JPH08287985A - 電子機器用電気接触子及びその組立方法 - Google Patents

電子機器用電気接触子及びその組立方法

Info

Publication number
JPH08287985A
JPH08287985A JP7115263A JP11526395A JPH08287985A JP H08287985 A JPH08287985 A JP H08287985A JP 7115263 A JP7115263 A JP 7115263A JP 11526395 A JP11526395 A JP 11526395A JP H08287985 A JPH08287985 A JP H08287985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
contactor
electronic device
electric
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7115263A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Narutomi
正徳 成富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Purasu Co Ltd
Original Assignee
Taisei Purasu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Purasu Co Ltd filed Critical Taisei Purasu Co Ltd
Priority to JP7115263A priority Critical patent/JPH08287985A/ja
Publication of JPH08287985A publication Critical patent/JPH08287985A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】接点の可動部に隙間がないように密閉性を確保
し、同時に復元力を保証する。 【構成】電子機器本体の一部の本体部分に両側で射出成
型時の熱で溶融して接合した樹脂製の弾性的面体11に
支持される電気導体の接触子本体10は、弾性的面体1
1が本体部分5と融着する融着部12を結ぶ概ね直線状
の直線部Rの概ね中央部に支持され、直線部は接触子本
体10が押された時懸垂線状に復元可能に変形し、密閉
性と同時に復元力を確保する。弾性的面体11は閉じた
円周部周縁12で本体部分5に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器用電気接触子
及びその組立方法に関する。さらに詳しくは、携帯電話
機などの携帯通信機器を含む電子機器に蓄電池ケース装
着時の電池と内部の制御電子回路の入力端子を接続する
ための電子機器用電気接触子及びその組立方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機などの携帯通信機器を含む電
子機器は、電気接触子を備えている。このような電子機
器は、マルチメディア化されまた携帯化される場合に大
容量の電池を必要とする。大容量の電池は、ケースに一
体物としてまとめられた蓄電池である。着脱式に電子機
器の本体に装着される蓄電池の電極に押圧される電気接
触子が電子機器本体に弾性的に設けられている。
【0003】電気接触子は通常金属である。金属製弾性
材料例えば板ばねで本体に支持された電気接触子が従来
からよく知られている。コイルばねで弾性的に支持され
た接触子も知られている。コイルばねを用いると、ばね
受けのための鍔が接触子の形状として要求され、また、
接触子が抜け出さないように前記鍔に当たる部分がある
本体側の穴を形成する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の弾性
的支持構造によると、成形型が複雑になり組立が煩雑で
あり自動組立機が複雑になる。また、接触子と本体の間
の摺動部の隙間から塵、湿気が入り、内部の制御回路が
永年の内に腐食して動作不良を起こす。特に野外で用い
る機会が多い携帯用通信機器では、特に密閉性が要求さ
れている。
【0005】本発明はこのような技術的背景に基づいて
なされたものであり、下記目的を達成する。
【0006】本発明の目的は、組立容易な電子機器用電
気接触子及びその組立方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、密閉性が完全な電子
機器用電気接触子及びその組立方法を提供することにあ
る。
【0008】本発明の更に他の目的は、動作確実な電子
機器用電気接触子及びその組立方法を提供することにあ
る。
