作業台ま
で運ぶ天板移動手段とを備えたことをその要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明においては、前記天
板取出手段は、前記天板収納ラックに収納されている天
板の高さに対応して高さ位置を変更する高さ変更手段を
備えていることをその要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明においては、前記天
板取出手段は水平方向に移動する水平移動手段を備えて
いることをその要旨とする。請求項1に記載の発明にお
いては、前記天板の収納位置を記憶する天板位置記憶手
段と、前記作業台の位置を記憶する作業台位置記憶手段
と、前記天板位置記憶手段に記憶された天板の収納位置
と前記作業台位置記憶手段に記憶された作業台の位置に
基づき、天板取出手段及び天板移動手段を駆動制御する
制御手段とを備えたことをその要旨とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、天板取出手段によ
り、塗装前の天板が天板収納ラックから取り出される。
天板取出手段により取り出された天板は天板移動手段に
より、作業台まで運ばれる。天板が作業台に運ばれた
後、作業者により天板の塗装が行われる。
【0011】請求項2に記載の発明では、前記請求項1
に記載の発明の作用に加え、天板取出手段が天板収納ラ
ックから天板を取り出す際は、高さ変更手段により天板
取出手段の高さが天板の高さに対応して変更される。そ
して、天板取出手段により天板収納ラックから天板が取
り出された後、その天板は天板移動手段により作業台ま
で運ばれる。
【0012】請求項3に記載の発明においては、前記請
求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加え、天板取
出手段は水平移動手段により水平方向に移動できること
から、天板収納ラックから天板を引き抜くようにして取
り出すことができる。これにより、天板を取り出す際の
天板収納ラックと天板、及び天板収納ラックと天板取出
手段との干渉が防止される。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加え、制御手段により天板取出手
段及び天板移動手段が自動で駆動制御される。これによ
り、作業者は天板取出手段及び天板移動手段を操作せず
に、塗装作業のみを行えばよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図8に示すように、作業場には作業
台11、及び作業台11から所定距離離間する位置に天
板収納ラック12が配置されている。前記作業台11は
床面Uに対して固定された基台13と同基台13に対し
てシリンダー13aの伸縮により上下動する載置台14
より構成されている。
【0015】図3に示すように、前記天板収納ラック1
2はキャスター15が装着された枠体16と、同枠体1
6に対して下端が支持され、上下方向に延びる支持体1
7と、同支持体17に対して片持ち支持された左右一対
の天板載置バー18等より構成されている。前記左右一
対の天板載置バー18は支持体17に複数段(本実施例
では7段)支持されている。各天板載置バー18にはそ
れぞれ天板Tが載置されている。
【0016】前記作業台11と天板収納ラック12との
間には天板搬送ロボット21が配置されている。図1及
び図5に示すように、固定側ベース22の下部にはキャ
スター24が装着されている。固定側ベース22上には
環状の枠体23が設けられ、同枠体23の中心部には軸
25が突出形成されている。また、枠体23内には大径
ギア26が設けられている。枠体23の上部及び軸25
にはベアリング27を介して回転側ベース28が固定側
ベース22に対して回転可能に係合されている。回転側
ベース28の上面には回転用モータM1が固定され、同
モータM1の回転軸29は前記固定側ベース22の枠体
23内に突出している。回転用モータM1の回転軸29
にはピニオンギア30が支持され、同ギア30は前記大
径ギア26と噛合している。従って、前記回転用モータ
M1が駆動されると、ピニオンギア30が自転しなが
ら、前記軸25を中心として大径ギア26の外周を公転
する。すなわち、軸25を中心として回転側ベース28
が回転する 前記回転側ベース28の上面には支持脚31が取付固定
されている。各支持脚31にはガイドレール32が4本
立設され、各ガイドレール32の上端は連結部材33に
より連結されている。各ガイドレール32にはアーム支
持枠34が昇降可能に係合されている。図1及び図4に
示すように、前記1本の連結部材33の上部にはブラケ
ット35を介して昇降用モータM2が取付固定され、同
モータM2の回転軸36にはギア37が支持されてい
る。前記ブラケット35が支持されている連結部材33
と支持脚31との間にはネジシャフト38が回転可能に
支持されている。ネジシャフト38の上端にはギア40
が支持され、同ギア40は前記昇降用モータM2に支持
