JPH08289212A - デジタルアナログ共用チューナ - Google Patents

デジタルアナログ共用チューナ

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JPH08289212A
JPH08289212A JP7089801A JP8980195A JPH08289212A JP H08289212 A JPH08289212 A JP H08289212A JP 7089801 A JP7089801 A JP 7089801A JP 8980195 A JP8980195 A JP 8980195A JP H08289212 A JPH08289212 A JP H08289212A
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JP
Japan
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analog
digital
signal
demodulation
circuit
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Application number
JP7089801A
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English (en)
Inventor
Takeya Kudo
雄也 工藤
Toshimasa Adachi
敏正 安達
Takasuke Izumi
隆輔 泉
Yuji Ono
裕司 小野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、デジタル変調された信号の受信時
及びアナログ変調された信号の受信時に、それぞれ安定
な受信を行なうことができるデジタルアナログ共用チュ
ーナを提供することを目的としている。 【構成】アナログ変調されたテレビジョン信号とデジタ
ル変調されたテレビジョン信号とが共通に供給される入
力端と、この入力端に供給されたテレビジョン信号を中
間周波数信号に変換する周波数変換手段と、この周波数
変換手段から出力された中間周波数信号が入力される第
1の弾性表面波フィルタと、この第1の弾性表面波フィ
ルタの出力が第2の弾性表面波フィルタを介して入力さ
れるアナログ復調用混合回路と、第1の弾性表面波フィ
ルタの出力が入力されるデジタル復調用混合回路とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタル変調された
テレビジョン信号とアナログ変調されたテレビジョン信
号とを、選択的に受信するためのデジタルアナログ共用
チューナの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来のCATV(Cable
Television)放送システム等にあっては、送信側で、例
えばNTSC(National Television System Committe
e)方式等に基づいてアナログ変調されたテレビジョン
信号を、通常50〜450MHz程度の高周波信号で、
ケーブルを介して各加入者にアナログ伝送している。
【0003】そして、受信側においては、CATVチュ
ーナにより、受け取った高周波信号を1回または2回の
周波数変換処理によって中間周波数帯域(米国では44
MHz±3MHz)に周波数変換した後、IF(Interm
ediate Frequency)モジュールと称されるアナログ復調
回路によって、ベースバンド周波数に復調するようにし
ている。
【0004】一方、近時のCATV放送システムにおい
ては、アナログ変調処理が施されたテレビジョン信号を
伝送することに加えて、例えば64QAM(Quadrature
Amplitude Modulation )や16VSB(Vestigial Si
deband)方式等に基づいてデジタル変調処理が施された
テレビジョン信号を、各加入者にデジタル伝送すること
が考えられている。
【0005】この場合、デジタル変調されたテレビジョ
ン信号は、通常450〜750MHz程度の高周波信号
で、ケーブルを介して各加入者にデジタル伝送される。
そして、受信側では、CATVチューナにより、受け取
った高周波信号を1回または2回の周波数変換処理によ
って中間周波数帯域(米国では44MHz±3MHz)
に周波数変換した後、デジタル変調された信号専用の復
調処理または周波数変換処理を行なうデジタル復調回路
によって復調することになる。
【0006】すなわち、今後のCATV放送システムで