【0009】本発明の更に他の目的は、耐久性がある電
子機器用電気接触子及びその組立方法を提供することに
ある。
【0010】本発明の更に他の目的は、組立容易で密閉
性が完全であり動作確実で耐久性がある電子機器用電気
接触子及びその組立方法を提供することにある。
【0011】本発明の別な目的は、前記電子機器用電気
接触子を組み込んだ電子機器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。
【0013】この発明1の電子機器用電気接触子は、電
子機器本体(5)の一部を形成する本体部分(5a)
と、前記本体部分(5a)に両側で射出成型時の熱で溶
融して接合した樹脂製の弾性的面状体(11)と、前記
弾性的面状体(11)に支持される電気導体の接触子本
体(10)とからなり、前記接触子本体(10)は前記
弾性的面状体(11)が前記本体部分(5a)と融着す
る融着部(12)を結ぶ部分(R)の概ね中央部に支持
され、前記直線部(R)は、前記接触子本体(10)が
押された時に復元可能に変形する。
【0014】この発明2の電子機器用電気接触子は、前
記発明1の電子機器用電気接触子であり、前記弾性的面
状体(11)は閉じた周縁部(12)で前記本体部分
(5a)に支持されている。
【0015】この発明3の電子機器用電気接触子は、前
記発明2の電子機器用電気接触子であり、閉じた前記周
縁部(12)は円周部であり、前記部分(R)は前記円
周部の直径部であるこの発明4の電子機器用電気接触子
は、前記発明2,3から選択される1発明の電子機器用
電気接触子であり、前記弾性面状体(11)の材料は、
熱可塑性エラストマである。
【0016】この発明5の電子機器用電気接触子は、前
記発明2,3から選択される1発明の電子機器用電気接
触子との結合であり、電子機器本体(5)と、前記電子
機器本体(5)に着脱自在な電池ケース(6)と、前記
電池ケース(6)に設けられている電極(9)と、前記
電池ケース(6)が前記電子機器本体(5)に結合され
た時に前記電極(9)が押圧される位置に前記接触子本
体(10)が位置づけられている。
【0017】この発明6の電子機器用電気接触子の組立
方法は、射出成形用組型に電子機器本体(5)の本体部
分(5a)及び電気導体の接触子本体(10)をインサ
ートする工程と、前記本体部分(5a)と前記接触子本
体(10)と前記組型とでキャビティー(C11)を形
成する工程と、前記キャビティー(C11)に弾性材料
を溶融して射出注入する工程とからなる。
【0018】この発明7の電子機器用電気接触子の組立
方法は、前記発明6の電子機器用電気接触子の組立方法
であり、前記接触子本体(10)は前記キャビティー
(C11)を形成しない外側部分(10a)と内側部分
(10b)と前記外側部分(10a)及び内側部分(1
0b)を結合する中間部(10c)であり前記外側部分
(10a)及び前記内側部分(10b)よりも小径であ
る小径部(10c)とから形成され、前記小径部(10
c)の周面により前記キャビティー(C11)が形成さ
れている。
【0019】本発明の目的及びその他の目的並びに解決
手段は、下記実施例によりより明らかにされる。
【0020】
【作用】本発明の電子機器用電気接触子によると、弾性
的面状体が懸垂線状に伸びて変位する。特にこのような
懸垂線を軸心のまわりに回転させてできる懸垂面状に伸
びて変位する。このような変位により対称な弾性力を受
ける。また、完全な防水性がある。無変位状態では弾性
がないが、変位したときは懸垂線効果が付加され復元性
がよい。
【0021】
【実施例】
(実施例1)次に、本発明の実施例について説明する。
図1と図2は本発明の実施例1の電子機器用電気接触子
を示す正面断面図及び平面断面図である。図3は、実施
例1が適用される対象の携帯電話器1を示す斜軸投影図
である。図3に示す電話器本体5には、送受話器2、制
御パネル3、液晶表示部4の各部から構成されている。
制御パネル3は、制御パネル本体7と制御パネル操作部
8とからなる。電話器本体5の裏面側に着脱自在に蓄電
池ケース6が取り付けられている。
【0022】制御パネル本体7は、電話器本体5の1部
であり、いわゆるケーシングの1部である。制御パネル
本体7は、硬質のエンジニアリング・プラスティクス、
例えば、PP、EVA、その他各種のケーシング部材と
して慣用の樹脂材料が用いられている。
【0023】図4は、蓄電池ケース6が電話器本体5即
ちその一部に図示しない係合手段により係合され取り付
けられている状態を示している。電池ケース6には、電
池側電極9,9が少なくとも2体が固定され設けられて
いる。電話器本体5側には本体側電極即ち電気接触子の
電気接触子本体10が出没方向に設けられている。
【0024】電極及び電極の弾性支持構造を拡大して示
す図1に見られるように、各電気接触子本体10は、電
