JPH08279324A - 抵抗付きガス遮断器 - Google Patents

抵抗付きガス遮断器

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Publication number
JPH08279324A
JPH08279324A JP8050595A JP8050595A JPH08279324A JP H08279324 A JPH08279324 A JP H08279324A JP 8050595 A JP8050595 A JP 8050595A JP 8050595 A JP8050595 A JP 8050595A JP H08279324 A JPH08279324 A JP H08279324A
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JP
Japan
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coupling
resistance
main
lever
contact
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Application number
JP8050595A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Taniguchi
嘉信 谷口
Tsutomu Tanaka
田中  勉
Seiji Wakabayashi
誠二 若林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閉極動作時における主遮断部と抵抗遮断部と
の連動の信頼性が高く、主遮断部と抵抗遮断部との連動
に異常が発生した場合であっても、その異常を瞬時に感
知できる抵抗付きガス遮断器を提供する。 【構成】 絶縁ガスを密閉した容器1内に主遮断部2と
抵抗遮断部3を設ける。主遮断部2の可動側接触子22
と固定側接触子25との距離Hmを、抵抗遮断部3の可
動側抵抗接触子31と固定側抵抗接触子35との距離H
rよりも長くする。主操作機構連結部7を構成する第1
のレバー6aと抵抗遮断部連結部7を構成する第2のレ
バー7aとを、閉極動作時に互いに接触して一体に回転
し、開極動作時に離れて独立に回転するように第1のカ
ップリング81及び第2のカップリング82により連結
する。第1のカップリング81に、歪みセンサー91を
設け、監視手段である専用の回路又はコンピュータに接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主遮断部に対して並列
に接続された抵抗遮断部を有するガス遮断器に係り、特
に、主遮断部と抵抗遮断部との連動の安定性が確保され
るとともに、その監視が可能な抵抗付きガス遮断器に関
する。
【0002】
【従来の技術】電力系統用の遮断器には、開閉時のサー
ジ電圧を抑制するために、主遮断部と並列に接続された
抵抗を有する抵抗遮断部を備えた方式のものがある。こ
のような抵抗付き遮断器においては、主遮断部の開極よ
りも抵抗遮断部の開極を遅らせることにより抵抗に電流
を流し、開極時のサージ電圧を抑制している。また、抵
抗遮断部を主遮断部よりも先行して閉極させることによ
り抵抗に電流を流し、閉極時のサージ電圧を抑制してい
る。この抵抗付き遮断器は、現在広く実用化されている
が、例えば、550kV以下の比較的電圧の低い送電系
統に使用されているものは、通常、閉極時のサージ電圧
を抑制するのみで十分な場合が多い。
【0003】ところで、近年の電力需要の増大により、
発変電所に要求される容量は増加の一途をたどってい
る。一方、電力の大量消費地である都市部近郊に発電所
を建設することは、用地取得や環境調和の点で、年々困
難となっている。このような状況下においては、発電所
は都市部から遠距離に建設せざるを得ず、送電線路は長
距離化する。したがって、送電効率を高めるために、送
電系統は高電圧化する傾向にある。このため、最近で
は、1100kVのような、より一層の高電圧による送
電系統が計画されている。
【0004】このように1100kV程度の高電圧系統
で用いられる遮断器は、550kV程度の系統で用いら
れる遮断器と異なり、閉極時のサージ電圧抑制と開極時
のサージ電圧抑制との両方を行うことが必要となる。そ
して、サージ電圧を十分に抑制するためには、閉極時に
は抵抗遮断部を主遮断部よりも約10ms先行して投入
