JPH08282641A - 回収古紙の結束紐取り装置 - Google Patents

回収古紙の結束紐取り装置

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JPH08282641A
JPH08282641A JP11102095A JP11102095A JPH08282641A JP H08282641 A JPH08282641 A JP H08282641A JP 11102095 A JP11102095 A JP 11102095A JP 11102095 A JP11102095 A JP 11102095A JP H08282641 A JPH08282641 A JP H08282641A
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string
waste paper
chamber
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孝志 俵積田
Katsumi Hashimoto
勝美 橋本
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M H I SAGAMI HIGHTECH KK
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M H I SAGAMI HIGHTECH KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、結束状態で収集された古紙の紐類
を自動的に分離除去できるようにし、作業能率の向上と
人件費の軽減を計る。 【構成】 本発明の回収古紙の結束紐取り装置は、外枠
1で一体に支持されている紐取室2と、ホッパー3と、
コンベア4とからなる。上記紐取室2は、前後壁18、19
と外方にく字状に屈曲形成した左右側壁5、6よりな
り、かつ側壁適所に作業窓7を設け、外周に係止部20を
具えた紐取軸17を前後壁に亘り装着し、上側に供給口13
を下側に落下口14を設け、その一方に送出口15を設けて
ある。上記ホッパーは3、その下側開口部22を上記紐取
室の供給口13に連結し、開口部22に落下調整桟25を設
け、外周に羽根27を設けた押し込み軸26を前後壁18、19
に亘り装着してある。上記コンベア4は上記紐取室2の
落下口14下方に沿って配設し、その送出口15側が紐取室
2から突出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、資源分別収集により回
収される古新聞、古雑誌等の結束紐を自動的に取り除く
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地方自治体や古紙回収業者によっ
て回収された古新聞、古雑誌等は、古紙問屋で梱包機に
より梱包される前に、先ず手作業で古紙を結束している
紐、ロープその他不純物等の分離選別が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、回収された古
紙の結束紐を手作業で分離選別する作業は、汚れやすい
重労働であるため、労働力の不足と人件費の増大すると
言う困難な問題を生じている。そこで、本発明では、結
束状態で収集された古紙の紐類を自動的に分離除去でき
るようにして、作業能率の向上を計ると共に、人件費を
軽減できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、外枠で一体に支持されている紐取室
と、ホッパーと、コンベアとからなり、上記紐取室は、
前後両壁と各々外方にく字状に屈曲形成した左右両側壁
よりなり、かつ側壁適所に作業窓を設け、外周に適宜数
の係止部を具え室内中央部に配置された紐取軸を前後壁
に亘り回転可能に装着すると共に、上側に供給口を下側
に落下口を設け、一方の側壁下部に送出口を設けてあ
り、上記ホッパーは、その下側開口部を上記紐取室の供
給口に連結すると共に、開口部には左斜壁と右斜壁に亘
る落下調整桟を並設し、桟上部には外周に適宜数の羽根
を設けた押し込み軸を前後壁に亘り回転可能に装着して
あり、上記コンベアは上記紐取室の落下口下方に沿って
配設し、その送出口側を紐取室から突出させて構成し
た。
【0005】
【作用】上記構成の如く、ホッパー3は、その下側開口
部22を上記紐取室2の供給口13に連結すると共に、開口
部22には左斜壁23と右斜壁24に亘る落下調整桟25を並設
