JPH08283375A - 団粒固結剤、弾性舗装材・床材組成物、及びそれを用いる施工法 - Google Patents

団粒固結剤、弾性舗装材・床材組成物、及びそれを用いる施工法

Info

Publication number
JPH08283375A
JPH08283375A JP9356295A JP9356295A JPH08283375A JP H08283375 A JPH08283375 A JP H08283375A JP 9356295 A JP9356295 A JP 9356295A JP 9356295 A JP9356295 A JP 9356295A JP H08283375 A JPH08283375 A JP H08283375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic
nodular
aggregate
diphenylmethane diisocyanate
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9356295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3673876B2 (ja
Inventor
Fumiyoshi Une
文祥 畝
Norio Nishimura
紀夫 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP09356295A priority Critical patent/JP3673876B2/ja
Publication of JPH08283375A publication Critical patent/JPH08283375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3673876B2 publication Critical patent/JP3673876B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、(a)ポリオール、(b)ポリイ
ソシアネート化合物からなる末端イソシアネート基を有
するウレタンプレポリマーを主成分とする団粒固結剤に
おいて、ポリイソシアネート(b)が、2,4´−ジフ
ェニルメタンジイソシアネートを含むものであることを
特徴とする団粒固結剤、それと弾性粒状物(c)とから
なる弾性舗装材・床材組成物、それを硬化してなる固結
塊、それを転圧・硬化することを特徴とする施工方法。
。 【効果】 本発明の団粒固結剤は、2、4´−MDIを
ポリイソシアネート成分に含む事により、粘度が低く施
工性、臭気性を改善でき、かかる固結塊化に際しては、
多大な設備の必要が無く、得られた固結塊は、柔軟性を
保持する事ができるため、固結塊の崩壊が無く屋内使用
のみの必要が無く、スパイクシューズなどによる使用に
も充分耐える柔軟性、硬化性、を有するものとすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、柔軟性、臭気性、硬
化性、施工性に優れた2,4´−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(2,4´−MDIと略す)を含む末端イ
ソシアネート基を有するウレタンプレポリマーからなる
団粒固結剤、それと弾性粒状物とからなる固結強度に優
れた弾性舗装・床材組成物、それを硬化した固結塊及び
それを用いる施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉粒状のゴムを用いて舗装体を構築する
方法は、特開昭49−126777号公報、特開昭50
−34号公報、特公昭51−20233号公報、特公平
2−31165号公報等があり粉末・粒状ゴムの固結剤
として液状ポリウレタンを用いる方法が提案されてい
る。
【0003】これらの液状ポリウレタンは、4,4’−
MDIを主成分とした分子末端にNCO基を有するプレ
ポリマーが多く用いられている。また、トリレンジイソ
シアネート(TDIと略する)を主成分とした分子末端
にNCO基を有するプレポリマーは、環境の問題、硬化
性が遅い、粘度が高くなり易くNCO%を高くできない
ことからあまり使用されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、弾性粒状
物、特に粉末・粒状ゴム固結塊を製造する為の施工性、
臭気性、硬化性、柔軟性に優れた団粒固結剤、屋外使用
を行なうも、固結塊の崩壊も無く柔軟性に優れ、また固
結剤の粘度の低い弾性舗装材・床材組成物で作業効率の
良い、施工性に優れた施工方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意研究の結果、本発明を完成するに
至った。
【0006】即ち、本発明は、(a)ポリオール、
(b)ポリイソシアネートからなる末端イソシアネート