させ、開極時には抵抗遮断部を主遮断部よりも数10m
s以上遅れて開極させるという、きわめて精度の高い動
作が要求される。
【0005】このような従来の1100kVクラスの抵
抗付きガス遮断器の一例を、図8,図9に基づいて以下
に説明する。すなわち、この抵抗付きガス遮断器の一例
は、絶縁ガス8を密閉した容器1内に主遮断部2と抵抗
遮断部3をそれぞれ2組設けた2点切抵抗付きガス遮断
器である。なお、図8,図9ともに、図面の簡略化のた
めに、図中左側の主遮断部2及び抵抗遮断部3のみを示
しているが、図中右側にも、それぞれ主遮断部2及び抵
抗遮断部3と同様の構成をした主遮断部2及び抵抗遮断
部3が設けられている。
【0006】主遮断部2の構成は以下の通りである。す
なわち、主遮断部2は容器1の軸方向に添って配置され
ている。この主遮断部2内におけるパッファシリンダ2
1の先端には可動側接触子22が設けられ、この可動接
触子22の外周側には絶縁ノズル23が設けられてい
る。そして、可動側接触子22の対抗面には固定側接触
子25が設けられ、この固定側接触子25の外周側には
通電接触子26が設けられている。
【0007】パッファシリンダ21は、連結ロッド2
4、主遮断部連結機構6を介して容器1の外部に設けら
れた主操作機構5のロッド5aに接続され、主操作機構
5の駆動力によりパッファシリンダ21が図中左右方向
に駆動されるように構成されている。主遮断部連結機構
6は、直線方向の駆動力をこれに直交する方向の動きに
変換する第1のレバー6a、レバー6d、レバー6e
と、図中上下方向に移動するロッド6b及び絶縁ロッド
6cによって構成されている。
【0008】また、パッファシリンダ21がその外周面
に接合しながら摺動するパッファピストン27は支持絶
縁筒9に固定されており、このパッファピストン27と
前記パッファシリンダ21に囲まれた空間がパッファ室
28となっている。
【0009】以上のような主遮断部2に並列に設けられ
た抵抗遮断部3の構成は以下の通りである。すなわち、
抵抗遮断部3は、可動側抵抗接触子31、ワイプばね3
2、ピストン33、固定側抵抗接触子35及び絶縁ノズ
ル36によって構成されている。ワイプばね32は、可
動側抵抗接触子31の内周側に設けられ、このワイプば
ね32の一端には、可動側抵抗接触子31の内周側を摺
動するピストン33が設けられている。また、可動側抵
抗接触子31の後方には、ピストン33の後方が接する
フランジ31aが形成されている。固定側抵抗接触子3
5は、可動側抵抗接触子31の対抗側に設けられた抵抗
体34を介して前記の固定側接触子25に電気的に接続
されている。絶縁ノズル36は、可動側抵抗接触子31
の外周側に設けられている。
【0010】また、ピストン33は可動側抵抗接触子3
1及びパッファピストン27と電気的に接続されてい
る。このピストン33は、抵抗遮断部連結機構7を介し
て容器1の外部に設けられた抵抗側操作機構4のロッド
4aに接続され、その駆動力によって前記ピストン33
が図中左右方向に駆動されるように構成されている。前
記抵抗遮断部連結機構7は、直線方向の駆動力をこれに
直交する方向の動きに変換する第2のレバー7a、レバ
ー7d、レバー7eと、図中上下方向に移動するロッド
7b及び絶縁ロッド7cから構成されている。
【0011】さらに、上述の主操作機構5と抵抗側操作
機構4とは、遅延機構41によって連結されている。遅
延機構は、主操作機構5による主遮断部2の開極動作よ
り、所定の時間遅れて抵抗側操作機構4による抵抗遮断
部3の開極動作を行わせるもので、油圧力を利用したも
のや、電気的なタイマーを利用したものが使用されてい
る。
【0012】また、図9に示した開極状態において、主
遮断部2の可動側接触子22と固定側接触子25との距
離Hmが、抵抗遮断部3の可動側抵抗接触子31と固定
側抵抗接触子35との距離Hrより、大きくなるように
構成されている。
【0013】以上のような構成を有する抵抗付きガス遮
断器の一例の作用を、開極動作、投入動作の順に説明す
る。
【0014】[開極動作]図8から図9へと移行する開
極動作を説明する。まず、主操作機構5が駆動してロッ
ド5aが図中左方向へ移動し、主遮断部連結機構6を介
してパッファシリンダ21が図中右方向へ移動する。
【0015】一方、抵抗側操作機構4は、遅延機構41
により主操作機構5よりも30〜40ms遅れて駆動を
開始する。抵抗側操作機構4が駆動を開始すると、ロッ
ド4aが図中左方向へ移動し、抵抗遮断部連結機構7を
