JPH08285304A - 空調用室内機の排水配管構造 - Google Patents

空調用室内機の排水配管構造

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JPH08285304A
JPH08285304A JP7087957A JP8795795A JPH08285304A JP H08285304 A JPH08285304 A JP H08285304A JP 7087957 A JP7087957 A JP 7087957A JP 8795795 A JP8795795 A JP 8795795A JP H08285304 A JPH08285304 A JP H08285304A
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JP
Japan
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indoor unit
space
air conditioning
air
room unit
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Withdrawn
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JP7087957A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tomiyasu
清 富安
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調用室内機から排出される水を確実に排水
できる空調用室内機の排水配管構造の提供。 【構成】 空調対象とされる被空調空間20に開口しか
つこの被空調空間20の天井22よりも低い位置に天井
32を有する凹状空間30の上側に、空調用室内機10
を設置する室内機設置空間40を形成し、空調用室内機
10を、室内機設置空間40の床面41の上側にスペー
サ50,51を介して設置することにより、空調用室内
機10の下部に接続する排水管16に下り勾配θを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調用室内機の排水配
管構造に関し、居室等の被空調空間に面して設けられた
押入れ、クロゼット、衣類収納スペース、床の間等の凹
状空間の上側に形成された空間内に空調用室内機を設置
する場合における排水配管に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、建物の内部には、冷暖房、除
湿、加湿、換気等の各種の空調機能を備えた空調用室内
機が設けられている。このような空調用室内機は、居室
等の被空調空間内に設けられることもあるが、室内のス
ペースを広くとる、あるいは室内の美観を良好に保つ等
の観点から、被空調空間以外の場所に設けられることが
好ましい。この空調用室内機を設ける被空調空間以外の
場所としては、例えば、階段下空間(特願平5−324
087号等参照)やユニット式建物を構成する二つの隣
接建物ユニットの境界部分である各室内壁の間の空間
(特願平6−58860号等参照)などがある。
【0003】また、建物の内部には、押入れ、クロゼッ
ト、衣類収納スペース、床の間等の凹状空間が居室等に
開口するように設けられることがある。そして、このよ
うな凹状空間は、人間が常時出入りする空間ではないこ
とと、物品を収納するための収納空間等として用いられ
ることなどから、凹状空間の天井位置は、居室等の天井
位置に比べて低く設定しても不都合は生じない。このた
め、このような凹状空間の上側は、空調用室内機を設置
するための室内機設置空間を形成するには好適な場所で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空調用室内
機を設けるにあたっては、空調用室内機から排出される
水を処理するための排水配管を施さなければならない。
前述した階段下空間や隣接建物ユニットの境界部分に空
調用室内機を設ける場合においては、空調用室内機の直
下の位置が、基礎に囲まれた床下空間となるため、空調
用室内機の排水配管を容易に施すことができる。つま
り、空調用室内機の下部に接続された排水管を下方に向
けて配置して床下空間に導けば、確実に排水できるよう
になる。
【0005】しかしながら、前述した凹状空間の上側に
空調用室内機を設ける場合には、空調用室内機の直下の
位置が、床下空間等のデッドスペースではなく、凹状空
間となるため、空調用室内機の下部に接続された排水管
を下方に向けて配置することはできない。このため、こ
の場合における排水配管は、空調用室内機が設置された
空間の床面に排水管を這わせるようにして施さなければ
ならないので、排水管が水平になり、確実に排水できな
いおそれがあった。
【0006】本発明の目的は、空調用室内機から排出さ
れる水を確実に排水できる空調用室内機の排水配管構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、スペーサを用
いて空調用室内機を設置して排水管に下り勾配を設ける
ことにより前記目的を達成しようとするものである。具
体的には、本発明は、空調対象とされる被空調空間に開
口しかつこの被空調空間の天井よりも低い位置に天井を
有する凹状空間の上側に、空調用室内機を設置する室内
機設置空間が形成され、前記空調用室内機は前記室内機
