JPH08283832A - ウォーキングビーム式連続加熱設備における装入及び抽出装置 - Google Patents

ウォーキングビーム式連続加熱設備における装入及び抽出装置

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JPH08283832A
JPH08283832A JP8402895A JP8402895A JPH08283832A JP H08283832 A JPH08283832 A JP H08283832A JP 8402895 A JP8402895 A JP 8402895A JP 8402895 A JP8402895 A JP 8402895A JP H08283832 A JPH08283832 A JP H08283832A
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JP
Japan
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pocket
core
furnace
roller
charging
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JP8402895A
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English (en)
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Masataka Hase
政孝 長谷
Sadahiro Murata
禎廣 村田
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被搬送材である棒状物を装入側炉内ローラテ
ーブル或いは抽出側炉内ローラテーブルにより炉内進行
方向に対しほぼ直角に装入或いは抽出するウォーキング
ビーム式加熱設備における装入および抽出装置におい
て、装入,抽出側炉内ローラテーブル上を搬送される被
搬送材と、炉内の固定ビーム第1,最終ポケット上の被
搬送材との衝突を防止する。 【構成】 装入側炉内ローラテーブルのローラポケット
芯と固定ビームの第1ポケット芯との間隔、及び抽出側
炉内ローラテーブルのローラポケット芯と固定ビームの
最終ポケット芯との間隔を、他のポケット芯間隔より大
にし、移動ビームの第1ポケット芯と装入側炉内ローラ
テーブルのローラポケット芯との芯ずれ、及び移動ビー
ムの最終ポケット芯と固定ビームの最終ポケット芯との
芯ずれを生ぜしめ、被搬送材を移動ビームの第1ポケッ
トの斜面上及び移動ビームの最終ポケットの斜面上を転
動せしめるように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸ビレット,丸パイプ
等の円形断面を有する鋼片を後工程の圧延加工に必要な
温度にまで連続して加熱するためのウォーキングビーム
式連続加熱設備における搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】丸ビレットを、所定の圧延温度まで、連
続的に加熱するための加熱炉にあって、丸ビレットを装
入側ローラテーブルにより炉内進行方向に対しほぼ直角
に炉内に装入し、炉内の装入側ローラテーブル上に位置
決めされた前記丸ビレットを、複数配設された移動ビー
ムの上昇,前進,下降,後退の矩形動作により、複数配
設された固定ビームの第1ポケット上に移載する装入機
構や、複数配設された固定ビームの最終ポケット上の丸
ビレットを、複数配設された移動ビームの上昇,前進,
下降,後退の矩形動作により、炉内の抽出側ローラテー
ブル上に移載し、前記丸ビレットを炉内の抽出側ローラ
テーブルにより炉内進行方向に対しほぼ直角に炉外に抽
出する機構を有した丸ビレット用ウォーキングビーム式
連続加熱設備がある。
【0003】このような、加熱設備の一例としての丸ビ
レットのウォーキングビーム式連続加熱炉にあっては、
装入機構,炉内搬送機構,抽出機構として、装入側炉外
ローラテーブルおよび装入側炉内ローラテーブル,移動
ビーム,固定ビーム,抽出側炉内ローラテーブルおよび
抽出側炉外ローラテーブルを有し、丸ビレットは炉内に