介してピストン33が図中右方向へ移動する。この時、
ピストン33が可動側抵抗接触子31のフランジ31a
に接し、可動側抵抗接触子31が図中右方向へ移動し
て、可動側抵抗接触子31と固定側抵抗接触子35とが
開離する。このような開極動作が完了すると、図9に示
すように、主遮断部2の可動側接触子22と固定側接触
子25とがHmの距離をおいて対峙し、抵抗遮断部3の
可動側抵抗接触子31と固定側抵抗接触子35とがHr
の距離をおいて対峙する。
【0016】[閉極動作]次に、図9から図8へと移行
する閉極動作を説明する。すなわち、主操作機構5が駆
動して主遮断部連結機構6を介してパッファシリンダ2
1が図中左方向へ移動することにより、主遮断部2の閉
極動作が行われる。これと同時に、抵抗側操作機構4が
駆動して抵抗遮断部連結機構7を介してピストン33が
図中左方向へ移動する。これに伴い、ワイプばね32及
び可動側抵抗接触子31も図中左方向へ移動する。
【0017】この時、可動側接触子22と固定側接触子
25との距離Hmが、可動側抵抗接触子31と固定側抵
抗接触子35との距離Hrよりも大きくなるように構成
されているので、抵抗遮断部3は主遮断部2よりも先行
して閉極し、主遮断部2は送れて開極する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サージ電圧
の抑制のためには、抵抗遮断部3の閉極タイミングと主
遮断部2の閉極タイミングとは、常に一定の間隔で行わ
れ、安定していることが望ましい。上記従来例における
閉極動作は、主操作機構5の作動と抵抗側操作機構4の
作動とを同期させて、前記の閉極タイミングの間隔を各
遮断部の可動側接触子と固定側接触子との間隔の相違に
よって実現している。しかし、各々独立した主操作機構
5と抵抗側操作機構4との同期を常に正確に行うことは
困難であり、前記の閉極タイミングの間隔を常に一定と
することはできず、ばらつきを生じていた。これに対処
するため、抵抗体34を大きくすることにより、サージ
電圧を抑制することが考えられるが、抵抗体34を大形
化すると機器全体の大形化につながる。
【0019】さらに、電力系統用の遮断器は、電力の安
定供給を図るために、稼働状態が正常であることの確認
と、異常発生の監視が可能な予防保全システムの確立が
切望されている。このような予防保全システムの例とし
て、ガス圧力センサーを利用してガス圧力容器内を監視
する故障点評定システム等がある。しかし、上述のよう
に、1100kVクラスのガス遮断器には、旧来のガス
遮断器よりも精度の高い動作が要求されている。したが
って、たとえば、構成部材の微妙な変形等によっても、
動作タイミングにずれが生じる可能性があり、稼働状態
の確認はより精密に、かつ正確に行う必要がある。
【0020】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決するために提案されたものであり、その主たる目的
は、閉極動作時における主遮断部と抵抗遮断部との連動
の信頼性が高く、主遮断部と抵抗遮断部との連動に異常
が発生した場合であっても、その異常を瞬時に感知でき
る抵抗付きガス遮断器を提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、主遮断部と抵抗遮断
部との連動を司る構成部材の歪みを検出することによ
り、主遮断部と抵抗遮断部との連動の異常を精密に、か
つ正確に判断することができる抵抗付きガス遮断器を提
供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、絶縁ガスを封入し
た容器内に収容され、固定接触子に可動接触子を接離し
て開閉極を行う主遮断部及び抵抗遮断部と、前記容器外
部に設けられ、前記主遮断部及び前記抵抗遮断部におけ
る可動接触子を駆動する主操作機構及び抵抗側操作機構
と、前記主操作機構の駆動力を回動により前記主遮断部
に伝える第1のレバーと、前記抵抗側操作機構の駆動力
を回動により前記抵抗遮断部に伝える第2のレバーと、
前記主操作機構及び前記抵抗側操作機構に接続され、前
記主遮断部の開極動作よりも所定の時間遅れて前記抵抗
遮断部の開極動作を行う遅延機構とを備えた抵抗付きガ
ス遮断器において、前記第1のレバー及び前記第2のレ
バーは、互いの回転軸が同軸となるように並列に配置さ
れ、前記第1のレバー及び前記第2のレバーが、閉極動
作時には一体に回転し、開極動作時には独立に回転可能
