JPH08290498A - ハニカム構造体およびその製造方法 - Google Patents
ハニカム構造体およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH08290498A JPH08290498A JP7095647A JP9564795A JPH08290498A JP H08290498 A JPH08290498 A JP H08290498A JP 7095647 A JP7095647 A JP 7095647A JP 9564795 A JP9564795 A JP 9564795A JP H08290498 A JPH08290498 A JP H08290498A
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- Japan
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- opening
- face sheet
- plate
- honeycomb
- core material
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 開口部を有するハニカムパネルの開口部周辺
の強度を確保した軽量、かつ安価なハニカム構造体を提
供する。 【構成】 波板２ａからなる芯材２の両面にフェ−スシ
−ト３が接合され、開口部４を有するハニカム構造体に
おいて、前記開口部４の周囲に沿って塞ぎ板５を設け、
塞ぎ板５を波板２ａおよびフェースシート３に接合す
る。
の強度を確保した軽量、かつ安価なハニカム構造体を提
供する。 【構成】 波板２ａからなる芯材２の両面にフェ−スシ
−ト３が接合され、開口部４を有するハニカム構造体に
おいて、前記開口部４の周囲に沿って塞ぎ板５を設け、
塞ぎ板５を波板２ａおよびフェースシート３に接合す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は列車や航空機等の輸送
機器および土木建築等の構造材として使用するハニカム
構造体に関する。
機器および土木建築等の構造材として使用するハニカム
構造体に関する。
【０００２】
【従来の技術】開口部を有するハニカムパネルの構造物
への適用は、例えば、特開平６−１８３３４０号公報の
鉄道車両構体に見られるように開口部周辺でハニカムパ
ネルを分割し、開口部周辺に他の部材をフェ−スシ−ト
とのみ接合して用いていた。
への適用は、例えば、特開平６−１８３３４０号公報の
鉄道車両構体に見られるように開口部周辺でハニカムパ
ネルを分割し、開口部周辺に他の部材をフェ−スシ−ト
とのみ接合して用いていた。
【０００３】したがって、車両等の構造体に組み付ける
場合には、あらかじめ各種部位に対応する複数のハニカ
ムパネルを用意する必要があった。
場合には、あらかじめ各種部位に対応する複数のハニカ
ムパネルを用意する必要があった。
【０００４】しかし、これでは工程が複雑化し、安価な
ハニカムパネルの提供ができなかった。また、開口部付
近でハニカムパネルの芯材（ハニカムコア）が不連続に
なることから開口部近傍のフェースシートに応力集中が
発生するので、これを避けるために補強材の使用を余儀
なくされ、構造体の全体重量が増加するという問題点も
指摘されていた。通常、無限面積とした構造体に円形の
開口部が有る場合、その開口部周辺の応力集中は、引張
応力で３倍、曲げ応力で１．７９倍である。したがっ
て、これに対応するには、開口部付近の板厚を厚くする
か、他の部材を付加するかのいずれかの方法が採用され
ていた。
ハニカムパネルの提供ができなかった。また、開口部付
近でハニカムパネルの芯材（ハニカムコア）が不連続に
なることから開口部近傍のフェースシートに応力集中が
発生するので、これを避けるために補強材の使用を余儀
なくされ、構造体の全体重量が増加するという問題点も
指摘されていた。通常、無限面積とした構造体に円形の
開口部が有る場合、その開口部周辺の応力集中は、引張
応力で３倍、曲げ応力で１．７９倍である。したがっ
て、これに対応するには、開口部付近の板厚を厚くする
か、他の部材を付加するかのいずれかの方法が採用され
ていた。
【０００５】一般のハニカムパネルでは、他の部材を付
加する方法で応力集中を減少させているが、付加する他
の材はフェ−スシ−トだけの接合にとどまり、ハニカム
コアとの直接的な接合は行われていない。
加する方法で応力集中を減少させているが、付加する他
の材はフェ−スシ−トだけの接合にとどまり、ハニカム
コアとの直接的な接合は行われていない。
【０００６】したがって、いずれにしろコアに対する応
力集中は避けられず、開口部周辺では強度が十分に確保
できないという問題点があった。
力集中は避けられず、開口部周辺では強度が十分に確保
できないという問題点があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
例えば列車や航空機のような輸送機器および土木建築用