は、NTSC方式等に基づいてアナログ変調されたテレ
ビジョン信号と、64QAMや16VSB方式等に基づ
いてデジタル変調されたテレビジョン信号とが、共通の
ケーブルに混在されて伝送されるようになる。このた
め、放送を受ける受信側としても、アナログ変調された
テレビジョン信号とデジタル変調されたテレビジョン信
号とを、どちらも選択的に受信することができる、デジ
タルアナログ共用のチューナを必要とすることになる。
【0007】図14は、現在考えられているデジタルア
ナログ共用チューナを示している。すなわち、符号11
は入力端子で、CATV放送を受信して得られる、アナ
ログ変調された高周波信号とデジタル変調された高周波
信号とが、共通に供給されている。この入力端子11に
供給された高周波信号は、第1の周波数変換回路12に
より1回目の周波数変換処理が施された後、BPF(Ba
nd Pass Filter)13を介して第2の周波数変換回路1
4により2回目の周波数変換処理が施されることによっ
て、中間周波数帯域に周波数変換される。
【0008】そして、この第2の周波数変換回路14か
ら出力される中間周波数帯域の信号は、分配回路15に
供給されて、IFモジュールと称されるアナログ復調回
路16と、デジタル変調された信号専用の復調処理また
は周波数変換処理を行なうデジタル復調回路17とに、
それぞれ分配出力される。ただし、図14では、デジタ
ル復調回路17として周波数変換処理を行なうものを示
している。
【0009】ここで、上記アナログ復調回路16では、
入力された中間周波数帯域の信号に対して、弾性表面波
フィルタ18により隣接または隣々接チャンネルからの
妨害を減少させるようにした後、アナログ復調用混合回
路19によってアナログ復調用発振回路20からの発振
信号と混合させることでアナログ復調処理を施し、出力
端子21から取り出すようにしている。
【0010】また、上記デジタル復調回路17では、入
力された中間周波数帯域の信号に対して、弾性表面波フ
ィルタ22により隣接または隣々接チャンネルからの妨
害を減少させるようにした後、デジタル復調用混合回路
23によってデジタル復調用発振回路24からの発振信
号と混合させることで周波数変換処理を施し、出力端子
25から取り出すようにしている。
【0011】しかしながら、上記のような構成のデジタ
ルアナログ共用チューナでは、デジタル変調された信号
を受信するために使用する弾性表面波フィルタ22の入
力側における、分配回路15によって分配された弾性表
面波フィルタ22を通過しない信号が、弾性表面波フィ
ルタ22の出力側の信号に干渉を及ぼすことにより、弾
性表面波フィルタ22の通過帯域内の振幅特性にリップ
ルが生じたり、通過帯域外の振幅特性(減衰量)が劣化
したり、通過帯域内の群遅延特性が劣化するという問題
が生じている。
【0012】また、アナログ変調されたテレビジョン信
号の受信時に、デジタル復調用発振回路24から出力さ
れる発振信号が、アナログ変調されたテレビジョン信号
に妨害を与えたり、逆に、デジタル変調されたテレビジ
ョン信号の受信時に、アナログ復調用発振回路20から
出力される発振信号が、デジタル変調されたテレビジョ
ン信号に妨害を与えるという不都合も生じている。さら
に、弾性表面波フィルタ22の出力信号が、弾性表面波
フィルタ22の入力側における、分配回路15によって
分配された信号中に含まれるアナログ変調された信号に
重疂され、通過帯域内の振幅特性にリップルが生じると
いう問題も発生している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、現状に
おけるデジタルアナログ共用チューナでは、デジタル変
調された信号の受信時に、弾性表面波フィルタを通過し
ない信号が妨害を与えたり、デジタル変調された信号の
受信時及びアナログ変調された信号の受信時に、アナロ
グ復調用発振信号及びデジタル復調用発振信号が妨害を
与えたり、アナログ変調された信号の受信時に、弾性表
面波フィルタを通過した信号が妨害を与えるので、安定
な受信を行なうことができないという問題を有してい
る。
【0014】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されてもので、デジタル変調された信号の受信時及びア
ナログ変調された信号の受信時に、それぞれ安定な受信
を行なうことができる極めて良好なデジタルアナログ共
用チューナを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデジタル
アナログ共用チューナは、アナログ変調されたテレビジ
ョン信号とデジタル変調されたテレビジョン信号とが共
