JP4529909B2 - 電子機器、及び、コンテンツ配信システム - Google Patents

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本発明は、暗号化されたコンテンツを受信して復号する電子機器、及び、暗号化されたコンテンツを配信するコンテンツ配信システムに関する。
多チャンネルの有料放送を行うシステムとしては、わが国においてはBS(Broadcasting Satellite),CS(communication Satellite)を用いたデジタル放送が既に実用化されている。他の諸外国にあってもほぼ同様の規模の衛星放送システムが開発、実用化されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1記載の発明では、受信アンテナとして径40〜50cm程度のパラボラアンテナ又はそれに相当する大きさの平面アレイアンテナを使用する必要がある。また、アンテナの指向方向を極めて精度よく衛星に向けなければ十分な利得が得られず、受信不能となる問題がある。
そのため、特許文献1では、特定地域内ではロッドアンテナ程度の空中線で受信可能な電力強度が得られるような径を有する一次放射器及び送信アンテナを具備する静止衛星が開示されている。
また、従来、衛星放送で使用している十数GHzのKu波を用いず、衛星において例えばSバンド(2.6GHz等)にリアルタイムに変換し放射することで、鉄道車両等の高速移動体への放送及び通信を容易且つ低コストで実現する鉄道車両用放送サービス提供システム、提供方法が開示されている(例えば、特許文献2)。
現行のデジタル放送の有料配信においては、その視聴端末を使って視聴した有料番組の一覧等を例えば月単位等でまとめて決済機関に送り事後の決済を行うか、あらかじめ決済を済ませて該当の有料放送番組を復号するためのスクランブル復号鍵或いは復号回路に復号を許可する復号許可証を事前に入手し、これを視聴端末に伝送することでスクランブル解除して視聴を可能にする方法がある(例えば、特許文献3)。
特許文献3記載の発明では、有料番組を暗号化して送信している。この番組コンテンツを暗号化するためのスクランブル鍵は、有料番組コンテンツと同時に配信される。特許文献3記載の発明では、無料視聴を回避するため、有料放送では番組を復号するためのスクランブル鍵は、契約鍵と呼ばれるまた別の鍵で暗号化して送信する。有料番組を視聴するに当たっては、視聴履歴や番組を復号するためのスクランブル鍵を取り出すための契約鍵を記録したり、暗号アルゴリズムに基づいて復号作業を行ったりするためのCPUを内蔵したICカード等の装置を利用する。ICカードは、内部の記録内容を読み出し難くするため、外界とICカードとの情報交換インタフェースを狭い範囲に固定され、情報の改竄や不正利用を防止している。
視聴端末に通信機能を持たせるための一般的な方法としては、視聴端末内に公衆回線接続用のモデムを内蔵し、固定電話の回線とモジュラジャックまで電話線ケーブルを敷設して接続する方法がある(例えば、特許文献4)。
特許文献4記載の発明では、視聴端末とモジュラジャックが離れていた場合に配線が困難になることが多く、結果として視聴者が視聴を断念してしまうことがある。特許文献4では、さらに、視聴端末にコードレス電話の子機モジュールを接続し視聴端末と固定電話の回線を不要にする方法が開示されている。
視聴端末と固定電話の回線を不要にする方法には、視聴端末にPHS(登録商標)システムを合体させる方法も開示されている(例えば、特許文献5)。
視聴端末等の固定端末と携帯機器等のモバイル端末と、電子バリューの発行や電子バリューの注文に関する決済処理を行うサーバとを備え、固定端末から視聴履歴を携帯端末に伝送し、携帯端末と決済サーバの間で決済を行い、決済結果を携帯端末から固定端末に戻す方法が開示されている(例えば、特許文献6)。
さらに、従来、携帯電話端末内にスクランブル解除装置と、端末IDを記憶するID記憶部と、視聴許可データから復号鍵を抽出する復号鍵抽出部を組み込み、無線通信回線を介して該携帯電話に接続される復号鍵供給装置から視聴許可データを入手することで有線配線なしに有料放送を視聴できる携帯端末を実現する方法が開示されている(例えば、特許文献7)。
