JPH08285788A - 連続する構造物を含む物体の欠陥を検出する方法および 装置 - Google Patents

連続する構造物を含む物体の欠陥を検出する方法および 装置

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JPH08285788A
JPH08285788A JP8793395A JP8793395A JPH08285788A JP H08285788 A JPH08285788 A JP H08285788A JP 8793395 A JP8793395 A JP 8793395A JP 8793395 A JP8793395 A JP 8793395A JP H08285788 A JPH08285788 A JP H08285788A
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Shinji Maezono
伸二 前薗
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線入りガラス板の欠陥検出において、線の構
造的欠陥も検出できるようにする。 【構成】 連続する構造物を含む透光板状体を照明し、
1次元ラインセンサで撮像して得られた1次元画素の輝
度データから欠陥を検出する方法において、輝度データ
を2値化するためのしきい値を、検出が必要な全欠陥を
2値化する第1のレベル13と、連続する構造物の太さ
を前記1次元ラインセンサの分解能の範囲内で検出でき
るように2値化する第2のレベル14とに設定し、これ
ら第1および第2のレベルで前記輝度データを2値化し
て、第1および第2の2値データ20,21を形成し、
形成された第2の2値データから、前記連続する構造物
の2値データを分離し、分離された構造物の2値データ
と、前記第1の2値データとを比較して、第1の2値デ
ータか欠陥の2値データを分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の検査対象物体に
対応して順次得られる複数個の1次元画素データから、
この検査対象物体の連続する構造物に関する欠陥を検出
する方法および装置に関し、特に、線入り板ガラスにつ
いての欠陥検出に適用するのに最適なものである。
【0002】
【従来の技術】通常の板ガラスなどの透明な物体に存在
する欠陥を検出するためには、透過照明で得られた輝度
データを或るレベルで2値化することによって得られた
2値データを、ラベリング処理し連続したものを1つの
ものとして、長さや面積などの特徴量を求めて、それら
の特徴量を基準値と比較して、欠陥の合格不合格を判定
する方法が用いられる。
【0003】また、欠陥を異物や泡などの種類に分類し
たい場合には、異物と泡の輝度レベルが明らかに違え
ば、2値化レベルを複数設定して複数の2値データを比
較する方法、あるいは3値化や4値化などの多値化処理
のデータを用いる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、透明の板ガ
ラスではなく線入り板ガラスのように、針金のような欠
陥ではない連続した構造物を含んだ検査対象物体の場合
には、この針金も異物や泡などの欠陥と同じような輝度
レベルの低下として現れる。
【0005】この輝度レベルを2値化した2値データを
ラベリング処理すると、針金に接触や交差しない欠陥は
容易に検出できるが、針金に接触または交差する欠陥
は、欠陥が終了するまでは針金か欠陥かの区別はできな
いので、連続して針金自体の構造的欠陥などの検出がで
きにくいという問題がある。また、針金に接触または交
差する欠陥は分離しにくいという問題がある。
【0006】針金に接触または交差する欠陥が小さな泡
であり、泡と針金の輝度レベルにはっきりした差がある
場合は、泡が検出されないレベルで2値化すれば針金の
みが検出される。泡と針金の両方が検出されるレベルで
2値化したデータと比較すれば、針金と泡を分離でき
る。しかしながら、大きな泡や異物などの輝度レベル
は、針金の輝度レベルと区別できない。たとえ、従来の
方法で、複数の2値化レベルで2値化したデータを比較
してレベル別に欠点が分離できても、針金と同じ輝度レ
ベルの欠点は分離できないという問題がある。
【0007】また、遮光性欠陥だけでなくて、針金の線
切れ部分などの遮光機能のない欠陥を従来のラベル付け
