JPH08289555A - ３相整流器 - Google Patents
３相整流器Info
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- JPH08289555A JPH08289555A JP8958695A JP8958695A JPH08289555A JP H08289555 A JPH08289555 A JP H08289555A JP 8958695 A JP8958695 A JP 8958695A JP 8958695 A JP8958695 A JP 8958695A JP H08289555 A JPH08289555 A JP H08289555A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ３相交流から直流定電圧を得る整流器におい
て、３相交流入力力率を１とし、交流入力電流の高調波
発生を抑制し、３相交流より降圧の定電圧を得ることを
目的とする。さらに、その制御スイッチ数を少なくする
ことも目的とする。 【構成】 ３相交流より取り出した３組の単相交流を、
対応する３個の単相整流回路で各々直流電圧に整流して
合流させる３相整流器である。そして、前記３個の単相
整流回路の各々が、単相全波ダイオード整流器と、チョ
ッパスイッチと、該チョッパスイッチと直列に接続され
る直流平滑リアクトルと、直流平滑コンデンサと、前記
チョッパスイッチと前記直流平滑リアクトル間に設けら
れたフリーホイールダイオードとを備えている構成とし
た。
て、３相交流入力力率を１とし、交流入力電流の高調波
発生を抑制し、３相交流より降圧の定電圧を得ることを
目的とする。さらに、その制御スイッチ数を少なくする
ことも目的とする。 【構成】 ３相交流より取り出した３組の単相交流を、
対応する３個の単相整流回路で各々直流電圧に整流して
合流させる３相整流器である。そして、前記３個の単相
整流回路の各々が、単相全波ダイオード整流器と、チョ
ッパスイッチと、該チョッパスイッチと直列に接続され
る直流平滑リアクトルと、直流平滑コンデンサと、前記
チョッパスイッチと前記直流平滑リアクトル間に設けら
れたフリーホイールダイオードとを備えている構成とし
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、３相交流から直流電
圧に変換する３相整流器に関する。
圧に変換する３相整流器に関する。
【０００２】
【従来の技術】３相交流から直流定電圧を得る方式とし
ては、従来、図７に示すような、３相交流の各アームに
サイリスタを用いて位相制御により一定電圧を得る方式
が一般的であった。この方式の欠点は、サイリスタ等の
位相制御による、入力力率の低下と交流入力部における
高調波電流の発生である。また図８に示すようなダイオ
ード構成の３相全波整流器とチョッパ回路を組み合わせ
た３相降圧型チョッパ整流器においても、同様に入力力
率の低下と交流入力部における高調波電流の発生があ
る。
ては、従来、図７に示すような、３相交流の各アームに
サイリスタを用いて位相制御により一定電圧を得る方式
が一般的であった。この方式の欠点は、サイリスタ等の
位相制御による、入力力率の低下と交流入力部における
高調波電流の発生である。また図８に示すようなダイオ
ード構成の３相全波整流器とチョッパ回路を組み合わせ
た３相降圧型チョッパ整流器においても、同様に入力力
率の低下と交流入力部における高調波電流の発生があ
る。
【０００３】上記欠点を補う方法としては、３相交流
を、６個のスイッチからなるブリッジ回路を用いて高周
波正弦波ＰＷＭ（Pulse Width Modulation）制御を行う
ことにより整流する方法がある。
を、６個のスイッチからなるブリッジ回路を用いて高周
波正弦波ＰＷＭ（Pulse Width Modulation）制御を行う
