JPH08284047A - 走行中の緯糸異状緊張検知装置 - Google Patents
走行中の緯糸異状緊張検知装置Info
- Publication number
- JPH08284047A JPH08284047A JP11889495A JP11889495A JPH08284047A JP H08284047 A JPH08284047 A JP H08284047A JP 11889495 A JP11889495 A JP 11889495A JP 11889495 A JP11889495 A JP 11889495A JP H08284047 A JPH08284047 A JP H08284047A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- weft
- shuttle
- optical sensor
- abnormal tension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製織時に杼の内部に於て緯糸に種々の引掛り
が生じ、緯糸が円滑に出ず異状な緊張が生じた時に、織
機を停止させる検知装置を得ることを目的とする。 【構成】 製織時に杼内の管から出る緯糸に糸からみ等
で異状緊張が生じると、緯糸たるみ取り用遊子を一方に
強く移動させることにより、光センサー用穴から通過す
る光を遮断している遮光板の一部の傾斜部を押して、遮
光板を光センサーの光の通過位置から逃し、その状態を
遮光板の傾斜部先端が遊子平面部の溝に結合して保持し
たままの状態で杼が光センサー部に来ると、杼内を光が
通過して、この光の検知により織機を停止させる緯糸異
状緊張検知装置である。
が生じ、緯糸が円滑に出ず異状な緊張が生じた時に、織
機を停止させる検知装置を得ることを目的とする。 【構成】 製織時に杼内の管から出る緯糸に糸からみ等
で異状緊張が生じると、緯糸たるみ取り用遊子を一方に
強く移動させることにより、光センサー用穴から通過す
る光を遮断している遮光板の一部の傾斜部を押して、遮
光板を光センサーの光の通過位置から逃し、その状態を
遮光板の傾斜部先端が遊子平面部の溝に結合して保持し
たままの状態で杼が光センサー部に来ると、杼内を光が
通過して、この光の検知により織機を停止させる緯糸異
状緊張検知装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】製織中杼の走行時の緯糸異状緊張
検知で織物の傷防止と製織の能率向上に関する。
検知で織物の傷防止と製織の能率向上に関する。
【0002】
【従来の技術】杼の走行中に管から引き出される緯糸が
管にある糸節に引っ掛かる事、糸道につまる事等の杼内
に於ける緯糸の異状による緊張で緯糸が切れたり、織物
傷が出来る場合に、それを検知して織機を止めるものが
なかった。
管にある糸節に引っ掛かる事、糸道につまる事等の杼内
に於ける緯糸の異状による緊張で緯糸が切れたり、織物
傷が出来る場合に、それを検知して織機を止めるものが
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内の管糸が織りつくさ
れて無くなった時には、走行中に杼の上から当てた光
が、杼内を透過して、杼摺りに設けた受光器の作用で、
織機を停止させる糸有無検知の光センサーがある。この
光センサーを利用して緯糸に異状張力が発生すると、透
過穴の光を遮断していた遮光板が移動して、光が杼の中
を通って受光器に作用して、それにより織機を停止させ
ることを目的とする。
れて無くなった時には、走行中に杼の上から当てた光
が、杼内を透過して、杼摺りに設けた受光器の作用で、
織機を停止させる糸有無検知の光センサーがある。この
光センサーを利用して緯糸に異状張力が発生すると、透
過穴の光を遮断していた遮光板が移動して、光が杼の中
を通って受光器に作用して、それにより織機を停止させ
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】杼の一部に弾性部を有す
る遮光器の一部を固定し、緯糸に異状張力が発生した
ら、遊子の一部が遮光器の傾斜部に強く当り、その傾斜
部が動いたら遮光器の先端にある遮光板がセンサー用光
の通路から逃げて光が杼内を透過するようにしたもので
ある。
る遮光器の一部を固定し、緯糸に異状張力が発生した
ら、遊子の一部が遮光器の傾斜部に強く当り、その傾斜
部が動いたら遮光器の先端にある遮光板がセンサー用光
の通路から逃げて光が杼内を透過するようにしたもので
ある。
【0005】遮光器の傾斜部に接する平面部を遊子から
分離し、これに遮光器から分離した遮光板を取り付け
て、摺動遮光器となし、これを緯糸異状緊張により遊子
が押し更に、遮光器の傾斜部を押して移動すると遮光板
がセンサー用透過穴部から逃げる。
分離し、これに遮光器から分離した遮光板を取り付け
て、摺動遮光器となし、これを緯糸異状緊張により遊子
が押し更に、遮光器の傾斜部を押して移動すると遮光板
がセンサー用透過穴部から逃げる。
【0006】