通に供給される入力端と、この入力端に供給されたテレ
ビジョン信号を中間周波数信号に変換する周波数変換手
段と、この周波数変換手段から出力された中間周波数信
号が入力される第1の弾性表面波フィルタと、この第1
の弾性表面波フィルタの出力が第2の弾性表面波フィル
タを介して入力されるアナログ復調用混合回路と、第1
の弾性表面波フィルタの出力が入力されるデジタル復調
用混合回路とを備えるようにしたものである。
【0016】また、この発明に係るデジタルアナログ共
用チューナは、アナログ変調されたテレビジョン信号と
デジタル変調されたテレビジョン信号とが共通に供給さ
れる入力端と、この入力端に供給されたテレビジョン信
号を中間周波数信号に変換する周波数変換手段と、この
周波数変換手段から出力された中間周波数信号をアナロ
グ復調手段及びデジタル復調手段に導く導出手段とを備
え、アナログ復調手段及びデジタル復調手段は、アナロ
グ復調用発振手段及びデジタル復調用発振手段をそれぞ
れ備えており、少なくともアナログ変調されたテレビジ
ョン信号の受信時にはデジタル復調用発振手段の動作を
停止させるようにしている。
【0017】さらに、この発明に係るデジタルアナログ
共用チューナは、アナログ変調されたテレビジョン信号
とデジタル変調されたテレビジョン信号とが共通に供給
される入力端と、この入力端に供給されたテレビジョン
信号を中間周波数信号に変換する周波数変換手段と、こ
の周波数変換手段から出力された中間周波数信号をアナ
ログ復調手段及びデジタル復調手段に選択的に導く切替
手段とを備えるようにしたものである。
【0018】
【作用】上記のような構成によれば、中間周波数帯域に
周波数変換された、アナログ変調されたテレビジョン信
号とデジタル変調されたテレビジョン信号とが、いずれ
も同じ第1の弾性表面波フィルタを通過してアナログ復
調用混合回路及びデジタル復調用混合回路に供給される
ようにしたので、従来のデジタル復調回路内の弾性表面
波フィルタのように、弾性表面波フィルタを通過しない
信号が出力信号に干渉することがなくなり、デジタル変
調されたテレビジョン信号を安定に受信することができ
るようになる。
【0019】また、少なくともアナログ変調されたテレ
ビジョン信号の受信時にはデジタル復調用発振手段の動
作を停止させるようにしたので、少なくともアナログ変
調されたテレビジョン信号の受信時に、デジタル復調用
発振信号が妨害を与えることを防止することができる。
【0020】さらに、中間周波数帯域に周波数変換され
た、アナログ変調されたテレビジョン信号とデジタル変
調されたテレビジョン信号とを、アナログ復調手段及び
デジタル復調手段に選択的に導く切替手段を設けるよう
にしたので、アナログ変調されたテレビジョン信号の受
信状態では、デジタル復調手段の入力端は開放状態とな
り、デジタル変調されたテレビジョン信号の受信状態で
は、アナログ復調手段の入力端は開放状態となる。この
ため、デジタル復調手段が内蔵する弾性表面波フィルタ
の出力信号が、その入力側におけるアナログ変調された
信号に重疂される電力レベルを低下させることができ、
アナログ変調されたテレビジョン信号を安定に受信する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。まず、図12は、NTSC方式
に基づいてアナログ変調されたテレビジョン信号の周波
数特性を示している。すなわち、映像搬送波Pと、この
映像搬送波Pから4.5MHz離れた音声搬送波Sと、
色副搬送波Cとを伴なって、映像及び音声信号がアナロ
グ変調されている。
【0022】また、図13は、64QAM方式に基づい
てデジタル変調されたテレビジョン信号の周波数特性を
示している。すなわち、アナログ変調のように搬送波を
伴なわず、中心周波数が44MHz、帯域幅が5〜6M
Hzで映像及び音声信号がデジタル変調されている。
【0023】そして、アナログ変調されたテレビジョン
信号とデジタル変調されたテレビジョン信号とは、チュ
ーナシステムの一部分を共有することができるように、
中心周波数と帯域幅とを合致させるようにしている。
【0024】ここで、図1において、符号26は入力端
子で、CATV放送を受信して得られる、アナログ変調
された高周波信号とデジタル変調された高周波信号と
が、共通に供給されている。この入力端子26に供給さ
れた高周波信号は、第1の周波数変換回路27により1
回目の周波数変換処理が施された後、BPF28を介し
て第2の周波数変換回路29により2回目の周波数変換
処理が施されることによって、中間周波数帯域に周波数
変換される。
【0025】そして、この第2の周波数変換回路29か
