JPH08281578A - 円筒座標型ロボット - Google Patents

円筒座標型ロボット

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Publication number
JPH08281578A
JPH08281578A JP8843495A JP8843495A JPH08281578A JP H08281578 A JPH08281578 A JP H08281578A JP 8843495 A JP8843495 A JP 8843495A JP 8843495 A JP8843495 A JP 8843495A JP H08281578 A JPH08281578 A JP H08281578A
Authority
JP
Japan
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shaft
unit
drive motor
axis unit
horizontal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8843495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Honda
豊 本田
Kenji Shinya
憲司 新矢
Kazutoshi Sakano
和稔 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Daishin Seiki KK
Original Assignee
Daishin Seiki KK
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8843495A priority Critical patent/JPH08281578A/ja
Publication of JPH08281578A publication Critical patent/JPH08281578A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の部品を多く使用して軸構造を共通化す
ることにより、コストの低減を図ること。 【構成】 垂直軸ユニット4と水平軸ユニット6は、互
いに同一の構成部品(例えば、スライドシャフト、ボー
ル螺子、ボール螺子ナット、回転力伝達手段等)を使用
することで、各々の軸構造が共通化されている。各軸ユ
ニット4、6を覆うカバー33、56は、約60%が同
一形状に設けられており、カバー33、56を成形する
ための金型を60%程度共用することができる。また、
旋回軸を駆動する駆動モータと垂直軸ユニット4に用い
られる駆動モータとを同型モータとし、水平軸ユニット
6に用いられる駆動モータと手首旋回軸に用いられる駆
動モータとを同型モータとしてモータの共通化を図って
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒座標型ロボットに
係わり、特に垂直軸ユニットおよび水平軸ユニットの軸
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒座標型ロボットは、垂直軸ユ
ニットと水平軸ユニットの軸構造が異なり、それぞれの
駆動方向に適した構造となっている。また、垂直軸ユニ
ットと水平軸ユニットの内部配線(モータの動力線およ
び回転角センサの信号線)も各軸ユニットの構造に適し
た配線となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、垂直軸ユニ
ットと水平軸ユニットとの軸構造が異なることから、垂
直軸ユニットと水平軸ユニットとで同一の構成部品を使
用することが困難である。つまり、多くの部品を共通化
できないことから、部品の購入コストが高くなるという
問題があった。また、ロボットを天吊り使用する場合に
は、ロボットの外側で各軸ユニットを繋ぐケーブルが垂
れ下がって各軸ユニットの動作に干渉するのを防止する
ために、ケーブルを支持する部材を使用する必要があっ
た。本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、そ
の目的は、円筒座標型ロボットにおいて、同一の部品を
多く使用して軸構造を共通化することにより、コストの
低減を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の構成を採用した。請求項1では、
旋回軸を中心として旋回動作を行う垂直軸ユニットと、
この垂直軸ユニットに対してスライドブロックを介して
垂直方向および水平方向に直線動作を行う水平軸ユニッ
トとを備えた円筒座標型ロボットにおいて、前記垂直軸
ユニットと前記水平軸ユニットは、互いに同一の構成部
品を使用するとともに、その構成部品を各軸ユニット内
の同一箇所に配置することにより、各々の軸構造を共通
化したことを特徴とする。
【0005】請求項2では、請求項1に記載した円筒座
標型ロボットにおいて、前記同一の構成部品は、前記ス
ライドブロックを摺動自在に案内するガイドシャフト、
このガイドシャフトの端部を支持する支持部材、前記駆
