JPH08279478A - 半導体チップ製造方法 - Google Patents

半導体チップ製造方法

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JPH08279478A
JPH08279478A JP7078878A JP7887895A JPH08279478A JP H08279478 A JPH08279478 A JP H08279478A JP 7078878 A JP7078878 A JP 7078878A JP 7887895 A JP7887895 A JP 7887895A JP H08279478 A JPH08279478 A JP H08279478A
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JP
Japan
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semiconductor wafer
dicing
semiconductor
semiconductor chip
dicing line
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JP7078878A
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English (en)
Inventor
Akira Masaki
彰 正木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、半導体チップ表面にダストが直接的
に付着することを防止する。 【構成】半導体ウエハ(1) の裏面に感光性レジスト(20)
を塗布し、次にダイシングライン(21)に対応したマスク
パターンを通して感光性レジスト(20)に対して露光・現
像処理を行い、次にエッチング処理して裏面ダイシング
ライン(23)を形成し、この後、感光性レジスト(20)を剥
離し、ダイシングライン(21)に沿って半導体ウエハ(1)
をダイシングし、各半導体チップに分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCD(固体撮像素
子)等の半導体チップを製造する工程において、半導体
ウエハに対するダイシング時の裏面カケ等の発生やダス
ト付着による不良の発生を防止する半導体チップ製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はCCDの製造工程図である。半導
体ウエハ下地工程の終了した半導体ウエハ1は、良品/
不良品を選別するダイソートテストの工程に移る。この
工程は、半導体ウエハ1に対して良品の半導体チップ2
と不良品の半導体チップ3との選別を行い、このうち不
良品チップ3に対してインクによりマーキングを行う。
【0003】次にダイシング工程に移り、半導体ウエハ
1は、ダイシングブレード4により所定のチップサイズ
に切り分けられる。
【0004】このように各半導体チップ2、3に切り分
けられると、このうち良品の半導体チップ2のみが選別
されてマウントコレット5に装着され、セラミックパッ
ケージ6にマウントされる。なお、このセラミックパッ
ケージ6には、マウントペーストが塗布されている。
【0005】この後、半導体チップ2のボンディングパ
ッドとセラミックパッケージ6のインナーリードとがア
ルミワイヤー7により電気的に接続される。
【0006】そして、最終的にセラミックパッケージ6
は、熱硬化樹脂の塗布してるガラスリット8により封止
される。
【0007】しかしながら、このような製造方法では、
ダイシング時に、図4に示すように半導体ウエハ1のウ
エハ裏面破砕層9の部分にダンシングブレード切削抵抗
によるシリコン屑ダスト(ウエハ裏面カケ)10が発生
する。
【0008】このシリコン屑ダスト10の発生によりこ
のダスト10が、マウントコレット5による各半導体チ
ップ2のピックアップ時に飛び出し、半導体ウエハ1の
表面に付着してしまう。これらのダストは、後行程の洗
浄では除去が困難なものである。
【0009】ところで、CCDのような半導体チップ2
の表面の光学的特性がその機能に影響する場合、半導体
チップ2の表面にダストが付着すると、これらダストに
より光学的な影ができ、CCD製造の歩留まりが著しく
低下してしまう。
【0010】そのうえ、近年の半導体高集積化に伴い、
CCDの画素サイズは5μm以下になろうとする状況下
において、ダスト付着による問題は益々大きくなってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように半導体ウ
エハ1のダイシング時におけるシリコン屑ダスト10の
発生し、このダスト10が半導体ウエハ1の表面に付着
