JPH0828715A - バタフライ弁のダイナミックトルク測定方式及びそのためのバタフライ弁本体 - Google Patents

バタフライ弁のダイナミックトルク測定方式及びそのためのバタフライ弁本体

Info

Publication number
JPH0828715A
JPH0828715A JP18991194A JP18991194A JPH0828715A JP H0828715 A JPH0828715 A JP H0828715A JP 18991194 A JP18991194 A JP 18991194A JP 18991194 A JP18991194 A JP 18991194A JP H0828715 A JPH0828715 A JP H0828715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
butterfly valve
valve body
torque
strain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18991194A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kawai
康治 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoe Technical Research Co Ltd
Original Assignee
Tomoe Technical Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomoe Technical Research Co Ltd filed Critical Tomoe Technical Research Co Ltd
Priority to JP18991194A priority Critical patent/JPH0828715A/ja
Publication of JPH0828715A publication Critical patent/JPH0828715A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、弁棒の曲げ応力等の不要な外力
を測定することなく、ダイナミックトルクを正確に測定
するための方式で及び弁本体を提供せんとするものであ
る。 【構成】 バタフライ弁の弁本体(1)の一側から外方へ
延び出す弁軸筒(5)内にトルク変換容器(10)を内装し、
該トルク変換器(10)内において弁棒(3)の一部を小径の
起歪部(11)に形成し、該起歪部(11)にトルク変換器(10)
のセンサーを接続すると共に、起歪部(11)の上下部を玉
軸受(8)(9)で軸受して、起歪部の曲げを最小にしつ
つ、弁棒のダイナミックトルクによる歪を測定するよう
にしたことを特徴とするバタフライ弁のダイナミックト
ルク測定方式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バタフライ弁のダイ
ナミックトルク測定方式及びそのためのバタフライ弁本
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒状の流路を貫穿した弁本体内
に円板状の弁体を弁棒で回動自在に軸支し、弁体の外周
面と弁本体の内周面に配設された密封材であるシートリ
ングとの接離により流路を開閉したり、流量をコントロ
ールするバタフライ弁は公知であり、流体が流過する流
路に取り付けられ、種々の流体を制御するために広く用
いられている。
【0003】このようなバタフライ弁の流体力的特性の
一つにダイナミックトルクがある。ダイナミックトルク
は、バタフライ弁に流体を流したとき、弁体の上流側と
下流側との差圧により弁体に発生するトルクであって、
アクチュエータの作動を不安定にし、コントロール系を
乱すため、安定した弁開度が保持されまいという悪影響
を生じさせる要因である。
【0004】このためダイナミックトルクを正確に測定
することが要望されている。従来、ダイナミックトルク
を測定するには、トルク変換器を弁本体外部に取り付け
るか、若しくは弁棒にトルクセンサーを取り付ける方法
が採られているが、トルク変換器を弁本体外に取り付け
た場合、弁棒曲げに対応する装置を別途考慮する必要が
あると共にトルクセンサーと弁棒との芯出しを配慮しな
ければならず、装置全体が大きくなってしまう欠点があ
った。又、弁棒にトルクセンサーを取り付けた場合、ダ
イナミックトルク以外の外力、特に弁棒の曲げ応力が測
定されてしまい、非常にノイズの多い信号が測定されて
しまうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、弁棒の曲
げ応力等の不要な外力を測定することなく、ダイナミッ
クトルクを正確に測定するための方式及び弁本体を提供
せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明が採った手段は、バタフライ弁の弁本体
(1)の一側から外方へ延び出す弁軸筒(5)内にトルク変
換容器(10)を内装し、該トルク変換器(10)内において弁
棒(3)の一部を小径の起歪部(11)に形成し、該起歪部(1
1)にトルク変換器(10)のセンサーを接続すると共に、起
歪部(11)の上下部を玉軸受(8)(9)で軸受して、起歪部
の曲げを最小にしつつ、弁棒のダイナミックトルクによ
る歪を測定するようにしたことを特徴とする。
【0007】又、第2の発明は、バタフライ弁の弁本体
(1)の直径方向対向方向に延び出す弁棒(3)と弁本体
(1)とを上下にそれぞれ2個所配置した玉軸受(6)(7)
(8)(9)で軸受するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】弁棒に起歪部を設け、この起歪部の上下を玉軸
受で軸支すると共に、起歪部にトルク変換器を接続して