ら出力される中間周波数帯域の信号は、弾性表面波フィ
ルタ30に供給されて隣接または隣々接チャンネルから
の妨害を減少させるように処理され、IF増幅回路31
により増幅された後、アナログ変調された信号専用のア
ナログ復調回路32と、デジタル変調された信号専用の
復調処理または周波数変換処理を行なうデジタル復調回
路33とにそれぞれ供給される。
【0026】この場合、上記弾性表面波フィルタ30
は、中間周波数帯域に周波数変換された、アナログ変調
された信号とデジタル変調された信号とが、いずれも通
過することが可能な通過帯域を有している。また、アナ
ログ復調回路32には、アナログ復調用の弾性表面波フ
ィルタ44が内蔵されており、デジタル復調回路33に
は、弾性表面波フィルタは内蔵されていないものとす
る。
【0027】上記実施例のような構成によれば、中間周
波数帯域に周波数変換された、アナログ変調された信号
とデジタル変調された信号とが、いずれも同じ弾性表面
波フィルタ30を通過してアナログ復調回路32及びデ
ジタル復調回路33に供給されるようにしたので、従来
のデジタル復調回路17内の弾性表面波フィルタ22の
ように、弾性表面波フィルタ22を通過しない信号が出
力信号に干渉することがなくなり、デジタル変調された
テレビジョン信号を安定に受信することができる。
【0028】また、図2は、この発明の第2の実施例を
示すもので、第2の周波数変換回路29から出力される
中間周波数帯域の信号を、直接アナログ復調回路32及
びデジタル復調回路33に供給するようにしている。こ
の場合、アナログ復調回路32は、図14に示したアナ
ログ復調回路16と同様な構成であり、入力された中間
周波数帯域の信号を、図示しない弾性表面波フィルタを
通過させた後、アナログ復調用混合回路34によってア
ナログ復調用発振回路35からの発振信号と混合させる
ことで、アナログ復調処理を施すようにしている。
【0029】また、上記デジタル復調回路33は、図1
4に示したデジタル復調回路17と同様な構成であり、
入力された中間周波数帯域の信号を、図示しない弾性表
面波フィルタを通過させた後、デジタル復調用混合回路
36によってデジタル復調用発振回路37からの発振信
号と混合させることで周波数変換処理を施すようにして
いる。
【0030】そして、例えばアナログ変調されたテレビ
ジョン信号の受信状態では、デジタル復調回路33に内
蔵されたデジタル復調用発振回路37の動作を停止さ
せ、逆に、デジタル変調されたテレビジョン信号の受信
状態では、アナログ復調回路32に内蔵されたアナログ
復調用発振回路35の動作を停止させるようにしてい
る。このため、デジタル変調されたテレビジョン信号の
受信時及びアナログ変調されたテレビジョン信号の受信
時に、アナログ復調用発振信号及びデジタル復調用発振
信号が妨害を与えることを防止することができる。
【0031】さらに、図3は、この発明の第3の実施例
を示すもので、第2の周波数変換回路29から出力され
る中間周波数帯域の信号を、スイッチ38によって選択
的にアナログ復調回路32及びデジタル復調回路33に
供給するようにしている。すなわち、スイッチ38は、
アナログ変調されたテレビジョン信号の受信状態では、
第2の周波数変換回路29から出力される中間周波数帯
域の信号を、アナログ復調回路32に導くように切り替
えられ、デジタル変調されたテレビジョン信号の受信状
態では、第2の周波数変換回路29から出力される中間
周波数帯域の信号を、デジタル復調回路33に導くよう
に切り替えられる。
【0032】この場合、上記アナログ復調回路32及び
デジタル復調回路33は、図14に示したアナログ復調
回路16及びデジタル復調回路17と同様な構成であ
り、図示しない弾性表面波フィルタを内蔵しているもの
とする。このため、アナログ変調されたテレビジョン信
号の受信状態では、デジタル復調回路33の入力端は開
放状態となり、デジタル変調されたテレビジョン信号の
受信状態では、アナログ復調回路32の入力端は開放状
態となる。
【0033】したがって、デジタル復調回路33に内蔵
された弾性表面波フィルタの出力信号が、その入力側に
おけるアナログ変調された信号に重疂される電力レベル
を低下させることができ、アナログ変調されたテレビジ
ョン信号を安定に受信することができる。
【0034】次に、図4は、この発明の第4の実施例を
示すもので、IF増幅回路31の出力信号を分配回路3
9によって、アナログ復調回路32及びデジタル復調回
路33に分配出力している。この場合、アナログ復調回
路32には、弾性表面波フィルタ44が内蔵されてお
り、デジタル復調回路33には、弾性表面波フィルタは
内蔵されていないものとする。このような構成によって