設置空間の床面の上側にスペーサを介して設置され、前
記空調用室内機の下部に、前記床面に向かう下り勾配を
有する排水管が接続されていることを特徴とする。
【0008】ここで、前記スペーサは、前記被空調空間
の壁の一部を形成していてもよい。また、前記凹状空間
は、押入れやクロゼット等の物品を収納する収納空間で
あることが望ましい。
【0009】なお、以上において、前記空調用室内機
は、単体で機能する構成のものであってもよく、あるい
は屋外に設置された空調用室外機との組み合わせで機能
する構成のものであってもよい。また、前記凹状空間
は、例えば、押入れの如く、扉により前記被空調空間と
仕切られていてもよく、あるいは、床の間の如く、扉を
有さずに完全に前記被空調空間と一体的に連通されてい
てもよい。
【0010】
【作用】このような本発明においては、凹状空間の上側
に形成された室内機設置空間の床面の上側に、スペーサ
を介して空調用室内機を設置し、この空調用室内機の下
部に、下り勾配を付けて排水管を接続する。このため、
スペーサを挟んだ分だけ空調用室内機の下部の排水管接
続位置が上方に配置されるので、排水管に勾配を付ける
ことが可能となり、従来のような排水管を室内機設置空
間の床面に這わせて水平に設ける場合に比べ、確実に排
水できるようになり、これにより前記目的が達成され
る。
【0011】また、スペーサを被空調空間の壁の一部を
形成するものとした場合には、空調用室内機の取付け構
造の簡略化が図られるうえ、空調用室内機の荷重支持状
態が良好になる。
【0012】さらに、凹状空間を押入れやクロゼット等
の物品を収納する収納空間とした場合には、人間が物品
を容易に持ち上げて収納できる高さを考慮すると、収納
空間の天井は、居室等の被空調空間の天井よりも低い位
置であっても不都合はなく、かえって自然であることか
ら、このような収納空間の上側には、デッドスペースが
生まれやすいので、この収納空間の上側を室内機設置空
間とすれば、スペースの有効利用が好適に図られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2には、本実施例の空調用室内機
の排水配管構造が適用された建物の内部の状態が示され
ている。図1は、空調用室内機10による空調対象とさ
れた被空調空間である居室20の角隅部近傍の透視図で
あり、図2は、空調用室内機10の取付け状態およびそ
の排水配管構造が詳細に示された建物の縦断面図であ
る。
【0014】居室20の壁21の一部には開口が形成さ
れ、この開口部分には、凹状空間である収納空間30が
設けられている。収納空間30は、物置や押入れとして
用いてもよく、衣類収納スペースとして用いてもよく、
棚を設けて本棚や食器棚として用いてもよく、その用途
は任意である。
【0015】収納空間30の入口部分の周囲には、木製
の枠材31が設けられている。収納空間30の天井部分
には、仕切面材32が設けられている。この仕切面材3
2の端部は、枠材31の上面に接合されて支持されてい
る。収納空間30の上側には、仕切面材32を挟んで空
調用室内機10を設置するための室内機設置空間40が
形成されている。そして、仕切面材32の上面および枠
材31の上面のうち仕切面材32が接合されていない部
分により、室内機設置空間40の床面41が構成されて
いる。
【0016】枠材31の上面(床面41の一部)には、
スペーサである木製の調整材50が固定されている。こ
の調整材50の上側には、スペーサである木製の薄い合
板51が設けられている。これらの調整材50および合
板51の上側には、矩形枠状の木製の据付枠52が固定
され、この据付枠52の内側には、空調用室内機10が
挿入配置されている。従って、空調用室内機10の重量
支持は、主に枠材31により行われるようになってい
る。また、空調用室内機10と合板51との間には、調
整材53が設けられ、これにより空調用室内機10を据
付枠52の内側に挿入配置する際の空調用室内機10と
据付枠52との高さ方向の相対的位置決めが行われるよ
うになっている。
【0017】空調用室内機10は、冷暖房、除湿、加湿
等の各種の空調機能を選択的に備えたものとしてよい。
また、建物の外部との間で空気の交換を行う換気機能を
備えたものとしてもよい。さらに、空調用室内機10
は、これ単体で機能する構成のものであってもよく、あ
るいは図示されない屋外に設置された空調用室外機との
組み合わせで機能する構成のものであってもよい。
【0018】空調用室内機10の正面(居室20に向か
う面)には、居室20内に空気を吹き出す吹出口および
居室20内の空気を吸い込む吸込口を形成するグリル1
2が取り付けられている。グリル12の下側には、グリ
ル12と枠材31との隙間を覆う化粧用部材54が設け
られている。化粧用部材54は、下地材55を介して調
整材50の居室20側の面に固定されている。グリル1
2の上側には、天井廻り縁56が設けられている。天井
廻り縁56は、居室20の天井板22に固定された受材
57に合板58,59を介して固定されている。また、
空調用室内機10と合板59との間には、この間の隙間
を塞ぐシール部材60が設けられている。
【0019】空調用室内機10の裏面の下部には、排水
管接続口14が設けられ、この排水管接続口14には、
継手15により適宜連結された排水管16が接続されて
いる。この排水管16は、排水管接続口14から室内機
設置空間40の床面41に向う下り勾配θを有してい
る。
