JPH08285422A - ファン装置の交換警告装置 - Google Patents

ファン装置の交換警告装置

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JPH08285422A
JPH08285422A JP8664695A JP8664695A JPH08285422A JP H08285422 A JPH08285422 A JP H08285422A JP 8664695 A JP8664695 A JP 8664695A JP 8664695 A JP8664695 A JP 8664695A JP H08285422 A JPH08285422 A JP H08285422A
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JP
Japan
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fan device
fan
detecting means
temperature
life
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JP8664695A
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Eiji Sato
栄治 佐藤
Yukihiko Hatano
幸彦 秦野
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Toshiba Corp
Toshiba IT and Control Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba MEC Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファン装置が故障する前に交換警告を行い、
ファン装置の故障を防止すること。 【構成】 ファン装置1に対する給電路に演算器5の制
御電源回路3を接続し、「制御電源回路3の出力電圧V
>基準電圧Vt」の判定結果を演算器5に入力する。そ
して、演算器5は、上記判定結果に基づいてファン装置
1の運転を検出すると、カウンタを加算し、カウンタの
値がファン装置1の保証寿命に達すると警告を行ってフ
ァン装置1の交換を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファン装置の交換時期
を検出して警告を発するファン装置の交換警告装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ファン装置を設計および製造するにあた
っては、所定の耐用期間を想定し、該耐用期間内で部品
の損傷が起こらないような配慮がなされている。従っ
て、ファン装置には製造者側が保証する保証寿命が有
り、この保証寿命の範囲内でファン装置を定期的に交換
することが好ましい。従来より、ファン装置を交換する
か否かの判断は、使用者が実働時間を演算して保証寿命
と比較する等、使用者に委ねられていた。従って、ファ
ン装置が保証寿命の範囲で使用されているかが不明であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来
は、ファン装置の交換を客観的に判断する手段がなかっ
たため、ファン装置の交換が遅れ、コイル焼け,ベアリ
ングの損傷等によりファン装置が故障する虞れがあっ
た。特にファン装置が電気的な発熱部品を冷却する目的
で使用されている場合には、ファン装置の故障に伴い、
電気部品が損傷する虞れがある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ファン装置が故障する前に交換警告
を発することができるファン装置の交換警告装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のファン装
置の交換警告装置は、ファン装置に対する電源の印加状
態に基づいて、ファン装置の運転を検出する運転検出手
段と、この運転検出手段の検出結果に基づいて、前記フ
ァン装置の累積運転時間を検出する運転時間累積手段
と、この運転時間累積手段の累積結果が前記ファン装置
の保証寿命に達したことを判定する寿命判定手段と、こ
の寿命判定手段の判定結果に基づいて、前記ファン装置
の交換を警告する警告手段とを備えたところに特徴を有
する。
【0006】請求項2記載のファン装置の交換警告装置
は、運転時間累積手段の累積結果を記憶する不揮発性記
憶手段を備え、運転時間累積手段が、電源がオンされる
と、前記不揮発性記憶手段から記憶データを読出し、読
出した記憶データに対して運転時間累積動作を行う構成
