JPH08284992A - 曲がり板ばね及びダンパー機構 - Google Patents

曲がり板ばね及びダンパー機構

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JPH08284992A
JPH08284992A JP7092232A JP9223295A JPH08284992A JP H08284992 A JPH08284992 A JP H08284992A JP 7092232 A JP7092232 A JP 7092232A JP 9223295 A JP9223295 A JP 9223295A JP H08284992 A JPH08284992 A JP H08284992A
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Mamoru Okubo
護 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲がり板ばねの弾性エネルギーを蓄える能力
を高める。 【構成】 曲がり板ばね18は、板状リング部20と複
数の板状レバー部21とを備えている。板状リング部2
0は開環部23を有しており、千鳥状に配置されてい
る。板状レバー部21は、板状リング部20が直列に接
続されるように、対向する板状リング部の開環部23の
一端同士を連結する。レバー部21の剛性は板状リング
部20の剛性より高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲がり板ばねと、曲が
り板バネが採用されたダンパー機構とに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にダンパーディスク組立体では、エ
ンジン側のトルクが入力される入力側部材と出力側シャ
フトにトルクを出力するための出力側部材とが、弾性部
材により回転方向に連結されている。弾性部材は入力側
部材と出力側部材との間で円周方向に弾性変形可能であ
る。ダンパー機構は、弾性部材とヒステリシストルク発
生機構とを含み、捩じり振動が入力されると、弾性部材
が円周方向に伸縮を繰り返し、これによりヒステリシス
トルクが発生し、エンジン側からの捩じり振動を減衰す
る。弾性部材として、通常はコイルスプリングが用いら
れるが、特開平6−137341号公報に開示されたダ
ンパー機構では曲がり板ばねが用いられている。曲がり
板ばねは、複数のリング部と、リング部同士を直列に接
続する複数のレバー部とから構成されている。曲がり板
ばねは単位容積に占める弾性エネルギーが大きいため
に、トルク伝達容量を充分に確保しつつばねの幅寸法を
小さくできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の曲がり板ば
ねでは、レバー部が変形しやすく、このためリング部に
曲げモーメントが作用しにくく、リング部が十分に弾性
変形しない。そのため、リング部が弾性エネルギーを十
分に蓄えることができない。本発明の目的は、曲がり板
ばねの弾性エネルギーを蓄える能力を高めることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の曲がり
板ばねは複数の板状リング部と複数の板状レバー部とを
備えている。複数の板状リング部は開環部を有し千鳥状
に対向するように配置されている。複数の板状レバー部
は、対向する前記板状リング部の前記開環部の一端同士
を連結することで複数の板状リング部を直列に接続し、
板状リング部より剛性が高い。
【0005】請求項2に記載の曲がり板ばねでは、板状
レバー部は前記板状リング部より厚みが大きい。請求項
3に記載の曲がり板ばねでは、板状リング部は開環部か
ら中央部に向かうにしたがって徐々に厚みが小さくな
る。請求項4に記載の曲がり板ばねでは、複数の板状レ
バー部には剛性を高めるために第1加工部が形成されて
いる。
【0006】請求項5に記載の曲がり板ばねでは、第1
加工部は幅方向中央部付近で長手方向に延びる押し出し
部を含んでいる。請求項6に記載の曲がり板ばねでは、
第1加工部は幅方向両端に形成された折り曲げ部を含ん
でいる。請求項7に記載の曲がり板ばねでは、板状リン
グ部は開環部から中央部に向かうにしたがって徐々に厚
みが薄くなる。
【0007】請求項8に記載の曲がり板ばねでは、リン
グ部には開環部から中央側に徐々に高さの低くなる第2
加工部が形成されている。請求項9に記載のダンパー機
構は、第1回転部材と第2回転部材と曲がり板ばねとを
備えている。第2回転部材は第1回転部材との間に弧状
