JPH08281520A - 電子部品の挿入整列方法及び装置並びに電子部品整列用トレー - Google Patents

電子部品の挿入整列方法及び装置並びに電子部品整列用トレー

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JPH08281520A
JPH08281520A JP7084371A JP8437195A JPH08281520A JP H08281520 A JPH08281520 A JP H08281520A JP 7084371 A JP7084371 A JP 7084371A JP 8437195 A JP8437195 A JP 8437195A JP H08281520 A JPH08281520 A JP H08281520A
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electronic
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Kazuyuki Imamura
一幸 今村
Yoshikazu Inumaru
義和 犬丸
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の加工工程の全自動化を可能にする
と共に、作業の正確性の向上化を図ることができる。 【構成】 平面上に不規則に配置されている電子部品と
しての水晶片1を整列する電子部品の挿入整列装置にお
いて、上記電子部品を吸着すると共に、上記電子部品を
整列させるトレーである整列用トレー部2に搬送する吸
着搬送手段である電子部品吸着部6及び搬送部4と、上
記吸着搬送手段により搬送挿入された上記電子部品を上
記整列用トレー部2の所定の位置に挿入する際に、上記
整列用トレー部2に振動を与え、上記電子部品の挿入を
補助する部品挿入補助手段である部品挿入補助部101
とを備えて成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面上に不規則に配置
されている電子部品を整列する電子部品の挿入整列方法
及びこの電子部品の挿入整列方法が適用されて好ましい
電子部品の挿入整列装置と、この電子部品の挿入整列装
置に適用して好ましい電子部品整列用トレーとに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年において、電子部品は多様化され、
その加工工程も様々であり、これら加工工程に使用され
る電子部品を配置するトレーの形状も様々である。例え
ば、供給用パーツトレーすなわち部品皿上に不規則に配
置された電子部品を、間隙いわゆるクリアランスが微小
であるトレーに移し替える必要が生じることがある。
【0003】従来において、電子部品を例えばクリアラ
ンスが10μm以下である微小なトレーに整列挿入する
場合、この作業は、例えばピンセットで電子部品を摘ん
で、目視によりトレー上の挿入位置を確認しながら、作
業をしている手の感覚で電子部品が挿入位置に挿入され
たことを確認しながら行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば寸法
が数mm程度の長方形状の電子部品とこの電子部品を挿
入するトレーとのクリアランスが10μm以下と微小で
ある場合、ピンセットを用いて手で上記電子部品を上記
トレーに挿入すると、電子部品の端部が部品配置用トレ
ーの挿入孔に引掛かる状態になることが頻繁に生じる。
【0005】この場合、電子部品の挿入孔への挿入効率
が極めて低くなり、次の加工工程で挿入状況を検査した
り、あるいは挿入修正の作業が必要であったため、全加
工工程の完全自動化が不可能であり、生産性が低かっ
た。
【0006】そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて
なされたものであり、電子部品の加工工程の全自動化を
可能にすると共に、作業の正確性の向上化を図ることが
できる電子部品の挿入整列方法と、この電子部品の挿入
整列方法が適用される電子部品の挿入整列装置と、この
電子部品の挿入整列装置に適用される電子部品整列用ト
レーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した問題
を解決するために、平面上に不規則に配置されている電
子部品を整列する電子部品の挿入整列方法において、上
記電子部品を吸着し、電子部品を整列させるためのトレ
ーの所定の位置近傍に搬送する吸着搬送工程と、上記吸
