JPH08288940A - 暗号鍵システム - Google Patents

暗号鍵システム

Info

Publication number
JPH08288940A
JPH08288940A JP7346095A JP34609595A JPH08288940A JP H08288940 A JPH08288940 A JP H08288940A JP 7346095 A JP7346095 A JP 7346095A JP 34609595 A JP34609595 A JP 34609595A JP H08288940 A JPH08288940 A JP H08288940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
key
user
management center
public key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7346095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3850058B2 (ja
Inventor
Makoto Saito
誠 斉藤
Jiyunichi Momiki
隼一 籾木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Corp
Original Assignee
Mitsubishi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Corp filed Critical Mitsubishi Corp
Priority to JP34609595A priority Critical patent/JP3850058B2/ja
Publication of JPH08288940A publication Critical patent/JPH08288940A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3850058B2 publication Critical patent/JP3850058B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗号鍵システムの発明をテレビジョンシステ
ム、データベースシステムあるいは電子商取引システム
等に適用するための具体的な構成を得る。 【解決手段】 このシステムは放送局、データベース、
受信装置、データ通信装置及びユーザ端末装置から構成
され、暗号鍵方式としては秘密鍵方式、公開鍵方式、デ
ジタル署名方式が用いられこれらの鍵は暗号化されある
いは暗号化されないで放送によって供給される。本発明
は、データベースシステムの不正利用の防止、著作権の
管理、ペイパービューシステム、ビデオオンデマンドシ
ステムにおいて有効であり、さらには電子データ情報シ
ステムを利用した電子マーケットの実現において有効な
手段である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョンシステ
ム、データベースシステムあるいは電子情報交換(Elec
tronic Data Interchange:EDI)を利用する商取引
システム等において用いられる暗号鍵システムに係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】情報化時代と言われる今日、通常の地上
波放送の他に放送衛星(BS)、通信衛星(CS)と呼
ばれる衛星放送、同軸ケーブルあるいは光ケーブルを利
用したCATVと呼ばれる有線TV放送が普及しつつあ
る。
【0003】同時に数10チャンネルを配信することが
できる衛星放送あるいはCATV放送においては、包括
的な契約によって視聴することができるスクランブルが
かけられていない一般的なチャンネルの他に、包括的な
契約によっては視聴することができないスクランブルさ
れた映画・スポーツ・音楽等専門的なチャンネルが設け
られている。これらのチャンネルを視聴するためにはス
クランブルを解除するするために契約を行う必要がある
が、この契約期間は通常1カ月程度の単位で行われるた
め、随時の契約によって視聴することができない。
【0004】本発明者らは、特開平6−46419号及
び特開平6−1410004号で公衆電信電話回線を通
じて課金センタから視聴許可鍵を入手するとともに課金
が行われ、視聴許可鍵を用いて番組毎に異なるスクラン
ブルパターンで行われたスクランブルを解除して番組を
視聴するシステムを、特開平6−132916号でその
ための装置を提案した。
【0005】これらのシステム及び装置において、スク
ランブルされた番組利用希望者は通信装置を使用し通信
回線を経由して課金センタに利用申し込みを行い、課金
センタはこの利用申し込みに対して通信装置に許可鍵を
送信するとともに課金処理を行い料金を徴収する。通信
装置で許可鍵を受信した利用希望者は通信装置と受信装
置を接続する直接的な手段あるいはフレキシブルディス
ク等の間接的な手段によって許可鍵を受信装置に送り込
み、許可鍵を送り込まれた受信装置はその許可鍵によっ
て番組のスクランブルを解除し、利用希望者が番組を利
用する。
【0006】特開平6−132916号にはこれらのシ
ステム及び装置の応用として、各々異なるスクランブル
パターンでスクランブルされた複数のデータが記録され
たテープあるいはディスクを販売あるいは貸与し、IC
カード等により利用許可鍵を供給して特定のデータを利
用するシステム及び装置も記載されている。
【0007】また、情報化時代と呼ばれる今日、これま
では各々のコンピュータが独立して保存していた各種の
データをLAN(Local Area Network)、WAN(Wide
Area Network)、これらを相互に接続したインターネ
ットシステムによってコンピュータ通信ネットワークを
構成し、相互に利用するデータベースシステムが普及し
つつある。
【0008】一方、デジタル化すると情報量が膨大にな
るためデジタル化することができなかったテレビジョン
動画信号を、圧縮することにより情報量を減少させ、実
用的なデジタル化を可能にする技術が開発され、これま
でにテレビジョン会議用のH.261規格,静止画像用
のJPEG(Joint Photographic image coding Expert
s Group)規格,画像蓄積用のMPEG1(Moving Pict
ure image coding Experts Group 1)規格及び現在のテ
レビジョン放送から高精細度テレビジョン放送に対応す
るMPEG2規格が作成された。
【0009】これらの画像圧縮技術を利用したデジタル
化技術はテレビジョン放送あるいはビデオ画像記録用に
用いられるだけではなく、コンピュータでこれまで扱う
ことができなかったテレビジョン動画データを扱うこと
ができるようになり、コンピュータが扱う各種のデータ
とデジタル化されたテレビジョン動画データを同時に取
り扱う「マルチメディアシステム」が将来の技術として
注目されている。このマルチメディアシステムもデータ
通信に組み入れられ、データベース上のデータの一つと
して利用される。
【0010】このようにしてデータベースの利用範囲が
拡大する中で、データベース上のデータ利用に対する課
金をどのようにして行うかということ及びデータの直接
的な利用以外の複写あるいは転送等によって発生する著
作権の問題及びデータの加工によって発生する2次的著
作権の問題をどのようにして処理するかということが大
きな問題となる。課金及び著作権の処理を確実に行うに
は、正規の利用者でなければデータの利用が不可能であ
るようにする必要があり、データを暗号化しておくこと
がそのための最良の手段である。
【0011】また、これまで紙に記載して行ってきた各
種取引における情報を電子データ化し、データ通信技術
を利用して相互に送受信する電子情報交換(EDI)を
利用して電子商取引を行う電子マーケットシステムが検
討されており、さらに進んで電子商取引システムの決済
を電子決済で行うことも検討されている。商取引におい
ては取引内容の信頼性が要求され、決済においては安全
性が要求される。したがって、このような信頼性と安全
性が要求される電子商取引システム及び電子決済システ
ムにおいては、データの改竄あるいは盗用が行われない
ようにデータを暗号化する必要がある。
【0012】これらのテレビジョンシステム、データベ
ースシステムあるいは電子商取引システム等において、
データを暗号化し、暗号化されたデータを復号化して利
用するためには暗号鍵が必要であり、データ利用者に対
して暗号鍵を渡さなければならないが、この作業は安全
性及び確実性が要求されるため非常に煩雑である。
【0013】本発明はその構成においてデータ暗号技術
が重要な役割を果たすが、初めにデータ暗号技術につい
て一般的な説明を行う。データ暗号技術においては、平
文データMを暗号鍵Kを用いて暗号化し暗号文データC
を得る場合を C=E(K,M) と表現し、暗号文データCを暗号鍵Kを用いて復号化し
平文データMを得る場合を M=D(K,C) と表現する。
【0014】データ暗号化技術において用いられる代表
的な方式として、秘密鍵暗号方式と、公開鍵暗号方式が
ある。秘密鍵方式は、暗号化と復号化に同じ秘密鍵Ks
を使用する暗号方式である。 Cmks=E(Ks,M) M=D(Ks,Cmks)
【0015】公開鍵方式は、暗号鍵として暗号化用の鍵
と復号化用の鍵が使用され、暗号化用の鍵が公開されて
おり、復号化用の鍵が公開されていない暗号鍵方式であ
り、暗号化用の鍵は公開鍵Kbと呼ばれ、復号化用の鍵
は専用鍵Kvと呼ばれる。この暗号方式を使用するに
は、情報を送る側は平文データMをデータを受ける側の
公開鍵Kbを用いて暗号化し、 Cmkb=E(Kb,M) データを受け取った側は専用鍵Kvを用いて復号化し、
平文データMを得る。 M=D(Kv,Cmkb) この公開鍵方式は、暗号の解読が非常に困難である。
【0016】データ暗号技術の応用として、データの信
頼性を確保するために電子データ認証手段としてデジタ
ル署名が行われることがある。デジタル署名には、秘密
鍵を用いるものと公開鍵を用いるものがあるが、一般的
には公開鍵を用いて署名が行われる。公開鍵を用いて行
