JPH08287226A - 色補正テ−ブルの階層的最適化方法 - Google Patents

色補正テ−ブルの階層的最適化方法

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JPH08287226A
JPH08287226A JP7092294A JP9229495A JPH08287226A JP H08287226 A JPH08287226 A JP H08287226A JP 7092294 A JP7092294 A JP 7092294A JP 9229495 A JP9229495 A JP 9229495A JP H08287226 A JPH08287226 A JP H08287226A
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Shin Aoki
青木  伸
Toshio Shirasawa
寿夫 白沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色空間内に設けた格子において、サンプルデ−
タとして利用する画像信号が存在する領域では、格子点
の値を色再現誤差が最小となるように設定し、サンプル
デ−タとして利用する画像信号が存在する領域と存在し
ない領域で、格子点の値を連続とすること。 【構成】入力画像と出力画像の色再現誤差を最小とする
色変換方法において、色変換処理を表すテ−ブルの各項
に対応した格子点を色空間内に設け、画像出力装置の色
再現域内では、格子点を調整するとともに、あらたに格
子点の追加を繰返し、画像出力装置の色再現域外では、
格子点を最初に設定した値とする。また、色空間内の格
子点で区切られた領域のうち、閾値以下の個数の画像信
号を有する領域の格子点、もしくは、画像信号の分布に
偏りがある領域の格子点は、他の格子点に対して急激な
変化を生じないように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理方法に関し、
特にカラ−プリンタ、カラ−複写機もしくはカラ−マネ
−ジメントシステムなどで使用されるカラ−画像信号処
理における色補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラ−画像信号処理において、入力画像
と出力画像の色再現誤差を最小とするために、さまざま
な色補正方法がある。例えば、RGB空間やYMC空
間、L*a*b*空間等の色空間内に、格子を設け、格
子を形成する各格子点に対応する出力画像信号を予め記
録しておき、画像入力装置から入力した入力画像に対応
する出力画像信号を、格子点を用いて内挿補間する方法
がある。特開昭63−254865号公報には、RGB
空間を直方体領域に分割して、各直方体領域の頂点の格
子点に対応する出力値を記録しておき、入力された画像
信号が、分割された直方体領域のうち、どの領域に含ま
れるかを判断して、その画像信号を含む直方体領域の各
格子点の値から内挿補間して、出力する画像信号を求め
る方法が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にプリンタ等の画
像出力装置には、色空間において色再現域がある。図8
にL*a*b*空間におけるプリンタ等の画像出力装置
の色再現域を示す。図8からわかるように、画像出力装
置は、L*a*b*空間のすべての点に対応する色を再
現できるわけではなく、限られた範囲の色しか再現でき
ない。一方、色再現誤差を最小とするように格子を設定
するためには、格子点の値の変化が色再現結果に与える
影響を知るために、各格子点の近傍にサンプルデ−タと
して利用する画像信号が存在しなければならない。しか
し、画像出力装置の色再現域外ではこのサンプルデ−タ
として利用する画像信号を得ることができない。そのた
め、すべての格子点の値を誤差最小二乗法によって求め
ることができない場合がある。誤差最小化によって格子
点の値が設定できないからといって、例えば、画像出力
装置の色再現域外の格子点の値をすべて一律に黒に設定
してしまうと、色変換系へ入力される画像信号が色再現
域内から除々に色再現域外に変化する場合、色再現域外
の部分だけ黒くなってしまい、画質を著しく損ねてしま
う。同様に、画像出力装置の色再現域内でも、格子を小
領域に分割し格子点の数を多くすればするほど、サンプ
ルデ−タとして利用する画像信号を含まない小領域の数
が多くなり、新たに格子点を設定することができなくな
る。
【0004】図7にサンプルデ−タとして利用する画像
