JPH08281272A - 電解酸化による廃水処理装置 - Google Patents

電解酸化による廃水処理装置

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JPH08281272A
JPH08281272A JP11238695A JP11238695A JPH08281272A JP H08281272 A JPH08281272 A JP H08281272A JP 11238695 A JP11238695 A JP 11238695A JP 11238695 A JP11238695 A JP 11238695A JP H08281272 A JPH08281272 A JP H08281272A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃水、とくに金属含有廃水、とりわけ無電解
めっき廃水を電解酸化により処理して、BOD、COD
を規制値以下に大巾に低減するとともに金属成分を効果
的に除去する廃水処理装置の提供。 【構成】 (A)少なくとも1対の電極を備えた電解酸
化槽と、(B)その槽内を振動撹拌するための振動撹拌
機、とよりなることを特徴とする電解酸化による廃水処
理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解酸化による廃水処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃水処理の方法を原理的に大別すると次
の通りである。 1.物理的処理法 2.化学的処理法 3.生物化学的処理法 物理的処理法とは、廃水を希釈、沈殿、濾過などにより
汚染度を低めて放流する方法であり、沈殿、濾過を良好
にするために、気曝、撹拌など、物理的操作を加えるこ
ともある。最も簡易で経費も少なくすむ方法である。化
学的処理法とは、化学薬品を用いた中和、酸化、還元、
凝集反応、吸着およびイオン交換反応を利用する方法で
あり、酸またはアルカリ性廃液を放流するにあたり、安
全なpH領域とし、やっかいな分子は無害の塩の沈殿と
し、またイオン交換性樹脂などにより、捕捉する方法で
ある。処理施設にも廃液の適応する種々の方法がある。
【0003】生物化学的処理法とは、有機性の産業廃液
および下水などの処理に適し、広く、大規模に実施して
いる方法である。水中に存在する微生物に好適な環境を
与えれば、微生物が有機性成分を栄養として繁殖し、廃
水中の有機性汚染物を無害な物質に変化させる。この方
法には、好気性微生物による酸化反応によるものと、嫌
気性微生物による還元(腐敗)作用によるものの2種が
ある。
【0004】一般に、有機成分を一工程で除去すること
が困難なため、上記各種の方法を組み合わせる必要があ
ったり、処理時間の延長、場所、面積の増大など問題が
多い。
【0005】廃水、特にめっき廃水、とりわけ無電解め
っき廃水は、金属がイオンとして存在しているため、活
性汚泥を使用した生物化学処理法は採用することができ
ない。また、沈殿、濾過などの物理的廃水処理法も金属
イオンを除去することはできない。
【0006】めっきの廃水処理の主な方法は下記のとお
りである。 a.回収法 イオン交換を利用してクロムめっき廃液やクロメート廃
液中のクロム酸を回収し再利用する方法である。また、
廃液を加熱濃縮して再利用する方法もある。スラッジが
できないのが特徴で、再利用により廃水処理費用の一部
がカバーできる。 b.分解法 シアン廃水に次亜塩素酸ソーダを加えてシアンを窒素と
炭酸ガスに分解し無害とする電解によるシアン廃液分解
法である。 c.沈殿法 クロムめっき廃液中の六価クロムを三価に還元し、アル
カリを加えて水酸化クロムとして沈殿させたり、硫酸銅
めっき廃液にアルカリを加えて銅を沈殿させる方法であ
るが、スラッジの捨て場所に困る。 d.中和法 アルカリ脱脂液や硫酸脱錆液に酸またはアルカリを加え
て中性とする方法である。 しかし、いずれの方法も金属錯塩の除去回収は困難であ