われるデジタル署名において、署名者は文書Mをハッシ
ュ(Hash)アルゴリズムで圧縮した文書mを署名者の専用
鍵Kvを用いて暗号化することによりデジタル署名を
得、 Smkv=E(Kv,m) 原文書Mあるいは圧縮文書mとデジタル署名Smkvとを
受信者に送信する。受信者は署名者の公開鍵Kbを用い
てデジタル署名Smkvを復号化し、 m’=D(Kb,Smkv) m’=mであれば、署名が正しいことが確認される。
【0017】これらの暗号鍵を利用者に渡す方法として
本発明者らは先願である特願平6−70643号におい
て「暗号鍵システム」と題する発明を提案した。一般的
に行われている暗号鍵システムにおいて暗号鍵が利用者
だけに渡されるのに対して、この先願発明の暗号鍵シス
テムにおける暗号鍵は利用者以外にも渡される。
【0018】図1に示されたのは特願平6−70643
号で提案された暗号鍵システムの構成である。このシス
テムは、BS・CS・地上波テレビジョンあるいはFM
等多重化放送あるいはデータ放送を行う放送局1、デー
タベース2、課金センタ3、受信装置4、データ通信装
置5及びユーザ端末装置8から構成されている。放送局
1とデータベース2の間及びデータベース2と課金セン
タ3の間は専用回線等の通信回線あるいはフレキシブル
ディスク等の手段により接続されている。データベース
2とデータ通信装置5の間は公衆回線あるいはCATV
回線等の通信回線7で接続されている。放送局1と受信
装置4の間は放送電波6で接続されている。受信装置4
とユーザ端末装置8との間及びデータ通信装置5とユー
ザ端末装置8との間は接続ケーブル等の直接的な手段あ
るいはフレキシブルディスク等の間接的な手段により接
続されている。なお、この図において実線で示されたの
は暗号化されていない情報の経路であり、破線で示され
たのは暗号化されたデータの経路である。
【0019】このシステムにおいて、データベース2は
データ毎に異なる暗号鍵Kdを含む利用許可鍵Kp(以下
「許可鍵」という)を放送局1に予め供給する。なお、
理解しやすくするために、許可鍵Kpは暗号鍵Kdだけか
ら構成されているものとして説明する。暗号鍵Kdは暗
号化されずに供給される場合と共通暗号鍵K0を用いて
暗号化され、 Ckdk0=E(K0,Kd) 暗号化暗号鍵Ckdk0として供給される場合がある。暗号
鍵Kdが暗号化されて供給される場合には、暗号化暗号
鍵Ckdk0を復号化するための共通暗号鍵K0がユーザに
供給される。この共通暗号鍵K0の供給はユーザがデー
タベースに登録を行ったときに行われる場合と、暗号化
データCmkdが送られるときに暗号化データCmkdととも
にユーザに渡される場合がある。
【0020】(a)暗号鍵が暗号化されていない場合。 この暗号鍵システムにおいて、放送局1はデータベース
2から供給された暗号鍵Kdを電波6を利用して放送す
る。受信装置4は受信した暗号鍵Kdをユーザ端末装置
8に供給し、ユーザ端末装置8は受け取った暗号鍵Kd
を半導体メモリ,フレキシブルディスクあるいはハード
ディスク等の記録媒体に保存する。データ利用希望者
(ユーザ)はデータ通信装置5を用いて通信回線7を経
由してデータベース2にデータMの利用を申し込む。デ
ータMの利用申し込みを受けたデータベース2は利用希
望があったデータMを許可鍵Kpである暗号鍵Kdを用い
て暗号化し、 Cmkd=E(Kd,M) 暗号化データCmkdを通信回線7を経由してユーザのデ
ータ通信装置5に送信するとともに課金センタ3との間
で課金処理を行う。データ通信装置5は受け取った暗号
化データCmkdをユーザ端末装置8に供給し、ユーザ端
末装置8は記録媒体に保存されていた暗号鍵Kdを用い
て暗号化データCmkdを復号化する。 M=D(Kd,Cmkd)
【0021】(b)暗号鍵が暗号化され、共通暗号鍵が
予めユーザに配布されている場合。 この暗号鍵システムにおいて、ユーザがデータベースを
利用することを登録するときに、共通暗号鍵K0がRO
Mあるいはフレキシブルディスク等の記録媒体によって
ユーザに供給され、供給された共通暗号鍵K0はユーザ
端末装置8に保存されている。データベース2は暗号鍵
Kdを共通暗号鍵K0を用いて暗号化し、 Ckdk0=E(K0,Kd) 暗号化暗号鍵Ckdk0を放送局1に供給する。放送局1は
データベース2から供給された暗号化暗号鍵Ckdk0を電
波6を利用して放送する。受信装置4は受信した暗号化
暗号鍵Ckdk0をユーザ端末装置8に供給し、ユーザ端末
装置8は初めに暗号化暗号鍵Ckdk0を予め保存されてい
る共通暗号鍵K0を用いて復号化し、 Kd=D(K0,Ckdk0) 復号された暗号鍵Kdを半導体メモリ、フレキシブルデ
ィスクあるいはハードディスク等の記録媒体に保存す
る。
【0022】データ利用希望者はデータ通信装置5を用
いて通信回線7を経由してデータベース2にデータMの
利用を申し込む。データの利用申し込みを受けたデータ
ベース2は利用希望があったデータMを暗号鍵Kdを用
いて暗号化し、 Cmkd=E(Kd,M) 通信回線7を経由してデータ通信装置5に送信するとと
もに課金センタ3との間で課金処理を行う。データ通信
装置5は受信した暗号化データCmkdをユーザ端末装置
8に供給し、ユーザ端末装置8は保存されていた暗号鍵
Kdを用いて暗号化データCmkdを復号化する。 M=D(Kd,Cmkd)
【0023】(c)暗号鍵が暗号化されており、共通暗
号鍵が暗号化データとともにユーザに配布される場合。 この暗号鍵システムにおいて、データベース2は共通暗
号鍵K0を用いて暗号鍵Kdを暗号化し、 Ckdk0=E(K0,Kd) 放送局1に供給する。放送局1はデータベース2から供
給された暗号化暗号鍵CkdK0を電波6を利用して放送す
る。受信装置4は受信した暗号化暗号鍵Ckdk0をユーザ
端末装置8に供給し、ユーザ端末装置8は暗号化暗号鍵
CKdk0を半導体メモリ、フレキシブルディスクあるいは
ハードディスク等の記録媒体に保存しておく。
【0024】データ利用希望者はデータ通信装置5を用
いて通信回線7を経由してデータベース2にデータMの
利用を申し込む。データの利用申し込みを受けたデータ
ベース2は利用希望があったデータMを暗号鍵Kdを用
いて暗号化し、 Cmkd=E(Kd,M) 共通暗号鍵K0と一緒に通信回線7を経由してデータ通
信装置5に送信するとともに課金センタ3との間で課金
処理を行う。データ通信装置5は受信した暗号化データ
Cmkdと共通暗号鍵K0をユーザ端末装置8に供給し、ユ
ーザ端末装置8は共通暗号鍵K0を用いて記録媒体に保
存されていた暗号化暗号鍵Ckdk0を復号化し、 Kd=D(K0,Ckdk0) 復号化された暗号鍵Kdを用いて暗号化データCmkdを復
号化する。 M=D(Kd,Cmkd)
【0025】
【発明の概要】本願においては、この先願に記載された
暗号鍵システムの発明をテレビジョンシステム、データ
ベースシステムあるいは電子商取引システム等に適用す
るための具体的な構成を提供する。このシステムは放送
局、データベース、受信装置、データ通信装置及びユー
ザ端末装置から構成され、暗号鍵方式としては秘密鍵方
式、公開鍵方式が採用され、さらにデジタル署名が用い
られ、このとき用いられる暗号鍵は暗号化されあるいは
暗号化されないで放送によって供給される。本発明は、
データベースシステム、ペイパービューシステム、ビデ
オオンデマンドシステムにおける不正利用の防止、著作
権の管理において有効であり、さらには電子情報情報シ
ステムを利用した電子マーケットの実現において有効な
手段である。
【0026】
【実施例】以下、図2〜図4を用いて本願発明の実施例
を説明する。 [第1実施例]図2に示されたのは本願発明をデータベ
ースシステムに適用した第1実施例の暗号鍵システムで
あり、このシステムは、BS・CS・地上波テレビジョ
ンあるいはFM放送等による多重化放送あるいはデジタ
ル放送によりデータ放送を行う放送局11、動画データ
を含む種々のデータが蓄積されたデータベース12、課
金センタ13、放送局11が放送するデータ放送を受信
する受信装置14、データベース12と通信を行うデー
タ通信装置15及びデータを利用するユーザ端末装置1
8から構成されている。
【0027】データベース12と放送局11との間及び
データベース12と課金センタ13の間は専用回線等の
通信回線で接続する直接的な手段あるいはフレキシブル
ディスク等の間接的な手段により接続されている。デー
タベース12とデータ通信装置15の間は公衆回線ある
いはCATV回線等の通信回線17で接続されている。
放送局11と受信装置14の間は地上波テレビジョン放
送、衛星テレビジョン放送、CATV放送、FM放送あ
るいは衛星データ放送等の電波16で接続されている。
受信装置14とユーザ端末装置18との間及びデータ通
信装置15とユーザ端末装置18との間は接続ケーブル
等の直接的手段あるいはフレキシブルディスク等の間接
的な手段により接続されている。この図において実線で
示されたのは暗号化されていないデータの経路であり、
破線で示されたのは暗号化されたデータの経路である。
なお、データベース12と放送局11との間及びデータ
ベース12と課金センタ13の間のデータの受け渡しは
原則として専用回線あるいはフレキシブルディスクによ
り行われるが、この他に公衆回線あるいは放送衛星、通
信衛星、地上波放送によって行うこともできる。その場
合にデータは暗号化される。
【0028】このシステムにおいては、暗号鍵方式とし
て秘密鍵方式と公開鍵方式が採用される。データベース
12は公開鍵Kbdと専用鍵Kvdを用意し、放送局11に
公開鍵Kbdを供給する。公開鍵Kbdを受け取った放送局
11はアナログテレビジョン映像信号の帰線消去期間中
の走査線を利用した文字多重放送、アナログテレビジョ
ン音声信号の副音声帯域を利用したデータ放送、FM多
重データ放送あるいはデジタルデータ放送で公開鍵Kbd
を放送する。なお、この場合公開鍵Kbdにデータベース
11のデジタル署名を行うようにすることもできる。
【0029】このときにデータ利用の便のため、利用す
ることができるデータのタイトルを記載した目次、デー
タの内容紹介、商品カタログ、発注書、無記載の小切
手、著作権情報を暗号化することなく供給することもで
きる。放送された公開鍵Kbdを受信した受信装置14
は、公開鍵Kbdをユーザ端末装置18に転送し、転送さ