となるように、前記第1のレバー及び前記第2のレバー
に第1のカップリング及び前記第2のカップリングが互
いに接離可能に設けられ、開極時における前記主遮断部
における可動接触子と固定接触子との間の距離が前記抵
抗遮断部における可動接触子と固定接触子との間の距離
よりも長く設定され、前記第1のレバー、前記第2のレ
バー、前記第1のカップリング及び前記第2のカップリ
ングのうち少なくともいずれか一つに、歪みセンサーが
設けられ、前記歪みセンサーには、前記歪みセンサーか
らの信号に基づいて、前記主遮断部及び前記抵抗遮断部
の動作が異常か否かを判断する監視手段が接続されてい
ることを特徴とする 請求項2記載の発明は、請求項1記載の抵抗付きガス遮
断器において、前記歪みセンサーが、前記第1のカップ
リング及び前記第2のカップリングの双方に設けられて
いることを特徴とする。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1記載の抵
抗付きガス遮断器において、前記第1のカップリング又
は前記第2のカップリングに、前記歪みセンサーが前記
回転軸方向に複数配設されていることを特徴とする。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項1記載の抵
抗付きガス遮断器において、前記歪みセンサーが、前記
第1のレバー及び前記第1のカップリングの双方に又は
前記第2のレバー及び前記第2のカップリングの双方に
設けられていることを特徴とする。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項1記載の抵
抗付き遮断器において、前記第1のカップリング又は前
記第2のカップリングに前記回転軸方向の穴が形成さ
れ、前記穴の内周に前記歪みセンサーが設けられている
ことを特徴とする。
【0026】
【作用】以上のような構成を有する本発明の作用は以下
の通りである。すなわち、請求項1記載の発明では、閉
極動作時には、主操作機構の駆動力によって第1のレバ
ーが回動し、第1のカップリング部が第2のカップリン
グ部に接することにより、第2のレバーが第1のレバー
と一体に回動する。したがって、主遮断部と抵抗遮断部
との動作は確実に同期し、両遮断部における可動接触子
と固定接触子との間隔の相違により、抵抗遮断部が主遮
断部よりも常に一定時間先行して閉極する。
【0027】開極動作時には、第1のカップリング及び
第2のカップリングは離れた状態になっており、第1の
レバー及び第2のレバーは独立に回転するが、抵抗遮断
部の主遮断部に対する遅延時間は、遅延機構によって一
定に管理される。
【0028】さらに、第1のレバー、第2のレバー、第
1のカップリング及び第2のカップリングのうち少なく
ともいずれか一つに設けられた歪みセンサーからの信号
が監視手段に送られ、各部材の歪みに基づいて、主遮断
部及び抵抗遮断部の動作に異常が生じているか否かが瞬
時に確認される。
【0029】請求項2記載の発明では、第1のカップリ
ング及び第2のカップリングの双方に設けられた歪みセ
ンサーのうち、一方の歪みセンサーが破損した場合、他
方の歪みセンサーからの信号によって、監視手段により
主遮断部及び抵抗遮断部の動作に異常が生じているか否
かの確認を継続する。
【0030】請求項3記載の発明では、第1のカップリ
ング又は第2のカップリングに、回転軸方向に複数配設
されている歪みセンサーからの信号を比較することによ
り、回転軸の傾きを検出し、これにより主遮断部及び抵
抗遮断部の動作に異常が生じているか否かを判断する。
【0031】請求項4記載の発明では、第1又は第2の
レバー及びカップリングの双方に設けられた歪みセンサ
ーからの信号により、両部材の歪み発生時のずれを検出
し、これにより主遮断部及び抵抗遮断部の動作に異常が
生じているか否かを判断する。
【0032】請求項5記載の発明では、第1又は第2の
カップリングに形成された回転軸方向の穴の内周に、歪
みセンサーが収容されているので、歪みセンサーの周囲
が保護される。
【0033】
【実施例】本発明の実施例を図面に従って以下に説明す
る。なお、図8及び図9に示した従来例と同一の部材は
同一の符号を付し、説明は省略する。
【0034】(1)第1実施例 請求項1記載の発明に対応する一実施例を第1実施例と
して、図1乃至図3を参照して以下に説明する。なお、
本実施例は、絶縁ガスを密閉した容器1内に主遮断部2
と抵抗遮断部3とをそれぞれ2組設けた2点切抵抗付き