動モータの回転運動を直線運動に変換する変換手段を少
なくとも含むことを特徴とする。
【0006】請求項3では、請求項2に記載した円筒座
標型ロボットにおいて、前記水平軸ユニットの一端部で
回転自在に設けられた手首旋回軸を有し、この手首旋回
軸に用いられる駆動モータと前記水平軸ユニットに用い
られる前記駆動モータとを同型モータとし、前記旋回軸
を回転駆動する駆動モータと前記垂直軸ユニットに用い
られる前記駆動モータとを同型モータとしたことを特徴
とする。
【0007】請求項4では、請求項3に記載した円筒座
標型ロボットにおいて、前記垂直軸ユニットと前記水平
軸ユニットは、前記垂直軸ユニットと前記水平軸ユニッ
トとの間で配線されるケーブルの取出口が、前記垂直軸
ユニットの外周を覆うカバーと前記水平軸ユニットの外
周を覆うカバーとで同一位置に設けられていることを特
徴とする。
【0008】請求項5では、請求項4に記載した円筒座
標型ロボットにおいて、前記水平軸ユニットは、前記取
出口が形成された前記カバーの壁面と反対側の壁面に前
記取出口を設けることができるように内部配線されてい
ることを特徴とする。
【0009】
【作用および発明の効果】
(請求項1および2)垂直軸ユニットと水平軸ユニット
は、同一の構成部品を各軸ユニット内で同一箇所に配置
して軸構造を共通化したことにより、部品の購入コスト
を低減できるとともに、組立性および保全性の向上を図
ることもできる。その同一の構成部品としては、スライ
ドブロックを摺動自在に案内するガイドシャフト、この
ガイドシャフトの端部を支持する支持部材、駆動モータ
の回転運動を直線運動に変換する変換手段等である。
【0010】(請求項3)垂直軸ユニットと水平軸ユニ
ットとの各構成部品の共通化のみならず、手首旋回軸に
用いられる駆動モータと水平軸ユニットに用いられる駆
動モータとを同型モータとし、旋回軸を回転駆動する駆
動モータと垂直軸ユニットに用いられる駆動モータとを
同型モータとして共通化することにより、コストダウン
を図ることができる。また、メンテナンスを行う上でも
有利である。
【0011】(請求項4)軸構造を共通化した上で、垂
直軸ユニットと水平軸ユニットとでケーブルの取出口を
同一位置に設けたことにより、カバーの共通化を図るこ
ともできる。但し、水平軸ユニットは、その一端部に手
首旋回軸が設けられるため、手首旋回軸を含む全体のカ
バー形状は垂直軸ユニットと同一ではないが、手首旋回
軸を除く大部分でカバー形状を同一とすることができ
る。これにより、カバーを成形するための金型を大部分
共用することができるため、経済的である。
【0012】(請求項5)水平軸ユニットの内部配線
(カバー内部の配線)を、ケーブルの取出口が設けられ
たカバー壁面と反対側の壁面からも取り出すことができ
るように配線することにより、ロボットを天吊り使用し
た場合には、その反対側のカバー壁面に取出口を設けて
ケーブルを配線することができる。即ち、ロボットを天
吊り使用しても、通常に使用する場合と同様にケーブル
を配線することができる。これにより、ロボットを天吊
り使用する場合に生じるケーブルの垂れ下がりを無くす
ことができるため、従来使用していたケーブルを支持す
るための部材を用いる必要がない。
【0013】
【実施例】次に、本発明の円筒座標型ロボットの一実施
例を図面に基づいて説明する。本実施例のロボット1
は、図1(ロボット1の全体斜視図)および図2(ロボ
ット1の内部構造を示す全体図)に示すように、基台2
に対して回転自在に支持された旋回軸3(図2参照)、
この旋回軸3に連結手段(後述する)を介して連結され
た垂直軸ユニット4、この垂直軸ユニット4にスライド
ブロック5(図2参照)を介して組付けられた水平軸ユ
ニット6、および水平軸ユニット6の片端(図2の右
端)に組付けられた手首旋回軸7の4軸から構成され
て、各軸毎にそれぞれ駆動モータ8〜11(図2〜図5
参照)を備える小型円筒座標型ロボットである。
【0014】基台2は、ロボット全体の基礎を成すもの
で、基台ベース12と基台ハウジング13とを有する。
基台ベース12は、内部に駆動モータ8を収容して、外
周が基台カバー14により覆われている。基台ベース1
2の底面12aには、図9に示すように、ロボットの設
置面G(図8参照)に対してロボット1を支持するため
の小突起12bが3か所、基台ベース12と一体に設け
られている。即ち、本ロボット1は、設置面Gに対して
各小突起12bの3点で支持する構造であり、基台ベー
ス12の底面全体が設置面Gに密着する必要はない。
【0015】駆動モータ8は、その上端部で、基台ベー
ス12と基台ハウジング13との間に挟持される円環状
のプレート15にボルト16により固定されている。な
お、駆動モータ8は、例えば容量60wの低出力モータ
を使用している。基台カバー14には、各駆動モータ8
〜11に電力を供給するための動力線(図示しない)を
接続するコネクタ17、各駆動モータ8〜11の回転角
度を検出するエンコーダ(図示しない)の信号線(図示
しない)を接続するコネクタ18、および基台2と垂直
軸ユニット4との間に配線される自立型ケーブル19
(図1参照)を通すグロメット20等が設けられてい
る。なお、ケーブル19は、駆動モータ9、駆動モータ