ことにより整流する方法がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の高周波
正弦波ＰＷＭ変調制御は、一般的には昇圧型チョッパの
応用であり、降圧ができない、スイッチが６個も必要と
なる等の欠点があった。
正弦波ＰＷＭ変調制御は、一般的には昇圧型チョッパの
応用であり、降圧ができない、スイッチが６個も必要と
なる等の欠点があった。
【０００５】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、３相交流から直流定電圧を得る整流
器において、３相交流入力力率を１とし、交流入力電流
の高調波発生を抑制し、３相交流より降圧の定電圧を得
ることを目的とする。さらに、その制御スイッチ数を少
なくすることも目的とする。
されたものであり、３相交流から直流定電圧を得る整流
器において、３相交流入力力率を１とし、交流入力電流
の高調波発生を抑制し、３相交流より降圧の定電圧を得
ることを目的とする。さらに、その制御スイッチ数を少
なくすることも目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】ダイオード構成の３相全
波整流器とチョッパ回路を組み合わせた３相降圧型チョ
ッパ整流器（図８）は、３相交流を一旦３相全波整流
し、直流フィルタ−により平滑直流化を行い、その後降
圧チョッパにより定電圧直流電力を得るものであった。
図９に各部の電圧波形及び交流入力波形を示す。このよ
うにこの３相降圧型チョッパ整流器においては、ダイオ
ード構成の３相全波整流器の直後の直流リアクトルのた
めに交流入力電流は第５、７等の低次高調波を含む方形
波状となってしまう。また、ダイオード構成の３相全波
整流回路の場合、理論的に交流入力力率は０．９５５遅
れとなり１とすることができない。
波整流器とチョッパ回路を組み合わせた３相降圧型チョ
ッパ整流器（図８）は、３相交流を一旦３相全波整流
し、直流フィルタ−により平滑直流化を行い、その後降
圧チョッパにより定電圧直流電力を得るものであった。
図９に各部の電圧波形及び交流入力波形を示す。このよ
うにこの３相降圧型チョッパ整流器においては、ダイオ
ード構成の３相全波整流器の直後の直流リアクトルのた
めに交流入力電流は第５、７等の低次高調波を含む方形
波状となってしまう。また、ダイオード構成の３相全波
整流回路の場合、理論的に交流入力力率は０．９５５遅
れとなり１とすることができない。
【０００７】そこで本発明の発明者は上記課題を解決す
る手段を鋭意研究した結果、３相から３組の単相交流を
取り出して、各々の単相交流に対して個別にそれぞれ、
ダイオード構成の単相全波整流回路により全波整流を行
うと共にチョッパ回路により電圧波形と同期した正弦波
ＰＷＭ制御を行うことにより交流入力電流の正弦波化と
高力率化および降圧整流を行った後、この３組の出力を
合流させるという方法を考えつくに至った。
る手段を鋭意研究した結果、３相から３組の単相交流を
取り出して、各々の単相交流に対して個別にそれぞれ、
ダイオード構成の単相全波整流回路により全波整流を行
うと共にチョッパ回路により電圧波形と同期した正弦波
ＰＷＭ制御を行うことにより交流入力電流の正弦波化と
高力率化および降圧整流を行った後、この３組の出力を
合流させるという方法を考えつくに至った。
【０００８】すなわち、上記課題を解決するため、請求
項１記載の３相整流器（１）においては、３相交流より
取り出した３組の単相交流を、対応する３個の単相整流
回路（１ａ、１ｂ，１ｃ）で各々直流電圧に整流して合
流させる３相整流器であって、前記３個の単相整流回路
の各々が、単相全波ダイオード整流器（４１、４２、４
３）と、チョッパスイッチ（５１、５２、５３）と、該
チョッパスイッチと直列に接続される直流平滑リアクト
ル（８１、８２、８３）と、直流平滑コンデンサ（９
０）と、前記チョッパスイッチと前記直流平滑リアクト
ル間に設けられたフリーホイールダイオード（７１、７
２、７３）と、を備えている構成とした。
