JPH0828521A - 器具取付具 - Google Patents
器具取付具Info
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- JPH0828521A JPH0828521A JP6189918A JP18991894A JPH0828521A JP H0828521 A JPH0828521 A JP H0828521A JP 6189918 A JP6189918 A JP 6189918A JP 18991894 A JP18991894 A JP 18991894A JP H0828521 A JPH0828521 A JP H0828521A
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Abstract
体の下面に、照明器具などの器具を簡単な作業で取り付
けることができるようにする。 【構成】 基部11の水平部に挿通された係止ネジ19
のネジ部19bには、横架体2のリップ溝3の幅を通過
できる幅と、横架体2の側板2b、2cの内幅より僅か
に大な長さの係止板20が螺着されている。この係止板
20を横架体2内に進入させて、係止ネジ19を上方側
から進み方向に回転操作すると、係止板20の両端部が
リップ縁部の下方まで移動した位置で係止板20の回転
が規制され、さらに係止ネジ20が回転操作されると、
係止板20が上方へ進んで、リップ縁部の下端に当接
し、器具取付具10は、リップ縁部を上下から挟むよう
にして横架体2に取り付けられる。この状態で基部11
の下端から延設された器具支持片15のネジ17を介し
て器具を横架体の下面側に取り付けることができる。
Description
井部分に架設され、各種のケーブルやパイプなどを案内
保持する架体の下面に、照明器具等の種々の器具を取り
付けるための器具取付具に関する。
部分に照明器具等を取り付ける場合、ケーブルやパイプ
等の長尺物を天井部分で保持案内するために架設された
2種金属製線ぴ(リップ溝型鋼材)の一本の架体の下面
側に、その長さ方向に沿って直接取り付けるのが一般的
であるが、現場の状況によっては、梯子状に形成された
ケーブルラックの複数の横架体の下部に、各横架体と直
交する向きに照明器具を取り付ける場合もある。
用して照明器具5を取り付ける従来の取り付け方法の一
例を示す図である。図17において、天井部分に設置さ
れたケーブルラック1は、一対の側板1a、1b間を連
結し、所定間隔Pで並んだ複数の横架体2、2、…の上
に多数の長尺物Aを支持している。この横架体2は、図
18に示すように、底板2aの両側から立ち上がった側
板2b、2cの上端に鉤型のリップ縁部2d、2eが設
けられたリップ溝鋼で形成され、そのリップ縁部2d、
2eの間に長さ方向に所定幅で連続するリップ溝3を有
している。
のネジ穴6が長さ方向にL1の間隔で設けられている。
ここで、ネジ穴6の間隔L1が、ケーブルラック1の横
架体2の間隔Pの整数倍(例えば2倍)に等しい照明器
具5をケーブルラック1の下面側に取り付ける場合の一
つの取付方法としては、1本の横架体2をはさんでL1
の間隔をもつ2本の横架体2、2に対して、図18に示
しているように各底板2aの中心にネジ穴4を設け、そ
のネジ穴4に照明器具5の上面5aのネジ穴6を一致さ
せた状態で横架体2の上面からネジ7を通し、そのネジ
7の先端に、照明器具5の下面側からナット8を締め付
けて、照明器具5を、ケーブルラック1の下面に支持す
る方法があった。
隔Pの整数倍に等しくない場合には、有り合わせの板材
等で現場で適当に加工された取付具を横架体に取り付
け、この取付具によって照明器具5の両端を支持させる
方法や、1つの横架体2に前述したネジ穴4を設けて、
ネジ7とナット8によって照明器具5の一端側を支持さ
せ、他端側を前記した有り合わせの板材等で作った取付
具を介して支持する方法などがとられていた。
ルラック1の横架体に対する現場でのネジ穴加工は、照
明器具5側のネジ穴の間隔に正しく合わせるとともに、
既に配管されている長尺物にキズを付けないように、慎
重に作業しなければならないため、非常に煩雑な作業と
なる。
も、下面側から照明器具を支持しながら、横架体の上方
側でドライバー等の操作によってネジ7を固定しつつ、
照明器具の下面側からナット8を締めるという極めて煩
雑な作業が必要になる。