し、ホッパー3内には外周に適宜数の羽根27を設けた押
し込み軸26を前後壁18、19に亘り装着してあるから、押
し込み軸26を低速回転させ乍らホッパー3上側から紐、
ロープ等で結束された古紙aを次々投入すると羽根27に
より供給口13内に送り込まれる。その際落下調整桟25に
より落下量が常に一定量に調整される。
【0006】また、紐取室2は、左側壁5と右側壁6を
各々外側にく字状に屈曲形成し、かつ左側壁5には作業
窓7,8を設け、外周に適宜数の係止部20を具え、室内
中央部に配置された紐取軸17を前後壁18、19に亘り装着
すると共に、上側に供給口13を下側に落下口14を設けて
あるから、紐取軸17をして押し込み軸26よりも一段と速
い速度で回転させ乍ら、供給口13から古紙類aが供給さ
れると、軸の係止部20に紐類bが巻き付くと共に、巻き
付いた紐類bは遠心力で外側に振り回され棒状になって
回転する。而して、この棒状で回転する紐類bが、次々
と送られて来る古紙の紐類bを巻き付ける。
【0007】またコンベア4は、上記紐取室2の落下口
14下方に沿って配設し、その送出口15側が紐取室2の外
側に突出しているから、落下口14からコンベア4上に落
ちた古紙類は送出口15から外部に送り出される。
【0008】また紐取軸17に厚く巻き付いた紐類は、装
置を一時停止させ、軸を逆回転させることにより可なり
分離できるが、残りは過熱した電気ゴテのご如きもので
軸に沿って焼き切るか、カッターにより切り取ることに
より容易に分離でき、作業窓を開いて簡単に取り除くこ
とができる。
【0009】
【実施例】
実施例1 図1乃至図6で示すように、外枠1で一体に支持結合さ
れている紐取室2と、ホッパー3と、コンベア4とから
なる。上記紐取室2は、その左側壁5と右側壁6を各々
く字状に屈曲形成し外側に向け突出させてある。7及び
8は左側壁下部に設けた作業窓であって、蓋9、10は取
っ手11、12を持って開閉できるようになっている。13は
左右両側壁5、6の上側縁間に形成された長形の供給口
を示し、14は下側縁間に形成された落下口を示す。15は
落下口14の一方の側壁下端部に設けた送出口であって、
16はその垂れ蓋を示す。17は室内中央部の前後壁18、19
に亘り装着した紐取軸であって、軸外周にはアイボルト
状の突片からなる係止部20を適宜数突設してある。而し
て、後壁18の外側に設けたモーター21で毎分800〜1
700回転程度の高速で回転し得るようになっている。
上記係止部20は軸の回転によって紐類を巻き取ると共
に、古紙類を送出口15側に送り出し易いように、モータ
ー21の回転と逆向きの螺旋状に設けてある。
【0010】更に、図8に示すように、係止部20に硬質
ナイロン製の紐またはチェーンなどからなる適宜長さの
紐取片37を取り付けておく場合もある。この紐取片37を
設けておくと、供給口13から紐取室2内に押し込まれた
古紙類が、紐取軸17に触れない場合でも、確実に紐類を
取り集め、軸に巻き付け易い。
【0011】上記ホッパー3は、その下側に設けた長形
の開口部22を上記紐取室2の供給口13に連結すると共
に、開口部22には左斜壁23と右斜壁24に亘る落下調整桟
25を適宜間隔毎に並設してある。また、ホッパー3内に
は、前後壁18、19に亘る2個の押し込み軸26、26を所要
間隔をおいて並設し、その各軸26外周には平たい棒状の
羽根27を適宜間隔毎に螺旋状に突設してある。而して、
左側壁の外側に設けたモーター28、28で毎分10〜20回転
程度の低速で回転し得るようになっている。
【0012】上記コンベア4は、紐取室2の落下口14下
方に沿って配設し、その送出口15側が紐取室2の外側に
可成り突出させてある。29はコンベア4の作動モーター
である。図中30は操作盤を示す。
【0013】実施例2 上例では紐取軸17を1個装着してあるが、図7に示すよ
うに2個の紐取軸31、31を一定間隔をおいて並設する場
合もある。この場合の紐取軸31は上例における押し込み
軸26と同様に羽根32を設けた軸を使用した。また、この
場合の紐取軸31の回転速度は押し込み軸26の速度よりや
や速い速度(毎分数十回転)で差し支えない。その他の
構成は実施例1と同じである。
【0014】実施例3 また、図示しないが、押し込み軸を1個または3個並設
し、紐取軸も3個並設することもできる。その他の点は
実施例1または2と同じである。
【0015】実施例4 上記各実施例では、紐取軸外周に設けた係止部として、
アイボルトなどの突片を設けたが、図9に示すように係