基を有するウレタンプレポリマーを主成分とする団粒固
結剤において、ポリイソシアネート(b)が、2,4´
−ジフェニルメタンジイソシアネートを含むものである
ことを特徴とする団粒固結剤、この団粒固結剤と弾性粒
状物(c)とからなることを特徴とする弾性舗装材・床
材組成物、それを硬化した固結塊、基体上にこの弾性舗
装材・床材組成物を転圧することを特徴とする施工方法
を提供する。
【0007】(構成)本発明の末端イソシアネート基を
有するウレタンプレポリマーとは、ポリオール(a)と
2,4´−ジフェニルメタンジイソシアネートを含む有
機ポリイソシアネ−ト化合物(b)とを反応し、イソシ
アネート化合物を過剰に用いることにより得られるもの
である。この際、2,4´−MDIの使用量は、有機ポ
リイソシアネート化合物(b)中に好ましくは1重量%
以上、より好ましくは10重量%以上含まれる。1重量
%の使用の場合、ウレタンプレポリマーの粘度が下がる
ので施工性は少し改善されるが、他の物性が変わらない
ので、できれば10重量%以上使用する方がよい。一
方、その他の有機ポリイソシアネート化合物の使用量
は、好ましくは99重量%以下、より好ましくは90重
量%以下である。2,4´−MDIは、純度の高いもの
でも、4,4´−MDI及び2,2´−MDI等との混
合物でも良い。市販品では、例えば、ルプラネートMI
(2,4´−MDI50重量%、4,4´−MDI50
重量%製品、バスフ(株)製)が挙げられる。
【0008】その他の有機ポリイソシアネート化合物と
は、例えば2,4−トリレンジイソシアネ−ト(TDI
と略す)、65/35−TDI、80/20−TDI、
4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト(4,
4’−MDIと略す)及び2,2´−MDIの単独また
は混合物、ジアニシジンジイソシアネ−ト、トリデンジ
イソシアネ−ト、メタキシリレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、フェニレンジイソシア
ネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネート、水添化MD
I、水添化TDIなどの如き芳香族ジイソシアネート
類、脂環族ジイソシアネート類の中より選ばれたもので
ある。
【0009】本発明のウレタンプレポリマーの製造は、
2,4´−MDIの単独、あるいはとその他の有機ポリ
イソシアネート化合物との混合物に、ポリオール単独、
ポリオールと低分子量ジオールとを、好ましくはNCO
/OH当量比1.5以上、より好ましくは1.5〜20
の比率で反応させることにより得られ、NCO基含有ウ
レタンプレポリマーの単独あるいは混合物よりなるもの
である。こうして得られるウレタンプレポリマーのフリ
ーのイソシアネート(NCO)基の量は、好ましくは3
〜30重量%である。
【0010】ポリオールとしては、例えば、ポリエステ
ルポリオール類、ポリエーテルポリオール類、ポリエス
テルポリアミドポリオール類、ポリカーボネートポリオ
ール類、ポリカプロラクトンポリエステルポリオール
類、ポリブタジエンポリオール類、ポリペンタジエンポ
リオール類、ひまし油系ポリオール、低分子量ジオール
類、トリメチロールプロパン、グリセリン、ソルビトー
ル、マンニトール、ズルシトールなどより選ばれたもの
である。好ましくは、ポリエーテルポリオール類、ポリ
ブタジエンポリオール類で、好ましくは数平均分子量2
00〜10000程度のものである。
【0011】低分子量ジオール類とは、分子量200よ
り小さいものでエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール,1,6−
ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ビスフェ
ノールA等である。
【0012】ポリエーテルポリオール類としては、該低
分子量ジオール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ヘキサントリオール、トリエタノールアミン、ペン
タエリスリトール、エチレンジアミン、トリレンジアミ
ン、ジフェニルメタンジアミン、テトラメチロールシク
ロヘキサン、メチルグルコシド、2,2,6,6-テトラキス
(ヒドロキシルメチル)シクロヘキサノール、ジエチレ
ントリアミン、ソルビトール、マンニトール、シュクロ
ース等を出発物質としてアルキレンオキサイド、例え
ば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等を付
加重合せしめたものである。
【0013】ポリブタジエンポリオール類としては、商
品名polybd R−45HT、同R−45M、R−
15HT(出光石油化学工業(株)製品)、NISSO
−PB G-1000、G-2000(日本曹達株)等である。
【0014】使用割合は、本発明のポリウレタンプレポ