装入後、所定の温度に加熱されつつ炉内を定ピッチで搬
送され、連続的に炉外に抽出されている。
【0004】又、丸ビレットを安定して収容、炉内搬送
するために、装入側ローラテーブル及び抽出側ローラテ
ーブルは、V字形状或いはU字形状のポケットを有する
ローラが採用され、移動ビーム及び固定ビーム上にも、
V字形状或いはU字形状をしたポケットが等ピッチで配
設してある。
【0005】図4,5により、上述加熱設備の一例を説
明する。図4は丸ビレット用ウォーキングビーム式連続
加熱設備の概略平面図、図5は丸ビレット用ウォーキン
グビーム式連続加熱設備の装入及び抽出移載機構の概略
構成図を示す。
【0006】この設備の装入側炉外に設置された装入側
炉外ローラテーブル1は、ローラから形成されており、
この装入側炉外ローラテーブル1から丸ビレット11が
炉内進行方向に対しほぼ直角に炉内に装入され、複数の
炉内ローラからなる装入側炉内ローラテーブル2上に位
置決めされる。装入側炉内ローラテーブル2上の丸ビレ
ット11は、移動ビーム3の上昇,前進,下降,後退の
矩形動作により、一旦移動ビームの第1ポケット5上に
移載された後、固定ビーム4の第1ポケット6上に移載
される。この移動ビーム3の連続した矩形動作により、
丸ビレット11は所定の温度に加熱されつつ、炉内を定
ピッチで搬送され、固定ビームの最終ポケット8まで搬
送される。
【0007】固定ビーム4の最終ポケット8上の所定の
温度に加熱された丸ビレット11は、移動ビーム3の矩
形動作により、一旦移動ビームの最終ポケット7上に移
載された後、複数の炉内ローラからなる抽出側炉内ロー
ラテーブル9上に移載され、炉外ローラからなる抽出側
炉外ローラテーブル10を経て、炉内進行方向に対しほ
ぼ直角に、圧延ラインに供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の丸ビレット用ウ
ォーキングビーム連続式加熱設備に於いては、装入側炉
内ローラテーブル2上を搬送される丸ビレットが固定ビ
ームの第1ポケット6上の丸ビレットに衝突しないよう
にするため、又、抽出側炉内ローラテーブル9上を搬送
される丸ビレットが固定ビームの最終ポケット8上の丸
ビレット11に衝突しないようにするため、装入側炉内
ローラテーブル2のローラポケット芯と固定ビームの第
1ポケット6芯の間隔:Pi、及び抽出側炉内ローラテ
ーブル9のローラポケット芯と固定ビームの最終ポケッ
ト8芯の間隔:Poは各々、下式によって決定される。
【0009】ここでポケット芯とは、V字形状の芯のこ
とを指す。 Pi,Po=d+2×e+s d:丸ビレット外径 e:丸ビレット最大曲り s:隙間 又、固定ビーム上のポケット芯の間隔:Ppは、加熱効
率の観点から決定されるべきものである。
【0010】一方、従来の上記ウォーキングビーム式連
続加熱設備では、移動ビームの連続した矩形動作によ
り、装入側炉内ローラテーブル2上の丸ビレット11を
固定ビームの第1ポケット6上に移載すると同時に、固
定ビームの第1ポケット6上の丸ビレットを固定ビーム
の第2ポケット上へ移載,固定ビームの第nー1ポケッ
ト上の丸ビレットを固定ビームの第nポケット上へ移
載、固定ビームの最終ポケット8上の丸ビレット11を
抽出側炉内ローラテーブル9上へ移載するものであるか
ら、装入側炉内ローラテーブル2のローラポケット芯と
固定ビームの第1ポケット6芯との間隔:Pi,固定ビ
ーム上のポケット芯の間隔:Pp,抽出側炉内ローラテ
ーブル9のローラポケット芯と固定ビームの最終ポケッ
ト8芯との間隔:Poは等間隔とする必要があり、この
間隔が炉内搬送間隔となり移動ビーム3の前進(後退)
距離となる。
【0011】曲りの大きな丸ビレット11を加熱搬送す
るウォーキングビーム式連続加熱設備の場合は、Pi,
Po>Ppとなり、炉内搬送間隔を必要以上に大きくす
ることになるため、炉内加熱本数が減じ大幅に加熱効率
を低下させることになる。
【0012】上記問題点を解決するためには、装入側炉
内ローラテーブル上の丸ビレットの固定ビームの第1ポ
ケットへの移載、或いは、固定ビームの最終ポケット上
の丸ビレットの抽出側炉内ローラテーブルへの移載を、
移動ビームの矩形動作で行わず、別の機構を有した装