止部として軸に多数の凹部33を設けて、軸表面を凹凸状
に形成する場合もある。この場合は紐取軸34を高速回転
させると、紐が軸に巻きつく。その他の構成は上記実施
例と同様である。
【0016】実施例5 上記各実施例では、紐取軸として棒状の軸を用いている
が、図10に示すように係止部として周面に多数の透孔
35を設けた筒状の軸を用いることもできる。この場合も
紐取軸36を高速回転させると紐が軸に巻きつく。なお、
上記透孔35には、図示しないが必要に応じ、実施例1に
おける紐取片37を取り付けておくこともできる。その他
の構成は他の実施例と同様である。
【0017】
【発明の効果】上記構成からなる本発明においては、紐
類で結束された状態の古新聞、古雑誌を順次ホッパー内
に投入すると、紐類が自動的に切断され、古紙と紐が分
離選別できる。しかも非常に効率的に選別できるので、
作業能率を著しく向上させることができると共に人件費
を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図である。
【図2】背面図である。
【図3】左側面図である。
【図4】平面図である。
【図5】図3におけるAーA線断面図である。
【図6】図4におけるBーB線断面図である。
【図7】実施例2における同上断面図である。
【図8】実施例1における紐取軸の側面図である。
【図9】実施例4における紐取軸の側面図である。
【図10】実施例5における紐取軸の側面図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 紐取室 3 ホッパー 4 コンベア 5 左側壁 6 右側 7 作業窓 8 作業窓 13 供給口 14 落下口 15 送出口 17 紐取軸 18 前壁 19 後壁 20 係止部 22 開口部 23 左斜壁 24 右斜壁 25 落下調整桟 26 押し込み軸 27 羽根 31 紐取軸 32 羽根 33 凹部 34 紐取軸 35 透孔 36 紐取軸 37 紐取片

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠で一体に支持されている紐取室と、
    ホッパーと、コンベアとからなり、上記紐取室は、前後
    両壁と各々外方にく字状に屈曲形成した左右両側壁より
    なり、かつ側壁適所に作業窓を設け、外周に適宜数の係
    止部を具え室内中央部に配置された紐取軸を前後壁に亘
    り回転可能に装着すると共に、上側に供給口を下側に落
    下口を設け、一方の側壁下部に送出口を設けてあり、上
    記ホッパーは、その下側開口部を上記紐取室の供給口に
    連結すると共に、開口部には左斜壁と右斜壁に亘る落下
    調整桟を並設し、桟上部には外周に適宜数の羽根を設け
    た押し込み軸を前後壁に亘り回転可能に装着してあり、
    上記コンベアは上記紐取室の落下口下方に沿って配設
    し、その送出口側が紐取室から突出していることを特徴
    とする回収古紙の結束紐取り装置。
  2. 【請求項2】 紐取軸の係止部として軸外周にアイボル
    ト状の突片を設けてある請求項1記載の回収古紙の結束
    紐取り装置。
  3. 【請求項3】 紐取軸の係止部として軸外周に羽根を設
    けてある請求項1記載の回収古紙の結束紐取り装置。
  4. 【請求項4】 紐取軸は係止部として周面に多数の凹部
    を設けて、軸表面を凹凸状に形成してある請求項1記載
    の回収古紙の結束紐取り装置。
  5. 【請求項5】 紐取軸は係止部として周面に多数の透孔
    を設けてある筒状の軸を用いた請求項1記載の回収古紙
    の結束紐取り装置。
  6. 【請求項6】 押し込み軸は所要の間隔をおいて2個並
    設してある請求項1、2、3または4記載の回収古紙の
    結束紐取り装置。
  7. 【請求項7】 押し込み軸と紐取軸は各々所要の間隔を
    おいて2個並設してある請求項1、2、3、4または5
    記載の回収古紙の結束紐取り装置。
  8. 【請求項8】 押し込み軸と紐取軸は各々1乃至数個設
    けてある請求項1、2、3、4または5記載の回収古紙
    の結束紐取り装置。
  9. 【請求項9】 紐取軸の各係止部に適宜長さの紐取片を
    取り付けてある請求項1、2、4または5記載の回収古
    紙の結束紐取り装置。
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