る。
【0007】化学的廃水処理法の1つとして電解酸化も
考えられるが、めっき廃水はCODが数千〜20000
といったように高く、これを電解酸化してもCODはせ
いぜい3000程度までしか下げることができず、この
濃度は規制値以上の値であるため、このまゝでは下水に
放水できない。そこで、電解酸化の効率を高めるために
撹拌が考えられるが、プロペラ式撹拌では十分な撹拌効
果を上げることはできない。他の撹拌手段としてエアレ
ーションが考えられるが、十分な撹拌効果を達成するほ
どのエアレーションを行うと、電解で発生する水素と、
エアレーションによりどんどん供給される空気中の酸素
とが混合し、爆気を形成する可能性が高い。したがっ
て、めっき廃水の処理としては、電解酸化はシアン廃水
の一部に使用されるにすぎなかった。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、廃
水、とくに金属含有廃水、とりわけ無電解めっき廃水を
電解酸化により処理して、BOD、CODを規制値以下
に大巾に低減するとともに金属成分を効果的に除去する
廃水処理装置を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)少なく
とも1対の電極を備えた電解酸化槽と(B)その槽内を
振動撹拌するための振動撹拌機とよりなることを特徴と
する電解酸化による廃水処理装置に関する。
【0010】本発明の電解酸化の好ましい条件は、 電気量* ;1〜10アンペア/リットル 電流密度 ;3〜15A/dm2 浴温度 ;20〜80℃ 電極間距離;5〜10cm pH ;3.5〜6.0 である。*処理液1リットル当りに流す電流
【0011】本発明において前記廃水に紫外線を照射す
ると廃水中のCODやBODを一層大幅に低下させるこ
とができる。
【0012】前記紫外線を照射するための照射灯として
は、 水素放電管 :1680〜5000Åの連続スペクトル キセノン放電管 :2400〜12000Åの連続スペクトル と遠赤外線スペクトル 水銀ランプ :水銀の輝線スペクトル(2000〜3000Å) 超高圧水銀灯 :2000〜3000Åの連続スペクトル 殺菌灯 :水銀の輝線スペクトル(2000〜3000Å) 蛍光健康灯 :約2900Åと水銀の輝線スペクトル(2000〜 3000Å) ブラックライトランプ:約3600Åの蛍光線と水銀輝線スペクトル 高圧C紫外線灯 :高出力広帯域でUVエネルギー効率が極めて高い などを挙げることができる。波長としては200〜40
0nm、好ましくは200〜300nmのものであり、
一般に中心が253.7nmの波長をもつ高圧水銀ラン
プなどを用いることができる。
【0013】紫外線灯は、市販の10W〜40KWのも
のを1〜複数本使用する。使用形態は前述のように透明
管の外側に設置する方法のほか、管を二重とし、その中
心にランプを設けることもできる。
【0014】本発明における廃水としては、めっき廃水
や無電解めっき廃水をはじめ、めっき前処理に使用され
る洗浄液の廃水などを挙げることができる。とくに金属
錯塩を含有する廃水、たとえば濃厚な無電解めっき廃水
に対して本発明の装置は極めて有効である。
【0015】従来の電解酸化によりこれらの廃水を処理
してもCODはせいぜい3000程度までであり、これ
にプロペラ式の撹拌、循環撹拌あるいは散気管によるア
ワ立ち撹拌などの従来方式の撹拌を併用してもCODの
レベルを1000以下に下げることはできなかった。
【0016】それに対して、電解酸化に本発明者の開発
した振動撹拌を併用すると驚くべきことにCODのレベ
ルを二桁以下のレベルまで低下させることができ、併せ
て、電解酸化においてのぞましい条件、すなわち(イ)
撹拌効果の向上、(ロ)ミスト発生の抑制、(ハ)高電
流を流すことが可能、(ニ)電極間距離を短くしても過
電流が生じない、などの効果があり、本発明の産業上寄
与するところは極めて大きい。
【0017】無電解めっき液は、 (A)主成分 1.金属塩(ニッケル、コバルト、銅、すず、銀、白金