れた公開鍵Kbdを受け取ったユーザ端末装置18は半導
体メモリ、フレキシブルディスクあるいはハードディス
ク等の記録媒体に公開鍵Kbdを保存する。
【0030】目次あるいは内容紹介等によって利用を希
望するデータを選択したユーザは、データ通信装置15
を用いて通信回線17を経由してデータベース12にデ
ータMの利用を申し込む。このときユーザは自分の秘密
鍵Ksuを受信したデータベース12の公開鍵Kbdを用い
て暗号化し、 Cksukbd=E(Kbd,Mksu) データベース12に送信する。
【0031】データベース12は、暗号化されたユーザ
の秘密鍵Cksukbdを専用鍵Kvdを用いて復号化し、 Ksu=D(Kvd,Cksukbd) 利用申し込みがなされたデータMを復号化されたユーザ
の秘密鍵Ksuを用いて暗号化し、 Cmksu=E(Ksu,M) 通信回線17を経由してユーザのデータ通信装置15に
送信する。
【0032】自分の秘密鍵Ksuを用いて暗号化されたデ
ータCmksuを受け取ったユーザはユーザ端末装置18
で、自分の秘密鍵Ksuを用いて暗号化された暗号化デー
タCmksuを復号化し、 M=D(Ksu,Cmksu) 利用する。
【0033】このシステムにはデータベース12に連動
する課金センタ13が設けられている。この課金センタ
13は、データが有料で提供される場合には利用される
が、データがショッピング情報等無料で提供されるデー
タである場合には利用されない。しかし、ショッピング
情報等無料で提供されるデータであっても、受・発注に
ともなう代金清算が行われる場合には利用される。
【0034】[第2実施例]図3に示されたのは、本願
発明を利用希望者からの希望に応じてテレビジョン番組
を放送するビデオオンデマンド(Video On Demand:V
OD)システムに適用した第2実施例の暗号鍵システム
である。このシステムはCATV放送局21、課金セン
タ23、受信装置24、データ通信装置25及びユーザ
端末装置28から構成される。課金センタ23は、テレ
ビジョン番組が有料で提供される場合には利用される
が、テレビジョン番組が広告付き等無料で提供される場
合には利用されない。このシステムにおいて、暗号化さ
れたテレビジョン放送番組と暗号鍵とは単一の経路であ
るCATV回線27で送信される。
【0035】CATV放送局21と課金センタ23の間
は専用回線等の通信回線により電気的に接続する直接的
手段あるいはフレキシブルディスク等の間接的な手段に
より接続されている。CATV放送局21と受信装置2
4の間及びCATV放送局21とデータ通信装置25の
間はCATV回線27で接続されている。受信装置24
とユーザ端末装置28との間及びデータ通信装置25と
ユーザ端末装置28との間は接続ケーブル等の直接的な
手段あるいはフレキシブルディスク等の間接的な手段に
より接続されている。この図において実線で示されたの
は暗号化されていないデータの経路であり、破線で示さ
れたのは暗号化されたデータの経路である。なお、CA
TV放送局21と課金センタ23の間のデータの受け渡
しは原則として専用回線あるいはフレキシブルディスク
により行われるが、この他に公衆回線あるいは放送衛
星、通信衛星、地上波放送によって行うこともできる。
その場合にデータは暗号化される。
【0036】このシステムにおいては、CATVシステ
ムもデータベースの一種として扱われ、暗号鍵方式とし
て秘密鍵方式と公開鍵方式が採用される。このVODシ
ステムを利用するユーザは自分の公開鍵KbuをCATV
放送局21に予め登録しておくかあるいは利用申込時に
通信装置25を用いて送信する。
【0037】CATV放送局21は送信されたユーザの
公開鍵Kbuを用いてCATV放送局21の秘密鍵Ksbを
暗号化し、 Cksbkbu=E(Kbu,Ksb) CATV回線27を経由してデータ通信装置25に送信
する。一方、テレビジョン番組MはCATV放送局21
の秘密鍵Ksbを用いて暗号化され、 Cmksb=E(Ksb,M) CATV回線27を経由して受信装置24に放送され
る。
【0038】ユーザは受信したCATV放送局21の暗
号化秘密鍵Cksbkbuをユーザの専用鍵Kvuを用いて復号
化し、 Ksb=D(Kvu,Cksbkbu) 復号されたCATV放送局21の秘密鍵Ksbを用いて暗
号化テレビジョン番組Cmksbを復号化し、 M=D(Ksb,Cmksb) 利用する。
【0039】また、この暗号鍵システムは暗号化が可能
ならばCATV以外のテレビジョン放送、音声放送ある
いはデータ放送に対しても適用可能である。また、放送
局から暗号鍵を送信する方法として、アナログテレビジ
ョン映像信号の帰線消去期間中の走査線を利用した文字
多重放送、アナログテレビジョン音声信号の副音声帯域
を利用したデータ放送、FM多重データ放送あるいはデ
ジタルデータ放送が利用可能である。
【0040】さらに、この暗号鍵システムは本発明者ら
が提案した先願である特願平6−64889号、特願平
6−237673号、特願平6−264199号、特願
平6−264201号、特願平6−269959号に記
載されたデータ著作権管理システムにおいて暗号鍵を配
布する場合にも利用可能である。また、この暗号鍵シス
テムは特開平6−132916号公報に記載されている
本発明者らが提案した、複数の情報が複数の異なるパタ
ーンで暗号化されて記録されているCD−ROM等の記
録媒体を利用する場合にも適用可能である。これらの先
願発明について説明する。
【0041】特願平6−64889号に記載されている
データ著作権管理システムの概要は次のようなものであ
る。デジタル映像のリアルタイム送信も含むデータベー
スシステムにおけるデジタルデータの表示(音声化を含
む),保存,複写,加工,転送における著作権の管理を
行うために、利用申し込み者に対して暗号化されたデー
タの利用を許可する鍵の他に、必要に応じて著作権を管
理するためのプログラム,著作権情報あるいは著作権管
理メッセージの何れか一つあるいは複数を送信する。著
作権管理メッセージは申し込みあるいは許可内容に反す
る利用が行われようとした場合に画面に表示され、ユー
ザに対して注意あるいは警告を行い、著作権管理プログ
ラムは申し込みあるいは許可内容に反する利用が行われ
ないように監視し管理を行う。
【0042】著作権管理プログラム,著作権情報及び著
作権管理メッセージは、各々許可鍵とともに全体が供給
される場合、データとともに全体が供給される場合及び
一部が許可鍵とともに供給され、一部がデータとともに
供給される場合がある。データ,許可鍵,著作権管理メ
ッセージ、著作権情報及び著作権管理プログラムには、
暗号化された状態で送信されるが利用時には暗号が解か
れる場合、暗号化された状態で送信され表示の際のみに
暗号が解かれその他の場合は暗号化された状態である場
合、全く暗号化されない場合、の3つの場合がある。
【0043】特願平6−237673号に記載されてい
るデータ著作権管理システムの概要は次のようなもので
ある。このデータベース著作権管理システムは、暗号化
されていないデータが蓄積されたデータベース、データ
ベースからの暗号化されたデータを放送する衛星放送局
等の放送局あるいはデータベースの暗号化されたデータ
が記録されたCD−ROM等の記録媒体であるデータ供
給手段、通信ネットワーク、暗号鍵を管理する鍵管理セ
ンタ、データベースの著作権を管理する著作権管理セン
タから構成され、データベースを利用するためのデータ
ベース利用プログラムおよび著作権を管理するための著
作権管理プログラム、第1の暗号鍵、第2の暗号鍵が使
用される。
【0044】1次ユーザはデータベースを利用するため
に予め鍵管理センタに登録を行い、その際にデータベー
ス利用プログラムを配布されている。このデータベース
利用プログラムには、1次ユーザに関する情報および情
報を利用して所定のアルゴリズムにより1次ユーザ固有
の暗号鍵を生成するプログラムが含まれている。データ
は暗号化されずにデータベースに蓄積されており、放送
され、記録媒体に記録されあるいは通信ネットワークを
経由することよって配布されるときに第1の暗号鍵で暗
号化され、暗号化データとされる。暗号化データは、放
送あるいは通信ネットワークを経由して配布された場合
には1次ユーザ端末装置の半導体メモリ、フレキシブル
ディスクあるいはハードディスク等の記録媒体に保存さ
れ、CD−ROM記録媒体に記録されて配布された場合
にはそのままの状態あるいは1次ユーザ端末装置の半導
体メモリ、フレキシブルディスクあるいはハードディス
ク等の記録媒体に保存される。
【0045】データベースから直接にデータを利用する
1次ユーザは通信ネットワークを経由して、鍵管理セン
タに暗号化データを復号化して利用するための鍵を要求
するが、このときに1次ユーザに関する情報を提示す
る。鍵管理センタは1次ユーザに関する情報を著作権管
理センタに転送し、著作権管理センタは1次ユーザに関
する情報Iを利用して所定のアルゴリズムにより1次ユ
ーザ固有の暗号鍵を生成し、生成された1次ユーザ暗号
鍵を利用して著作権管理プログラム、第1の暗号鍵およ
び第2の暗号鍵を暗号化して、鍵管理センタに転送す
る。この1次ユーザに関する情報を利用して生成された
暗号鍵を用いて暗号化された著作権管理プログラムは1
次ユーザに固有のものである。
【0046】暗号化された著作権管理プログラムを受け
取った鍵管理センタは各々暗号化された著作権管理プロ
グラム、第1の暗号鍵、第2の暗号鍵を1次ユーザ端末
装置に対して通信ネットワークを経由して1次ユーザ端
末装置に送信し、1次ユーザは受信した暗号化著作権管
理プログラム、暗号化第1暗号鍵、暗号化第2暗号鍵を
半導体メモリ、フレキシブルディスクあるいはハードデ
ィスク等の記録媒体に保存する。
【0047】1次ユーザは、予め配布されているデータ
ベース利用プログラムを用い所定のアルゴリズムにより
1次ユーザに関する情報を利用して1次ユーザ固有の暗
号鍵を生成し、生成された暗号鍵を用いて暗号化著作権
管理プログラム、暗号化第1暗号鍵および暗号化第2暗
号鍵を復号化し、復号された第1の暗号鍵を用いて暗号
化データを復号化する。
【0048】以後復号されたデータの保存、コピーある
いは転送を行う場合には復号された著作権管理プログラ
ムにより復号された第2暗号鍵を用いて暗号化が行わ
れ、暗号化データが1次ユーザ端末装置内の半導体メモ