ている場合には、そのネジ止め作業がさらに困難にな
り、とても一人の作業者でこの取り付け作業を行なうこ
とはできない。これは、照明器具5の下面側から横架体
2内のナットにネジを締め付けるようにした場合も同様
である。
取り付けられてしまった場合には、再度ネジ穴の追加工
をしなければ、その位置の修正が行なえないという問題
があった。
2、…には、照明器具の他に、各種の長尺物の重さも加
わるので、前記のように横架体の底板部にネジ穴を設け
ることは、強度の低下を招くという問題もあった。
加工して適当な取付具を作ってから器具の取り付けを行
なう方法では、作業者の負担が大きくなり、しかも、作
業者の技術の差によって、取付具の形状が異なってしま
い、照明器具に対する支持強度が一定にならないという
問題があった。
るネジ穴加工が不要で、作業者の技術の差による支持強
度等のバラツキがなく、簡単に器具を取り付けることが
でき、取付後でも器具の位置の調整ができる器具取付具
を提供することを目的としている。
に、本発明の器具取付具は、上面の両側に設けられたリ
ップ縁部によって所定幅のリップ溝が上面に長さ方向に
連続して形成されたリップ溝鋼からなる架体の下面側
に、器具を取り付けるための器具取付具であって、一面
側から他面側へ貫通する所定径の貫通穴を有し、該貫通
穴を前記リップ溝に連続させた状態で、該リップ溝を跨
いで前記架体の上面に一面側を当接できるように帯板状
に形成された基部と、前記基部の他面側から前記貫通穴
に挿通され、前記基部の一面側にネジ部を突出した状態
で、前記基部の他面側から回転操作可能な係止ネジと、
前記架体のリップ溝を通過できる幅と該リップ溝の幅よ
り大な長さをもって形成され、長さ方向の中間部に前記
係止ネジのネジ部に螺合するネジ穴を有し、該ネジ穴に
螺着された前記係止ネジに対する回転操作によって、少
なくともその両端部が、前記基部の一面に対して前記リ
ップ溝の深さ以上離れた位置から該リップ溝の深さより
近い位置まで移動する係止板と、前記係止板に設けら
れ、該係止板の両端部が前記リップ溝の下方まで進入し
た状態で前記係止ネジが回転操作されたとき、該係止板
の両端部が前記架体の両側のリップ縁部の下方まで回転
した位置で、前記係止板の回転を規制する回転規制部
と、前記基部の一端側に設けられ、該基部の一面側で前
記器具の取付部に係着自在に形成され、前記器具を前記
基部の一面から前記架体の高さ以上離れた位置に支持す
るための器具支持部とを備えている。
では、基部の一面側を架体の上面に向け、係止板の長さ
方向を架体のリップ溝の長さ方向と一致させた状態で下
方に下げて、係止板の両端部を架体のリップ溝の下方へ
進入させてから、係止ネジを係止板に対して進む方向に
回転操作すれば、係止板は、その両端部が架体のリップ
縁部の下方に回転移動するまで回転してから、基部の一
面方向へ移動して、架体のリップ縁部に両端部を下方か
ら当接させる。この操作によってこの器具取付具は、架
体のリップ縁部を基部と係止板とで挟持した状態で架体
に取り付けられ、この状態で基部の一端側に設けられた
器具支持部と器具の取付部とを係着させれば、架体の下
面側に器具を支持することができる。
明する。図1〜図4は、前述したケーブルラック1の横
架体2に取り付けて、照明器具5をその下面側に取り付
けるための一実施例の器具取付具10を示している。こ
の器具取付具10は、金属製の帯板材を屈曲して形成さ
れている。
長さ延びた水平部12と、この水平部12の一端から、
その下面12a側へほぼ直角に所定長さ屈曲された第1
の垂直部13、水平部12の他端から下面12a側にほ
ぼ直角に所定長さ屈曲された第2の垂直部14とで構成
されている。なお、水平部12の両側の縁部12b、1
2bは、斜め下方に屈曲されている。また、基部11の
水平部12の長さは、ケーブルラック1の横架体2のリ
ップ溝3を跨ぐように、横架体2の幅より僅かに長く設
定され、水平部12の縁部12b、12bの下端から第
2の垂直部14の下端までの長さは、横架体2の高さに
ほぼ等しく設定されている。
水平部12から離れる方向に、且つ、水平部12と平行
に同一幅で延びた器具支持片15が設けられている。器
具支持片15は、後述するネジ穴16とネジ17ととも
に、この実施例の器具支持部を形成している。器具支持
片15の上面15aから下面15bに貫通するように設