の構造材等に用いられる開口部を有するハニカムパネル
の開口部周辺の強度を確保した軽量、かつ安価なハニカ
ム構造体を提供しようとするものである。
例えば列車や航空機のような輸送機器および土木建築用
の構造材等に用いられる開口部を有するハニカムパネル
の開口部周辺の強度を確保した軽量、かつ安価なハニカ
ム構造体を提供しようとするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明のハニカム構造
体は、波板からなる芯材の両面にフェ−スシ−トが接合
され、開口部を有するハニカム構造体において、前記開
口部の周囲に沿って塞ぎ板を設け、塞ぎ板を波板および
フェースシートに接合している。
体は、波板からなる芯材の両面にフェ−スシ−トが接合
され、開口部を有するハニカム構造体において、前記開
口部の周囲に沿って塞ぎ板を設け、塞ぎ板を波板および
フェースシートに接合している。
【０００９】また、この発明のハニカム構造体の製造方
法は、波板からなる芯材にあらかじめ開口部を設け、芯
材の開口部に波板の凹凸に合わせた凹凸を形成した塞ぎ
板をはめ合わせて接合し、フェースシートにあらかじめ
開口部を設け、フェ−スシ−トの開口部を芯材の開口部
に合わせて芯材の両面にフェ−スシ−トを接合し、前記
塞ぎ板とフェースシートとを接合する。
法は、波板からなる芯材にあらかじめ開口部を設け、芯
材の開口部に波板の凹凸に合わせた凹凸を形成した塞ぎ
板をはめ合わせて接合し、フェースシートにあらかじめ
開口部を設け、フェ−スシ−トの開口部を芯材の開口部
に合わせて芯材の両面にフェ−スシ−トを接合し、前記
塞ぎ板とフェースシートとを接合する。
【００１０】
【作用】この発明によれば、補強材を兼ねた塞ぎ板と波
板よりなる芯材のハニカムコアとフェ−スシートとが開
口部において一体的に接合されるので、開口部周辺にお
ける十分な機械的強度を確保できる。
板よりなる芯材のハニカムコアとフェ−スシートとが開
口部において一体的に接合されるので、開口部周辺にお
ける十分な機械的強度を確保できる。
【００１１】
【実施例】以下、図面の実施例に基づきこの発明を説明
する。
する。
【００１２】図１はこの発明のハニカムパネルの斜視図
で、ハニカムパネル１は、波板２ａよりなる芯材のハニ
カムコア２の両面にフェ−スシ−ト３、３を接合したも
ので、開口部４に波板２ａの凹凸に合わせて形成した塞
ぎ板５がはめ合わされ、接合されている。
で、ハニカムパネル１は、波板２ａよりなる芯材のハニ
カムコア２の両面にフェ−スシ−ト３、３を接合したも
ので、開口部４に波板２ａの凹凸に合わせて形成した塞
ぎ板５がはめ合わされ、接合されている。
【００１３】この塞ぎ板５は図３に示すように、波板２
ａの凹凸に対応する凹凸を設けた帯状の板に展開され、
図２に示すように開口部４の形状に合わせて形成され
る。図４に示す波板２ａよりなるハニカムコア２の開口
部４に塞ぎ板をはめ合わせ、接合したのち、図５に示す
開口部４を有するフェ−スシ−ト３をその両面に接合す
ることにより、図１に示すような開口部４を有するハニ
カムパネルを得る。
ａの凹凸に対応する凹凸を設けた帯状の板に展開され、
図２に示すように開口部４の形状に合わせて形成され
る。図４に示す波板２ａよりなるハニカムコア２の開口
部４に塞ぎ板をはめ合わせ、接合したのち、図５に示す
開口部４を有するフェ−スシ−ト３をその両面に接合す
ることにより、図１に示すような開口部４を有するハニ
カムパネルを得る。
【００１４】なお、図３の塞ぎ板５は図のように連続し
たものでもよいが、適当に切断して、例えば５ａ、５
ｂ、のような単片を接合してもよい。また、この発明の
各部材の接合には接着剤使用による接合，あるいは溶接
による接合手段のいずれでもよいが、レ−ザビ−ムによ
る連続溶接が推奨される。
たものでもよいが、適当に切断して、例えば５ａ、５
ｂ、のような単片を接合してもよい。また、この発明の
各部材の接合には接着剤使用による接合，あるいは溶接
による接合手段のいずれでもよいが、レ−ザビ−ムによ
る連続溶接が推奨される。
【００１５】この発明の実施例によるハニカムパネル
は、幅１５００ mm 、長さ３０００ mm 、板厚２１ mm
で、開口部の大きさは３００ mm の正方形とした。使用
した材料は、ＪＩＳ−ＳＵＳ３０４のステンレス鋼板
で、ハニカムコア材の板厚は０．４ mm 、フェ−スシ−
トの厚さは２ mm 、塞ぎ板の厚さは３ mm を使用した。
は、幅１５００ mm 、長さ３０００ mm 、板厚２１ mm
で、開口部の大きさは３００ mm の正方形とした。使用
した材料は、ＪＩＳ−ＳＵＳ３０４のステンレス鋼板
で、ハニカムコア材の板厚は０．４ mm 、フェ−スシ−
トの厚さは２ mm 、塞ぎ板の厚さは３ mm を使用した。
【００１６】各部材の接合には、出力３ kW のレ−ザビ
−ムによる連続溶接を行い、ハニカムコアと塞ぎ板の溶
接速度は毎分３ m、ハニカムコアとフェ−スシ−トの溶
接速度は毎分６ m、フェ−スシ−トと塞ぎ板の溶接速度
は毎分３m であった。