10、および駆動モータ11への配線を1本化したもの
である。
【0016】基台ハウジング13は、プレート15上に
配置されて、駆動モータ8の出力軸8aと同軸上に減速
機21を保持するとともに、ベアリング22を介して旋
回軸3を回転自在に支持している。減速機21は、駆動
モータ8の回転速度を減速(例えば1/100)して旋
回軸3に伝達するもので、駆動モータ8と旋回軸3との
間に配されて、ボルト23により基台ハウジング13に
固定されている。ベアリング22は、基台ハウジング1
3の上端面に固定される押さえプレート24により保持
されて、垂直軸ユニット4のプレート25に設けられる
嵌合部26(図6および図7参照)を介して、旋回軸3
のシャフト部3bに締結されるナット27の締め付け量
によりスラスト方向の与圧調整が行われている。
【0017】旋回軸3は、減速機21の出力軸(図示し
ない)に連結されてベアリング22に回転自在に支持さ
れた軸部3aと、この軸部3aより小径で軸部3aの上
方へ延びるシャフト部3bとから成り、このシャフト部
3bが基台ハウジング13より上方へ突出している。上
記の押さえプレート24、基台ハウジング13、および
プレート15は、押さえプレート24の上方側からボル
ト28を挿入して、そのボルト28の先端部に設けられ
た螺子部を基台ベース12に締結することにより、全体
が基台ベース12に対して固定される。
【0018】垂直軸ユニット4は、基台2に対して直立
した姿勢で組付けられて、旋回軸3と一体に回転して旋
回動作を行う。この垂直軸ユニット4は、両端部がそれ
ぞれプレート25、29に支持されて平行に配された2
本のスライドシャフト30と1本のボール螺子31、こ
のボール螺子31に螺着するボール螺子ナット32、回
転力伝達手段(下述する)を介してボール螺子31を回
転駆動する駆動モータ9(図3および図4参照)等より
構成されて、樹脂成形されたカバー33(図1参照)に
より全体が覆われている。
【0019】2本のスライドシャフト30は、それぞれ
両端部に螺子部(図示しない)が設けられており、プレ
ート25およびプレート29の外側から各螺子部にナッ
ト34、35を締結することにより、各スライドシャフ
ト30の両端部が各プレート25、29に固定されてい
る。ボール螺子31は、2本のスライドシャフト30の
中央に位置し、下端部がベアリング(図示しない)を介
してプレート25に回転自在に支持されて、上端部がベ
アリング36(図3および図4参照)を介してプレート
29に回転自在に支持されている。
【0020】ボール螺子ナット32は、スライドブロッ
ク5に固定されており、ボール螺子31が駆動モータ9
の回転力を受けて回転することにより、スライドブロッ
ク5と一体にボール螺子31の軸上を上下方向に移動す
る。駆動モータ9は、図5および図6に示すように、プ
レート29の下側に配置されて、4本のボルト37(図
5参照)によりプレート29に固定されている。なお、
この駆動モータ9は、旋回軸3の駆動モータ8と同型モ
ータであり、例えば60wの容量を有する。
【0021】回転力伝達手段は、図3および図4に示す
ように、プレート29の上部で駆動モータ9の回転軸9
aに固定されたプーリ38、同じくプレート29の上部
でボール螺子31の上端部に固定されたプーリ39、お
よびプーリ38とプーリ39とを駆動連結するベルト4
0から構成される。
【0022】カバー33の側面下部には、図8に示すよ
うに、基台2との間に配線されるケーブル19を通すグ
ロメット41が設けられて、カバー33の側面略中央部
には、垂直軸ユニット4から水平軸ユニット6へ配線さ
れる自立型ケーブル42を通すグロメット43が設けら
れている。なお、ケーブル42は、駆動モータ10およ
び駆動モータ11への配線を1本化したものである。
【0023】カバー33の内部では、図10に示すよう
に、ケーブル19から分岐した一方の内部配線19a
が、カバー33内部に配設されたステー44にクランプ
45等で固定されて駆動モータ9に接続されている。ス
テー44は、カバー33の内部を上下方向に延びて、そ
の両端部がプレート25およびプレート29に固定さ
れ、各プレート25、29とともに剛性体を構成してい
る。また、ケーブル19から分岐した他方の配線19b
は、グロメット43を通ってケーブル42として水平軸
ユニット6へ配線されている。
【0024】ここで、上述の連結手段について図6およ
び図7を参照して説明する。なお、図6は連結手段の分
解斜視図、図7は嵌合部の断面図である。連結手段は、
旋回軸3のシャフト部3b、垂直軸ユニット4のプレー
ト25に設けられた嵌合部26、シャフト部3bと嵌合
部26とを回り止め締結する押さえ板46と2本のボル
ト47から構成される。シャフト部3bの外周面には、
図6に示すように、押さえ板46との間で伝達トルクを
受ける平坦な加工面48が設けられている。なお、加工
面48の大きさは、シャフト部3b(即ち旋回軸3)を
構成する材料(例えば鋼鉄)の強度特性および伝達トル
クに応じて必要面積が設定される。
【0025】嵌合部26は、プレート25の側方へ突出
した位置で、シャフト部3bの外周に嵌合する円筒状に
設けられている。また、嵌合部26には、シャフト部3