であるところに特徴を有する。
【0007】請求項3記載のファン装置の交換警告装置
は、運転検出手段が、ファン装置の給電路に接続され、
ファン装置に対する電源の印加状態に基づいて接点がオ
ンオフするリレーから構成されているところに特徴を有
する。請求項4記載のファン装置の交換警告装置は、フ
ァン装置の使用温度を検出する温度検出手段と、この温
度検出手段の検出結果に基づいて、前記使用温度の単位
時間当りの平均値を検出する平均温度検出手段と、この
平均温度検出手段の検出結果に基づいて、運転時間累積
手段による運転時間の累積速度を調整する累積速度調整
手段とを備えたところに特徴を有する。
【0008】請求項5記載のファン装置の交換警告装置
は、ファン装置の使用温度を検出する温度検出手段と、
この温度検出手段の検出結果に基づいて、前記使用温度
の単位時間当りの平均値を検出する平均温度検出手段
と、この平均温度検出手段の検出結果に基づいて、前記
平均温度の累積平均値を検出する累積平均温度検出手段
と、この累積平均温度検出手段の検出結果に基づいて、
寿命判定手段の判定要素である保証寿命を補正する寿命
補正手段とを備えたところに特徴を有する。
【0009】
【作用】請求項1記載の手段によれば、ファン装置に対
する電源印加状態に基づいてファン装置の運転が検出さ
れると、ファン装置の運転時間が累積され、累積運転時
間が検出される。そして、この累積運転時間がファン装
置の保証寿命に達すると、ファン装置の交換が警告され
る。請求項2記載の手段によれば、電源がオンされる
と、不揮発性記憶手段から記憶データが読出され、読出
された記憶データに対して運転時間累積動作が行われ
る。
【0010】請求項3記載の手段によれば、ファン装置
に対する電源印加状態に基づいてリレーの接点がオンオ
フし、該接点のオンオフに基づいてファン装置の運転が
検出される。請求項4記載の手段によれば、ファン装置
の使用温度が検出されると、まず、この使用温度の単位
時間当りの平均値が検出され、次に、この平均温度に基
づいて運転時間の累積速度が調整される。従って、累積
運転時間が保証寿命に達するまでに要するファン装置の
実働時間が使用温度に基づいて補正される。
【0011】請求項5記載の手段によれば、ファン装置
の使用温度が検出されると、まず、この使用温度の単位
時間当りの平均値が検出される。次に、この平均温度に
基づいて平均温度の累積平均値が検出され、この累積平
均値に基づいて保証寿命が補正される。従って、保証寿
命がファン装置の使用温度に基づいて補正される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1および図2
に基いて説明する。まず、図1において、ファン装置1
は、負荷に制御電源を供給する主回路のスイッチング素
子(例えばIGBT)を冷却するものであり、ファンモ
ータ1aおよびファンモータ1aの回転軸に取付けられ
たファン1bから構成されている。そして、ファンモー
タ1aには入力回路(図示せず)の電源線2aおよび2
bが接続されており、入力回路に電源が投入されると、
電源線2aおよび2bを通してファンモータ1aに電源
が供給される。これにより、ファン1bが回転し、IG
BT等の電気的な発熱部品が冷却される。
【0013】電源線2aおよび2bには制御電源回路3
が接続されており、制御電源回路3は、電源線2aおよ
び2bを通して供給される入力電源から制御電源を作成
する。また、制御電源回路3には運転検出手段に相当す
る電源検出回路4が接続されている。この電源検出回路
4はコンパレータから構成されたものであり、制御電源
回路3の制御電源電圧Vと基準電圧Vtとを比較するこ
とに基いて、制御電源回路3の出力電圧の有無、即ちフ
ァン装置1の運転を検出する。
【0014】電源検出回路4の出力端子は、運転時間累
積手段および寿命判定手段に相当する演算器5の入力端
子に接続されている。この演算器5はマイクロコンピュ
ータから構成されたものであり、電源検出回路4の出力
信号に基いてファン装置1の運転時間を検出し、それを
累積する。また、演算器5には、不揮発性記憶手段に相
当するEEPROM6が接続されている。このEEPR
OM6は、電源が喪失されてもデータを記憶する半導体
記憶素子から構成されたものであり、演算器5が検出し
た累積運転時間を記憶する。
【0015】演算器5には、警告手段に相当する表示出
力回路7が接続されている。この表示出力回路7は、表
示部やLED等を有するものであり、演算器5からアラ
ーム信号が出力されると、表示部に警告メッセージを表
示したり、LEDを点灯させたりすることに伴い、ファ
ン装置1が交換時期に達したことを警告する。尚、演算
器5,EEPROM6,表示出力回路7の制御電源は、
制御電源回路3から供給される。