信号の数が少ない領域もしくは、サンプルデ−タとして
利用する画像信号の分布に偏りがある領域を示す。図7
からわかるように、領域Dにおいて、格子点m、格子点
nを用いた補間により、サンプルデ−タの基準色補間画
像信号を求め、この基準色補間画像信号とサンプルデ−
タの基準色画像信号の差が最小となるように、格子点m
と格子点nを調整すると、調整後、格子点mで急激な色
の変化を生じる虞がある。このような問題は、画像出力
装置の色再現域内で、格子点で区切られた領域のうち、
サンプルデ−タとして利用する画像信号の数が少ない領
域、もしくはサンプルデ−タとして利用する画像信号の
分布に偏りがある領域で発生する。
【0005】これらの問題は、画像出力装置に色再現域
がありサンプルデ−タとして利用する画像信号が色空間
全域に渡って分布していないため、必ず起こる。
【0006】この発明は、上記のような点に鑑みてなさ
れたものであり、色変換処理に利用される色空間内に設
けられた格子において、サンプルデ−タとして利用する
画像信号が存在する領域では、格子点の値を色再現誤差
が最小となるように設定し、サンプルデ−タとして利用
する画像信号が存在しない領域では、サンプルデ−タと
して利用する画像信号が存在する領域の格子点の値と、
サンプルデ−タとして利用する画像信号が存在しない領
域の格子点の値を連続とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、基準色カラ−パッチに対応
する基準色画像信号を設定し、色空間内に、色変換処理
を表すテ−ブルの各項に対応する格子点と前記基準色カ
ラ−パッチを測色して得られたサンプル画像信号を設
け、前記色空間の画像出力装置の色再現域内では、前記
格子を形成する格子点を用いた補間により前記サンプル
画像信号から基準色補間画像信号を求め、前記基準色画
像信号と前記基準色補間画像信号の差を最小とするよう
に、前記格子点を調整すると同時に、あらたに格子点を
追加し、前記色空間の画像出力装置の色再現域外では、
前記格子を形成する格子点を最初に設定した値とする色
補正テ−ブルの階層的最適化方法とした。
【0008】請求項2記載の発明は、色空間において、
色変換処理を表す前記テ−ブルの各項に対応する格子点
で形成された格子のうち、閾値以上の個数のサンプル画
像信号を有する格子では、前記格子を形成する格子点を
用いた補間により前記サンプル画像信号から基準色補間
画像信号を求め、前記基準色画像信号と前記基準色補間
画像信号の差を最小とするように、前記格子点を調整す
ると同時に、あらたに格子点を追加し、前記閾値以下の
個数のサンプル画像信号を有する格子では、前記格子を
形成する格子点を最初に設定した値とする請求項1記載
の色補正テ−ブルの階層的最適化方法とした。
【0009】請求項3記載の発明は、色空間において、
色変換処理を表す前記テ−ブルの各項に対応する格子点
で形成された格子のうち、サンプル画像信号の分布に偏
りがない格子では、前記格子を形成する格子点を用いた
補間により前記サンプル画像信号から基準色補間画像信
号を求め、前記基準色画像信号と前記基準色補間画像信
号の差を最小とするように、前記格子点を調整すると同
時に、あらたに格子点を追加し、サンプル画像信号の分
布に偏りがある格子では、前記格子を形成する格子点を
最初に設定した値とする請求項1記載の色補正テ−ブル
の階層的最適化方法とした。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明は、色変換処理を表すテ−
ブルの各項に対応する色空間内の格子点のうち、画像出
力装置の色再現域内では、格子点の調整と、あらたな格
子点の追加を繰返し、画像出力装置の色再現域外の格子
点は、初めに設定された値のままにする。さらに、画像
出力装置の色再現域の境界付近に存在する色再現域内及
び色再現域外の格子点の値は、色再現域境界付近で連続
となる。
【0011】請求項2記載の発明は、色空間内の格子点
で形成された格子のうち、閾値以下の個数のサンプルデ
−タを有する格子では、この格子を形成する格子点を最
初に設定した値とし、閾値以上の個数のサンプルデ−タ
を有する格子では、この格子を形成する格子点を調整す
るとともに、あらたに格子点を追加する。
【0012】請求項3記載の発明は、色空間内の格子点
で形成された格子のうち、サンプルデ−タの分布に偏り
がある格子では、この格子を形成する格子点を最初に設
定した値とし、サンプルデ−タの分布に偏りがない格子
では、この格子を形成する格子点を調整するとともに、