けられているネジ穴16には、タップ(ネジ溝)が切ら
れており、このネジ穴16には、照明器具5のネジ穴6
に螺着可能なネジ17が、そのネジ部17aを下面側に
突出させるようにして取り付けられている。
面12cから下面12aに貫通する貫通穴18が設けら
れている。この貫通穴18は、後述する係止ネジ19の
逆円錐形の頭部19aの係合するように上面12d側の
径が下面12a側の径より大きくなるように加工されて
いる。この貫通穴18の位置は、水平部12が横架体2
の上面に当接するとき、そのリップ溝3の中心上方にく
るように設定されている。
部12の上面12c側から挿通されている。この係止ネ
ジ19の頭部19aは、その上面が水平部12の上面1
2cとほぼ面一になるように貫通穴18に係合して、ネ
ジ部19bを下面12a側に突出させている。この係止
ネジ19の長さは、貫通穴18に挿通した状態で、基部
の水平部12の縁部12b、12bから下方への突出長
が、横架体2のリップ溝の深さ(リップ縁部2d、2e
の内縁部の高さ)より長く、且つ、横架体2の内部の深
さより短くなるように設定されている。
20が螺着されている。係止板20は、係止ネジ19の
ネジ部19bに螺合するネジ穴21が中心部に設けられ
た平板状の中央部20aと、中央部20aの両端からそ
れぞれ斜め下方へ屈曲してからさらに斜め上方へ屈曲し
てV字状の溝22、23を形成している両端部20b、
20cとによって、全体の外形形状がほぼ平行四辺形と
なるように形成されている。
プ溝3の幅より僅かに小さく、その長さL(平行四辺形
の外形の長い方の対角線の長さ)は、横架体2の側板2
b、2cの内壁間の距離より僅かに大きく設定されてい
る。また、両端部20b、20cに形成されたV字状の
溝22、23の間隔は、リップ溝3の幅とほぼ等しくな
るように設定されている。なお、この長い方の対角線の
両端の角部24、25は、横架体2内での係止板20の
回転を規制するための回転規制部を形成するものであ
る。
ブルラック1の横架体2の下面側に照明器具5を取り付
ける作業について説明する。なお、照明器具5の上面に
は、前述したように、取付部としてのネジ穴6が、ケー
ブルラック1の横架体2の間隔Pの2倍の間隔L1で長
さ方向に設けられているものとする。
取付具10の基部11の水平部12の下面12aを下に
向け、係止ネジ19のネジ部19bの先端に螺着された
係止板20を、その長さ方向が横架体2の長さ方向に一
致するようにして、器具取付具10を下げる。この操作
によって、器具取付具10は、図5の(b)のように、
基部11の水平部12の縁部12b、12bの下端を横
架体2の上面(リップ縁部2d、2eの上面)に当接さ
せ、第1、第2の垂直部13、14で、横架体2の両側
板2b、2cを挟んだ状態となり、係止片20がリップ
溝3を通過して、その両端部20b、20cがリップ溝
3の下方に位置するまで進入した状態となる。
具10の上方から、ドライバー30操作によって、係止
ネジ19を係止板20に対して進み方向に回転操作す
る。このとき、係止板20は横架体2内で回転するが、
係止板20の2つの角部24、25の距離は、横架体2
の側板2b、2cの内壁の距離より長いので、図6の
(a)のように、その角部24、25は、側板2b、2
cの内壁に当接して、V字状の溝22、23がほぼリッ
プ縁部2d、2eの下方に位置した状態で、この回転が
規制される。
くと、図5の(d)のように、係止板20の溝22、2
3が、リップ縁部2d、2eの内縁下端に当接して、器
具取付具10は、横架体2のリップ縁部を基部の水平部
12と係止板20とによって上下から挟持した状態で横
架体2に固定される。
に、係止板20の溝22、23の底部がリップ縁部2
d、2eの下端に係合するように、係止板20の向きが
変化して、角部24、25と横架体2の内壁との当接は
解除される。次に、係止ネジ19を僅かに緩め、係止板
20とリップ縁部との当接を解除して、器具取付具10
を、横架体2の長さ方向にスライドできる状態にしてお
く。
間隔と等しい間隔の2つの横架体2に対して、器具取付
具10が同一向きとなるように行なう。
架体2に取り付けられた器具取付具10の位置を調整し
ながら、その器具支持片15に取り付けられたネジ17
に、照明器具5のネジ穴6をそれぞれ通して、そのネジ
部17aに、下面側からナット27を締め付けるととも
に、各器具取付具10の係止ネジ19を完全に締め付け