やこれらの合金などが含まれている) 2.還元剤、次亜リン酸ナトリウム、水素化ほう素、ナ
トリウム、ヒドラジンなど (B)補助成分 1.pH調整剤:水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウ
ムなどの塩基性化合物、無機酸、有機酸など 2.緩衝剤 :クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム
などのオキシカルボン酸系統 ほう酸などの無機酸で解離定数の低いもの 有機酸、無機酸のアルカリ塩など 3.錯化剤 :有機酸のアルカリ塩、トリエタノール
アミン、エチレンアミン、グリシンなど 4.促進剤 :硫化物、ふっ化物 5.安定剤 :鉛の塩化物、硫化物、硝化物など 6.改良剤 :界面活性剤など が含まれており、めっきの進行とともにバランスが相違
して老化する。無電解ニッケル老化液の化学的処理方法
としては、過酸化水素を用いて、酸化処理を行う方法が
あるが、錯化剤、緩衝剤に対しては酸化能力が弱い。本
発明の電解酸化は、老化めっき浴中に酸素を、少ない電
力で発生させることができる。また、陰極にニッケルが
析出し、陽極では還元剤、錯化剤、緩衝剤を酸化分解で
きる。酸化分解を促進するため、塩素イオンを加えると
更に効果が向上する。
【0018】本発明における振動撹拌機としては、本発
明者が開発した特公平6−71544号公報、特開平6
−287799号公報、特開平6−304461号公報
記載の発明および特願平5−245950号、特願平6
−337183号の発明がいずれもが使用できるが、基
本的には本発明の振動撹拌機は、振動モーターを備えた
振動発生部とそれに接続した振動軸および振動軸に回転
不能に固定された一段または多段の振動羽根部よりな
り、かつ該振動羽根部は振動によりその先端近傍がしな
り、これにより系が振動と流動をおこして撹拌されるも
のである。
【0019】また、本発明においては、振動発生部と電
解酸化槽とは、図3の振動発生部から下方に垂直に伸び
た三本以上、好ましくは四本の支持棒、それに対応して
電解酸化槽側から上方に垂直に伸びた支持棒および上下
支持棒を取り巻くスプリングにより係合されていること
が好ましい。とくに、上と下の支持棒は前記スプリング
により非接触状態に保たれていることが好ましい。これ
により、振動発生部に横ゆれが発生しても前述の係合部
分でうまく横ゆれを吸収することができ、装置全体に好
ましくない横ゆれの発生、それに伴う騒音の発生を防止
することができる。
【0020】この横ゆれ防止機構を備えた振動撹拌機
は、図3、図4、図5に示し、これらの図における横ゆ
れ防止機構の拡大図は、図6に示す。図中5はスプリン
グ、46は電解酸化槽またはそれに設けられた架台ある
いは補強部材、47は基本振動部材または振動伝達部材
より下方に垂直に伸びた支持棒、48は前記46より上
方に垂直に伸びた支持棒である。
【0021】振動の程度は通常10〜60Hz程度で充
分であるが、より振動数を高めたいときには500Hz
位まで上げることができる。振動数が高い場合には振動
発生部と振動棒との接触近辺に振動応力の集中によるひ
び割れや破断が発生することがあるので、この部分に振
動応力分散手段(本出願人の特願平6−337183号
の出願に詳述しており、この技術のすべてが本発明でも
使用できる)を設けることが好ましい。
【0022】一つの振動応力分散手段は、振動発生部と
振動棒の接続部において、振動発生部の下部の振動棒の
周りに設けられるゴム質リングであり、その長さは振動
棒の直径より長く、通常、振動棒の直径の3〜8倍であ
り、かつその太さは振動棒の直径より1.3〜3.0倍
とくに約1.5〜2.5倍大きいものが好ましい。別の
見地から述べれば、振動棒の径が10〜16mmの丸棒
であるときは、ゴム質リングの肉厚は10〜15mmが
好ましく、振動棒(丸棒)の直径が20〜25mmのと
きは、ゴム質リングの肉厚は20〜30mmが好まし
い。例えば、図7に示すように、振動伝達部材3に振動