着搬送工程にて電子部品が所定の位置近傍に配置された
トレーに振動を加える振動工程とを少なくとも有するも
のである。
【0008】また、本発明は、上述した問題を解決する
ために、平面上に不規則に配置されている電子部品を整
列する電子部品の挿入整列装置において、上記電子部品
を吸着すると共に、上記電子部品を整列させるトレーに
搬送する吸着搬送手段と、上記吸着搬送手段により搬送
挿入された上記電子部品を上記トレーの所定の位置に挿
入する際に、上記トレーに振動を与え、上記電子部品の
挿入を補助する部品挿入補助手段とを備えて成るもので
ある。
【0009】また、上記部品挿入補助手段は、上記トレ
ーを載せたトレー支持部材と、上記トレー支持部材の端
部に一端が固着された圧電素子と、上記圧電素子の他端
に一端が吊着された弾性部材と、上記弾性部材の他端に
固着された加重部材とを備えて成ることが挙げられる。
【0010】また、本発明の電子部品整列用トレーは、
上述の問題を解決するために、平面上に不規則に配置さ
れている電子部品を振動させることで整列する電子部品
の挿入整列装置に用いられる電子部品整列用トレーであ
って、上記電気部品を固定するための挿入孔が配設され
た位置決め用部材と、上記挿入孔と略同寸法の擬挿入孔
を有すると共に、上記擬挿入孔は上部外周に上記電子部
品の挿入をガイドするためのガイド孔を有するガイド板
とを備えて成るものである。
【0011】
【作用】本発明の電子部品の挿入整列方法によれば、吸
着搬送工程にて平面上の不規則に配置されている電子部
品が吸着部材に吸着し、この吸着部材にてトレーの所定
の位置近傍に搬送され、振動工程にて上記電子部品が配
置されたトレーに振動が加えられ、上記電子部品は上記
トレーの所定の位置に挿入され整列される。
【0012】また、本発明の電子部品の挿入整列装置に
よれば、吸着搬送手段が平面上に不規則に配置されてい
る電子部品を吸着させてトレーに搬送し、トレーに上記
電子部品を載せた状態で、部品挿入補助手段が上記トレ
ーに振動を与えて上記電子部品を上記トレーの所定の位
置にはめ込んで整列させる。
【0013】さらに、上記部品挿入補助手段を圧電素子
を用いて構成すると、この圧電素子に電圧を印加して振
動を起こさせて、この振動が、弾性部材に伝わりこの弾
性部材に固着されている加重部材を振動させることで増
幅される。この増幅された振動がトレー支持部材に伝わ
り、上記トレーを振動させる。
【0014】また、本発明の電子部品整列用トレーによ
れば、位置決め用部材とガイド板とを配設することで、
上記電子部品整列用トレーの所定の位置に電子部品を整
列させる際に、上記電子部品を上記ガイド板に配設され
るガイド孔に挿入し、上記電子部品整列用トレーを振動
させることで、上記電子部品は擬挿入孔を通して上記位
置決め用部材に配設される挿入孔に挿入され整列され
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の電子部品の挿入整列方法が適
用されて好ましい電子部品の挿入整列装置とこの電子部
品の挿入整列装置に適用して好ましい電子部品整列用ト
レーの実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】電子部品の挿入整列装置は、図1に示すよ
うに、平面上に不規則に配置されている電子部品として
の水晶片1を整列する電子部品の挿入整列装置におい
て、上記電子部品を吸着すると共に、上記電子部品を整
列させるトレーである整列用トレー部2に搬送する吸着
搬送手段である電子部品吸着部6及び搬送部4と、上記
吸着搬送手段により搬送挿入された上記電子部品を上記
整列用トレー部2の所定の位置に挿入する際に、上記整
列用トレー部2に振動を与え、上記電子部品の挿入を補
助する部品挿入補助手段である部品挿入補助部101と
を備えて成るものである。
【0017】図1において、水晶片1は、例えば図2に
示すように、幅Lが2mm、長さMが6mm、厚さNが
0.1mmである直方体形状を有するものである。ま
た、水晶片1は、部品皿11上に不規則に配置されてい
る。
【0018】また、電子部品吸着部6は、上記水晶片1
を吸着させる吸着ヘッド62と、この吸着ヘッド62を
支持するヘッド支持部61と、上記吸着ヘッド62をヘ
ッド支持部61に対して垂直な方向すなわちZ軸方向に
弾性付勢するヘッドバネ63と、上記吸着ヘッド62先
端を真空状態にするための真空発生器64と、この真空
発生器64と吸着ヘッド62とを接続する真空チューブ
65とを有して成る部分である。