【0020】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、空調用室内機10を、スペーサ
である調整材50および合板51を介して室内機設置空
間40の床面41の上側(枠材31の上側)に設置した
ので、これらのスペーサを挟んだ分だけ空調用室内機1
0の下部の排水管接続口14の位置を上方に配置するこ
とができる。このため、排水管16に勾配θを付けるこ
とができるので、従来のような排水管を室内機設置空間
40の床面41に這わせて水平に設ける場合に比べ、確
実に排水できる。
【0021】また、スペーサである調整材50および合
板51は、居室20の壁21の一部を形成しているの
で、スペーサを壁21の構成要素としてではなく別途に
設ける場合に比べ、空調用室内機10の取付け構造の簡
略化を図ることができるうえ、空調用室内機10の荷重
支持状態を良好なものにすることができる。
【0022】さらに、空調用室内機10を設置する室内
機設置空間40は、収納空間30の上側に形成されてい
るので、デッドスペースを利用しての空調用室内機10
の設置を実現できるため、スペースの有効利用を図るこ
とができる。
【0023】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形
等は本発明に含まれるものである。すなわち、前記実施
例では、収納空間30には、扉が設けられていなかった
が、扉を設けて完全に居室20の部分と仕切るようにし
てもよい。また、本発明の凹状空間は、前記実施例のよ
うな収納空間30に限定されるものではなく、例えば、
床の間などであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、凹
状空間の上側に形成された室内機設置空間の床面の上側
に、スペーサを介して空調用室内機を設置するので、ス
ペーサを挟んだ分だけ空調用室内機の下部の排水管接続
位置を上方に配置できるため、排水管に勾配を付けるこ
とができ、確実に排水できるという効果がある。
【0025】また、スペーサを被空調空間の壁の一部を
形成するものとした場合には、空調用室内機の取付け構
造の簡略化を図ることができるうえ、空調用室内機の荷
重支持状態を良好なものとすることができるという効果
がある。
【0026】さらに、凹状空間を押入れやクロゼット等
の物品を収納する収納空間とした場合には、デッドスペ
ースを利用しての空調用室内機の設置を実現できるた
め、スペースの有効利用を図ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空調用室内機の排水配管構
造が適用された建物の内部の状態を示す透視図。
【図2】前記実施例の空調用室内機の取付け状態および
その排水配管構造の詳細を示す建物の縦断面図。
【符号の説明】
10 空調用室内機 16 排水管 20 被空調空間である居室 22 被空調空間である居室の天井を形成する天井板 30 凹状空間である収納空間 32 凹状空間である収納空間の天井を形成する仕切面
材 40 室内機設置空間 41 室内機設置空間の床面 50 スペーサである調整材 51 スペーサである合板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調対象とされる被空調空間に開口しか
    つこの被空調空間の天井よりも低い位置に天井を有する
    凹状空間の上側には、空調用室内機を設置する室内機設
    置空間が形成され、前記空調用室内機は前記室内機設置
    空間の床面の上側にスペーサを介して設置され、前記空
    調用室内機の下部には、前記床面に向かう下り勾配を有
    する排水管が接続されていることを特徴とする空調用室
    内機の排水配管構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した空調用室内機の排水
    配管構造において、前記スペーサは、前記被空調空間の
    壁の一部を形成していることを特徴とする空調用室内機
    の排水配管構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した空調
    用室内機の排水配管構造において、前記凹状空間は、押
    入れやクロゼット等の物品を収納する収納空間であるこ
    とを特徴とする空調用室内機の排水配管構造。
JP7087957A 1995-04-13 1995-04-13 空調用室内機の排水配管構造 Withdrawn JPH08285304A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110887215A (zh) * 2019-11-29 2020-03-17 乐清市拼又多电子商务有限公司 一种利用水压决定水流高低位置的空调排水管校正装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110887215A (zh) * 2019-11-29 2020-03-17 乐清市拼又多电子商务有限公司 一种利用水压决定水流高低位置的空调排水管校正装置
CN110887215B (zh) * 2019-11-29 2021-02-12 深圳市锦创力建设集团有限公司 一种利用水压决定水流高低位置的空调排水管校正装置

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Effective date: 20020702