あらたに格子点を追加する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。請求項1
記載の発明を、図1のフロ−チャ−ト及び図2から図6
の実施例に基づいて説明する。まず、8点内挿補間法を
図5の実施例に基づいて説明する。図5に示すように、
8点内挿補間では、L*a*b*色空間に格子点a〜h
で形成された格子領域内に点Pが入力されたとき、8格
子点、つまり、格子点a〜hに対応するカラ−画像記録
信号YMCの値(Oa〜Oh)の加重和が点Pに対応す
るカラ−画像記録信号YMCの値Opとなる。式(1)
に点Pに対応するカラ−画像記録信号YMCの値Opを
表す。
【0014】 Op=Oa×(1−x’)×(1−y’)×(1−z’) +Ob×x’×(1−y’)×(1−z’) +Oc×x’×y’×(1−z’) +Od×(1−x’)×y’×(1−z’) (1) +Oe×(1−x’)×(1−y’)×z’ +Of×x’×(1−y’)×z’ +Og×x’×y’×z’ +Oh×(1−x’)×y’×z’ x’=x/x0, y’=y/y0, z’=z/z0
【0015】ただし、(x,y,z)は、格子点aを基
準とした点Pの相対位置を表す。上記の格子は、格子点
ab間の距離x0、格子点ad間の距離y0、格子点ae
間の距離z0の直方体とする。また、L*a*b*空間
における格子点aからhの座標は、それぞれカラ−画像
記録信号YMCに対応する。
【0016】そこで、L*a*b*空間における格子点
(a〜h)の座標と、格子点(a〜h)の値、つまり、
格子点(a〜h)にそれぞれ対応するカラ−画像記録信
号YMCの関係を表すテ−ブルを設け、このテ−ブルを
用いて式(1)の演算を行なう。
【0017】図2から図4の実施例に基づいて、L*a
*b*色空間内で格子を用いた補間を精度良く行なうた
めに必要な格子点の値を設定する方法を説明する。図2
から図4は、本発明の一実施例であるL*a*b*色空
間における格子を示す。
【0018】まず、基準とする色に対応する基準色カラ
−画像記録信号YMCを複数組設定し、画像出力装置で
基準色カラ−画像記録信号YMCからカラ−パッチを形
成し、このカラ−パッチを測色計を用いて測色する。基
準とする基準色カラ−画像記録信号YMCと、この基準
色カラ−画像記録信号YMCを測色して得られたL*a
*b*値の対をサンプルデ−タとする。図2に示すよう
に、分割数1、つまり、L*a*b*色空間全体を一つ
の領域とした格子を設定する。この場合、格子点は8つ
になる。図2の格子で形成される領域内に含まれるサン
プルデ−タを式(1)を用いて、つまり、格子を形成す
る8つの格子点のL*a*b*値を用いた補間により、
サンプルデ−タのL*a*b*値から基準色補間カラ−
画像記録信号YMCを求める。サンプルデ−タのL*a
*b*値を補間して得られた基準色補間カラ−画像記録
信号YMCとサンプルデ−タの基準色カラ−画像記録信
号YMCを、YMC色空間における距離の二乗平均が最
も小さくなるように、8つの格子点の値を調整する。補
間された基準色補間カラ−画像記録信号YMCは式(1)
に示すように格子点の値の一次式で表されるため、この
基準色補間カラ−画像記録信号YMCの誤差最小値は線
形最小二乗法で求められる。
【0019】次に、図3に、分割数を2にしたときのL
*a*b*色空間の格子を示す。つまりL*,a*,b
*軸をそれぞれ2つの領域に分割し、L*a*b*色空
間全体を8つの空間、27個の格子点に分割するように
格子を設定する。このとき、分割数1のときの格子点は
すべて含むように格子点を設ける。分割数1のときと同
様に、YMC色空間において、サンプルデ−タのL*a
*b*値を補間して得られた基準色補間カラ−画像記録
信号YMCと、サンプルデ−タの基準色カラ−画像記録
信号YMCの距離の二乗平均が最小となるように、図3
に示した格子点の値を調整する。ところが、図3中の格
子点iなどは通常プリンタの色再現域から外れているた
め、格子点iの値は、プリンタの色再現域の境界付近の
色をプリンタで出力する際、急激な色の変化を生じない
ように設定する必要がある。
【0020】ここで、図6に、プリンタの色再現域外の
格子点i及び色再現域境界付近の格子点kを一次元で示
す。図6からわかるように、一つ前の分割数(この場
合、分割数1)のときに設定した色再現域外の格子点i
の値は、おおよそ格子点iの周辺部の色変換特性を反映
している。そこで、この色再現域外の格子点iの値は分
割数1のときのまま固定する。このような処理により、
