JPH08285839A - 病理検体等運搬用容器 - Google Patents
病理検体等運搬用容器Info
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- JPH08285839A JPH08285839A JP7087833A JP8783395A JPH08285839A JP H08285839 A JPH08285839 A JP H08285839A JP 7087833 A JP7087833 A JP 7087833A JP 8783395 A JP8783395 A JP 8783395A JP H08285839 A JPH08285839 A JP H08285839A
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Landscapes
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- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 検体等を温度管理しながら鮮度高く長時間に
及ぶ遠隔地にも適切に運搬できる病理検体等運搬用容器
を提供する。 【構成】 断熱材３で囲まれた収納部４を有する箱体１
及びその収納部４を密閉可能な蓋体１１と、箱体１の一
部を切欠いてそこに配置された電気的冷暖装置７と、該
電気的冷暖装置７の効率を補助するためのファン９を有
する電動モータ８と、箱体内部の温度を検知するセンサ
５と、該センサ５で検出した温度と予め設定されたプロ
グラム温度とを比較して前記電気的冷暖装置７を必要な
冷却又は温熱動作させる制御器と、前記電気的冷暖装置
７及び電動モータ８に給電する充電可能な蓄電地を有す
るケースとから構成した。
及ぶ遠隔地にも適切に運搬できる病理検体等運搬用容器
を提供する。 【構成】 断熱材３で囲まれた収納部４を有する箱体１
及びその収納部４を密閉可能な蓋体１１と、箱体１の一
部を切欠いてそこに配置された電気的冷暖装置７と、該
電気的冷暖装置７の効率を補助するためのファン９を有
する電動モータ８と、箱体内部の温度を検知するセンサ
５と、該センサ５で検出した温度と予め設定されたプロ
グラム温度とを比較して前記電気的冷暖装置７を必要な
冷却又は温熱動作させる制御器と、前記電気的冷暖装置
７及び電動モータ８に給電する充電可能な蓄電地を有す
るケースとから構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、病院等において患者
から摘出した組織又は血液等の検体を病理学的に検査す
べく検査所へ運搬したり、若しくは、摘出した移植用臓
器又は骨髄等を運搬する際にそれらを収納して適切な温
度に維持するための病理検体等運搬用容器に関する。
から摘出した組織又は血液等の検体を病理学的に検査す
べく検査所へ運搬したり、若しくは、摘出した移植用臓
器又は骨髄等を運搬する際にそれらを収納して適切な温
度に維持するための病理検体等運搬用容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、病院における患者から摘出した
組織又は血液等の検体を病理学的に検査すべく検査所へ
運搬したり、若しくは、摘出した移植用臓器を運搬する
ときは、組織や細胞が死滅してはならずそれらのいわば
鮮度がきわめて重要となるために、適切な運搬用容器が
必要となる。
組織又は血液等の検体を病理学的に検査すべく検査所へ
運搬したり、若しくは、摘出した移植用臓器を運搬する
ときは、組織や細胞が死滅してはならずそれらのいわば
鮮度がきわめて重要となるために、適切な運搬用容器が
必要となる。
【０００３】そこで従来では、クーラーボックスに水、
氷又はドライアイスを検体等と共に収納してなるべく短
時間内に運搬することとしている。
氷又はドライアイスを検体等と共に収納してなるべく短
時間内に運搬することとしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検体等
をクーラーボックスに収納して運搬することは、短時間
内に運搬できる場合に限られ、長時間に及ぶ場合には不
向きである。しかも、例えば寒冷地の北海道から温暖地
の沖縄まで臓器等を運搬する必要があるときは、クーラ
ーボックス内の温度管理も必要となるから、水、氷又は
ドライアイスでは適切な管理ができない。
をクーラーボックスに収納して運搬することは、短時間
内に運搬できる場合に限られ、長時間に及ぶ場合には不
向きである。しかも、例えば寒冷地の北海道から温暖地
の沖縄まで臓器等を運搬する必要があるときは、クーラ
ーボックス内の温度管理も必要となるから、水、氷又は
ドライアイスでは適切な管理ができない。
【０００５】そこで、この発明は上記事情に鑑みて、検
体等を温度管理しながら鮮度高く長時間に及ぶ遠隔地に
も適切に運搬できる病理検体等運搬用容器を提供する。
体等を温度管理しながら鮮度高く長時間に及ぶ遠隔地に
も適切に運搬できる病理検体等運搬用容器を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる病理検
体等運搬用容器は、断熱材で囲まれた収納部を有する箱
体及びその収納部を密閉可能な蓋体と、前記箱体の一部
