JPH0828363A - Lpgエンジン用燃料供給装置 - Google Patents

Lpgエンジン用燃料供給装置

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JPH0828363A
JPH0828363A JP6170538A JP17053894A JPH0828363A JP H0828363 A JPH0828363 A JP H0828363A JP 6170538 A JP6170538 A JP 6170538A JP 17053894 A JP17053894 A JP 17053894A JP H0828363 A JPH0828363 A JP H0828363A
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JP
Japan
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fuel
valve
opening
engine
decompression chamber
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JP6170538A
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Inventor
Hiroo Ogasawara
啓夫 小笠原
Hidenori Hamashima
秀徳 浜島
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Aisan Industry Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温時において、一次減圧室内へのLPG燃
料の供給を所定時間停止して、低温時におけるレギュレ
ータ内等の液状燃料量を抑制して、混合気のオーバリッ
チ化によるエンジン不調を防止する。 【構成】 LPGレギュレータ1の一次減圧室14に連
通する燃料供給路35に燃料制御用開閉弁8を設ける。
該開閉弁8を低温時に所定時間閉作動する制御手段4
8,50を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLPG燃料を用いるエン
ジンへの燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液化石油ガス(以下単にLPG
という)を使用するエンジンにおいては、この液状のL
PG燃料をLPGレギュレータ(以下単にレギュレータ
という)で減圧気化してエンジン吸気通路に形成された
ベンチェリに吸入し、該気体燃料と吸入空気とを混合し
てエンジンへ供給している。また、レギュレータから吸
気通路への主燃料通路とは別に、レギュレータの一次減
圧室から吸気通路への補助燃料通路を設け、該補助燃料
通路からインジェクタを通じて吸気通路内へ補助燃料を
噴射するようにし、該インジェクタの制御によりエンジ
ンへの混合気が理論空燃比になるようにしている。
【0003】しかし、液状のLPG燃料を減圧気化し気
体燃料をエンジンに供給する装置においては、気化され
るはずの液状燃料の気化が十分促進されず、LPGレギ
ュレータ内部に液状燃料が充満することがあり、この燃
料が吸気通路へ供給されると、主燃料通路の制御弁や補
助燃料通路に備えたインジェクタを制御しても、所望の
燃料量より多量に燃料が供給されることになり、混合気
がオーバリッチになって、エンジン不調を招くことがあ
る。
【0004】このような問題を解決するために、従来、
上記補助燃料通路に備えたインジェクタからの燃料噴射
を停止する噴射カット手段を設け、低温時において燃料
が所定温度以下の場合に、上記噴射カット手段を閉作動
して補助燃料の供給を抑制し、混合気のオーバリッチを
防止するようにしたものが特開平2−207166号公
報に提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平2
−207166号公報に記載された従来の技術のよう
に、低温時に噴射カット手段により補助燃料を遮断する
ものにおいても、常時一次減圧室への燃料供給口が開口
しているため、噴射カット手段が開作動されるまでの低
温中において一次減圧室内に燃料が供給し続けられると
ともに、その燃料が一次減圧室内で気化し続けられる。
そのため、一次減圧室内の圧力が上昇し、この圧力が上