方法により検出することも非常に困難である。
【0008】このような問題を解決するために、本出願
人は「物体の構造および/または模様に関する欠陥を検
出する方法および装置」(特願平5−348748号明
細書)を提案している。この既提案の技術によれば、板
ガラスの欠陥と針金とを分離して検出することができ
る。
【0009】このような既提案の欠陥検出方法および装
置において、2値化回路での2値化レベルによって検出
される針金や欠陥の太さが変わってしまう、つまり、小
さな泡欠陥などの遮光機能の小さい欠陥を検出するため
には2値化のためのレベル値を高く設定する必要がある
が、その場合には針金が実際の線幅よりも太く検出され
てしまうので、線切れ以外の針金の構造的欠陥、例えば
針金が延びて線切れには至らないが線幅が細くなってい
るような欠陥、あるいは針金の一部の線幅が普通の線幅
よりも太くなっているような欠陥を正確に検出できない
という問題がある。
【0010】また、既提案の欠陥検出方法および装置に
おいて、欠陥と針金との分離するためのラベル付けが複
雑であって、そのための処理が複雑になるという問題も
ある。
【0011】本発明の目的は、検査対象物体に含まれる
遮光性欠陥や線切れ欠陥を、この検査対象物体が本来有
する正常な連続する構造物と確実かつ迅速に区別するこ
とができる欠陥検出方法および装置において、構造物自
体の構造的欠陥をも検出できるようにすることにある。
【0012】本発明の他の目的は、連続する構造物の周
期性を利用して、連続する構造物の検出を容易とした欠
陥の検出方法および装置を提供することにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、連続する構造
物の連続性を利用して、構造物と欠陥を分離する欠陥の
検出方法および装置を提供することにある。
【0014】
【発明の概要】本発明は、連続する構造物を含む透光板
状体を照明し、1次元ラインセンサで撮像して得られた
1次元画素の輝度データから欠陥を検出する方法におい
て、前記輝度データを2値化するためのしきい値を、検
出が必要な全欠陥を2値化する第1のレベルと、前記連
続する構造物の太さを前記1次元ラインセンサの分解能
の範囲内で検出できるように2値化する第2のレベルと
に設定し、これら第1および第2のレベルで前記輝度デ
ータを2値化して、第1および第2の2値データを形成
し、形成された第2の2値データから、前記連続する構
造物の2値データを分離し、分離された構造物の2値デ
ータと、前記第1の2値データとを比較して、第1の2
値データから欠陥の2値データを分離する、ことを特徴
としている。
【0015】前記連続する構造物が、板ガラス中に周期
的に配列された針金である場合に、前記第2の2値デー
タから、前記針金の配列の周期性を利用して、針金を分
離するのが好適である。
【0016】また、本発明では、照明むらやラインセン
サの画素による不均一性により1次元画素のゆがみに対
応して、前記第1および第2の2値化レベルを設定して
いる。
【0017】
【実施例】本発明を線入り板ガラスの欠陥を検出する欠
陥検出装置に適用した一実施例を図面を参照して説明す
る。
【0018】図1に線入り板ガラス1の例を示す。図
中、2は埋設されている針金(以下、線という)であ
り、3は線2に接触している接触欠点、4は線2と交差
している交差欠点、5は線2と接触も交差もしていない
孤立欠点である。6は線2が一旦切れて分離している線
切れ部分である。
【0019】LSは板ガラス1を撮像するラインセンサ
であり、LはラインセンサLSの走査ラインである。こ
の走査ラインLを照らすための照明装置が、板ガラス1
のラインセンサLSと反対の側にある(図示しない)。
XはラインセンサLSの走査方向を示し、Yは線入り板
ガラス1の搬送方向である。XとYはほぼ直交してい
る。
【0020】図2に、欠陥検出装置の構成を示す。この
欠陥検出装置は、入力回路7と、2値化装置9と、欠点
分離装置10と、特徴量抽出装置11と、欠陥判定装置
12とを備えている。
【0021】2値化装置9は、2値化回路9aおよびラ
ンレングス符号化回路9bにより構成されている。
【0022】欠点分離装置10は、欠点分離回路10a
および欠点分離回路10bにより構成されている。
【0023】特徴量抽出回路11は、ラベリング回路1