も、図1に示した実施例と同様な効果を得ることができ
る。
【0035】また、図5は、この発明の第5の実施例を
示すもので、図1に示した構成において、アナログ変調
されたテレビジョン信号の受信状態では、デジタル復調
回路33に内蔵されたデジタル復調用発振回路37の動
作を停止させ、逆に、デジタル変調されたテレビジョン
信号の受信状態では、アナログ復調回路32に内蔵され
たアナログ復調用発振回路35の動作を停止させるよう
にしている。これにより、図1及び図2に示した各実施
例と同様な効果を合わせ持つことができる。
【0036】さらに、図6は、この発明の第6の実施例
を示すもので、図1に示した構成において、IF増幅回
路31の出力信号を、スイッチ38によって選択的にア
ナログ復調回路32及びデジタル復調回路33に供給す
るようにしている。すなわち、スイッチ38は、アナロ
グ変調されたテレビジョン信号の受信状態では、IF増
幅回路31の出力信号をアナログ復調回路32に導くよ
うに切り替えられ、デジタル変調されたテレビジョン信
号の受信状態では、IF増幅回路31の出力信号をデジ
タル復調回路33に導くように切り替えられる。このた
め、図1及び図3に示した各実施例と同様な効果を合わ
せ持つことができる。
【0037】次に、図7は、この発明の第7の実施例を
示すもので、図2に示した構成において、第2の周波数
変換回路29から出力される中間周波数帯域の信号を、
スイッチ38によって選択的にアナログ復調回路32及
びデジタル復調回路33に供給するようにしている。こ
の場合、スイッチ38は、アナログ変調されたテレビジ
ョン信号の受信状態では、第2の周波数変換回路29か
ら出力される中間周波数帯域の信号を、アナログ復調回
路32に導くように切り替えられ、デジタル変調された
テレビジョン信号の受信状態では、第2の周波数変換回
路29から出力される中間周波数帯域の信号を、デジタ
ル復調回路33に導くように切り替えられる。
【0038】また、アナログ変調されたテレビジョン信
号の受信状態では、デジタル復調回路33に内蔵された
デジタル復調用発振回路37の動作を停止させ、逆に、
デジタル変調されたテレビジョン信号の受信状態では、
アナログ復調回路32に内蔵されたアナログ復調用発振
回路35の動作を停止させるようにしている。このた
め、図2及び図3に示した各実施例と同様な効果を合わ
せ持つことができる。
【0039】次に、図8は、この発明の第8の実施例を
示すもので、図4に示した構成において、アナログ変調
されたテレビジョン信号の受信状態では、デジタル復調
回路33に内蔵されたデジタル復調用発振回路37の動
作を停止させ、逆に、デジタル変調されたテレビジョン
信号の受信状態では、アナログ復調回路32に内蔵され
たアナログ復調用発振回路35の動作を停止させるよう
にしている。これにより、図2及び図4に示した各実施
例と同様な効果を合わせ持つことができる。
【0040】また、図9は、この発明の第9の実施例を
示すもので、図6に示した構成において、アナログ変調
されたテレビジョン信号の受信状態では、デジタル復調
回路33に内蔵されたデジタル復調用発振回路37の動
作を停止させ、逆に、デジタル変調されたテレビジョン
信号の受信状態では、アナログ復調回路32に内蔵され
たアナログ復調用発振回路35の動作を停止させるよう
にしている。これにより、図2及び図6に示した各実施
例と同様な効果を合わせ持つことができる。
【0041】さらに、図10は、この発明の第10の実
施例を示すもので、入力端子26,第1の周波数変換回
路27,BPF28,第2の周波数変換回路29,弾性
表面波フィルタ30,IF増幅回路31,スイッチ3
8,このスイッチ38によって選択されたアナログ変調
された信号を外部に導出するための出力端子40,スイ
ッチ38によって選択されたデジタル変調された信号が
供給されるデジタル復調回路33,このデジタル復調回
路33で復調された信号を外部に導出するための出力端
子41を、同一の筐体42の内部に設置している。
【0042】そして、スイッチ38によって選択された
アナログ変調された信号は、出力端子40を介して筐体
42の外部に設置された図示しないアナログ復調回路に
よって復調処理される。このような構成によれば、構成
の簡易化を実現することができるとともに、図1乃至図
3に示した各実施例と同様な効果を合わせ持つことがで
きる。
【0043】また、スイッチ38によって選択されたア
ナログ変調された信号を受信する際に、デジタル復調回
路33に内蔵されたデジタル復調用発振回路37の動作
を停止させるようにしている。このため、アナログ変調
されたテレビジョン信号の受信時に、デジタル復調信号