色再現域境界付近で急激な色の変化を生じることはな
い。
【0021】さらに、図4に分割数を4にしたときのL
*a*b*色空間の格子を示す。つまり、L*,a*,
b*軸をそれぞれ4つ、L*a*b*色空間全体を64
個の空間、格子点125個に分割するように格子点を設
定する。この場合も、分割数2のときの格子点はすべて
含むように格子点を設ける。分割数1および分割数2の
ときと同様に、YMC色空間において、サンプルデ−タ
のL*a*b*値を補間して得られた基準色補間カラ−
画像記録信号YMCと、サンプルデ−タの基準色カラ−
画像記録信号YMCの距離の二乗平均が最小となるよう
に、図4に示した格子点の値を調整する。このとき、図
4の領域Fにサンプルデ−タが一つもないとすると、格
子点jの値は、サンプルデ−タの変換結果に影響を与え
ない。そこで、領域Fがプリンタの色再現域内に存在す
る場合、サンプルデ−タを一つも含まない領域Fの格子
点の値は、分割前の設定値のままにする。このとき、分
割数2のときと同様に、プリンタの色再現域外の格子点
の値は、分割数2のときの設定のままとする。また、あ
らたに追加した格子点の周囲の領域にサンプルデ−タが
存在せず、この格子点がサンプルデ−タの補間結果に影
響を与えない場合、一つ前の分割数(この場合、分割数
2)での格子点を用いた補間により、この格子点の出力
値を求め、格子点の値とする。このような処理によっ
て、プリンタの色再現域から大きく外れた格子点および
プリンタの色再現域内でサンプルデ−タを一つも含まな
い領域を形成する格子点は、プリンタで出力する際、急
激な色の変化を生じることはない。以下同様にして、前
回の分割数の格子点をすべて含むように分割を進め、格
子点を必要数だけ増やして最適化を行なう。
【0022】本発明の概要構成を図1のフロ−チャ−ト
に基づいて説明する。まず、図2に示すように、L*a
*b*色空間に分割数1、つまりL*a*b*色空間全
体を一つの領域とした格子を設定する。基準とする基準
色カラ−画像記録信号YMCを複数組設定(S1)し、
プリンタでこれらの基準色カラ−画像記録信号YMCか
らカラ−パッチを出力(S2)する。これらのカラ−パ
ッチを測色計で測色し、サンプルデ−タとして利用する
各パッチのL*a*b*値(S3)を得る。得られた各
カラ−パッチのL*a*b*値は、プリンタの色再現域
内だけに分布している。次に、L*a*b*色空間の格
子を用いた補間(S4)により、カラ−パッチのL*a
*b*値から基準色補間カラ−画像記録信号YMCを求
める(S5)。補間により得られた基準色補間カラ−画
像記録信号YMCの値とサンプルデ−タの基準色カラ−
画像記録信号YMCの値を比較(S6)し、YMC色空
間における基準色カラ−画像記録信号YMCと基準色補
間カラ−画像記録信号YMCとの距離の二乗平均を最小
とするようにL*a*b*色空間の格子点の値を調整す
るとともに、格子点を追加する(S7)。上記のよう
に、調整及び追加された格子点は、再び、補間に利用す
る(S8)。
【0023】請求項2、3記載の発明を図7の実施例に
基づいて説明する。請求項1記載の発明の実施例では、
サンプルデ−タが一つもない領域では、その領域の格子
点の値を変更しないことにした。しかし、図7に示すよ
うにサンプルデ−タが極めて少数しか存在しない領域
(領域D)あるいは、サンプルデ−タの分布に偏りがあ
る領域(領域D)では、変換結果に信頼性が欠ける虞が
ある。そのため、一定閾値以下の個数のサンプルデ−タ
しか含まない領域Dの格子点は、次に示すように設定す
る。例えば、領域D以外の10個以上のサンプルデ−タ
が存在する領域では、請求項1記載の発明の実施例で説
明したように、この領域を形成する格子点を用いた補間
により、サンプルデ−タのL*a*b*値から基準色補
間カラ−画像記録信号YMCを求め、サンプルデ−タの
基準色カラ−画像記録信号YMCと基準色補間カラ−画
像記録信号YMCの差を最小とするように格子点を調整
するとともに、あらたに格子点を追加する。そして、1
0個以下のサンプルデ−タしか含まない領域Dでは、格
子点の値をそのままとする。同様に、サンプルデ−タの
分布に偏りがある領域の格子点の値も、分割前の値のま
まに設定する。
【0024】なお、上記の実施例では、格子点の設定方
法は、格子点の値と、この格子点に対応したカラ−画像
記録信号YMCの関係をあらかじめテ−ブルに記録して
おき、そのテ−ブルを使って補間する方法をとったが、
各領域ごとに変換式の係数を記録しておく方法でもよ
い。
【0025】さらに、本発明の実施例の説明では、色再