リマー対して2、4´−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート1〜45重量%、好ましくは2〜25重量%、より
好ましくは2〜20重量%使用する。
【0015】本発明の団粒固結剤の粘度は、好ましくは
300〜8000cps、特に好ましくは500〜50
00cpsである。
【0016】本発明の団粒固結剤の使用量は、弾性粒状
物100重量部に対して、5〜50重量部、好ましくは
10〜40重量部を使用するものである。この範囲より
も少ないと、舗装材・床材であるゴム固結塊の十分な結
合力が得られない、また多すぎるとゴム団結塊が発泡状
を示す等の為に好ましくない。
【0017】本発明の団粒固結剤の硬化を促進させるた
めには、ポリウレタン樹脂及びエポキシ樹脂に使用され
ている硬化触媒として公知のもの、例えば、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N−ジ
メチルラウリルアミン、Nージエチルラウリルアミン、
N.N′ーメチルピペラジン、N,N′ージメチルベンジルア
ミン、Nーメチルモルホリン、N-エチルモルホリン、ト
リエチレンジアミン、N-ペンタメチルエチレントリアミ
ン、N,N,N'N'ーテトラメチルプロピレンジアミン、N-ポ
リメチルポリエチレンポリアミンなどの第三級アミン類
や例えばオクチル酸カルシウム、オクチル酸鉛、ジブチ
ルチンジラウレート、スタンナスオクテートなどの有機
金属塩類などの単独および混合物よりなるものであれば
いずれのものも使用できる。
【0018】これらの硬化触媒の使用量は、好ましくは
ウレタンプレポリマー100重量部に対して0.01〜
1.0重量部、より好ましくは0.05〜0.50重量
部使用するものである。
【0019】本発明の団粒固結剤は、そのまま接着剤と
して、特にゴム用接着剤として使用できる。このゴムと
は、下記弾性粒状物に用いられる材質のものである。
【0020】本発明の団粒固結剤は、弾性粒状物を混合
することにより、弾性舗装材・床材組成物として使用さ
れる。また、この組成物を硬化したものが固結塊であ
る。
【0021】本発明の弾性粒状物としては、例えば天然
ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンゴム、ブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、
エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチ
レン、ウレタンゴム、アクリルゴム、多硫化ゴムなどか
ら製造されたもので、主にタイヤ、チューブなどの廃ゴ
ム製品の粉砕物で、その粒径は、好ましくは0.001
〜20mmの範囲のものであれば単独またはおよび混合
して使用することができる。
【0022】本発明の固結塊とは、粉粒状物の形状を崩
すことなく空隙を有する状態で、円柱状、方形状、円盤
状、板状などの如き粉粒状の粒子同士が集合固結したも
のである。その大きさは1mm〜30cm×1mm〜3
0cm×1mm〜30cm程度のものに成形したもの、
あるいは板状にアスファルト表面やコンクリート表面に
混合物を直接施工するものである。本発明の固結助剤は
通常、乾燥した粉粒状ゴム物に添加混合して用いるが、
湿気を含む物でも良い。
【0023】本発明の団粒固結剤は、本発明の効果を損
なわない範囲で可塑剤、プロセスオイル、安定剤、紫外
線吸収剤を添加併用できる。
【0024】可塑剤とは、ジオクチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジエチルフタレート、ジメチルフタレ
ート、ジヘプチルフタレート、ジフェニルフタレート、
ジイソデシルフタレート、ジトリデシルフタレート、ジ
ウンデシルフタレート、ベンジルフタレート、等のフタ
ル酸誘導体;ジメチルイソフタレート、ジ(2ーエチル
ヘキシル)イソフタレート等のイソフタル酸誘導体;ジ
(2ーエチルヘキシル)テトラヒドロフタレート、ジオ
クチルテトラヒドロフタレート等のテトラヒドロフタル
酸誘導体;ジブチルアジペート、ジオクチルアジペー
ト、ジイソデシルアジペート、ジイソノニルアジペート
等のアジピン酸誘導体;ジイソオクチルアゼレート、ジ
イソオクチルアゼレート等のアゼライン酸誘導体;ジブ
チルセバケート、ジオクチルセバケート等のセバシン酸
誘導体;ジブチルマレート、ジメチルマレート、ジオク
チルマレート等のマレイン酸誘導体;ジブチルフマレー
ト、ジオクチルフマレート等のマレイン酸誘導体;トリ
オクチルトリメリテート等のトリメリット酸誘導体;ク
エン酸誘導体;イタコン酸誘導体;オレイン酸誘導体;
リシノール酸誘導体;ステアリン酸誘導体;スルホン酸
誘導体、グリコール誘導体;グリセリン誘導体等が挙げ
られる。
【0025】本発明の弾性舗装材・床材組成物による固
結塊の製造法としては、1)粉粒ゴム粒状物をモルタル