リ、フレキシブルディスクあるいはハードディスク等の
記録媒体に保存され、1次ユーザが保存された暗号化デ
ータを利用するときには第2暗号鍵を用いて復号化し、
この操作が繰り返されて1次利用が行われる。
【0049】暗号化データが外部記憶媒体にコピーされ
たときあるいは通信ネットワークを経由して2次ユーザ
端末装置に転送された場合には、著作権管理プログラム
により第1暗号鍵および第2暗号鍵が廃棄され、1次ユ
ーザは暗号化データを利用することができなくなる。こ
のとき、暗号化データが1次ユーザ端末装置に保存され
ている場合には、保存されている暗号化データに、1次
ユーザについての暗号化されていない情報が付加され
る。
【0050】1次ユーザが再度暗号化データを利用する
場合には、著作権管理センタから第1暗号鍵と第2暗号
鍵の再交付を受け、この再交付が行われたことにより、
この1次ユーザから暗号化データのコピーあるいは転送
を受けた2次ユーザが存在することが確認され、2次ユ
ーザの存在が著作権管理センタに記録される。
【0051】コピーあるいは転送された暗号化データを
受け取った2次ユーザは著作権管理センタに暗号化デー
タの2次利用を申込む。2次ユーザは1次ユーザと異な
り予め鍵管理センタに登録をしておく必要はなく、利用
申込時に暗号化データのコピーあるいは転送を受けた1
次ユーザの情報を著作権管理センタに提示することによ
り利用申込が受理される。このときに1次ユーザ情報が
提示されない場合には、そのユーザは1次ユーザから暗
号化データのコピーあるいは転送を受けた2次ユーザで
はなく、1次ユーザであると認められるため、その2次
利用申込は受理されない。2次利用申込を受理した著作
権管理センタは暗号化データを復号化するための第2暗
号鍵、復号された暗号化データを再暗号化および再復号
化するための第3暗号鍵、これらの復号化、再暗号化、
再復号化を行う著作権管理プログラムを2次ユーザに送
信する。
【0052】特願平6−264199号に記載されてい
る著作権管理システムの概要は次のようなものである。
この著作権管理システムにおいては、ユーザが用意する
第1の公開鍵,第1の公開鍵に対応する第1の専用鍵,
第2の公開鍵,第2の公開鍵に対応する第2の専用鍵と
データベース側が用意する第1の秘密鍵及び第2の秘密
鍵が使用される。
【0053】データベース側では、暗号化されていない
データを第1の秘密鍵を用いて暗号化し、第1の秘密鍵
を第1の公開鍵を用いて暗号化するとともに第2の秘密
鍵を第2の公開鍵を用いて暗号化し、これらの暗号化さ
れたデータ,暗号化第1秘密鍵及び暗号化第2秘密鍵を
ユーザに送信する。
【0054】ユーザは、暗号化第1秘密鍵を第1専用鍵
を用いて復号化し、復号化された第1秘密鍵を用いて暗
号化データを復号化し、利用するとともに、暗号化され
た第2秘密鍵を第2専用鍵を用いて復号化し、復号化第
2秘密鍵は復号化以降におけるデータの保存・複写・転
送時の暗号鍵として使用される。
【0055】特願平6−264201号に記載されてい
るデータ著作権管理システムの概要は次のようなもので
ある。データベースから入手した複数の暗号化されたデ
ータを加工することにより新しいデータを作成し、暗号
化して他人に供給する場合に、原材料である複数のデー
タの暗号鍵と、加工プロセスである加工プログラムをデ
ジタル署名化したデータを利用許可鍵として使用する。
加工され暗号化されたデータを受け取ったユーザが著作
権管理センタにデジタル署名を提示して利用申込を行う
と、著作権管理センタはデジタル署名に基づいて加工者
を確認し、加工者が被加工データの正当なユーザである
ことが確認された場合にのみ、利用申込者に対して利用
のための暗号鍵を提供する。
【0056】特願平6−269959号に記載されてい
る方法の概要は次のようなものである。1次ユーザはデ
ータベースから原データが第1の暗号鍵で暗号化された
暗号化データを受け取り、復号化して利用するが、その
後は第1の暗号鍵、1次ユーザデータ、データ利用回数
の内の1つあるいはこれらを組み合わせて所定のアルゴ
リズムにより生成された第2の暗号鍵で暗号化されて保
存、複写、転送が行われる。2次ユーザがデータの2次
利用を要求すると著作権管理センタは原データの第1の
暗号鍵、1次ユーザデータ、データ利用回数の内の1つ
あるいはこれらを組み合わせて所定のアルゴリズムによ
り第2の暗号鍵を生成し2次ユーザに提供する。第2の
暗号鍵を提供された2次ユーザは、第2の暗号鍵を用い
て暗号化された原データを復号化し、利用する。
【0057】[第3実施例]図4に示されたのは本願発
明をデータベースシステムあるいはVODシステムに適
用した第3実施例の暗号鍵システムである。この暗号鍵
システムも図3に示された第2実施例の暗号鍵システム
と同様に暗号鍵とテレビジョン放送番組とはCATV回
線である単一の経路を通るが、これらを異なる経路を通
るようにすることが可能であることはもちろんのことで
ある。このシステムはデータ放送を行うCATV放送局
31、データベースあるいはビデオシステム等のデータ
管理センタ33、受信装置34、データ通信装置35及
びユーザ端末装置38から構成される。
【0058】データ管理センタ33とCATV放送局3
1の間は専用回線等の通信回線で接続する直接的な手段
あるいはフレキシブルディスク等の間接的な手段により
接続されている。CATV放送局31と受信装置34の
間及びCATV放送局31とデータ通信装置35の間は
CATV回線37で接続されている。なお、CATV回
線37に代えて他の適当なデータ放送あるいはデータ通
信可能な通信回線を使用することが可能である。受信装
置34とユーザ端末装置38との間及びデータ通信装置
35とユーザ端末装置38との間は接続ケーブル等の直
接的な手段あるいはフレキシブルディスク等の間接的な
手段により接続されている。この図において実線で示さ
れたのは暗号化されていないデータの経路であり、破線
で示されたのは暗号化されたデータの経路である。な
お、データ管理センタ33とCATV放送局31の間の
データの受け渡しは原則として専用回線あるいはフレキ
シブルディスクにより行われるが、この他に公衆回線あ
るいは放送衛星、通信衛星、地上波放送によって行うこ
ともできる。その場合にデータは暗号化される。
【0059】このシステムにおいて採られる暗号鍵方式
は秘密鍵方式と公開鍵方式である。データ管理センタ3
3は供給される全データに共通する公開鍵Kbd及び専用
鍵Kvdとデータ各々で異なる秘密鍵Ksdiを用意しCA
TV放送局31に供給する。CATV放送局31は受け
取った秘密鍵Ksdiをデータ管理センタ33の公開鍵Kb
dを用いて暗号化して、 Cksdikbd=E(Kbd,Ksdi) アナログテレビジョン映像信号の帰線消去期間中の走査
線を利用した文字多重放送、アナログテレビジョン音声
信号の副音声帯域を利用したデータ放送、FM多重デー
タ放送あるいはデジタルデータ放送により放送する。こ
のときにデータ利用の便のため、利用することができる
データのタイトルを記載した目次、あるいはデータの利
用を促進するため、データの概要を説明する内容紹介を
暗号化することなく供給することもできる。
【0060】目次あるいは内容紹介によって利用を希望
するデータを選択したユーザは、データ通信装置35を
用いてCATV回線37を経由しCATV放送局31を
介してデータ管理センタ33にデータの利用を申し込
む。このときユーザは自分の公開鍵Kbuをデータ管理セ
ンタ33に送信する。ユーザからの利用申し込みを受け
たデータ管理センタ33は秘密鍵Ksdiを用いてデータ
Mを暗号化して Cmksdi=E(Ksdi,M) ユーザ端末装置38に送信する。その時データ管理セン
タの専用鍵Kvdが利用申し込みを行ったユーザの公開鍵
Kbuを用いて暗号化され、 Ckvdkbu=E(Kbu,Kvd) ユーザ端末装置38に送信される。
【0061】データ管理センタの暗号化専用鍵Ckvdkbu
を受け取ったユーザは、データ管理センタの暗号化専用
鍵Ckvdkbuをユーザの専用鍵Kvuを用いて復号化し、 Kvd=D(Kvu,Ckvdkbu) 復号化されたデータ管理センタの専用鍵Kvdを用いて暗
号化秘密鍵Cksdikbdを復号化し、 Ksdi=D(Kvd,Cksdikbd) 復号されたデータ管理センタの秘密鍵Ksdiを用いて暗
号化データCmksdiを復号化して M=D(Ksdi,Cmksdi) 利用する。
【0062】[第4実施例]第4実施例のシステム構成
は図4に示された第3実施例と同じであるから説明は省
略する。このシステムにおいて採られる暗号鍵方式は第
3実施例と同様に秘密鍵方式と公開鍵方式であるが、第
3実施例では利用申し込みを行ったユーザの公開鍵Kbu
でデータ管理センタの専用鍵Kvdが暗号化されてユーザ
に送信されるのに対し、第4実施例においてはデータ管
理センタの専用鍵Kvdが予めICカード等を用いて配布
されユーザ端末装置内に保存されている点及び第3実施
例においてはデータMがデータの利用を申し込みに対応
して配信されるのに対し、第4実施例ではデータMがC
ATV回線あるいは衛星放送により利用希望とは無関係
に放送される点で異なる。
【0063】ユーザがデータ管理センタとデータベース
を使用する包括的な契約を締結する際に、供給される全
データに共通するデータ管理センタの専用鍵KvdがIC
カード等の記録媒体によりあるいはCATV回線37を
経由して予めユーザに配布され、ユーザ端末装置38内
の半導体メモリ,ハードディスク装置あるいはフレキシ
ブルディスクに保存されている。データ管理センタ33
は公開鍵Kbdと供給されるデータ各々で異なる秘密鍵K
sdiを用意しCATV放送局31に供給する。秘密鍵Ks
diを受け取ったCATV放送局31はその秘密鍵Ksdi
を公開鍵Kbdを用いて暗号化し、 Cksdikbd=E(Kbd,Ksdi) 暗号化秘密鍵Ksdikbdをアナログテレビジョン映像信号
の帰線消去期間中の走査線を利用した文字多重放送、ア
ナログテレビジョン音声信号の副音声帯域を利用したデ
ータ放送、FM多重データ放送あるいはデジタルデータ
放送により放送する。このときにデータ利用の便のた
め、利用することができるデータのタイトルを記載した
目次、あるいはデータの利用を促進するため、データの
概要を説明する内容紹介を暗号化することなく供給する