【0016】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、図1において、ファンモータ1aに電源が供給され
ると、制御電源回路3から制御電源Vが出力され、演算
器5が立上がる。これと共に、制御電源回路3の制御電
源Vが電源検出回路4に入力され、電源検出回路4は、
「制御電源V>基準電圧Vt」を判断することに基づい
てファン装置1の運転を検出し、運転検出信号を出力す
る。
【0017】演算器5は、図2において、制御電源Vが
供給されると(スタート)、ステップS1に移行し、ア
ラーム信号を出力しているかを判断する。この場合、ア
ラーム信号を出力していないので、「NO」と判断して
ステップS2に移行する。そして、電源検出回路4から
の運転検出信号を検出することに基づき、ファン装置1
が運転中であると判断し(YES)、ステップS3に移
行する。
【0018】演算器5は、ステップS3に移行すると、
1Sカウンタに1を加算した後、ステップS4に移行
し、1Sカウンタの値が1秒に達したかを判断する。こ
の1Sカウンタは、制御の基準となる1秒を作成するも
のであり、マイクロコンピューータに組込まれているソ
フトウエアのルーチンサイクル時間を基に1秒を作成す
る(例えば、ソフトウエアのルーチンサイクル時間が2
msであれば、500回カウントして1秒を作成す
る)。
【0019】演算器5は、ステップS2〜S4を繰返す
うちに、1Sカウンタの値が1秒に達したと判断する
と、ステップS4からS5に移行し、1Sカウンタをク
リアする。そして、ステップS6に移行して秒カウンタ
に1を加算した後、ステップS7に移行し、秒カウンタ
の値が60秒に達したかを判断する。ここで、秒カウン
タの値が60秒に達していなければ、「NO」と判断し
てステップS2に復帰し、上述のステップS2〜S7を
繰返す。これにより、秒カウンタの値が1ずつ加算され
る。
【0020】演算器5は、ステップS7において、秒カ
ウンタの値が60秒に達したと判断すると、ステップS
8に移行し、秒カウンタをクリアする。そして、ステッ
プS9に移行して分カウンタに1を加算した後、ステッ
プS10に移行し、分カウンタの値が60分に達したか
を判断する。ここで、分カウンタの値が60分に達して
いなければ、「NO」と判断してステップS2に復帰
し、上述のステップS2〜S10を繰返す。これによ
り、分カウンタの値が1ずつ加算される。
【0021】演算器5は、ステップS10において、分
カウンタの値が60分に達したと判断すると、ステップ
S11に移行し、分カウンタをクリアする。そして、ス
テップS12に移行して時カウンタに1を加算した後、
ステップS13に移行し、1Sカウンタ,秒カウンタ,
分カウンタ,時カウンタ,日カウンタ(後述する),年
カウンタ(後述する)の値をEEPROM6に書込んだ
後、ステップS14に移行し、時カウンタの値が24時
間に達したかを判断する。演算器5は、時カウンタの値
が24時間に達していなければ、「NO」と判断してス
テップS2に復帰し、上述のステップS2〜S14を繰
返すことにより、時カウンタの値を1ずつ加算する。
【0022】演算器5は、ステップS14において、時
カウンタの値が24時間に達したと判断すると、ステッ
プS15に移行し、時カウンタをクリアする。そして、
ステップS16に移行して日カウンタに1を加算した
後、ステップS17に移行し、日カウンタの値が365
日に達したかを判断する。ここで、日カウンタの値が3
65日に達していなければ、「NO」と判断してステッ
プS2に復帰し、上述のステップS2〜S17を繰返
す。これにより、日カウンタの値が1ずつ加算される。
【0023】演算器5は、ステップS17において、日
カウンタの値が365日に達したと判断すると、ステッ
プS18に移行し、日カウンタをクリアする。そして、
ステップS19に移行して年カウンタに1を加算した
後、ステップS20に移行し、年カウンタの値が保証寿
命(=x)に達したかを判断する。ここで、年カウンタ
の値が保証寿命に達していなければ、「NO」と判断し
てステップS2に復帰し、上述のステップS2〜S20
を繰返す。これにより、年カウンタの値が1ずつ加算さ
れる。
【0024】演算器5は、ステップS20において、年
カウンタの値が保証寿命xに達したと判断すると、ステ
ップS21に移行し、アラーム信号を出力する。する
と、表示出力回路7の表示部に警告メッセージが表示さ
れたり、表示出力回路7のLEDが点灯したりするの
で、使用者は、警告メッセージやLEDの点灯に基づい
てファン装置1が交換時期に達したことを知る。
【0025】尚、上述のタイムカウント処理中に演算器
5の制御電源がオフされると、演算器5は、再スタート
に伴ってEEPROM6から各カウント値を読出し、読