昇しすぎると二次減圧室内の圧力との差圧が大きくな
り、二次バルブが開作動し、上記のように補助燃料の供
給を停止しているにもかかわらず主燃料系の燃料が異常
に増量され、エンジン始動後における混合気のオーバリ
ッチが十分解消されない問題がある。
【0006】そこで本発明は、低温時におけるオーバリ
ッチの一要因として二次バルブが開くことに着目し、低
温時に二次バルブが所定時間開かないようにして、上記
の問題を解決するLPGエンジン用燃料供給装置を提案
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するもので、第1の発明は、ボンベ(34)からのL
PG燃料をLPGレギュレータ(1)の一次減圧室(1
4)へ供給し、一次減圧室(14)で気化して二次バル
ブ(25)の開弁により二次減圧室(21)を通じてミ
キサ(38)へ供給するようにしたものにおいて、上記
一次減圧室(14)への燃料供給路(35)を開閉する
燃料制御用開閉弁(8)と、所定の低温時に所定時間だ
け上記燃料制御用開閉弁(8)を閉作動する制御手段
(48,50)を設けたことを特徴とするものである。
【0008】第2の発明は、上記燃料制御用開閉弁
(8)を、ボンベ(34)からの燃料供給路(35)に
おける最下流部に配置したことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の第1の発明においては、所定の
低温時に燃料制御用開閉弁(8)が所定時間閉弁し、レ
ギュレータ本体(1)における一次減圧室(14)への
燃料の供給を所定時間停止する。そのため、所定の低温
以下の間におけるエンジンの暖機による温度上昇によっ
ても一次減圧室(14)内での燃料気化が抑制され、一
次減圧室(14)内の圧力が上昇しすぎて二次バルブ
(25)が開弁されることがない。したがって、低温時
において、レギュレータ(1)の一次減圧室(14)の
みならず二次減圧室(21)及び主燃料通路(37)へ
の燃料の増量も抑制されることになる。そのため、低温
時のオーバリッチが防止される。
【0010】また、この燃料制御用開閉弁(8)は、上
記の閉弁後における所定時間後に開弁されるので、燃料
の供給不足に陥ってエンジン停止等のエンジン不調を招
くことが防止される。
【0011】請求項2記載の第2の発明においては、燃
料制御用開閉弁(8)の閉弁時における該開閉弁(8)
と一次減圧室(14)との間での液状燃料の残留量を少
なくすることができ、該開閉弁(8)の閉弁後における
一次減圧室(14)内での液状燃料の気化量を最小限に
することができる。このことは、上記のオーバリッチ現
象をより一層防止することができる。
【0012】
【実施例】次に図1乃至図3に示す本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は、LPGの液状燃料を調圧、気
化するためのレギュレータを示すもので、1はその本体
を示す。該本体1内は隔壁2により一次減圧器3と二次
減圧器4に区画され、また、これら両減圧器3,4間に
位置してプレヒータ室5が区画形成されている。
【0013】プレヒータ室5を形成する壁部には温水通
路6が形成され、これにエンジン冷却水を導通して、加
熱されたエンジン冷却水の熱によりプレヒータ室5を加
熱し、該プレヒータ室5内に導入された液状燃料を加熱
して気化の促進を図るようになっている。尚、プレヒー
タ室5内には、その両壁から交互に突出したフィン5b
が形成されており、該室内に導入された燃料が、フィン
5b間を蛇行して、その燃料の加熱気化が効率的に行な
われるようになっている。
【0014】7は本体1に開口形成した液状燃料の供給
口で、該供給口7は上記プレヒータ室5の上流側部に位
置して開口されている。8は本体1内への燃料の供給を
制御する燃料制御用開閉弁で、上記供給口7に位置し
て、連通パイプを介することなく直接本体1に設置され
ており、実施例においては電磁弁により構成されてい
る。該電磁弁からなる開閉弁8は、その弁部9がスプリ
ング10により常時供給口7を閉塞し、コイル11に通
電することにより弁部9がスプリング10に抗して吸引
されて供給口7を開口するようになっている。12は上
記開閉弁8に形成した燃料流入口である。
【0015】上記プレヒータ室5の下流側は、流出口5
aにより後述する一次減圧室14に開口している。一次
減圧器3は、ダイアフラム13で区画された一次減圧室