【0019】また、搬送部4は、互いに直交する2つの
搬送アーム4a、4bと、搬送アーム4bの所定の位置
に配設される軸支持部42と、この軸支持部42の底面
に配設されると共に上記電子部品吸着部6に接続される
作業用軸41とを備えて成る部分である。
【0020】さらに、上記搬送部4の軸支持部42に
は、上記部品皿11上での吸着ヘッド62により吸着さ
れる水晶片1の向きを確認するために吸着ヘッド62近
傍を撮像する撮像部5が撮像部支持部43を介して配設
されている。
【0021】また、上記撮像部5は、カメラ51と照明
装置52とを備えて成る部分であり、照明装置52は上
記吸着ヘッド62近傍を照明し、カメラ51はこの照明
された箇所を撮像する。さらに、撮像部5には、図示さ
れない画像処理装置が接続されており、上記カメラ51
により捕らえられた画像は、この画像処理装置で処理さ
れる。
【0022】さらに、上記画像処理装置は、処理された
画像から、水晶片1の部品皿11上での位置と向きとを
演算して求める。この演算結果に応じて、上記吸着ヘッ
ド62に動作が制御される。
【0023】すなわち、上記演算結果に基づいて得られ
る水晶片1の部品皿11上での位置に応じて、吸着ヘッ
ド62が水晶片1の上部まで移動し、上記水晶片1の向
きに応じて、吸着ヘッド62が作業用軸41にて回転し
下降してこの水晶片1を吸着する。すなわち、吸着ヘッ
ド62が水晶片1を吸い上げるときは、この水晶片は常
に同方向を向くように、吸着ヘッド62は動作制御され
る。
【0024】なお、この吸着ヘッド62の動作は、上述
したものに限らず、例えば水晶片1を吸着するときは水
晶片1の向きは考慮に入れないで、整列用トレー部2の
上部で回転して水晶片1の向きを調節してもよい。
【0025】図1によれば、真空発生器64で発生した
負圧が、真空チューブ65を介して吸着ヘッド62の先
端に伝導する。この吸着ヘッド62は、部品皿11上を
2つの搬送アーム4a、4bにより互いに直交する2つ
の軸について走査し、水晶片1がカメラ51にて撮像さ
れた位置にて下方方向に移動し、この吸着ヘッド62の
先端が接触する水晶片1を吸引する。
【0026】ここで、ヘッドバネ63は、吸着ヘッド6
2が水晶片1に当接したときにおいて発生する虞のある
衝撃は吸収させて回避すると共に、所定の圧力を吸着ヘ
ッド62から水晶片1に掛けることでこの吸着動作を安
定化するために設けられている。
【0027】さらに、吸着ヘッド62は、先端に水晶片
1が吸着された状態で、搬送部4にて整列用トレー部2
が配設される部品挿入部3上に移動し、整列用トレー部
2上の所定の位置近傍に水晶片1を配置する。以上の操
作を繰り返し、各整列用トレー部2の収容限度数の水晶
片1が配置された後、部品挿入補助部101にて上記各
整列用トレー部2に振動が加えられ、各水晶片1が整列
用トレー部2上の所定の挿入位置に挿入され整列され
る。
【0028】また、上記部品挿入部3は、図3に示すよ
うに、外筐体31と、この外筐体31に側方向から挿入
されると共に上記整列用トレー部2を載せたトレー受け
部85を所定の位置に配置するためのホルダ37と、上
記整列用トレー部2に振動と与えるための上記部品挿入
補助部101とを備えた部分である。
【0029】ここで、上記部品挿入補助部101は、上
記整列用トレー部2を載せたトレー支持部材であるトレ
ー支持部75と、上記トレー支持部材の端部に一端が圧
電素子固定用ネジ76にて固着された圧電素子78と、
上記圧電素子78の他端に一端が板バネ固定用ネジ80
にて吊着された弾性部材としての板バネ81と、上記弾
性部材の他端に錘固定用ネジ83にて固着された加重部
材である錘82とを備えて成るものである。なお、図示
されないが上記圧電素子78は、上記トレー支持部75
の他端、すなわち上記ホルダ37が上記外筐体31内部
に挿入されたときに把手39の下方に位置する端にも設
けられる。
【0030】図3において、上記圧電素子78の両端に
はリード線77が接続されていて、リード線77を介し
て電圧を印加することで、上記圧電素子78は振動す
る。
【0031】また、整列用トレー部2が所定の位置に載
せられたトレー受け部85は、トレー受け部85上に配
設されるトレー受け部位置決め用孔90とホルダ37に
配設されるトレー受け部位置決めピン89とが篏合する
ように設置されている。さらに、上記トレー受け部85
の下方には、後述するトレー押し上げ部71が配設され
ている。
【0032】また、各トレー受け部85において、上記
トレー受け部85と契合するトレー受け契合部材33
と、このトレー受け契合部材33のトレー受け部85に