入,抽出移載装置を設置し、装入側炉内ローラテーブル
のローラポケット芯と固定ビームの第1ポケット芯との
間隔、或いは固定ビームの最終ポケット芯と抽出側炉内
ローラテーブルのローラポケット芯との間隔を大きく
し、固定ビームのポケット芯間隔を加熱効率の観点から
決定すれば良いが、設備費が高騰化する。
【0013】上述のような従来技術の問題点に鑑み、本
発明は、加熱効率を低下させること無く、又、別の機構
を有した装入,抽出移載装置等を設置すること無しに、
装入側炉内ローラテーブル上を搬送される丸ビレット
と、固定ビームの第1ポケット上の丸ビレットとの衝
突、抽出側炉内ローラテーブル上を搬送される丸ビレッ
トと固定ビームの最終ポケット上の丸ビレットとの衝突
を防止することを目的とし、装入側炉内ローラテーブル
のローラポケット芯と固定ビームの第1ポケット芯との
間隔、及び固定ビームの最終ポケット芯と抽出側炉内ロ
ーラテーブルのローラポケット芯との間隔を炉内搬送間
隔(他のポケット芯間隔)より大きくする事を可能とし
たウォーキングビーム式連続加熱設備における装入及び
抽出機構を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は (1)炉外に位置するローラと、炉内に位置するローラ
とからなり、それぞれのローラの表面には、被搬送材で
ある棒状物を収容、搬送するためのV字形状のポケット
が形成され、且つ、該ローラ群は被搬送材の炉内搬送方
向とは直行する方向に搬送する如く配設された装入側の
炉外および炉内ローラテーブルと、炉内にあって、固定
ビームと移動ビームの表面に、それぞれ前記V字形状の
ポケットを形成し、該移動ビームの矩形運動により被搬
送材を搬送する如くなしたウォーキングビーム式駆動機
構とからなるウォーキングビーム式連続加熱設備装入装
置における装入装置において、装入側炉内ローラテーブ
ルのローラポケット芯と、固定ビームの第一ポケット芯
との間隔を、他のポケット芯間隔より大にし、移動ビー
ムの第一ポケット芯と装入側炉内ローラテーブルのロー
ラポケット芯との芯ずれ、又は移動ビームの第一ポケッ
ト芯と固定ビームの第一ポケット芯との芯ずれを生ぜし
め、被搬送材を移動ビーム上又は固定ビーム上を転動又
は摺動せしめるように形成したこと。 (2)炉外に位置するローラと、炉内に位置するローラ
とからなり、それぞれのローラの表面には、被搬送材で
ある棒状物を収容、搬送するためのV字形状のポケット
が形成され、且つ、該ローラ群は被搬送材の炉内搬送方
向とは直行する方向に搬送する如く配設された抽出側の
炉外および炉内ローラテーブルと、炉内にあって、固定
ビームと移動ビームの表面に、それぞれ前記V字形状の
ポケットを形成し、該移動ビームの矩形運動により被搬
送材を搬送する如くなしたウォーキングビーム式駆動機
構とからなるウォーキングビーム式連続加熱設備におけ
る抽出装置において、抽出側炉内ローラテーブルのロー
ラポケット芯と、固定ビームの最終ポケット芯との間隔
を、他のポケット芯間隔より大にし、移動ビームの最終
ポケット芯と固定ビームの最終ポケット芯との芯ずれ、
又は移動ビームの最終ポケット芯と抽出側炉内ローラテ
ーブルのローラポケット芯との芯ずれを生ぜしめ、被搬
送材を移動ビーム上又は抽出側炉内ローラテーブル上を
転動又は摺動せしめるように形成したこと。 以上の手段により、上記課題を解決した。
【0015】
【作用】本発明の装入装置では、移動ビーム上又は固定
ビームの第1ポケット上で被搬送材は転動又は褶動前進
する。従ってその距離だけ、他のポケット芯の間隔より
も、装入側炉内ローラテーブルのローラポケット芯と固
定ビームの第1ポケット芯との間隔を大きくすることが
可能となる。よって別の機構を有した装入移載装置を設
置する事もなく、又、加熱効率の低下を招くこともな
く、固定ビームの第1ポケット上の丸ビレットと、装入
側炉内ローラテーブル上を搬送される丸ビレットとの衝
突を防止するための十分な隙間が確保可能となる。又、
抽出装置では、移動ビームの最終ポケット上、又は抽出
側炉内ローラテーブルのローラポケット上で転動又は摺
動前進する距離だけ、他のポケット芯間隔よりも、抽出
側炉内ローラテーブルのローラポケット芯と、固定ビー
ムの最終ポケット芯との間隔は大きくすることが可能と
