JPH08285660A - 投込式水位計 - Google Patents

投込式水位計

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JPH08285660A
JPH08285660A JP9218795A JP9218795A JPH08285660A JP H08285660 A JPH08285660 A JP H08285660A JP 9218795 A JP9218795 A JP 9218795A JP 9218795 A JP9218795 A JP 9218795A JP H08285660 A JPH08285660 A JP H08285660A
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JP
Japan
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water level
level gauge
type water
adsorbent
converter
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Pending
Application number
JP9218795A
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English (en)
Inventor
省三 ▲葛▼西
Shozo Kasai
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】投込式水位計の中空ケーブル3を接続した変換
器2または中継箱10において、樹脂パイプ5の大気開
口部と大気導入孔6の間に湿分又は腐食性ガスを吸着す
る吸着剤を収納し、圧力センサ13やプリアンプ14が
絶縁劣化や腐食劣化しないようにする。吸着剤は乾燥剤
や腐食性ガス用活性炭である。 【効果】計測誤差をなくし、長期的に安定して使用する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道水や農業用水などの
水源や貯水槽や水路の水位、また、せきの水位変動から
流路を流れる水量を測定する水位計に関し、特に、検出
器を水中に没して、水の水頭圧から水位を測定するもの
で、大気圧の変動を補正する必要がある水位計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年は水資源の大量消費から流量管理が
行われている。水を取扱う場合に管理が必要となる大事
な項目に下記の三つがある。
【0003】(1)水位,(2)流量,(3)水質 このうち水質を除き、これらの管理項目の測定方法とし
て、超音波を用いた水位計や流速計がある。また、水の
水頭圧を簡便な圧力計で測定する圧力式水位計や水位計
を用いた、せき式流量計が多く使用されている。また、
近年は下水道の普及により、マンホール内の水位を測定
し、洪水の対策をするために使用する等も考えられてい
るが、これ等でも多く使用されるのが圧力式である。圧
力式の水位計では図2に示すように、水中に没する検出
器1と水上に設置される変換器2から成り、両者は中空
パイプ入りケーブル3(以下中空ケーブルと言う)で電
気的に電線4で接続されている。また、中空ケーブル内
には検出器空間と地上の大気を導入する中空の樹脂パイ
プ5があり、圧力計の負圧側の基準とし、圧力計では水
頭による圧力のみ測定できるようにし、水位を測定して
いる。
【0004】尚、圧力センサは半導体ダイアフラム式が
一般的であり、まれに、差動トランス式や静電容量式が
ある。また、水深が深井戸等では100メートルに達す
ることもあり、地上部の変換器の設置場所から検出器ま
での全距離は200メートルに達することもある。
【0005】このように、検出器内空間を大気と連通す
ると以下のような問題が発生する。すなわち、変換器の
大気導入孔6から大気が導入されるが、大気と共に湿分
も変換器内に入り、長期間の間に樹脂パイプを通して湿
分が検出器内に浸入し、検出器内の圧力センサや電子回
路の絶縁を劣化させたり、さらに、長期間湿分にさらさ
れるとセンサや電子部品自体が劣化し、正常な計測がで
きなくなる。そのため、従来装置では実開昭57−110424
号や実開平1−85642号公報に開示されるように樹脂パイ
プ端に防湿袋7を付け湿分が検出器内へ浸入することを
防止している。しかし、この方法には次に述べる問題が
あった。
【0006】(1)検出器内や中空ケーブル内のガスが
温度変化で膨張,収縮をしたときに、袋のふくらみ量が
変化するが、この時の圧損や圧損の変動による誤差が発
生し、特に、測定水位が0.1 から10メートルの小さ
い場合に問題が発生する。
【0007】また、袋のふくらまし量も検出器と中空ケ
ーブルの体積や温度で調整する等の実用上の問題もあ
る。
【0008】(2)使用する袋は圧損を小さくするた
め、袋の材質として柔らかいプラスチックを使用し、か
つ、厚さも0.05 ミリメールの薄いものを使用するた
め、袋の取扱い時に破ったり、傷付けて、使用できなく
なる。
【0009】また、近年は大気中に含まれる腐食性ガス
が多く、水位計の設置場所が工業プラントの近くの場合
には酸性ガス,アルカリ性ガス、さらには、フッ素,塩
素等のハロゲンガス等があり、これらは湿分と共に電子
部品を腐食劣化させる最大のものである。
【0010】図中において、8は検出器信号を規格化さ
れた水位信号出力に変換する変換部、9は水面を示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明では中空ケーブ
ルで検出器内に大気圧を導入し、かつ、検出器内に湿分
や腐食性ガスが入り絶縁劣化や電子部品を劣化すること