棒8を連結するに当り、振動伝達部材3の所定の穴に振
動棒8を通し、振動棒8の端部をナット12、13、ワ
ッシャーリング16により固定し、一方、振動伝達部材
3の反対側は、振動棒8に前記のゴム質リング18を挿
入し、ナット14、15により固定する。
【0023】前記ゴム質リングは、硬い天然ゴム、硬い
合成ゴム、合成樹脂等のショアーA硬度80〜120、
好ましくは90〜100の硬質弾性体により構成するこ
とができる。とくに、ショアーA硬度90〜100の硬
質ウレタンゴムが耐久性、耐薬品性の点で好ましい。
【0024】振動は、10〜500ヘルツ(Hz)、好
ましくは20〜400ヘルツ(Hz)、とくに好ましく
は20〜300ヘルツ(Hz)の振動を発生する振動モ
ーターなどにより行う。振動モーターの出力と撹拌容量
の関係は、通常の水溶液の場合おおよそ下記のとおりで
ある。
【表1】 振動モーターの出力 撹拌容量 75W(200V、3相) 〜200リットル 150W(200V、3相) 200〜350リットル 250W(200V、3相) 350〜800リットル 400W(200V、3相) 800〜1500リットル 750W(200V、3相) 1500〜2500リットル なお、モーター出力を3KWにすれば100m3の容量
のものを充分撹拌できる。
【0025】通常、振動モーターは、電解酸化槽上、電
解酸化槽側壁にあるいは固い床上に架台をおきその上に
セットする。槽の厚みが薄く(ステンレス槽5mm以
下)液の振動によりタンク側壁や床面に振動が伝えられ
る場合は槽の外側に架台を設置することが好ましい。槽
の厚みが5mm以下の場合には、槽の側壁にバンドを締
めるような要領で補強部材を付設し、そこに振動発生部
を設置するとよい。振動モーターの発生する振動は、基
本振動部材を介して振動棒に伝えられる。この場合、振
動モーターは通常基本振動部材の上側に設ける(図4、
図5参照)よりも下側に吊り下げる形でセットする(図
3参照)ことが好ましい。このようにすることにより重
心を下げることができ、横ぶれの発生を少なくすること
ができる。
【0026】例えば、図3に示すように電解酸化槽7上
に弾性体11を介して架台6を載置し、その上にスプリ
ング5付支持枠上に基本振動部材2を設け、これに振動
モーター1を取付ける。取付けは図4、図5に示すよう
に基本振動部材2の上方であってもよいが、下方に取付
けた方が振動発生源の重心が下がり、不要の横ぶれを防
止することができる。図3では振動モーター1は基本振
動部材2に吊り下げられている。このケースにおいては
振動伝達部材3は不要であり、小型化が可能である。振
動モーター1は必ずしも電解酸化槽7上に設ける必要は
なく、基本振動部材あるいは振動伝達部材を電解酸化槽
の外側まで延長し、その延長された基本振動部材の上側
または下側に振動モーターを取付け、その振動を振動棒
に伝えることもできる。
【0027】また、図3に示すように、振動棒8を振動
モーターの両側に2本取付けることもできるし、図5に
示すように1本だけをとりつけることもできる。
【0028】振動モーターによる振動羽根部先端の振動
幅は、8〜20mm程度、振動モーターの振動数はイン
バーターによりHzをどの程度に決定するかによって決
まるが、通常は2000〜6000vtm(振動数/
分)、好ましくは2000〜4000vtmである。
【0029】回転しない振動羽根部は、振動羽根板と振
動羽根板用固定部材よりなるか、振動羽根板を複数枚重
ねたもの、あるいは振動羽根板と振動羽根板用固定部材
を一体成形したものを使用することができる。
【0030】前記振動羽根板は、材質として、好ましく
は薄い金属、弾力のある合成樹脂、ゴム等が使用できる
が、振動モーターの上下の振動により、少なくとも羽根
板の先端部分がフラッター現象(波を打つような状態す
なわちしなりを発生する状態)を呈する厚みであり、こ
れにより系に振動に加えて流動を与えることができる。
金属の振動羽根板の材質としてチタン、アルミニウム、
銅、鉄、ステンレス鋼、これらの合金が使用できる。合