bの外周に嵌合した状態で、シャフト部3bの加工面4
8を露出する切欠き部49が設けられている。但し、切
欠き部49は、図7に示すように、周方向の両端面49
aがシャフト部3bの加工面48より前方へ出ないよう
に、加工面48に対して若干下がった位置まで切り込ま
れている。また、切欠き部49の両端面49aには、そ
れぞれボルト47を締め付けるための螺子孔49b(図
6参照)が設けられている。
【0026】押さえ板46は、その横幅寸法(図7に左
右方向の長さ)がシャフト部3bの直径より大きく設け
られて、その両端部にそれぞれボルト47を通す貫通孔
46aが開けられている。ボルト47は、押さえ板46
をシャフト部3bの加工面48に押し当てた状態で、押
さえ板46の貫通孔46aより挿通して、切欠き部49
の両端面に設けられた螺子孔49bに締め付けられる。
この時、切欠き部49の両端面49aよりシャフト部3
bの加工面48の方が前方へ若干出ているため、図7に
示すように、押さえ板46と切欠き部49の両端面49
aとの間に若干の隙間Sが形成される。これにより、2
本のボルト47を締め付けた時に、その締結力が切欠き
部49の両端面49aに掛かることなく、シャフト部3
bの加工面48で受けることができる。
【0027】スライドブロック5は、垂直軸ユニット4
の2本のスライドシャフト30に対して、それぞれ上下
スライド軸受(図示しない)を介して摺動自在に組付け
られるとともに、後述する水平軸ユニット6の2本のス
ライドシャフト50に対しても、それぞれ左右スライド
軸受51を介して摺動自在に組付けられている。
【0028】水平軸ユニット6は、スライドブロック5
を介して垂直軸ユニット4に組付けられて、その垂直軸
ユニット4に対してスライドブロック5と一体に上下方
向に直線動作を行うとともに、スライドブロック5に対
して(即ち垂直軸ユニット4に対して)左右方向に直線
動作を行う。この水平軸ユニット6は、両端部がそれぞ
れプレート52、53に支持されて平行に配された2本
のスライドシャフト50と1本のボール螺子54、この
ボール螺子54に螺着するボール螺子ナット55、回転
力伝達手段(下述する)を介してボール螺子54を回転
駆動する駆動モータ10(図3および図5参照)等より
構成されて、樹脂成形されたカバー56(図1参照)に
より全体(手首旋回軸7の駆動モータ11も含む)が覆
われている。
【0029】2本のスライドシャフト50は、それぞれ
両端部に螺子部(図示しない)が形成されており、プレ
ート52およびプレート53の外側から各螺子部にナッ
ト57、58を締結することにより、各スライドシャフ
ト50の両端部が各プレート52、53に固定されてい
る。ボール螺子54は、2本のスライドシャフト50の
中央に位置し、一方の端部(図2の右側端部)がベアリ
ング59を介してプレート52に回転自在に支持され
て、他方の端部がベアリング60を介してプレート53
に回転自在に支持されている。
【0030】ボール螺子ナット55は、スライドブロッ
ク5に固定されており、ボール螺子54が駆動モータ1
0の回転力を受けて回転すると、ボール螺子54の軸上
を移動する。但し、ボール螺子ナット55は、スライド
ブロック5に固定されて水平方向の移動が規制されてい
るため、実際には、ボール螺子ナット55に対してボー
ル螺子54(即ち、水平軸ユニット6全体)が水平方向
に移動することになる。
【0031】駆動モータ10は、図5に示すように、プ
レート53の片側(手首旋回軸7側)に配置されて、4
本のボルト61(図4参照)によりプレート53に固定
されている。なお、この駆動モータ10の容量は、例え
ば40wである。回転力伝達手段は、図4および図5に
示すように、プレート53の外側で駆動モータ10の回
転軸10aに固定されたプーリ62、同じくプレート5
3の外側でボール螺子54の端部に固定されたプーリ6
3、およびプーリ62とプーリ63とを駆動連結するベ
ルト64から構成される。
【0032】カバー56の上面略中央部には、図1に示
すように、垂直軸ユニット4との間に配線されるケーブ
ル42を通すグロメット65が設けられている。カバー
56の内部では、図11に示すように、ケーブル42か
ら左右に分岐した一方の内部配線42aと他方の内部配
線42bが、カバー56内部に配設されたステー66に
それぞれクランプ67等で固定されて、一方の内部配線
42aは駆動モータ10に接続されて、他方の内部配線
42bは駆動モータ11に接続されている。ステー66
は、カバー56の内部を左右方向に延びて、その両端部
がプレート52およびプレート53に固定され、各プレ
ート52、53とともに剛性体を構成している。
【0033】手首旋回軸7は、図3に示すように、水平
軸ユニット6のプレート52にベアリング68を介して
回転自在に支持されて、先端(図3の下端)にはチャッ
ク(図示しない)を取り付けるためのチャック取付部7
aが設けられている。この手首旋回軸7は、上端部にギ
ヤ69が一体に設けられており、駆動モータ11の回転
軸11aに取り付けられたギヤ70と噛み合うように配
置されている。駆動モータ11は、プレート52に固定
されたプレート71にボルト72(図5参照)の締め付
けによって固定されている。なお、この駆動モータ11