ガス遮断器であり、図1は本実施例の開極状態を示す断
面図、図2は本実施例のカップリング部80近辺を示す
斜視図、図3は本実施例のカップリング部80の回転軸
に垂直な断面図である。
【0035】(a)第1実施例の構成 本実施例においては、図1に示した開極状態において
は、図7に示した従来例と同様に、主遮断部2の可動側
接触子22と固定側接触子25との距離Hmが、抵抗遮
断部3の可動側抵抗接触子31と固定側抵抗接触子35
との距離Hrよりも大きくなるように構成されている。
さらに、主操作機構5と前記抵抗側操作機構4とは、遅
延機構41によって連結されている。
【0036】そして、本実施例においては、主操作機構
連結部7を構成する第1のレバー6aと前記抵抗遮断部
連結部7を構成する第2のレバー7aとが、カップリン
グ80によって、以下に説明するように連結されてい
る。すなわち、第1のレバー6aには、2個の切欠きを
有する第1のカップリング81が設けられ、第2のレバ
ー7aには、2個の切欠きを有する第2のカップリング
82が設けられている。かかる第1のカップリング81
及び第2のカップリング82において切欠きによって形
成された係合部の断面は、図3に示すように、それぞれ
扇形または扇形の一部を切り欠いた形状となっていて、
対向する面同士が接触した状態で、互いの非接触面の間
に隙間83を残すように構成されている。このため、第
1のカップリング81及び第2のカップリング82は、
遮断器の閉極動作時には係合部が互いに接触して一体に
回転し、遮断器の開極動作時には係合部が離れて独立に
回転できるよう構成されている。
【0037】さらに、第1のカップリング81の係合部
の上面には、歪みセンサー91が設けられている。歪み
センサー91は、リード線92及び図示しない現場中継
盤を介して、判定基準値が設定された監視手段である専
用の回路又はコンピュータに接続されている。したがっ
て、主遮断部2及び抵抗遮断部3の稼働状態が正常か否
かは、歪みセンサー91からの信号を監視手段において
判定基準値と比較することにより判断可能な構成となっ
ている。
【0038】(b)第1実施例の作用 以上のような構成を有する本実施例の作用を閉極動作、
開極動作の順に説明する。なお、図10は、閉極動作時
における歪みセンサー91の信号の一例を示す。
【0039】[閉極動作]まず、本実施例の閉極動作を
説明する。開極状態においては、図3(A)に示すよう
に、第1カップリング81と第2カップリング82との
係合部が接している。そして、この状態から主操作機構
5を駆動すると、第1のレバー6aの回転に伴って第1
のカップリング81が図中反時計方向に回転する。これ
と同時に、第1のカップリング81と接触する第2のカ
ップリング82が、第1のカップリングに押されて図中
反時計方向に回転する。すると、第1のカップリング8
1と第2のカップリング82とは、図3(B)に示す状
態となる。このように、第1のカップリングと連結して
いる主遮断部2と、第2のカップリングと連結している
抵抗遮断部3とが同時に駆動すると、距離Hmが距離H
rよりも大きくなるように構成されているので、抵抗遮
断部3は主遮断部2に一定時間先行して閉極する。
【0040】さらに、以上の閉極動作時において、主遮
断部2及び抵抗遮断部3の連動が安定し、先行閉極時間
が一定になっている場合には、カップリング部80に働
く回転トルク及びカップリング部80に生じる歪みは一
定となる。歪みセンサー91から現場中継盤93に伝え
られた信号の値は、監視手段において判定基準値と比較
され、稼働状態が正常であるか否かについて判断され
る。例えば、図10に示すように、信号のピーク値の値
が判定基準値P1よりも大きい場合、異常発生と診断す
ることができる。
【0041】[開極動作]次に、本実施例の開極動作を
説明する。開極動作時には、まず主操作機構5によって
主遮断部2が駆動され、その後、抵抗側操作機構4によ
る抵抗遮断部3の駆動は、遅延機構41の働きで30〜
40ms遅れて開始する。
【0042】このとき、カップリング部80は、以下の
ように作動する。すなわち、図3(B)に示す閉極状態
から主操作機構5が駆動されると、第1のレバー6aの
回転に伴って第1のカップリング81が図中時計方向に
回転する。この時、抵抗側操作機構4は遅延機構41に
よって動作を抑止されているため、開極動作を開始しな
い。また、第1のカップリング81と第2のカップリン
グ82とは、隙間83の存在により、互いの係合部が離