14と大気室15及びダイアフラム13を一次減圧室1
4側へ付勢するスプリング16と、該スプリング16の
付勢力を調節して一次減圧室14内の設定圧を調圧する
スクリュ17と、ダイアフラム13に連動して揺動する
レバー18と、該レバー18に設けられて上記流出口5
aを開閉する一次バルブ19とから構成されている。
【0016】二次減圧器4は、ダイアフラム20で区画
された二次減圧室21と大気室22及びダイアフラム2
0に連動して揺動するレバー23と、該レバー23に設
けられて上記一次減圧室14の流出口24を開閉する二
次バルブ25と、レバー23を介して、その二次バルブ
25を閉方向へ、ダイアフラム20を大気室22方向へ
付勢するように設けたスプリング26とから構成されて
いる。
【0017】27は補助燃料用開閉弁で、上記一次減圧
室14に開口連通した補助燃料供給口28に設置されて
おり、実施例においては電磁弁により構成されている。
該電磁弁からなる開閉弁27は、その弁部29がスプリ
ング30により常時補助燃料供給口28を閉塞し、コイ
ル31に通電することにより弁部29がスプリング30
に抗して吸引されて補助燃料供給口28を開口するよう
になっている。32は補助燃料の流出口である。
【0018】33は上記二次減圧室21に連通開口した
主燃料供給口である。次に、上記のレギュレータを配置
した燃料系統について図2により説明する。34は液状
燃料を貯留するボンベで、燃料供給路35を通じて上記
燃料制御用開閉弁8における燃料流入口12に連通され
ている。36は燃料供給路35に設置した圧力センサ
で、燃料供給路35内の燃料圧力を検出するものであ
る。 37は主燃料通路で、その一端が上記レギュレー
タの本体1における二次減圧室21に連通する主燃料供
給口33に連通され、他端がミキサ38に連通されてい
る。
【0019】39は補助燃料通路で、その一端が上記レ
ギュレータの本体1における一次減圧室14に連通する
補助燃料流出口32に連通され、他端が上記主燃料通路
37の下流部に連通されている。
【0020】上記ミキサ38は、エンジン40への吸気
通路41と、該吸気通路41のベンチュリ部42に上記
燃料通路37,39からの気体燃料を噴出させる燃料噴
出口43と、ベンチュリ部42の下流に設けたスロット
ルバルブ44等から構成されており、吸気通路41に吸
入された空気と燃料噴出口43から噴出された気体燃料
とを混合し、その混合燃料のエンジンへの供給量をスロ
ットルバルブ44で制御するようになっている。
【0021】45はエンジンの回転数を検出するために
デイストリビュータ46に取り付けられた回転数センサ
である。47はエンジンの冷却水を、上記レギュレータ
の本体1内に設けた温水通路6に循環させる冷却水循環
路である。該冷却水循環路47には水温センサ48が設
置され、冷却水温度を検出するようになっている。
【0022】49はキースイッチで、周知のイグニッシ
ョンスイッチとスタータスイッチを備えている。50は
電子制御装置(ECU)で、上記圧力センサ36で検出
した燃料圧力の信号と、上記回転数センサ45で検出し
たエンジン回転数の信号と、上記水温センサ48で検出
した冷却水温の信号と、上記キースイッチ49における
イグニッションスイッチ及びスタータスイッチのオン、
オフ信号を入力し、これら各出力信号と予め設定された
条件とを比較して、上記燃料制御用開閉弁8と補助燃料
用開閉弁27の開閉を制御するようになっている。
【0023】次に図3に示すフローチャートを用いて燃
料の供給制御について説明する。先ず、レギュレータの
本体1に具備した両開閉弁8,27を開閉制御する諸条
件が設定された状態において(ステップ100)、エン
ジンの停止状態においては、両開閉弁8と27は閉状態
になっている。
【0024】キースイッチ49を作動してそのイグニッ
ションスイッチがオン作動し、かつスタータスイッチも
オン作動されるとエンジンが始動される。この始動後に
おいて、スタータスイッチがオフ作動され、イグニッシ
ョンスイッチがオン状態でエンジンが回転しているが回
転数センサ45で検出されたエンジン回転数が所定回転
数以上(例えば400rpm以上)になっていないとき
は、始動未完とみなして電子制御装置50により燃料制
御用開閉弁8のコイル11へ通電して、該燃料制御用開
閉弁8を開作動する(ステップ101)。これによりボ
ンベ34内の燃料は燃料供給通路35及び開閉弁8を通
り、更にプレヒータ室5を通り、一次減圧室14と二次