して光学的特性に影響を与えてしまう。
【0012】そこで本発明は、半導体チップ表面にダス
トが直接的に付着することを防止できる半導体チップ製
造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段と作用】請求項1によれ
ば、半導体ウエハ表面のダイシングラインに沿ってダイ
シングして各半導体チップに分割する半導体チップ製造
方法において、半導体ウエハ裏面に表面のダイシングラ
インと対応する裏面ダイシングラインを形成し、この後
に表面のダイシングラインに沿ってダイシングする。こ
れによりダイシング時に裏面カケが発生せず、マウント
ピックアップ時に半導体ウエハ表面に対するダストの付
着が防止できる。
【0014】請求項2によれば、この半導体チップ製造
方法は、レジスト塗布工程において半導体ウエハ裏面に
感光性レジストを塗布し、次の露光・現像工程において
ダイシングラインに対応したパターンが形成されたマス
クにより感光性レジストに対して露光・現像処理を行
い、次のエッチング工程においてレジストを通して半導
体ウエハ裏面をエッチング処理し、裏面ダイシングライ
ンを形成する。
【0015】この後、剥離行程において半導体ウエハか
らレジストを剥離し、ダイシング工程において半導体ウ
エハ表面のダイシングラインに沿ってダイシングする。
【0016】請求項3によれば、裏面ダイシングライン
は、半導体ウエハ裏面に形成されている裏面破砕層より
深いエッチング深さに形成されている。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0018】図1は半導体チップ製造方法を示す工程図
である。半導体ウエハ下地工程の終了した半導体ウエハ
1は、同図(a) に示す良品/不良品を選別するダイソー
トテストの工程に移る。
【0019】この工程は、半導体ウエハ1に対して良品
の半導体チップ2と不良品の半導体チップ3との選別を
行い、このうち不良品チップ3に対してインクによりマ
ーキングを行う。
【0020】次に裏面レジスト塗布の工程に移る。この
工程は、同図(b) に示すように半導体ウエハ1の表裏を
逆転し、半導体ウエハ1の裏面に感光性レジスト20を
スピンコートにより塗布する。なお、半導体ウエハ1の
表面には、予めダンシングライン21が形成されてい
る。
【0021】次に露光・現像工程に移る。この工程は、
同図(c) に示すように感光性レジスト20の塗布された
半導体ウエハ1の裏面側に、マスク22を配置する。
【0022】このマスク22には、半導体ウエハ1表面
のダイシングライン21と一致し、かつその幅がダイシ
ングライン21よりも広く100μm程度のラインのマ
スクパターンが形成されている。そして、このマスク2
2は、マスクパターンとダイシングライン21とを位置
合わせして配置される。
【0023】このマスク22の位置合わせの後、露光用
光源からの露光用光がマスク22を通して感光性レジス
ト20に照射される。これにより、半導体ウエハ1の裏
面のにおける、感光性レジスト20のダイシングライン
21に対応した部分のみが幅100μm程度で露出す
る。
【0024】次にエッチング工程に移る。この工程は、
同図(d) に示すようにレジスト20に対する露光・現像
処理の終了した半導体ウエハ1に対してエッチング処理
を行う。このエッチング処理により、半導体ウエハ1の
裏面には、幅100μm程度で、深さ数10μmのエッ
チングによる裏面ダイシングライン23が形成される。
【0025】このときのエッチング深さは数10μmで
あるが、この深さは図2に示すように半導体ウエハ1に
おける強度的に弱いウエハ裏面破砕層9の厚みよりも深
く形成される。
【0026】このエッチング工程が終了すると、次にレ
ジスト剥離工程に移る。この工程は、図1(e) に示すよ
うに半導体ウエハ1の裏面に塗布した感光性レジスト2
0を剥離する。
【0027】次にダイシング工程に移り、同図(f) に示
すように半導体ウエハ1は、ダイシングブレード4によ
り所定のチップサイズに切り分けられる。
【0028】このとき、ダイシング部分は、図2に示す
ように幅100μm程度、深さ数10μmの裏面ダイシ
ングライン23を形成することから、ダイシングブレー
ド4の応力によりシリコン屑ダストが発生しなくなる。
【0029】このように半導体ウエハ1が各半導体チッ
プに切り分けられると、このうち良品の各半導体チップ
は、それぞれマウントコレットによりピックアップさ
れ、マウントペーストの塗布されたセラミックパッケー
ジにマウントされる。
【0030】このマウントコレットによる半導体チップ
のピックアップ時、半導体ウエハ1にシリコン屑ダスト
が発生しないことから、このダストは半導体ウエハ1の
表面に付着することはない。
【0031】この後、半導体チップ2のボンディングパ