室を形成する。曲がり板ばねは弧状室内に配置され、開
環部を有し千鳥状に対向するように配置された複数の板
状リング部と、対向する板状リング部の開環部の一端同
士を連結することで複数の板状リング部を直列に接続
し、板状リング部より剛性が高い複数の板状レバー部と
を有している。曲がり板ばねの円周方向両端に前記第1
回転部材と第2回転部材とが当接している。
【0008】請求項10に記載の曲がり板ばねでは、板
状レバー部は前記板状リング部より厚みが大きい。請求
項11に記載の曲がり板ばねでは、板状リング部は開環
部から中央部に向かうにしたがって徐々に厚みが小さく
なる。請求項12に記載のダンパー機構では、複数の板
状レバー部には剛性を高めるために第1加工部が形成さ
れている。
【0009】請求項13に記載のダンパー機構では、第
1加工部は幅方向中央部付近で長手方向に延びる押し出
し部を含んでいる。請求項14に記載のダンパー機構で
は、第1加工部は幅方向両端に形成された折り曲げ部を
含んでいる。請求項15に記載のダンパー機構では、板
状リング部は開環部から中央部に向かうにしたがって徐
々に厚みが薄くなる。
【0010】請求項16に記載のダンパー機構では、リ
ング部には開環部から中央部に向かうにしたがって徐々
に高さの低くなる第2加工部が形成されている。
【0011】
【作用】請求項1または9に記載の発明では、曲がり板
ばねはダンパー機構の弧状室内に配置される。そして、
曲がり板ばねは第1回転部材と第2回転部材との間でト
ルクを伝達する。板状レバー部に外力が作用すると、板
状レバー部に連続する板状リング部に曲げモーメントが
加わる。これにより、各板状リング部が撓み変形して弾
性エネルギーを蓄える。このとき、板状レバー部が剛性
が高くなっているため、板状リング部の撓み変形量が大
きくなり、蓄える弾性エネルギーが大きくなる。
【0012】請求項2または10に記載の発明では、板
状レバー部は前記板状リング部より厚みが大きいために
板状リング部より剛性が高い。請求項3または11に記
載の発明では、板状リング部は開環部から中央部に向か
うにしたがって徐々に厚みが小さくなっており、板状リ
ング部の中央部が最も剛性が低くなっている。このよう
に曲げモーメントが最も作用しにくい板状リング部の中
央部の剛性が下がることで板状リング部の撓み変形量が
さらに大きくなる。
【0013】請求項4または12に記載の発明では、板
状レバー部は第1加工部が形成されているために板状リ
ング部より剛性が高い。その結果、板状リング部の撓み
変形量が大きくなる。板状レバー部は第1加工部によっ
て剛性が高くなっているため、厚みを大きくする必要が
ない。その結果、厚みの変化を付けた場合と同様の特性
を得つつ曲がり板ばねの重量を小さく抑えることができ
る。
【0014】請求項5または請求項13に記載の発明で
は、第1加工部が幅方向中央部付近で長手方向に延びる
押し出し部を含んでいるために、レバー部の剛性が高
い。請求項6または請求項14に記載の発明では、第1
加工部は幅方向両端に形成された折り曲げ部を含んでい
るため、レバー部の剛性が高い。請求項7または請求項
15に記載の発明では、板状リング部の中央部が剛性が
最も弱くなっている。このように曲げモーメントが最も
作用しにくい板状リング部の中央部の剛性が下がること
で板状リング部の撓み変形量がさらに大きくなる。
【0015】請求項8または請求項16に記載の発明で
は、リング部には開環部から中央部に向かうにしたがっ
て徐々に高さの低くなる第2加工部が形成されているた
め、中央部の剛性が最も弱くなっている。その結果、板
状リング部の撓み変形量がさらに大きくなる。
【0016】
【実施例】第1実施例 図1〜図3は、本発明の第1実施例としてのクラッチデ
ィスク組立体100を示している。図1においてO−O
はクラッチディスク組立体100の回転軸線である。
【0017】このクラッチディスク組立体100の中心
には、トランスミッションの入力シャフト(図示せず)
に連結されるスプラインハブ1が配置されている。スプ
ラインハブ1は、図示しないトランスミッションの入力
シャフトに噛み合うスプライン孔1aを中心部に有して
いる。また、スプラインハブ1には、外周側に突出する
フランジ部2が一体に形成されている。フランジ部2の
外周には、図2及び図3に示すように、径方向に対向す
る位置に2つの突起部2aが形成されている。フランジ
部2の両側面には、円周状に段部2bが形成されてお
り、両段部2bの内周側にはフランジ部2を軸方向に貫
通し、円周方向に長い複数の長孔2cが所定の間隔で形
成されている。