成樹脂としては、ポリカーボネート、塩化ビニル系樹
脂、ポリプロピレンなどが使用できる。振動エネルギー
を伝えて振動の効果を上げるため厚みは特に限定されな
いが一般に金属の場合は0.2〜2mm、プラスチック
の場合は0.5〜10mmが好ましい。過度に厚くなる
と振動撹拌の効果が減少する。
【0031】振動羽根板の材質として弾性のある合成樹
脂、ゴム等を使用する場合には、厚みは特に限定されな
いが一般に1〜5mmが好ましいが、金属たとえばステ
ンレスの場合は0.2〜1mmたとえば0.5mmのも
のが好ましい。また、振動板の振幅は、2〜30mm、
好ましくは5〜10mmである。
【0032】振動軸に対し振動羽根部は一段又は多段に
取り付けることができる。振動羽根部を多段にする場
合、振動モーターの大きさにより5〜7枚が好ましい。
多段の段数を増加する場合、振動モーターの負荷を大き
くすると振動巾が減少し、振動モーターが発熱する場合
がある。振動軸に対し振動羽根部の角度は水平でもよい
が、傾斜角度α(図8のA参照)が5〜30度、とくに
10〜20度に傾斜させて振動に方向性をもたせること
が好ましい。これにより液の流動を一層促進することが
できる。
【0033】振動羽根板は振動羽根板用固定部材により
上下両面から挾みつけて振動棒に固定することにより振
動羽根部を形成することができる。また、図8に示すよ
うに振動羽根板用固定部材10と振動羽根板9が振動軸
の側面からみて一体的に傾斜および/またはわん曲して
いることが好ましい。わん曲している場合でも、全体と
して前述のように5〜30度とくに10〜20度の傾斜
をもたせることが好ましい。振動羽根板と振動羽根板用
固定部材が同一の傾斜および/またはわん曲面をもつ方
が振動応力を分散するのに有効であり、とくに振動周波
数が高くなったときは、これにより振動羽根板の破損を
回避することができる。
【0034】また、振動羽根板と振動羽根板用固定部材
は例えばプラスチックスを用いて一体成形することによ
り製造することもできる(図8のC参照)。この場合は
振動羽根板と、振動羽根板用固定部材を別々に使用する
場合に較べて、その接合部分に被処理物が浸入、固着
し、洗浄に手間がかかるという欠点を回避することがで
きる。また、図8に示すように羽根板と固定部材を一体
化したことにより、厚みの段差が発生せず、応力集中を
避けることができるので、羽根板の破損を避けることが
できる。
【0035】振動羽根部に傾斜および/またはわん曲を
与えた場合には、多数の振動羽根部のうち、下位の1〜
2枚を下向きの傾斜および/またはわん曲とし、それ以
外のものを上向きの傾斜および/またはわん曲とするこ
ともできる。このようにすると、撹拌槽底部の撹拌を充
分行うことができ、下部に溜りが発生するのを防止する
ことができる。
【0036】振動羽根部の振動に伴って発生する振動羽
根板の“しなり現象”の程度は、振動を与える周波数、
振動羽根板の長さと厚み、被撹拌物の粘度、比重などに
よって変化するので、与えられた周波数においてもっと
もよく“しなる”長さと厚みを選択することが好まし
い。周波数と振動羽根板の厚みを一定にして、振動羽根
板の長さを変化させてゆくと、振動羽根板のしなりの程
度は図9に示すように長さ(固定部材より先の部分の長
さ)が大きくなるに従ってある段階までは大きくなる
が、それをすぎるとしなりは小さくなり、ある長さはと
きにはほとんどしなりがなくなり、さらに振動羽根板を
長くするとまたしなりが大きくなるという関係をくりか
えすことが判ってきた。その様子のモデルを図9に示
す。
【0037】したがって、振動羽根板の長さ(固定部材
より先の部分の長さ)は、好ましくは、第1回目のピー
クを示す長さか、第2回目のピークを示す長さを選択す
ることが好ましい。第1回目のピークを示す長さにする
か、第2回目のピークを示す長さにするかは、系の振動
を強くするか、流動を強くするかによって適宜選択でき
る。第3回目のピークを示す長さを選択した場合は、振
動巾が小さくなる。