ッドとセラミックパッケージのインナーリードとがアル
ミワイヤーにより電気的に接続される。
【0032】そして、最終的にセラミックパッケージ
は、熱硬化樹脂の塗布してるガラスリットにより封止さ
れる。
【0033】このように上記一実施例においては、半導
体ウエハ裏面に感光性レジスト20を塗布し、次にダイ
シングラインに対応したマスクパターンを通して感光性
レジスト20に対して露光・現像処理を行い、次にエッ
チング処理して裏面ダイシングライン23を形成し、こ
の後、感光性レジスト20を剥離し、ダイシングライン
に沿ってダイシングするようにしたので、各半導体チッ
プのマウントコレットによるピックアップ時にシリコン
屑ダストの発生を防止でき、半導体ウエハ1の表面に対
するシリコン屑ダストの付着を大幅に低減できる。
【0034】従って、CCDのような半導体チップ2の
表面の光学的特性がその機能に影響する場合、半導体チ
ップ2の表面にダストが付着しないので、CCDの光学
的特性を劣化することはない。
【0035】このことはCCDに限らず、半導体チップ
の表面の光学的特性を要求される紫外線消去型メモリ、
個別半導体であるフォトダイオード等についてもダスト
の付着しない効果は顕著である。
【0036】又、高集積化した4MDRAM、16MD
RAM等の半導体チップの表面の光学的特性を要求され
ない素子に対しては、半導体チップ表面に載ったシリコ
ン屑ダストが、微細化した素子、パッシベーション膜を
傷付けてダメージを与えるケースがあるが、このような
高集積化素子に対してもシリコン屑ダストの付着がなく
なり、微細化した素子、パッシベーション膜を傷付けて
ダメージを与えることがなくなる。
【0037】一方、このように半導体チップ表面に対す
るダストの付着を防止できるので、CCD等の各半導体
素子の製造工程において歩留まりの低下をなくすことが
できる。
【0038】又、エッチング深さを半導体ウエハ1にお
ける強度的に弱いウエハ裏面破砕層9の厚みよりも深く
形成しているので、ウエハ裏面破砕層9に接触すること
なくダイシングでき、シリコン屑ダストの発生をより確
実に防止できる。
【0039】なお、本発明は、上記一実施例に限定され
るものでなく次の通りに変形してもよい。
【0040】例えば、裏面ダイシングラインの形成は、
エッチング処理に限らず、ダイヤモンドブレードによる
方法を用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、半
導体チップ表面にダストが直接的に付着することを防止
できる半導体チップ製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体チップ製造方法の一実施
例を示す工程図。
【図2】裏面ダイシングラインを形成した半導体ウエハ
の断面図。
【図3】従来の製造方法を示す工程図。
【図4】シリコン屑ダストを示す図。
【符号の説明】
1…半導体ウエハ、2…良品の半導体チップ、3…不良
品の半導体チップ、20…感光性レジスト、21…ダン
シングライン、22…マスク、23…裏面ダイシングラ
イン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハ表面のダイシングラインに
    沿ってダイシングして各半導体チップに分割する半導体
    チップ製造方法において、 前記半導体ウエハ裏面に前記ダイシングラインと対応す
    る裏面ダイシングラインを形成し、この後に表面のダイ
    シングラインに沿ってダイシングすることを特徴とする
    半導体チップ製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体ウエハ表面のダイシングラインに
    沿ってダイシングして各半導体チップに分割する半導体
    チップ製造方法において、 前記半導体ウエハ裏面に感光性レジストを塗布するレジ
    スト塗布工程と、 前記ダイシングラインに対応したパターンが形成された
    マスクにより前記感光性レジストに対して露光・現像処
    理を行う露光・現像工程と、 この露光・現像処理された前記レジストを通して前記半
    導体ウエハ裏面をエッチング処理し、裏面ダイシングラ
    インを形成するエッチング工程と、 前記半導体ウエハから前記レジストを剥離する剥離工程
    と、 前記半導体ウエハ表面のダイシングラインに沿ってダイ
    シングするダイシング工程と、を有することを特徴とす
    る半導体チップ製造方法。
  3. 【請求項3】 裏面ダイシングラインは、半導体ウエハ
    裏面に形成されている裏面破砕層より深いエッチング深
    さに形成されることを特徴とする請求項2記載の半導体
    チップ製造方法。
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