−ムによる連続溶接を行い、ハニカムコアと塞ぎ板の溶
接速度は毎分３ m、ハニカムコアとフェ−スシ−トの溶
接速度は毎分６ m、フェ−スシ−トと塞ぎ板の溶接速度
は毎分３m であった。
【００１７】
【発明の効果】この発明によれば、補強材を兼ねた塞ぎ
板と波板よりなる芯材のハニカムコアとフェ−スシート
とが開口部において一体的に接合されるので、開口部周
辺における十分な機械的強度を確保できるとともに、少
ない機械設備で迅速に、かつ安価な開口部を有するハニ
カム構造体を提供できる。
板と波板よりなる芯材のハニカムコアとフェ−スシート
とが開口部において一体的に接合されるので、開口部周
辺における十分な機械的強度を確保できるとともに、少
ない機械設備で迅速に、かつ安価な開口部を有するハニ
カム構造体を提供できる。
【図１】この発明のハニカム構造体の斜視図である。
【図２】この発明の開口部用塞ぎ板の組み立て図であ
る。
る。
【図３】塞ぎ板の展開図である。
【図４】ハニカムコアの斜視図である。
【図５】開口部を有するフェ−スシ−トの平面斜視図で
ある。
ある。
１ ハニカムパネル ２ ハニカムコア ２ａ 波板 ３ フェ−スシ−ト ４ 開口部 ５ 塞ぎ板
Claims (3)
- 【請求項１】 波板からなる芯材の両面にフェ−スシ−
トが接合され、開口部を有するハニカム構造体におい
て、前記開口部の周囲に沿って塞ぎ板を設け、塞ぎ板を
波板およびフェースシートに接合したことを特徴とする
ハニカム構造体。 - 【請求項２】 塞ぎ板は波板の凹凸に合わせた凹凸形状
部を有する請求項１記載のハニカム構造体。 - 【請求項３】 波板からなる芯材にあらかじめ開口部を
設け、芯材の開口部に波板の凹凸に合わせた凹凸を形成
した塞ぎ板をはめ合わせて接合し、フェースシートにあ
らかじめ開口部を設け、フェ−スシ−トの開口部を芯材
の開口部に合わせて芯材の両面にフェ−スシ−トを接合
し、前記塞ぎ板とフェースシートとを接合することを特
徴とする請求項１記載のハニカム構造体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7095647A JPH08290498A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | ハニカム構造体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7095647A JPH08290498A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | ハニカム構造体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08290498A true JPH08290498A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14143306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7095647A Ceased JPH08290498A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | ハニカム構造体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08290498A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014114644A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Syusei Co Ltd | 建物 |
| JP2017504737A (ja) * | 2013-12-11 | 2017-02-09 | シュミッツ， バークハードＳＣＨＭＩＴＺ， Ｂｕｒｋｈａｒｄ | 壁要素 |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP7095647A patent/JPH08290498A/ja not_active Ceased
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014114644A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Syusei Co Ltd | 建物 |
| JP2017504737A (ja) * | 2013-12-11 | 2017-02-09 | シュミッツ， バークハードＳＣＨＭＩＴＺ， Ｂｕｒｋｈａｒｄ | 壁要素 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030805 |
|
| A045 | Written measure of dismissal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20031224 |