減圧室21で調圧気化され、主燃料通路37を通じてミ
キサ38内へ噴出し、空気と混合した混合気がエンジン
40へ供給される。そして、エンジン回転数が上昇して
所定の回転数以上(例えば400rpm以上)に達した
場合は、エンジン40の始動が完了したものとみなし、
次のステップ102へ移る。
【0025】ステップ102では、エンジン冷却水の温
度が所定値以下か否かを判断する。すなわち、プレヒー
タ室5を加温するエンジン冷却水を水温センサ48で検
出し、その温度が所定温度(例えば30℃)以下のとき
は、燃料の気化に不適当な低温時とみなして開閉弁8へ
の開作動信号を発することなく開閉弁8に閉弁信号を発
する(ステップ103)。また、冷却水温度が所定温度
以上のときは、燃料の気化に適する温度とみなして開閉
弁8へ開作動信号を発する(ステップ105)。
【0026】以上により、ステップ101,102の要
件が全て満された場合に限り開閉弁8が閉弁され、ステ
ップ101,102の要件が1つでも満されない場合は
開閉弁8は開作動される。
【0027】そして、エンジンの始動が完了した後に燃
料の気化に不適切な条件があることにより開閉弁8が閉
作動された場合においては、その閉弁時から所定時間だ
け電子制御装置50におけるタイマーにより閉弁状態が
維持される(ステップ104)。
【0028】この所定時間が短すぎる場合には、上記ス
テップ102における燃料気化に不適当な状況下におい
て開閉弁8を早期に開作動することになり、燃料の液化
による混合気のオーバリッチを招くことになる。また、
逆にこの所定時間が長すぎる場合は、燃料の供給不足に
よるエンジン停止を招くことになる。そのため、これら
を考慮して閉弁時から開弁時までの時間を最適に設定
し、この時間を所定時間とする。
【0029】そして、上記各閉弁条件を満している間で
あって、所定時間が経過すると、開閉弁8に開作動信号
を発して開閉弁8を開状態(ステップ105)にして終
了し、以後開閉弁8の開状態でエンジンが運転される。
【0030】また、ステップ104において、所定時間
が経過していない間はステップ101までフィードバッ
クさせる。すなわち、この所定時間内においてステップ
102のNOの状態が生じた場合は開閉弁8を開弁し、
燃料を供給してエンジンの停止、不調を防止する。
【0031】以上のように開閉弁8が開作動した後は、
ボンベ34内の液状の燃料が、燃料供給路35、開閉弁
8を通ってプレヒータ室5内に入り、該プレヒータ室5
内で予熱され、気化の促進が図られる。そして、ミキサ
38のスロットルバルブ44の開度に応じて二次減圧室
21内の気化した燃料が吸出され、これに応じて、二次
バルブ25、一次バルブ19が開口し、プレヒータ室5
から流出した燃料は一次減圧室14及び二次減圧室21
で調圧気化され、ミキサ38へ供給される。
【0032】また、上記燃料制御用開閉弁8がレギュレ
ータの本体1に直接設けられて、燃料供給路35の最下
流部に配置されているため、閉弁時における空燃比制御
の応答性が良くなる。すなわち、仮りに、燃料制御用開
閉弁8を燃料供給路35の途中に配置して、燃料制御用
開閉弁8とレギュレータの本体1間に燃料供給路35の
一部を配管したとすると、該配管内に液状の燃料が充填
されることになり、燃料制御用開閉弁8が閉作動した後
においてもこの配管内に残留した液状燃料が長い間供給
されることになる。その結果、閉弁により供給燃料の減
量をしようとすることに対する応答性が悪くなり、オー
バリッチを防止する空燃比制御が十分達成されないこと
になる。そのため、上記のように燃料制御用開閉弁8を
燃料供給路35の最下流部、換言すれば一次減圧室14
の直上流部に配置すれば、上記のような空燃比制御の応
答性の悪化を防止できる。
【0033】次に補助燃料用開閉弁27の開閉制御につ
いて説明する。該補助燃料用開閉弁27は、上記電子制
御装置(ECU)により制御され、キースイッチ49に
おけるイグニッションスイッチがオンされたときに開作
動し、エンジンの回転数センサ45によりエンジン回転
数が所定以下に低下したことが検出された減速時におい
て閉作動するようになっている。
【0034】以上のようであるから、上記実施例によれ
ば、燃料の気化がしにくい低温時に一次減圧室14への
燃料の供給が一時的に停止され、レギュレータの本体1
内や主燃料通路37及び補助燃料通路39内での液体燃
料量が抑制される。すなわち、一次減圧室14内の液状