れば、照明器具5は、図7の(b)のように、その上面
5aをケーブルラック1の横架体2の下面側に当接した
状態で支持される。なお、このナット27として、蝶ナ
ットのように手で強く締め付けられるものを用いれば、
ナットドライバーのような道具を用いることなく手作業
のみで器具の取付作業が行なえる。
て照明器具5を下方から移動させたときに、器具取付具
10のネジ17と、照明器具5のネジ穴6との相対位置
がずれていて、照明器具5の上面5aがネジ17の下端
に当たった場合、器具取付具10には反時計回りの力が
負荷されるが、器具取付具10が横架体2から外れるこ
とはなく、器具取付具10の取り付け作業を再度行なう
必要はなく、器具取付具10のスライド操作および照明
器具側の位置修正によって、ネジ17を照明器具5のネ
ジ穴6に通すことができる。
したとき、係止板20の端部は、横架体2の側板2b、
2cの内壁に摺接して回転力を受けるが、リップ縁部2
d、2eの下端が係止板20の溝22、23内に進入し
ていれば、このリップ縁部と溝との係合によって係止板
20の回転は規制された状態を維持するので、器具取付
具が横架体2から外れることはない。
仮止め状態にしておけば、照明器具5を横架体2に支持
したまま、ケーブルラック1の幅方向に移動することが
でき、予定した位置に正確に照明器具を固定することが
できる。
ック1の横架体2に、器具取付具10を取り付けたり、
取り付けた器具取付具10をスライド移動する場合に
は、長尺物をケーブルラックの幅方向に移動させたり、
上方へ僅かに押し上げて、器具取付具の取り付け用のス
ペースや移動スペースを確保すればよく、その際の長尺
物の移動は僅かで済む。しかも、係止ネジ19の頭部1
9aは、基部11の水平部12の上面から突出していな
いので、スライド操作の際に長尺物に引っ掛かったり、
長尺物を傷つけたりすることもない。
て、2つの器具取付具10を同一向きに取り付けて、そ
のネジ17の間隔が、横架体2の間隔Pの整数倍(2
倍)となるようにしていたが、図8の(a)、(b)に
示すように、各器具取付具10の向きを互いに逆向きに
すれば、ネジ17の間隔L2、L3を、横架体2の間隔
の整数倍以外の間隔にすることができ、器具の長さや、
取付用のネジ穴6の間隔の違いに対応することができ
る。
(器具取付具10の係止ネジ19の位置)からネジ17
までの距離をLaとすれば、L2、L3は、それぞれ、
L2=N・P−2La、L3=N・P+2La(Nは、
正の整数)となる。ここで、横架体2の間隔Pは、一般
に30cmに規格化されているので、Laを例えば5c
mとすれば、この器具取付具10で支持可能な器具のネ
ジ穴の間隔は、20cm、30cm、40cm、50c
m、…となり、20cmから10cmステップで変化さ
せることができる。したがって、ネジ穴6の間隔が10
cmの整数倍になっている照明器具(ほとんどの器具は
このような間隔になっている)について、1種類の器具
取付具で支持することができる。
具を複数種類用意しておけば、ネジ穴の間隔が10cm
の整数倍になっていない器具を取付けることができる。
この場合には、器具支持片15の水平部分の長さが異な
る複数種類の器具支持具を用意すればよい。
は、ケーブルラック1の製造精度のみに依存した高い精
度をもっており、また、照明器具5のネジ穴6の加工を
現場で行なう場合であっても、その加工作業を床面に近
い場所で行なえ、その加工精度を高くできるので、照明
器具のネジ穴とネジ17との位置合わせも器具取付具1
0のスライドのみの操作で容易に行なえる。
ずつネジ穴6が設けられた照明器具5を取り付ける場合
であったが、照明器具の上面の四隅にネジ穴が設けられ
ている場合には、前記実施例の器具取付具10を各横架
体に2つずつ同一向きに取り付ければよい。
に形成されている横架体に器具取付具10を取り付けて
いたが、図9に示すように、側板2b、2cの上端から
斜め下方にリップ縁部2d′、2e′が延びている横架
体2′に対しても、そのリップ溝3′の幅(リップ縁部
2d′、2e′の内縁の間隔)、リップ溝3′の深さ
(各リップ縁部の高低差)、側板2b,2cの内壁間の
距離が、前記横架体2と同一であれば、この器具取付具
10を同様に用いることができる。
と異なる場合には、それぞれの架体の寸法に対応させ
て、基部、係止ネジ、係止板の形状寸法を設定すればよ
い。