項１記載の３相整流器（１）においては、３相交流より
取り出した３組の単相交流を、対応する３個の単相整流
回路（１ａ、１ｂ，１ｃ）で各々直流電圧に整流して合
流させる３相整流器であって、前記３個の単相整流回路
の各々が、単相全波ダイオード整流器（４１、４２、４
３）と、チョッパスイッチ（５１、５２、５３）と、該
チョッパスイッチと直列に接続される直流平滑リアクト
ル（８１、８２、８３）と、直流平滑コンデンサ（９
０）と、前記チョッパスイッチと前記直流平滑リアクト
ル間に設けられたフリーホイールダイオード（７１、７
２、７３）と、を備えている構成とした。
【０００９】請求項２記載の３相整流器においては、請
求項１記載の３相整流器において、前記直流平滑コンデ
ンサ（９０）が、前記３個の単相整流回路（１ａ、１
ｂ、１ｃ）に共用されている構成とした。
求項１記載の３相整流器において、前記直流平滑コンデ
ンサ（９０）が、前記３個の単相整流回路（１ａ、１
ｂ、１ｃ）に共用されている構成とした。
【００１０】
【作用】請求項１記載の３相整流器においては、３相交
流より取り出された３組の単相交流は、個別にそれぞ
れ、対応する単相整流回路の備える単相全波ダイオード
整流器により整流されると共にチョッパスイッチによっ
て電圧波形と同期した正弦波ＰＷＭ制御が行われる。従
って、各々の単相整流回路の交流入力部において高力率
化を行うことができ、また、交流入力電流を高調波を含
まない正弦波とすることができる。
流より取り出された３組の単相交流は、個別にそれぞ
れ、対応する単相整流回路の備える単相全波ダイオード
整流器により整流されると共にチョッパスイッチによっ
て電圧波形と同期した正弦波ＰＷＭ制御が行われる。従
って、各々の単相整流回路の交流入力部において高力率
化を行うことができ、また、交流入力電流を高調波を含
まない正弦波とすることができる。
【００１１】また、チョッパスイッチによる降圧作用
と、直流平滑リアクトルと直流平滑コンデンサの直流フ
ィルター作用および、フリーホイールダイオードの電流
循環作用により、前記単相整流回路の出力は、入力より
降圧された直流定電圧とすることができる。この出力電
圧は、ゼロから交流入力電圧の平均値までの設定が可能
であり、３相整流器の出力目標電圧と等しく設定され
る。
と、直流平滑リアクトルと直流平滑コンデンサの直流フ
ィルター作用および、フリーホイールダイオードの電流
循環作用により、前記単相整流回路の出力は、入力より
降圧された直流定電圧とすることができる。この出力電
圧は、ゼロから交流入力電圧の平均値までの設定が可能
であり、３相整流器の出力目標電圧と等しく設定され
る。
【００１２】このように整流された３個の単相整流回路
の降圧定電圧は、合流して本３相整流器の出力となる従
って、本３相整流器は、合計３個という少ない制御スイ
ッチ数で、３相交流入力力率が１で、交流入力電流の高
調波発生が少なく、３相交流より降圧の任意の定電圧を
得ることのできる３相整流器とすることができる。
の降圧定電圧は、合流して本３相整流器の出力となる従
って、本３相整流器は、合計３個という少ない制御スイ
ッチ数で、３相交流入力力率が１で、交流入力電流の高
調波発生が少なく、３相交流より降圧の任意の定電圧を
得ることのできる３相整流器とすることができる。
【００１３】また、本３相整流器は、入力電圧より出力
電圧を下げる降圧形のため、コンデンサへの突入電流は
制御スイッチによるソフトスタートで防止でき、昇圧形
ＰＷＭ整流器においては必要な突入電流防止回路が不要
となる。
電圧を下げる降圧形のため、コンデンサへの突入電流は
制御スイッチによるソフトスタートで防止でき、昇圧形
ＰＷＭ整流器においては必要な突入電流防止回路が不要
となる。
【００１４】請求項２記載の３相整流器においては、請
求項１記載の３相整流器において、前記直流平滑コンデ
ンサが、前記３個の単相整流回路に共用されているの
で、少ないコストで請求項１記載の３相整流器と同様な