がないようにする方法に関するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は中空ケーブルの
大気側開口部と大気圧導入孔間に、湿分(水蒸気)や腐
食性ガスを吸着除去するための乾燥剤や活性炭を配置
し、吸着剤を介して両者を連通する。
【0013】また、大気圧導入孔から、乾燥剤や活性炭
までの経路にはガスの流通抵抗となるパイプや絞りを設
ける。
【0014】
【作用】図1は本発明の構成を示すものである。図では
検出器と変換器間に中継箱10が設けられ、中空ケーブ
ルは中継箱に接続される。中継箱には端子板11があり
検出器の信号線を変換器信号線へ中継できるようにした
もので、通常、中継箱は検出器設置場所の近くに設けら
れ、変換器は室内に設けることができるようにしたもの
である。これにより、高価な中空ケーブルを短くできる
利点がある。
【0015】このような構成では、大気導入孔の近くに
乾燥剤や活性炭等の吸着剤12を置き、中継箱内の大気
を清浄とし、中空パイプを通じて絶縁劣化や腐食劣化の
原因となるガスを取除いて大気を導入できるようにし
た。尚、吸着剤は図2に示す構成の場合は袋を外して、
この部分に入れれば同様の効果が得られる。
【0016】尚、吸着剤には次のようなものがある。
【0017】乾燥剤…シリカゲルA,シリカゲルB,ゼ
オライト,塩化カルシウム 腐食ガス吸着剤…酸性ガス用活性炭,アルカリ性ガス用
活性炭,ハロゲンガス用活性炭 尚、検出器内の13は圧力センサ、14はプリアンプで
ある。
【0018】以上により、圧力損失なく水位測定が可能
となった。
【0019】
【実施例】図3は本発明の実施例を示すものである。図
において、大気導入孔から細長いパイプ15で吸着剤収
納空16まで大気を導き、大気中の不要ガス成分を吸着
剤で除去したあとに中空パイプの開口部に大気が入るよ
うにした。吸着剤は水位計設置場所の環境に合わせて数
種類入れることも可能である。尚、シリカゲル等は10
0〜300グラム入れることにより、数年間は湿分を除
去し絶縁劣化を防止することが可能である。(シリカゲ
ルの吸湿作用は可逆的である。)
【0020】
【発明の効果】本発明により、水位計の故障を排除で
き、製品寿命も延ばすことができ、かつ、測定環境の悪
い場所でも、安心して測定が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図。
【図2】従来装置を示す説明図。
【図3】本発明の他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
1…検出器、2…変換器、3…中空パイプ入りケーブ
ル、4…電線、5…樹脂パイプ、6…大気導入孔、9…
水面、10…中継箱、11…端子箱、12…吸着剤、1
3…圧力センサ、14…プリアンプ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水中に没して設置される検出器と水面上に
    設置された変換器を接続する中空パイプ入りケーブルで
    接続した投込式水位計において、前記変換器に設けた大
    気導入孔と樹脂パイプの間をガスの吸着剤を介して連通
    したことを特徴とする投込式水位計。
  2. 【請求項2】水中に没して設置される検出器と検出器の
    信号を地上に設置された中継箱を介して変換器へ接続し
    た投込式水位計において、前記中継箱に設けた大気導入
    孔と樹脂パイプの間をガスの吸着剤を介して連通したこ
    とを特徴とする投込式水位計。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記吸着剤が乾燥剤で
    ある投込式水位計。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記吸着剤が乾燥剤で
    ある投込式水位計。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記吸着剤が腐食性ガ
    スを吸着する活性炭である投込式水位計。
  6. 【請求項6】請求項2において、前記吸着剤が腐食性ガ
    スを吸着する活性炭である投込式水位計。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記吸着剤が乾燥剤と
    活性炭の2種類から成る投込式水位計。
  8. 【請求項8】請求項2において、前記吸着剤が乾燥剤と
    活性炭の2種類から成る投込式水位計。
  9. 【請求項9】請求項3において、前記乾燥剤がシリカゲ
    ルである投込式水位計。
  10. 【請求項10】水中に没して設置される検出器と水面上
    に設置された変換器を接続する中空パイプ入りケーブル
    で接続した投込式水位計において、前記変換器に設けた
    大気導入孔に細いパイプまたは絞りを付け樹脂パイプの
    間をガスの吸着剤を介して連通したことを特徴とする投
    込式水位計。
JP9218795A 1995-04-18 1995-04-18 投込式水位計 Pending JPH08285660A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263577A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電位差法による測定システム及びこれに用いる接続部材
JP2007271431A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Furukawa Electric Co Ltd:The 圧力測定装置
WO2015180522A1 (zh) * 2014-05-26 2015-12-03 罗湘利 一种高精度液位传感器及液位遥测遥控仪

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