対して上下方向への動作をガイドするトレー受け契合ガ
イド部材36と、一端が上記トレー受け契合部材に配設
されるバネ固定用ピン34により固定され他端が上記ト
レー受け契合ガイド部材に固定されると共にトレー受け
契合部材33をトレー支持部75に対して下方方向に弾
性付勢するトレー受け契合バネ35とが配設される。
【0033】さらに、外筐体31内部には、上記ホルダ
37のスライド動作をガイドするためのレール38が配
設される。
【0034】また、上記整列用トレー部2を外筐体31
上に配設される窓枠にはめ込む機構の要部を側方方向か
ら見た様子を図4に示す。
【0035】図4において、トレー押し上げ部71は、
上記トレー受け部85をトレー支持部75に対して上方
方向に押し上げる部材であり、下面部分にはトレー押し
上げバー73が配設される。
【0036】また、トレー支持部75には、上記トレー
押し上げバー73をガイドするトレー押し上げガイド7
4が貫設される。上記トレー押し上げバー73は、この
トレー押し上げガイド74に挿入される。また、抜け止
め102は、トレー押し上げバー73がトレー支持部7
5に対して上方方向に押し上げられたときにトレー押し
上げガイド74から抜けないように設けられている。
【0037】さらに、上記トレー押し上げ部71と上記
トレー支持部75との間には、一端を上記トレー押し上
げ部71に他端を上記トレー押し上げガイド74に固定
されたトレー押し上げバネ72が配設され、上記トレー
押し上げ部71を上記トレー支持部75に対して上方方
向に弾性付勢している。
【0038】また、トレー支持部75の下面部分には、
トレー支持部押し上げバー87が設けられると共に一端
がベース9に固定されると共に、このトレー支持部押し
上げバー87を通じてトレー支持部75を昇降させるシ
リンダ88が当接する。
【0039】ベース9には上記トレー支持部押し上げバ
ー87をガイドするトレー支持部押し上げガイド86が
配設され、さらに、このトレー支持部押し上げガイド8
6に設けられている孔に沿ってガイド孔が貫設されてい
る。
【0040】図3及び図4によれば、シリンダ88がト
レー支持部75をベース9に対して上方方向に押し上げ
ると、これに応じて、初めは上面が略ホルダ37の上面
と並ぶ位置に配置されていたトレー押し上げ部71が、
トレー支持部75に対して上方方向に押し上げられる。
従って、整列用トレー部2がトレー受け部85上に配設
された状態でトレー支持部75が押し上げられると、同
様にトレー受け部85及び整列用トレー部2は、外筐体
31に配設される上記窓枠に整列用トレー部2が篏合す
るまで押し上げられる。すなわち、整列用トレー部2上
に配設される後述の位置決めピン20が外筐体31上に
配設される32トレー部位置決め用孔32に篏合した状
態で、押し上げ動作は停止する。
【0041】また、逆にシリンダ88が元の状態に戻る
ように動作すると、各トレー受け部85には、上述のよ
うに、下方方向に弾性付勢されているため、上記位置決
めピン20はトレー部位置決め用孔32から円滑に外れ
て、整列用トレー部2を載せたトレー受け部85は、上
記トレー受け部位置決め用孔90と上記トレー受け部位
置決めピン89とが篏合するまで下方方向に移動する。
【0042】ここで、本発明の電子部品整列用トレーと
して、上記電子部品の挿入整列装置の整列用トレー部2
に適用した例を説明する。
【0043】上記電子部品整列用トレーとしての整列用
トレー部2は、図5及び図7に示すように、平面上に不
規則に配置されている電子部品としての水晶片を振動さ
せることで整列する電子部品の挿入整列装置に用いられ
る電子部品整列用トレーであって、上記電気部品を固定
するための挿入孔26が配設された位置決め用部材とし
ての挿入用板25と、上記挿入孔26と略同寸法の擬挿
入孔である挿入ガイド孔22を有すると共に、上記擬挿
入孔は上部外周に上記電子部品の挿入をガイドするため
のガイド孔としてのテーパ22aを有するガイド板21
とを備えて成るものである。ここで、テーパ22aの傾
斜角は、任意に選択しても構わないが、45乃至60℃
にするのが好ましい。
【0044】上記整列用トレー部2において、トレーベ
ース29上に配設される位置決めピン20に上記水晶片
を挿入整列するための挿入用板25の挿入用板位置決め
用孔28が篏合し、さらに、上記水晶片を上記挿入孔2
6に挿入するための挿入ガイド孔22が配設されるガイ
ド板21のガイド板位置決め用孔24が篏合する。な
お、上記ガイド板21及び挿入用板25は、磁性体で形
