JPH08285027A - 直動装置 - Google Patents

直動装置

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Publication number
JPH08285027A
JPH08285027A JP9383495A JP9383495A JPH08285027A JP H08285027 A JPH08285027 A JP H08285027A JP 9383495 A JP9383495 A JP 9383495A JP 9383495 A JP9383495 A JP 9383495A JP H08285027 A JPH08285027 A JP H08285027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral groove
linear motion
rotating shaft
motion device
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9383495A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Yamazaki
充 山崎
Kazuhide Hoshino
和栄 星野
Masanori Watanabe
政則 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Bearing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Bearing Co Ltd filed Critical Nippon Bearing Co Ltd
Priority to JP9383495A priority Critical patent/JPH08285027A/ja
Publication of JPH08285027A publication Critical patent/JPH08285027A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は正確な送りを達成し得る直動装置を
提供することを目的とする。 【構成】 回動軸1と、該回動軸1が挿通され該回動軸
1の外周面に該回動軸1の軸芯に対して所定角度で当接
するベアリング3を設けた移動体2とから成る直動装置
であって、前記回動軸1の外周面に螺旋溝4を設け、前
記ベアリング3に該螺旋溝4に嵌入される環状突部5を
設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から図1に図示した構造の直動装置
(以下、従来例という。)が提案されている。
【0003】この従来例は、回動軸31と該回動軸31が挿
通される移動体32とから成るものであって、移動体32の
左右両端側には夫々3個ずつのベアリング33が設けら
れ、このベアリング33はその回動面33'が回動軸31の軸
芯に対して所定角度傾いた状態(リード)で当接せしめ
られた構造である。符号34は軸支持部である。
【0004】この従来例は、回動軸31を軸方向に移動不
能にして適宜な手段により回動せしめると、移動体32が
回動軸31の軸方向に直動するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】出願人は種々試してみ
たところ、従来例には次の欠点があることを確認した。
従来例は、回動面33'と回動軸31の外周面との摩擦力を
利用して移動体32を回動軸31に対して直動させるもので
あるが、移動体32を高速で移動させたい場合や、反復継
続使用により回動面33'が摩耗したりすると、回動面33'
が回動軸31に対してスリップし(回動軸31の軸方向にお
けるスリップ)、正確な直動即ち、回動軸31の一回転当
たりの送り量が不正確になるという欠点がある。
【0006】本発明はこのような欠点を解決したもの
で、正確な軸方向送りが可能な直動装置を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】回動軸1と、該回動軸1が挿通され該回動
軸1の外周面に該回動軸1の軸芯に対して所定角度で当
接するベアリング3を設けた移動体2とから成る直動装
置であって、前記回動軸1の外周面に螺旋溝4を設け、
前記ベアリング3に該螺旋溝4に嵌入される環状突部5
を設けたことを特徴とする直動装置に係るものである。
【0009】請求項1記載の直動装置において、ベアリ
ング3を回動軸1を囲繞する状態で複数設け、このベア
リング3のうち、少なくとも1つのベアリング3に前記
螺旋溝4に嵌入される環状突部5を設けたことを特徴と
する直動装置に係るものである。
【0010】請求項1,2いずれか1項に記載の直動装
置において、ベアリング3を移動体2の進行方向左右両
側に突設したことを特徴とする直動装置に係るものであ
る。 請求項1〜3いずれか1項に記載の直動装置において、
環状突部5の螺旋溝4に対する嵌入を適宜な手段により
弾圧付勢せしめたことを特徴とする直動装置に係るもの
である。
【0011】請求項1〜4いずれか1項に記載の直動装
置において、螺旋溝4として断面V字形状の螺旋溝4を
採用し、環状突部5として前記螺旋溝4に合致嵌入され
る断面逆V字形状の環状突部5を採用したことを特徴と
する直動装置に係るものである。
【0012】
【作用】環状突部5が回動軸1の螺旋溝4に嵌入されて
いる為、ベアリング3の回動軸1の軸方向におけるスリ
ップが可及的に防止れさる。
【0013】
【実施例】図面は本発明の一実施例を図示したもので、
以下に説明する。
【0014】図面の回動軸1は外周面に所定リード(回
動軸1の軸芯に対しての角度),所定ピッチの螺旋溝4
が形成されている。この螺旋溝4は断面V字形状の溝で
ある。
【0015】また、図面の回動軸1が挿通される移動体
2は直方体形状であり、且つ、2つの分割半体2a,2
bを組みつけて構成され、この分割半体2a,2bは止
めネジ8により組みつけられ、この止めネジ8には発条
7が被嵌され、よって、該分割半体2a,2bは該発条
7により弾圧付勢せしめられている。
【0016】上側の分割半体2aの右の端面(図4中右
の端面)には2個のベアリング3(図面はラジアルベア
リングを図示しているが、アンギュラベアリング等でも
良い。)が、また、左の端面(図4中左の端面)には1
個のベアリング3が止めネジ6により付設され、各ベア
リング3は予め設定された所定角度(回動軸1の軸芯に
対して所定角度)だけ傾いた状態でその回動面3'が回