【0018】スプラインハブ1の外周側には、概ね円板
状のリテーニングプレート4及びクラッチプレート5が
配置されている。両プレート4,5の内周端には複数の
ストップピン用孔4a,5aが所定の間隔で形成されて
おり、プレート4,5は、各孔4a,5a及びフランジ
部2の長孔2cに挿入されたストップピン6によりフラ
ンジ部2に装着されている。なお、各プレート4,5
は、ストップピン6が長孔2cの円周方向端に当たるま
での範囲でフランジ部2に対して相対回転可能である。
【0019】各プレート4,5の内周部にはOリング3
を固定するための環状の屈曲部4b,5bがそれぞれ形
成されている。さらに、リテーニングプレート4の外周
部にはクラッチプレート5側に延びる外周筒状部4cが
形成されている。この外周筒状部4cは、クッショニン
グプレート13とともにリベット8によりクラッチプレ
ート5の外周部に固定されている。また、外周筒状部4
cにおいて、径方向に対向する2か所には内周側に凹む
係止部4dがフランジ部2の突起部2aに対向して形成
されている。なお、クッショニングプレート13の両面
には摩擦フェーシング7が固定されている。
【0020】このような構成により、スプラインハブ1
の両側方に配置されたプレート4,5は、フランジ部2
とともに円環状の流体室10を形成している。流体室1
0の内部には、所定の粘性を有するダンパーオイル11
が充填されている。この流体室10はOリング3により
内周部をシールされている。1対の曲がり板ばね12が
流体室10内に配置されている。各曲がり板ばね12は
板部材を波状に折り曲げた状態で半円状に延びており、
広角度に撓み変形可能である。曲がり板ばね12は、図
4及び図5に示すように、複数のリング部20と、リン
グ部20同士を直列に連結するレバー部21とを有して
いる。複数のリング部20は一方向に千鳥状に配置され
ている。各列のリング部20は、対向する列に対して開
く開環部23を有している。レバー部21は、対向する
リング部20の開環部23の一端同士を連結している。
この結果、複数のリング部20がレバー部21によって
直列に接続されている。
【0021】各リング部20は、ほぼ同径の環状体であ
り、隣接する各リング部20の間には所定の隙間S1
有している。また、曲がり板ばね12が円弧状に配置さ
れたセット状態において、各開環部23の両端は密着し
ている。また、開環部23の互いに連結された端部同士
は曲がり板ばね12の延びる方向にずれている。すなわ
ち、各レバー部21は斜めになっており、リング部20
側から見ればレバー部21が開環部23の両側からそれ
ぞれ外方に延びている。
【0022】図4に示すように、リング部20はレバー
部21に比べて厚みが小さくなっている。また、リング
部20は開環部23から中央部に向かうにしたがって徐
々に厚みが小さくなっており、中央部が最も薄くなって
いる。次に、動作について説明する。摩擦フェーシング
7が図示しないフライホイールに連結されると、クラッ
チプレート5及びリテーニングプレート4にトルクが入
力される。このトルクはリテーニングプレート4の係止
部4dから曲がり板ばね12に伝達され、さらにフラン
ジ部2を介してスプラインハブ1へと伝達されて最後に
図示しないトランスミッションの入力シャフトに出力さ
れる。
【0023】クラッチディスク組立体100に捩じり振
動が入力されると、入力側部材であるプレート4,5と
出力側部材であるスプラインハブ1とが相対回転し、両
者間で曲がり板ばね12が円周方向に伸縮を繰り返す。
このとき、流体室10内に収容されたダンパーオイル1
1がリテーニングプレート4,クラッチプレート5及び
フランジ部2と曲がり板ばね12との間に形成された隙
間を通過する。これにより、ダンパーオイル11の流れ
が絞られ、隙間の断面積に応じた粘性抵抗が生じる。以
上の結果、捩じり振動が減衰される。このクラッチディ
スク組立体100では、低剛性・広捩じり角の特性によ
り捩じり振動減衰に効果がある。
【0024】曲がり板ばね12が圧縮されるときの動作
について説明する。圧縮時には、各レバー部21の開角
度が小さくなり、リング部20に曲げモーメントが作用
する。このとき、レバー部21は開環部23を支点とし
て移動し、リング部20が撓み変形する。レバー部21
は剛性が高くリング部20は剛性が低いため、リング部
20の変形量が大きく、蓄える弾性エネルギーが大きく
なっている。特に、リング部20の中間部の厚みが両側
より薄くなっているために、中間部に作用する曲げモー
メントは小さいにもかかわらず充分な弾性変形量が得ら
れる。
【0025】また、流体室10内のダンパーオイル11