されたギア37と噛合している。前記ネジシャフト38
にはナット体41が螺合されている。ナット体41は前
記アーム支持枠34に取付固定されている。従って、昇
降用モータM2が駆動されると、ネジシャフト38が回
転し、それに伴いナット体41、すなわちアーム支持枠
34が昇降移動する。
【0017】図5に示すように、前記ネジシャフト38
の下端にはプーリ48が支持されている。ネジシャフト
38の後方における支持脚31にはロータリエンコーダ
49が支持されている。同ロータリエンコーダ49に支
持されたプーリ50と前記シャフトネジ38のプーリ4
8とにはベルト62が巻回されている。前記ロータリエ
ンコーダ49はプーリ48,50及びベルト62を介し
てシャフトネジ38の回転数を検出する。
【0018】図1,図4,図7に示すように、アーム支
持枠34内にはアーム伸縮用モータM3が取付固定され
ている。同モータM3の回転軸42は前記ネジシャフト
38の延びる方向と直交する方向に向けて突出し、その
先端にはスプロケット43が支持されている。また、ア
ーム支持枠34内には前記アーム伸縮用モータM3の回
転軸42の延びる方向と同方向に向けてシャフト44が
回転可能に支持されている。このシャフト44には第1
のスプロケット45及び第2のスプロケット46が支持
されている。前記アーム伸縮用モータM3のスプロケッ
ト43と前記第1のスプロケット45とには駆動用チェ
ーン47が巻回されている。
【0019】前記アーム支持枠34の両側面には水平方
向に延びるアームガイド51がそれぞれ取付固定されて
いる。両アームガイド51の前部は連結部材52により
連結されている。連結部材52のほぼ中央部にはスプロ
ケット53が支持されている。同スプロケット53と前
記第2のスプロケット46とにはアーム伸縮用チェーン
54が巻回されている。前記アームガイド51の側面に
は同アームガイド51と同方向に延びる案内溝55を有
するガイドプレート56が装着されている。
【0020】両ガイドプレート56の案内溝55にはガ
イド部材57がそれぞれ係合している。両ガイド部材5
7の上面には平面H字形のアーム58が連結されてい
る。左右一対の載置部58aの上面には複数のピン59
が突出している。また、左右の載置部58aを連結する
連結部材60のほぼ中央部にはチェーン支持バー61が
連結されている。このチェーン支持バー61は前記アー
ム伸縮用チェーン54の一部に支持されている。従っ
て、前記アーム伸縮用モータM3が駆動された際には、
駆動用チェーン47及びシャフト44を介してアーム伸
縮用チェーン54が回転され、それに伴いアーム58が
図1の位置(最大伸長時)から図2の位置(最大収縮
時)の間をアームガイド51に対して伸縮移動する。ア
ーム58の最大収縮位置と最大伸長位置はガイドプレー
ト56に装着されたリミットスイッチ(ここでは図示せ
ず)により検出される。
【0021】図8に示すように、天板搬送ロボット21
を操作する制御盤65は天板搬送ロボット21とは別体
に配置されている。制御盤65には後述するコントロー
ラCが内蔵されている。また、図15に示すように、制
御盤65には操作パネル66が設けられている。操作パ
ネル66には0〜9までテンキー68、最上段入力キー
67、段幅入力キー69、段数入力キー70、作業台高
さ入力キー71、ワーク上下量入力キー72等の各種操
作キーが設けられている。また、操作パネル66には天
板搬送ロボット21を手動で操作する際に使用する複数
の手動用スイッチ76が設けられている。
【0022】前記テンキー68は、各種値を入力する際
に操作されるキーである。前記最上段入力キー67は、
天板収納ラック12の最上段に設けられた天板載置バー
18の高さを設定入力する際に操作されるキーである。
段幅入力キー69は、上下方向における天板載置バー1
8の間隔を設定入力する際に操作されるキーである。段
数入力キー70は、天板収納ラック12の天板収納枚数
(天板載置バー18の段数)を設定入力する際に操作さ
れるキーである。作業台高さ入力キー71は、作業台1
1の高さを設定入力する際に操作されるキーである。ワ
ーク上下量入力キー72は、前記天板収納ラック12の
天板載置バー18及び作業台11に載置されている天板
Tをアーム58により持ち上げる量、すなわち天板載置
バー18及び作業台11から天板Tを離間させる上昇量
を設定入力する際に操作されるキーである。また、同キ
ー72により設定入力される量は、アーム58に載置さ
れている天板Tを天板載置バー18及び作業台11に乗
せ代える際の下降量にも対応する。
【0023】また、操作パネル66には天板搬送ロボッ
ト21を自動で起動させる際に操作される自動起動スイ
ッチ73が設けられている。また、制御盤65からは別
体のフットスイッチ74が接続されている。このフット
スイッチ74は塗装作業中に作業者の足で操作されるス
イッチであり、前記自動起動スイッチ73と同じく天板
搬送ロボット21を起動させる際に操作される。