こともできる。
【0064】CATV放送局31は、秘密鍵Ksdiを用
いてデータMを暗号化し、 Cmksdi=E(Ksdi,M) CATV回線により利用希望とは無関係に一方的に放送
する。ユーザは、目次あるいは内容紹介に基づきCAT
V回線で放送されているデータの中から希望するデータ
を受信装置34を用いてユーザ端末装置38に取り込
む。
【0065】ユーザは予め配布されてユーザ端末装置3
8内の半導体メモリ,ハードディスク装置あるいはフレ
キシブルディスクに保存されているデータ管理センタの
専用鍵Kvdを用いて暗号化秘密鍵Cksdikbdを復号化
し、 Ksdi=D(Kvd,Cksdikbd) 復号化された秘密鍵Ksdiを用いて暗号化データCmksdi
を復号化し、 M=D(Ksdi,Cmksdi) 利用する。
【0066】暗号鍵を配布するためのその他の変形実施
例を説明する。 [第5実施例]これまでに説明した実施例において、デ
ータ管理センタの公開鍵Kbdは通信回線経由ではなく放
送局から放送されるため、それが真正なものであるか否
か確認することができない。そのような場合にはデータ
管理センタの公開鍵Kbdにデータ管理センタの専用鍵K
vdを用いてデジタル署名を行い、 Skbdkvd=E(Kvd,Kbd) データ管理センタの公開鍵Kbdとともにデジタル署名S
kbdkvdを放送する。ユーザは、受信したデータ管理セン
タの公開鍵Kbdを用いてデジタル署名Skbdkvdを確認
し、 Kbd=D(Kbd,Skbdkvd) それが真正なものであれば使用する。
【0067】[第6実施例]第5実施例においてデータ
管理センタがデータベースの利用を予め登録する会員制
を採用している場合には、さらに会員であるユーザの公
開鍵Kbuiを予めデータ管理センタに登録しておく。デ
ータ管理センタは、データ管理センタの公開鍵Kbdを各
ユーザの公開鍵Kbuiを用いて暗号化する。 Ckbdkbui=E(Kbui,Kbd) また、データ管理センタの公開鍵Kbdにデータ管理セン
タの専用鍵Kvdを用いてデジタル署名を行い、 Skbdkvd=E(Kvd,Kbd) ユーザ毎に異なる暗号化公開鍵Ckbdkbui及びデジタル
署名Skbdkvdを放送局に送り、放送局は受け取った暗号
化公開鍵Ckbdkbui及びデジタル署名Skbdkvdを放送す
る。このとき、必要ならば各ユーザの暗号化されていな
いユーザ識別情報を暗号化公開鍵Ckbdkbuiに付与して
放送する。放送された暗号化公開鍵Ckbdkbui及びデジ
タル署名Skbdkvdを受け取ったユーザはそのユーザの公
開鍵Kvuiを用いてデータ管理センタの暗号化公開鍵Ck
bdkbuiを復号化し、 Kbd=D(Kvui,Ckbdkbui) 復号化されたデータ管理センタの公開鍵Kbdをユーザの
端末装置内に保存しておく。また、ユーザは、受信した
データ管理センタの公開鍵Kbdを用いてデジタル署名S
kbdkvdを確認し、 Kbd=D(Kbd,Skbdkvd) それが真正なものであれば保存されていたデータ管理セ
ンタの公開鍵Kbdを使用する。このようにすると、ユー
ザ個々に異なる暗号鍵を配布することができる。
【0068】[第7実施例]ユーザはデータ管理センタ
にアクセスする毎に又はリクエストする毎に自分の公開
鍵Kbuをデータ管理センタに提示する。ユーザからのリ
クエストを受けたデータ管理センタは要求されたデータ
Mをユーザの公開鍵Kbuを用いて暗号化し、 Cmkbu=E(Kbu,M) 放送局に送り、放送局は受け取った暗号化データCmkbu
を放送する。放送された暗号化データCmkbuを受信した
ユーザはユーザの専用鍵Kvuを用いて復号化して、 M=D(Kvu,Cmkbu) 利用する。
【0069】図5を用いて、本願発明の暗号鍵システム
を使用した応用例を示す。この図に示された各応用例は
電子情報交換システムを利用する電子マーケット取引
に、(a)に示されたものは小売店が行うクレジット決
済に、(b)に示されたのは電子小切手による決済に、
(c)に示されたのはメーカ等が行う卸売販売に、各々
これらの暗号鍵システムを適用した場合の構成である。
これらのシステムは、秘密鍵方式に加えてデジタル署名
が利用され、ユーザ42、インターネット上のWWW
(World Wide Web)サーバである小売店43、金融機関
44あるいはメーカ等である卸売店45から構成され
る。
【0070】[第8実施例](a)に示された小売店に
おけるクレジット決済において、小売店43は発注書の
フォーマット、クレジットカードフォーマット、広告、
カタログ、予告編、製品説明、データベースの内容紹介
や目次/料金表/価格表などのデータMsを衛星41あ
るいはCATV回線を経由して放送する。発注書フォー
マット等のデータMs及び小売店43の公開鍵Kbsを受
け取ったユーザ42は、小売店43の公開鍵Kbsを用い
てユーザの秘密鍵Ksuを暗号化し、 Cksukbs=E(Kbs,Ksu) 広告、カタログ、製品説明、料金価格表等の情報に基づ
いて注文内容、支払金額、クレジットカード番号等の事
項Muを発注書にユーザ42の秘密鍵Ksuを用いて暗号
化して記入し、 Cmuksu=E(Ksu,Mu) 必要に応じて事項Muを圧縮文書muにしてユーザ42の
専用鍵Kvuを用いてデジタル署名を行い、 Smukvu=E(Kvu,mu) ユーザ42の公開鍵Kbuを添付してネットワーク47を
経由して小売店43に送信する。
【0071】発注書等を受け取った小売店43は、小売
店43の専用鍵Kvsを用いてユーザ42の暗号化秘密鍵
Cksukbsを復号化し、 Ksu=D(Kvs,Cksukbs) 復号化されたユーザ42の秘密鍵Ksuを用いて暗号化発
注書Cmuksuを復号化し、 Mu=D(Ksu,Cmuksu) 受注処理を実行する。さらにユーザ42が添付した公開
鍵Kbuを用いてユーザ42のデジタル署名Smukvuを確
認し、 mu=D(Kbu,Smukvu) ユーザ42にネットワーク47を経由してレシートを返
信する。このシステムでは、発注書に記入されるクレジ
ットカード番号を暗号化して送付しているためクレジッ
ト番号の盗用を防止することができる。
【0072】また、小売店43が発注書フォーマット、
クレジットカードフォーマット、広告、カタログ、予告
編、製品説明、データベースの内容紹介や目次/料金表
/価格表などのデジタルデータMs1を圧縮文書ms1と
し、これに小売店43の専用鍵Kvsを用いてデジタル署
名を行い、 Sms1kvs=E(Kvs,ms1) 小売店43の公開鍵Kbsを添付して放送し、ユーザが小
売店43の公開鍵Kbsを用いてデジタル署名Sms1kvsを
確認 ms’=D(Kbs,Smskvs) するようにすることにより、取引がより確実なものとな
る。
【0073】[第9実施例](b)に示された電子小切
手による決済において、金融機関44はデジタルデータ
である無記載小切手フォーマットMfに金融機関44の
公開鍵Kbfを添付して衛星41あるいはCATV回線を
経由して放送する。無記載小切手フォーマットMfを受
信したユーザ42は、金融機関の公開鍵Kbfを用いてユ
ーザ42の秘密鍵Ksuを暗号化し、 Cksukbf=E(Kbf,Ksu) 支払先と支払金額についての事項Muをユーザ42の秘
密鍵Ksuを用いて暗号化して記入し、 Cmuksu=E(Ksu,Mu) 必要に応じて事項Muを圧縮文書muとし、これにユーザ
42の専用鍵Kvuを用いてデジタル署名を行って Smukvu=E(Kvu,mu) ユーザ42の公開鍵Kbuと、金融機関44の公開鍵Kbf
で暗号化されたユーザ42の暗号化秘密鍵Cksukbfを添
付してネットワーク47を経由して金融機関44に送信
する。
【0074】記載済み小切手を受け取った金融機関44
は、金融機関の専用鍵Kvfを用いてユーザ42の暗号化
秘密鍵Cksukbfを復号化し、 Ksu=D(Kvf,Cksukbf) 復号化されたユーザの秘密鍵Ksuを用いて支払先と支払
金額の暗号化データCmuksuを復号化し、 Mu=D(Ksu,Cmuksu) 記載された内容を確認し、為替交換処理を実行する。さ
らにデジタル署名Smukvuが有るものはユーザ42が添
付した公開鍵Kbuを用いてユーザ42を確認し、 mu’=D(Kbu,Smuksu) 確認書Ms2をユーザ42が添付した公開鍵Kbuを用いて
暗号化し、 Cms2kbu=E(Kbu,Ms2) ネットワーク47を経由してユーザ42に返信する。
【0075】金融機関44からの暗号化確認書Cms2kbu
を受け取ったユーザは、ユーザ42の専用鍵Kvuを用い
て暗号化確認書Cms2kbuを復号化して Ms2=D(Kvu,Cms2kbu) 内容を確認する。このシステムによれば、支払先と支払
金額を暗号化して小切手に記入しているため小切手に記
載された内容の盗用を防止することができる。
【0076】また、デジタルデータである無記載小切手
フォーマットMfを圧縮文書mfとし、これに金融機関4
4の専用鍵Kvfを用いてデジタル署名を行い、 Smfkvf=E(Kvf,mf) 金融機関44の公開鍵Kbfを添付して放送し、ユーザが
金融機関44の公開鍵Kbfを用いてデジタル署名Smskv
fを確認 mf’=D(Kbf,Smfkvf) するようにし、さらに確認書Msを圧縮文書msとし、こ
れにユーザが添付した公開鍵Kbuを用いてデジタル署名
を行う Smskbu=E(Kbu,ms) ようにすることにより、金融機関が記入者を確認するこ
とができる。
【0077】[第10実施例](c)に示されたメーカ
等の卸売店45において、卸売店45は見積依頼書フォ
ーマットMw1を圧縮データmw1としこれに卸売店45の
専用鍵Kvwを用いてデジタル署名を行い、 Smw1kvw=E(Kvw,mw1) 卸売店45の公開鍵Kbwを添付して衛星41あるいはC
ATV回線を経由して放送する。放送された見積依頼書
フォーマットMw1と卸売店45の公開鍵Kbwを受け取っ
た小売店であるユーザ42は、見積依頼書Muを卸売店
45の公開鍵Kbwを用いて暗号化し、 Cmukbw=E(Kbw,Mu) ネットワーク47を経由して卸売店45に送信する。こ
のとき、必要に応じて見積依頼書Muを圧縮データmuと
し、これにユーザ42の専用鍵Kvuを用いてデジタル署
名を行って、 Smkvu=E(Kvu,mu) ユーザ42の公開鍵Kbuとともに卸売店45に送信す
る。