なる。よって、別の機構を有した抽出移載装置を設置す
る事もなく、又、加熱効率の低下を招くこともなく、固
定ビームの最終ポケット上の丸ビレットと、抽出側炉内
ローラテーブル上を搬送される丸ビレットとの衝突を防
止するための十分な隙間が確保可能となる。
【0016】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。本発明にお
ける搬送の流れは従来技術で述べた図4と同様である。
又、図1、図2、図3は、本発明が適用された丸ビレッ
ト用ウォーキングビーム式連続加熱設備における装入お
よび抽出装置の概略構成図をあらわす。
【0017】本実施例の場合、炉内の加熱効率から決定
される炉内搬送間隔は、250mmであり、固定ビーム上
のポケット芯間隔は250mmとしている。従って、移動
ビームの矩形運動の水平移動距離(前進,後退距離)
は、250mmである。又、丸ビレット11の外径を18
0mm,最大曲りを50mmとすれば、装入側炉内ローラテ
ーブル2上を搬送される丸ビレットが固定ビームの第1
ポケット6上のビレットに衝突しないようにするために
は、装入側炉内ローラテーブル2のローラポケット芯と
固定ビームの第1ポケット6芯との間隔は280mm以上
にする必要があり、本実施例では、20mmの隙間を確保
するため300mmとしている。同様に、抽出側炉内ロー
ラテーブル9上を搬送される丸ビレットが固定ビームの
最終ポケット8上の丸ビレットに衝突しないように搬送
するためには、抽出側炉内ローラテーブル9のローラポ
ケット芯と固定ビームの最終ポケット8の間隔は280
mm以上にする必要があり、本実施例では、20mmの隙間
を確保するため300mmとしている。
【0018】図1は、装入側では移動ビームの第1ポケ
ット5、抽出側では移動ビームの最終ポケット7の斜面
上で丸ビレットを転動或いは褶動前進させる場合の実施
例を示す。本実施例の特徴は、装入側炉内ローラテーブ
ル2のローラポケット芯と上昇時の移動ビームの第1ポ
ケット5の芯を50mm、固定ビームの最終ポケット8の
芯と上昇時の移動ビームの最終ポケット7の芯を50mm
ずらしたことにある。
【0019】以下に、本実施例を採用した場合の丸ビレ
ットの装入及び抽出移載動作を説明する。装入側炉内ロ
ーラテーブル2上の丸ビレット11は、移動ビーム3の
上昇動作により、移動ビームの第1ポケット5に移載さ
れるが、丸ビレット11は移動ビームの第1ポケット5
の斜面上において、転動或いは褶動して50mm前進し、
移動ビームの前進,下降動作により、固定ビームの第1
ポケット6上に移載され、装入炉内ローラテーブル2上
を搬送される丸ビレットとの間隔は衝突防止条件から決
定された300mmとなる。
【0020】又、固定ビームの最終ポケット8上の丸ビ
レット11は、移動ビーム3の上昇動作により、移動ビ
ームの最終ポケット7に移載されるが、丸ビレット11
は移動ビームの最終ポケット7の斜面上において、転動
或いは褶動して50mm前進し、移動ビーム3の前進,下
降動作により、抽出炉内ローラテーブル9上に移載さ
れ、固定ビームの最終ポケット8上の丸ビレットとの間
隔は衝突防止条件から決定された300mmとなる。
【0021】図2は、装入側では固定ビームの第1ポケ
ット6、抽出側では抽出側炉内ローラテーブル9の斜面
上で丸ビレットを転動或いは褶動前進させる場合の実施
例を示す。本実施例の特徴は、下降時の移動ビーム第1
ポケット5の芯と固定ビーム第1ポケット6との芯を5
0mm,下降時の移動ビームの最終ポケット7の芯と抽出
側炉内ローラテーブル9のローラポケット芯を50mmず
らしたことにある。
【0022】以下に、本実施例を採用した場合の丸ビレ
ットの装入及び抽出移載動作を説明する。装入側炉内ロ
ーラテーブル2上の丸ビレット11は、移動ビーム3の
上昇動作により、移動ビームの第1ポケット5に移載さ
れた後、移動ビーム3の前進,下降動作により、固定ビ
ームの第1ポケット6に移載されるが、丸ビレット11
は固定ビームの第1ポケット6の斜面上において転動或
いは褶動して50mm前進し、装入側炉内ローラテーブル
2上を搬送される丸ビレットとの間隔は衝突条件から決
定された300mmとなる。
【0023】又、固定ビームの最終ポケット8上の丸ビ