ミキサー、デイスパー、ニーダーなどに投入し、攪拌し
ながら本発明の団粒固結剤を添加し全体がぬれ状を示す
まで混合する。2)混合物を所定形状のモールド(型)
に投入し、軽くおさえて湿気により静置硬化させモール
ドからとりだして固結塊を製造する。
【0026】3)又は、所定形状のモールド(型)に投
入し、軽く押さえた後、水、温水、水蒸気など水分を成
形物に注ぎ静置硬化させモールドから取りだして、固結
塊を製造する。4)あるいは、進行方向に対して直角の
方向に設けた溝付きのベルトコンベヤー、金網製のベル
トコンベヤーなどの上に混合物を流しだし、水、温水、
水蒸気など水分を混合物に注ぎながらベルトコンベヤー
上で硬化させ固結塊を製造する。
【0027】5)さらには屋内外で直接基体に施工する
には、粉末ゴム粒状物と本発明の団粒固結剤との混合物
を基体、例えばアスファルト面、木面またはコンクリー
ト面の上に直接、所望の厚みに広げたあとローラー、金
ごてなどで転圧して板状に施工する。必要により更にウ
レタン床材を施工しても良い。
【0028】
【実施例】本発明を実施例にて詳細に説明する。本発明
はこれら実施例のみに限定されるものではない。又、文
中「部」、「%」は、断わりのない限り重量基準であ
る。
【0029】〔実施例1〕平均分子量2000のポリオ
キシプロピレンジオール100gと平均分子量400の
ポリオキシプロピレンジオール10gに、NCO:OH
の当量比が2:1になるようルプラネートMI(バスフ
(株)製品)38.5gとを仕込み、窒素気流下にて90
℃で2時間攪拌しながら反応させ、遊離イソシアネート
基濃度4.5%、25℃の粘度が2000cpsの末端
イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーからな
る団粒固結剤を得た。
【0030】〔実施例2〕平均分子量2000のポリオ
キシプロピレンジオール100gと平均分子量400の
ポリオキシプロピレンジオール10gに、NCO:OH
の当量比が2:1になるよう、TDI 15.3gとル
プラネートMI 16.3gとを仕込み、窒素気流下に
て90℃で2時間攪拌しながら反応させ、遊離イソシア
ネート基濃度4.6%、25℃の粘度が3000cps
の末端イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
からなる団粒固結剤を得た。
【0031】〔実施例3〕平均分子量2000のポリオ
キシプロピレンジオール100gと平均分子量400の
ポリオキシプロピレンジオール10gに、NCO:OH
の当量比が2:1になるよう、TDI 16.5gとル
プラネートMI 6.0gと2,6´−MDI 9.0
gを仕込み、窒素気流下にて90℃で2時間攪拌しなが
ら反応させ、遊離イソシアネート基濃度4.7%、25
℃の粘度が3500cpsの末端イソシアネート基を有
するウレタンプレポリマーからなる団粒固結剤を得た。
【0032】〔実施例4〜6〕実施例1〜3で得られる
ウレタンプレポリマーからなる団粒固結剤 各々100
部に対して、粒径0.1〜3mmのタイヤ粉900gを
添加し、5分間均一に混合したあと、型枠、1×30×
15(cm)に軽く突き固めた。突き固めて25℃×2
4時間後に脱型したところ、弾性を有する粟おこし状の
固結塊が得られた。このものを1週間放置後、基礎物性
(硬度、引張強度、伸び、引裂強度)を測定した。表2
にその結果を示した。
【0033】〔比較例1〕平均分子量2000のポリオ
キシプロピレンジオール100gと平均分子量400の
ポリオキシプロピレンジオール10gに、NCO:OH
の当量比が2:1になるよう4、4´ージフェニルメタ
ンジイソシアネート(日本ポリウレタン(株)製品、M
DIと称する)38.5gとを仕込み、窒素気流下にて
90℃で2時間攪拌しながら反応させ、遊離イソシアネ
ート基濃度4.5%、25℃の粘度が3000cpsの
末端イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを
得た。
【0034】〔比較例2〕平均分子量2000のポリオ
キシプロピレンジオール100gと平均分子量400の
ポリオキシプロピレンジオール10gに、NCO:OH
の当量比が2:1になるようトリレンジイソシアネート
(三菱化学(株)製品、T−80、TDIと称する)2
6.7gとを仕込み、窒素気流下にて90℃で2時間攪
拌しながら反応させ、遊離イソシアネート基濃度4.8
%、25℃の粘度が100000cpsの末端イソシア
ネート基を有するウレタンプレポリマーを得た。
【0035】〔比較例3〕平均分子量2000のポリオ
キシプロピレンジオール100gと平均分子量400の
ポリオキシプロピレンジオール10gに、NCO:OH
の当量比が2:1になるよう、TDI 7.4gと液状
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート〔三菱化
学(株)商品名イソネート143L〕30.0gを仕込