れた状態になっているために連動することはなく、抵抗
遮断部3の主遮断部2に対する遅延時間は、遅延機構4
1によって一定に管理される。
【0043】このように第1のカップリング81が回転
すると、第2のカップリング82とは図3(C)に示す
ように接する。このとき、開極しているのは主遮断部2
のみであるが、このような状態から抵抗側操作機構4が
駆動されると、第2のレバー7aの回転に伴って第2の
カップリング82は、図中時計方向に回転し、図3の
(A)に示した開極状態となる。このとき、第2のカッ
プリング82は、第1のカップリング81から離れた状
態で単独に回転可能となっている。
【0044】(c)第1実施例の効果 以上のような本実施例によれば、閉極動作時において
は、主遮断部2に対応する第1のカップリング81と抵
抗遮断部3に対応する第2のカップリング82とが、接
触して一体に回転するため、主遮断部2と抵抗遮断部3
との動作タイミングを常に同期させることができる。し
たがって、距離Hmと距離Hrとの相違による抵抗遮断
部3の閉極時間と主遮断部2の閉極時間との間隔を常に
一定とすることが可能となり、サージ電圧の抑制を確実
に行うことができる。
【0045】また、第1のカップリング81の微妙な歪
み具合を歪みセンサー91によって検出し、この信号に
基づいて稼働状態が正常か否かを瞬時に判断できる。
【0046】る。
【0047】(2)第2実施例 請求項2記載の発明に対応する一実施例を第2実施例と
して、図4のカップリング部80近辺の斜視図を参照し
て以下に説明する。なお、本実施例は、基本的な構成は
第1実施例と同様である。したがって、第1実施例と同
一の部材は同一の符号を付し、説明は省略する。
【0048】すなわち、本実施例においては、第1のカ
ップリング81と第2のカップリング82の両方に歪み
センサー91,91aが設けられている。これらの歪み
センサー91,91aはリード線92及び図示しない現
場中継盤を介して監視手段に接続されている。
【0049】以上のような本実施例においては、第1実
施例と同様の作用、効果が得られるとともに、異なる部
材に設けられた複数の歪みセンサー91を利用すること
ができるので、一方の歪みセンサー91が破損した場合
等であっても、他方の歪みセンサー91の信号を用いて
監視を継続することが可能となる。
【0050】(3)第3実施例 請求項3記載の発明に対応する一実施例を第3実施例と
して、図5、図11を参照して以下に説明する。なお、
図6はカップリング部80近辺の斜視図であり、図11
は歪みセンサー91b,91cの閉極動作時における信
号の一例である。また、第1実施例と同一の部材は同一
の符号を付し、説明は省略する。
【0051】すなわち、本実施例は、第1のカップリン
グ81の係合部の上面に、軸方向に並べられた2つの歪
みセンサー91b,91cが設けられ、これら歪みセン
サー91b,91cは、リード線92及び図示しない現
場中継盤を介して監視手段に接続されている。
【0052】以上のような本実施例においては、カップ
リング部80の連動が正常な場合には、第1のカップリ
ング部81及び第2のカップリング部82の接触面が均
一に接触するため、図11(a)に示すように、歪みセ
ンサー91bの信号のピーク値P2と91cの信号のピ
ーク値P3とは、ほぼ同じ値となる。しかし、回転軸に
傾き等が生じた場合には、接触面が不均一となるため、
図11(b)に示すように、歪みセンサー91bの信号
のピーク値P2′と91cの信号のピーク値P3′との
差が大きくなり、異常発生と診断することができる。
【0053】以上のように、本実施例においては、第1
実施例と同様の効果が得られるとともに、主遮断部2と
抵抗遮断部3とを連動させるカップリング部80の回転
軸の傾きを検出することができるので、これにより稼働
状態についてより精密かつ正確な判断を行うことができ
る。
【0054】(4)第4実施例 請求項4記載の発明に対応する一実施例を第4実施例と
して、図6、図12を参照して以下に説明する。なお、
図6はカップリング部80近辺の斜視図であり、図12
は歪みセンサー91d,91eの閉極動作時における信
号の一例である。また、第1実施例と同一の部材は同一
の符号を付し、説明は省略する。
【0055】すなわち、本実施例は、第1のカップリン
グ81の係合部の上面に歪みセンサー91dが設けら
れ、、第1のレバー61の側面に歪みセンサー91eが
設けられている。これらの歪みセンサー91d,91e
は、リード線92及び図示しない現場中継盤を介して監