話器本体5の部分本体5aの表面に対して出没自在に即
ち法線方向に電話器本体5に変位自在に弾性的に支持さ
れている。電気接触子本体10は、概ね円柱状、楕円柱
状であるが、電池側電極9に接触する側の頭部は半球状
に形成されている。各電気接触子本体10は、本体部分
5aの格子間の接触子本体挿入穴23に個別に挿入され
ている。
【0025】図1に示すように、各電気接触子本体10
は弾性的な面状体11により本体部分5aに弾性的に支
持され設けられている。面状体11は、面状に薄く形成
され本体部分5aに対して電気接触子本体10の周辺部
を弾性的に支持している。この実施例1では、面状体1
1は本体部分5aに融着している融着部12と電気接触
子本体10の周囲面に接合する接合部13と融着部1
2、接合部13を連続的に結合している平面部14とか
ら構成されている。融着部12は、本体部分5aに融着
する表裏面部に分かれている。
【0026】電気接触子本体10は、電極9側にある半
球状頭部(外側部分)10aと反対側にある円柱状の脚
部10b(内側部分)とこれら両部10a,10bを結
ぶ首部10cとから形成されている。首部10cは、半
球状頭部10a、首部10cよりも小径な小径部であ
る。
【0027】接触子本体10は面状体11が本体部分5
aと融着する融着部例えば図2に示すP部とQ部を結ぶ
概ね直線状の直線部であるR部の概ね中央部に支持され
ている。直線部Rは、接触子本体10が押された時懸垂
線状に復元可能に変形する。面状体11は、閉じた円状
の周縁部11aを有しているので、直線部Rは面状体1
1の直径部に相当している。
【0028】面状体11は、弾性材料で作られている。
弾性材料は、ゴム弾性に優れた熱可塑性弾性体の合成樹
脂である。この熱可塑性弾性材料は、ポリエステルエラ
ストマ、ナイロンエラストマ、ポリウレタン系エラスト
マ、オレフィイン系エラストマ樹脂などから選択される
が、本体部分5aのために硬質のABS樹脂が用いられ
ている本実施例では、ABS樹脂に対する溶着性が優れ
ているポリエステルエラストマが選択されている。面状
体11の薄い部分である平面部14の膜厚は、0.2m
m〜0.3mmである。
【0029】図5は、実施例1の電子機器用電気接触子
の組立方法に用いる組型を示している。組型は、上型2
1と下型22からなる。図示しない位置決め手段を用い
て下型に本体部分5a及び電気接触子本体10を装着す
る。上型21と下型22と本体部分5aと電気接触子本
体10とにより、キャビティーC11が閉じられ形成さ
れている。
【0030】キャビティーC11は、融着部12に相当
するキャビティー部分C12と接合部13に相当するキ
ャビティー部分C13と平面部14に相当するキャビテ
ィー部分C14とから構成されている。キャビティー部
分C14に通じるゲート24が上型21に設けられてい
る。
【0031】複数のキャビティー部分C14にそれぞれ
独立にゲート24,24が設けられている。隣り合うキ
ャビティー部分C12が僅かに繋がっている場合も、こ
れらゲートは独立に設けられている。ゲートを独立に設
けることにより狭いキャビティーC14に十分に溶融樹
脂が行きわたる。
【0032】本体部分5aに開けられている接触子本体
挿入穴23は、面状体11により完全に密閉されてい
る。面状体11により本体部分5aの外側から内側へ
塵、水、湿気が入り込むことはない。電話器本体5に装
着された電池ケース6の電池側電極9に押された電気接
触子本体10は、面状体11の平面部14の面に直交す
る法線方向に変移又は変位して撓む。図6に示すよう
に、この撓みを受けた面状体11の断面形状(電気接触
子本体10の軸心線を含む面で切断したときの断面形
状)は、懸垂線に類似する懸垂線状の形状になる。僅か
な変位であっても元の形状に戻す復元力が大きい。
【0033】(実施例2)図7,8は、本発明の実施例
2の電子機器用電気接触子を示す正面断面図及び平面断
面図である。実施例2が実施例1と異なる点は、面状体
11の形状である。面状体11は、本体部分5aに融着
している融着部12と電気接触子本体10の周囲面に接
合する接合部13と融着部12、接合部13を連続的に
結合している斜面部15とから構成されている。
【0034】融着部12は、本体部分5aの裏面側のみ
に融着していて実施例2と異なり表面側の融着部はな
い。斜面部15は、融着部12及び接合部13よりも薄
くヒンジ状に形成されている。本体部分5a、面状体1
1の材料は実施例1と異ならない。この実施例2による
と、図9に示すように、面状体11の1部が類似懸垂線
状に変形する点は実施例1と同様である。斜面部15と
融着部12との間でリング状の折れ曲がりが生じる。実
施例2では、この折曲部の集中応力が復元力の主要な力
である。実施例2の電子機器用電気接触子は、実施例1
のそれと同様な方法で組み立てることができる。
【0035】(実施例3)図10に示す実施例3は、電