【0024】次に、天板搬送ロボット21の電気的構成
を図16のブロック図に基づいて説明する。コントロー
ラCの入力側にはI/Oインターフェース75を介して
操作パネル66上の各種キー67〜72、手動用スイッ
チ76及び自動起動スイッチ73、ロータリエンコーダ
49、フットスイッチ74、リミットスイッチ63が接
続されている。また、コントローラCの入力側にはI/
Oインターフェース75を介して回転用モータM1、昇
降用モータM2、伸縮用モータM3が接続されている。
コントローラCはプログラムデータ及び各種データ等を
記憶するメモリ78を備えている。コントローラCは各
種キー67〜72、各種スイッチ63,73,74,7
6、ロータリエンコーダ49からの出力信号に基づいて
各種モータM1〜M3を駆動制御する。
【0025】次に、上記のように構成された天板搬送ロ
ボット21の作用を説明する。まず、作業者は操作パネ
ル66上の最上段高さ入力キー67を押下してからテン
キー68により天板収納ラック12の最上段に設けられ
た天板載置バー18の高さを入力する。次に作業者は段
幅入力キー69を押下してからテンキー68により上下
方向における天板載置バー18の間隔を入力する。次に
作業者は段数入力キー70を押下してからテンキー68
により天板収納ラック12の段数を入力する。次に作業
者は作業台高さ入力キー71を押下してからテンキー6
8により作業台11の高さを入力する。なお、最上段高
さについては手動操作によりアーム58を天板収納ラッ
ク12の最上段まで昇降移動させ、その位置で最上段高
さ入力キー67をオンすることで、最上段高さを入力す
ることも可能となっている。また、作業台高さについて
も手動操作によりアーム58を作業台11の上部まで昇
降移動させ、その位置で作業台高さ入力キー71をオン
することで、最上段高さを入力することも可能となって
いる。
【0026】図17,18は前記コントローラCによっ
て実行される制御の処理ルーチンを示すフローチャート
である。操作パネル66から各データが入力されると、
コントローラCはステップ101においてフットスイッ
チ74又は自動起動スイッチ73がオンされるのを待機
する。このとき、天板搬送ロボット21のアーム58の
先端は作業台11と天板収納ラック12とを結ぶ線と直
交する方向を向くように保持されている(図8の状
態)。ステップ101において、フットスイッチ74又
は自動起動スイッチ73がオンされるとスイッチ102
に移行する。ステップ102においては、回転用モータ
M1を駆動し、アーム58の先端と天板収納ラック12
とを対向させる。なお、回転用モータM1の回転量は予
めメモリ78に記憶され、その回転量に基づき、コント
ローラCは回転用モータM1を駆動制御する。
【0027】ステップ103においては、昇降用モータ
M2を駆動し、作業前に入力された最上段高さからワー
ク上下量をマイナスした高さまでアーム58を上昇させ
る。このとき、コントローラCはロータリエンコーダ4
9の出力信号に基づき、昇降用モータM2を駆動制御し
てアーム58を所定高さまで上昇させる。次のステップ
104においては、アーム伸縮用モータM3を駆動し、
アーム58を伸長させる(図9参照)。コントローラC
はリミットスイッチ63からオン信号を入力するまでア
ーム伸縮用モータM3を駆動する。これにより、アーム
58が天板Tの下面と対向する。
【0028】ステップ105においては、昇降用モータ
M2を駆動して最上段高さにワーク上下量をプラスした
高さとなるまでアーム58を上昇させる(図10参
照)。これにより、天板収納ラック12からアーム58
に天板Tが乗り移る。ステップ106においては、アー
ム伸縮用モータM3を駆動してアーム58を収縮させる
(図11参照)。ステップ107においては、回転用モ
ータM1を駆動して、アーム58の先端を作業台11側
に向ける。ステップ108においては、昇降用モータM
2を駆動して作業前に入力された作業台高さにワーク上
下量をプラスした高さとなるまでアーム58を昇降移動
させる(図12参照)。
【0029】次のステップ109においては、アーム伸
縮用モータM3を駆動してアーム58を伸長させる。ス
テップ110においては、昇降用モータM2を駆動して
作業台高さにワーク上下量をマイナスした高さとなるま
でアーム58を昇降移動させる。これにより、アーム5
8上の天板Tが作業台11上に乗り移る。
【0030】ステップ111においては、アーム伸縮用
モータM3を駆動してアーム58を収縮させる(図13
参照)。ステップ112においては、回転用モータM1
を駆動してアーム58を図8の待機位置に保持する。作
業者はアーム58が待機位置に保持された後、作業台1
1上の天板Tに塗装を行う(図14参照)。ステップ1
13においては、作業者が作業台11上の天板Tの塗装
を終え、フットスイッチ74又は自動起動スイッチ73
をオンするのを待機する。ここで、フットスイッチ74
又は自動起動スイッチ73がオンされたら、ステップ1
14に移行する。ステップ114においては、回転用モ