特開平10−308941号公報 特開平2005−130182号公報 特開2003−115835号公報 特開平11−4424号公報 特開平11−187376号公報 特開2004−280851号公報 特開2004−236136号公報
特許文献1及び特許文献2に記載された発明は、静止衛星を利用するということで、有料放送の放送者が衛星の使用量を負担する必要があり、またビル陰など直接衛星を見ることができない場所では、ギャップフィラと呼ばれる補助送信装置を使用する必要があり、この設備の設置、維持費も放送事業者が負担する必要がある。
特許文献3で用いるICカードは形状が大きく端末に内蔵するのは困難である。さらに、契約鍵を保護しないで伝送すると契約鍵を不正に入手され、結果的にスクランブル鍵を取り出され不正視聴を許してしまうため、契約鍵もまた暗号化して伝送する等の保護が必要になる。
特許文献4記載の方式では、視聴端末以外にコードレス電話の子機モジュールが必要になり、視聴に必要な装置数が多くなってしまう。また、特許文献5記載の方式では、PHSが必要になりコスト高になってしまう。
特許文献6記載の方式は、特許文献6で開示されている機能を備えた携帯端末が必要となり、この携帯端末を持たない視聴者は有料番組を視聴することができない。
特許文献7記載の方式は、有料番組を視聴するための有線による公衆回線への接続もなく、また携帯端末だけで視聴できるための視聴者が視聴のため2つの異なる装置を用意する必要はないが、特許文献7では開示されていない復号鍵供給装置と決済処理を行うシステム間での情報のやりとりが発生する。復号鍵供給装置と決済処理を行うシステム間で交換される情報は課金情報であるため、復号鍵供給装置が秘匿性の高い装置である必要がある。さらに、復号鍵抽出部も不正に鍵が抽出されないよう高度な秘匿性が要求される。また、特許文献7で開示されている方式では、復号鍵が不正に利用されないよう端末IDとの関連づけを行っているが、視聴許可データが保護されていないと視聴許可データ内の端末ID部分を改竄され正当な端末以外での視聴が許可される可能性がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、コンテンツの復号鍵を安全に送信するコンテンツ配信装置、及び、コンテンツの復号鍵を安全に受信する電子機器を提供することを目的としている。
上述した目的を達成するため、本発明を適用した電子機器は、デジタル放送信号を受信可能なデジタル放送網を介して第1の暗号化鍵により暗号化されたコンテンツと第2の暗号化鍵により暗号化された第1の暗号化鍵とを受信する受信部と、第1の暗号化鍵により暗号化されたコンテンツを復号する復号化部と、通信網を介して電子商取引の決済情報を伝送する通信部と、電子バリューの残額が記録され、外部から情報の読み出しが不可能な半導体集積回路からなり、通信部を介して受信した決済情報に基づき電子商取引の決済を行う決済処理部とを備え、決済処理部は、第1の暗号化鍵を復号するための復号計算式を保有し、デジタル放送信号のコンテンツの購入要求がなされた場合に上記通信部を介して受信した決済情報に基づき半導体集積回路に記録された電子バリューが減算されるとともに、通信部を介して電子商取引処理用のプロトコルに従って取得した第2の暗号化鍵を用いて、受信部を介して受信した第1の暗号化鍵を復号計算式により復号し、復号化部は、決済処理部が復号した第1の暗号化鍵を用いて、受信部を介して受信したコンテンツを復号する。