み、窒素気流下にて90℃で2時間攪拌しながら反応さ
せ、遊離イソシアネート基濃度4.6%、25℃の粘度
が3400cpsの末端イソシアネート基を有するウレ
タンプレポリマーを得た。
【0036】〔比較例4〜6〕比較例1〜3のウレタン
プレポリマー100部に対して、粒径0.1〜3mmの
タイヤ粉900gに添加し5分間均一に混合したあと、
型枠、1×30×15(cm)に軽く突き固めた。突き
固めて25℃×24時間後に脱型したところ、弾性を有
する粟おこし状の固結塊が得られた。このものを1週間
放置後、基礎物性(硬度、引張強度、伸び、引裂強度)
を測定した。表1〜2にその結果を示した。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】 [評価基準] *柔軟性: ○:硬度/伸びが、2.5以下 ×:〃 2.5より、大きい 。
【0039】 *施工性: ○ : 固結剤の粘度が4000cps以下 △ : 4000cps越え〜6000cps以下 × : 6000cps越える。
【0040】 *低臭気性 ○:3人とも臭わない。 △:わずかに臭った人が1か2人。 ×:3人とも強く臭った。 *硬化性: 23℃で17時間放置後、おり曲げて固結を確認する。
【0041】
【発明の効果】本発明のウレタンプレポリマーからなる
団粒固結剤は、2、4´−MDIをポリイソシアネート
に含む事により、低臭気性、粘度が低くできることによ
り施工性を改善でき、かかる固結塊化に際しては、多大
な設備の必要が無く、広範囲に適用することができる。
又、得られた固結塊は、柔軟性を保持する事ができるた
め、固結塊の崩壊が無く屋内使用のみの必要が無く、ス
パイクシューズなどによる使用にも充分耐える柔軟性、
硬化性を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01C 7/35 E01C 7/35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリオール、(b)ポリイソシア
    ネート化合物からなる末端イソシアネート基を有するウ
    レタンプレポリマーを主成分とする団粒固結剤におい
    て、ポリイソシアネート(b)が、2,4´−ジフェニ
    ルメタンジイソシアネートを含むものであることを特徴
    とする団粒固結剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の団粒固結剤と弾性粒状物
    (c)とからなることを特徴とする弾性舗装材・床材組
    成物。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の弾性舗装材・床材組成物
    を硬化してなることを特徴とする固結塊。
  4. 【請求項4】 基体上に請求項2記載の弾性舗装材・床
    材組成物を転圧・硬化することを特徴とする施工方法。
JP09356295A 1995-04-19 1995-04-19 団粒固結剤、弾性舗装材組成物、固結塊及びそれを用いる施工法 Expired - Lifetime JP3673876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09356295A JP3673876B2 (ja) 1995-04-19 1995-04-19 団粒固結剤、弾性舗装材組成物、固結塊及びそれを用いる施工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09356295A JP3673876B2 (ja) 1995-04-19 1995-04-19 団粒固結剤、弾性舗装材組成物、固結塊及びそれを用いる施工法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004144852A Division JP3928626B2 (ja) 2004-05-14 2004-05-14 床材組成物、固結塊及びそれを用いる施工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08283375A true JPH08283375A (ja) 1996-10-29
JP3673876B2 JP3673876B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=14085698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09356295A Expired - Lifetime JP3673876B2 (ja) 1995-04-19 1995-04-19 団粒固結剤、弾性舗装材組成物、固結塊及びそれを用いる施工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3673876B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329163A (ja) * 2000-05-19 2001-11-27 Toho Chem Ind Co Ltd 親水性ウレタン系止水剤