ータM1を駆動して、アーム58の先端を作業台11側
に向ける。
【0031】ステップ115においては、昇降用モータ
M2を駆動して作業台高さからワーク上下量をマイナス
した高さまでアームをアーム58を昇降移動させる。ス
テップ116においては、アーム伸縮用モータM3を駆
動してアーム58を伸長させる。ステップ117におい
ては、作業台高さにワーク上下量をプラスした高さとな
るまでアーム58を上昇させる。これにより、作業台1
1上の天板Tが作業台11上に乗り移る。
【0032】ステップ118においては、アーム伸縮用
モータM3を駆動してアーム58を収縮させる。ステッ
プ119においては、回転用モータM1を駆動してアー
ム58を天板収納ラック12と対向させる。ステップ1
20においては、昇降用モータM2を駆動し、アーム5
8上の天板Tが収納されていた段の高さにワーク上下量
をプラスした高さとなるまでアーム58を昇降移動させ
る。ステップ121においては、アーム伸縮用モータM
3を駆動してアーム58を伸長させる。ステップ122
においては、アーム58上の天板Tが収納されていた段
の高さからワーク上下量をマイナスした高さとなるまで
アーム58を昇降移動させる。ステップ123において
は、アーム伸縮用モータM3を駆動してアーム58を収
縮させる。これにより、塗装済の天板Tが天板収納ラッ
ク12の元の位置に収納される。
【0033】ステップ124においては、回転用モータ
M1を駆動してアーム58を図8の待機位置に保持す
る。次のステップ125においては、作業前に入力した
段数(このフローチャートでは段数をXとして設定)を
デクリメントする。そして、ステップ126に移行し、
同ステップ126においてXが0となったか否かを判別
する。すなわち、点板収納ラック12の最上段から最下
段まで天板Tの出し入れを完了した否かを判別する。こ
こで、Xが0の場合には、全段の天板Tの出し入れ(塗
装)を完了したと判別し、その後の処理を終了する。一
方、Xが0でない場合には、未だ最下段まで天板Tの出
し入れが完了していないと判別し、ステップ127に移
行する。
【0034】ステップ127においては、フットスイッ
チ74又は自動起動スイッチ73がオンされるのを待機
する。ここでフットスイッチ74又は自動起動スイッチ
73がオンされた場合には、ステップ128に移行す
る。ステップ128においては、昇降用モータM2を駆
動して次の段(X)の高さからワーク上下量をマイナス
した高さとなるまでアーム58を昇降移動させる。その
後、前記ステップ104にジャンプして以降の処理を繰
り返す。
【0035】上記のように、本実施例によれば次のよう
な効果を得ることができる。 (1)天板収納ラック12と作業台11との間に、天板
Tを搬送する天板搬送ロボット21を配置した。これに
より、大重量の天板Tを作業者が搬送する必要が無くな
り、作業者への負担を軽減することができる。
【0036】(2)作業者により天板Tを搬送する必要
が無いことから作業者数を削減でき、大幅なコストダウ
ンが可能となる。 (3)作業者は塗装作業のみを行えばよいことから、作
業効率を向上できる。
【0037】(4)天板搬送ロボット21のアーム58
は昇降用モータM2の駆動に伴い、昇降可能に設けられ
ていることから、天板Tが収納されている高さに合わせ
てアーム58の高さ位置を変更できる。その結果、高さ
や段幅の異なる天板収納ラック12にも対応できる。
【0038】(5)天板収納ラック12から天板Tを出
し入れする際は、アーム58が水平方向に伸縮して行っ
ていることから、天板Tを取り出す際の天板収納ラック
12と天板T、及び天板収納ラック12とアーム58と
の干渉を防止でき、延いては天板収納ラック12、天板
T及びアーム58の損傷を防止することができる。
【0039】なお、本発明は次のように構成することも
できる。 (1)回転用モータM1の装備を省略し、アーム58の
向きを変更不能に構成してもよい。すなわち、図19に
示すように、作業場のレイアウトが作業台11と天板収
納ラック12とが横方向に並んで配置されている場合に
おいて、床U上に作業台11と天板収納ラック12とが
並ぶ方向と同方向に延びるようにレール81を敷設す
る。そして、そのレール81上に天板搬送ロボット21
を配置し、天板搬送ロボット21にはレール81上を走
行する走行用モータ(図示せず)を設ける。従って、こ
の場合には天板収納ラック12からアーム58上に天板
Tを載置した後、走行用モータM4を駆動させて天板搬
送ロボット21を作業台11側に移動させる。それ以降
は上記実施例と同様の動作となる。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、作業者
の省人化を図ることが可能となることから、天板の製造
コストを低減することができる。また、作業者の負担を
軽減することができる。さらに、作業効率の向上を図る
ことができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、天板取出手段の高さを変更