出した各カウント値を初期値として図2の制御を行い、
ファン装置1の運転時間を累積する。
【0026】演算器5は、ステップS1でアラーム信号
が出力中である(YES)と判断すると、ステップS2
2に移行し、リセット入力の有無を判断する。このリセ
ット入力はファン装置1の交換後に行われるものであ
り、演算器5は、リセット入力が行われるまで待機し、
上述のタイムカウント処理を中断する。この後、リセッ
ト入力が行われると、演算器5は、ステップS23に移
行してアラーム信号の出力をクリアした後、ステップS
24に移行し、1Sカウンタ,秒カウンタ,分カウン
タ,時カウンタ,日カウンタ,年カウンタの値およびE
EPROM6の記憶データ等、制御に関する全カウンタ
をクリアする。
【0027】上記実施例によれば、ファン装置1の累積
運転時間をカウントし、この累積運転時間がファン装置
1の保証寿命xに達すると、交換警告を発する構成とし
た。このため、ファン装置1の交換が実働時間に基づい
て正確に検出されるので、ファン装置1を、その寿命に
近い時点で確実に交換できる。従って、ファン装置1の
故障に伴い電気的な発熱部品が冷却されなくなるといっ
た不具合が防止されるので、特にファン装置1がIGB
T等のスイッチング素子の冷却に使用されている場合に
は、高価なスイッイング素子(IGBT)が損傷するこ
と,スイッチング素子の損傷に伴う短絡により負荷に過
電流が流れることが防止される。
【0028】また、ファン装置1の累積運転時間をEE
PROM6に記憶させ、演算器5の立上りに伴いEEP
ROM6から記憶データを読出し、読出した記憶データ
に運転時間を加算する構成とした。このため、演算器5
の制御電源がオフされても、前回の累積運転時間に新た
な運転時間が累積されるようになる。
【0029】次に本発明の第2実施例を図3に基づいて
説明する。電源線2aおよび2bにはリレー8の励磁コ
イル8aが接続され、リレー8の常開接点8bは演算器
5の入力端子に接続されている。また、ファン装置1の
電源回路と演算器5の電源回路とは分離されており、演
算器5,EEPROM6,表示出力回路7には専用の電
源回路から電源線9aおよび9bを通して制御電源が印
加される。
【0030】上記実施例によれば、電源線2aおよび2
bを通してファンモータ1aに電源が供給されると、励
磁コイル8aの励磁に伴い接点8bがオンされ、接点信
号の入力に伴い演算器5がファン装置1の運転を検出す
る。このため、複数の電源により異なるファン装置1を
駆動する場合のように、ファン装置1の電源回路と演算
器5の電源回路とが分離されている場合でも、ファン装
置1の運転が監視される。
【0031】次に本発明の第3実施例を図4および図5
に基づいて説明する。まず、図4において、平均温度検
出手段および累積時間調整手段に相当する演算器5に
は、温度検出手段に相当する温度検出回路10が接続さ
れている。この温度検出回路10は、温度センサおよび
A/Dコンバータから構成されたものであり、ファン装
置1の使用温度を検出し、検出したアナログ信号をデジ
タル信号に変換して演算器5に検出信号を出力する。
【0032】次に上記構成の作用について説明する。演
算器5は、図5に示すように、ステップS9で分カウン
タに1を加算すると、ステップS25に移行する。そし
て、温度検出回路10の検出温度を読込み、積算温度に
検出温度を加算して積算温度を書換える動作を1分毎に
行う。
【0033】演算器5は、ステップS25で積算温度を
書換えると、ステップS10〜S13を経てステップS
26に移行し、「積算温度/60」から単位時間当りの
平均温度を演算する動作(ステップS26),平均温度
に基づいてyを設定する動作(ステップS27),積算
温度をクリアする動作(ステップS28)を1時間毎に
行う。そして、ステップS3において、「1Sカウンタ
+y」を行うことに基づいて、運転時間をカウントす
る。尚、演算器5は、平均温度とyとの関係を関数化し
て記憶しており(使用温度が高くなる程、yが大きくな
る関数)、この関数に基づいて平均温度からyを設定す
る。
【0034】尚、演算器5は、ステップS13におい
て、各カウント値,平均温度,積算温度,y等の全デー
タをEEPROM6に保存する。そして、次の立上りに
際しては、保存したデータを読出し、読出したデータを
初期値として図5の制御を行う。また、演算器5は、ス
テップS23でアラーム信号の出力をクリアすると、ス
テップS29に移行し、平均温度,積算温度,温度検出
回路10から検出した検出温度、y等、yの補正に関す
る全温度データをクリアする。
【0035】上記実施例によれば、ファン装置1の使用
温度を検出し、使用温度の平均値に基づいて累積運転時
間のカウント速度(y)を調整する構成とした。例え