現誤差としてYMC色空間の距離を使用したが、L*a
*b*色空間、L*u*v*色空間等の距離を使用して
も良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明によれば、画像出力装置の色再現域外の格子点
は、画像出力装置の色再現域内の格子点に対して急激な
変化を生じることなく、設定することができる。また、
画像出力装置の色再現域内の領域でサンプルデ−タが存
在しない領域の格子点は、サンプルデ−タが存在する領
域の格子点に対して急激な変化を生じることなく、設定
できる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、色空間内の格子点におい
て、少数のサンプルデ−タしか存在しない領域の格子点
でも急激な色の変化を与えることがない。
【0028】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、色空間内の格子点におい
て、サンプルデ−タの分布に偏りがある領域でも急激な
色の変化を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要構成を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図2】分割数1の格子点の配置を示す図である。
【図3】分割数2の格子点の配置を示す図である。
【図4】分割数4の格子点の配置を示す図である。
【図5】格子点を用いた内挿補間法を表す図である。
【図6】画像出力装置の色再現域の境界近傍を示す図で
ある。
【図7】色空間における格子領域のうち、サンプルデ−
タの数が少数、もしくは、サンプルデ−タの分布に偏り
がある領域を示す図である。
【図8】L*a*b*色空間におけるプリンタの色再現
域を示す図である。
【符号の説明】
a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,
m,n 色空間内の格子点 P 色空間内の格子領域内の点 C,D,E,F 格子を分割したことにより生じた領
域。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準色カラ−パッチに対応する基準色画像
    信号を設定し、色空間内に、色変換処理を表すテ−ブル
    の各項に対応する格子点と前記基準色カラ−パッチを測
    色して得られたサンプル画像信号を設け、前記色空間の
    画像出力装置の色再現域内では、前記格子を形成する格
    子点を用いた補間により前記サンプル画像信号から基準
    色補間画像信号を求め、前記基準色画像信号と前記基準
    色補間画像信号の差を最小とするように、前記格子点を
    調整すると同時に、あらたに格子点を追加し、前記色空
    間の画像出力装置の色再現域外では、前記格子を形成す
    る格子点を最初に設定した値とすることを特徴とする色
    補正テ−ブルの階層的最適化方法。
  2. 【請求項2】色空間において、色変換処理を表す前記テ
    −ブルの各項に対応する格子点で形成された格子のう
    ち、閾値以上の個数のサンプル画像信号を有する格子で
    は、前記格子を形成する格子点を用いた補間により前記
    サンプル画像信号から基準色補間画像信号を求め、前記
    基準色画像信号と前記基準色補間画像信号の差を最小と
    するように、前記格子点を調整すると同時に、あらたに
    格子点を追加し、前記閾値以下の個数のサンプル画像信
    号を有する格子では、前記格子を形成する格子点を最初
    に設定した値とすることを特徴とする請求項1記載の色
    補正テ−ブルの階層的最適化方法。
  3. 【請求項3】色空間において、色変換処理を表す前記テ
    −ブルの各項に対応する格子点で形成された格子のう
    ち、サンプル画像信号の分布に偏りがない格子では、前
    記格子を形成する格子点を用いた補間により前記サンプ
    ル画像信号から基準色補間画像信号を求め、前記基準色
    画像信号と前記基準色補間画像信号の差を最小とするよ
    うに、前記格子点を調整すると同時に、あらたに格子点
    を追加し、サンプル画像信号の分布に偏りがある格子で
    は、前記格子を形成する格子点を最初に設定した値とす
    ることを特徴とする請求項1記載の色補正テ−ブルの階
    層的最適化方法。
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