弁棒に負荷されるダイナミックトルクを測定するように
してあるので、起歪部の曲げを最小にし、曲げによるノ
イズ信号が混入して来るおそれがなくなる。又、弁棒は
直径方向対向位置ににおいて弁本体に上下をそれぞれ2
個所の玉軸受で軸支するようにしてあるので、弁棒の曲
げが最小となり、ダイナミックトルク測定に際して、曲
げによるノイズ信号が測定されるおそれがなくなる。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、弁棒の曲げを最小と
してダイナミックトルクを正確に測定することが出来
る。
【0010】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、この発明の好しい
実施例を詳細に説明する。図において(1)はバタフライ
弁の弁本体であって、内部に円筒状の流路(2)が貫通し
て穿設される。(3)は、該弁本体(1)の流路(2)内に回
転自在に位置する円板状の弁体を軸支するための弁棒で
あって、下端は弁本体(1)の軸受部(4)に軸支され、上
端は弁本体(1)の軸受筒(5)内を外方へ延び出し、その
外端には適宜のアクチュエータが連結される。
【0011】弁棒(3)は軸受部(4)と軸受筒(5)内にお
いて、上下をそれぞれ2個の玉軸受(6)(7)(8)(9)で
軸受される。弁棒(3)の上下をそれぞれ2個の玉軸受で
軸受することにより、弁棒(3)のたわみを小さくするこ
とが出来ると共に、摩擦力も小さくなる。
【0012】従来の弁棒軸受部は、流体圧による弁棒の
たわみを吸収するクリアランスを弁本体との間に設け面
接触構造であるため、局部的に弁本体との接触面圧が高
くなり摩擦力が非常に不安定となっていたが、この発明
によれば、玉軸受を上下にそれぞれ2個所取り付けてあ
るので、摩擦力を小さくすることが出来ると共に、流体
圧による弁棒のたわみを防止し、弁本体との摩擦力の変
動を最小限にすることが出来た。
【0013】玉軸受は、スチールボールを組み込んだ深
みぞ玉軸受が最適であるが、鉄ブッシュ又は通常のバル
ブに用いられるベアリングであっても良い。しかしなが
ら、面接触タイプのベアリングは玉軸受よりも摩擦力が
大きくなるので好ましくない。
【0014】軸受筒(5)内にはトルク変換器(10)が組み
込まれる。トルク変換器(10)を組み込むために、軸受筒
(5)の内径は若干大径に形成され、軸受筒(5)が、組み
込まれたトルク変換器(10)のハウジングを兼ねており、
重量の低減と強度の向上を図ることが出来る。
【0015】弁棒(3)は、トルク変換器(10)内に位置す
る部分を若干小径の起歪部(11)に形成され、該起歪部(1
1)にトルク変換器(10)のセンサーである歪ゲージが貼着
される。弁棒(3)に起歪部(11)を設けることにより、歪
ゲージ接続部にガタや芯ズレが発生せず、組み付けが容
易で且精度を出し易い。
【0016】従来のトルク変換器では、弁棒の曲げも歪
として信号に混って来ていたが、図示のように起歪部(1
1)の上下を玉軸受(8)(9)で支持してあるので、曲げが
ほとんど発生せず、曲げによるノイズ信号がきわめて小
さくなる。
【0017】図4〜6は、この発明に係るダイナミック
トルク測定方式を組み込んだ実際のバタフライ弁の一例
を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図
【図2】弁棒の正面図
【図3】この発明の弁棒の支持状態を示す概念図
【図4】この発明を適用したバタフライ弁の弁本体の平
面図
【図5】同正面図
【図6】同断面図
【図7】従来の弁棒の支持状態を示す概念図
【符号の説明】
(1) 弁本体 (2) 流路 (3) 弁棒 (4) 軸受部 (5) 軸受筒 (6) 玉軸受 (7) 玉軸受 (8) 玉軸受 (9) 玉軸受 (10) トルク変換器 (11) 起歪部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バタフライ弁の弁本体(1)の一側から外
    方へ延び出す弁軸筒(5)内にトルク変換容器(10)を内装
    し、該トルク変換器(10)内において弁棒(3)の一部を小
    径の起歪部(11)に形成し、該起歪部(11)にトルク変換器
    (10)のセンサーを接続すると共に、起歪部(11)の上下部
    を玉軸受(8)(9)で軸受して、起歪部の曲げを最小にし
    つつ、弁棒のダイナミックトルクによる歪を測定するよ
    うにしたことを特徴とするバタフライ弁のダイナミック
    トルク測定方式。
  2. 【請求項2】 バタフライ弁の弁本体(1)の直径方向対
    向方向に延び出す弁棒(3)と弁本体(1)とを上下にそれ
    ぞれ2個所配置した玉軸受(6)(7)(8)(9)で軸受する
    ようにしたことを特徴とするバタフライ弁の弁本体。
JP18991194A 1994-07-20 1994-07-20 バタフライ弁のダイナミックトルク測定方式及びそのためのバタフライ弁本体 Pending JPH0828715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18991194A JPH0828715A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 バタフライ弁のダイナミックトルク測定方式及びそのためのバタフライ弁本体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18991194A JPH0828715A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 バタフライ弁のダイナミックトルク測定方式及びそのためのバタフライ弁本体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0828715A true JPH0828715A (ja) 1996-02-02