成され、トレーベース29に形成された凹部内に配置固
定される磁石103にて磁気的に吸着固定される。な
お、上記凹部は複数形成され、これらはトレーベース2
9全体に略均一の分布になるように形成されるものであ
る。
【0045】さらに、トレーベース29には、整列用ト
レー部2全体を上記トレー受け部85上に固定するため
に、トレー受け部85上の図示されない整理用トレー部
固定用ピンと篏合するトレーベース位置決め用孔30が
配設されると共に、上記整理用トレー部固定ピンが逃げ
るための孔として、逃げ孔27が挿入用板25に、ま
た、逃げ孔23がガイド板21に配設される。
【0046】また、ガイド板21に配設される上記挿入
ガイド孔22は、上記テーパ22aとストレート部22
bとから構成される。ここで、ストレート部22bは挿
入孔26と略同寸法の孔であって、また、テーパ22a
は挿入ガイド孔22の外周部分に設けられた傾斜部分
で、上記水晶片が挿入孔26に挿入する際にストレート
部22bを円滑に通過するように設けられた部分であ
る。
【0047】次に、図3に示した上記部品挿入補助部1
01の動作について説明する。
【0048】先ず、圧電素子78が無通電状態であると
きは、図8のAに示すように、錘82は停止している。
ここで、上記圧電素子がリード線77を通じて通電され
ると、図8のBに示すように、圧電素子は変形して膨張
そ板バネ81の上端は移動するが、錘82は慣性の法則
に従い瞬間的には無通電状態での位置すなわち初期位置
を維持する。さらに、図8のCに示すように、錘82は
重心に向かって移動し、ここでも慣性の法則に従いその
まま上記初期位置と反対方向へ移動する。続いて、上記
圧電素子78が無電通状態になったときは、図8のDに
示すように、錘82は慣性の法則に従い上記初期位置に
向かって移動する。
【0049】図8によれば、リード線77からの電流パ
ルスを、板バネ81と錘82とも固有周波数に合わせた
周波数で送ることで、常時錘が振動しこの振動がトレー
支持部75に伝導する。さらに、図3によれば、トレー
支持部75に伝導した振動は、トレー押し上げバー73
を介してトレー押し上げ部71に伝導し、整列用トレー
部2に微震動が伝わる。こうして、整列用トレー部2に
任意に振動を伝えることが可能となる。
【0050】上記電子部品の挿入整列装置及び電子部品
整列用トレーによれば、先ず、ユーザは整列用トレー部
2を組み立て、ホルダ37の所定の位置にトレー受け部
85を用いて設置し、このホルダ37を外筐体31の側
方向から挿入する。次に、シリンダ88を動作させて、
上記整列用トレー部2を上昇させ、外筐体31に配設さ
れる窓枠にセットする。
【0051】続いて、上記電子挿入の挿入整列装置を動
作させると、部品皿11上に不規則に配置される水晶片
1が吸着ヘッド62に吸着し、整列用トレー部2上の挿
入ガイド孔22に挿入される。各整列用トレー部2の全
ての挿入ガイド孔22に水晶片1が挿入されると、圧電
素子78に電圧が印加され、錘82にて振動が生じて、
この振動がトレー支持部75から整列用トレー部2に伝
導する。こうして、整列用トレー部2に振動が伝わる
と、挿入ガイド孔22に挿入された水晶片1は挿入孔2
6に挿入され整列される。
【0052】なお、本実施例では、部品挿入補助部10
1の要部に錘82を配設した圧電素子78を用いた例を
挙げたが、これに限定されることはなく、他の振動発生
素子を用いて、発生させる振動が整列用トレー部2に伝
導されるように構成する範囲であれば、本発明の効果を
得ることは言うまでもない。
【0053】また、本実施例では、上記部品挿入補助部
101からの振動がホルダ37の挿入方向に発生するよ
うに、上記部品挿入補助部101を設けたが、こちらも
これに限定されることはなく、例えば上記ホルダ37の
挿入方向に垂直な方向に振動が発生するように部品挿入
補助部を設けてもよいし、トレー支持部75の中心に対
して回転振動を与えるように部品挿入補助部を設けても
よい。また、2つの部品挿入補助部を用いたが、使用す
る部品挿入補助部の数は、2つに限定されない。
【0054】また、本実施例では、整列用トレー部2に
配設される挿入ガイド孔22と挿入孔26とについて、
挿入ガイド孔22のストレート部22bと挿入孔26と
は、同寸法である例を挙げたが、上記ストレート部22
bよりも上記挿入孔26の方を上記水晶片1の整列の妨
げにならない程度に広く設けた方が好ましい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子部品
の挿入整列方法によれば、電子部品をトレーの所定の位