また、本発明を適用したコンテンツ配信システムは、第1の暗号化鍵を用いてコンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化部と、第2の暗号化鍵を用いて第1の暗号化鍵を暗号化する鍵暗号化部と、暗号化されたコンテンツと、暗号化された第1の暗号化鍵を多重化して不特定多数のユーザに送信する送信部とを備えたコンテンツ送信装置と、デジタル放送信号を受信可能なデジタル放送網を介して第1の暗号化鍵により暗号化されたコンテンツと、第2の暗号化鍵により暗号化された第1の暗号化鍵とを受信する受信部と、第1の暗号化鍵を用いて暗号化されたコンテンツを復号する復号化部と、通信網を介して電子商取引の決済情報を伝送する通信部と、電子商取引の残額が記録され、外部から情報の読み出しが不可能な半導体集積回路からなり、通信部を介して受信した決済情報に基づき電子商取引の決済を行う決済処理部と、を備えた携帯端末と、コンテンツの決済処理が成功すると、携帯端末の上記通信部に第2の暗号化鍵を送信する決済処理装置とを有し、決済処理部は、第1の暗号化鍵を復号するための復号計算式を保有し、デジタル放送信号のコンテンツの購入要求がなされた場合に上記通信部を介して受信した決済情報に基づき半導体集積回路に記録された電子バリューが減算されるとともに、通信部を介して電子商取引処理用のプロトコルに従って取得した第2の暗号化鍵を用いて、受信部を介して受信した第1の暗号化鍵を復号計算式により復号し、復号化部は、決済処理部が復号した第1の暗号化鍵を用いて、受信部を介して受信したコンテンツを復号する。
本発明によれば、コンテンツを暗号化した第1の暗号化鍵を第2の暗号化鍵で暗号化し、第2の暗号化鍵を電子商取引で利用される秘匿性の高い通信路で伝送されるため、コンテンツの復号鍵を安全に送信することができる。
以下、図面を参照して本発明を適用したデジタル放送システムについて説明する。図1は本発明を適用したデジタル放送システム1の構成を示すブロック図である。デジタル放送システム1は、デジタル放送を送信するデジタル放送送信装置2と、デジタル放送を受信する携帯端末3と、視聴コンテンツの決済を行う決済システム4とを備え、デジタル放送送信装置2と携帯端末3と決済システム4とは広域ネットワークに接続されている。
デジタル放送システム1は、例えば、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial)方式を用いてデジタル放送を行う。ISDB−T方式は、1999年に策定された地上波デジタル放送の技術基準である。ISDB−T方式の最大の特徴は、1つの放送チャンネルを多重構造としたことにある。すなわち、ISDB−T方式では、1事業者に割り当てられる約5.75MHzの周波数帯域(チャンネル)内に、「セグメント」と呼ばれる伝送単位(帯域幅約429KHz)を13個多重化する。
事業者は、セグメント単位で変調方式を変えることができる。これにより、1つのチャンネルで、音声放送とハイビジョン放送、または、標準固定放送と移動体放送というように、任意の信号構成で配信できる。
また、地上デジタル音声放送では、各々のセグメントを別々の事業者(放送局)に割り当て、別々の番組を放送できるように規格化されている。これは、社団法人電波産業界(ARIB)の規格ARIB STD−B29「地上波デジタル音声の伝送方式」で規定されている。
さらに、規格ARIB STD−B24「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式」によって、デジタル放送では、例えば、文字、静止画、簡易動画などが放送できることが規定されている。
規格ARIB STD−B29「地上デジタル音声放送の伝送方式」において、1つの事業者が複数のセグメントを使用し異なる番組を提供することも可能である。例えば、13セグメント確保できる周波数チャンネルにおいて、1つの事業者が全セグメントを占有し、各セグメントにおいてMPEG4AVC(H.264)を用いた簡易動画放送を行えば、1つの事業者が13番組チャンネルを放送する多チャンネルデジタル放送を実現することができる。
規格ARIB STD−B29は、地上デジタル放送の事業者が、現行のBS(Broadcasting Satellite)、CS(Communicational Satellite)の事業者と同様、専門チャンネル番組パッケージを配信できることを意味している。
地上デジタル音声放送の伝送方式を用いて、番組に暗号化処理を施し、適切な限定受信を施すことで、番組毎に視聴を契約するペイ・パー・ビュー方式及びチャンネル毎に視聴を契約する有料番組配信を、多チャンネルデジタル放送で実現することができる。