Family

ID=16249278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18991194A Pending JPH0828715A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 バタフライ弁のダイナミックトルク測定方式及びそのためのバタフライ弁本体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0828715A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005180424A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Sauer Danfoss Inc 油圧パワーユニットおよびそのトルクを監視するための方法
CN104676019A (zh) * 2015-03-04 2015-06-03 江苏神通阀门股份有限公司 蝶阀的轴向限位结构
CN110185806A (zh) * 2019-06-20 2019-08-30 江苏百时得计量设备有限公司 一种测控一体式阀门流量计
WO2020195418A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 Ckd株式会社 バタフライバルブ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005180424A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Sauer Danfoss Inc 油圧パワーユニットおよびそのトルクを監視するための方法
CN104676019A (zh) * 2015-03-04 2015-06-03 江苏神通阀门股份有限公司 蝶阀的轴向限位结构
WO2020195418A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 Ckd株式会社 バタフライバルブ
JP2020159431A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 Ckd株式会社 バタフライバルブ
CN110185806A (zh) * 2019-06-20 2019-08-30 江苏百时得计量设备有限公司 一种测控一体式阀门流量计

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940011014B1 (ko) 유량 측정 기능을 가진 나비 밸브 및 나비 밸브를 이용한 유량 측정 방법
KR960015060B1 (ko) 선회형빔 와동센서
JPH06201421A (ja) 流量計
JPH0828715A (ja) バタフライ弁のダイナミックトルク測定方式及びそのためのバタフライ弁本体
US4706503A (en) Vortex meter sensor
US8181539B2 (en) Pressure isolated strain gauge torque sensor
US5179861A (en) Diaphragm type pressure sensor
WO2003067352A1 (fr) Soupape de regulation du debit, dispositif de mesure du debit, dispositif de commande du debit et procede de mesure du debit
JPS6156775B2 (ja)
JPH09126926A (ja) 検知部材を組込んだ圧力センサー
JP2000515962A (ja) ねじりモーメント測定装置を内蔵する回転軸
US4627285A (en) Pointer for liquid filled gauges
US4361040A (en) Integrating angular accelerometer
US6651507B1 (en) Pressure gauge having a dampener mechanism
KR20070019910A (ko) 축하중 측정시스템
JP2523005Y2 (ja) レベル検出装置
JPH0712604A (ja) カルマン渦流量計
JPS6333149Y2 (ja)
US5577411A (en) Molten metal sensing in a closed opaque vessel
JP3365962B2 (ja) 面積式流量計
JP4456659B1 (ja) 面積流量計
CN208953039U (zh) 一种插入式超声流量计辅助装置
JPS6120535Y2 (ja)
JPH0544741Y2 (ja)
JP4554013B2 (ja) 流入口ダイヤフラム構造物