置に挿入、整列するのに要する吸着搬送工程と振動工程
とは自動化にすることが可能であるため、人間の手によ
る作業と比較して作業時間の短縮、作業の正確性の増加
を図ることが可能になる。
【0056】また、本発明の電子部品の挿入整列装置に
よれば、電子部品をトレーの所定の位置に挿入、整列す
る際の吸着搬送手段及び部品挿入補助手段の動作を自動
的に行わせることが可能であるため、人間の手による作
業と比較して作業時間の短縮、作業の正確性の増加を図
ることが可能になる。
【0057】さらに、上記部品挿入補助手段を圧電素子
を用いて構成すると、上記電子部品をトレーの所定の位
置に挿入、整列する作業を効率的に行うことができ、人
間の手による作業と比較して作業時間の短縮、作業の正
確性の増加を図ることが可能になる。
【0058】また、本発明の電子部品整列用トレーによ
れば、位置決め用部材とガイド板とを配設することで、
電子部品を上記電子部品整列用トレーの所定の位置に挿
入、整列させる際に上記電子部品整列用トレーを振動さ
せる作業を効率的に行うことが可能であるため、上記電
子部品を挿入、整列させる作業の正確性の増加を図るこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の挿入整列装置の概略を表す
斜視図である。
【図2】上記電子部品の挿入整列装置で使用される電子
部品の形状の一例を示す図である。
【図3】上記電子部品の挿入整列装置の要部の一部を破
断した斜視図である。
【図4】上記電子部品の挿入整列装置の要部の一部を断
面的に示す模式図である。
【図5】本発明の電子部品整列用トレーの要部を示す斜
視図である。
【図6】従来の電子部品整列用トレーの断面を示す図で
ある。
【図7】本発明の電子部品整列用トレーの断面を示す図
である。
【図8】上記電子部品の挿入整列装置の部品挿入補助部
の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 水晶片 2 整列用トレー部 4 搬送部 6 電子部品吸着部 21 ガイド板 22 挿入ガイド孔 22a テーパ 25 位置決め板 26 挿入孔 29 トレーベース 75 トレー支持部 78 圧電素子 81 板バネ 82 錘 101 部品挿入補助部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面上に不規則に配置されている電子部
    品を整列する電子部品の挿入整列方法において、 上記電子部品を吸着し、電子部品を整列させるためのト
    レーの所定の位置近傍に搬送する吸着搬送工程と、 上記吸着搬送工程にて電子部品が所定の位置近傍に配置
    されたトレーに振動を加える振動工程とを少なくとも有
    することを特徴とする電子部品の挿入整列方法。
  2. 【請求項2】 平面上に不規則に配置されている電子部
    品を整列する電子部品の挿入整列装置において、 上記電子部品を吸着すると共に、上記電子部品を整列さ
    せるトレーに搬送する吸着搬送手段と、 上記吸着搬送手段により搬送挿入された上記電子部品を
    上記トレーの所定の位置に挿入する際に、上記トレーに
    振動を与え、上記電子部品の挿入を補助する部品挿入補
    助手段とを備えて成ることを特徴とする電子部品の挿入
    整列装置。
  3. 【請求項3】 上記部品挿入補助手段は、 上記トレーを載せたトレー支持部材と、 上記トレー支持部材の端部に一端が固着された圧電素子
    と、 上記圧電素子の他端に一端が吊着された弾性部材と、 上記弾性部材の他端に固着された加重部材とを備えて成
    ることを特徴とする請求項2記載の電子部品の挿入整列
    装置。
  4. 【請求項4】 平面上に不規則に配置されている電子部
    品を振動させることで整列する電子部品の挿入整列装置
    に用いられる電子部品整列用トレーであって、 上記電気部品を固定するための挿入孔が配設された位置
    決め用部材と、 上記挿入孔と略同寸法の擬挿入孔を有すると共に、上記
    擬挿入孔は上部外周に上記電子部品の挿入をガイドする
    ためのガイド孔を有するガイド板とを備えて成ることを
    特徴とする電子部品整列用トレー
JP7084371A 1995-04-10 1995-04-10 電子部品の挿入整列方法及び装置並びに電子部品整列用トレー Withdrawn JPH08281520A (ja)

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