動軸1の外周面に当接するように配設されている。
【0017】詳細には、分割半体2aの端面に雌螺子孔
が斜設され、この雌螺子孔に止めネジ6が螺入される構
造で、この止めネジ6に、内筒に外筒を鋼球を介して回
動自在に配設したベアリング3が被嵌されている。
【0018】また、下側の分割半体2bも同構造で、左
の端面に2個のベアリング3が、右の端面には1個のベ
アリング3が設けられている。
【0019】これら左右合計6個のベアリング3のう
ち、少なくとも1つのベアリング3、この場合分割半体
2aの図4中左の端面のベアリング3は、その回動面
3'に前記回動軸1の螺旋溝4に嵌入される断面逆V字
形状の環状突部5がその端部に繞設されている。この場
合、該図4中左の端面のベアリング3は図5に図示した
ように環状突起5が螺旋溝4に嵌入され、回動面3'と
回動軸1の外周面とには間隙が設定されている。回動面
3'が回動軸1の外周面に当接する構造でも良いが、ベ
アリング3の円滑な回動という観点からは図5のように
回動面3'が回動軸1の外周面に当接しない構造の方が
望ましい(尚、回動面3'を回動軸1の外周面に当接さ
せる構造は精度を出すことが難しく実施化には不適であ
る。)。
【0020】尚、移動体2の長さ(図4中左右方向長
さ)は螺旋溝4のリード,ピッチに合わせて適宜設計さ
れる。
【0021】符号9は軸支持部である。
【0022】本実施例は上述のように構成したから、回
動軸1を軸方向に移動不能にして適宜な手段により回動
せしめると、移動体2は回動軸1の軸方向に直動するこ
とになる。
【0023】その際、ベアリング3の環状突部5が螺旋
溝4に嵌入されている為、該移動体2が回動軸1の軸方
向にスリップすることは可及的に防止され、よって、正
確な送りが達成されることになる。
【0024】また、この移動体2は分割半体2a,2b
とで構成され、且つこの分割半体2a,2bは、発条7
により弾圧付勢せしめられている為、環状突部5の螺旋
溝4への嵌入はそれだけ確定となり(環状突部5と螺旋
溝4とのガタ(摩耗により生じるガタも含む。)が可及
的に防止され、且つバックラッシュも可及的に防止さ
れ)、この点においても正確な送りが達成される。
【0025】そして、更に、本実施例は止めネジ8の回
動により発条7の弾性を適宜調整し、環状突部5と螺旋
溝4との嵌入度合を可変させることで任意の推力を得る
ことも可能となる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、正
確な送りを達成し得る直動装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の正面図である。
【図2】本実施例の正面図である。
【図3】同上の側断面図である。
【図4】同上の要部の正面図である。
【図5】同上の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 回動軸 2 移動体 3 ベアリング 4 螺旋溝 5 環状突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動軸と、該回動軸が挿通され該回動軸
    の外周面に該回動軸の軸芯に対して所定角度で当接する
    ベアリングを設けた移動体とから成る直動装置であっ
    て、前記回動軸の外周面に螺旋溝を設け、前記ベアリン
    グに該螺旋溝に嵌入される環状突部を設けたことを特徴
    とする直動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の直動装置において、ベア
    リングを回動軸を囲繞する状態で複数設け、このベアリ
    ングのうち、少なくとも1つのベアリングに前記螺旋溝
    に嵌入される環状突部を設けたことを特徴とする直動装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載の直動
    装置において、ベアリングを移動体の進行方向左右両側
    に突設したことを特徴とする直動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか1項に記載の直動
    装置において、環状突部の螺旋溝に対する嵌入を適宜な
    手段により弾圧付勢せしめたことを特徴とする直動装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項に記載の直動
    装置において、螺旋溝として断面V字形状の螺旋溝を採
    用し、環状突部として前記螺旋溝に合致嵌入される断面
    逆V字形状の環状突部を採用したことを特徴とする直動
    装置。
JP9383495A 1995-04-19 1995-04-19 直動装置 Pending JPH08285027A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9383495A JPH08285027A (ja) 1995-04-19 1995-04-19 直動装置

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JP9383495A JPH08285027A (ja) 1995-04-19 1995-04-19 直動装置

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JPH08285027A true JPH08285027A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14093427

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006112017A1 (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータ装置
KR100860188B1 (ko) * 2007-01-03 2008-09-24 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터 장치
EP2627930A4 (en) * 2010-10-12 2018-04-18 Liniax ApS Friction driving mechanism
CN111473097A (zh) * 2020-04-02 2020-07-31 铜陵帆捷智能测控科技有限责任公司 一种高效外滚动形式的大导程光杠无牙螺母

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