1a、欠点抽出回路11b、線の特徴量抽出回路11c
により構成されている。
【0024】欠陥判定装置12は、欠点判定回路12
a、線欠陥判定回路12b、総合判定回路12cにより
構成されている。
【0025】次に、本実施例の欠陥検出装置の動作を説
明する。図1において、連続生産される線入り板ガラス
1を矢印Y方向に搬送しながら、板ガラスの下側から照
明し、1次元ラインセンサLSによりこのセンサ入り板
ガラス1を上側から撮像すると、その1走査毎に輝度レ
ベルを表す1次元の画素信号が得られる。ラインセンサ
LSから出力される画素信号は、図2の入力回路7に送
られてA/D変換される。A/D変換された画素信号8
は、2値化装置9に送られ、2値化回路9aで2値化さ
れる。
【0026】2値化回路9aにおける2値化レベルを図
3を参照して説明する。図3には、2値化回路9aへの
入力信号の例である1次元の画素信号8と、この画素信
号8を2値化するための2値化レベル13および14
と、2値化レベル13および14による2値データ2
0,21の例を示す。画素信号8のレベル15は線の輝
度レベルを、レベル16は大きな泡または小さな異物な
どの欠点の輝度レベルを、レベル17は異物などの欠点
の輝度レベルを、レベル18は小さな泡などの欠点の輝
度レベルをそれぞれ示している。またレベル19は線と
欠点の重なり部分の輝度レベルの例である。この場合、
異物のレベルは、線のレベルとほぼ同じ大きさとなって
いる。2値化レベル13は、検出が必要なすべての欠陥
を確実に2値化できるレベルであり、高く設定されてい
る。一方、2値化レベル14は、線のレベル15を2値
化したときに、ラインセンサの分解能の範囲内で2値デ
ータ“1”の幅が実際の線の幅とほぼ等しくなるような
レベルである。
【0027】図からわかるように、2値化レベル13,
14は、直線ではなく、両端でレベルが低下するように
ゆるく湾曲している。これは、照明むらやラインセンサ
の画素による不均一性により1次元画素信号がゆがむの
で、このゆがみに対応して2値化レベルを設定している
ためである。このような2値化レベルの設定は、画素毎
にレベルを変えて設定することとなる。
【0028】このような2値化レベル13,14により
2値化された2値データを、図3に20,21で示す。
2値化レベル13による2値データ20は、レベル1
5,16,17,18,19を含んでおり、2値化レベ
ル14による2値データ21は、レベル15,17を含
んでいる。もし、レベル16とレベル18とを分ける必
要があれば、レベル16を含みレベル18を含まない2
値化レベルを設定する。更に、細かく分類するときは、
必要な2値化レベルを設定する。
【0029】上記のようにして得られた全ての2値デー
タには線が含まれているので、線と欠点を分離する必要
がある。全ての2値データに対して線と欠点の分離処理
を行ってもよいが、線は全ての2値データに共通に含ま
れるので、1つの2値データのみに対して線と欠点の分
離処理を行って得られた線の2値データと、他の欠点を
含んだ2値データとを比較して、欠点を分離してもよ
い。線と欠点の分離処理に用いる2値データは、線の太
さがほぼ正確な2値化レベル14による2値データ21
を用いるのが好ましい。
【0030】2値化回路9aにおいて、図3に示す2値
化データ20,21が形成されたものとする。これら2
値化データは、必要ならばランレングス符号化回路9b
で扱い易いランレングスデータに変換される。なお、以
下の説明では、理解を容易にするため、2値画素データ
で説明するものとする。この2値画素データにおいて
は、“1”は線2、欠点3,4,5などの遮光物に対応
する画素を、また、“0”は遮光物に対応しない画素を
示している。
【0031】以下の説明においては、図3に示した、2
値化レベル13,14による2値化で得られた2値画素
データを用いるものとする。
【0032】2値データ20,21は、欠点分離回路1
0aに送られ、線と欠点に分離される。線と欠点の分離
は、2値データ21を用いて線の2値画素データの分離
を行い、線の2値画素データと2値データ20の2値画
素データと比較して欠点の2値画素データの分離を行う
ものとする。
【0033】まず、線の2値画素データ分離について説
明する。図3の2値データ21のAの部分に対応する最
初の1走査分の2値画素データを図4(A)に示す。線
のレベル15と異物のレベル17に対応する画素データ