作用の得られる３相整流器となる。
求項１記載の３相整流器において、前記直流平滑コンデ
ンサが、前記３個の単相整流回路に共用されているの
で、少ないコストで請求項１記載の３相整流器と同様な
作用の得られる３相整流器となる。
【００１５】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明に係る３相整
流器の実施例について説明する。
流器の実施例について説明する。
【００１６】図１に示すのは本発明に係る３相整流器の
実施例の回路図である。
実施例の回路図である。
【００１７】本実施例の３相整流器は、３相交流電源２
の各アーム（Ｕ、Ｖ、Ｗ）より、３組の単相交流（Ｕ−
Ｖ、Ｖ−Ｗ、Ｗ−Ｕ）を取り出し、単相交流Ｕ−Ｖを単
相全波ダイオード整流器４１より始まる単相整流回路１
ａで整流し、単相交流Ｖ−Ｗを単相全波ダイオード整流
器４２より始まる単相整流回路１ｂで整流し、単相交流
Ｗ−Ｕを単相全波ダイオード整流器４３より始まる単相
整流回路１ｃで整流し、整流した各々を合流させること
により、３相交流の整流を行うものである。
の各アーム（Ｕ、Ｖ、Ｗ）より、３組の単相交流（Ｕ−
Ｖ、Ｖ−Ｗ、Ｗ−Ｕ）を取り出し、単相交流Ｕ−Ｖを単
相全波ダイオード整流器４１より始まる単相整流回路１
ａで整流し、単相交流Ｖ−Ｗを単相全波ダイオード整流
器４２より始まる単相整流回路１ｂで整流し、単相交流
Ｗ−Ｕを単相全波ダイオード整流器４３より始まる単相
整流回路１ｃで整流し、整流した各々を合流させること
により、３相交流の整流を行うものである。
【００１８】前記単相整流回路１ａは、単相全波ダイオ
ード整流器４１と、チョッパスイッチ５１と、このチョ
ッパスイッチ５１と直列に接続される直流平滑リアクト
ル８１と、直流平滑コンデンサ９０と、前記チョッパス
イッチ５１と前記直流平滑リアクトル８１との間に設け
られたフリーホイールダイオード７１とを備えており、
また、前記チョッパスイッチ５１の直後には逆電圧防止
ダイオード６１を備えている。
ード整流器４１と、チョッパスイッチ５１と、このチョ
ッパスイッチ５１と直列に接続される直流平滑リアクト
ル８１と、直流平滑コンデンサ９０と、前記チョッパス
イッチ５１と前記直流平滑リアクトル８１との間に設け
られたフリーホイールダイオード７１とを備えており、
また、前記チョッパスイッチ５１の直後には逆電圧防止
ダイオード６１を備えている。
【００１９】また、前記単相整流回路１ｂは同様に、単
相全波ダイオード整流器４２と、チョッパスイッチ５２
と、このチョッパスイッチ５２と直列に接続される直流
平滑リアクトル８２と、直流平滑コンデンサ９０と、前
記チョッパスイッチ５２と前記直流平滑リアクトル８２
の間に設けられたフリーホイールダイオード７２とを備
えており、また、前記チョッパスイッチ５２の直後には
逆電圧防止ダイオード６２を備えている。
相全波ダイオード整流器４２と、チョッパスイッチ５２
と、このチョッパスイッチ５２と直列に接続される直流
平滑リアクトル８２と、直流平滑コンデンサ９０と、前
記チョッパスイッチ５２と前記直流平滑リアクトル８２
の間に設けられたフリーホイールダイオード７２とを備
えており、また、前記チョッパスイッチ５２の直後には
逆電圧防止ダイオード６２を備えている。
【００２０】また、前記単相整流回路１ｃは同様に、単
相全波ダイオード整流器４３と、チョッパスイッチ５３
と、このチョッパスイッチ５３と直列に接続される直流
平滑リアクトル８３と、直流平滑コンデンサ９０と、前
記チョッパスイッチ５３と前記直流平滑リアクトル８３
の間に設けられたフリーホイールダイオード７３とを備
えており、また、前記チョッパスイッチ５３の直後には
逆電圧防止ダイオード６３を備えている。
相全波ダイオード整流器４３と、チョッパスイッチ５３
と、このチョッパスイッチ５３と直列に接続される直流
平滑リアクトル８３と、直流平滑コンデンサ９０と、前
記チョッパスイッチ５３と前記直流平滑リアクトル８３