は、曲がり板ばね12,各プレート4,5及びフランジ
部2を潤滑するため、曲がり板ばね12の伸縮動作を円
滑にするとともに各部材の磨耗を防止する。このように
本実施例においては、曲がり板ばね12を用いることに
より、従来のコイルスプリングと同等の低いばね剛性を
維持しつつ、軸方向への寸法を小さくできるために、ク
ラッチディスク組立体100の軸方向寸法を充分に小さ
くできる。第2実施例 図5及び図6に示す曲がり板ばね12について説明す
る。
【0026】曲がり板ばね12は本体部分がほぼ均一の
厚みを有している。レバー部21には幅方向中央部に押
し出し部41が形成され、幅方向両端に折り曲げ部42
が形成されている。押し出し部41及び折り曲げ部42
はレバー部21全体に延びており、さらにリング部20
側にも連続している。押し出し部41及び折り曲げ部4
2はリング部20において開環部23から中央部に向か
うにしたがって徐々に高さが低くなり、中央部に到達す
る前に無くなっている。さらに、リング部20におい
て、押し出し部41及び折り曲げ部42が無くなった付
近から中央部に向かって板厚が徐々に薄くなっている。
この結果、中央部の厚みが最も薄い。
【0027】曲がり板ばね12が圧縮されるときの動作
について説明する。圧縮時には、各レバー部21の開角
度が小さくなり、リング部20に曲げモーメントが作用
する。このとき、レバー部21は開環部23を支点とし
て移動し、リング部20が撓み変形する。レバー部21
には押し出し部41及び折り曲げ部42が形成されてい
るため、剛性が高い。リング部20には途中までしか押
し出し部41及び折り曲げ部42が形成されていないた
めに剛性が低い。以上の結果、リング部20の変形量が
大きく、蓄える弾性エネルギーが大きくなっている。特
に、リング部20の中間部の厚みが両側より薄くなって
いるために、中間部に作用する曲げモーメントは小さい
にもかかわらず充分な弾性変形量が得られる。
【0028】この実施例では、レバー部21の剛性を高
めるために、押し出し部41及び折り曲げ部42を形成
している。このような加工方法ではレバー部21の重量
を増加させることなく剛性を高めることができる。この
結果曲がり板ばね12全体の重量が小さくなっており、
材料費の軽減が達成されている。また、曲がり板ばね1
2の重量の低減により、曲がり板ばね12に作用する遠
心力が小さくなり、曲がり板ばねと流体室の外周壁との
間で生じる摩擦抵抗が小さくなる。第3実施例 前記第2実施例ではレバー部に押し出し部と折り曲げ部
との両方を形成したが、図7に示すように押し出し部4
1のみでもよい。また、折り曲げ部のみでもよい。さら
には、他の形状によって剛性を高めてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1または9に記載の発明では、板
状レバー部に外力が作用すると、板状レバー部に連続す
る板状リング部に曲げモーメントが加わる。これによ
り、各板状リング部が撓み変形して弾性エネルギーを蓄
える。このとき、板状レバー部が剛性が高くなっている
ため、板状リング部の撓み変形量が大きくなり、蓄える
弾性エネルギーが大きくなる。
【0030】請求項2または10に記載の発明では、板
状レバー部は前記板状リング部より厚みが大きいために
板状リング部より剛性が高い。請求項3または11に記
載の発明では、板状リング部は開環部から中央部に向か
うにしたがって徐々に厚みが小さくなっており、板状リ
ング部の中央部が最も剛性が低くなっている。このよう
に曲げモーメントが最も作用しにくい板状リング部の中
央部の剛性が下がることで板状リング部の撓み変形量が
さらに大きくなる。
【0031】請求項4または12に記載の発明では、板
状レバー部は第1加工部が形成されているために板状リ
ング部より剛性が高い。その結果、板状リング部の撓み
変形量が大きくなる。板状レバー部は第1加工部によっ
て剛性が高くなっているため、厚みを大きくする必要が
ない。その結果、厚みの変化をつけた場合と同様の特性
を得つつ曲がり板ばねの重量を小さく抑えることができ
る。
【0032】請求項5または請求項13に記載の発明で
は、第1加工部が幅方向中央部付近で長手方向に延びる
押し出し部を含んでいるために、レバー部の剛性が高
い。請求項6または請求項14に記載の発明では、第1
加工部は幅方向両端に形成された折り曲げ部を含んでい
るため、レバー部の剛性が高い。請求項7または請求項
15に記載の発明では、板状リング部の中央部が剛性が
最も弱くなっている。このように曲げモーメントが最も
作用しにくい板状リング部の中央部の剛性が下がること