の水平部の両端から下方に延びた第1、第2の垂直部1
3、14で、横架体2を両側から挟むようにして、横架
体2に対する器具取付具10のスライド移動を案内する
とともに、器具取付具10の回転を規制していたが、こ
れは本発明を限定するものでなく、例えば、図10に示
す器具取付具40のように、器具支持片15と連続する
ように基部41全体をほぼ水平に形成して、その両側の
縁部41a、41aをリップ溝3の幅より僅かに狭い幅
で下方に延設するとともに、器具支持片15に長めのネ
ジ17′を取り付けるようにしてもよい。
1の下面が直に横架体2の上面に当接するので、前記実
施例の係止ネジ19より短い係止ネジ19′を用いる。
この器具取付具40の場合には、リップ溝の内側に進入
した基部の縁部41a、41aが、器具取付具40のス
ライド移動をガイドし、器具取付具の回転を規制する。
うに、図10の縁部41a、41aを省略して、器具取
付具全体が係止ネジ19′を中心にして回転できるよう
にしてもよい。この場合、照明器具5のネジ穴6の間隔
が横架体2の間隔の整数倍や前述したL2、L3より僅
かに短い場合でも、器具支持具を回転させることで、そ
の照明器具を支持することができる。
部をV字状に屈曲していたが、図12の(a)に示す係
止板45のように、中央部45aより両端部45b、4
5cが、一段下がるようにL字状に屈曲して、ネジ穴4
6をはさんで対向する2つの角部47、48を回転規制
部にしてもよい。この係止板45を用いた器具取付具5
0では、図12の(b)に示すように、平坦な両端部4
5b、45cが横架体2のリップ縁部の下端に当接す
る。
ように、中央部55aに対して両端部55b、55cを
斜め上方へ屈曲して、ネジ穴56をはさむ2つの角部5
7、58を回転規制部としてもよい。この係止板55を
用いた器具取付具60では、図13の(b)に示すよう
に、中央部55aの端部がリップ縁部の下端に当接し、
両端部55b、55cはリップ縁部と側板との間に進入
した状態となる。
ように、全体が平坦な平行四辺形状に形成して、ネジ穴
66をはさむ2つの角部67、68を回転規制部として
もよい。この係止板65を用いた器具取付具70では、
図14の(b)に示すように、平坦な係止板65の両端
部がリップ縁部に当接することになる。
角線の長さ)を架体の側板の内壁間の距離より長く形成
して、その角部を側板の内壁に当接させることによって
係止板の回転を規制していたが、これは本発明を限定す
るものでなく、例えば、図15に示す係止板75のよう
に、全体の形状を長方形にし、その中心に設けられたネ
ジ穴76を挟んで、回転規制部としてのストッパ77、
78をリップ溝の幅より大な距離をもって上方へ立設し
てもよい。
(a)に示すように、横架体2のリップ溝に係止板75
を進入させた状態で係止ネジ19を回転操作すると、図
16の(b)に示すように、係止板75の両端が、リッ
プ縁部2d、2eの下方に移動した状態で、2つのスト
ッパ77、78が、リップ縁部の内縁に当接して、係止
板75の回転を規制するので、さらに、係止ネジを回転
操作すれば、係止板75の両端部がリップ縁部に当接し
て、前記実施例と同様に、横架体に確実に固定される。
穴を有する照明器具を支持するための器具支持部とし
て、基部の一端側に延設された器具支持片15にタップ
の切られたネジ穴16を設けるとともに、そのネジ穴に
予めネジ17を固定していたが、器具との係着に必要な
ネジの長さが短くてよい場合には、器具取付具を架体に
取り付けてから、その器具支持片にネジを取り付けても
よく、また、逆に、照明器具の下面側からネジを器具取
付具10のネジ穴16に締め付けるようにしてもよい。
この場合でも、ネジの締め付け作業を、横架体2の下面
側や側面側から簡単に行なうことができる。
けだけでなく、他の各種器具を取り付ける場合にも使用
できる。その場合、支持する器具の取付部に応じて、前
記実施例のようにネジによって支持する器具支持部の他
に、器具をフックで支持したり、爪を器具の穴に通して
その先端を曲げることによって器具を支持する等、最適
な器具支持部を形成すればよい。また、前記実施例で
は、2つの器具取付具で横架体の間隔より長い器具を支
持していたが、長さが短い器具を支持する場合には、一
つの器具取付具のみで器具を支持してもよい。
たケーブルラック1の横架体2に取り付ける器具取付具
について説明したが、本発明の器具係止具は、ケーブル