が妨害を与えることを防止することができる。
【0044】次に、図11は、この発明の第11の実施
例を示すもので、入力端子26に供給された高周波信号
は、1つの周波数変換回路43に供給されて中間周波数
帯域に周波数変換される。そして、この周波数変換回路
43から出力される中間周波数帯域の信号は、弾性表面
波フィルタ30及びIF増幅回路31を介した後、スイ
ッチ38によってアナログ復調回路32とデジタル復調
回路33とに選択的に供給される。
【0045】ここで、上記アナログ復調回路32では、
スイッチ38を介して入力された信号に対して、内蔵さ
れた弾性表面波フィルタ44により隣接または隣々接チ
ャンネルからの妨害を減少させるようにした後、混合回
路34によってアナログ復調用発振回路35からの発振
信号と混合させることでアナログ復調処理を施し、出力
端子45から取り出すようにしている。
【0046】また、上記デジタル復調回路33では、入
力された中間周波数帯域の信号に対して、混合回路36
aによってデジタル復調用発振回路37からの発振信号
と混合させることで周波数変換処理を施すことにより同
相軸I成分を生成して出力端子46から取り出すように
しているとともに、混合回路36bによってデジタル復
調用発振回路37からの発振信号をπ/2移相回路47
で90°移相した信号と混合させることで周波数変換処
理を施すことにより直交軸Q成分を生成して出力端子4
8から取り出すようにしている。
【0047】このように、入力端子26に供給された高
周波信号は、1つの周波数変換回路43によって中間周
波数帯域に周波数変換するようにしてもよい。また、ア
ナログ変調された信号は、中間周波数帯域に周波数変換
された後、2つの弾性表面波フィルタ30,44を通過
することになるが、弾性表面波フィルタ30の特性を最
適化することによって、アナログ変調された信号に対す
る特性劣化はほぼ無視することができるようになる。な
お、この発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
デジタル変調された信号の受信時及びアナログ変調され
た信号の受信時に、それぞれ安定な受信を行なうことが
できる極めて良好なデジタルアナログ共用チューナを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック構成図。
【図2】この発明の第2の実施例を示すブロック構成
図。
【図3】この発明の第3の実施例を示すブロック構成
図。
【図4】この発明の第4の実施例を示すブロック構成
図。
【図5】この発明の第5の実施例を示すブロック構成
図。
【図6】この発明の第6の実施例を示すブロック構成
図。
【図7】この発明の第7の実施例を示すブロック構成
図。
【図8】この発明の第8の実施例を示すブロック構成
図。
【図9】この発明の第9の実施例を示すブロック構成
図。
【図10】この発明の第10の実施例を示すブロック構
成図。
【図11】この発明の第11の実施例を示すブロック構
成図。
【図12】アナログ変調された信号の周波数特性を説明
するために示す図。
【図13】デジタル変調された信号の周波数特性を説明
するために示す図。
【図14】現状におけるデジタルアナログ共用チューナ
を示すブロック構成図。
【符号の説明】
11…入力端子、 12…第1の周波数
変換回路、13…BPF、 14…第
2の周波数変換回路、15…分配回路、
16…アナログ復調回路、17…デジタル復調回路、
18…弾性表面波フィルタ、19…アナログ復
調用混合回路、 20…アナログ復調用発振回路、21
…出力端子、 22…弾性表面波フィル
タ、23…デジタル復調用混合回路、 24…デジタル
復調用発振回路、25…出力端子、 2
6…入力端子、27…第1の周波数変換回路、 28
…BPF、29…第2の周波数変換回路、 30…第
1の弾性表面波フィルタ、31…IF増幅回路、
32…アナログ復調回路、33…デジタル復調回
路、 34…アナログ復調用混合回路、35…ア
ナログ復調用発振回路、 36…デジタル復調用混合回
路、37…デジタル復調用発振回路、 38…スイッ
チ、39…分配回路、 40,41…出
力端子、42…筐体、 43…周波
数変換回路、44…第2の弾性表面波フィルタ、45,
46…出力端子、47…π/2移相回路、 4
8…出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 裕司 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ変調されたテレビジョン信号と
    デジタル変調されたテレビジョン信号とが共通に供給さ