【0038】周波数37〜60Hz、75KWでSUS
304製の振動板のいろいろの厚みのものについて、ほ
ゞ第1回目のピークを示す長さ、第二回目のピークを示
す長さを求めたところ、つぎのような結果が得られた。
【0039】
【表2】 なお、この実験における長さは、振動羽根板用固定部材
の先端から振動羽根板の先端までの長さ(図8のAにお
けるmの長さ)で示したものであり、振動棒中心から前
記固定部材先端部までの長さ(図8のAにおけるnの長
さ)は27mm、振動羽根板の傾斜角αは上向き15゜
の場合である。
【0040】本発明では、振動撹拌に加えて、必要に応
じてエアレーションも併用することができ、散気管をタ
ンク底部に設置することもできるが、系は水素が発生し
ているので、爆気を形成しないように注意する必要があ
り、モータも防爆型とすることが好ましい。
【0041】本発明で用いる陰極は、回収金属が電着し
やすく、また電着したものを後で容易に剥離できるもの
であることが好ましい。また、陽極としては、電流が流
れやすく、かつ不溶性で消耗しないものが好ましく、と
くに酸化鉛被覆電極が好ましい。本発明実施例で使用し
ている好ましい電極は、陰極がステンレス電極(例、S
US304)であり、陽極は、チタン基板上にα型二酸
化鉛層を、ついでβ型二酸化鉛層を被覆し、全酸化鉛層
を0.5〜1mmとした穴あき板を使用した。これらの
電極の使用により電流密度を上げることができた。
【0042】
【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれにより限定されるものではない。
【0043】実施例1 200リットルの耐熱性塩化ビニル系樹脂製の槽に、硫
酸ニッケル30g/リットル(ニッケル5200ppm
に相当)、次亜燐酸ソーダ30g/リットル、グリシン
20g/リットルを含み、pHが4.2の無電解ニッケ
ルめっき廃水180リットルを入れ、陽極に前記過酸化
鉛−チタン電極を、陰極には、ステンレス(SUS30
4)板を使用し、図1に示すように3組の電極対を配置
し、整流器を介して電流を流し、電流密度を5.2A/
dm2とした。電極の有効電極面積は96dm2、極間距
離は50mmとした。
【0044】電解酸化の条件は、電気量2.5アンペア
/リットル、電圧12ボルトとし、200リットルの電
解酸化浴の温度は電気ヒーターを使用し、電解初期の温
度上昇に使用し、電解酸化浴の温度はほゞ60℃に保っ
た。
【0045】振動撹拌機22は、図1に示すように配置
した。振動撹拌による流動が電極群21、21、・・・
の存在により妨害されることがないよう電極板の延長方
向側に振動撹拌機22を設置した。振動撹拌機22は、
図3に示すように振動軸はステンレス製の二本8、8を
用い、これに振動羽根固定部材を介して振動羽根板9を
固定した7枚の振動羽根部は、75W×200Vの振動
モータ1の振動を基本振動部材2、振動棒8を介して受
けとり、電解酸化浴を振動撹拌する。浴は、振動羽根固
定部材の振動と振動羽根板9のしなりにより流動が発生
し、浴は均一に撹拌されている。振動モータはインバー
ターにより42Hzに制御されており、電極電流は15
V、1000アンペアの整流器により、96dm2、1
5V、500アンペアの定電流、定電圧により作動させ
た。
【0046】電解酸化浴は、約4時間経過後にはニッケ
ルパックテストの結果、ニッケルは数ppmとなり、8
時間経過後には液は無色透明でニッケルパックテストの
結果は、ニッケルが0ppmとなったことを示した。ま
た、COD値についてみると、4時間経過後には200
0ppm、8時間経過後には450ppmになり、12
時間後にはCODは45ppmに低減した。この結果を
表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】実施例2 図2に示すように、図1の装置の1部から液をとり出し
て再び装置に戻す循環回路24をつくり、この回路の一
部を2重管とし、少なくとも内側の管が石英ガラス製の