は、水平軸ユニット6の駆動モータ10と同型モータで
あり、例えば40wの容量を有する。
【0034】続いて、本実施例の作動について説明す
る。駆動モータ8が回転すると、その回転速度が減速機
21で減速されて旋回軸3が低速回転する。この旋回軸
3の回転により、旋回軸3に連結手段を介して連結され
た垂直軸ユニット4が旋回中心A(図8参照)の回りを
旋回する。垂直軸ユニット4は、駆動モータ9が回転す
ることにより、その回転力がプーリ38、ベルト40、
プーリ39と伝達されてボール螺子31が回転する。こ
れにより、ボール螺子31に螺着するボール螺子ナット
32がスライドブロック5と一体にボール螺子31の軸
上を上下移動して、スライドブロック5に支持された水
平軸ユニット6が垂直軸ユニット4に対して上下方向に
作動する。
【0035】水平軸ユニット6は、駆動モータ10が回
転することにより、駆動モータ10の回転力がプーリ6
2、ベルト64、プーリ63と伝達されてボール螺子5
4が回転する。このボール螺子54に螺着するボール螺
子ナット55がスライドブロック5に固定されているこ
とから、水平軸ユニット6全体が垂直軸ユニット4に対
して水平方向に作動する。また、水平軸ユニット6のプ
レート52に固定された駆動モータ11が回転すると、
その回転力がギヤ70に噛み合うギヤ69に伝達され
て、手首旋回軸7が回転する。
【0036】次に、本ロボット1の構造上の特徴につい
て説明する。垂直軸ユニット4と水平軸ユニット6は、
互いの軸構成の共通化を図るために、駆動モータ9、1
0以外の主な構成部品を共通化している。具体的には、
ボール螺子31と54、ボール螺子ナット32と55、
2本のスライドシャフト30と50、プレート29と5
3、回転力伝達手段(プーリ38、ベルト40、プーリ
39とプーリ62、ベルト64、プーリ63)、ベアリ
ング36と60、およびステー44と66等は互いに同
一部品を使用している。
【0037】また、各軸構成の共通化によって、カバー
形状の共通化が図られている。但し、水平軸ユニット6
のカバー56は、手首旋回軸7の駆動モータ11を一体
的に覆っているため、カバー形状の全てが同一というわ
けではなく、駆動モータ11を覆っている部分を除いて
同一形状となっている。さらに、上述したように、駆動
モータ8と駆動モータ9、および駆動モータ10と駆動
モータ11を各々同型モータとしている。
【0038】基台2に対して各軸ユニット4、6の良好
な重量バランスを確保する上で、以下の特徴を有する。
垂直軸ユニット4と水平軸ユニット6は、図12および
図13に示すように、旋回軸3の軸心(即ち旋回中心
A)と手首旋回軸7の軸心Bとを結ぶ直線Cに対して、
互いに反対側にオフセット配置されている。具体的に
は、前記の直線Cに対する垂直軸ユニット4のオフセッ
ト量と水平軸ユニット6のオフセット量とが同じであ
る。水平軸ユニット6においては、水平軸ユニット6の
片端に手首旋回軸7の駆動モータ11が設けられている
ことから、水平軸ユニット6の駆動モータ10を、手首
旋回軸7の駆動モータ11が取り付けられたプレート5
2と反対側のプレート53に固定している(図5参
照)。
【0039】一方、ロボット1の配線については、駆動
モータ9、駆動モータ10、および駆動モータ11への
配線を1本化して基台2から垂直軸ユニット4へケーブ
ル19として配線し、垂直軸ユニット4の内部で駆動モ
ータ9へ分岐配線した後、残りの配線、即ち駆動モータ
10および駆動モータ11への配線を1本化して垂直軸
ユニット4から水平軸ユニット6へケーブル42として
配線している。また、水平軸ユニット6の内部では、カ
バー56の上面略中央部から引き込まれた後、左右方向
に分岐して、一方の内部配線42aを駆動モータ10
へ、他方の内部配線42bを駆動モータ11へそれぞれ
接続している。
【0040】また、ケーブル19、42は、各軸ユニッ
ト4、6を直線Cに対して互いに反対側へオフセット配
置したことにより、基台2、垂直軸ユニット4、および
水平軸ユニット6に対して次のように接続されている。
基台2と垂直軸ユニット4との間に配線されるケーブル
19は、図14に示すように、垂直軸ユニット4への接
続位置(グロメット41の位置)と基台2への接続位置
(グロメット20の位置)が、垂直軸ユニット4の旋回
中心Aから互いに反対側へオフセットして配線されてい
る。一方、ケーブル42は、図12および図14に示す
ように、垂直軸ユニット4との接続位置(グロメット4
3の位置)がカバー33の上下方向略中央部に設けられ
て、水平軸ユニット6との接続位置(グロメット65の
位置)がカバー56の左右方向略中央部に設けられてい
る。
【0041】(本実施例の効果) 本実施例のロボット1は、旋回軸3と垂直軸ユニット
4とを連結する連結手段、即ち回転駆動構造が、旋回軸
3のシャフト部3bに設けた加工面48に押さえ板46
を押し当てて、その押さえ板46をシャフト部3bの外
周に嵌合する嵌合部26にボルト47で固定する構造で
ある。この構造によれば、旋回軸3の伝達トルクに対し
て加工面48と押さえ板46との間で十分な面圧が得ら
れるため、シャフト部3b(即ち旋回軸3)に対して嵌
合部26(即ち垂直軸ユニット4)を確実に回り止め締