また、近年、携帯電話端末には、電子マネーや電子チケットなどの電子バリューを処理する機能を搭載した機種が多数開発されており、有料番組の課金決済にこの機能を利用することでユーザの便宜を図ることが可能である。
本発明を適用したデジタル放送システム1は、携帯端末3向けのデジタル放送送信装置2を利用した上で、さらに携帯端末3に搭載された電子バリュー処理機能を用いて有料番組の課金決済を行う。
図2は、1つのセグメントの放送を実現するためのデジタル放送送信装置2の構成を説明するブロック図である。図2に示すデジタル放送送信装置2は、番組に関する各種情報を格納する番組運行管理部10、番組を撮像するカメラ11、録画済み番組が格納されている番組サーバ12、カメラ11で撮像した番組及び番組サーバ12に格納された番組を圧縮するMPEG(Moving Picture Expert Group)エンコーダ、MPEGエンコーダ13に送る映像素材を放送スケジュールにあわせて切り換えるスイッチャ14、番組表を生成する番組表生成部15、データ放送番組内容が格納されたデータ放送番組サーバ16、データ放送番組サーバ16に格納されたデータ放送を送出するデータ放送送出部17、データ放送と番組表と番組特定情報と番組内容とを多重化する多重化部18、番組内容を暗号化する暗号化部19を備える。
番組運行管理部10は、事業者が放送する番組に関する各種情報を格納している。番組運行管理部10は、スイッチャ14を制御して、カメラ11で撮像した番組、若しくは、番組サーバ12に格納された録画済み番組を、MPEGエンコーダ13に出力させる。MPEGエンコーダ13は、入力した番組を圧縮し、多重化器へ送出する。なお、ここでいうMPEGには、MPEG4−AVC(H.264)が含まれる。また、音声においてもAAC(Advanced Audio Coding)などの圧縮形式が含まれる。
1つのセグメントで複数の映像及び音声を伝送する場合、複数のMPEGエンコーダ13が同時に制御され、複数の番組が同時にMPEG−TS(MPEG-Transport Stream)化される。
また、番組運行管理部10は、番組表生成部15、データ放送送出部17を制御し、番組表生成部15が生成した番組表、データ放送送出部17がデータ放送番組サーバ16から読み出したデータ放送を多重化部18に出力させる。多重化部18は、MPEGエンコーダ13から入力した番組、番組表生成部15から入力した番組表、データ放送送出部17から入力したデータ放送を多重化する。
暗号化部19は、番組を暗号化するためのスクランブル鍵を生成し、そのスクランブル鍵に基づいて番組を暗号化すると同時に、ECM(Entitlement Control Message)と呼ばれるパケットを生成する。ECMには、スクランブル鍵と有料放送の加入者番号などの視聴条件情報とを、契約鍵で暗号化したデータが格納されている。
暗号化部19の後段には、図3に示すように、複数のセグメントを多重化するセグメント多重化部20が設けられている。セグメント多重化部20は、セグメントを多重化した後、多重化したセグメントに、例えば、OFDM変調(直交波周波数分割多重;Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などのデジタル変調を施す。アップコンバータ21は、多重化されたセグメントの周波数を上昇させる。電力増幅部22は、アップコンバータ21から出力された信号を増幅する。アンテナは、電力増幅部22から出力された信号を送信する。
図3では、1つの周波数チャネルに8式のデジタル放送送信装置2が接続されているので、8セグメント(8番組チャネル)が多重化されるようになっている。規格としては、最大13セグメントの放送が可能である。
すなわち、デジタル放送システム1では、最大13種類の専門チャンネルを開設したり、12チャンネルの専門チャンネルと1チャンネルのパッケージ総合案内チャンネルとを含む放送システムを開設したりすることができる。
なお、専門チャンネルとは特定の映画、音楽、ニュースなどを専門に放送するチャンネルを意味し、パッケージとはいくつかのチャンネルを組み合わせたひとまとまりにしたものを意味する。