    れる入力端と、この入力端に供給されたテレビジョン信
    号を中間周波数信号に変換する周波数変換手段と、この
    周波数変換手段から出力された中間周波数信号が入力さ
    れる第1の弾性表面波フィルタと、この第1の弾性表面
    波フィルタの出力が第2の弾性表面波フィルタを介して
    入力されるアナログ復調用混合回路と、前記第1の弾性
    表面波フィルタの出力が入力されるデジタル復調用混合
    回路とを具備してなることを特徴とするデジタルアナロ
    グ共用チューナ。
  2. 【請求項2】 前記アナログ復調用混合回路及びデジタ
    ル復調用混合回路は、アナログ復調用発振手段及びデジ
    タル復調用発振手段をそれぞれ備えており、少なくとも
    前記アナログ変調されたテレビジョン信号の受信時には
    前記デジタル復調用発振手段の動作を停止させることを
    特徴とする請求項1記載のデジタルアナログ共用チュー
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記第1の弾性表面波フィルタを通過し
    た信号を、前記アナログ復調用混合回路の第2の弾性表
    面波フィルタと前記デジタル復調用混合回路とに選択的
    に導く切替手段を具備してなることを特徴とする請求項
    1記載のデジタルアナログ共用チューナ。
  4. 【請求項4】 前記第1の弾性表面波フィルタを通過し
    た信号を、前記アナログ復調用混合回路の第2の弾性表
    面波フィルタと前記デジタル復調用混合回路とにそれぞ
    れ分配する分配手段を具備してなることを特徴とする請
    求項1記載のデジタルアナログ共用チューナ。
  5. 【請求項5】 アナログ変調されたテレビジョン信号と
    デジタル変調されたテレビジョン信号とが共通に供給さ
    れる入力端と、この入力端に供給されたテレビジョン信
    号を中間周波数信号に変換する周波数変換手段と、この
    周波数変換手段から出力された中間周波数信号をアナロ
    グ復調手段及びデジタル復調手段に導く導出手段とを具
    備し、前記アナログ復調手段及びデジタル復調手段は、
    アナログ復調用発振手段及びデジタル復調用発振手段を
    それぞれ備えており、少なくとも前記アナログ変調され
    たテレビジョン信号の受信時には前記デジタル復調用発
    振手段の動作を停止させることを特徴とするデジタルア
    ナログ共用チューナ。
  6. 【請求項6】 前記導出手段は、前記周波数変換手段か
    ら出力された中間周波数信号を、前記アナログ復調手段
    及びデジタル復調手段に選択的に導く切替手段を具備し
    てなることを特徴とする請求項5記載のデジタルアナロ
    グ共用チューナ。
  7. 【請求項7】 アナログ変調されたテレビジョン信号と
    デジタル変調されたテレビジョン信号とが共通に供給さ
    れる入力端と、この入力端に供給されたテレビジョン信
    号を中間周波数信号に変換する周波数変換手段と、この
    周波数変換手段から出力された中間周波数信号をアナロ
    グ復調手段及びデジタル復調手段に選択的に導く切替手
    段とを具備してなることを特徴とするデジタルアナログ
    共用チューナ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6343209B1 (en) 1997-12-15 2002-01-29 Sharp Kabushiki Kaisha Tuner for digital and analog use
KR100480687B1 (ko) * 1997-08-28 2005-06-16 엘지전자 주식회사 아날로그및디지털신호겸용티브이(tv)수신장치
US7002639B2 (en) 2001-03-30 2006-02-21 Alps Electric Co., Ltd. Dual digital television tuner
KR100608622B1 (ko) * 2000-03-04 2006-08-09 엘지전자 주식회사 디지털 텔레비전의 튜너 공용화 장치
KR100821021B1 (ko) * 2000-07-19 2008-04-08 소니 가부시끼 가이샤 텔레비젼 수신 장치
KR100896943B1 (ko) * 2007-02-28 2009-05-14 엘지이노텍 주식회사 아날로그/디지털 겸용 튜너

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