を切欠いてそこに配置された電気的冷暖装置と、該電気
的冷暖装置の効率を補助するためのファンを有する電動
モータと、前記箱体内部の温度を検知するセンサと、該
センサで検出した温度と予め設定されたプログラム温度
とを比較して前記電気的冷暖装置を必要な冷却又は温熱
動作させる制御器と、前記電気的冷暖装置及び電動モー
タに給電する充電可能な蓄電地とからなることを特徴と
し、かつ、前記電気的冷暖装置はペルチエ素子であるこ
とを特徴とする。
体等運搬用容器は、断熱材で囲まれた収納部を有する箱
体及びその収納部を密閉可能な蓋体と、前記箱体の一部
を切欠いてそこに配置された電気的冷暖装置と、該電気
的冷暖装置の効率を補助するためのファンを有する電動
モータと、前記箱体内部の温度を検知するセンサと、該
センサで検出した温度と予め設定されたプログラム温度
とを比較して前記電気的冷暖装置を必要な冷却又は温熱
動作させる制御器と、前記電気的冷暖装置及び電動モー
タに給電する充電可能な蓄電地とからなることを特徴と
し、かつ、前記電気的冷暖装置はペルチエ素子であるこ
とを特徴とする。
【０００７】
【作用】蓄電地の電源を電気的冷暖装置及び電動モータ
に通電可能にスイッチオンして箱体内部に検体等を収納
し運搬することにより、センサで検知した収納部内の温
度を制御器が予め設定された温度と比較して電気的冷暖
装置に必要な冷却又は温熱作動を行わせることにより、
収納部内の温度を常に一定に維持することができる。
に通電可能にスイッチオンして箱体内部に検体等を収納
し運搬することにより、センサで検知した収納部内の温
度を制御器が予め設定された温度と比較して電気的冷暖
装置に必要な冷却又は温熱作動を行わせることにより、
収納部内の温度を常に一定に維持することができる。
【０００８】
【実施例】以下この発明の実施例を図に基づき説明す
る。図１に示すように、公知のクーラーボックスと略同
一構成の箱体１は、図２に示すように、樹脂などの外殻
体２内に断熱材３で囲まれた収納部４が形成され、この
収納部４内に露出してセンサ５が配置され、前記断熱材
３と外殻体２の一部を切欠いて機器収納室６が形成さ
れ、この機器収納室６には電気的冷暖装置７と電動モー
タ８が収納され、電動モータ８の出力軸にはファン９が
取り付けられている。
る。図１に示すように、公知のクーラーボックスと略同
一構成の箱体１は、図２に示すように、樹脂などの外殻
体２内に断熱材３で囲まれた収納部４が形成され、この
収納部４内に露出してセンサ５が配置され、前記断熱材
３と外殻体２の一部を切欠いて機器収納室６が形成さ
れ、この機器収納室６には電気的冷暖装置７と電動モー
タ８が収納され、電動モータ８の出力軸にはファン９が
取り付けられている。
【０００９】電動モータ８はファン９を回転駆動し、電
気的冷暖装置７が熱交換して機器収納室６内に存する空
気を外殻体２に開設した格子窓１０から外部へ排出する
ものである。電気的冷暖装置７はペルチエ素子が適当で
あるが、これに限定するものではない。
気的冷暖装置７が熱交換して機器収納室６内に存する空
気を外殻体２に開設した格子窓１０から外部へ排出する
ものである。電気的冷暖装置７はペルチエ素子が適当で
あるが、これに限定するものではない。
【００１０】箱体１を閉じる蓋体１１はヒンジ１２を介
し箱体１に回動可能に軸着されてその収納部４の開口側
を開閉して検体等を出し入れできるもので、箱体１と同
様に外殻体１３内に断熱材１４が装着されている。蓋体
１１にはヒンジ１２の対向側面に箱体１と連結するロッ
クヒンジ１５が設けられている。
し箱体１に回動可能に軸着されてその収納部４の開口側
を開閉して検体等を出し入れできるもので、箱体１と同
様に外殻体１３内に断熱材１４が装着されている。蓋体
１１にはヒンジ１２の対向側面に箱体１と連結するロッ
クヒンジ１５が設けられている。
【００１１】したがって、蓋体１１は収納部４を密閉で
き、収納部４内の温度管理を容易にすることができる。
さらに、蓋体１１の上部には把手１６が取り付けられ、
この把手１６を介して箱体１を蓋体１１と共に携行でき
る。
き、収納部４内の温度管理を容易にすることができる。
さらに、蓋体１１の上部には把手１６が取り付けられ、
この把手１６を介して箱体１を蓋体１１と共に携行でき
る。
【００１２】なお、前記電気的冷暖装置７と電動モータ
８を作動させる充電可能な蓄電地及びこれらと電気的に
接続した制御器１７を有するケース１８が箱体１と付属
し、ケース１８を適宜のキャリングバッグ等に収納して
携行する。
８を作動させる充電可能な蓄電地及びこれらと電気的に
接続した制御器１７を有するケース１８が箱体１と付属
し、ケース１８を適宜のキャリングバッグ等に収納して
携行する。
【００１３】そこで、適宜のビニール袋１９等に生理食
塩水等ととも挿入した検体２４を収納部４に入れて蓋体
１１を閉じてロックし、機器収納室６の外部に設けたソ
ケット２０にケース１８から延伸するコード２１を接続
してパワースイッチ２２をオン操作するとともに、冷暖
切換スイッチ２３をＣＯＯＬ又はＨＯＴのいずれかに設
定しておくと、電気的冷暖装置７が作動し、センサ５が
収納部４内の温度を検知して制御器１７が予め設定され
た温度と比較して必要な冷却又は温熱作動をすべく電気
的冷暖装置７を駆動する。
塩水等ととも挿入した検体２４を収納部４に入れて蓋体
１１を閉じてロックし、機器収納室６の外部に設けたソ