ば、演算器5のルーチンサイクルが2ms(1秒/50
0回)あれば、通常温度(40°C)でy=1とする
と、演算器5は500回のカウントで1秒経過したと判
断する。これに対して、y=2とすれば、250回のカ
ウントで1秒経過したと判断するので、実時間は500
msになる。
【0036】従って、演算器5のカウント値が保証寿命
xに達するまでの実時間がファン装置1の使用温度に応
じて補正され、保証寿命xが実質的に調整される。ファ
ン装置1は使用温度によって寿命が異なり、使用温度が
高い程交換時期が早まる性質を有している。本実施例
は、この特性に着目したものであり、ファン装置1の実
使用環境をも考慮した交換警告が行われ、その結果、フ
ァン装置1の交換が、その寿命に近い時点で一層確実に
警告される。
【0037】次に本発明の第4実施例を図6に基づいて
説明する。累積平均温度検出手段および寿命補正手段に
相当する演算器5は、ステップS26で平均温度を演算
すると、ステップS30に移行する。そして、平均温度
の累積値を時カウンタの値で除算することにより、累積
平均温度を演算した後、「累積平均温度×(時カンタの
値−1)」を行うことによりAを求める。
【0038】演算器5は、Aを演算すると、ステップS
31に移行し、(A+最新の平均温度)を時カウンタ値
で除算することにより累積平均温度を求める。そして、
ステップS32に移行し、累積平均温度に基づいて保証
寿命xを求め、ステップS20およびS21において、
累積した運転時間が保証寿命xに達するとアラーム出力
を行う。
【0039】尚、演算器5は、ファン装置1における保
証寿命xの温度特性を関数化して記憶しており(使用温
度が高くなる程、保証寿命xが短くなる関数)、この関
数に基づいて累積平均温度からxを設定する。また、演
算器5は、ステップS13において、各カウント値,平
均温度,累積平均温度,x等の全データをEEPROM
6に保存する。そして、次の立上りに際しては、保存デ
ータを初期値として図6の制御を行う。また、演算器5
は、ステップS23でアラーム信号の出力をクリアする
と、ステップS33に移行し、温度検出回路10から検
出した検出温度,平均温度,積算温度をクリアした後、
ステップS34に移行し、累積平均温度,x等、xの補
正に関する全データをクリアする。
【0040】上記実施例によれば、ファン装置1の使用
温度を検出し、使用温度の累積平均値に基づいて保証寿
命xを補正する構成とした。例えば、通常温度(40°
C)で保証寿命x=6年であるとすると、累積平均温度
=50°Cのときは、保証寿命x=3年になる。従っ
て、ファン装置1の実使用環境をも考慮した交換警告が
行われ、その結果、ファン装置の交換が、その寿命に近
い時点で一層確実に警告される。
【0041】尚、上記第2ないし第4実施例において
は、上記第1実施例と異なる部材についてのみ説明を行
い、第1実施例と同一の部材については同一の符号を付
して説明を省略した。また、上記第1ないし第4実施例
においては、ファン装置1の保証寿命xを年単位で判定
する構成としたが、これに限定されるものではなく、例
えば、77カ月(=6年5カ月)のように、月単位で判
定する構成としても良い。
【0042】また、上記第1ないし第4実施例において
は、アラーム信号の出力中はタイムカウント処理を中断
する構成としたが、これに限定されるものではなく、例
えばタイムカウント処理を続行し、ファン装置1が保証
寿命xから何時間超過して使用されているか等のデータ
を表示出力部7に表示させる構成としても良い。また、
上記第1ないし第4実施例においては、保証寿命xに達
したことを警告する警告メッセージに加え、ファン装置
1の実働時間が保証寿命xに近付くことに伴い予備警告
メッセージを表示したり、保証寿命までの残り時間を表
示したりする構成としても良い。
【0043】また、上記第1ないし第4実施例において
は、主回路のスイッチング素子を冷却するファン装置1
に本発明を適用したが、これに限定されるものではな
く、例えば電気的な発熱部品および機械的な発熱部品を
冷却するファン装置,空調用のファン装置等に広く適用
される。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のファン装置の交換警告装置は以下の効果を奏する。請
求項1記載の手段によれば、ファン装置の交換を実働時
間の累積結果に基づいて警告できるので、ファン装置
が、その寿命に近い時点で確実に交換される。請求項2
記載の手段によれば、運転時間検出手段の立上りに伴い
不揮発性記憶手段から記憶データを読出し、読出した記
憶データに運転時間を累積できるので、運転時間検出手
段の制御電源がオフされても、前回の累積運転時間に新
たな運転時間が累積される。
【0045】請求項3記載の手段によれば、ファンモー