結することができる。
【0042】また、この回転駆動構造では、嵌合部26
自体にシャフト部3bの加工面48に対する押さえ面を
形成する必要がなく、嵌合部26と別体の押さえ板46
をボルト47で嵌合部26に固定すれば良い。即ち、寸
法精度の高い部品同士を組み合わせる必要がないため、
従来のキー止めによる締結方法と比較して、精度の高い
加工が要求されることはなく、組立時における現物合わ
せ加工も不要である。これにより、部品加工や組付け工
程における大幅な工数の低減が可能となり、その結果、
コストの低減を図ることができる。
【0043】さらに、垂直軸ユニット4のプレート25
に設けられた嵌合部26は、旋回中心Aに対してオフセ
ットした垂直軸ユニット4と反対側に切欠き部49を設
けている(図3および図4参照)。このため、押さえ板
46をボルト47で固定する際の作業性が良く、万一、
ロボット1に外力が加わって押さえ板46の締結に緩み
が生じた場合でも、ロボット1を分解することなくボル
ト47の締め付けにて容易に修復することができる。
【0044】垂直軸ユニット4と水平軸ユニット6
は、各々同一の部品を使用して軸構造を共通化している
ことから、水平軸ユニット6のカバー形状のうち約60
%を垂直軸ユニット4のカバー形状と同一にすることが
できる。その結果、カバー56を樹脂成形するための金
型の60%をカバー33と共用することが可能となるこ
とから、金型の費用を低減できる。また、多くの同一部
品を使用することにより、部品の購入コストを下げるこ
ともできる。
【0045】一方、駆動モータ8と駆動モータ9、およ
び駆動モータ10と駆動モータ11をそれぞれ同型モー
タとして共通化を図ったことにより、メンテナンスにお
いて有利であるとともに、2種類のモータを用意するだ
けで万一の不具合が発生した時にも対応できる。このよ
うに、同一の部品を多く使用して軸構成の共通化を図っ
たことにより、コストを大幅に低減することができる。
【0046】また、水平軸ユニット6では、垂直軸ユニ
ット4から配線されたケーブル42がカバー56の略中
央部に設けられたグロメット65を通して引き込まれて
おり、カバー56の内部で左右対称に分岐して配線され
ている。これにより、ロボット1を天吊り使用する場合
には、図15に示すように、ケーブル42の取入口(グ
ロメット65)をカバー56の反対側に設けて、ケーブ
ル42をカバー56の上面からカバー56内部へ引き込
むことができる。このため、ロボット1を天吊り使用す
る場合に、ケーブル42が下方へ垂れ下がることがない
ため、ケーブル42の垂れ下がりを防止するためのステ
ー等の部品を使用する必要がない。
【0047】同一の部品を多く使用して軸構成を共通
化した垂直軸ユニット4と水平軸ユニット6とを基台2
に対してバランス良く配置している。つまり、垂直軸ユ
ニット4と水平軸ユニット6とが、旋回軸3の軸心Aと
手首旋回軸7の軸心Bとを結ぶ直線Cに対して互いに反
対側へオフセット配置されているため、左右の重量バラ
ンスが良い。また、水平軸ユニット6では、駆動モータ
10が手首旋回軸7の駆動モータ11と反対側に取り付
けられているため、水平方向の重量アンバランスが小さ
くなる。
【0048】さらに、基台2および垂直軸ユニット4に
対するケーブル19の取付け位置をオフセットしたこと
により、垂直軸ユニット4が旋回した時に、その旋回角
度の両端でケーブル19の曲げによる最大反力を最も小
さくできる。また、ケーブル42は、垂直軸ユニット4
および水平軸ユニット6に対して、それぞれカバー3
3、56の略中央部に取り付けているため、水平軸ユニ
ット6の水平方向および垂直方向のスライド両端におい
ても旋回中心Aに近づけることができる。これにより、
水平軸ユニット6のスライド両端で、ケーブル42の曲
げによる反力を小さくできることから、その反力による
旋回中心Aからのモーメント力が小さくなる。
【0049】これらの結果、旋回軸3を支持するベアリ
ング22やスライドブロック5内の上下スライド軸受お
よび左右スライド軸受51にかかる静的、動的モーメン
トを小さくできるため、ベアリング22、上下スライド
軸受、および左右スライド軸受51を低剛性、低負荷で
軽量なものを使用できる。これにより、ロボットの全体
構造を軽量でコンパクト化することができるため、低出
力の駆動モータ8〜11でも高速な動作が可能となる。
【0050】また、駆動モータ9、駆動モータ10、お
よび駆動モータ11への配線を1本化してケーブル19
として配線し、さらに駆動モータ10および駆動モータ
11への配線を1本化してケーブル42として配線して
いることから、ロボット全体の配線スペースを小さくす
ることができる。これにより、その配線スペースを含め
たロボット全体の大きさを小型化できるとともに、設置
スペースを小さくすることも可能である。また、上記の
ように配線したケーブル42は、必要最小限の長さを設
定できるため、水平軸ユニット6がスライド上端にある
時でも、ケーブル42を含めたロボット1の全高を抑え
ることができる。
【0051】各軸ユニット4、6の内部配線をそれぞ
れカバー33、56の内部に設けたステー44、66に
固定したことにより、ロボット動作時に内部配線が動く