視手段に接続されている。
【0056】以上のような本実施例においては、カップ
リング部80の連動が正常な場合には、第1のカップリ
ング部81及び第2のカップリング部82の接触面が均
一に接触するため、図12(a)に示すように、歪みセ
ンサー91dの歪み信号と91eの歪み信号の応答遅れ
時間Tは一定である。しかし、接触面等に変形が生じた
場合には、図12(b)に示すように、応答遅れ時間が
長くなり、異常発生と診断することができる。
【0057】以上のように、本実施例においては、第1
実施例と同様の効果が得られるとともに、第1のレバー
61と第1のカップリング81との歪み信号の応答遅れ
時間のずれを検出することができるので、これにより稼
働状態についてより精密かつ正確な判断を行うことがで
きる。
【0058】(5)第5実施例 請求項5記載の発明に対応する一実施例を第5実施例と
して、図7のカップリング部80近辺の斜視図を参照し
て以下に説明する。なお、第1実施例と同一の部材は同
一の符号を付し、説明は省略する。
【0059】すなわち、本実施例においては、第1のカ
ップリング81の軸方向に穴94が設けられ、この穴9
4の内周に歪みセンサー91fが埋め込まれている。こ
の歪みセンサー91fは、リード線92及び図示しない
現場中継盤を介して監視手段に接続されている。
【0060】以上のような本実施例においては、第1実
施例と同様の作用、効果が得られるとともに、歪みセン
サー91fが第1のカップリング81の内部に埋め込ま
れているので、歪みセンサー91fの周囲が破損や経年
劣化から保護される。したがって、安定した異常監視を
長期的に継続することができる。
【0061】(6)他の実施例 本発明は、以上のような実施例に限定されることはな
く、各部材の数、配置等は適宜変更可能である。特に、
歪みセンサーを設ける数は、自由に増減可能であり、ま
た、第1のカップリング81、第2のカップリング8
2、第1のレバー6a及び第2のレバー6bの歪みが検
出可能な位置ならば、どのような位置に設けてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、主
遮断部と抵抗遮断部を同期させる部材に歪みセンサーを
設けるという構成により、閉極動作時における主遮断部
と抵抗遮断部との連動の信頼性が高く、主遮断部と抵抗
遮断部との連動に異常が発生した場合であっても、その
異常を瞬時に感知可能な抵抗付きガス遮断器を提供する
ことができる。
【0063】また、本発明によれば、歪みセンサーの数
及び配置を工夫することにより、主遮断部と抵抗遮断部
との連動を司る構成部材の歪みを検出することにより、
主遮断部と抵抗遮断部との連動の異常を精密に、かつ正
確に判断することが可能な抵抗付きガス遮断器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抵抗付きガス遮断器の第1実施例にお
ける開極状態を示す断面図である。
【図2】図1のカップリング部近辺の斜視図である。
【図3】図1のカップリング部80の回転軸に垂直な断
面図であり、(A)は主遮断部及び抵抗遮断部の開極状
態、、(B)は抵抗遮断部及び抵抗遮断部の閉極状
態、、(C)は主遮断部の開極状態を示す。
【図4】本発明の第2実施例におけるカップリング部近
辺の斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例におけるカップリング部近
辺の斜視図である。
【図6】本発明の第4実施例におけるカップリング部近
辺の斜視図である。
【図7】本発明の第5実施例におけるカップリング部近
辺の斜視図である。
【図8】従来の抵抗付きガス遮断器の一例における閉極
状態を示す断面図である。
【図9】図8に示した従来例の開極状態を示す断面図で
ある。
【図10】本発明の第1実施例における歪みセンサーの
出力信号の一例を示す図表であり、(a)は正常な場
合、(b)は異常な場合を示す。
【図11】本発明の第3実施例における歪みセンサーの
出力信号の一例を示す図表であり、(a)は正常な場
合、(b)は回転軸が傾いた場合を示す。
【図12】本発明の第4実施例における歪みセンサーの
出力信号の一例を示す図表であり、(a)は正常な場
合、(b)はカップリング部の接触面が変形した場合を
示す。
【符号の説明】