専門チャンネルパッケージを運用する事業者が提供できるチャンネルが少ない場合には、デジタル放送送信装置2をそれに合わせて減らせばよい。一方、運用するチャンネル数が13を超える場合には、複数のチャンネルを連結して使用することで、事業者は13チャンネルを超えるチャンネルを放送することも可能である。
複数のセグメント、或いは、複数の周波数チャンネルを一体化して運用するプラットフォームにおいては、電子番組表も一体化することが可能である。また、デジタル放送システム1の電波を使って、受信機内の組み込みマイコンの修正プログラムを書き換えることができる。
図4は、デジタル放送を受信する機能を備えた携帯端末3の正面図である。図4に示す携帯端末3は、携帯電話である。携帯端末3は、通話機能の他に、ARIB STD−B29及びARIB STD−B31で規定された1セグメントを用いた携帯端末3向け放送を受信する機能を備える。
携帯端末3は、デジタル放送の画像を表示する表示部30、デジタル放送の音声を出力するスピーカ31、十字キー32や数字キー33、ファンクションキー34などの入力部35、デジタル放送を受信するためのデジタル放送受信回路37を備える。
また、携帯端末3は、半導体メモリの挿入口やUSB(Universal Serial Bus)の接続口などの外部インタフェース36を備え、半導体メモリ、HD(Hard Disk)、光ディスクなどの補助記憶装置38と接続される。
十字キー32は、通常、携帯端末3に内蔵された電話帳の検索などに用いられるが、デジタルテレビジョン放送やデジタル音声放送などのデジタル放送の視聴時には、表示部30に表示された選択項目やリンクの選択に使用される。また、数字キー33は、通常、電話番号のダイヤルに使用するが、デジタル放送の視聴時には、コンテンツ選択などに使用されることもある。また、携帯電話網を用いて配布される有料番組一覧リストから視聴したい番組を選択するときや番組購入を指示するときにも用いられる。
なお、コンテンツや番組の選択画面は、例えば、データ放送で送信される。データ放送は、コンテンツや番組の内容を示す静止画像やコンテンツ管理のリンク情報、番組表などを配信する。
携帯端末3には、電子バリューの処理を行うICチップ(後述する図5のICチップ51)が実装されている。このICチップは、内部にCPU、メモリ、チップ外部との通信インタフェースを持つ。ICチップとICチップの外部、例えば、携帯電話のCPUとの通信による情報交換は、1つの通信インタフェースのみであり、ICチップ外部から内部の情報が読み出せないようになっている。これにより、ICチップに電子バリューの残額、取引履歴、電子バリュー決済システム4との通信方式などが記録されているが、これらが改変されることはない。
このように電子バリューの処理を行うICチップは、秘匿性を備えている。デジタル放送システム1では、電子バリューの処理を行うICチップの秘匿性を利用し、有料番組の鍵の授受を安全に実行することを特徴とする。
電子バリュー用のICチップは、デジタル放送送信装置2から受信したECMを復号するための復号計算式を保存している。ICチップは、決済システム4からECMを復号する契約鍵を入手し、復号計算式を利用してECMを復号する。そして、ICチップは、ECMを復号してスクランブル鍵を入手する。
図5は、デジタル放送システム1における番組の課金システムの構成を示している。番組の課金システムでは、デジタル放送送信装置2の暗号化部19と、契約鍵を生成する契約鍵生成部43と、有料番組の決済を行う決済システム4と、携帯端末3とから構成されている。
デジタル放送送信装置2の暗号化部19は、スクランブル鍵を発生するスクランブル鍵発生部40と、番組コンテンツをスクランブル鍵で暗号化する番組コンテンツ暗号化部41と、契約鍵生成部43で生成された契約鍵でスクランブル鍵を暗号化し、ECMパケットを生成するスクランブル鍵暗号化部42と、番組コンテンツとECMとを多重化する多重化部44とを備える。暗号化部19が生成したECM及び暗号化した番組は、上述したアンテナを経由して携帯端末3に送信される。
契約鍵生成部43は、暗号化部19の外部にあり、特定の番組のスクランブル鍵を暗号化するための契約鍵を生成する。契約鍵は、暗号化部19のほかに、ネットワーク内の、例えば、仮想専用線を用いて決済システム4に送信される。