気接触子本体10と面状体11をインサート射出成形に
よらずに組み立てる点で、実施例1,2と異なる。本体
部分5aと面状体11とを異材質射出成形により組み立
てる。面状体11には中心穴31が開いている。電気接
触子本体10は分割され外側部分10aと内側部分10
bとに分割されている。外側部分10aは面状体11の
平面部14に接触する鍔部32を備えている。内側部分
10bは面状体11の平面部14に接触する鍔部33を
備えている。
【0036】外側部分10aは鍔部32より内側に嵌入
凸部34を備え、内側部分10bは鍔部33より外側に
嵌入凹部35を備えている。さらに、嵌入凸部34は内
側に嵌入凸部36を備え、内側部分10bは嵌入凹部3
5より内側に嵌入凹部37を備えている。嵌入凸部34
及び嵌入凸部36は、それぞれに嵌入凹部35及び嵌入
凹部37に圧入されている。
【0037】(実施例4)図11に示す実施例4は、電
気接触子本体10と面状体11をインサート射出成形に
より組み立てる点で、図10の実施例3に同様である。
本体部分5aと面状体11とを異材質射出成形により組
み立てる。面状体11には中心穴31が開いている。電
気接触子本体10は分割され外側部分10aと内側部分
10bとに分割されている。外側部分10aは面状体1
1の平面部14に接触する内側面41を備えている。内
側部分10bは面状体11の平面部14に接触する外側
面42を備えている。
【0038】外側部分10aは内側面41より内側に嵌
入凸部44を備え、内側部分10bは外側面42より外
側に嵌入凹部を備えている。さらに、嵌入凸部44は内
側に嵌入凸部46を備え、内側部分10bは嵌入凹部4
5より内側に嵌入凹部47を備えている。嵌入凸部44
及び嵌入凸部46は、それぞれに嵌入凹部45及び嵌入
凹部47に圧入されている。
【0039】外側部分10aの内側面41には、十字形
に窪み48が設けられている。面状体11に十字形に凸
部49が一体に成形されている。凸部49と窪み48と
が嵌まりあっている。実施例4は、電気接触子本体10
のはめ込み結合がなされる際に外側部分10aと面状体
11の凸部48とのはめ込みが行われる。
【0040】(実施例5)図12,13に示す実施例5
は、電気接触子本体10と面状体11をインサート射出
成形により組み立てる点で、実施例1,2に同様であ
る。本体部分5aと面状体11とを異材質射出成形によ
り組み立てる。電気接触子本体10は、概ね十字形であ
る。外側部51と下側部52は内外方向に向く中央部5
3に対して直交方向に互いに逆方向に曲げられている。
左右方向の両側部55に通し穴54が開けられている。
【0041】図5に示す組型と同様な組型を用いる。図
5を流用して説明すると、図示しない位置決め手段を用
いて下型に本体部分5a及び電気接触子本体10を装着
する。図14に示す上型61と下型62と本体部分5a
と電気接触子本体10とにより、キャビティーC11が
閉じられ形成されている。
【0042】キャビティーC11は、融着部12に相当
するキャビティー部分C12と接合部13に相当するキ
ャビティー部分C13と平面部14に相当するキャビテ
ィー部分C14とから構成されている。キャビティー部
分C14に通じるゲート64が上型61に設けられてい
る。
【0043】複数のキャビティー部分C14にそれぞれ
独立にゲート64,64が設けられている。隣り合うキ
ャビティー部分C12が僅かに繋がっている場合も、こ
れらゲートは独立に設けられている。ゲートを独立に設
けることにより狭いキャビティーC14に十分に溶融樹
脂が行き渡る。電気接触子本体10の左右両側部55,
55の高さ幅に等しい高さのキャビティーC11に流れ
込む溶融樹脂は通し穴54に流れ込む。通し穴54を埋
める面状体11の部分により面状体11と電気接触子本
体10の一体性を確保することができる。
【0044】(実施例6)図15,16に示す実施例6
は、電気接触子本体10と面状体11をインサート射出
成形により組み立てる点で、実施例1,2に同様であ
る。本体部分5aと面状体11とを異材質射出成形によ
り組み立てる。電気接触子本体10は、外側部分10a
と内側部分10bと中間の鍔部10dとの一体物であ
る。鍔部10dには複数の穴71が開けられている。
【0045】鍔部10dは、面状体11の中に埋め込ま
れている。面状体11は鍔部10dの複数の穴71を通
っている。複数の穴71を埋める面状体11の部分の存
在により面状体11と電気接触子本体10との接合性が
よい。
【0046】(実施例7)図17,18示す実施例7
は、電気接触子本体10と面状体11をインサート射出
成形により組み立てる点で、実施例1,2に同様であ
る。本体部分5aと面状体11とを異材質射出成形によ
り組み立てる。電気接触子本体10は、外側部分10a
と内側部分10bと中間の本体部分10eとの一体物で