タに対する電源印加状態に基づいてリレーの接点をオン
オフできる。このため、複数の電源により異なるファン
装置を駆動する場合のように、ファン装置の電源回路と
運転時間検出手段の電源回路とが分離されている場合で
もファン装置の運転が監視される。請求項4および5記
載の手段によれば、実使用環境に応じた保証寿命の補正
を行うことができる。このため、ファン装置の使用温度
をも考慮した交換警告が行われ、その結果、ファン装置
の交換が、その寿命に近い時点で一層確実に警告され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気的構成のブロッ
ク図
【図2】演算器の制御内容を示すフローチャート
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図5】図2相当図
【図6】本発明の第4実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
1はファン装置、4は電源検出回路(運転検出手段)、
5は演算器(運転時間累積手段,寿命判定手段,平均温
度検出手段,累積時間調整手段,累積平均温度検出手
段,寿命補正手段)、6はEEPROM(不揮発性記憶
手段)、7は表示出力回路(警告手段)、8はリレー
(運転検出手段)、10は温度検出回路(温度検出手
段)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファン装置に対する電源の印加状態に基
    づいて、ファン装置の運転を検出する運転検出手段と、 この運転検出手段の検出結果に基づいて、前記ファン装
    置の累積運転時間を検出する運転時間累積手段と、 この運転時間累積手段の累積結果が前記ファン装置の保
    証寿命に達したことを判定する寿命判定手段と、 この寿命判定手段の判定結果に基づいて、前記ファン装
    置の交換を警告する警告手段とを備えたことを特徴とす
    るファン装置の交換警告装置。
  2. 【請求項2】 運転時間累積手段の累積結果を記憶する
    不揮発性記憶手段を備え、 運転時間累積手段は、 電源がオンされると、前記不揮発性記憶手段から記憶デ
    ータを読出し、読出した記憶データに対して運転時間累
    積動作を行う構成であることを特徴をする請求項1記載
    のファン装置の交換警告装置。
  3. 【請求項3】 運転検出手段は、 ファン装置の給電路に接続され、ファン装置に対する電
    源の印加状態に基づいて接点がオンオフするリレーから
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のファン
    装置の交換警告装置。
  4. 【請求項4】 ファン装置の使用温度を検出する温度検
    出手段と、 この温度検出手段の検出結果に基づいて、前記使用温度
    の単位時間当りの平均値を検出する平均温度検出手段
    と、 この平均温度検出手段の検出結果に基づいて、運転時間
    累積手段による運転時間の累積速度を調整する累積速度
    調整手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のフ
    ァン装置の交換警告装置。
  5. 【請求項5】 ファン装置の使用温度を検出する温度検
    出手段と、 この温度検出手段の検出結果に基づいて、前記使用温度
    の単位時間当りの平均値を検出する平均温度検出手段
    と、 この平均温度検出手段の検出結果に基づいて、前記平均
    温度の累積平均値を検出する累積平均温度検出手段と、 この累積平均温度検出手段の検出結果に基づいて、寿命
    判定手段の判定要素である保証寿命を補正する寿命補正
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のファン
    装置の交換警告装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012134209A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Nec Corp ファン制御装置、ファン制御方法、及びファン制御プログラム
US10725458B2 (en) 2016-10-20 2020-07-28 Mitsubishi Electric Corporation Life prediction device
KR20210082972A (ko) * 2019-12-26 2021-07-06 한화테크윈 주식회사 팬 고장 검출 장치 및 방법

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