が“1”で表されている。前述したように2値化レベル
14は2値化されたデータ“1”の幅が線幅にほぼ等し
くなるように設定されているので、線15に対応する
“1”の連続幅は、実際の線幅にほぼ等しくなってい
る。なお図4(a)において、“1”,“0”の連続個
数は、説明の便宜上定めたものであり、実際とは異なる
ことに留意されたい。この2値画素データには、図4
(B)に示すように、“1”の画素の全てには無条件で
“線”のラベルを付ける。
【0034】図4(c)に次の走査分の2値画素データ
を示す。この2値画素データに対してラベル付けを行う
が、ラベル付けの基準は、以下の表1に示すルールに従
う。
【0035】
【表1】
【0036】(A)は、処理走査ラインの2値画素デー
タにおける画素が“1”の場合のルールである。(A)
の左欄には、直前の既走査ラインのラベルデータにおい
て各画素に付けられたラベルの種類が示され、右欄に
は、処理走査ラインにおいて、付けるべきラインの種類
が示されている。(B)は、処理走査ラインの2値画素
データにおける画素が“0”の場合のルールである。
【0037】このようなラベル付けルールに従えば、図
4(C)の処理走査ラインの2値画素データ12は、図
4(D)に示すようなラベルデータが付される。このよ
うなラベルデータが各走査ラベル毎に連続して続くこと
になるが、このラベルデータでは、異物17は線とみな
されている。したがって、2値画素データには、線15
の画素データと異物17の画素データとが混在している
ことになる。
【0038】線入り板ガラス1においては、図1に示す
ように、多数本の線2は互いにほぼ一定の間隔をおいて
周期的に配置されているので、その周期性から判断し
て、異物17に対応するラベルデータ“線”は、針金に
よる線でないと判断して除去する。したがって、針金1
5に対応するラベルデータ“線”のみが残る結果、線の
2値画素データを分離することができる。
【0039】欠点分離回路10aでは、さらに、線の2
値画素データと2値データ21に対応する2値画素デー
タとを比較することによって、欠点を検出する。分離さ
れた線の2値画素データの“1”の連続する幅は、実線
の線幅に等しいから、特に、接触欠点や交差欠点を容易
に検出することができる。図3を参照すればわかるよう
に、大きな泡または小さな異物16,異物17,小さな
泡18,重なり欠点19が検出される。これら検出され
た画素データ“1”には“欠点”のラベルを付ける。図
5(A)に、図4(A)の画素データに対しラベル付け
された状態を示す。以下連続する処理走査ライン毎に、
前述した表1のルールに従ってラベル付けを行う。
【0040】図5(B)に、或る処理走査ラインの2値
画素データを示し、図5(A)を既走査ラインとした場
合のラベル付けの結果を図5(C)に示す。既走査ライ
ンのラベル“線”に対して、処理走査ラインの画素デー
タが“0”の場合には、“線切れ”とラベル付けされ
る。このようにして、線切れが検出される。
【0041】欠点分離回路10aにおける以上の処理に
より、線と線切れと欠点とが検出され、線と線切れのラ
ベルデータは、線の特徴量抽出回路11cに入力され、
一方、欠点のラベルデータは、欠点分類回路10bに入
力される。
【0042】欠点分類回路10bでは、欠点の種類を分
類するが、図3に示した例では、2値化レベル13によ
りすべての欠点が検出されており、種類の分類はできな
いが、2値化レベルを複数設定することにより、欠点の
種類を分類できることは容易に理解できるであろう。例
えば、図3において、2値化レベル13と14との間に
2値化レベルを設けることによって、例えば大きな泡と
小さな泡を分類することができる。このようにして分類
された欠点の画素データは、特徴量抽出装置11のラベ
リング回路11aに送られ、従来のラベル付け法による
ラベリング処理をデータに施すことによって、個々の欠
点をグループ化して、欠点抽出回路11bにおいて各欠
点についてX方向の長さ、Y方向の長さ、面積などの特
徴量を算出する。算出された特徴量は、欠点判定回路1
2aに送られる。
【0043】線の特徴量抽出回路11cでは、線および
線切れのデータに基づいて、線2の線幅および相互の間
隔の変動、線2の蛇行、線2の線切れ部分6などの線2
に関する特徴量が抽出される。この場合、抽出された線
幅は実際の針金の線幅にほぼ等しい。抽出された特徴量