燃料の気化が進んでも、この一次減圧室14内の圧力上
昇が抑制され、二次バルブ25が開弁することがないの
で、主燃料通路37内などの燃料増量がなくなる。
【0035】尚、上記実施例の外、前記従来技術のよう
に、補助燃料通路にインジェクタを設けると共に該イン
ジェクタの噴射をカットする手段を設けて燃料の供給を
制御するものに、上記のような燃料制御用開閉弁8を設
けても、上記実施例と同様の作用、効果を発揮できる。
【0036】次に、圧力センサ36の作用について説明
する。該圧力センサ36は、ボンベ34からの燃料供給
路35内の燃料圧力が所定圧力(例えば1kgf/
2 )以下か否か検出する。すなわち、LPGはその燃
料圧力が低下すると気化しにくい特性があるため、燃料
圧力が所定値以下の場合は気化に適する圧力ではないと
みなして、電子制御装置50により開閉弁8へ閉作動信
号を発する。尚、この所定圧力値は、プロパン、ブタン
等の燃料の種類によって燃料圧力に対する気化状態がほ
ぼ同一であることから、燃料の種類にかかわらず、同一
の所定圧力値に設定する。
【0037】また、この圧力センサ36による開閉弁8
の作動は、上記冷却水温とは無関係に作動させてもよい
が、図4のフローチャートに示すように、上記冷却水温
が所定値以下かを判断するステップ102と、圧力セン
サ36による燃料圧力が所定値以下かを判断するステッ
プ102aを関連させ、これらの条件が共に満たされた
場合に開閉弁8を閉弁させ、その後、上記のように所定
時間後に開弁させるようにしてもよい。尚、この図4の
フローチャートにおけるその他のステップ等の作動は上
記図3と同様である。このようにすることにより、燃料
気化に不適当な2つの要因を取り入れてエンジン不調を
より確実に防止できる。
【0038】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、低温時において、一次減圧室内への燃料
の供給が所定時間停止され、レギュレータにおける一次
減圧室内での燃料の気化量が抑制される。このことは、
一次減圧室内の圧力上昇を抑制し、二次バルブの不必要
な開弁作動を防止する。そのため、低温時において、レ
ギュレータ内及びミキサへの燃料通路内での燃料の液体
燃料量を抑制し、混合気のオーバリッチによるエンジン
不調を確実に防止することができる。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、低温
時における一次減圧室内での燃料気化量を一層抑制で
き、混合気のオーバリッチ化をより確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すレギュレータの側断面
図。
【図2】 本発明の実施例を示す燃料系統図。
【図3】 本発明の実施例を示すフローチャート。
【図4】 本発明の他の実施例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…レギュレータの本体 5…プレヒータ室 6…温水
通路 8…燃料制御用開閉弁 14…一次減圧室 21
…二次減圧室 25…二次バルブ 34…ボンベ 35
…燃料供給路 38…ミキサ 48…水温センサ 50
…電子制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンベからのLPG燃料をLPGレギュ
    レータの一次減圧室へ供給し、一次減圧室で気化して二
    次バルブの開弁により二次減圧室を通じてミキサへ供給
    するようにしたものにおいて、 上記一次減圧室への燃料供給路を開閉する燃料制御用開
    閉弁と、所定の低温時に所定時間だけ上記燃料制御用開
    閉弁を閉作動する制御手段を設けたことを特徴とするL
    PGエンジン用燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1における燃料制御用開閉弁を、
    ボンベからの燃料供給路における最下流部に配置したこ
    とを特徴とするLPGエンジン用燃料供給装置。
JP6170538A 1994-07-22 1994-07-22 Lpgエンジン用燃料供給装置 Pending JPH0828363A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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