ケット２０にケース１８から延伸するコード２１を接続
してパワースイッチ２２をオン操作するとともに、冷暖
切換スイッチ２３をＣＯＯＬ又はＨＯＴのいずれかに設
定しておくと、電気的冷暖装置７が作動し、センサ５が
収納部４内の温度を検知して制御器１７が予め設定され
た温度と比較して必要な冷却又は温熱作動をすべく電気
的冷暖装置７を駆動する。
【００１４】この電気的冷暖装置７の作動を効率化する
ために電動モータ８が作動してファン９が回転し、機器
収納室６内の空気を格子窓１０から外部へ排出する。し
たがって、収納部４内は一定温度に維持され、検体等は
長時間に及ぶ運搬に際して温度変化による悪影響を受け
ない。
ために電動モータ８が作動してファン９が回転し、機器
収納室６内の空気を格子窓１０から外部へ排出する。し
たがって、収納部４内は一定温度に維持され、検体等は
長時間に及ぶ運搬に際して温度変化による悪影響を受け
ない。
【００１５】かくして、検体等の温度管理ができるか
ら、遠隔又は長時間に及ぶ検体等の運搬に際してきわめ
て好都合であり、新鮮な検体を国内は言うに及ばず外国
へも提供できるようになる。
ら、遠隔又は長時間に及ぶ検体等の運搬に際してきわめ
て好都合であり、新鮮な検体を国内は言うに及ばず外国
へも提供できるようになる。
【００１６】なお、上記実施例では検体等を運搬する例
として説明したが、検体等に限る事なく、一定温度下で
の輸送が必要な医薬品、化学品その他にも適用できるほ
か、魚その他の食物を新鮮に維持して輸送するための装
置として利用できることは明らかである。
として説明したが、検体等に限る事なく、一定温度下で
の輸送が必要な医薬品、化学品その他にも適用できるほ
か、魚その他の食物を新鮮に維持して輸送するための装
置として利用できることは明らかである。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、断熱材
で囲まれた収納部内の温度を、必要により冷却又は温熱
作動する電気的冷暖装置で常に一定に維持するようにし
たから、検体等の長時間に及ぶ、又は遠隔地への運搬に
あっても収納物が鮮度高く維持されることが可能とな
り、適切な検査及び処置ができるようになる。
で囲まれた収納部内の温度を、必要により冷却又は温熱
作動する電気的冷暖装置で常に一定に維持するようにし
たから、検体等の長時間に及ぶ、又は遠隔地への運搬に
あっても収納物が鮮度高く維持されることが可能とな
り、適切な検査及び処置ができるようになる。
【図１】この発明の実施例を示す全体斜視図
【図２】容器の断面側面図
１…箱体 ３，１４…断熱材 ４…収納部 ５…センサ ６…機器収納室 ７…電気的冷暖装置 ８…電動モータ ９…ファン １１…蓋体
Claims (2)
- 【請求項１】 断熱材で囲まれた収納部を有する箱体及
びその収納部を密閉可能な蓋体と、前記箱体の一部を切
欠いてそこに配置された電気的冷暖装置と、該電気的冷
暖装置の効率を補助するためのファンを有する電動モー
タと、前記箱体内部の温度を検知するセンサと、該セン
サで検出した温度と予め設定されたプログラム温度とを
比較して前記電気的冷暖装置を必要な冷却又は温熱動作
させる制御器と、前記電気的冷暖装置及び電動モータに
給電する充電可能な蓄電地とからなることを特徴とする
病理検体等運搬用容器。 - 【請求項２】 前記電気的冷暖装置はペルチエ素子であ
ることを特徴とする請求項１記載の病理検体等運搬用容
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7087833A JPH08285839A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 病理検体等運搬用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7087833A JPH08285839A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 病理検体等運搬用容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08285839A true JPH08285839A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13925944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7087833A Pending JPH08285839A (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 病理検体等運搬用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08285839A (ja) |
Cited By (21)
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-
1995
- 1995-04-13 JP JP7087833A patent/JPH08285839A/ja active Pending
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