レット11は、移動ビーム3の上昇動作により、移動ビ
ームの最終ポケット7に移載された後、移動ビーム3の
前進,下降動作により、抽出側炉内ローラテーブル9に
移載されるが、丸ビレット(11)は抽出側炉内ローラテ
ーブル9のローラポケットの斜面上において、転動或い
は褶動して50mm前進し、固定ビームの最終ポケット8
上の丸ビレットとの間隔は衝突条件から決定された30
0mmとなる。
【0024】図3は、前述した図1,図2の両実施例を
組み合わせた場合である。図3は、装入側では移動ビー
ム第1ポケット5及び固定ビームの第1ポケット6、抽
出側では移動ビームの最終ポケット7及び抽出側炉内ロ
ーラテーブル9の斜面上で丸ビレットを転動或いは褶動
前進させる場合の実施例を示す。本実施例の特徴は、装
入側炉内ローラテーブル2のローラポケット芯と上昇時
の移動ビームの第1ポケット5の芯を25mm,下降時の
移動ビームの第1ポケット5芯と固定ビームの第1ポケ
ット6芯を25mm,固定ビームの最終ポケット8芯と上
昇時の移動ビームの最終ポケット7芯を25mm,下降時
の移動ビームの最終ポケット7芯と抽出側炉内ローラテ
ーブル9のローラポケット芯を25mmずらしたことにあ
る。
【0025】以下に、本実施例を採用した場合のビレッ
トの装入及び抽出移載動作を説明する。装入側炉内ロー
ラテーブル2上の丸ビレット11は、移動ビーム3の上
昇動作により、移動ビームの第1ポケット5に移載され
るが、丸ビレット11は移動ビームの第1ポケット5の
斜面上において転動或いは褶動して25mm前進し、移動
ビーム3の前進,下降動作により、固定ビームの第1ポ
ケット6に移載されるが、丸ビレット11は固定ビーム
の第1ポケット6の斜面上において転動或いは褶動して
25mm前進し、合計50mm前進することにより、装入側
炉内ローラテーブル2上を搬送される丸ビレットとの間
隔は衝突条件から決定された300mmとなる。
【0026】又、固定ビームの最終ポケット8上の丸ビ
レット11は、移動ビーム3の上昇動作により、移動ビ
ームの最終ポケット7に移載されるが、丸ビレット11
は移動ビームの最終ポケット7の斜面上において、転動
或いは褶動して25mm前進し、移動ビーム3の前進,下
降動作により、抽出側炉内ローラテーブル9に移載され
るが、丸ビレット11は抽出側炉内ローラテーブル9の
ローラポケットの斜面上において、転動或いは褶動して
25mm前進し、合計50mm前進することにより、固定ビ
ームの最終ポケット8上の丸ビレットとの間隔は衝突条
件から決定された300mmとなる。
【0027】以上3つの実施例においては、被搬送材と
して丸ビレットを対象としているが、丸ビレット、丸パ
イプなどの円形断面を有する鋼片ならいずれも適用可能
である。又、ポケットの形状はV字形状でもU字形状で
もかまわない。
【0028】
【発明の効果】ポケット芯をずらすことにより、丸ビレ
ット又は丸パイプなどの被搬送材は、V字型溝形状をし
たポケットの斜面上にて転動又は摺動前進する。そうす
ることにより、従来のように別の機構を有する装入,抽
出移載装置を設置してポケット芯の間隔を変えることな
しに、装入側炉内ローラテーブルのローラポケット芯と
固定ビームの第1ポケット芯との間隔、又は、抽出側炉
内ローラテーブルのローラポケット芯と、固定ビームの
最終ポケット芯との間隔を、炉内搬送する他のポケット
芯間隔(固定ビームのポケット芯間隔)より大きくとる
ことができる。
【0029】従って、装入側炉内ローラテーブル上を搬
送される被搬送材と、固定ビーム第1ポケット上の被搬
送材、及び抽出側炉内ローラテーブル上を搬送される被
搬送材と、固定ビーム最終ポケット上の被搬送材との衝
突を防止することが可能である。又、従来のようにすべ
てのポケット芯間隔を等間隔にして、加熱効率の低下を
招くこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すウォーキングビーム式連
続加熱設備における装入および抽出装置の概略構成図。
【図2】本発明の実施例を示すウォーキングビーム式連
続加熱設備における装入および抽出装置の概略構成図。
【図3】本発明の実施例を示すウォーキングビーム式連
続加熱設備における装入及抽出装置の概略構成図。
