JPH08281225A - 超音波洗浄装置における騒音低減方法 - Google Patents
超音波洗浄装置における騒音低減方法Info
- Publication number
- JPH08281225A JPH08281225A JP10707995A JP10707995A JPH08281225A JP H08281225 A JPH08281225 A JP H08281225A JP 10707995 A JP10707995 A JP 10707995A JP 10707995 A JP10707995 A JP 10707995A JP H08281225 A JPH08281225 A JP H08281225A
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- JP
- Japan
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- side wall
- tank
- noise
- ultrasonic
- damping plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャビテーションの衝撃力を下げることなく
騒音を低減する。 【構成】 平行な面を少なくとも一組持つ多角形の洗浄
槽の下面に超音波振動子を固定した超音波洗浄装置にお
いて、洗浄槽の槽側壁に沿って、アクリル等の合成樹脂
又はステンレス等の鋼鉄でできた、槽側壁と同程度の大
きさの減衰板を挿入して騒音を低減する騒音低減方法。
騒音を低減する。 【構成】 平行な面を少なくとも一組持つ多角形の洗浄
槽の下面に超音波振動子を固定した超音波洗浄装置にお
いて、洗浄槽の槽側壁に沿って、アクリル等の合成樹脂
又はステンレス等の鋼鉄でできた、槽側壁と同程度の大
きさの減衰板を挿入して騒音を低減する騒音低減方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は超音波によってキャビテ
ーションを発生させ、キャビテーションの衝撃力によっ
て洗浄を行う超音波洗浄装置における騒音低減方法に関
するものである。
ーションを発生させ、キャビテーションの衝撃力によっ
て洗浄を行う超音波洗浄装置における騒音低減方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】超音波洗浄を行う場合には周波数３ＫＨ
ｚ近辺で騒音がした。これは主として周波数２０ＫＨｚ
近辺の超音波を使用して、超音波キャビテーションが強
い場合に発生していた。そこで、従来の騒音低減方法と
しては、超音波の周波数を上げるか、又は入力パワーを
下げる等の手段を講じていた。
ｚ近辺で騒音がした。これは主として周波数２０ＫＨｚ
近辺の超音波を使用して、超音波キャビテーションが強
い場合に発生していた。そこで、従来の騒音低減方法と
しては、超音波の周波数を上げるか、又は入力パワーを
下げる等の手段を講じていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の手
段においてはキャビテーションの衝撃力が下がり洗浄効
果が下がるという問題があった。そこで、本発明におい
ては、キャビテーションの衝撃力を下げることなく騒音
を低減させることができる手段を講じるのが目的であ
る。
段においてはキャビテーションの衝撃力が下がり洗浄効
果が下がるという問題があった。そこで、本発明におい
ては、キャビテーションの衝撃力を下げることなく騒音
を低減させることができる手段を講じるのが目的であ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明においては、平行な面を少なくとも一組持つ多
角形の洗浄槽の下面に超音波振動子を固定した超音波洗
浄装置において、洗浄槽の槽側壁に沿って、アクリル等
の合成樹脂又はステンレス等の鋼鉄でできた、槽側壁と
同程度の大きさの減衰板を挿入して騒音を低減すること
を特徴とする騒音低減方法を構成する。
に本発明においては、平行な面を少なくとも一組持つ多
角形の洗浄槽の下面に超音波振動子を固定した超音波洗
浄装置において、洗浄槽の槽側壁に沿って、アクリル等
の合成樹脂又はステンレス等の鋼鉄でできた、槽側壁と
同程度の大きさの減衰板を挿入して騒音を低減すること
を特徴とする騒音低減方法を構成する。
【０００５】又、洗浄槽の相平行しない２つの槽側壁に
沿って控側壁と同程度の大きさの減衰板を挿入した騒音
低減方法を構成する。
沿って控側壁と同程度の大きさの減衰板を挿入した騒音
低減方法を構成する。
【０００６】
【作用】本発明においては、超音波振動子の振動により
洗浄槽内の水にキャビテーションが発生し、被洗浄物に
付着した塵埃を吸引剥離させて洗浄を行う。この際に槽
内に挿入した減衰板により横方向の共振をなくして騒音
を低減する。
洗浄槽内の水にキャビテーションが発生し、被洗浄物に
付着した塵埃を吸引剥離させて洗浄を行う。この際に槽
内に挿入した減衰板により横方向の共振をなくして騒音
を低減する。
【０００７】
【実施例】本発明方法をこれに使用する装置に基いて詳
細に説明する。１は３４０×３４０×６００（ｍｍ）の
直方体の洗浄槽で、底の輻射板２に共振周波数２８ＫＨ
ｚの超音波振動子３を固定し、超音波発振器４に接続す
る。そして、図２に示すように、大きさが３２０×６０
０×３Ｔの大きさのステンレス製の減衰板５を一つの槽
側壁に沿って挿入し、水道水６で洗浄を行う。尚、図２