透明管であり、このなかに広帯域のC紫外線灯23(2
KW)1灯を挿入し、紫外線照射を行った。液の循環量
は毎分1.5リットル(最大10リットルまで上げるこ
とができる)とした。その結果、4時間経過後にニッケ
ルパックテストの結果、ニッケルは2ppmとなり、C
ODは20ppmに低下しており、振動撹拌と紫外線の
併用効果は著るしいものであった。
【0049】比較例1 実施例1において振動撹拌を行わないで実施する(これ
は通常の電解酸化処理に相当する)と、4時間経過後の
ニッケル含有量は、ニッケルパックテストがスケールオ
ーバーに測定できないほど多量であり、ppmで三桁の
オーダーと推定された。またCODも7000〜800
0ppmであった。
【0050】実施例3 実施例1および2における浴組成をニッケルめっき廃液
とし、陽極はSUS304電極を、陰極はニッケルめっ
き銅板をそれぞれ使用した以外は実施例1および2を繰
り返した。ニッケルめっき廃液は、硫酸ニッケル5g/
リットル、次亜リン酸ソーダ25g/リットル、亜硫酸
ナトリウム25g/リットル、コハク酸25g/リット
ルの組成であった。その結果は、実施例1と2と同じよ
うにすぐれたニッケル含有量の低下、およびCODの低
下効果を示した。
【0051】実施例4 フェーリング液A: 硫酸銅34.6g/50ミリリットル フェーリング液B: 酒石酸カリウムナトリウム 173g/500ミリリットル 水酸化ナトリウム 50g/500ミリリットル 前記AとBを同量混合してなる系に、ホルムアルデヒド
を容量で1/10〜1/5の割合で混合し、pH12を
pH4.5に調整してなる無電解銅電解廃液相当液を、
実施例1と同様の方法で8時間処理した。電解は50℃
で開始し、70℃に保持した。銅パックテストの結果、
銅は0ppm、CODは150ppmであった。
【0052】実施例5 実施例4を実施例2と同様にして紫外線照射を併用した
ところ、銅パックテストの結果、銅は0ppm、COD
は20ppmであった。また、銅はメタルとして98%
回収することができた。
【0053】比較例2 実施例4において、振動撹拌機を運転しない場合は、8
時間経過後の銅パックテストの結果は、銅含有量はスケ
ールオーバーして測定できない量であった。
【0054】実施例6 下記表に示す組成No.1のアルカリ性脱脂剤の廃液を
実施例1と同様にして電解酸化処理した。
【0055】
【表4】
【0056】その結果は、下記表のとおりである。
【表5】 No.2〜No.5のものについても、No.1のもの
とほゞ同様の結果が得られた。
【0057】実施例7 アルカリ性脱脂剤の廃液を実施例2と同様に紫外線照射
を併用した。その結果は下記表のとおりである。
【表6】 No.2〜No.5のものについても、No.1のもの
とほゞ同様の結果が得られた。
【0058】
【効果】
1. 金属成分を金属担体として高収率で回収できた。 2. 従来法に較べて短時間でCOD、BODを効率的
に低下させることができ、COD、BODのレベルを驚
くほど低いものとすることができた。 3. 廃液中に金属が錯塩となって含まれているような
場合であっても、金属含有量をppmで1桁以下とする
ことができ、廃液中の金属成分は金属単体として回収す
ることができる。 4. エアレーションを行う必要性がないので、エアレ
ーションに伴う強烈な異臭がほとんど発生しないので、
臭いにもとづく公害をおこさない。 5. 従来の電解酸化に比較してミストの発生が少な
い。 6. 処理液は、そのまゝ下水に廃水できる程度まで金
属成分やBOD、CODを低いものとすることができ
た。 7. 本発明装置は、設備も簡単で、使用面積も小さ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で用いた本発明の廃水処理装置の上面
図である。
【図2】本発明で紫外線照射を併用する場合の1実施態
様を示す上面図である。
【図3】本発明で用いる振動撹拌機の1具体例を示す断
面図である。
【図4】本発明で使用できる振動撹拌機の1つの具体例