の間に設けられたフリーホイールダイオード７３とを備
えており、また、前記チョッパスイッチ５３の直後には
逆電圧防止ダイオード６３を備えている。
【００２１】ここで、単相全波ダイオード整流器４１、
４２、４３はダイオード構成の単相ブリッジ整流回路で
ある。また、チョッパスイッチ５１、５２、５３は、正
弦波ＰＷＭ制御の断続操作を行うスイッチ部であり、ト
ランジスタ、ＧＴＯサイリスタ等の高速半導体スイッチ
を用いている。
４２、４３はダイオード構成の単相ブリッジ整流回路で
ある。また、チョッパスイッチ５１、５２、５３は、正
弦波ＰＷＭ制御の断続操作を行うスイッチ部であり、ト
ランジスタ、ＧＴＯサイリスタ等の高速半導体スイッチ
を用いている。
【００２２】直流平滑リアクトル８１と直流平滑コンデ
ンサ９０、直流平滑リアクトル８２と直流平滑コンデン
サ９０、および、直流平滑リアクトル８３と９０は直流
フィルターを構成しており、また、フリーホイールダイ
オード７１、７２、７３は、チョッパスイッチがＯＦＦ
の間にも直流平滑リアクトル８１、８２、８３に電流を
循環させる働きをする。
ンサ９０、直流平滑リアクトル８２と直流平滑コンデン
サ９０、および、直流平滑リアクトル８３と９０は直流
フィルターを構成しており、また、フリーホイールダイ
オード７１、７２、７３は、チョッパスイッチがＯＦＦ
の間にも直流平滑リアクトル８１、８２、８３に電流を
循環させる働きをする。
【００２３】なお、本実施例において、直流平滑コンデ
ンサ９０は、前記３個の単相整流回路１ａ、１ｂ、１ｃ
で共用している。
ンサ９０は、前記３個の単相整流回路１ａ、１ｂ、１ｃ
で共用している。
【００２４】以下、単相整流回路１ａの機能について述
べる。
べる。
【００２５】単相交流入力Ｕ−Ｖは、単相全波ダイオー
ド整流器４１において全波整流されると共に、チョッパ
スイッチ５１において電圧波形と同期した正弦波ＰＷＭ
制御が行われる。
ド整流器４１において全波整流されると共に、チョッパ
スイッチ５１において電圧波形と同期した正弦波ＰＷＭ
制御が行われる。
【００２６】図２に単相全波整流回路を、図３にその単
相全波整流回路の交流入力電圧波形および交流入力電流
波形を示し、また、図４に単相全波整流回路にチョッパ
回路（チョッパスイッチ、逆電圧防止ダイオード、およ
びフリーホイールダイオード、交流入力フィルター）を
付加した形である本実施例中の単相整流回路を、図５に
その単相整流回路の交流入力電圧波形と、チョッパスイ
ッチにおけるＰＷＭ制御に用いるＰＷＭ制御波、および
結果としての交流入力電流波形を示す。
相全波整流回路の交流入力電圧波形および交流入力電流
波形を示し、また、図４に単相全波整流回路にチョッパ
回路（チョッパスイッチ、逆電圧防止ダイオード、およ
びフリーホイールダイオード、交流入力フィルター）を
付加した形である本実施例中の単相整流回路を、図５に
その単相整流回路の交流入力電圧波形と、チョッパスイ
ッチにおけるＰＷＭ制御に用いるＰＷＭ制御波、および
結果としての交流入力電流波形を示す。
【００２７】図３に示す交流入力電流は高調波を含んだ
方形波状となるが、図４の交流入力電流は、チョッパス
イッチにおいて正弦波ＰＷＭ制御を行うことにより、力
率１の正弦波交流電流となる。
方形波状となるが、図４の交流入力電流は、チョッパス
イッチにおいて正弦波ＰＷＭ制御を行うことにより、力
率１の正弦波交流電流となる。
【００２８】このように、チョッパスイッチ５１におけ
る正弦波ＰＷＭ制御により、単相整流回路１ａの交流入
力部Ｕ−Ｖにおける、交流入力電流の高力率化、正弦波
化が行われる。
る正弦波ＰＷＭ制御により、単相整流回路１ａの交流入
力部Ｕ−Ｖにおける、交流入力電流の高力率化、正弦波
化が行われる。
【００２９】また、チョッパスイッチ５１による降圧作
用と、直流平滑リアクトル８１と直流平滑コンデンサ９
０の直流フィルター作用および、フリーホイールダイオ