1…容器 2…主遮断部 3…抵抗遮断部 4…抵抗側操作機構 4a、5a…ロッド 5…主操作機構 6c、7c…絶縁ロッド 9…支持絶縁筒 21…パッフアシリンダ 22…可動側接触子 23…絶縁ノズル 24…連結ロッド 25…固定側接触子 26…通電接触子 27…パッフアピストン 28…パッフア室 31…可動側抵抗接触子 31a…フランジ 32…ワイプばね 33…ピストン 34…抵抗体 35…固定側抵抗接触子 36…絶縁ノズル 41…遅延機構 80…カップリング部 81…第1カップリング 82…第2カップリング 83…隙間 91,91a,91b,91c,91d,91e…歪み
センサー 92…リード線 P1,P2,P3…正常な場合の信号のピーク値 P1′,P2′,P3′…異常が発生した場合の信号の
ピーク値 T,T′…応答遅れ時間 Hm…開極状態での可動側接触子22と固定側接触子2
5との距離 Hr…閉極状態での可動側抵抗接触子26と固定側抵抗
接触子35との距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスを封入した容器内に収容され、
    固定接触子に可動接触子を接離して開閉極を行う主遮断
    部及び抵抗遮断部と、前記容器外部に設けられ、前記主
    遮断部及び前記抵抗遮断部における可動接触子を駆動す
    る主操作機構及び抵抗側操作機構と、前記主操作機構の
    駆動力を回動により前記主遮断部に伝える第1のレバー
    と、前記抵抗側操作機構の駆動力を回動により前記抵抗
    遮断部に伝える第2のレバーと、前記主操作機構及び前
    記抵抗側操作機構に接続され、前記主遮断部の開極動作
    よりも所定の時間遅れて前記抵抗遮断部の開極動作を行
    う遅延機構とを備えた抵抗付きガス遮断器において、 前記第1のレバー及び前記第2のレバーは、互いの回転
    軸が同軸となるように並列に配置され、 前記第1のレバー及び前記第2のレバーが、閉極動作時
    には一体に回転し、開極動作時には独立に回転可能とな
    るように、前記第1のレバー及び前記第2のレバーに第
    1のカップリング及び前記第2のカップリングが互いに
    接離可能に設けられ、 開極時における前記主遮断部における可動接触子と固定
    接触子との間の距離が前記抵抗遮断部における可動接触
    子と固定接触子との間の距離よりも長く設定され、 前記第1のレバー、前記第2のレバー、前記第1のカッ
    プリング及び前記第2のカップリングのうち少なくとも
    いずれか一つに、歪みセンサーが設けられ、 前記歪みセンサーには、前記歪みセンサーからの信号に
    基づいて、前記主遮断部及び前記抵抗遮断部の動作が異
    常か否かを判断する監視手段が接続されていることを特
    徴とする抵抗付きガス遮断器。
  2. 【請求項2】 前記歪みセンサーが、前記第1のカップ
    リング及び前記第2のカップリングの双方に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の抵抗付きガス遮断
    器。
  3. 【請求項3】 前記第1のカップリング又は前記第2の
    カップリングに、前記歪みセンサーが前記回転軸方向に
    複数配設されていることを特徴とする請求項1記載の抵
    抗付きガス遮断器。
  4. 【請求項4】 前記歪みセンサーが、前記第1のレバー
    及び前記第1のカップリングの双方に又は前記第2のレ
    バー及び前記第2のカップリングの双方に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の抵抗付きガス遮断
    器。
  5. 【請求項5】 前記第1のカップリング又は前記第2の
    カップリングに前記回転軸方向の穴が形成され、 前記穴の内周に前記歪みセンサーが設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の抵抗付きガス遮断器。
JP8050595A 1995-04-05 1995-04-05 抵抗付きガス遮断器 Pending JPH08279324A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013513416A (ja) * 2009-12-14 2013-04-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 回転可能な部材を有する装置

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