【0078】暗号化見積依頼書Cmukbwを受け取った卸
売店45は、卸売店45の専用鍵Kvwを用いて暗号化見
積依頼書Cmukbwを復号化し、 Mu=D(Kvu,Cmukbw) 記載された見積依頼内容Muを確認し、見積作業を実行
する。さらにデジタル署名Smkvuがされている場合には
送信されたユーザ42の公開鍵Kbuを用いてデジタル署
名を確認し、 mu=D(Kbu,Smkvu) 見積依頼書を確認する。見積作業を行った卸売店45
は、見積書Mw2をユーザ42の公開鍵Kbuを用いて暗号
化し、 Cmw2kbu=D(Kbu,Mw2) ネットワーク47を経由してユーザ42に送信する。
【0079】卸売店45の暗号化見積書Cmw2kbuを受け
取ったユーザ42は、ユーザ42の専用鍵Kvuを用いて
復号化する。 Mw2=D(Kvu,Cmw2kbu) このシステムによれば、公開鍵と専用鍵を使用している
ため、見積書の内容が盗用されるおそれがなく、ユーザ
毎に異なる見積を行うことができる。
【0080】これら(a)〜(c)に示されたシステム
においては、秘密性を要しない各種フォーマット及び広
告とを衛星放送あるいはCATV放送によって放送する
ため、データの送信を効果的に行うことができる。
【0081】以上説明したように、本発明の暗号鍵シス
テムを用いることによりこれまで別々にシステムとして
存在してきたテレビジョン放送あるいは音声放送等の一
般的な情報メディアとコンピュータを用いたデータ通信
メディアとを融合したマルティメディアシステムを実現
することができる。以下、マルティメディアシステムを
実現した具体的な構成を説明する。
【0082】現行のテレビジョン放送は地上波放送、衛
星放送あるいはCATV放送によりアナログ方式で行わ
れ、一方最も一般的なデータ通信回線は電線を利用した
公衆回線である。このようなシステム構成においてビデ
オオンデマンドを実現するシステムとして基本的な構成
は図2に示された第1実施例の暗号鍵システムを利用す
ることができる。放送局はアナログテレビジョン放送番
組の垂直帰線期間の走査線にあるいは音声帯域の副音声
帯域に多重して放送局の公開鍵Kbbを放送する。
【0083】テレビジョン番組利用希望者は自分の秘密
鍵Ksuを放送された放送局の公開鍵Kbbを用いて暗号化
し、 Cksukbb=E(Kbb,Ksu) 暗号化秘密鍵Cksukbbを通信回線を経由して放送局に送
信して利用申込を行う。
【0084】放送局は放送局の専用鍵Kvbを用いて利用
希望者の暗号化秘密鍵Cksukbbを復号化し、 Ksu=D(Kvb,Cksukbb) 復号された秘密鍵Ksuを用いて放送番組をスクランブル
し、放送する。
【0085】利用希望者は自分の秘密鍵Ksuを用いてス
クランブルされた放送番組のスクランブルを解除して利
用する。このような構成を採ることにより、利用希望者
以外の者が番組を利用することは不可能になる。
【0086】このようなシステム構成においてビデオオ
ンデマンド及びペイパービューを実現するシステムとし
て基本的な構成は図4に示された第4実施例あるいは第
5実施例の暗号鍵システムを利用することができる。放
送局31はアナログテレビジョン放送番組の垂直帰線期
間の走査線に、あるいは音声帯域の副音声帯域に多重し
て放送局31の公開鍵Kbbを用いて放送局31の秘密鍵
Ksbを暗号化し、 Cksbkbb=E(Kbb,Ksb) 通信回線37を経由して放送する。
【0087】テレビジョン番組利用希望者38は自分の
公開鍵Kbuを通信回線37を経由して放送局31に送信
して利用申込を行う。放送局31は放送局の秘密鍵Ksb
を用いて放送番組をスクランブルし、通信回線37を経
由して放送する。そのとき放送局31の専用鍵Kvbが利
用希望者38の公開鍵Kbuで暗号化され Ckvbkbu=E(Kbu,Kvb) 通信回線37を経由して放送される。
【0088】利用希望者38は自分の専用鍵Kvuを用い
て放送局31の暗号化専用鍵Ckvbkbuを復号化し、 Kvb=D(Kvu,Ckvbkbu) 復号された放送局31の専用鍵Kvbを用いて放送局31
の暗号化秘密鍵Cksbkbbを復号化し、 Ksb=D(Kvb,Cksbkbb) 復号された放送局31の秘密鍵Ksbを用いてスクランブ
ルされた放送番組のスクランブルを解除して利用する。
このような構成を採ることにより、利用希望者以外の者
が番組を利用することは不可能になる。
【0089】さらに、この暗号鍵システムは最近盛んに
行われているテレビジョン放送と電話とを組み合わせた
テレビショッピングにも適用することができる。現在行
われているアナログテレビジョン放送を利用したテレビ
ジョンショッピングは、テレビジョン画面に商品紹介と
販売方法を表示し、利用者は販売方法に関する情報を手
で記録し、記録された情報に基づいて電話を用いて購入
申込を行っている。これに対して、本発明の暗号鍵シス
テムにおいてはアナログテレビジョン放送の垂直帰線期
間の走査線あるいは音声帯域の副音声帯域に発注書フォ
ーマット、小切手フォーマットのデータを多重して送信
することを提案する。一方、パーソナルコンピュータと
テレビジョン装置を一体化したパソコンテレビと呼ばれ
る装置、あるいはICカード、PCカードあるいは挿入
ボードとして実現されるビデオキャプチャ装置とパーソ
ナルコンピュータを組み合わせた装置により、テレビジ
ョン画像を取り込むことが行われている。
【0090】これらの発注書フォーマット、小切手フォ
ーマットの多重データとビデオキャプチャ装置を組み合
わせることにより電子的にテレビショッピングを行うこ
とができる。このテレビショッピングにおいて、テレビ
ショッピングの商品紹介画面が放送されているときに、
垂直帰線期間の走査線あるいは音声帯域の副音声帯域で
発注書フォーマット、小切手フォーマットがデータ多重
されて放送される。購入を希望する商品の紹介画面が表
示されているときに、利用者が操作をするとその静止画
面とともに発注書フォーマット、小切手フォーマットの
データが取り込まれる。利用者は取り込まれた発注書フ
ォーマット、小切手フォーマットに必要事項を記入し、
購入申込を行う。このとき取引の安全性を図るために第
1実施例から第5実施例に説明されたシステムにより、
公開鍵方式あるいは秘密鍵方式による暗号化及びデジタ
ル署名が行われる。このとき、発注書及び小切手ととも
に商品紹介の静止画面を添付して購入申込を行うように
すれば、取引内容の確認を行うことができる。
【0091】簡易な方法としては、発注書フォーマット
及び小切手フォーマットもテレビジョン画像として送信
し、静止画面として取り込まれた発注書フォーマット及
び小切手フォーマットに必要事項を記入するようにして
もよい。また、発注書フォーマット及び小切手フォーマ
ットは音声帯域の副音声帯域に多重されるファクシミリ
放送で送信することもできる。
【0092】このような方法を採用することにより、テ
レビショッピングにより、現行のアナログテレビジョン
方式によっても電子情報交換(EDI)を利用した電子
マーケットを実現することができる。
【0093】これらのビデオオンデマンドシステム及び
ペイパービューシステムはアナログテレビジョン放送以
外のデジタルテレビジョン放送に対しても適用可能であ
る。通信回線としてCATV回線を使用した場合には放
送とデータ通信の双方をこのCATV回線のみによって
行うことが可能である。
【0094】また、これらのビデオオンデマンドシステ
ム及びペイパービューシステムは、低速の一般公衆回線
あるいは高速のISDN(Integrated Services Digita
l Network)回線を利用したコンピュータ通信ネットワ
ークシステム、さらには複数のコンピュータ通信ネット
ワークシステムを接続したインターネットシステムにお
いて行われている高品質音声データ及び動画データの送
受信に対しても適用可能である。
【0095】使用する装置としてはテレビジョン受像装
置に受信装置及び通信装置を組み込むこともできるが、
セットトップボックス等を用いて別体に構成することも
できる。また、最近徐々に普及しつつあるパーソナルコ
ンピュータとテレビジョン装置を一体化したパソコンテ
レビと呼ばれる装置、あるいはパーソナルコンピュータ
にテレビジョン信号を送り込むICカード、PCカード
あるいは挿入ボードとして実現されるビデオキャプチャ
装置を組み合わせて構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先願発明の暗号鍵システムの構成図。
【図2】本願発明第1実施例の暗号鍵システムの構成
図。
【図3】本願発明第2実施例の暗号鍵システムの構成
図。
【図4】本願発明第3実施例及び第4実施例の暗号鍵シ
ステムの構成図。
【図5】本願発明を応用した第5実施例の構成図。
【符号の説明】
1,11 放送局 2,12 データベース 3,13,23 課金センタ 4,14,24,34 受信装置 5,15,25,35 データ通信装置 6,16 電波 7,17,27,37,47 通信回線 8,18,28,38 ユーザ端末装置 21,31 CATV局 33 管理センタ 41 人工衛星 42 ユーザ 43 小売店 44 金融機関 45 卸売店
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/167 8842−5J H04L 9/00 601F H04N 7/167 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局、データベース、受信装置、デー
    タ通信装置及びユーザ端末装置から構成される暗号鍵シ
    ステムであって:前記暗号鍵システムは、 前記データベースと前記放送局との間は専用回線等のオ
    ンライン通信手段あるいはフレキシブルディスク等のオ
    フライン手段で接続され;前記データベースと前記デー
    タ通信装置の間は通信回線で接続され;前記放送局と前
    記受信装置の間は電波で接続され;前記受信装置と前記
    ユーザ端末装置との間及び前記データ通信装置と前記ユ
    ーザ端末装置との間は直接にオンライン手段であるいは
    フレキシブルディスク等のオフライン手段で接続され;
    前記データベースは公開鍵と専用鍵を用意して前記放送
    局に前記公開鍵を供給し;前記放送局は受け取った前記