ラックの横架体だけでなく、リップ溝鋼で形成される種
々の架体に用いることができる。
具は、帯板状の基部の貫通穴に一面側から係止ネジが挿
通され、この係止ネジに螺着される係止板が、架体のリ
ップ溝を通過できる幅とリップ溝の幅より大きな長さと
をもち、リップ溝に進入したときその両端部がリップ縁
部の下方へ移動した状態で回転を規制するための回転規
制部が設けられ、基部の一端側には、器具をその一面側
で支持するための器具支持部が設けられている。
の長さ方向に合わせた状態で、器具取付具の基部の一面
側を架体の上面に向けて下げてから、係止ネジの回転操
作を行なうだけの簡単な作業で、器具取付具は、架体の
リップ縁部を基部と係止板とで上下から挟持した状態で
架体に固定され、この器具取付具の器具支持部に器具を
係着させれば、器具を架体の下面側に支持することがで
きる。
ネジ加工をする必要がなくなり、正確なネジ穴加工や、
架体上の物体に対する損傷、架体自身の強度の低下、お
よび器具取付位置の調整の困難さ等の問題が一挙に解消
され、作業者の技術に差による支持強度等のバラツキも
なく、器具の取り付けや器具の取付位置の修正も簡単且
つ確実に行なうことができる。
明するための図
違いを示す図
取り付けた状態を示す図
めの図
Claims (1)
- 【請求項1】上面の両側に設けられたリップ縁部によっ
て所定幅のリップ溝が上面に長さ方向に連続して形成さ
れたリップ溝鋼からなる架体の下面側に、器具を取り付
けるための器具取付具であって、 一面側から他面側へ貫通する所定径の貫通穴を有し、該
貫通穴を前記リップ溝に連続させた状態で、該リップ溝
を跨いで前記架体の上面に一面側を当接できるように帯
板状に形成された基部と、 前記基部の他面側から前記貫通穴に挿通され、前記基部
の一面側にネジ部を突出した状態で、前記基部の他面側
から回転操作可能な係止ネジと、 前記架体のリップ溝を通過できる幅と該リップ溝の幅よ
り大な長さをもって形成され、長さ方向の中間部に前記
係止ネジのネジ部に螺合するネジ穴を有し、該ネジ穴に
螺着された前記係止ネジに対する回転操作によって、少
なくともその両端部が、前記基部の一面に対して前記リ
ップ溝の深さ以上離れた位置から該リップ溝の深さより
近い位置まで移動する係止板と、 前記係止板に設けられ、該係止板の両端部が前記リップ
溝の下方まで進入した状態で前記係止ネジが回転操作さ
れたとき、該係止板の両端部が前記架体の両側のリップ
縁部の下方まで回転した位置で、前記係止板の回転を規
制する回転規制部と、 前記基部の一端側に設けられ、該基部の一面側で前記器
具の取付部に係着自在に形成され、前記器具を前記基部
の一面から前記架体の高さ以上離れた位置に支持するた
めの器具支持部とを備えたことを特徴とする器具取付
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6189918A JP2583202B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 器具取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001014934A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-19 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 照明器具 |
CN101858578A (zh) * | 2010-04-28 | 2010-10-13 | 海洋王照明科技股份有限公司 | 一种防旋转连接结构及使用该结构的灯具 |
CN108331814A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-07-27 | 成都新力紧科技有限公司 | 用于建筑机电安装支吊架系统的连接件及连接结构 |
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1994
- 1994-07-19 JP JP6189918A patent/JP2583202B2/ja not_active Expired - Fee Related
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