決済システム4は、携帯電話網等を通じて、携帯端末3から番組の購入要求を入手すると、決済処理を開始する。決済システム4は、決済処理が成功し、ICチップ51の電子バリューが減算すると同時に、契約鍵生成部43から取得した契約鍵を、携帯端末3に送信する。
このとき、電子バリューの決済に使用される安全なプロトコルを用いて契約鍵を携帯端末3に送信する。このように、電子バリューのための安全な伝送方式を借りることで、特別な機能を追加することなく、契約鍵を安全に送信することができる。
携帯端末3は、図5に示すように、多重化された番組を分離する多重化分離部50と、契約鍵を用いてECMを復号するICチップ51と、ECMを復号化して得られたスクランブル鍵で番組を復号する番組コンテンツ復号化部52と、MPEG圧縮された映像を伸張する映像伸張部53と、MPEG圧縮された音声を伸張する音声伸張部54と、映像を表示する表示部30と、音声を出力するスピーカ31とを備える。
携帯端末3の多重化分離部50は、セグメントに多重化された番組とECMと番組表などを多重化分離する。多重化分離部50は、番組を番組コンテンツ復号化部52に出力し、ECMをICチップ51に出力する。ICチップ51は、決済システム4から取得した契約鍵を用いてECMを復号し、スクランブル鍵を取得する。ICチップ51は、取得したスクランブル鍵を番組コンテンツ復号化部52に出力する。番組コンテンツ復号化部52は、入力したスクランブル鍵を用いて、番組を復号化する。
次いで、図6を参照して、デジタル放送システム1における課金処理の手順について説明する。ユーザが携帯端末3を操作し番組の購入を指示すると(ステップS1)、番組購入要求が携帯電話網を通じて決済システム4に伝送される。決済システム4は、決済処理を開始する(ステップS2)。契約鍵生成部43は、生成した契約鍵をデジタル放送送信装置2と決済システム4に送信する(ステップS3)。決済システム4は、決済処理が成功すると(ステップS4)、携帯端末3に契約鍵を送信する(ステップS5)。
デジタル放送送信装置2は、スクランブル鍵で番組を暗号化するとともに(ステップS6)、スクランブル鍵を契約鍵で暗号化してECMを作成する(ステップS7)。そして、デジタル放送送信装置2は、暗号化した番組とECMとを多重化して携帯端末3に送信する(ステップS8)。
携帯端末3は、受信したECMをICチップ51に転送する。ICチップ51は、ECMを契約鍵で復号してスクランブル鍵を入手する(ステップS9)。ICチップ51は、入手したスクランブル鍵を番組コンテンツ復号化部52に転送する。番組コンテンツ復号化部52は、番組をスクランブル鍵で復号する(ステップS10)。復号化した番組は、MPEG伸張を施すことで視聴可能となる。
以上説明したように、本発明を適用したデジタル放送システム1では、スクランブル鍵を携帯電話網で配布するわけではないため、同一番組内で頻繁にスクランブル鍵を変更しても各携帯端末3に個別にスクランブル鍵を再配布する必要はない。また、契約鍵は、電子バリュー処理用の安全なプロトコルを利用して特定の携帯端末3のみに配布されるため、契約鍵を、例えば、端末IDのような端末を特定するための識別子と関連付ける必要もない。
なお、本実施の形態では、携帯端末3向けの多チャンネルデジタル放送の実現方法としてARIBで規定されているデジタルテレビジョン放送及びデジタル音声方式を元に説明しているが、スクランブル鍵と契約鍵とを分けて管理する方式で利用し、電子バリューの決済情報が秘匿性の高い通信方式で安全に各携帯端末に配信されることを可能であれば、デジタル放送方式に限らず、例えば、インターネット上にあるコンテンツサーバからのコンテンツを携帯端末3で視聴するようなコンテンツ配信の視聴管理にも容易に適用することができる。