のを防止して、配線のこすれや断線等を防ぐことができ
る。また、ステー44、66は、それぞれ両端部をプレ
ート25、29およびプレート52、53に固定して、
プレート25、29およびプレート52、53とともに
剛性体を構成しているため、ロボット動作時の剛性を向
上させることができる。
【0052】低出力の駆動モータ8〜11を使用した
軽量でコンパクトな小型円筒座標型ロボット1であるた
め、例えば、図16に示すように、ロボット1の作動を
制御するコントローラ73、およびコントローラ73を
介してロボット1の動作を指示するペンダント74を設
けて、コントローラ73に接続されたコンセント75を
一般の家庭用100V電源に差し込んで使用することも
可能である。なお、この場合、駆動モータ8〜11の容
量が最大60wで構成されているため、安全柵等の安全
手段を講ずる必要はない。
【0053】上記のように、ロボット1の動力原とし
て一般の家庭用100V電源を使用できることから、ロ
ボット1の設置場所が特定されることはない。つまり、
ロボット1の設置スペースを確保できる所であれば、ど
こでも設置可能である。また、本実施例では、基台ベー
ス12の底面12aに小突起12bを3か所設けて、設
置面Gに対して3点で支持する構造であるため、設置面
Gの平面度に左右されることなく、安定して設置でき
る。
【0054】(変形例)本実施例の連結手段は、シャフ
ト部3bの外周面に平坦な加工面48を設けているが、
この加工面48は一面である必要はなく、シャフト部3
bの径方向で反対側(つまり、径方向の両側)にも加工
面48を設けることができる。なお、嵌合部26には各
加工面48に対応して切欠き部49が2か所設けられる
ことは言うまでもなく、各切欠き部49を通って各加工
面48に押し当てられた押さえ板46がそれぞれボルト
47により固定される。この場合、上述の実施例と比較
して加工面48の面積を拡大できるため、より確実な回
り止め締結を行うことが可能である。
【0055】押さえ板46を嵌合部26に固定するボル
ト47の代わりに、嵌合部26への締結力を調整可能な
固定部材を用いて、連結手段に過大な力が作用した時に
は、シャフト部3bと嵌合部26との相対回転を許容で
きるように締結力を設定することで、連結手段に加わる
過大な力を直接受けることなく、シャフト部3bと嵌合
部26との相対回転によって逃がすことができる。
【0056】本実施例では、旋回軸3にシャフト部3b
を設けて、垂直軸ユニット4のプレート25に嵌合部2
6を設けているが、シャフト部3bと嵌合部26との関
係が逆でも良い。即ち、旋回軸3に嵌合部26を設け
て、プレート25にシャフト部3bを設けて連結手段を
構成することもできる。
【0057】垂直軸ユニット4および水平軸ユニット6
では、それぞれ駆動モータ9および駆動モータ10の回
転をベルト駆動によってボール螺子31、54に伝達し
ているが、駆動モータ9および駆動モータ10をそれぞ
れボール螺子31、54の軸心上に配置して、カップリ
ング等によって回転力の伝達を行う構造でも良い。ま
た、垂直軸ユニット4および水平軸ユニット6は、それ
ぞれ上下スライド軸受および左右スライド軸受51に支
持された2本のスライドシャフト30、50をガイドと
して直線動作を行う構造であるが、LMガイド(リニア
モーションガイド)によって直線動作のガイドを受ける
構造でも良い。
【0058】本実施例では、ボール螺子31、54とボ
ール螺子ナット32、55の組み合わせによって駆動モ
ータ9、10の回転を直線動作に変換しているが、タイ
ミングベルトとプーリを用いて駆動モータ9、10の回
転を直線動作に変換する構造でも良い。
【0059】本実施例のロボット1は、基台ベース12
の底面12aに小突起12bを3か所設けて、設置面G
に対して3点で支持する構造であるが、必ずしも小突起
12bを基台ベース12と一体で設ける必要はなく、図
17に示すように、基台ベース12の底面12aを平坦
面として、その底面12aと設置面Gとの間にワッシャ
76を介在させても良い。この場合、設置面Gの平面度
に応じて各ワッシャ76の高さを適宜調整することもで
きる。なお、本実施例では、ロボット1を3点で支持す
る具体例を示したが、設置面Gが平坦であれば、基台ベ
ース12の底面12a全体で支持する構造(つまり、小
突起12bやワッシャ76を使用しない)でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロボットの全体形状を示す斜視図である。
【図2】ロボットの内部構造を示す全体断面図である。
【図3】図4の右方向から見たロボット全体図である。
【図4】図4の左方向から見たロボット全体図である。
【図5】図4の上方向から見たロボット全体図である。
【図6】ロボットの連結手段を示す分解斜視図である。
【図7】嵌合部の断面図である。
【図8】ロボットの外観を示す正面図である。
【図9】基台ベースの底面を示す平面図である。
【図10】垂直軸ユニットの内部構造を示すロボット全
体図である。
【図11】水平軸ユニットの内部構造を示すロボット全
体図である。
【図12】垂直軸ユニットと水平軸ユニットとの配置関
係を示す上面図である。
【図13】垂直軸ユニットと水平軸ユニットとの配置関