ード７１の電流循環作用により、単相整流回路１ａの出
力は、入力より降圧された直流定電圧となる。以上が、
単相整流回路１ａの機能である。
用と、直流平滑リアクトル８１と直流平滑コンデンサ９
０の直流フィルター作用および、フリーホイールダイオ
ード７１の電流循環作用により、単相整流回路１ａの出
力は、入力より降圧された直流定電圧となる。以上が、
単相整流回路１ａの機能である。
【００３０】単相整流回路１ｂ、１ｃにおいても、上記
と同様に、交流入力部において交流入力電流の高力率化
と正弦波化が行われ、出力は、入力より降圧された直流
定電圧となり、単相整流回路１ａ、単相整流回路１ｂ、
単相整流回路１ｃの出力が合流して、負荷３に供給され
る。
と同様に、交流入力部において交流入力電流の高力率化
と正弦波化が行われ、出力は、入力より降圧された直流
定電圧となり、単相整流回路１ａ、単相整流回路１ｂ、
単相整流回路１ｃの出力が合流して、負荷３に供給され
る。
【００３１】この際、単相整流回路１ａ、単相整流回路
１ｂ、および単相整流回路１ｃの出力目標電圧はすべ
て、負荷３への出力目標電圧に等しく置かれ、上記出力
目標電圧に合わせて、チョッパスイッチ５１、チョッパ
スイッチ５２およびチョッパスイッチ５３における正弦
波ＰＷＭ制御（チョッパ操作）が行われている。
１ｂ、および単相整流回路１ｃの出力目標電圧はすべ
て、負荷３への出力目標電圧に等しく置かれ、上記出力
目標電圧に合わせて、チョッパスイッチ５１、チョッパ
スイッチ５２およびチョッパスイッチ５３における正弦
波ＰＷＭ制御（チョッパ操作）が行われている。
【００３２】上記各単相整流回路の出力電圧、そして最
終的な３相整流器の出力電圧は、ゼロから交流入力電圧
の平均値までの設定が可能である。
終的な３相整流器の出力電圧は、ゼロから交流入力電圧
の平均値までの設定が可能である。
【００３３】上記のように、本実施例の３相整流器にお
いては、合計３個という少ない制御スイッチ数で、３相
交流より降圧の任意の定電圧を得ることができ、また、
３相交流入力力率を１とし、交流入力電流を高調波を含
まない正弦波とすることができる。
いては、合計３個という少ない制御スイッチ数で、３相
交流より降圧の任意の定電圧を得ることができ、また、
３相交流入力力率を１とし、交流入力電流を高調波を含
まない正弦波とすることができる。
【００３４】また、本実施例の３相整流器は、入力電圧
より出力電圧を下げる降圧形のため、コンデンサへの突
入電流は制御スイッチによるソフトスタートで防止で
き、昇圧形ＰＷＭ整流器においては必要な突入電流防止
回路は不要である。
より出力電圧を下げる降圧形のため、コンデンサへの突
入電流は制御スイッチによるソフトスタートで防止で
き、昇圧形ＰＷＭ整流器においては必要な突入電流防止
回路は不要である。
【００３５】また、本実施例の３相整流器においては、
直流平滑コンデンサ９０を３個の単相整流回路で共用し
ており、低コストである。
直流平滑コンデンサ９０を３個の単相整流回路で共用し
ており、低コストである。
【００３６】なお、本実施例においては、直流平滑コン
デンサ９０を３個の単相整流回路で共用したが、図６に
示すように、各々の単相整流回路に個別に、直流平滑コ
ンデンサ９１、直流平滑コンデンサ９２、直流平滑コン
デンサ９３を設けてもよい。また、本実施例において
は、各単相整流回路においてチョッパスイッチの直後に
逆電圧ダイオードを設けたが、チョッパスイッチに逆電
圧防止能力がある場合には逆電圧防止ダイオードは省略
することができる。
デンサ９０を３個の単相整流回路で共用したが、図６に
示すように、各々の単相整流回路に個別に、直流平滑コ
ンデンサ９１、直流平滑コンデンサ９２、直流平滑コン
デンサ９３を設けてもよい。また、本実施例において
は、各単相整流回路においてチョッパスイッチの直後に
逆電圧ダイオードを設けたが、チョッパスイッチに逆電
圧防止能力がある場合には逆電圧防止ダイオードは省略
することができる。
【００３７】