本発明を適用したデジタル放送システムの構成を示す模式図である。 本発明を適用したデジタル放送送信装置の構成を示すブロック図である。 複数のセグメントを多重化して放送するシステムの構成を示すブロック図である。 本発明を適用した携帯端末の正面図である。 デジタル放送システムにおける課金システムの構成を示すブロック図である。 デジタル放送システムにおける課金処理の手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 デジタル放送システム、2 デジタル放送送信装置、3 携帯端末、4 決済システム、10 番組運行管理部、13 MPEGエンコーダ、19 暗号化部、20 セグメント多重化部、21 アップコンバータ、22 電力増幅部、23 アンテナ、30 表示部、31 スピーカ、35 入力部、40 スクランブル鍵発生部、41 番組コンテンツ暗号化部、42 スクランブル鍵暗号化部、43 契約鍵生成部、50 多重化分離部、51 ICチップ、52 番組コンテンツ復号化部、53 映像伸張部、54 音声伸張部

Claims (4)

  1. デジタル放送信号を受信可能なデジタル放送網を介して第1の暗号化鍵により暗号化されたコンテンツと第2の暗号化鍵により暗号化された上記第1の暗号化鍵とを受信する受信部と、
    上記第1の暗号化鍵により暗号化されたコンテンツを復号する復号化部と、
    通信網を介して電子商取引の決済情報を伝送する通信部と、
    電子バリューの残額が記録され、外部から情報の読み出しが不可能な半導体集積回路からなり、上記通信部を介して受信した決済情報に基づき電子商取引の決済を行う決済処理部と
    を備え、
    上記決済処理部は、上記第1の暗号化鍵を復号するための復号計算式を保有し、上記デジタル放送信号のコンテンツの購入要求がなされた場合に上記通信部を介して受信した決済情報に基づき上記半導体集積回路に記録された電子バリューが減算されるとともに、上記通信部を介して電子商取引処理用のプロトコルに従って取得した第2の暗号化鍵を用いて、上記受信部を介して受信した第1の暗号化鍵を上記復号計算式により復号し、
    上記復号化部は、上記決済処理部が復号した第1の暗号化鍵を用いて、上記受信部を介して受信したコンテンツを復号する電子機器。
  2. 上記決済処理部は、電子商取引専用の独立した半導体集積回路である請求項1記載の電子機器。
  3. 上記受信部は不特定多数のユーザに送信される放送信号を受信し、上記通信部は電子商取引に利用される秘匿性の高い通信路を利用する請求項1記載の電子機器。
  4. 第1の暗号化鍵を用いてコンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化部と、
    第2の暗号化鍵を用いて第1の暗号化鍵を暗号化する鍵暗号化部と、
    上記暗号化されたコンテンツと、上記暗号化された第1の暗号化鍵を多重化して不特定多数のユーザに送信する送信部と
    を備えたコンテンツ送信装置と、
    デジタル放送信号を受信可能なデジタル放送網を介して上記第1の暗号化鍵により暗号化されたコンテンツと上記第2の暗号化鍵により暗号化された第1の暗号化鍵とを受信する受信部と、
    上記第1の暗号化鍵を用いて上記暗号化されたコンテンツを復号する復号化部と、
    通信網を介して電子商取引の決済情報を伝送する通信部と、
    電子バリューの残額が記録され、外部から情報の読み出しが不可能な半導体集積回路からなり、上記通信部を介して受信した決済情報に基づき電子商取引の決済を行う決済処理部と、
    を備えた携帯端末と、
    上記コンテンツの決済処理が成功すると、上記携帯端末の上記通信部に第2の暗号化鍵を送信する決済処理装置と
    を有し、
    上記決済処理部は、上記第1の暗号化鍵を復号するための復号計算式を保有し、上記デジタル放送信号のコンテンツの購入要求がなされた場合に上記通信部を介して受信した決済情報に基づき上記半導体集積回路に記録された電子バリューが減算されるとともに、上記通信部を介して電子商取引処理用のプロトコルに従って取得した第2の暗号化鍵を用いて、上記受信部を介して受信した第1の暗号化鍵を上記復号計算式により復号し、
    上記復号化部は、上記決済処理部が復号した第1の暗号化鍵を用いて、上記受信部を介して受信したコンテンツを復号するコンテンツ配信システム。
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