は線欠陥判定回路12bに送られる。
【0044】線欠陥判定回路12bおよび欠点判定回路
12aでは、線の特徴量および欠点の特徴量を、所定の
基準値と比較することによって、判定を行う。本発明の
場合、線幅は正確に検出されているので、線切れのみな
らず、例えば線が実際の線幅より細くあるいは太くなっ
ているような構造的欠陥も検出することができる。
【0045】総合判定回路では、判定回路12a,12
bの判定結果から、線入り板ガラス10などの製品の総
合的な合否を判定する。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、1次元の輝度データか
ら、検出しなければならない各欠陥のレベル毎に複数の
2値データが得られ、その2値データの中の1つは連続
する構造物の太さがほぼ正確に検出されるデータであ
り、これら2値データから検査対象物体の連続する構造
物と欠陥を分離することができる。そして、分離された
連続する構造と欠陥のそれぞれについて様々な特徴量を
抽出して基準値と比較することによって、合否の判定を
行うことができ、欠陥の属性や輝度レベルによる分類を
行うことができる。
【0047】さらに本発明の場合、連続する構造物の線
幅を正確に検出することができるので、構造物自体の欠
陥をも容易に判別することが可能になる。
【0048】さらには、連続する構造物をその周期性を
利用して検出し、欠陥の2値データと比較することによ
り欠陥を、複雑なラベリング処理をしなくても、簡単に
検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を線入り板ガラスの欠陥を検出する欠陥
検出装置に適用した一実施例の配置図である。
【図2】本発明の欠陥検出装置の一実施例のブロック図
である。
【図3】本発明の一実施例の輝度レベルの例と2値化レ
ベルの例と2値データの例を示す図である。
【図4】2値画素データのラベル付けを説明する図であ
る。
【図5】2値画素データのラベル付けを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 線入り板ガラス 2 線 3 接触欠点 4 交差欠点 5 孤立欠点 6 線切れ部分 8 1次元の輝度レベルの例 9 2値化装置 10 欠点分離装置 11 特徴量抽出装置 12 欠陥判定装置 13 検出しなければならない全ての欠点を2値化する
2値化レベル 14 線が実際の太さとして検出されるための2値化レ
ベル 15 線の輝度レベル 16 大きな泡または小さな異物などの輝度レベル 17 異物などの輝度レベル 18 小さな泡などの輝度レベル 19 線と欠点の重なり部分の輝度レベル 20 2値化レベル13による2値データ 21 2値化レベル14による2値データ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続する構造物を含む透光板状体を照明
    し、1次元ラインセンサで撮像して得られた1次元画素
    の輝度データから欠陥を検出する方法において、 前記輝度データを2値化するためのしきい値を、検出が
    必要な全欠陥を2値化する第1のレベルと、前記連続す
    る構造物の太さを前記1次元ラインセンサの分解能の範
    囲内で検出できるように2値化する第2のレベルとに設
    定し、 これら第1および第2のレベルで前記輝度データを2値
    化して、第1および第2の2値データを形成し、 形成された第2の2値データから、前記連続する構造物
    の2値データを分離し、 分離された構造物の2値データと、前記第1の2値デー
    タとを比較して、第1の2値データから欠陥の2値デー
    タを分離する、ことを特徴とする欠陥検出方法。
  2. 【請求項2】前記連続する構造物が、板ガラス中に周期
    的に配列された針金である場合に、前記第2の2値デー
    タから、前記針金の配列の周期性を利用して、針金の2
    値データを分離する、ことを特徴とする請求項1記載の
    欠陥検出方法。
  3. 【請求項3】照明むらやラインセンサの画素による不均
    一性により1次元画素のゆがみに対応して、前記第1お
    よび第2の2値化レベルを設定することを特徴とする請
    求項1または2記載の欠陥検出方法。
  4. 【請求項4】連続する構造物を含む透光板状体を照明