ある。外側部分10aと内側部分10bは、1枚の円板
の中央の円部分の半分ずつを逆方向に膨らませそれぞれ
に4分の1球面状に成形して作られている。このような
4分の1球面状の面体の内面側に接合する球状の膨らみ
部73が面状体11の中央部を構成している。この電気
接触子本体10は量産性がよい。
【0047】(その他の実施例)この発明の電子機器用
電気接触子及びその組立方法の実施例は、上記のものに
限られない。例えば、面状体11は、全て円形状のもの
ばかり示したが、楕円状、長方形状のものに換えること
ができる。面状体11と本体5aとの接合は、射出成形
時の溶融熱による熱融着に限られず、超音波加熱、高周
波加熱よる熱融着に換えることができる。融着によらず
機械的接合によってもよいことは実施例中に示した。電
気接触子本体の材料は、金属に代えて銀粉を混入した導
電性樹脂を用いることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明の電子機器用電気接触子による
と、対称的な弾性の寿命が延長され、動作が確実であ
る。同時に密閉性が保証される。組立方法によると、密
封構造体を低廉に生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電子機器用電気接触子の実施
例1を示す正面断面図である。
【図2】図2は、図1の平面図である。
【図3】図3は、携帯電話器の平面図である。
【図4】図4は、図3の正面断面図である。
【図5】図5は、実施例1の組立方法を示す正面断面図
である。
【図6】図6は、実施例1の接触子の動作状態を示す断
面図である。
【図7】図7は、本発明の電子機器用電気接触子の実施
例2を示す正面断面図である。
【図8】図8は、図7の平面図である。
【図9】図9は、実施例2の接触子の動作状態を示す断
面図である。
【図10】図10は、本発明の電子機器用電気接触子の
実施例3を示す正面断面図である。
【図11】図11は、本発明の電子機器用電気接触子の
実施例4を示す正面断面図である。
【図12】図12は、本発明の電子機器用電気接触子の
実施例5の接触子本体を示す正面断面図である。
【図13】図13は、実施例5の正面断面図である。
【図14】図14は、実施例5の組立方法を示す正面断
面図である。
【図15】図15は、本発明の電子機器用電気接触子の
実施例6を示す正面断面図である。
【図16】図16は、本発明の電子機器用電気接触子の
実施例6の接触子本体を示す平面図である。
【図17】図17は、本発明の電子機器用電気接触子の
実施例7を示す正面断面図である。
【図18】図18は、実施例6の接触子本体を示す平面
図である。
【符号の説明】
1…電子機器(携帯電話器) 5…電話器本体 6…電池ケース 9…電池側電極 10…電気接触子本体 11…面状体 12…融着部 13…接合部 14…平面部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器本体(5)の一部を形成する本体
    部分(5a)と、 前記本体部分(5a)に両側で射出成型時の熱で溶融し
    て接合した樹脂製の弾性的面状体(11)と、 前記弾性的面状体(11)に支持される電気導体の接触
    子本体(10)とからなり、 前記接触子本体(10)は前記弾性的面状体(11)が
    前記本体部分(5a)と融着する融着部(12)を結ぶ
    部分(R)の概ね中央部に支持され、 前記直線部(R)は、前記接触子本体(10)が押され
    た時復元可能に変形する電子機器用電気接触子。
  2. 【請求項2】請求項1の電子機器用電気接触子であり、 前記弾性的面状体(11)は閉じた周縁部(12)で前
    記本体部分(5a)に支持されている電子機器用電気接
    触子。
  3. 【請求項3】請求項2の電子機器用電気接触子であり、 閉じた前記周縁部(12)は円周部であり、 前記部分(R)は前記円周部の直径部である電子機器用
    電気接触子。
  4. 【請求項4】請求項2,3から選択される1請求項の電
    子機器用電気接触子であり、 前記弾性面状体(11)の材料は、熱可塑性エラストマ
    であることを特徴とする電子機器用電気接触子。
  5. 【請求項5】請求項2,3から選択される1請求項の電
    子機器用電気接触子との結合であり、 電子機器本体(5)と、 前記電子機器本体(5)に着脱自在な電池ケース(6)
    と、 前記電池ケース(6)に設けられている電極(9)と、 前記電池ケース(6)が前記電子機器本体(5)に結合
    された時に前記電極(9)が押圧される位置に前記接触
    子本体(10)が位置づけられている電子機器。
  6. 【請求項6】射出成形用組型に電子機器本体(5)の本
    体部分(5a)及び電気導体の接触子本体(10)をイ