【発明の効果】請求項１記載の３相整流器においては、
各単相整流回路の交流入力部において高力率化を行うこ
とができ、交流入力電流を高調波を含まない正弦波とす
ることができる。また、前記単相整流回路の出力は、入
力より降圧された任意の直流定電圧とすることができ、
３相整流器の出力目標電圧と等しく設定され、このよう
に整流された３個の単相整流回路の降圧定電圧は、合流
して本３相整流器の出力となる。従って、本３相整流器
は、合計３個という少ない制御スイッチ数で、３相交流
入力力率が１で、交流入力電流の高調波発生が少なく、
３相交流より降圧の任意の定電圧を得ることのできる３
相整流器とすることができる。
各単相整流回路の交流入力部において高力率化を行うこ
とができ、交流入力電流を高調波を含まない正弦波とす
ることができる。また、前記単相整流回路の出力は、入
力より降圧された任意の直流定電圧とすることができ、
３相整流器の出力目標電圧と等しく設定され、このよう
に整流された３個の単相整流回路の降圧定電圧は、合流
して本３相整流器の出力となる。従って、本３相整流器
は、合計３個という少ない制御スイッチ数で、３相交流
入力力率が１で、交流入力電流の高調波発生が少なく、
３相交流より降圧の任意の定電圧を得ることのできる３
相整流器とすることができる。
【００３８】また、本３相整流器は、入力電圧より出力
電圧を下げる降圧形のため、コンデンサへの突入電流は
制御スイッチによるソフトスタートで防止でき、昇圧形
ＰＷＭ整流器においては必要な突入電流防止回路が不要
となる。
電圧を下げる降圧形のため、コンデンサへの突入電流は
制御スイッチによるソフトスタートで防止でき、昇圧形
ＰＷＭ整流器においては必要な突入電流防止回路が不要
となる。
【００３９】請求項２記載の３相整流器においては、請
求項１記載の３相整流器において前記直流平滑コンデン
サが、前記３個の単相整流回路に共用されており、少な
いコストで請求項１記載の３相整流器と同様な効果の得
られる３相整流器となる。
求項１記載の３相整流器において前記直流平滑コンデン
サが、前記３個の単相整流回路に共用されており、少な
いコストで請求項１記載の３相整流器と同様な効果の得
られる３相整流器となる。
【図１】本発明の１実施例である３相整流器の回路図で
ある。
ある。
【図２】単相全波整流回路の回路図である。
【図３】図２の回路の交流入力電圧波形と交流入力電流
波形を示す図である。
波形を示す図である。
【図４】本実施例中の単相整流回路の回路図である。
【図５】図４の回路の交流入力電圧波形とＰＷＭ制御波
形および交流入力電流波形を示す図である。
形および交流入力電流波形を示す図である。
【図６】本実施例の３相整流器において、３個の単相整
流回路ごとに直流平滑コンデンサを設けた場合の回路図
である。
流回路ごとに直流平滑コンデンサを設けた場合の回路図
である。
【図７】従来の３相整流器の一例（サイリスタによる３
相ブリッジ整流器）の回路図である。
相ブリッジ整流器）の回路図である。
【図８】従来の３相降圧型チョッパ整流器の回路図であ
る。
る。
【図９】従来の３相降圧型チョッパ整流器の各部の電圧
波形及び交流入力波形である。
波形及び交流入力波形である。
１ ３相整流器 １ａ 単相整流回路 １ｂ 単相整流回路 １ｃ 単相整流回路 ４１ 単相全波ダイオード整流器 ４２ 単相全波ダイオード整流器 ４３ 単相全波ダイオード整流器 ５１ チョッパスイッチ ５２ チョッパスイッチ ５３ チョッパスイッチ ７１ フリーホイールダイオード ７２ フリーホイールダイオード ７３ フリーホイールダイオード ８１ 直流平滑リアクトル ８２ 直流平滑リアクトル ８３ 直流平滑リアクトル ９０ 直流平滑コンデンサ
Claims (2)
- 【請求項１】３相交流より取り出した３組の単相交流
を、対応する３個の単相整流回路で各々直流電圧に整流
して合流させる３相整流器であって、 前記３個の単相整流回路の各々が、単相全波ダイオード