【図4】ウォーキングビーム式連続加熱設備の概略平面
図。
【図5】従来技術におけるウォーキングビーム式連続加
熱設備の装入及び抽出移載機構の概略構成図。
【符号の説明】
a 移動ビームの後退完了時 b 移動ビームの上昇完了時 c 移動ビームの前進完了時 d 移動ビームの下降完了時 1 装入側炉外ローラテーブル 2 装入側炉内ローラテーブル 3 移動ビーム 4 固定ビーム 5 移動ビームの第1ポケット 6 固定ビームの第1ポケット 7 移動ビームの最終ポケット 8 固定ビームの最終ポケット 9 抽出側炉内ローラテーブル 10 抽出側炉外ローラテーブル 11 丸ビレット 12 ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉外に位置するローラと、炉内に位置す
    るローラとからなり、それぞれのローラの表面には、被
    搬送材である棒状物を収容、搬送するためのV字形状の
    ポケットが形成され、且つ、該ローラ群は被搬送材の炉
    内搬送方向とは直行する方向に搬送する如く配設された
    装入側の炉外および炉内ローラテーブルと、炉内にあっ
    て、固定ビームと移動ビームの表面に、それぞれ前記V
    字形状のポケットを形成し、該移動ビームの矩形運動に
    より被搬送材を搬送する如くなしたウォーキングビーム
    式駆動機構とからなるウォーキングビーム式連続加熱設
    備における装入装置において、 装入側炉内ローラテーブルのローラポケット芯と、固定
    ビームの第1ポケット芯との間隔を、他のポケット芯間
    隔より大にし、移動ビームの第1ポケット芯と装入側炉
    内ローラテーブルのローラポケット芯との芯ずれ、又は
    移動ビームの第1ポケット芯と固定ビームの第1ポケッ
    ト芯との芯ずれを生ぜしめ、被搬送材を移動ビームの第
    1ポケットの斜面上又は固定ビームの第1ポケットの斜
    面上を転動又は摺動せしめるように形成したことを特徴
    とするウォーキングビーム式連続加熱設備における装入
    装置。
  2. 【請求項2】 炉外に位置するローラと、炉内に位置す
    るローラとからなり、それぞれのローラの表面には、被
    搬送材である棒状物を収容、搬送するためのV字形状の
    ポケットが形成され、且つ、該ローラ群は被搬送材の炉
    内搬送方向とは直行する方向に搬送する如く配設された
    抽出側の炉外および炉内ローラテーブルと、炉内にあっ
    て、固定ビームと移動ビームの表面に、それぞれ前記V
    字形状のポケットを形成し、該移動ビームの矩形運動に
    より被搬送材を搬送する如くなしたウォーキングビーム
    式駆動機構とからなるウォーキングビーム式連続加熱設
    備に於ける抽出装置において、 抽出側炉内ローラテーブルのローラポケット芯と、固定
    ビームの最終ポケット芯との間隔を、他のポケット芯間
    隔より大にし、移動ビームの最終ポケット芯と固定ビー
    ムの最終ポケット芯との芯ずれ、又は移動ビームの最終
    ポケット芯と抽出側炉内ローラテーブルのローラポケッ
    ト芯との芯ずれを生ぜしめ、被搬送材を移動ビームの最
    終ポケットの斜面上又は抽出側炉内ローラテーブルのロ
    ーラポケットの斜面上を転動又は摺動せしめるように形
    成したことを特徴とするウォーキングビーム式連続加熱
    設備に於ける抽出装置。
JP8402895A 1995-04-10 1995-04-10 ウォーキングビーム式連続加熱設備における装入及び抽出装置 Pending JPH08283832A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150050611A1 (en) * 2012-06-22 2015-02-19 Chugai Ro Co., Ltd. Walking-beam type heating furnace
CN109175285A (zh) * 2018-10-09 2019-01-11 宣化钢铁集团有限责任公司 一种用于弧形辊道的自动分钢送料装置

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