    ンサートする工程と、 前記本体部分(5a)と前記接触子本体(10)と前記
    組型とでキャビティー(C11)を形成する工程と、 前記キャビティー(C11)に弾性材料を溶融して射出
    注入する工程とからなる電子機器用電気接触子の組立方
    法。
  7. 【請求項7】請求項6の電子機器用電気接触子の組立方
    法であり、 前記接触子本体(10)は前記キャビティー(C11)
    を形成しない外側部分(10a)と内側部分(10b)
    と前記外側部分(10a)及び内側部分(10b)を結
    合する中間部(10c)であり前記外側部分(10a)
    及び前記内側部分(10b)よりも小径である小径部
    (10c)とから形成され、 前記小径部(10c)の周面により前記キャビティー
    (C11)が形成されている電子機器用電気接触子の組
    立方法。
JP7115263A 1995-04-18 1995-04-18 電子機器用電気接触子及びその組立方法 Pending JPH08287985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7115263A JPH08287985A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 電子機器用電気接触子及びその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7115263A JPH08287985A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 電子機器用電気接触子及びその組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08287985A true JPH08287985A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14658348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7115263A Pending JPH08287985A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 電子機器用電気接触子及びその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08287985A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009059586A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 防水端子構造及び電子機器
JP2012520537A (ja) * 2009-03-13 2012-09-06 ローゼンベルガー ホーフフレクベンツテクニーク ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー ばね付勢されたコンタクトピンの密封
JP2013502949A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 ハイブ・ディー・オー・オー 医療用の圧力変換器および接触ホルダー
WO2013108579A1 (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 株式会社ヨコオ 防水機能付きスプリングコネクタ
JP2015518636A (ja) * 2012-04-18 2015-07-02 アール アンド ディー サーキッツインコーポレイテッドR & D Circuits Inc. 方法および電気相互接続装置
JP2020098689A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 日本メクトロン株式会社 シール機構付接続端子及び電気機器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01165566U (ja) * 1988-05-11 1989-11-20
JPH04305418A (ja) * 1991-02-08 1992-10-28 Taisei Plus Kk 押ボタンとその製造方法
JPH0574512A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Japan Aviation Electron Ind Ltd 電気接続用コネクタ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01165566U (ja) * 1988-05-11 1989-11-20