係を示す側面図である。
【図14】ケーブルの配線方法を説明するロボット側面
図である。
【図15】ロボットの天吊り使用した状態を示す全体図
である。
【図16】家庭用電源を使用する場合のロボット全体図
である。
【図17】設置面に対するロボットの支持構造(変形
例)を示す図である。
【符号の説明】
1 小型円筒座標型ロボット 3 旋回軸 4 垂直軸ユニット 5 スライドブロック 6 水平軸ユニット 7 手首旋回軸 8 駆動モータ(旋回軸) 9 駆動モータ(垂直軸ユニット) 10 駆動モータ(水平軸ユニット) 11 駆動モータ(手首旋回軸) 29 プレート(支持部材) 30 スライドシャフト(ガイドシャフト) 31 ボール螺子(変換手段) 32 ボール螺子ナット(変換手段) 33 垂直軸ユニットのカバー 38 プーリ(変換手段/垂直軸ユニット) 39 プーリ(変換手段/垂直軸ユニット) 40 ベルト(変換手段/垂直軸ユニット) 42 ケーブル 50 スライドシャフト(ガイドシャフト) 53 プレート(支持部材) 54 ボール螺子(変換手段) 55 ボール螺子ナット(変換手段) 56 水平軸ユニットのカバー 62 プーリ(変換手段/水平軸ユニット) 63 プーリ(変換手段/水平軸ユニット) 64 ベルト(変換手段/水平軸ユニット)
フロントページの続き (72)発明者 新矢 憲司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 坂野 和稔 愛知県常滑市久米字御林200番地 大信精 機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回軸を中心として旋回動作を行う垂直軸
    ユニットと、 この垂直軸ユニットに対してスライドブロックを介して
    垂直方向および水平方向に直線動作を行う水平軸ユニッ
    トとを備えた円筒座標型ロボットにおいて、 前記垂直軸ユニットと前記水平軸ユニットは、互いに同
    一の構成部品を使用するとともに、その構成部品を各軸
    ユニット内の同一箇所に配置することにより、各々の軸
    構造を共通化したことを特徴とする円筒座標型ロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した円筒座標型ロボットに
    おいて、 前記同一の構成部品は、前記スライドブロックを摺動自
    在に案内するガイドシャフト、このガイドシャフトの端
    部を支持する支持部材、前記駆動モータの回転運動を直
    線運動に変換する変換手段を少なくとも含むことを特徴
    とする円筒座標型ロボット。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した円筒座標型ロボットに
    おいて、 前記水平軸ユニットの一端部で回転自在に設けられた手
    首旋回軸を有し、 この手首旋回軸に用いられる駆動モータと前記水平軸ユ
    ニットに用いられる前記駆動モータとを同型モータと
    し、前記旋回軸を回転駆動する駆動モータと前記垂直軸
    ユニットに用いられる前記駆動モータとを同型モータと
    したことを特徴とする円筒座標型ロボット。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した円筒座標型ロボットに
    おいて、 前記垂直軸ユニットと前記水平軸ユニットは、前記垂直
    軸ユニットと前記水平軸ユニットとの間で配線されるケ
    ーブルの取出口が、前記垂直軸ユニットの外周を覆うカ
    バーと前記水平軸ユニットの外周を覆うカバーとで同一
    位置に設けられていることを特徴とする円筒座標型ロボ
    ット。
  5. 【請求項5】請求項4に記載した円筒座標型ロボットに
    おいて、 前記水平軸ユニットは、前記取出口が形成された前記カ
    バーの壁面と反対側の壁面に前記取出口を設けることが
    できるように内部配線されていることを特徴とする円筒
    座標型ロボット。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102380871A (zh) * 2011-11-14 2012-03-21 瞿鹏飞 一种用于工业生产的双臂机械手
CN102892558A (zh) * 2010-05-13 2013-01-23 英派克埃彼有限公司 具有可调节的平移轴线倾斜度的生物产品容器的输送设备
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CN107803826A (zh) * 2017-12-01 2018-03-16 王冬冬 圆柱型机械手
JP2018069354A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 株式会社スギノマシン リンク式多関節ロボット
CN112061762A (zh) * 2020-08-25 2020-12-11 江苏卓高新材料科技有限公司 一种用于夹取的装置及夹取方法

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