    公開鍵を放送し;前記受信装置は受信した前記公開鍵を
    前記ユーザ端末装置に転送し;前記ユーザ端末装置は転
    送された前記公開鍵を保存し;ユーザは希望するデータ
    の利用を申し込む際にユーザの秘密鍵を前記受信した公
    開鍵を用いて暗号化して前記データベースに送信し;デ
    ータの利用申込を受けた前記データベースは、前記ユー
    ザの前記秘密鍵を前記専用鍵を用いて復号化し、復号さ
    れた前記ユーザの前記秘密鍵を用いてデータを暗号化
    し、前記通信回線を経由して前記データ通信装置に送信
    し;前記ユーザは受け取ったデータを前記ユーザ端末装
    置に転送し、前記秘密鍵を用いてデータを復号化する暗
    号鍵システム。
  2. 【請求項2】 前記公開鍵に前記データベースのデジタ
    ル署名がなされているクレーム1の暗号鍵システム。
  3. 【請求項3】 CATV放送局、課金センタ、受信装
    置、データ通信装置及びユーザ端末装置から構成される
    暗号鍵システムであって:前記暗号鍵システムは、 前記CATV放送局と前記受信装置の間及び前記CAT
    V放送局と前記データ通信装置の間はCATV回線で接
    続され;前記受信装置と前記ユーザ端末装置との間及び
    前記データ通信装置と前記ユーザ端末装置との間は直接
    にオンライン手段によってあるいはフレキシブルディス
    ク等のオフライン手段で接続され;ユーザはユーザの公
    開鍵をCATV放送局に予め登録するか又は利用申込時
    に提示し;前記CATV放送局はテレビジョン番組をC
    ATV放送局の前記秘密鍵を用いて暗号化し、利用申込
    を行った前記ユーザの公開鍵を用いて前記CATV放送
    局の利用許可鍵である秘密鍵を暗号化してCATV回線
    を経由して放送し;前記ユーザは前記受信装置で前記テ
    レビジョン番組及び前記秘密鍵を受信し、前記公開鍵に
    対応する専用鍵を用いて前記秘密鍵を復号化し、復号さ
    れた前記秘密鍵でテレビジョン番組を復号化する暗号鍵
    システム。
  4. 【請求項4】 CATV放送局、データ管理センタ、受
    信装置、データ通信装置及びユーザ端末装置から構成さ
    れる暗号鍵システムであって:前記暗号鍵システムは、 前記CATV放送局と前記データ管理センタの間は専用
    回線等のオンライン通信手段あるいはフレキシブルディ
    スク等のオフライン手段で接続され;前記CATV放送
    局と前記受信装置の間及び前記CATV放送局と前記デ
    ータ通信装置の間はCATV回線で接続され;前記受信
    装置と前記ユーザ端末装置との間及び前記データ通信装
    置と前記ユーザ端末装置との間は直接にオンライン手段
    であるいはフレキシブルディスク等のオフライン手段で
    接続され;前記データ管理センタは公開鍵と供給するデ
    ータ各々の秘密鍵を用意し前記CATV放送局に供給
    し;前記CATV放送局は前記データ管理センタの公開
    鍵を用いて前記データ管理センタの秘密鍵を暗号化して
    放送し;ユーザは前記データ通信装置を用いて前記CA
    TV回線を経由し前記CATV放送局を介して前記デー
    タ管理センタにデータの利用を申し込むとともに前記ユ
    ーザの公開鍵を送信し;前記データ管理センタは前記デ
    ータ各々の秘密鍵を用いて各々のデータを暗号化し、前
    記ユーザの公開鍵を用いて前記データ管理センタの公開
    鍵を暗号化し、暗号化された各々のデータ、暗号化され
    た前記データ管理センタの公開鍵及びデータ管理センタ
    の専用鍵を前記ユーザに送信し;前記ユーザは前記ユー
    ザの専用鍵を用いて前記データ管理センタの公開鍵を復
    号化し、復号化された前記データ管理センタの公開鍵を
    用いて暗号化された前記データ各々の秘密鍵を復号化
    し、複合化された前記データ各々の秘密鍵を用いて前記
    各々のデータを復号化する暗号鍵システム。
  5. 【請求項5】 前記公開鍵に前記データ管理センタのデ
    ジタル署名がなされているクレーム4の暗号鍵システ
    ム。
  6. 【請求項6】 CATV放送局、データ管理センタ、受
    信装置、データ通信装置及びユーザ端末装置から構成さ
    れる暗号鍵システムであって:前記暗号鍵システムは、 ユーザの公開鍵を予め前記データ管理センタに登録して
    おき;前記データ管理センタは、前記データ管理センタ
    の公開鍵を前記各ユーザの公開鍵を用いて暗号化し、前
    記データ管理センタの専用鍵を用いて前記データ管理セ
    ンタの公開鍵にデジタル署名を行い;暗号化された前記
    データ管理センタの公開鍵及び前記データ管理センタの
    デジタル署名をCATV放送局に送信し;前記CATV
    放送局は暗号化された前記データ管理センタの公開鍵及
    びデジタル署名を放送し;前記ユーザは前記ユーザの公
    開鍵を用いて受信した前記データ管理センタの暗号化公
    開鍵を復号化するとともに前記復号化されたデータ管理
    センタの公開鍵を用いてデジタル署名を確認する暗号鍵
    システム。
  7. 【請求項7】 さらに、各ユーザの暗号化されていない
    ユーザ識別情報が暗号化された前記データ管理センタの
    公開鍵に付与して放送されるクレーム6の暗号鍵システ
    ム。
  8. 【請求項8】 CATV放送局、データ管理センタ、受
    信装置、データ通信装置及びユーザ端末装置から構成さ
    れる暗号鍵システムであって:前記暗号鍵システムは、 ユーザは前記データ管理センタにデータの利用を要求す
    る毎に前記ユーザの公開鍵を前記データ管理センタに提
    示し;前記ユーザからのデータ利用要求を受けた前記デ
    ータ管理センタは利用要求されたデータを前記ユーザの
    公開鍵を用いて暗号化して前記CATV放送局に送信
    し;前記CATV放送局は受け取った前記暗号化された
    データを放送し;放送された前記暗号化データを受信し
    た前記ユーザは前記暗号化データを前記ユーザの専用鍵
    を用いて復号化する暗号鍵システム。
JP34609595A 1994-12-13 1995-12-11 暗号鍵システム Expired - Lifetime JP3850058B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34609595A JP3850058B2 (ja) 1994-12-13 1995-12-11 暗号鍵システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30929294 1994-12-13
JP6-309292 1994-12-13
JP34609595A JP3850058B2 (ja) 1994-12-13 1995-12-11 暗号鍵システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006082675A Division JP4386898B2 (ja) 1994-12-13 2006-03-24 暗号鍵システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08288940A true JPH08288940A (ja) 1996-11-01
JP3850058B2 JP3850058B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=26565907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34609595A Expired - Lifetime JP3850058B2 (ja) 1994-12-13 1995-12-11 暗号鍵システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3850058B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001053699A (ja) * 1999-08-11 2001-02-23 Hitachi Ltd デジタル放送システム、移動体端末および情報サービスステーション
WO2001073752A1 (fr) * 2000-03-28 2001-10-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Moyen de stockage, procede de distribution et dispositif de sortie vocale
JP2002503422A (ja) * 1997-06-06 2002-01-29 トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド スクランブルされたイベントに対するアクセスを管理する方法
JP2002532977A (ja) * 1998-12-08 2002-10-02 イルデト・アクセス・ベー・フェー 情報信号を処理するためのシステム
JP2002319933A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Sony Corp 通信システム
US7225161B2 (en) * 2001-12-21 2007-05-29 Schlumberger Omnes, Inc. Method and system for initializing a key management system
JP2007189631A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Sony Corp 電子機器、及び、コンテンツ配信システム
JP2007528668A (ja) * 2004-03-09 2007-10-11 トムソン ライセンシング マルチチャネル許可管理及び制御を介したセキュアなデータ送信
JP2007306568A (ja) * 2007-05-09 2007-11-22 Intarsia Software Llc 電子透かしを利用するデジタルコンテンツ管理システム