で板状リング部の撓み変形量がさらに大きくなる。
【0033】請求項8または請求項16に記載の発明で
は、リング部には開環部から中央部に向かうにしたがっ
て徐々に高さの低くなる第2加工部が形成されているた
め、中央部の剛性が最も弱くなっている。その結果、板
状リング部の撓み変形量がさらに大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるクラッチディスク組立体の
縦断面図。
【図2】図1の一部拡大図。
【図3】図1のIII −III 断面図。
【図4】曲がり板ばねの正面部分図。
【図5】第2実施例の曲がり板ばねの正面部分図。
【図6】図5のVI−VI断面図。
【図7】第3実施例の図5に相当する図。
【符号の説明】
1 スプラインハブ 2 フランジ部 4 リテーニングプレート 5 クラッチプレート 10 流体室 12 曲がり板ばね 20 リング部 21 レバー部 23 開環部 41 押し出し部 42 折り曲げ部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開環部を有し千鳥状に対向するように配置
    された複数の板状リング部と、 対向する前記板状リング部の前記開環部の一端同士を連
    結することで前記複数の板状リング部を直列に接続し、
    前記板状リング部より剛性が高い複数の板状レバー部
    と、を備えた曲がり板ばね。
  2. 【請求項2】前記板状レバー部は前記板状リング部より
    厚みが大きい、請求項1に記載の曲がり板ばね。
  3. 【請求項3】前記板状リング部は開環部から中央部に向
    かうにしたがって徐々に厚みが小さくなる、請求項1ま
    たは2に記載の曲がり板ばね。
  4. 【請求項4】前記板状レバー部には剛性を高めるために
    第1加工部が形成されている、請求項1に記載の曲がり
    板ばね。
  5. 【請求項5】前記第1加工部は幅方向中央部付近で長手
    方向に延びる押し出し部を含む、請求項4に記載の曲が
    り板ばね。
  6. 【請求項6】前記第1加工部は幅方向両端に形成された
    折り曲げ部を含む、請求項4または5に記載の曲がり板
    ばね。
  7. 【請求項7】前記板状リング部は、開環部から中央部に
    向かうにしたがって徐々に厚みが薄くなる、請求項4〜
    6のいずれかに記載の曲がり板ばね。
  8. 【請求項8】前記板状リング部には開環部から中央部に
    向かうにしたがって徐々に高さの低くなる第2加工部が
    形成されている、請求項4〜7のいずれかに記載の曲が
    り板ばね。
  9. 【請求項9】第1回転部材と、 前記第1回転部材との間に弧状室を形成する第2回転部
    材と、 前記弧状室内に配置され、開環部を有し千鳥状に対向す
    るように配置された複数の板状リング部と、対向する前
    記板状リング部の前記開環部の一端同士を連結すること
    で前記複数の板状リング部を直列に接続し、前記板状リ
    ング部より剛性が高い複数の板状レバー部とを有し、円
    周方向両端に前記第1回転部材と第2回転部材とが当接
    している曲がり板ばねと、を備えたダンパー機構。
  10. 【請求項10】前記板状レバー部は前記板状リング部よ
    り厚みが大きい、請求項9に記載のダンパー機構。
  11. 【請求項11】前記板状リング部は開環部から中央部に
    向かうにしたがって徐々に厚みが小さくなる、請求項9
    または10に記載のダンパー機構。
  12. 【請求項12】前記板状レバー部には剛性を高めるため
    に第1加工部が形成されている、請求項9に記載のダン
    パー機構。
  13. 【請求項13】前記第1加工部は幅方向中央部付近で長
    手方向に延びる押し出し部を含む、請求項12に記載の
    ダンパー機構。
  14. 【請求項14】前記第1加工部は幅方向両端に形成され
    た折り曲げ部を含む、請求項12または13に記載のダ
    ンパー機構。
  15. 【請求項15】前記板状リング部は開環部から中央部に
    向かうにしたがって徐々に厚みが薄くなる、請求項12
    〜14のいずれかに記載のダンパー機構。
  16. 【請求項16】前記リング部には開環部から中央部に向
    かうにしたがって徐々に高さの低くなる第2加工部が形
    成されている、請求項12〜15のいずれかに記載のダ
    ンパー機構。
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