できることから、天板の収容高さが異なっていても容易
に天板を取り出すことができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、前記請求
項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、天板を取
り出す際に天板収納ラックと天板、及び天板収納ラック
と天板取出手段との干渉による、天板及び天板取出手段
の損傷を防止することができる。
【0043】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、自動で天板取出手段及び天
板移動手段を駆動させることができることから、作業者
の作業効率を向上でき、コストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アーム伸長時の天板搬送ロボットの斜視図。
【図2】アーム収縮時の天板搬送ロボットの斜視図。
【図3】天板収納ラックの斜視図。
【図4】天板搬送ロボットの上部側断面図。
【図5】天板搬送ロボットの下部側断面図。
【図6】天板搬送ロボットの部分正断面図。
【図7】天板搬送ロボットの平断面図。
【図8】待機位置の状態にある天板搬送ロボットと作業
台及び天板収納ラックの位置関係を示す正面図。
【図9】図8の状態からアームが天板収納ラック側に向
けて伸長した状態の正面図。
【図10】図9の状態からアームが上昇した状態の正面
図。
【図11】図10の状態からアームが収縮した状態の正
面図。
【図12】図11の状態からアームが作業台側を向き、
下降した状態の正面図。
【図13】図12の状態からアームが収縮した状態の正
面図。
【図14】図13の状態からアームが待機位置に保持さ
れ、作業者が塗装を行っている状態の正面図。
【図15】天板搬送ロボットの制御パネルの正面図。
【図16】天板搬送ロボットの電気的構成を示すブロッ
ク図。
【図17】コントローラの制御内容を示すフローチャー
ト。
【図18】同じくコントローラの制御内容を示すフロー
チャート。
【図19】別例の天板搬送ロボット及び天板収納ラッ
ク、作業台の斜視図。
【符号の説明】
12…天板収納ラック、21…天板搬送ロボット、58
…天板取出手段及び水平移動手段を構成するアーム、M
3…天板取出手段及び水平移動手段を構成するアーム伸
縮用モータ、T…天板、11…作業台、M1…天板移動
手段を構成する回転用モータ、M2…高さ変更手段を構
成する昇降用モータ、C…制御手段としてのコントロー
ラ、78…天板位置記憶手段及び作業台位置記憶手段と
してのメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 義治 岐阜県高山市漆垣内町407番地の3 株式 会社白川製作所内 (72)発明者 小坂 甚三 岐阜県高山市桐生町7丁目78番地 日進木 工 株式会社内 (72)発明者 中村 幸介 岐阜県大野郡清見村藤瀬1758番地 大日 株式会社内 (72)発明者 二山 忠昭 岐阜県吉城郡古川町袈裟丸741番地 株式 会社イバタインテリア内 (72)発明者 荒川 之雄 岐阜県高山市下切町130番地 株式会社荒 川製材機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板収納ラックに水平状に収納されてい
    る天板を取り出す天板取出手段と、 前記天板取出手段により取り出した天板を作業台まで運
    ぶ天板移動手段とを備えた天板搬送ロボット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の天板搬送ロボットにお
    いて、前記天板取出手段は、前記天板収納ラックに収納
    されている天板の高さに対応して高さ位置を変更する高
    さ変更手段を備えている天板搬送ロボット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の天板搬送
    ロボットにおいて、前記天板取出手段は水平方向に移動
    する水平移動手段を備えている天板搬送ロボット。
  4. 【請求項4】 前記請求項1に記載の天板搬送ロボット
    において、前記天板の収納位置を記憶する天板位置記憶
    手段と、前記作業台の位置を記憶する作業台位置記憶手
    段と、前記天板位置記憶手段に記憶された天板の収納位
    置と前記作業台位置記憶手段に記憶された作業台の位置
    に基づき、天板取出手段及び天板移動手段を駆動制御す
    る制御手段とを備えた天板搬送ロボット。
JP9725195A 1995-04-21 1995-04-21 天板搬送ロボット Pending JPH08290803A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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