に示すように相平行しない隣接した槽側壁にも同様な減
衰板５1 を挿入したものである。本発明方法は、超音波
発振器４で超音波振動子３を励振すると、水道水６内に
キャビテーションが発生し、このキャビテーションの衝
撃力によって洗浄槽１の槽側壁が振動し、周波数２．９
ＫＨｚにおいて騒音レベル１００ｄＢＡ以上の騒音が発
生する。この状態において、図１のように減衰板５を槽
側壁に沿って１枚挿入すると、横方向への共振がなくな
り、騒音が８０ｄＢＡに減少した。又、図２に示すよう
に２枚の減衰板５，５1 を隣接する位置に挿入すると騒
音は７５ｄＢＡに減少した。尚、この洗浄槽においてス
テンレス製の板を各槽側壁に沿って３枚又は４枚挿入し
た場合でも騒音は７５ｄＢＡとなり２枚と変化はなかっ
た。
細に説明する。１は３４０×３４０×６００（ｍｍ）の
直方体の洗浄槽で、底の輻射板２に共振周波数２８ＫＨ
ｚの超音波振動子３を固定し、超音波発振器４に接続す
る。そして、図２に示すように、大きさが３２０×６０
０×３Ｔの大きさのステンレス製の減衰板５を一つの槽
側壁に沿って挿入し、水道水６で洗浄を行う。尚、図２
に示すように相平行しない隣接した槽側壁にも同様な減
衰板５1 を挿入したものである。本発明方法は、超音波
発振器４で超音波振動子３を励振すると、水道水６内に
キャビテーションが発生し、このキャビテーションの衝
撃力によって洗浄槽１の槽側壁が振動し、周波数２．９
ＫＨｚにおいて騒音レベル１００ｄＢＡ以上の騒音が発
生する。この状態において、図１のように減衰板５を槽
側壁に沿って１枚挿入すると、横方向への共振がなくな
り、騒音が８０ｄＢＡに減少した。又、図２に示すよう
に２枚の減衰板５，５1 を隣接する位置に挿入すると騒
音は７５ｄＢＡに減少した。尚、この洗浄槽においてス
テンレス製の板を各槽側壁に沿って３枚又は４枚挿入し
た場合でも騒音は７５ｄＢＡとなり２枚と変化はなかっ
た。
【０００８】
【発明の効果】本発明は前記のような構成、作用を有す
るもので、超音波洗浄槽から発生する騒音を低減するこ
とができ、職場環境を良くすることができる。
るもので、超音波洗浄槽から発生する騒音を低減するこ
とができ、職場環境を良くすることができる。
【０００９】
【図１】本発明方法に用いる装置の減衰板を一枚使用し
た際の縦断面図。
た際の縦断面図。
【図２】減衰板を２枚使用した際の平面図。
１ 洗浄槽 ２ 輻射板 ３ 超音波振動子 ４ 超音波発振器 ５ 減衰板 ５1 減衰板 ６ 水道水
Claims (2)
- 【請求項１】 平行な面を少なくとも一組持つ多角形の
洗浄槽の下面に超音波振動子を固定した超音波洗浄装置
において、洗浄槽の槽側壁に沿って、アクリル等の合成
樹脂又はステンレス等の鋼鉄でできた、槽側壁と同程度
の大きさの減衰板を挿入して騒音を低減することを特徴
とする騒音低減方法。 - 【請求項２】 洗浄槽の相平行しない２つの槽側壁に沿
って控側壁と同程度の大きさの減衰板を挿入したことを
特徴とする請求項１記載の騒音低減方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10707995A JPH08281225A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 超音波洗浄装置における騒音低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10707995A JPH08281225A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 超音波洗浄装置における騒音低減方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08281225A true JPH08281225A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14449954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10707995A Pending JPH08281225A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 超音波洗浄装置における騒音低減方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08281225A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6672317B2 (en) * | 1999-08-22 | 2004-01-06 | Beissbarth Gmbh | Cleaning device for rotationally symmetrical bodies |
-
1995
- 1995-04-07 JP JP10707995A patent/JPH08281225A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6672317B2 (en) * | 1999-08-22 | 2004-01-06 | Beissbarth Gmbh | Cleaning device for rotationally symmetrical bodies |
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