整流器と、チョッパスイッチと、該チョッパスイッチと
直列に接続される直流平滑リアクトルと、直流平滑コン
デンサと、前記チョッパスイッチと前記直流平滑リアク
トル間に設けられたフリーホイールダイオードと、を備
えていることを特徴とする３相整流器。 - 【請求項２】前記直流平滑コンデンサが、前記３個の単
相整流回路に共用されていることを特徴とする、請求項
１記載の３相整流器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8958695A JPH08289555A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | ３相整流器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8958695A JPH08289555A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | ３相整流器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08289555A true JPH08289555A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13974896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8958695A Pending JPH08289555A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | ３相整流器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08289555A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102629834A (zh) * | 2012-04-12 | 2012-08-08 | 江南大学 | 高功率因数软开关三相调功电源 |
| JP2015502731A (ja) * | 2011-11-17 | 2015-01-22 | クアルコム，インコーポレイテッド | 高力率単相整流器のためのシステム、方法、および装置 |
| CN115514070A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-12-23 | 深圳易能电科技有限公司 | 一种高效的充电电路以及应用该充电电路的充电装置 |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP8958695A patent/JPH08289555A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015502731A (ja) * | 2011-11-17 | 2015-01-22 | クアルコム，インコーポレイテッド | 高力率単相整流器のためのシステム、方法、および装置 |
| US9088222B2 (en) | 2011-11-17 | 2015-07-21 | Qualcomm Incorporated | Systems, methods, and apparatus for a high power factor single phase rectifier |
| KR20160135861A (ko) * | 2011-11-17 | 2016-11-28 | 퀄컴 인코포레이티드 | 고 역률 단상 정류기를 위한 시스템들, 방법들, 및 장치 |
| CN102629834A (zh) * | 2012-04-12 | 2012-08-08 | 江南大学 | 高功率因数软开关三相调功电源 |
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