    し、1次元ラインセンサで撮像して得られた1次元画素
    の輝度データから欠陥を検出する方法において、 前記輝度データを2値化するためのしきい値を、検出が
    必要な全欠陥を2値化する第1のレベルと、欠陥の種類
    を分類するための少なくとも1つの第2のレベルと、前
    記連続する構造物の太さを前記1次元ラインセンサの分
    解能の範囲内で検出できるように2値化する第3のレベ
    ルとに設定し、 これら第1,第2および第3のレベルで前記輝度データ
    を2値化して、第1,第2および第3の2値データを形
    成し、 形成された第3の2値データから、前記連続する構造物
    の2値データを分離し、 分離された構造物の2値データと、前記第1の2値デー
    タとを比較して、第1の2値データから欠陥の2値デー
    タを分離し、 分離された欠陥の2値データと、前記第2の2値データ
    とを比較して欠陥の種類を分類する、ことを特徴とする
    欠陥検出方法。
  5. 【請求項5】前記連続する構造物が、板ガラス中に周期
    的に配列された針金である場合に、前記第3の2値デー
    タから、前記針金の配列の周期性を利用して針金の2値
    データを分離する、ことを特徴とする請求項4記載の欠
    陥検出方法。
  6. 【請求項6】照明むらやラインセンサの画素による不均
    一性により1次元画素のゆがみに対応して、前記第1,
    第2および第3の2値化レベルを設定することを特徴と
    する請求項4または5記載の欠陥検出方法。
  7. 【請求項7】連続する構造物を含む透光板状体を照明
    し、1次元ラインセンサで撮像して得られた1次元画素
    の輝度データから欠陥を検出する装置において、 前記輝度データを2値化する2値化回路を備え、この2
    値化回路において、2値化するためのしきい値を、検出
    が必要な全欠陥を2値化する第1のレベルと、前記連続
    する構造物の太さを前記1次元ラインセンサの分解能の
    範囲内で検出できるように2値化する第2のレベルとに
    設定し、これら第1および第2のレベルで前記輝度デー
    タを2値化して、第1および第2の2値データを形成
    し、 形成された第2の2値データから、前記連続する構造物
    の2値データを分離し、分離された構造物の2値データ
    と、前記第1の2値データとを比較して、第1の2値デ
    ータから欠陥の2値データを分離する欠点分離回路と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出装置。
  8. 【請求項8】連続する構造物を含む透光板状体を照明
    し、1次元ラインセンサで撮像して得られた1次元画素
    の輝度データから欠陥を検出する装置において、 前記輝度データを2値化する2値化回路を備え、この2
    値化回路において、前記輝度データを2値化するための
    しきい値を、検出が必要な全欠陥を2値化する第1のレ
    ベルと、欠陥の種類を分類するための少なくとも1つの
    第2のレベルと、前記連続する構造物の太さを前記1次
    元ラインセンサの分解能の範囲内で検出できるように2
    値化する第3のレベルとに設定し、これら第1,第2お
    よび第3のレベルで前記輝度データを2値化して、第
    1,第2および第3の2値データを形成し、 形成された第3の2値データから、前記連続する構造物
    の2値データを分離し、分離された構造物の2値データ
    と、前記第1の2値データとを比較して、第1の2値デ
    ータから欠陥の2値データを分離する欠点分離回路と、 分離された欠陥の2値データと、前記第2の2値データ
    とを比較して、欠陥の種類を分類する欠点分類回路と、
    を備えることを特徴とする欠陥検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010044010A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Central Glass Co Ltd 網入りまたは線入りガラスの欠陥検出方法

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