【作用】の走行中に糸節やからみ合い等で緯糸が引掛っ
て杼から出なくなり、緯糸に異状張力が発生すると、杼
の緯糸ガイド部を通って更に遊子の穴を通って織耳部に
繋がった緯糸が第1図に示すように緯糸引出しガイド方
向にある時は遊子を強く遮光器の傾斜部に圧し当てるこ
とになり、更に緊張した緯糸で遊子が遮光器の傾斜部を
押すことになり、傾斜部は矢標の方向に動き、それに従
って遮光器の先端部の遮光板は、光センサー用光の透過
穴部から逃げ、続いて傾斜部は遊子の平面部に乗り上げ
た状態を保つことになる。
て杼から出なくなり、緯糸に異状張力が発生すると、杼
の緯糸ガイド部を通って更に遊子の穴を通って織耳部に
繋がった緯糸が第1図に示すように緯糸引出しガイド方
向にある時は遊子を強く遮光器の傾斜部に圧し当てるこ
とになり、更に緊張した緯糸で遊子が遮光器の傾斜部を
押すことになり、傾斜部は矢標の方向に動き、それに従
って遮光器の先端部の遮光板は、光センサー用光の透過
穴部から逃げ、続いて傾斜部は遊子の平面部に乗り上げ
た状態を保つことになる。
【0007】この様になった杼が走行して光センサーの
所を通過する時杼の上部にある投光器の光が杼の透過穴
を通って下部の受光器に達し、この光センサーの作用で
織機は停止する。
所を通過する時杼の上部にある投光器の光が杼の透過穴
を通って下部の受光器に達し、この光センサーの作用で
織機は停止する。
【0008】
【実施例】図面にもとづいて実施例を詳細に説明する。
第1図に示すように杼1内に設ける遮光器2の一端の固
定部3を杼1の側面に固定し、遮光器2の傾斜部4と固
定部3との間は弾性部6となって居り、他の端部に遮光
板7が設けてあり、遊子10の平面部11に接する傾斜
部先端4は凸型となっている。
第1図に示すように杼1内に設ける遮光器2の一端の固
定部3を杼1の側面に固定し、遮光器2の傾斜部4と固
定部3との間は弾性部6となって居り、他の端部に遮光
板7が設けてあり、遊子10の平面部11に接する傾斜
部先端4は凸型となっている。
【0009】杼が走行して緯糸8が管から引き出される
緯糸8は杼内のテンション機構12を通って緯糸ガイド
13で方向を変えて、緯糸のたるみを取る遊子9及び1
0を通過してから杼外に出て、その緯糸8aが縦糸の開
口部に織り込まれるものであるが、この時管糸14の一
部にある大きな糸節15に緯糸8が引掛かると、管糸1
4が引き出されなくなるので緯糸に異状緊張が生じる。
それにより遊子9・10は遮光側に引き寄せられて、傾
斜部4に当り、更に杼の走行による緯糸8・8aの緊張
で遊子10が移動して傾斜部4を押し、その力が弾性部
6の力以上になると傾斜部4は滑って第2図の作動図に
示すように傾斜部の先端4は遊子10の平面部11に乗
り上がり、遮光器2の他端部に設けた遮光板7は光セン
サー用光の透光穴16の位置から逃げる。これにより杼
の下側にある受光器19に光18が到達するようにな
る。
緯糸8は杼内のテンション機構12を通って緯糸ガイド
13で方向を変えて、緯糸のたるみを取る遊子9及び1
0を通過してから杼外に出て、その緯糸8aが縦糸の開
口部に織り込まれるものであるが、この時管糸14の一
部にある大きな糸節15に緯糸8が引掛かると、管糸1
4が引き出されなくなるので緯糸に異状緊張が生じる。
それにより遊子9・10は遮光側に引き寄せられて、傾
斜部4に当り、更に杼の走行による緯糸8・8aの緊張
で遊子10が移動して傾斜部4を押し、その力が弾性部
6の力以上になると傾斜部4は滑って第2図の作動図に
示すように傾斜部の先端4は遊子10の平面部11に乗
り上がり、遮光器2の他端部に設けた遮光板7は光セン
サー用光の透光穴16の位置から逃げる。これにより杼
の下側にある受光器19に光18が到達するようにな
る。
【0010】この時、遮光器2の傾斜部先端4が遊子1
0の凹部にはまり込んで、その後の強い振動が生じて
も、上記状態を保持しながら光センサーの位置に行き、
光センサーの作動に連動して織機は停止する。
0の凹部にはまり込んで、その後の強い振動が生じて
も、上記状態を保持しながら光センサーの位置に行き、
光センサーの作動に連動して織機は停止する。
【0011】以上の説明作動の順序で光センサーが作動
して緯糸異状緊張が生じると織機は停止する。
して緯糸異状緊張が生じると織機は停止する。
【0012】元位置に戻すには、遊子10を通常の緯糸
たるみ取り作動位置の方に押しやると、遊子10の凹部
20及び平面部11から傾斜部先端4がはずれ元位置と
なる。
たるみ取り作動位置の方に押しやると、遊子10の凹部
20及び平面部11から傾斜部先端4がはずれ元位置と
なる。
【0013】遊子を平面部と糸ガイド部とに分離し、こ
の平面部に遮光器から分離した遮光板部を結合し、摺動
遮光器の平面部を緯糸異状緊張で遊子が押すと、この平
面部は遮光器の傾斜部を強く押して、その先端部が摺動
遮光器の平面部に乗り上げると共に遮光板部はセンサー
透光穴部から逃げる。
の平面部に遮光器から分離した遮光板部を結合し、摺動
遮光器の平面部を緯糸異状緊張で遊子が押すと、この平