を示す断面図である。
【図5】本発明で使用できる振動撹拌機の他の具体例を
示す断面図である。
【図6】本発明の振動吸収機構(横ゆれ防止機構)の1
例を示す拡大断面図である。
【図7】本発明で用いる振動撹拌機における振動応力分
散手段としてゴム質リングを用いた場合の拡大断面図で
ある。
【図8】AとBは、振動羽根板と振動羽根固定部材より
なる振動撹拌部材を示し、Aは断面図、Bは平面図であ
り、CはA、Bのものを一体化して成形した場合の断面
図である。
【図9】振動羽根板の長さとしなりの程度の関係をモデ
ル的に示すグラフである。
【符号の説明】
1 振動モーター 2 基本振動部材 3 振動伝達部材 4 接続部 5 スプリング 6 架台 7 電解酸化槽 8 振動棒 9 振動羽根板 10 振動羽根板固定部材 12 ナット 13 ナット 14 ナット 15 ナット 16 ワッシャーリング 17 振動棒のネジ溝 18 ゴム質リング 21 電極 22 振動撹拌機 23 紫外線灯 24 循環回路 26 ポンプ 30 スペーサー 46 電解酸化槽またはそれに設けられた架台あるいは
補強部材 47 基本振動部材またはそれに設けられた架台あるい
は補助部材より下方に垂直に伸びた支持棒 48 前記46より上方に垂直に伸びた支持棒

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)少なくとも1対の電極を備えた電
    解酸化槽と(B)その槽内を振動撹拌するための振動撹
    拌機とよりなることを特徴とする電解酸化による廃水処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記振動撹拌機が振動モーターを備えた
    振動発生部とそれに接続した振動軸および振動軸に回転
    不能に固定された一段または多段の振動羽根部よりな
    り、かつ該振動羽根部は振動によりその先端近傍がしな
    うものである請求項1記載の電解酸化による廃水処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記振動発生部が下方に垂直に伸びた三
    本以上の支持棒、それに対応して電解酸化槽側から上方
    に垂直に伸びた支持棒および上下支持棒を取り巻くスプ
    リングにより支持されているものである請求項1または
    2記載の電解酸化による廃水処理装置。
  4. 【請求項4】 前記振動モーターがインバーターにより
    10〜500Hzの間の任意の振動を発生できるもので
    ある請求項1、2または3記載の電解酸化による廃水処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記振動羽根部が振動棒の直角方向を0
    ゜としたとき、(+)から(−)のいずれかの方向に5
    〜30゜傾斜している請求項1、2、3または4記載の
    電解酸化による廃水処理装置。
  6. 【請求項6】 前記振動発生部と前記振動棒との接続部
    に、振動応力分散手段が設けられている請求項1、2、
    3、4または5記載の電解酸化による廃水処理装置。
  7. 【請求項7】 廃水に紫外線照射をするための手段を付
    設した請求項1、2、3、4、5または6記載の電解酸
    化による廃水処理装置。
  8. 【請求項8】 廃水に紫外線照射をするための手段が、
    電解酸化槽からの循環用パイプラインの一部を透明パイ
    プとし、そこに紫外線照射灯を設けたものである請求項
    7記載の電解酸化による廃水処理装置。
  9. 【請求項9】 前記廃水が、金属含有廃水である請求項
    1、2、3、4、5、6、7または8記載の電解酸化に
    よる廃水処理装置。
  10. 【請求項10】 前記金属含有廃水が、無電解めっき廃
    水である請求項9記載の電解酸化による廃水処理装置。
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