JPH04305418A (ja) * 1991-02-08 1992-10-28 Taisei Plus Kk 押ボタンとその製造方法
JPH0574512A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Japan Aviation Electron Ind Ltd 電気接続用コネクタ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009059586A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 防水端子構造及び電子機器
JP2012520537A (ja) * 2009-03-13 2012-09-06 ローゼンベルガー ホーフフレクベンツテクニーク ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー ばね付勢されたコンタクトピンの密封
JP2013502949A (ja) * 2009-08-28 2013-01-31 ハイブ・ディー・オー・オー 医療用の圧力変換器および接触ホルダー
WO2013108579A1 (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 株式会社ヨコオ 防水機能付きスプリングコネクタ
US9391390B2 (en) 2012-01-16 2016-07-12 Yokowo Co., Ltd. Spring connector with waterproofing function
JP2015518636A (ja) * 2012-04-18 2015-07-02 アール アンド ディー サーキッツインコーポレイテッドR & D Circuits Inc. 方法および電気相互接続装置
JP2020098689A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 日本メクトロン株式会社 シール機構付接続端子及び電気機器
WO2020129338A1 (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 日本メクトロン株式会社 シール機構付接続端子及び電気機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100857021B1 (ko) 결착식 전지팩
US3973099A (en) Push button switch for electronic watch
JP3614767B2 (ja) 電気製品の外装体形成方法
KR20050082424A (ko) 보호회로부가 구비된 일체형 캠 어셈블리 및 그것이구비되어 있는 이차전지
US20160035522A1 (en) Electric part and secondary battery circuit and circuit board including the same
JP2016031917A (ja) ブレーカー及びそれを備えた安全回路並びに2次電池回路
JPH08287985A (ja) 電子機器用電気接触子及びその組立方法
JP3986368B2 (ja) 電池
JP3576484B2 (ja) 樹脂封止成形装置
JPH09259697A (ja) 電子機器のスイッチングシート構造
KR20100095381A (ko) 전지팩 및 전지팩의 제조방법
KR20100116135A (ko) 전지팩 및 전지팩의 제조방법
JP2012160375A (ja) サーマルプロテクター
JP2006107808A (ja) 電池用接続部材
KR20170071137A (ko) 이차 전지
JP3413167B2 (ja) 小型ブレーカの製造方法
US20090136837A1 (en) Battery pack and method for manufacturing the same
KR100764827B1 (ko) 전지 및 그 제조 방법
JPH09259696A (ja) 電子機器のスイッチングシート構造
JPH06283228A (ja) コネクタ一体型防水ケース
CN114446689B (zh) 按键结构及电子设备
CN100477049C (zh) 开关装置及其中的电磁波屏蔽件与接地端子的电连方法
JP3828346B2 (ja) マイクホルダとその製造方法、及びマイクユニット
JP2004319144A (ja) 電池パックとその製造方法
JP3274690B2 (ja) スイッチ及びスイッチの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051007

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060213