面部は遮光器の傾斜部を強く押して、その先端部が摺動
遮光器の平面部に乗り上げると共に遮光板部はセンサー
透光穴部から逃げる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、杼内の管
の糸の繋ぎ節や糸節や数本引揃え糸のもつれや糸ガイド
や遊子等へのからまりで緯糸に異状緊張が発生すると、
織り傷が出来るが、今までその検知方法がなかったので
織物に多くの傷が出来る事と、その対策に大変な手数を
要したが、この発明で緯糸緊張及びその後の切断等によ
る織傷がなくなり、能率は向上し、人手間が多く掛から
なくなる等の多くの効果がある。
の糸の繋ぎ節や糸節や数本引揃え糸のもつれや糸ガイド
や遊子等へのからまりで緯糸に異状緊張が発生すると、
織り傷が出来るが、今までその検知方法がなかったので
織物に多くの傷が出来る事と、その対策に大変な手数を
要したが、この発明で緯糸緊張及びその後の切断等によ
る織傷がなくなり、能率は向上し、人手間が多く掛から
なくなる等の多くの効果がある。
【0015】
【図1】杼内の管・糸ガイド・遮光器・遊子・緯糸の関
係を示す構成図である。
係を示す構成図である。
【図2】緯糸異状緊張による遊子・遮光器の傾斜部及び
遮光板の移動を示す図である。
遮光板の移動を示す図である。
【図3】光センサーの投光器と杼の関係を示す図であ
る。
る。
【図4】遊子の凹部と傾斜部先端との関係を示す図であ
る。
る。
【図5】遊子から分離した平面部と遮光器から分離した
遮光板の結合による摺動遮光器の斜視図である。
遮光板の結合による摺動遮光器の斜視図である。
1 杼 2 遮光器 3 固定部 4 傾斜部先端 5 取り付け部 6 弾性部 7 遮光板 8 緯糸 8a 緯糸 9 遊子 10 遊子 11 平面部 12 テンション機構 13 緯糸ガイド 14 管糸 15 糸節 16 透光穴 17 投光器 18 光 19 受光器 20 凹部 21 摺動遮光器 22 弾力調節器
Claims (3)
- 【請求項1】 製織時に杼内の管から緯糸が出て行く時
に、管から緯糸たるみ取り用遊子までの間で、緯糸に異
状引っ掛りが生じると、その遊子の強い移動で、光セン
サー用光透過穴の光を遮断している遮光器を動かし、そ
の状態で杼が光センサーの位置に行くと杼を通して光が
光センサーの受光器に入ることを特徴とする の走行中
の緯糸異状緊張検知装置。 - 【請求項2】 遊子12の平面部に凹部を設けて、遮光
器の傾斜部の先端13が遊子12の平面部に乗り上げた
後この凹部にはまり込むことを特徴とする請求項1の杼
の走行中に緯糸異状緊張検知装置。 - 【請求項3】 遮光器の傾斜部から分離した先端の遮光
板を、遊子摺動ガイドの上下溝に摺動自在に設けた保持
板に取り付けて、緯糸の異状緊張による遊子が保持板を
押し、更に保持板が傾斜部を押して移動することにより
遮光板がセンサー用光の透過部から逃げて光が透過する
ことを特徴とする請求項1の杼の走行中の緯糸異状緊張
検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11889495A JPH08284047A (ja) | 1995-04-08 | 1995-04-08 | 走行中の緯糸異状緊張検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11889495A JPH08284047A (ja) | 1995-04-08 | 1995-04-08 | 走行中の緯糸異状緊張検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284047A true JPH08284047A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14747796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11889495A Pending JPH08284047A (ja) | 1995-04-08 | 1995-04-08 | 走行中の緯糸異状緊張検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08284047A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105525401A (zh) * | 2014-10-21 | 2016-04-27 | 村田机械株式会社 | 芯纱供给装置及纺纱机 |
-
1995
- 1995-04-08 JP JP11889495A patent/JPH08284047A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105525401A (zh) * | 2014-10-21 | 2016-04-27 | 村田机械株式会社 | 芯纱供给装置及纺纱机 |
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