JP2008053768A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Kddi Corp コンテンツ配信方法、コンテンツ配信サーバ、放送局サーバ及び端末
US7359511B2 (en) 2000-12-18 2008-04-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encryption transmission system
US7519811B1 (en) 1998-05-12 2009-04-14 Sony Corporation Data transmission controlling method and data transmission system
JP2010193506A (ja) * 2010-04-14 2010-09-02 Intarsia Software Llc データコンテンツ流通システム
JP2015115921A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 満男 江口 暗号通信向け画像圧縮伸長方法及び装置、プログラム、並びに記憶媒体
WO2019160085A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 日本電気株式会社 情報処理制御装置、情報通信装置、情報通信システム、端末、方法、プログラム、記録媒体

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002503422A (ja) * 1997-06-06 2002-01-29 トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド スクランブルされたイベントに対するアクセスを管理する方法
US7865946B2 (en) 1998-05-12 2011-01-04 Sony Corporation Data transmission controlling method and data transmission system
US7519811B1 (en) 1998-05-12 2009-04-14 Sony Corporation Data transmission controlling method and data transmission system
JP2002532977A (ja) * 1998-12-08 2002-10-02 イルデト・アクセス・ベー・フェー 情報信号を処理するためのシステム
JP4726299B2 (ja) * 1998-12-08 2011-07-20 イルデト・ベー・フェー 情報信号を処理するためのシステム
JP2001053699A (ja) * 1999-08-11 2001-02-23 Hitachi Ltd デジタル放送システム、移動体端末および情報サービスステーション
WO2001073752A1 (fr) * 2000-03-28 2001-10-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Moyen de stockage, procede de distribution et dispositif de sortie vocale
US7359511B2 (en) 2000-12-18 2008-04-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encryption transmission system
JP2002319933A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Sony Corp 通信システム
US7225161B2 (en) * 2001-12-21 2007-05-29 Schlumberger Omnes, Inc. Method and system for initializing a key management system
JP2007528668A (ja) * 2004-03-09 2007-10-11 トムソン ライセンシング マルチチャネル許可管理及び制御を介したセキュアなデータ送信
JP2007189631A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Sony Corp 電子機器、及び、コンテンツ配信システム
JP4529909B2 (ja) * 2006-01-16 2010-08-25 ソニー株式会社 電子機器、及び、コンテンツ配信システム
JP4587399B2 (ja) * 2006-08-22 2010-11-24 Kddi株式会社 コンテンツ配信方法及びシステム
JP2008053768A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Kddi Corp コンテンツ配信方法、コンテンツ配信サーバ、放送局サーバ及び端末
JP2007306568A (ja) * 2007-05-09 2007-11-22 Intarsia Software Llc 電子透かしを利用するデジタルコンテンツ管理システム
JP4676457B2 (ja) * 2007-05-09 2011-04-27 インターシア ソフトウェア エルエルシー 電子透かしを利用するデジタルコンテンツ管理システム
JP2010193506A (ja) * 2010-04-14 2010-09-02 Intarsia Software Llc データコンテンツ流通システム
JP2015115921A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 満男 江口 暗号通信向け画像圧縮伸長方法及び装置、プログラム、並びに記憶媒体
WO2015093254A1 (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 満男 江口 暗号通信向け画像圧縮伸長方法及び装置、プログラム、並びに記憶媒体
US9883215B2 (en) 2013-12-16 2018-01-30 Lightron International Co., Ltd. Method and device for compressing and expanding image intended for encrypted communication, program, and storage medium
WO2019160085A1 (ja) * 2018-02-16 2019-08-22 日本電気株式会社 情報処理制御装置、情報通信装置、情報通信システム、端末、方法、プログラム、記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3850058B2 (ja) 2006-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4386898B2 (ja) 暗号鍵システム
US5740246A (en) Crypt key system
US20030012385A1 (en) Data copyright management system
US20140040142A1 (en) Data copyright management system
US8724808B2 (en) Method for secure distribution of digital data representing a multimedia content
US6449717B1 (en) Data copyright management system
JP4944256B2 (ja) データ著作権管理装置
EP0709760B1 (en) Data copyright management system
US6055314A (en) System and method for secure purchase and delivery of video content programs
US6789197B1 (en) Apparatus for data copyright management system
JPH07283809A (ja) 暗号鍵システム
JPH08329011A (ja) データ著作権管理システム
JP3850058B2 (ja) 暗号鍵システム
JPH08185448A (ja) データ著作権管理システム及びデータ著作権管理装置
JP2002044071A (ja) 受信方法
JP3893256B2 (ja) ネットワーク動画像配信方法とそのシステム、及びネットワーク動画像配信プログラムとこのプログラムを記録した記録媒体。
JP4431306B2 (ja) 端末装置、テレビジョン会議データ管理方法、およびプログラム
JP3762691B2 (ja) デジタル放送システム、デジタル放送システムにおける電子通貨の処理方法、及び、受信端末
JP4030486B2 (ja) 端末装置、ディジタルキャッシュ管理システム
JP4427395B2 (ja) データ管理方法およびデータ管理装置
JP4205754B2 (ja) データ管理方法
JP2006325246A (ja) デジタルキャッシュ管理システム
JP4099461B2 (ja) データ著作権管理装置
JP2000152211A (ja) 有料放送システムおよびそのシステムに用いる受信機
JP2003242286A (ja) 端末装置、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050524

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050715

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20051115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060324

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term