JP2008179700A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Tajima Inc イソシアネート基含有反応生成物、それを含む揮発性有機化合物(voc)発生抑制用建築組成物および揮発性有機化合物(voc)発生抑制用床材
WO2009133673A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 日本ポリウレタン工業株式会社 多孔質基材用プライマー及び多孔質基材のプライマー処理方法
CN114249934A (zh) * 2020-09-24 2022-03-29 重庆市智翔铺道技术工程有限公司 钢结构人行天桥铺装材料及其制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329163A (ja) * 2000-05-19 2001-11-27 Toho Chem Ind Co Ltd 親水性ウレタン系止水剤
JP4519995B2 (ja) * 2000-05-19 2010-08-04 東邦化学工業株式会社 親水性ウレタン系止水剤
JP2008179700A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Tajima Inc イソシアネート基含有反応生成物、それを含む揮発性有機化合物(voc)発生抑制用建築組成物および揮発性有機化合物(voc)発生抑制用床材
WO2009133673A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 日本ポリウレタン工業株式会社 多孔質基材用プライマー及び多孔質基材のプライマー処理方法
CN114249934A (zh) * 2020-09-24 2022-03-29 重庆市智翔铺道技术工程有限公司 钢结构人行天桥铺装材料及其制备方法
CN114249934B (zh) * 2020-09-24 2023-10-20 重庆市智翔铺道技术工程有限公司 钢结构人行天桥铺装材料及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3673876B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CH618719A5 (ja)
DE2821001A1 (de) Verfahren zur herstellung von schichtstoffen
JPH0585579B2 (ja)
JP3673876B2 (ja) 団粒固結剤、弾性舗装材組成物、固結塊及びそれを用いる施工法
JP3149413B1 (ja) 常温硬化性舗装材
JP3601614B2 (ja) 一液性ポリウレタン樹脂組成物、接着剤、弾性舗装・床材組成物、固結塊
JP4078931B2 (ja) 弾性舗装材及びそれによる固結塊の製造方法
JP2002513829A (ja) 充填ポリオール成分の粘度減少化
JP3928626B2 (ja) 床材組成物、固結塊及びそれを用いる施工法
JPS5941501A (ja) ポリウレタン舗装材
JPH05295064A (ja) 湿気硬化型ポリウレタン組成物
JP3215494B2 (ja) ゴムチップ弾性体構成用バインダー及びゴムチップ弾性体の調製法
JP3161006B2 (ja) 粉末ゴム表面処理剤及びそれを用いた粉末ゴム団粒塊
JP3103002B2 (ja) 弾性舗装材
JPH0543643A (ja) 粉末ゴム団粒化剤、それを用いる成形物及び舗装構造体
JPH0365372B2 (ja)
JP3728671B2 (ja) 弾性舗装材組成物、弾性舗装構造体及びその施工法
JP3459135B2 (ja) 粉粒状ゴムの表面前処理剤、該表面前処理剤を用いた粉粒状ゴムの団粒塊の製造方法及び粉粒状ゴムの団粒塊
JP2004244578A (ja) 湿気硬化型ウレタン組成物
JPH05148470A (ja) ゴムチツプ弾性体構成用バインダー及びゴムチツプ弾性体の調製法
IL47584A (en) Urea copolymer compositions containing silica fillers
JPH0459882A (ja) ゴム粉の接着剤
JPH1036660A (ja) 弾性舗装体用バインダー組成物及びそれを用いた弾性舗装体
JPH1060078A (ja) ゴム表面処理剤、結合剤、ゴム及びそれを用いるゴム構造物
JP2546648B2 (ja) ポリウレタンゴム組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050411

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term